JP3213498B2 - 多孔壁を備えた燃焼室 - Google Patents

多孔壁を備えた燃焼室

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JP3213498B2
JP3213498B2 JP30746794A JP30746794A JP3213498B2 JP 3213498 B2 JP3213498 B2 JP 3213498B2 JP 30746794 A JP30746794 A JP 30746794A JP 30746794 A JP30746794 A JP 30746794A JP 3213498 B2 JP3213498 B2 JP 3213498B2
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ミシエル・アンドレ・アルベール・デゾールテイ
ドウニ・ジヤン・モーリス・サンドウリ
ピエール・マリー・ビクトール・エミル・シユロエ
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ソシエテ・ナシオナル・デテユード・エ・ドウ・コンストリユクシオン・ドウ・モトール・ダヴイアシオン、“エス.エヌ.ウ.セ.エム.アー.”
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R3/00Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
    • F23R3/002Wall structures
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
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    • F05B2200/30Mathematical features miscellaneous
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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ターボジェットエンジンの燃焼室
の壁や、再熱管の熱防御ライナの冷却用に使われている
従来の既知の技術のうちで、多数穿孔による冷却技術が
広く使用されている。
【0002】
【従来の技術】この技術は、空気を、より広く言えば比
較的冷たい助燃物を、冷却したい壁に開けた多数の小さ
な貫通孔を通して流すものである。
【0003】最適化された冷却通気量を得るため、そう
した貫通孔で形成される格子は、一般に図1に示した格
子となる。
【0004】この通称「通常格子」に対して、(燃焼室
出口の)局所的冷却風量は不均一であり、穴の位置の関
数として周期的に変動するが、これは穴がエンジンの軸
にそって空気の流れと平行に並んでいるからであり、最
大風量は当然、穴の縦列の下流に位置している。
【0005】さらに、ターボジェットエンジンの燃焼室
および熱防御ライナは金属板のケーシングを併置するこ
とで作製されており、またケーシングは金属板を丸めて
から溶接することで作製されている。このケーシングを
作製するために準備された金属板は、それの各辺が直角
に切断されており、このことがケーシングの上流端と下
流端に直交し、従ってエンジン軸と冷却空気の流れに平
行する溶接線を避けられなくしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】こうしたケーシングを
冷却する必要から多数穿孔を行うとき、貫通孔位置のわ
ずかなずれが原因で、軸方向の貫通孔列が溶接線の領域
内で加工されてしまうことがしばしばあるが、これはケ
ーシングの機械的強度にとって有害である。その溶接線
に対応する軸方向の貫通孔列を削除することもできる
が、しかしそれは、円周面内に後流を発生させることを
目的としたものであって、燃焼室出口において有害であ
