JP3213102B2 - タイヤバランス測定方法及びその測定方法を利用するタイヤバランス測定装置 - Google Patents

タイヤバランス測定方法及びその測定方法を利用するタイヤバランス測定装置

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JP3213102B2
JP3213102B2 JP01954893A JP1954893A JP3213102B2 JP 3213102 B2 JP3213102 B2 JP 3213102B2 JP 01954893 A JP01954893 A JP 01954893A JP 1954893 A JP1954893 A JP 1954893A JP 3213102 B2 JP3213102 B2 JP 3213102B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転自在に支持された
リム回転支持軸に装着された下部リムと、該下部リムと
対向して設けられた上部リムと、により被検タイヤを保
持して回転させ、ダイナミックバランスを測定するタイ
ヤバランス測定装置に於る、タイヤバランス測定方法及
びその測定方法を利用するタイヤバランス測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】タイヤのダイナミックバランスを測定す
る測定装置として、軸受によって鉛直且つ回転自在に支
持されたリム回転支持軸に装着された下部リムと、該下
部リムと対向する上側に昇降可能且つ回転自在に設けら
れた上部リムと、で被検タイヤを保持して回転させる構
成のものがある。
【0003】下部リムは、回転駆動手段によって回転駆
動されるリム回転支持軸によって支持され、エンコーダ
によってその回転角度が把握されるようになっている。
リム回転支持軸を支持する軸受は、センサを介してフレ
ームに支持されている。上部リムは、測定時に於て被検
タイヤ内に供給される空気圧の作用によっても外れるこ
とのないよう下部リム側に強固に係合し得ると共に、被
検タイヤの着脱の際には完全に離間する必要があり、こ
の為、上部リムの回転軸から垂下延設された嵌合軸がリ
ム回転支持軸の嵌合穴に嵌合して位置決めされ、上部リ
ムと下部リムが被検タイヤのリム幅と対応する所定間隔
で係合されるように構成される。
【0004】そして、下部リムと上部リムとで被検タイ
ヤを保持すると共に、リム回転支持軸の回転によって被
検タイヤを所定の回転数で回転させ、該被検タイヤの不
釣合いの遠心力によって軸受に生ずる振動又は動荷重を
センサで検出し、その検出結果から不釣合量とその角度
(周方向の位置)を演算して出力するものである。上記
の如き構成では、回転部材(上部リム,下部リム及び
軸)それ自身の固有の不釣合によって測定値に誤差を生
ずる為、この固有の不釣合量を予め測定し、測定に当っ
ては実際に測定された値に固有の不釣合量の修正を加え
た値を測定値として出力するようになっている。この
為、下部リムと上部リムの相対位置関係(下部リムに対
する上部リムの回転方向に於る位置)は常に一定でなけ
ればならず、これにズレが生ずると、固有の不釣合量も
変化し、その結果、正しい修正が行なわれずに測定出力
値に誤差を生じる。
【0005】
【従来技術の課題】ところで、上記の如く構成されたダ
イナミックバランス測定装置では、測定は、被検タイヤ
内に空気を供給して膨らませた(インフレートと言う)
状態で行なうが、この測定時のインフレートによって被
検タイヤのビード部がリムに接着して容易に離れなくな
る事態が往々にして生ずる。このような場合、測定後に
被検タイヤ取り外す際に上部リムにこじるような力が働
いて、回転自在な上部リムが下部リムに対して微妙に回
転して所定位置からズレ、その結果、測定出力値に誤差
を生じるという問題がある。
【0006】このような問題を防ぐ為に、上部リムの所
定位置を検知手段によって検知可能とし、被検タイヤ測
定時に下部リムに対する上部リムの相対位置を把握し
て、上部リムが下部リムに対して所定角度以上相対回転
