JP3213070B2 - レーザ治療装置 - Google Patents
レーザ治療装置Info
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Description
光ファイバを通過して伝送されたレーザ光を被照射体に
照射して治療を行うためのレーザ治療装置に関し、特に
歯等の硬質の被照射体の治療に用いて好適なレーザ治療
装置に関する。
を伝送する伝送用光ファイバの出射端に、この出射端か
ら出射されたレーザ光を被照射体まで導くためのプロー
ブが備えられている。また、このプローブとしては、被
照射体に接触させない非接触型(例えば、特開昭61ー
20544号公報)と、被照射体に接触させる接触型
(例えば、特開昭63ー318934号公報)とが知ら
れている。
出射端から出射されたレーザ光を集光レンズを用いて所
定のスポットサイズに集光し、被照射体に照射する。ま
た、接触型プローブは、伝送用光ファイバと別体のサフ
ァイアロッド等を用い、先端に行くに従って小径になる
ようにテーパ状に研磨加工等により形成し、前記伝送用
光ファイバの出射端から出射されたレーザ光をこのプロ
ーブ内に入射させてこのプローブの研磨面で内部反射さ
せて先端部に集光させ、この先端部を被照射体に直接接
触させながら照射する。
のまま非接触型又は接触型プローブとして使用したもの
もある(例えば、米国Laserscope社製のレーザ治療装
置)。
だけでなく、硬組織の加工も可能なエルビウム・ヤグ・
レーザ(Er:YAGレーザ)が開発されている。この
レーザを用いれば、歯質等の治療も可能となる。
うなレーザ治療装置では以下の問題がある。
ンズの径が、最も小さいものでも1mmφ程度あり、1mm
φ以下のサイズの非接触型プローブを製作することが困
難である。このため、狭部内の治療、例えば、太さ50
0μmφ以下でしかも屈曲しているような歯牙の根管や
歯周凹部を治療する場合においては、狭部深部にある被
照射体部位を十分に照射することができなかった。
0.3 mm程度であるが、テーパ部の長手寸法が10mm
程度もあって、テーパ基端部の径が2mm程度と太い。
このため、狭部深部にある被照射体部位を照射したい場
合、この接触型プローブは、その深部まで届かず、ま
た,向きを変えて照射したい場合、テーパ部が邪魔にな
り、十分なレーザ照射をすることができなかった。
まプローブとして使用する場合、狭部深部にある被照射
体部位の加工は十分できるが、光ファイバのレーザ光出
射端が照射時の発熱により溶解したり、照射時に発生し
た飛散物が出射端に付着したり、また、飛散物が付着し
た出射端がレーザ光によって加熱されて溶解することが
ある。出射端が溶解したり、飛散物が付着したりする
と、出射端から出射するレーザ光が不均一となり、プロ
ーブとしての性能自体が劣化する。
いて歯質等の硬組織の治療を行う場合においては、治療
の際に生ずる蒸散物が歯質等に付着することを効果的に
防止し同時に治療部を冷却するためにレーザ光射出とと
もにプローブの近傍から洗浄水を噴出させることが好ま
しい。しかるに、エルビウム・ヤグ・レーザを効率良く
伝送できるフッ化物ファイバは水分の影響を受けやすい
という問題もある。
もので、本発明の第1の目的は、従来は困難であった歯
牙根管の治療、歯石除去又は窩洞形成等のため、狭部深
部を容易にかつ確実にレーザ照射することができるレー
ザ治療装置を提供することにある。
レーザ光出射端の溶解等を防止して本来の導光機能を確
保し、各種のプローブを取替えられるようにしたレーザ
治療装置を提供することにある。
として水分の影響を受けやすい光ファイバを用いた場合
に該光ファイバに水分の影響を与えることなくプローブ
近傍から洗浄水等を噴出できるようにしたレーザ治療装
置を提供することにある。
めに、第1の発明は、レーザ光源と、このレーザ光源か
ら出射したレーザ光を伝送する伝送用光ファイバと、こ
の伝送用光ファイバで伝送されたレーザ光を被照射体に