る。
【0007】最後に、ターボジェットエンジンの燃焼室
の中央部において温度は燃焼室の底板と出口の間で変化
する。燃焼室を構成しているケーシングは、一般に内側
ケーシングは円錐形であり、外側ケーシングは円筒形で
ある。これらのケーシングの多数穿孔による冷却は、燃
焼室内で支配的な別々の温度に対して適応しなければな
らない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以下のことを提
案する。
【0009】‐貫通孔列の位置を次々とずらすことで、
冷却風量の均一化を改善する。
【0010】‐溶接線を冷却空気の流れに対して斜めに
配置する。
【0011】‐ケーシングの通気量の軸方向変化。
【0012】従って本発明は対称軸を有する燃焼室、と
りわけターボエンジンの燃焼室に関するものであり、燃
焼室は少なくとも1つの軸方向壁と、底板とで取り囲ま
れ、軸方向壁は多数の貫通孔をそなえ、その貫通孔は
「多数穿孔」を形成し、その多数穿孔はとりわけ前記軸
方向壁の冷却流体を通すためのものであり、また底板は
前記対称軸に対して直交しており、また冷却流体の流れ
の全体方向に関して上流に位置しており、また燃焼室は
下流出口を備えており、前記貫通孔は所定の共通直径を
持ち、また上流から下流に向けて交互に偶数番貫通孔列
と奇数番貫通孔列という形に配列され、それぞれの列は
前記対称軸にほぼ直交しており、何列かの奇数番貫通孔
列は縦方向の第1主曲線にそって並んでおり、第1主曲
線は場合によっては直線であり、同様に何列かの偶数番
貫通孔列は第2主曲線にそって並んでおり、第2主曲線
も場合によっては直線であるが、各第1主曲線、並びに
各第2主曲線は冷却流体の流れの全体方向に対して主傾
斜を呈している。
【0013】本発明によれば、冷却流体の流れの全体方
向に平行し、しかも1番目の奇数番目の列、並びに偶数
番目の列に属する1番目の穴の軸を通る直線と、前記1
番目の列のすぐ隣の同じ2番目の各列との交点に対し
て、前記2番目の各列に属し、しかも1番目の穴の軸が
置かれている第1主曲線、並びに第2主曲線上に位置し
ている2番目の穴の軸が前記交点からある距離だけずれ
ており、その距離は穴の前記共通直径の0.5から1倍
であり、このずれが上記主傾斜を実現している。
【0014】以下の有利な各配列を採用すれば、さらに
好ましい。
【0015】‐何列かの穴を副曲線にそって並べ、その
副曲線は場合によっては直線とし、一方、前記軸方向壁
は少なくとも2つ以上の縁を含み、その縁はそれぞれが
上流から下流に向けて延びており、またそれらは2つづ
つ溶接継手によって結合され、前記溶接継手は前記副曲
線と平行して延びている。
【0016】‐前記溶接継手は、2つの前記副曲線の間
の、貫通孔が存在しない壁の領域内に延びている。
【0017】‐溶接継手は1本の結合曲線にそって延び
ており、その結合曲線は前記副曲線と平行しており、し
かもほぼ等距離にあり、またその結合曲線はすぐ隣の副
曲線のそれぞれからある距離だけ離れているが、その距
離を隣り合った2つの副曲線を隔てている距離と等しく
する。
【0018】‐貫通孔密度を、底板から出口に向かって
進むにつれて減少させるが、列ごとの貫通孔の個数はほ
ぼ一定とし、また前記第1主曲線、並びに第2主曲線は
連続とし、一方、前記軸方向壁を円錐台形とし、また同
じ列の2つの貫通孔を隔てている距離を、隣り合う2つ
の列、つまり一方の偶数番目の列と、他方の奇数番目の
列とを隔てている距離で割ったときの比を一定になるよ
うにする。
【0019】‐貫通孔密度を、底板から出口に向かって
進むにつれて減少させるが、列ごとの貫通孔の個数はほ
ぼ一定とし、また前記第1主曲線、並びに第2主曲線は
連続とし、一方、前記軸方向壁を円筒形とし、また同じ
列の2つの貫通孔を隔てている距離を、隣り合う2つの
列、つまり一方の偶数番目の列と、他方の奇数番目の列
とを隔てている距離で割ったときの比を出口から底板に
向かって増大させ、前記の比を好ましくはせいぜい0.