し(ズレ)ていることが解った場合には、被検タイヤを
開放した状態(上部リムが下部リムから離間した状態)
で、エンコーダによってその回転角度を制御可能な下部
リムを上部リムに対して回転させ、下部リムと上部リム
の相対位置関係を所定の状態に戻すことが考えられてい
る。
【0007】しかし、この構成では、上部リムの下部リ
ムに対する所定角度以内の相対回転は許容するものであ
る為、測定値にある程度の誤差が内在することは避けら
ない。誤差を小さくするには上部リムと下部リムの相対
角度調整を頻繁に行なう必要があるが、そうするとこの
相対角度調整に時間を要して測定作業効率が低下する。
又、測定時に於て上部リムと下部リムの相対回転角度が
許容量以上であることが解った場合には、当該測定に係
る被検タイヤは測定不良となり、再度測定しなければな
らない。更に、被検タイヤ測定時に下部リムに対する上
部リムの相対位置を把握するものである為、当該被検タ
イヤを外す際に上部リムが相対回転してしまう虞を有
し、その場合、相対回転以前のデータに基いて下部リム
を回転させて相対位置調整を行うこととなる為、正しい
位置に戻すことができないという致命的な問題を有す
る。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記の如き事情に鑑み、上部
リムの下部リムに対する相対回転によって生ずる測定誤
差を完全に補正することができ、精度の高いバランス測
定を可能とするタイヤバランス測定方法及びその測定方
法を利用するタイヤバランス測定装置の提供、を目的と
する。
【0009】
【発明の構成】このため、本発明に係るタイヤバランス
測定方法は、軸受を介して鉛直且つ回転自在に支持され
たリム回転支持軸に装着された下部リムと、該下部リム
と対向する上側に昇降可能且つ回転自在に設けられた上
部リムと、により被検タイヤを保持して回転させ、ダイ
ナミックバランスを測定するタイヤバランス測定装置に
於て、前記下部リムと上部リムの基準位置に対する相対
回転ズレ量を検知し、該検知された相対回転ズレ量情報
に基いて、前記下部リムと上部リムの相対回転ズレによ
って測定値に生ずる誤差量を把握し、該把握された誤差
量によって測定値を補正するものである。
【0010】又、その測定方法を利用するタイヤバラン
ス測定装置として、前記下部リムと上部リムの基準位置
に対する相対回転角度を検知する相対回転ズレ量検知手
段と、前記相対回転ズレ量検知手段によって検知された
相対回転ズレ量情報に基いて、前記下部リムと上部リム
の相対回転ズレによって測定値に生ずる誤差を補正する
回転ズレ誤差補正手段と、を備えて構成したものであ
る。
【0011】
【発明の実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて
説明する。図1は、本発明に係るタイヤバランス測定方
法を利用してタイヤのダイナミックバランスを測定する
タイヤバランス測定装置のブロック構成図であり、図2
はその概略構成を示す縦断面図、図3は図2のA−A断
面図である。図示タイヤバランス測定装置は、フレーム
11に鉛直に支持された軸受によって、上端に下部リム
13が固定されたスピンドル10が回転自在に支持さ
れ、下部リム13の上側に、上部リム14が昇降可能に
設けられている。
【0012】スピンドル10は、モータ80によって回
転駆動されると共に、下端に設けられたロータリーエン
コーダ23によってその回転角度が把握されるようにな
っている。軸受12には、その回転軸方向二箇所にセン
サ(ロードセル17U,17L)が設けられており、該
ロードセル17U,17Lによって荷重変動が検知され
るようになっている。当該タイヤバランス測定装置は、
制御装置90により制御駆動され、被検タイヤを下部リ
ム13と上部リム14とで保持し、下部リム13の回転
によって被検タイヤを所定の回転数で回転させ、該被検
タイヤの不釣合いの遠心力によって軸受12に生ずる振
動又は動荷重をロードセル17U,17Lで検出し、そ
の検出結果から不釣合量とその角度(周方向の位置)を
