JP3213449B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
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- JP3213449B2 JP3213449B2 JP19629393A JP19629393A JP3213449B2 JP 3213449 B2 JP3213449 B2 JP 3213449B2 JP 19629393 A JP19629393 A JP 19629393A JP 19629393 A JP19629393 A JP 19629393A JP 3213449 B2 JP3213449 B2 JP 3213449B2
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- cooling
- magnetron
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波加熱装置に関す
るものである。。
るものである。。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子レンジは特開平4−
48121号公報に示されている。このものは、キャビ
ティ内にマイクロ波を供給するマグネトロンや、該マグ
ネトロンに電力を供給する高圧トランスには、加熱動作
時、高電圧がかかり、高電流が流れるので発熱量が多く
大変高温となり、熱破壊を起こしかねないので、筐体の
背面板に吸気口を穿設し、該吸気口付近に冷却ファン
と、該ファンを回転するモータを固定している。
48121号公報に示されている。このものは、キャビ
ティ内にマイクロ波を供給するマグネトロンや、該マグ
ネトロンに電力を供給する高圧トランスには、加熱動作
時、高電圧がかかり、高電流が流れるので発熱量が多く
大変高温となり、熱破壊を起こしかねないので、筐体の
背面板に吸気口を穿設し、該吸気口付近に冷却ファン
と、該ファンを回転するモータを固定している。
【0003】前記モータは、背面板の吸気口付近を後方
に絞り出し、その部分に結んだ線が水平となる位置に固
定部を2ケ所設け、該固定部に取り付け用固定脚2本を
固定している。
に絞り出し、その部分に結んだ線が水平となる位置に固
定部を2ケ所設け、該固定部に取り付け用固定脚2本を
固定している。
【0004】従って、モータの固定脚は水平に並んで背
面板に取り付けられることになる。
面板に取り付けられることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記モ
ータの固定脚は背面板に水平に取り付けられているた
め、高周波加熱装置の運搬中や設置時、落下などによる
上下方向の衝撃を受けたとき、モータや冷却ファンに上
下方向に力が加わり、例えば落下の際の衝撃では、モー
タの固定脚や固定脚を取り付けている背面板では、下向
きの力がかかって変形が生じ、冷却ファンの送風方向が
設計時の方向より下側を送風することになり、マグネト
ロンや高圧トランスを充分冷却できないことが生じる。
ータの固定脚は背面板に水平に取り付けられているた
め、高周波加熱装置の運搬中や設置時、落下などによる
上下方向の衝撃を受けたとき、モータや冷却ファンに上
下方向に力が加わり、例えば落下の際の衝撃では、モー
タの固定脚や固定脚を取り付けている背面板では、下向
きの力がかかって変形が生じ、冷却ファンの送風方向が
設計時の方向より下側を送風することになり、マグネト
ロンや高圧トランスを充分冷却できないことが生じる。
【0006】本発明は、斯る課題を解決するものであ
る。
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の課題を解決する
ための手段は、背面板に複数の吸気口を有する筐体内に
設けた加熱室と、該加熱室内にマイクロ波を供給するマ
グネトロンと、該マグネトロンに駆動電源を供給する高
圧トランスと、前記マグネトロンと前記高圧トランスと
を冷却する冷却装置とを備えるものにおいて、前記背面
板には、段部を間に挟んで前記筐体から外方向に絞り出
した二つの座押し部と、結んだ線が水平方向に対して略
45°傾くように前記各座押し部に一つづつ設けられた
固定部とを備え、また冷却装置は、冷却風を送風する冷
却ファンと、該冷却ファンを回転するファンモータと、
前記固定部に該ファンモータを固定する2本の固定脚と
を備えた構成である。
ための手段は、背面板に複数の吸気口を有する筐体内に
設けた加熱室と、該加熱室内にマイクロ波を供給するマ
グネトロンと、該マグネトロンに駆動電源を供給する高
圧トランスと、前記マグネトロンと前記高圧トランスと
を冷却する冷却装置とを備えるものにおいて、前記背面
板には、段部を間に挟んで前記筐体から外方向に絞り出
した二つの座押し部と、結んだ線が水平方向に対して略
45°傾くように前記各座押し部に一つづつ設けられた
固定部とを備え、また冷却装置は、冷却風を送風する冷
却ファンと、該冷却ファンを回転するファンモータと、
前記固定部に該ファンモータを固定する2本の固定脚と
を備えた構成である。
【0008】
【作用】即ち、背面板に段部を間に挟んで前記筐体から
外方向に絞り出した二つの座押し部を設けているので、
背面板に衝撃が加えられて該背面板が容易に変形するこ