3に等しくする。
【0020】本発明の主な利点は、燃焼室の壁の冷却均
一性が向上すること、および燃焼効率の向上が得られる
ことにある。
【0021】
【実施例】本発明は、以下に例として与える実施例の説
明によってよりよく理解され、また二次的特徴やその利
点も明かとなる。
【0022】図面の説明は参考のために与えたものであ
り、限定するためのものでないことを理解されたい。
【0023】以下の付属図面を参照する。
【0024】まず初めに、本発明の範囲は、高温が支配
しているあらゆる空間を取り囲んだ壁から成る多数穿孔
状態の設備を包含すること、またターボジェットエンジ
ンの本来の意味での燃焼室を対象としていること、さら
にまた、高温を生じる燃焼が実現される再燃焼室をも対
象としていること、あるいは類似の空間を対象としてい
ることを示すのが適当である。
【0025】図1は、軸方向壁1を示し、この壁は例え
ば対称軸2に関して円筒形をしており、対称軸2は燃焼
室の底板3と、燃焼室の下流出口との間に延びており、
底板3は壁1の冷却流体の流れの全体方向4に関して上
流に位置しており、また下流出口は平面S内に含まれ、
壁1は一般に第2の軸方向壁によって補完されており、
底板3も一緒に協力して環状燃焼空間を取り囲んでい
る。
【0026】既知の技術によれば、壁1には多数の小さ
な穴が貫通しており、その穴を通して冷却流体、同じく
助燃物、そして一般には圧搾空気が燃焼室の空間内に入
り込み、その際に前記の壁を冷却する。こうした穴の口
5は、順に並んだ列R1、R2、R3、R4、等々に分
かれており、それぞれの列は軸2に垂直な、つまりは軸
2に平行な冷却流体の流れ方向4に対しても垂直な横平
面内にほぼ含まれている。これらの列は上流から下流に
向かって、奇数番目の列R1の次に偶数番目の列R2が
来て、続いてR2の次に奇数番目の列R3が来るという
ように交互に並んでいる。さらに、穴5は互い違いに配
列され、つまりあるものは、流れ方向4に平行する第1
主曲線CP1にそって並んでおり、残りのあるものは、
同じく流れ方向4に平行する第2主曲線CP2にそって
並んでおり、それらの主曲線は互いの間に挾まってお
り、つまり曲線CP2は2本の曲線CP1の間に挾まっ
ており、またその逆にCP1はCP2の間に挾まってい
る。軸2に関してほぼ円筒形の壁1から成る図示した集
合体では、曲線CP1およびCP2は直線である。これ
らの曲線CP1、CP2は出口の平面Sで途切れてい
る。穴5は互い違いに配列されていること、および平面
Sは軸2に対して垂直であるという理由から、最後から
2番目の貫通孔列と最後の貫通孔列(平面Sに最も近い
2つの列)の貫通孔5は、平面Sから異なった距離にあ
り、従って平面Sに最も近い貫通孔5が位置している主
曲線の途絶点P2のほうが、そうでない主曲線の途絶点
P1より冷却効率が高い。壁1に注目した平面Sの温度
Tは、値T2と、値T2より高い値T1の間で変動し、
これは点P1、P2の横座標Yの関数となる。平面P内
でこの温度を一定にするように努めることは明らかに望
ましい。そのために、図2の配列を推奨する。
【0027】本発明によるこの配列内には、奇数番目の
列R1、R3、R5、....と偶数番目の列R2、R
4、R6、...、またさらに、第1主曲線CP1と第
2主曲線CP2がある。穴5の軸A5は、これらの主曲
線と、これらの列との交点に配置されている。これらの
列はそれぞれが、冷却流体の流れの全体方向4に垂直な
横平面内で連続である。一方、主曲線CP1とCP2は
方向4に対して浅く傾いており、つまりは方向4に平行
で、奇数番号の1番目の列R1と、偶数番号の1番目の
列R2とに属する各穴5の軸A5を通る各直線L4に対
しても浅く傾いている。この小さな傾きにより、ある列
の穴5が、同じ順序(偶数または奇数)で数えて前記の
列の一つ手前の列、および一つ後ろの列に対して変位す
る結果となる。このようにして、 ‐(奇数番号で2番目の列である)列R3の穴A5の軸
A5は、交点A305に対してE305だけ位置がずれ
ており、交点A305はこの列R3が直線L4と交わる