演算して出力するものである。
【0013】まず、図2及び図3により、機構構成を説
明する。軸受12は、該軸受12の両側に平行(鉛直)
に配設されたトーションバー15によりフレーム11に
懸架支持されると共に、上下端部が左右方向水平に配設
されたトーションバー16でフレーム11と連結されて
いる。両トーションバー15,16の圧縮及び引張方向
となる上下左右方向には高剛性に支持され、両トーショ
ンバー15,16の曲げ方向となる前後方向(図2の紙
面と直交する方向)の支持剛性は低く、トーションバー
15,16の弾性変形によって振動可能となっている。
【0014】軸受12のトーションバー16の接続位置
と対応する上下端部に、夫々L字状の連結金具18・1
8がその一端で固定され、該連結金具18・18の他端
とロードセル17U,17Lの一端とが、夫々ジョイン
ト19により連結されている。ロードセル17U,17
Lは、夫々その一端でフレーム11に固定されてトーシ
ョンバー16と平行に配設され、図2の紙面と直交する
方向(図3の上下方向)の変形量を検出し得るようにな
っている。つまり、ロードセル17U,17Lには、軸
受12のトーションバー15,16による支持剛性の低
い方向の変位荷重がジョイント19を介して作用し、こ
れを検出可能となっているものである。ロードセル17
U,17Lの出力は、図1のブロック図に示す如く制御
装置90に入力されるようになっている。
【0015】スピンドル10は、軸受12によって支持
される支持軸部20と、該支持軸部20の軸受12より
上側に突出するフランジ部21に固定されたチャックブ
ラケット30と、該チャックブラケット30にその下端
で揺動可能に枢支された一対の係合爪としてのチャック
爪40,40と、チャックブラケット30の上側に接続
固定された円筒状のリングシャフト50と、該リングシ
ャフト50の上端に装着されたガイドスリーブ60と、
によって構成されている。支持軸部20は、上端にチャ
ックブラケット30が装着される大径のフランジ部21
が形成された中空の円筒状であって、軸受12にベアリ
ングを介して回転自在に支持されている。軸受12より
下側に突出する下端にはプーリ22が固定され、更にそ
の下側にエンコーダ23が装着されている。又、その中
空内部には操作軸としての操作シャフト70が軸方向に
摺動可能に嵌合配置されている。
【0016】プーリ22には、フレーム11側方に軸受
12と平行に設けられた図2には示さない回転駆動源で
あるモータ80のスピンドルに固定されたプーリ81と
の間にベルト82が掛け渡されており、モータ80の回
転によって当該プーリ22(即ちスピンドル10)が回
転駆動されるようになっている。このモータ80は制御
装置90によって制御駆動され、又、エンコーダ23に
よる角度検知情報は制御装置90に入力されるようにな
っている。つまり、制御装置90は、エンコーダ23か
らの入力されるスピンドル10の(即ち下部リム13
の)回転角度情報に基いて、モータ80を回転駆動する
ことで、フィードバック制御が可能となっているもので
ある。
【0017】チャックブラケット30は、支持軸部20
のフランジ部21の上面に固定され、その上面にはリン
グシャフト50が固定されている。又、チャック爪40
をその下端で揺動可能に支持している。チャック爪40
は、詳しくは図示しないが、後述するロックシャフト9
0が挿通可能な円筒を縦に二分割したような形状であっ
て、二つのチャック爪40,40は対向し、その下端で
チャックブラケット30に揺動可能に枢着されている。
その上端部内周には、上面が下方に向う斜面で下面が水
平の断面形状直角三角形の爪41が、その水平下面を所
定間隔(0.5インチ)として二列突出形成されてい
る。
【0018】又、チャック爪40には、図示しないがそ
の揺動方向と平行な前後両側面の上下方向略中央に夫々
カムフォロアが回転自在に装着されており、該カムフォ
ロアは、スピンドル10の支持軸部20に挿通された操
作シャフト70の上端に固定されてチャック爪40の前
後側方に夫々隣接して配設された図示しないカムプレー