とがない。また結んだ線が水平方向に対して略45°傾
くように前記各座押し部に一つづつ固定部を設けて上下
方向に、また左右方向に対しても、固定脚が前後にずれ
るようにしてファンモータの固定脚を固定するので、且
つ、ファンモータに上下、左右方向に力が加わっても、
一方の脚がつっかえになるので、上下、左右方向にかか
る力に対して、耐える力が大きくなるものである。
外方向に絞り出した二つの座押し部を設けているので、
背面板に衝撃が加えられて該背面板が容易に変形するこ
とがない。また結んだ線が水平方向に対して略45°傾
くように前記各座押し部に一つづつ固定部を設けて上下
方向に、また左右方向に対しても、固定脚が前後にずれ
るようにしてファンモータの固定脚を固定するので、且
つ、ファンモータに上下、左右方向に力が加わっても、
一方の脚がつっかえになるので、上下、左右方向にかか
る力に対して、耐える力が大きくなるものである。
【0009】
【実施例】図1乃至図3に基づいて本発明の実施例を説
明する。
明する。
【0010】1は左右側壁と天板とを有し、側壁に鎧戸
によりカバーした吸排気口2を設けた金属製フレーム、
3は加熱食品を出し入れするために取手4を持って開閉
する前面に設けたドア、5は加熱開始用のスタートスイ
ッチ6を含む操作部である。
によりカバーした吸排気口2を設けた金属製フレーム、
3は加熱食品を出し入れするために取手4を持って開閉
する前面に設けたドア、5は加熱開始用のスタートスイ
ッチ6を含む操作部である。
【0011】7はフレーム1の後方に取り付けられる後
面板、8はフレーム1の左右側壁端部に取り付けられる
底面板、9は底面板8の下部に取り付けられ、高周波加
熱装置本体を支持する脚部である。
面板、8はフレーム1の左右側壁端部に取り付けられる
底面板、9は底面板8の下部に取り付けられ、高周波加
熱装置本体を支持する脚部である。
【0012】前記フレーム1、背面板7、底面板8によ
り筐体が構成されている。10は前記筐体内に配置さ
れ、食品を前記ドア3を開閉して収納する加熱室、11
は加熱室10内にマイクロ波を供給するマグネトロン、
12は該マグネトロン11に電力を供給する高圧トラン
ス、13は前記マグネトロン11及び高圧トランス12
を冷却する冷却装置、14は該冷却装置13でマグネト
ロン11を冷却した後の冷却風を加熱室10内に導く送
風ダクトである。
り筐体が構成されている。10は前記筐体内に配置さ
れ、食品を前記ドア3を開閉して収納する加熱室、11
は加熱室10内にマイクロ波を供給するマグネトロン、
12は該マグネトロン11に電力を供給する高圧トラン
ス、13は前記マグネトロン11及び高圧トランス12
を冷却する冷却装置、14は該冷却装置13でマグネト
ロン11を冷却した後の冷却風を加熱室10内に導く送
風ダクトである。
【0013】該冷却装置13は、冷却風を送風する送風
ファン15と、該送風ファン15を回転するファンモー
タ16と、該ファンモータ16の両側に取り付けられた
固定脚17a、bを備えている。
ファン15と、該送風ファン15を回転するファンモー
タ16と、該ファンモータ16の両側に取り付けられた
固定脚17a、bを備えている。
【0014】前記背面板7には、鎧戸でカバーした吸気
口群18、19が設けられ、該吸気口群18、19には
夫々周囲を筐体から外方向に絞り出し、その間に段部2
2を形成して座押し部20、21を設け、背面板7の補
強を行っている。
口群18、19が設けられ、該吸気口群18、19には
夫々周囲を筐体から外方向に絞り出し、その間に段部2
2を形成して座押し部20、21を設け、背面板7の補
強を行っている。
【0015】前記座押し部20は下部の段部22近傍に
吸気口を設けず、加熱室10側の下部コーナー部付近
に、ファンモータ16の固定脚17aをネジにて固定す
る固定部23aを設けている。また、前記座押し部21
は上部の段部22近傍に吸気口を設けず、フレーム1の
側壁側の上部コーナー部付近に、ファンモータ16の固
定脚17bをネジにて固定する固定部23bを設けてい
る。尚、前記固定部23aと23bは、この間を結んだ
線が水平方向から略45℃傾くような位置に設けられて
いる。
吸気口を設けず、加熱室10側の下部コーナー部付近
に、ファンモータ16の固定脚17aをネジにて固定す
る固定部23aを設けている。また、前記座押し部21
は上部の段部22近傍に吸気口を設けず、フレーム1の
側壁側の上部コーナー部付近に、ファンモータ16の固
定脚17bをネジにて固定する固定部23bを設けてい
る。尚、前記固定部23aと23bは、この間を結んだ
線が水平方向から略45℃傾くような位置に設けられて
いる。
【0016】斯る構成において、固定部23a、bに固
定脚17a、bを固定したとき、例えば運搬中や設置中
に落下させてしまって上下方向から、また左右方向から
衝撃が加わっても、一方の固定脚がファンモータ16の
移動に対してつっかえ棒のように働き、また他方の固定
脚はファンモータ16が離れていかないように引っ張る
ように働いている。
定脚17a、bを固定したとき、例えば運搬中や設置中
に落下させてしまって上下方向から、また左右方向から
衝撃が加わっても、一方の固定脚がファンモータ16の
移動に対してつっかえ棒のように働き、また他方の固定
脚はファンモータ16が離れていかないように引っ張る
ように働いている。
【0017】このように上下左右から衝撃を受けても固