導くプローブとを備えたレーザ治療装置において、 前
記プローブを前記伝送用光ファイバと分離した別体の光
ファイバで構成し、前記伝送用光ファイバのレーザ光出
射端及び前記プローブのレーザ光入射端の近傍に、光フ
ァイバを冷却する冷却室を形成し、前記プローブのレー
ザ光入射端と前記伝送用光ファイバのレーザ光出射端と
の間に透光性部材を配置し、前記冷却室を前記プローブ
のレーザ光入射端側の冷却室と前記伝送用光ファイバの
レーザ光出射端側の冷却室との2つの冷却室に分離し、
各々別個の冷媒によって独立に冷却できるようにしたこ
とを特徴とするものである。
光源から出射したレーザ光を伝送する伝送用光ファイバ
と、この伝送用光ファイバで伝送されたレーザ光を被照
射体に導くプローブとを備えたレーザ治療装置におい
て、 前記プローブを前記伝送用光ファイバと分離した
別体の光ファイバで構成し、前記伝送用光ファイバの入
射端の近傍に該伝送用光ファイバの入射端を冷却するた
めの伝送用光ファイバ入射端冷却室を形成すると共に、
前記伝送用光ファイバのレーザ光出射端及び前記プロー
ブのレーザ光入射端の近傍に、光ファイバを冷却する冷
却室を形成したことを特徴とするものである。
るレーザ治療装置において、前記透光性部材が、前記伝
送用光ファイバのレーザ光出射端から出射したレーザ光
をプローブの入射端に集光させる集光光学部材であるこ
とを特徴とするものである。
るレーザ治療装置において、前記伝送用ファイバがフッ
化物ファイバであることを特徴とするものである。
るレーザ治療装置において、前記ブローブの先端部近傍
に、レーザー光の被照射体に向けて液体を噴射させる給
液路を設けたことを特徴とするものである。第6の発明
は、第5の発明にかかるレーザ治療装置において、前記
給液路が、ブローブの先端部に被せた液体案内部材とプ
ローブの外周部との間に形成されることを特徴とするも
のである。
るレーザ治療装置において、前記プローブの先端部を任
意の方向に曲げてその状態を保持できるプローブ角度調
整用部材を取り付けたことを特徴とするものである。
るレーザ治療装置において、前記プローブを前記伝送用
光ファイバに対して着脱自在に設けたことを特徴とする
ものである。
イバのレーザ光出射端の状態を悪化させることなくプロ
ーブにより狭部深部の治療を行え、さらに、伝送用光フ
ァイバのレーザ光出射端は冷却室で冷却されているの
で、狭部深部の治療後もレーザ光出射端を良好な状態に
保ち、次に行う治療に支障をきたすことがない。
介してレーザ光を伝送用光ファイバの出射端からプロー
ブの入射端に入射させることができ、同時に、この透光
性部材によって伝送光ファイバの側と伝送用光ファイバ
のレーザ光出射端側とを仕切ることができ、それぞれ独
立した2つの冷却室を構成することができ、各々別個の
冷媒によって独立に冷却することが可能になる。したが
って、例えば、伝送用光ファイバとして水分の影響を受
けやすいものを用いた場合、伝送用光ファイバ出射端側
冷却室は乾燥気体で独立に冷却して水分の影響を受けな
いようにし、他方、プローブ入射端側冷却室はこれと別
個の冷却系統で冷却することができる。これにより、例
えば、第9の発明のように、プローブを伝送用光ファイ
バに対して着脱自在にして交換可能なようにした場合、
その交換の際に、伝送用プローブ出射端を水分を少なか
らず含む外気に触れることがないようにすることができ
る。
ーザ光を伝送用光ファイバに入射させる際に伝送用光フ
ァイバの入射端が発熱等により破損することを防止する
ことができる。
学部材で構成することにより、この集光光学部材によっ
て、冷却室を2つに仕切る機能と、伝送用光ファイバの
出射端から出射したレーザ光を集光させてプローブの入
射端に入射させる集光機能とを兼ねることができる。
イバをフッ化物ファイバにする事により、使用されるレ
ーザ光をより透過せしめることができる。
に、レーザ光の被照射体に向けて液体を噴射させる給液
路を設けることにより、プローブを冷却しながら治療対