トに形成されたカム溝に摺動可能に嵌合し、これによっ
てチャック爪40の揺動は規制されると共に、操作シャ
フト70が図2に示す如くその昇降ストロークの下端に
位置する時チャック爪40は垂立状態となり、この状態
から操作シャフト70が上昇すると、図5に示す如く両
チャック爪40はその先端が離間する側に揺動操作され
るようになっている。
【0019】操作シャフト70は、中空の軸状であって
スピンドル10の支持軸部20内にその軸方向に所定の
ストローク摺動移動可能に嵌合すると共に、その下端は
スピンドル10の支持軸部20の下端より下側に突出
し、この下端部に支持軸部20との間にスプリング72
を介して操作リング73が固定され、スプリング72に
よって下側に付勢されている。又、下端には、図示しな
いコンプレッサーと接続されたロータリージョイント7
4が装着されており、当該操作シャフト70の回転を許
容しつつその中空内部に圧搾空気を供給可能となってい
る。この圧搾空気の供給制御は、供給経路に介設された
図示しない電磁バルブが制御装置90によって制御駆動
されることによって行なわれる。
【0020】操作リング73の下側には、駆動リング7
5がフレーム11に固定されたエアシリンダ76のスピ
ンドルに支持されて操作リング73と所定量干渉する位
置迄上昇可能に設けられており、このエアシリンダ76
による駆動リング75の上昇駆動によって、操作リング
73(即ち操作シャフト70)をスプリング72の付勢
力に抗して上方に移動駆動し得るようになっている。エ
アシリンダ76は、図示しないが制御装置90によって
制御駆動され、エアシリンダ76による操作シャフト7
0の上昇により、チャック爪40,40はその先端が離
間する側に揺動駆動されるようになっているものであ
る。
【0021】リングシャフト50は、大径の円筒状であ
ってその内部にチャック爪40を所定量揺動可能に収容
し、その上端にガイドスリーブ60が装着されている。
尚、図2中符号51は、気密的に装着された透明アクリ
ル樹脂製の窓である。ガイドスリーブ60は、リングシ
ャフト50の上端に固定されるフランジ部61から、小
径のガイド部62が上下に突出形成され、該ガイド部6
2に貫通形成された挿通穴にライナ63が嵌合装着され
て所定の内径として形成されている。フランジ部61に
は、リングシャフト50内外を連通する通気孔61Aが
開口形成されており、又、フランジ部61の上面には、
下部リム13が装着されている。下部リム13は、円板
状であって、その外周部分に径の異なる複数(図は三種
類)のリムが階段状に形成されている。
【0022】下部リム13の上側には、前述の如く上部
リム14が配置されている。上部リム14は、下部リム
13と同様に径の異なる複数のリムが一体に形成された
円板状であって、図示しない支持機構によって昇降可能
に支持されたホルダ92にアダプター93を介して固定
され、下部リム13と対向する位置で昇降可能として設
けられている。その中心部位には、ホルダ92に上端で
固定されたロックシャフト90が垂下配設されている。
ロックシャフト90は、ガイドスリーブ60のガイド部
62に所定の公差で嵌合可能であって、その先端部に
は、チャック爪40の爪と対応する上面が水平で下面が
中心側に向かうテーパ状の係合段部としての係合突起9
1…が、チャック爪40の爪41,41の間隔と等しい
間隔(0.5インチ)で複数条形成されている。
【0023】又、ホルダ92の上縁外周部には、その拡
大平面図である図4に示す如く、切欠92Aが一箇所形
成されており、一方、この切欠92Aが形成される上縁
外周部と対向して、近接センサ100が固定配置されて
いる。この近接センサ100による検知信号は、制御装
置90に入力されるようになっている。近接センサ10
0は、通常は上縁外周部を検知すると共に、切欠92A
が対向位置となると検知信号が途絶え、これによって制
御装置90が上部リム14の回転位置を把握できるよう
になっているものである。
【0024】ここで、ロックシャフト90の係合突起9
1とチャック爪40の爪41の位置関係は、ロックシャ