点であり、直線L4は(奇数番号で1番目の列である)
列R1の穴5の軸A5を通っており、またこの位置ずれ
E305が、直線L4に対する曲線CP1の傾きを規定
しており、曲線CP1上には上述の2つの軸A5が配置
されている。
【0028】‐位置ずれE405はE305に等しく、
この位置ずれも同様に、(偶数番号の2番目の列であ
る)列R4の穴5の軸A5と、交点A405との間に存
在しており、A交点405はこの列R4が直線L4と交
わる点であり、直線L4は(偶数番号の1番目の列であ
る)列R2の穴A5の軸A5を通り、曲線CP2は上述
の2つの軸A5を通り、また穴5のすべての軸A5を載
せているが、それらの軸はこの曲線上で傾いている。
【0029】‐ずれE305およびE405は値として
次のようになる。
【0030】 0.5 x D5<E305<1 x D5、および 0.5 x D5<E405<1 x D5 D5は穴5の共通直径である。
【0031】‐他方で、(偶数番目または奇数番目の)
列の穴5の軸A5は、直前の列の2つの軸A5から等距
離の位置A205に対して、同様にずれE205を持つ
ことができ、これは手前のずれE305およびE405
のそれぞれの半分である。
【0032】直線L4に対する曲線CP1およびCP2
の傾きはわずかであるが、しかしそれでも平面S内で影
響部の重なりを引き起こし、これが図1の温度T1およ
びT2のむらを除去するか、少なくとも減少させる。
【0033】図3に補足的配列を示す。ここで注目され
るのは第1および第2主曲線CP1およびCP2であ
り、これらは図2と同じく流れ方向4に対して浅い傾斜
を呈している。しかしこれらの曲線に載っている穴5の
軸A5はさらに、平行する副曲線(ここでは直線)CS
にそって並んでおり、この副曲線は流れ方向4に対して
著しく傾いている。壁1は、1枚または複数枚の金属板
を円筒状に巻くことで形成されており、そうするため
に、その金属板の境界をなしている2つの縁B1、B2
を接近させ、そこを溶接6することで組み立てられてい
る。縁B1、B2はでたらめに位置しているのではな
く、曲線CSに平行であり、また実際は、最も近い曲線
CSから距離DB1およびDB2のところに位置してお
り、この距離は隣り合った2本の副曲線CSを隔ててい
る距離DCSに等しくしてある。さらに、縁B1、B2
の領域において、壁1は穴5を有していない。このよう
に、溶接6の領域において、壁1が貫通孔によって弱め
られることはない。しかも、副曲線CSは流れ方向4に
対して主曲線とは別の向きに大きく傾いているので、平
面S内で重大な不連続が生じるのを回避する。こうした
不連続は、それが穴5を通り抜ける冷却用助燃物の流れ
の冷却効率に関係するだけに厄介である。
【0034】図2に戻ると、円周ピッチPCを、同じ列
の隣り合った2つの穴5の軸A5を隔てている距離とし
て定義し、また軸方向ピッチPAを、隣り合った2つの
列(偶数番目の列と奇数番目の列)を隔てている距離と
して定義することが可能である。
【0035】本発明によれば、穴5の密度は、また同じ
く壁1の通気量は、考慮している壁の領域が燃焼室の底
板3から隔たるにつれて徐々に減少する。
【0036】以下の原則を採用するのが望ましい。
【0037】‐軸方向壁1が軸2に関してほぼ円錐台の
形をしている場合には、円周ピッチを軸方向ピッチで割
った比PC/PAをほぼ一定とする。
【0038】‐軸方向壁1が軸2に関してほぼ円筒形を
している場合には、比PC/PAを、平面Sに含まれる
出口から燃焼室の底板3に向かって増加させる。
【0039】‐比PC/PAを、全体にわたって少なく
とも0.3に等しくする。
【0040】‐さらに、前述の2つの形態、つまり円錐
台形の壁および円筒形の壁において、列ごとの穴5の個
数をほぼ一定にし、第1および第2主曲線CP1および
CP2をなおかつほぼ連続にする。
【0041】図4の各曲線は、底板3と出口の平面Sの
間で、壁1の通気量PERMを軸方向距離Xの関数とし
て表している。実線で示した曲線PERM/Aは通気量