定脚に同様な働きをさせるために、固定部23a、bを
結んだ線が水平方向から略45℃としている。
定脚に同様な働きをさせるために、固定部23a、bを
結んだ線が水平方向から略45℃としている。
【0018】また、固定脚17a、bは、座押し部20
には固定部23aを、座押し部21には固定部23bを
設け、固定部23aにはファンモータ16の固定脚17
aを、また固定部17bには固定脚23bを取り付けて
いる。即ち、ファンモータ16は、段部22をまたいで
各座押し部20、21の固定部23a、bに固定するこ
とになる。
には固定部23aを、座押し部21には固定部23bを
設け、固定部23aにはファンモータ16の固定脚17
aを、また固定部17bには固定脚23bを取り付けて
いる。即ち、ファンモータ16は、段部22をまたいで
各座押し部20、21の固定部23a、bに固定するこ
とになる。
【0019】従って、段部22により衝撃を受けても背
面板7が変形しにくくなり、送風ファン15の送風方向
がそれにより変わることがなくなる。
面板7が変形しにくくなり、送風ファン15の送風方向
がそれにより変わることがなくなる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、背面板に段部を間に挟
んで前記筐体から外方向に絞り出した二つの座押し部を
設けているので、背面板に衝撃が加えられて該背面板が
容易に変形することがない。更に、略45°に傾かせて
ファンモータの固定脚を背面板の座押し部に取り付けた
ので、上下左右から衝撃を受けても冷却ファンの送風方
向は変わらず、使用に際して支障の発生を防止するもの
である。
んで前記筐体から外方向に絞り出した二つの座押し部を
設けているので、背面板に衝撃が加えられて該背面板が
容易に変形することがない。更に、略45°に傾かせて
ファンモータの固定脚を背面板の座押し部に取り付けた
ので、上下左右から衝撃を受けても冷却ファンの送風方
向は変わらず、使用に際して支障の発生を防止するもの
である。
【図1】本発明の電子レンジの外観図である。
【図2】図1中のA−A’断面図である。
【図3】背面図の部分拡大図である。
【図4】冷却装置を固定した背面図の部分拡大図であ
る。
る。
1 フレーム 7 背面板 8 底面板 13 冷却装置 15 冷却ファン 16 ファンモータ 17a、b 固定脚 20、21 吸気口 23a、b 固定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/02
Claims (1)
- 【請求項1】 背面板に複数の吸気口を有する筐体内に
設けた加熱室と、該加熱室内にマイクロ波を供給するマ
グネトロンと、該マグネトロンに駆動電源を供給する高
圧トランスと、前記マグネトロンと前記高圧トランスと
を冷却する冷却装置とを備えるものにおいて、前記背面
板には、段部を間に挟んで前記筐体から外方向に絞り出
した二つの座押し部と、結んだ線が水平方向に対して略
45°傾くように前記各座押し部に一つづつ設けられた
固定部とを備え、また冷却装置は、冷却風を送風する冷
却ファンと、該冷却ファンを回転するファンモータと、
前記固定部に該ファンモータを固定する2本の固定脚と
を備えたことを特徴とする高周波加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19629393A JP3213449B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19629393A JP3213449B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 高周波加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0755158A JPH0755158A (ja) | 1995-03-03 |
JP3213449B2 true JP3213449B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=16355399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19629393A Expired - Fee Related JP3213449B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3213449B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010060687A (ko) * | 1999-12-27 | 2001-07-07 | 구자홍 | 전자레인지의 전장실 냉각장치 |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP19629393A patent/JP3213449B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0755158A (ja) | 1995-03-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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