フト90がガイドスリーブ60のガイド部62に挿通さ
れ、上部リム14と下部リム13が備える複数のリムの
間隔が夫々対応するタイヤのリム幅となった状態で、係
合可能に対応するように設定されている。つまり、ロッ
クシャフト90の係合突起91にチャック爪40の爪4
1が係合した状態で、上部リム14と下部リム13のリ
ム間隔が支持し得るタイヤのリム幅に該当するようにな
っているものである。そして、操作シャフト70が昇降
ストロークの下端に位置してチャック爪40が垂立状態
にある時、チャック爪40の爪41がロックシャフト9
0の係合突起91に係合し、この状態からエアシリンダ
76の駆動によって操作シャフト70が所定ストローク
上昇操作されてチャック爪40が揺動すると、爪41の
係合突起91との係合が解除されるようになっている。
【0025】而して、上記の如く構成された当該タイヤ
バランス測定装置では、下記の如く作用して下部リム1
3と上部リム14とで被検タイヤを保持する。まず、図
2に示す如きロックシャフト90がガイドスリーブ60
のガイド部62に嵌合してその係合突起91にチャック
爪40の爪41が係合した状態から、エアシリンダ76
の駆動によって操作シャフト70を上昇駆動させてチャ
ック爪40と係合突起91との係合を解除し、図5に示
す如く上部リム14をロックシャフト90が下部リム1
3に対して被検タイヤ装着の障害とならない十分離間し
た位置となる迄上昇させる。
【0026】次に、図示しないコンベアによって水平状
態で搬送された被検タイヤを下部リム13上に中心を一
致させて載置した後、上部リム14を下降させてロック
シャフト90をガイドスリーブ60のガイド部62に嵌
入させ、上部リム14と下部リム13のリム間隔が被検
タイヤのリム幅と一致した状態で停止させ、エアシリン
ダ76の駆動を停止する。これにより、スプリング72
の付勢力によって操作シャフト70が下降することとな
ってチャック爪40がその先端が近接する側に揺動し、
爪41,41がロックシャフト90の係合突起91に係
合してロックシャフト90を確実に喰え込み、被検タイ
ヤが上部リム14と下部リム13とで支持された状態と
なる。この時、係合突起91とチャック爪40の爪41
は前述の如く対応する位置にあり、円滑に係合状態とな
る。被検タイヤのリム幅が異なる場合でも、チャック爪
40の爪41の係合する係合突起91がずれることで被
検タイヤに応じて0.5インチ間隔で対応することがで
きる。
【0027】その後、ロータリージョイント74を介し
て操作シャフト70の中空軸内に所定圧力の圧搾空気を
供給する。圧搾空気は操作シャフト70の中空軸内から
チャックブラケット30及びリングシャフト50内を通
り、ガイドスリーブ60のフランジ部61の通気孔61
Aを介して被検タイヤ内に供給され、該被検タイヤを所
定内圧で膨らませる。この時、被検タイヤの内圧が上部
リム14と下部リム13のリム間隔を広げるよう作用す
るが、これは確実に係合状態にあるチャック爪40とロ
ックシャフト90の係合突起91との係合により阻止さ
れ、同時に、上部リム14と下部リム13の間隔(リム
幅)は、チャック爪40とロックシャフト90の係合突
起91との係合によって正確に維持される。この状態
で、モータ80の回転によって、スピンドル10,下部
リム13,被検タイヤ及び上部リム14(ホルダ92,
ロックシャフト90)が一体となって回転駆動可能とな
る。そして、所定の回転数で回転駆動し、この回転時に
ロードセル17U,17Lにより検出される軸受12の
変位荷重とエンコーダ23からの回転角度情報に基い
て、被検タイヤのバランスを測定する。
【0028】次に、制御装置90によるバランス測定方
法を説明する。制御装置90は、校正演算回路92と、
回転ズレ誤差補正手段としての補正演算回路93と、不
釣合演算回路94と、メモリ95を備えている。又、入
力情報を校正演算回路92と補正演算回路93とに切り
換える切換手段91を有している。制御装置90には、
前述の如く、ロードセル17U,17Lによる検出出