がほぼ一定の値PERM3であることを表し、この値は
燃焼室の底板3の領域における壁1の通気量に等しい。
曲線PERM/Aは本発明以前の既知の形態に対応して
いる。破線で示した曲線PERM/Bは、本発明による
壁1の通気量の値を表しているが、この値は出口の平面
Sの領域におけるこの壁の通気量の下限値PERMS
と、燃焼室の底板3の領域における通気量の上限値PE
RM3との間で変化する。
【0042】図5の各曲線は、平面Sの出口を通過する
ガスの温度TSの変化を、軸2からの半径距離Hの関数
として表している。本発明以前、この温度はTS2から
TS1まで変化し、距離Hをその最小値H1から最大値
H2まで変化させたとき、再びTS2に等しくなった
(実線で示した曲線TSA)。破線で示した曲線TSB
は、温度TSがTSM(平均値)に等しいほぼ一定の値
をとることを表しており、これは本発明による壁1を採
用したことに対応している。
【0043】本発明による各配列は次のような利点を持
つ。それらの配列は協力して、とりわけ軸方向壁1の影
響を受けやすい領域において、均一な温度分布を獲得す
るのに役立ち、また溶接Sの領域も含めて、温度ピーク
を減少させ、または除去し、そして最後に壁1の寿命の
増加と燃焼効率の向上を達成し、最大許容温度を高める
ことができた。
【0044】本発明は、説明した実施例だけに限られる
のではなく、その範囲や趣旨から逸脱することなく提供
することのできるあらゆる変形例を網羅するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】多数穿孔の一例を示し、前記多数穿孔のすぐ下
流の温度のグラフを補ってある。
【図2】本発明による燃焼室の壁が備えている多数穿孔
を示す。
【図3】図2の壁の補完的外観を示す。
【図4】従来の既知の技術に従った、および本発明に従
った燃焼室内の温度変化、および多数穿孔の通気量の変
化を示すグラフである。
【図5】従来の既知の技術に従った、および本発明に従
った燃焼室内の温度変化、および多数穿孔の通気量の変
化を示すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 ドウニ・ジヤン・モーリス・サンドウリ フランス国、77370・ナンジ、デユボ ワ・1・アー (72)発明者 ピエール・マリー・ビクトール・エミ ル・シユロエ フランス国、91800・ブリユノワ、ア レ・デ・シユブルイユ、2 (56)参考文献 特開 昭61−231330(JP,A) 特開 平5−87339(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23R 3/06 F02C 7/18 F23R 3/42

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対称軸(2)を有する燃焼室、とりわけ
    ターボエンジンの燃焼室において、その燃焼室が少なく
    とも1つの軸方向壁(1)と底板(3)によって取り囲
    まれ、軸方向壁が、とりわけ前記軸方向壁の冷却流体を
    通過させるための「多数穿孔」を構成する多数の貫通孔
    (5)を備え、また底板(3)が対称軸に対して垂直に
    交わり、また冷却流体の流れの全体方向(4)に関して
    上流に位置しており、また燃焼室が下流出口(3)を持
    っており、前記貫通孔(5)が所定の共通直径(D5)
    を持っており、しかも上流から下流に向けて交互に偶数
    番目の貫通孔列(R2、R4、...)と奇数番目の貫
    通孔列(R1、R3、...)に配列されており、各列
    が対称軸(2)に対してほぼ直交しており、何列かの奇
    数番目の列(R1、R3、...)の貫通孔(5)が縦
    方向の第1主曲線(CP1)にそって並べられ、この第
    1主曲線は場合によっては直線であり、同様に何列かの
    偶数番目の列(R2、R4、...)の貫通孔(5)が
    縦方向の第2主曲線(CP2)にそって並べられ、この
