JP3213366U

JP3213366U - 膝サポーター

Info

Publication number: JP3213366U
Application number: JP2017003905U
Authority: JP
Inventors: 隆祥山口
Original assignee: ジャパンライフ株式会社
Priority date: 2017-08-25
Filing date: 2017-08-25
Publication date: 2017-11-02
Anticipated expiration: 2024-08-29

Abstract

【課題】装着時に膝の動きをサポートし、さらに磁気治療効果を備えた膝サポーターを提供することを課題とする。【解決手段】筒状の基布１の正面部の上部、中間部、下部の３か所並びに背面部に伸縮性素材２〜５を配し、その伸縮性素材２〜５部分のすべて又は一部に多数のマグネット６を備え付ける。例えば、マグネット６は、正面中間部の伸縮性素材３以外の伸縮性素材２、４、５に配設する。背面部の伸縮性素材５は、上端部から下端部に至るサイズの紡錘形とする。【選択図】図３

Description

本考案は、膝サポーターに関するものであり、より詳細には、コリや血行を改善する磁気治療効果を有する膝サポーターであり、殊に膝の伸縮部対応部に伸縮性素材を使用することにより、膝の伸縮動作を無理なくサポートすることが可能な膝サポーターに関するものである。

従来より、患部の保温や血行の改善を良くする磁気治療効果を有する膝サポーターは種々存するが、その多くは、筒状の丸編みのものであり、膝を左右から固定し、靭帯を保護するように配慮したものは余り見られない。

しかるに近時、膝の動きをサポートし、さらに膝の靭帯をサポートする効果を有するサポーターが求められるようになってきている。このような、膝の動きをサポートするための膝サポーターを開示する文献として、特開２０１１−４１７３８号公報及び特開２０１２−１４３３８８号公報等があり、また、磁気治療効果を有する膝サポーターを開示する文献として、特開平１１−３４２２１２号公報及び特開２００１−３４０４７１号公報等がある。

しかし、前二者の文献に記載のサポーターは、患部の保温や血行の改善を良くする効果はあるが、磁気要素を備えていないため、磁気治療の効能は有していない。また、後二者の文献に記載のサポーターは、いずれも磁気治療に効くマグネットを有し、伸縮性素材を備えることにより膝の動きをサポートする効果を有するものではあるが、左右から膝を固定するようにラインを配置することにより、伸縮性素材が元に戻ろうとする力を利用し、膝を伸ばす際に動きをサポートするような効果を有するものではない。

特開２０１１−４１７３８号公報実用新案登録２０１２−１４３３８８号公報特開平１１−３４２２１２号公報特開２００１−３４０４７１号公報

上述したように、従来より、磁気による膝の治療や膝のサポートをするためのサポーターは種々提案されてきているが、その多くは丸編みの筒状のサポーターであり、さらに磁気治療の効果はあっても、靭帯の保護まで企図したものではなかった。そこで本考案は、磁気治療効果を備えると共に、膝廻り全体を有に保護し得る膝サポーターを提供することを課題とする。

上記課題を解決するための請求項１に記載の考案は、筒状の基布の正面部の上部、中間部、下部の３か所並びに背面部に伸縮性素材を配し、前記正面部の中間部の伸縮性素材以外の伸縮性素材にマグネットを配設し、前記正面部の上部の伸縮性素材は、装着時に大腿骨の下部を広範囲に覆い得るサイズにされ、前記背面部の伸縮性素材は、前記基布の上端部から下端部に至るサイズの上下方向に向く紡錘形とされていることを特徴とする膝サポーターである。

本考案は上述したとおりであって、膝の伸縮する部分対応部である膝サポーターの正面３か所及び背面に伸縮性素材を備えるため、膝の伸縮動作が有効にサポートされ、また、伸縮素材にマグネットが配設されているため、装着部位の血行の改善や保温効果を期待し得る効果がある。

本考案に係る膝サポーターの構成例を示す正面図である。本考案に係る膝サポーターの構成例を示す背面図である。本考案に係る膝サポーターの使用状態を示す斜視図である。

本考案を実施するための形態について、添付図面に依拠して説明する。図１は本考案に係る膝サポーターの正面図、図２はその背面図であり、そこに示されるように、本考案に係る膝サポーターは、上端部及び下端部に環状の伸縮部７を備えた筒状の基布１の正面の上部、中間部、下部の３か所を開口し、さらに、背面を大きく開口し、各開口部に伸縮性素材２〜５を配設したものである。そして、正面の中間部の伸縮性素材３以外の伸縮性素材２、４、６には、磁気治療に有効な小粒のマグネット６が、それぞれ複数配設される。

言うまでもなく膝は、大腿骨の下端部と脛骨の上端部が関節軟骨というクッションで覆われ、大腿骨と脛骨が４本の靭帯で連結されて構成されている。そして、膝には体重の３〜７倍の重さがかかると言われ、常にストレスにさらされていて、血行が悪化し、筋肉が強張ってこりとなると考えられている。そして、このこりを解消させるためには、特に、「お皿」と呼ばれている膝蓋骨のストレッチが有効と考えられている。

本考案においてはかかる観点から、先ず、装着時に大腿骨の下部に当接する部分に、その部分を広範囲にカバーし得る大きなサイズの伸縮性素材２を配設し、膝の伸縮を阻害しないようにすると共に、そこにマグネット６を多数配設することで血行の促進を図っている。また、脛骨の上部に接する部分は少ないため、そこには小さめの伸縮性素材４を配し、マグネット６も少な目にしてある。更に、中間部は膝蓋骨に当接する部分であり、且つ、大きく伸縮する関節軟骨対応部であるので、マグネット６を配することなく、単に伸縮性素材３のみとしてある。

一方、膝は立位時以外は屈曲状態にあるので、本膝サポーターの裏面側は、屈曲時に違和感を感じさせず、また、立位動作時にスムーズに伸展するようにするため、裏面のほぼ全体に亘るように伸縮性素材５を配設してある。伸縮性素材５は、そのスムーズな伸縮のために、図示した例のように、紡錘形とすることが好ましい。また、伸縮性素材５の場合のマグネット６は、腿裏に密着状態となるその上部に集中させ、その部分の血行促進を図る。

筒状の基布１は、非伸縮性素材であって、サポーター全体の保形機能を果たし、サポーターが膝部分に適切に且つ安定的に装着されるよう機能する。また、必要に応じ、両側面に上下に伸びる補強ライン８を設けることとする。

本考案に係る膝サポーターは上記構成であって、膝の伸縮部位に伸縮性素材２〜５が配設されているために、膝部分に無理なく違和感なくフィットして膝への負担が分散され、特に、伸縮性素材２〜５の復元力によって膝の伸動作がサポートされ、靭帯の保護につながるという特徴がある。

１基布
２、３、４、５伸縮性素材
６マグネット
７伸縮部
８補強ライン

Claims

筒状の基布の正面部の上部、中間部、下部の３か所並びに背面部に伸縮性素材を配し、
前記正面部の中間部の伸縮性素材以外の伸縮性素材にマグネットを配設し、
前記正面部の上部の伸縮性素材は、装着時に大腿骨の下部を広範囲に覆い得る
サイズにされ、
前記背面部の伸縮性素材は、前記基布の上端部から下端部に至るサイズの上下方向に向く紡錘形とされていることを特徴とする膝サポーター。