力,近接センサ100からの上部リム回転位置情報信
号,及びエンコーダ23からのスピンドル回転情報信号
(下部リム回転角度情報信号)が入力されるようになっ
ている。
【0029】校正演算回路92は、当該タイヤバランス
測定装置自体が有する固有の不釣合を補正する補正値
と、被検タイヤの上下面の不釣合が相互に影響するその
影響度を補正する影響係数を演算する。補正演算回路9
3は、校正演算回路92によって算出された補正値に基
いて、ロードセル17U,17Lが検知した入力検出情
報に補正を加える。不釣合演算回路94は、測定時に於
て、補正演算回路93によって補正された後のロードセ
ル17U,17Lからの情報に基き、影響係数を用いて
面分離演算を行ない、被検タイヤの上下面夫々の不釣合
量と、その周方向の位置情報を出力する。
【0030】校正演算回路92は、下記の如く補正値と
影響係数を演算する。まず、補正値の演算は、被検タイ
ヤを、角度を360 °/nづつずらしながらn回測定す
る。尚、この時、近接センサ100からの検知信号に基
いて上部リム14の所定位置に基準を求めると共に、そ
の基準位置に於てロータリーエンコーダ23から入力さ
れる下部リム13の回転角度を知ることで、上部リム1
4と下部リム13の相対位置を把握してこれを上部リム
14と下部リム13との基準位置とし、上部リム14と
下部リム13の相対位置にズレが生じないように管理す
る。
【0031】その測定結果 Un :上側のロードセル17Uの出力の一次成分の位相
と大きさ Ln :下側のロードセル17Lの出力の一次成分の位相
と大きさ から 上側補正量:UO =(U1 +U2 …+Un )/n 下側補正量:LO =(L1 +L2 …+Ln )/n を求める。更に、上部リム14と下部リム13とを、所
定角度相対的にズラして、上記と同様に補正量を求め
る。これを、例えば、前述の基準位置を挟んで+5°,
−5°というようにズレ量(相対角度)を変化させて複
数回行なう。
【0032】その結果得られた補正量から、最少自乗法
等によって補正量を求める相対角度の関数:UO =f
(θ),LO =f(θ)を導出する。これにより、この
相対角度の関数に、上部リム14と下部リム13の基準
位置からのズレ(相対角度=θ)を代入して計算するこ
とで、当該相対角度時に於る補正量を算出することが可
能となる。これにより、上部リム14と下部リム13の
基準位置からのズレ量(相対角度)が解れば、このズレ
量から相対角度の関数によって対応する補正量を算出す
ることができ、この補正量で夫々のロードセル17U,
17Lの出力の一次成分の位相と大きさ夫々を補正する
ことで、当該タイヤバランス測定装置自体が有する固有
の不釣合を修正した測定値:U,Lを得ることができ
る。
【0033】影響係数の演算は、上面と下面に交互に質
量:Mのウェイトを装着して夫々測定を行ない、その時
のロードセル17U,17Lの出力から各面に装着され
たウェイトの影響度を算出する。つまり、上面に質量:
u のウェイトを装着したときのロードセル17U,1
7Lの出力:Uu ,Lu 、及び下面に質量:Ml のウェ
イトを装着したときのロードセル17U,17Lの出
力:Ul ,Ll は、影響係数:KUu ,KLu ,KU
l ,KLl と Uu =MU ×KUu ,Lu =MU ×KLu ,Ul =Ml
×KUl ,Ll =Ml ×KLl の関係にあり、これより、 KUu =Uu /MU ,KLu =Lu /MU ,KUl =U
l /Ml ,KLl =Ll /Ml として影響係数が算出される。上記の如くして求められ
た補正量を求める相対角度の関数と影響係数は、メモリ
95に格納される。
【0034】尚、本実施例では、相対角度の関数自体を
メモリ95に格納するように構成しているが、予め相対
角度(ズレ量)毎の補正値を算出し、この算出された補
正値をメモリ95に格納するよう構成しても良い。又、
上記構成では、補正値そのものが導出される相対角度の
関数を求めたが、前述の上部リム14と下部リム13と
が基準位置にある状態(相対的にズレの無い状態)に於