    第2主曲線も場合によっては直線であり、各第1主曲線
    (CP1)並びに各第2主曲線(CP2)が冷却流体の
    流れの全体方向(4)に対してある主傾斜を呈している
    ような燃焼室であって冷却流体の流れの全体方向(4)
    に平行で、しかも1番目の奇数番目の列(R1)並びに
    1番目の偶数番目の列(R2)に属する1番目の各貫通
    孔(5)の軸(A5)を通る直線(L4)と、同じ順序
    で数えて前記1番目の各列のすぐ隣の2番目の列(R
    3、R4)との交点(A305、A405)に関して、
    前記2番目の各列(R3、R4)に属し、しかも1番目
    の貫通孔の軸が置かれている第1主曲線(CP1)上、
    並びに第2主曲線(CP2)上に位置する2番目の貫通
    孔の軸(A5)が、前記交点から、貫通孔(5)の前記
    共通直径(D5)の0.5倍から1倍の範囲内にある、
    ある距離(E305、E405)だけずれており、この
    ずれが前記の主傾斜を実現していることを特徴とする燃
    焼室。
  2. 【請求項2】 副曲線(CS)にそってさらに何列かの
    貫通孔(5)が並べられており、この副曲線も場合によ
    っては直線であり、一方、前記軸方向壁(1)が少なく
    とも2つ以上の縁(B1、B2)を含み、それぞれの縁
    が上流(3)から下流(S)に向かって延び、かつ2つ
    ずつ溶接継手(6)によって結合されており、前記溶接
    継手(6)が前記副曲線(CS)のいずれかと平行に延
    びていることを特徴とする請求項1に記載の燃焼室。
  3. 【請求項3】 前記溶接継手(6)が、2つの前記副曲
    線(CS)の間の、貫通孔が存在しない壁の領域内に延
    びていることを特徴とする請求項2に記載の燃焼室。
  4. 【請求項4】 溶接継手(6)が接合曲線に沿って延び
    ており、その接合曲線は副曲線(CS)と平行であり、
    しかもほぼ等距離(DB1、DB2)にあり、つまりそ
    の接合曲線はすぐ隣の副曲線(CS)のそれぞれから、
    隣り合う2本の副曲線(CS)を隔てる距離(DCS)
    に等しいある距離(DB1、DB2)だけ離れてことを
    特徴とする請求項2または3のいずれか一項に記載の燃
    焼室。
  5. 【請求項5】 貫通孔密度は、底板(3)から出口
    (S)に向かって進むに従って減少するが、列ごとの貫
    通孔(5)の個数はほぼ一定であり、また前記第1並び
    に第2主曲線(CP1、CP2)は連続であり、一方、
    軸方向壁(1)は円錐台の形をしており、また同じ各列
    (R1、R2)の隣り合う2つの貫通孔(5)を隔てて
    いる距離(PC)を、隣り合う2つの列(R1、R
    2)、つまり一方は偶数番目の列、他方は奇数番目の列
    を隔てている距離(PA)で割ったときの比(PC/P
    A)が一定であることを特徴とする請求項1から4のい
    ずれか一項に記載の燃焼室。
  6. 【請求項6】 貫通孔密度は、底板(3)から出口
    (S)に向かって進むに従って減少するが、列ごとの貫
    通孔(5)の個数はほぼ一定であり、また前記第1並び
    に第2主曲線(CP1、CP2)は連続であり、一方、
    前記軸方向壁は円筒形をしており、同じ列(R1、R
    2)の隣り合う2つの貫通孔(5)を隔てている距離
    を、隣り合う2つの列(R1、R2)、つまり一方の偶
    数番目の列と、他方の奇数番目の列とを隔てている距離
    (PA)で割ったときの比(PC/PA)が、出口
    (S)から底板(3)に向かって増加することを特徴と
    する請求項1から4までのいずれか一項に記載の燃焼
    室。
  7. 【請求項7】 前記の比(PC/PA)が少なくとも
    0.3に等しいことを特徴とする請求項6に記載の燃焼
    室。
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