る補正値を基準とし、この補正値を更に補正関数又は補
正値によって補正するように構成しても良いものであ
る。又、上記校正演算回路92による補正値と影響係数
を演算は、被検タイヤのバランス測定の都度行なわれる
ものではなく、一定期間毎、又は必要に応じて任意に間
欠的に行なわれるものである。
【0035】補正演算回路93は、近接センサ100か
らの検知信号と、エンコーダ23からの角度信号を比較
し、上部リム14と下部リム13の基準位置からのズレ
量(相対角度)を演算する。その結果得られた、上部リ
ム14と下部リム13のズレ角度を、メモリ95に格納
されている相対角度の関数に代入して演算し、上部リム
14と下部リム13の基準位置からのズレ量に対応した
補正量を求め、この補正値に基いてロードセル17U,
17Lが検知した入力検出情報に補正を加え、当該タイ
ヤバランス測定装置自体が有する固有の不釣合を修正し
た測定値:U,Lを演算する。
【0036】不釣合演算回路94は、測定時に於て、補
正演算回路93によって当該タイヤバランス測定装置自
体が有する固有の不釣合が修正された後の、上側のロー
ドセル43Uの出力:U,下側のロードセル43Lの出
力:Lから、上面の不釣合量:Mu ,下面の不釣合量:
l を下記の如く演算する。即ち、 U=KUu ×Mu +KUl ×Ml L=KLu ×Mu +KLl ×Ml から、 Mu =(U−L×KUl /KLl )/(KUu −KUl
×KLu /KLl ) Ml =(L−U×KLu /KUu )/(KLl −KLu
×KUl /KUu
【0037】而して、上記の如く構成されたタイヤバラ
ンス測定装置では、制御装置90は、図6のフローチャ
ートに示す如き手順で被検タイヤのバランス測定を行な
う。まず、上部リム14と下部リム13とで被検タイヤ
を保持し、モータ80によって所定の回転数で回転さ
せ、この回転時にロードセル17U,17Lの出力を読
み込む。同時に、近接センサ100からの検知信号(上
部リム回転位置情報)と、エンコーダ23からの角度信
号(下部リム回転角度情報)を読み込む(S1)。次
に、補正演算回路93が、近接センサ100からの検知
信号と、エンコーダ23からの角度信号を比較し、上部
リム14と下部リム13の基準位置からの相対的なズレ
量(角度)を演算する(S2)。その結果得られた、ズ
レ角度を、メモリ95に格納されている相対角度の関数
に代入して演算し、補正量を得る(S3)。そして、こ
の補正量でロードセル17U,17Lの出力を補正する
(S4)。この補正された値に基いて、不釣合量演算回
路93が、上面の不釣合量:Mu,下面の不釣合量:Ml
を演算し(S5)、出力する(S6)ものである。
【0038】上記実施例では、近接センサ100とホル
ダ92の切欠92A,及びエンコーダ23が、下部リム
13と上部リム14の基準位置に対する相対回転角度を
検知する相対回転ズレ量検知手段を構成しているもので
ある。尚、上部リム14と下部リム13の基準位置から
の相対的なズレ量(角度)が所定量以上となった時に
は、上記にS2に於て把握されたズレ量(角度)に基い
て、エンコーダ23によって回転角度を制御できる下部
リム13を上部リム14に対して相対回転させて基準位
置に戻すことができる。
【0039】
【発明の効果】上記の如き本発明に係るタイヤバランス
測定方法及びその測定方法を利用するタイヤバランス測
定装置によれば、下部リムと上部リムの基準位置に対す
る相対回転ズレ量を検知し、該検知された相対回転ズレ
量情報に基いて、下部リムと上部リムの相対回転ズレに
よって測定値に生ずる誤差量を把握し、該把握された誤
差量によって測定値を補正することにより、上部リムの
下部リムに対する相対回転によって生ずる測定誤差を完
全に補正することができ、精度の高いバランス測定が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイヤバランス測定装置の一実施
例の制御部のブロック構成図。
【図2】本発明に係るタイヤバランス測定装置の一実施
例であるタイヤバランス測定装置の縦断面図。
【図3】図2のA−A断面図に相当する平面図。
【図4】上部リムのホルダの拡大平面図。
【図5】図2の状態から被検タイヤを保持すべく作動し
た状態を示す図。
【図6】制御装置にバランス測定のフローチャート。
【符号の説明】
13…下部リム 14…上部リム 23…エンコーダ(相対回転ズレ量検知手段) 93…補正演算回路(回転ズレ誤差補正手段) 95…メモリ(格納手段) 100…近接センサ(相対回転ズレ量検知手段)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸受を介して鉛直且つ回転自在に支持され
    たリム回転支持軸に装着された下部リムと、該下部リム
    と対向する上側に昇降可能且つ回転自在に設けられた上
    部リムと、により被検タイヤを保持して回転させ、ダイ
    ナミックバランスを測定するタイヤバランス測定装置に
    於て、 前記下部リムと上部リムの基準位置に対する相対回転ズ
    レ量を検知し、該検知された相対回転ズレ量情報に基い
    て、前記下部リムと上部リムの相対回転ズレによって測
    定値に生ずる誤差量を把握し、該把握された誤差量によ
    って測定値を補正すること、を特徴とするタイヤバラン
    ス測定方法。
  2. 【請求項2】上記下部リムと上部リムの相対回転ズレ量
    に対して測定値に生ずる誤差量を予め解析し、上記検知
    された相対回転ズレ量情報に基いて、前記予め解析され
    た誤差量で測定値を補正すること、を特徴とする請求項
    1に記載のタイヤバランス測定方法。
  3. 【請求項3】上記下部リムと上部リムの相対回転角度の
    関数である下部リムと上部リムの相対回転ズレによって
    生ずる測定値に対する誤差量の計算式を予め定め、上記
    検知された相対角度ズレ量情報を前記計算式に代入して
    誤差量を計算し、算出された誤差量で測定値を補正する
    こと、を特徴とする請求項1に記載のタイヤバランス測
    定方法。
  4. 【請求項4】軸受を介して鉛直且つ回転自在に支持され
    たリム回転支持軸に装着された下部リムと、該下部リム
    と対向する上側に昇降可能且つ回転自在に設けられた上
    部リムと、により被検タイヤを保持して回転させ、ダイ
    ナミックバランスを測定するタイヤバランス測定装置に
    於て、 前記下部リムと上部リムの基準位置に対する相対回転角
    度を検知する相対回転ズレ量検知手段と、 前記相対回転ズレ量検知手段によって検知された相対回
    転ズレ量情報に基いて、前記下部リムと上部リムの相対
    回転ズレによって測定値に生ずる誤差を補正する回転ズ
    レ誤差補正手段と、 を備えて構成されていること、を特徴とするタイヤバラ
    ンス測定装置。
  5. 【請求項5】上記回転ズレ誤差補正手段は、 相対回転角度毎に予め設定された、下部リムと上部リム
    の相対回転ズレによって生ずる測定値に対する誤差量情
    報を格納する誤差量情報格納手段を備え、 上記相対回転ズレ量検知手段によって検知された相対回
    転ズレ量に基いて、前記誤差量情報格納手段に格納され
    た対応する誤差量情報によって測定値を補正するよう構
    成されていること、を特徴とする請求項4に記載のタイ
    ヤバランス測定装置。
  6. 【請求項6】上記回転ズレ誤差補正手段は、 前記下部リムと上部リムの相対回転角度の関数である、
    前記下部リムと上部リムの相対回転ズレによって生ずる
    測定値に対する誤差量の計算式を格納する計算式格納手
    段を備え、 前記相対回転ズレ量検知手段によって検知された相対回
    転ズレ量に基いて、前計算式格納手段に格納された計算
    式によって誤差量を演算し、その結果得られた誤差量で
    測定値を補正するよう構成されていること、を特徴とす
    る請求項4に記載のタイヤバランス測定装置。
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