象物の洗浄も可能とする。
の先端部に被せた液体案内部材とプローブの外周部との
間に形成されることによって、治療対象物の洗浄や冷却
及びプローブの冷却等を行うことができる。
療に応じて変化させ、歯の裏側等のレーザ照射がしずら
い部位でも容易にかつ確実に治療することができる。ま
た、歯等の硬組織の治療も確実に行うことができる。
目的に応じて適宜プローブを選択し、交換することで、
効率的にかつ確実に治療することができる。
ーザ光源から延設された伝送用光ファイバの先端部に設
けられたレーザハンドピースの構成を示す断面図、図2
は図1のレーザハンドピース本体に装着されるファイバ
型プローブ部の構成を示す断面図である。
るレーザ治療装置の全体構成を示す斜視図であり、先
ず、本発明の理解を容易にするために、全体構成から説
明すると、レーザ発生装置5の上面板52には、レーザ
光の出射部たるソケット部6が設けられており、このソ
ケット部6には、コネクタ部7が接続されている。この
コネクタ部7には、伝送用光ファイバや給気パイプ等を
内蔵した外装チューブ9の一端が接続されており、この
外装チューブ9の他端側には、レーザハンドピース10
が接続されている。レーザ発生装置5内には、レーザ発
振器51が内設されており、このレーザ発振器51から
出射したレーザ光は、折り返しミラー51aによって折
り返された後、集光レンズ51bによって集光されて、
ソケット部6に導かれ、コネクター部7内において、外
装チューブ9内の伝送用ファイバに入射し、この伝送用
ファイバ内を伝送するレーザ光は、レーザハンドビース
10内においてファイバプロ−ブに導かれ、このファイ
バプロ−ブの出射端から出射する。以下、これらの図面
を参照にしながら第1実施例を説明する。
型プローブ部、符号2はレーザハンドピース本体で、こ
のレーザハンドピース本体2にファイバ型プローブ部1
が着脱自在に装着され、この装着によりレーザハンドピ
−ス10を構成する。
示すように、歯等の硬質の被照射体に直接レーザ光を導
いて照射するプローブとしてのファイバプローブ11
と、このファイバプローブ11を支持してレーザハンド
ピース本体2側に装着する雄コネクタ部12とから概略
構成されている。
に、コア111の外側にクラッド112を形成し、この
クラッド112を保護用ジャケット113で被覆した通
常の光ファイバで構成されている。このファイバプロー
ブ11の先端側はその端部まで保護用ジャケット113
で被覆され、基端側は後述の第1冷却用凹部15内に延
出した部分で保護用ジャケット113を剥がしてクラッ
ド112をむき出した状態になっている。ファイバプロ
ーブ11の基端側端面(レーザ光入射端)13は研磨加
工され、先端側端面(レーザ光出射端)14は研磨加工
してもよいが、破断面のままの状態であってもその使用
に支障をきたすことはない。ファイバプローブ11の長
さは用途に応じて適宜設定される。
イバとしては、使用されるレーザ光を透過し得るファイ
バであればよい。例えば、レーザ光として波長2.94μm
で発振するエルビウム・ヤグ・レーザ光を用いた場合、
ファイバプローブ11用のファイバとしては、脱水石英
ガラスファイバ、カルコゲナイトガラスファイバ、フッ
化物ファイバ等のガラスファイバの他、サファイアファ
イバ、ジンクセレンファイバ等の結晶ファイバを使用す
ることができる。なお、本実施例ではこのファイバプロ
ーブ11として脱水石英ガラスファイバを用い、コア1
11及びクラッド112の直径がそれぞれ430 μm及び
450 μmに設定され、保護用ジャケット113の直径が
480 μmとなるように金蒸着されている。
歯等の硬質材料に対する使用に耐え得るように、耐熱性
及び機械的強度に優れたものを使用することが望まし
く、金以外にも例えばアルミニウム等の金属やポリイミ
ド等の有機材料が使用できる。また、保護用ジャケット
113の成形法としては、蒸着以外にも無電界メッキ又
は保護用ジャケット材料をプリフォームにつけ、直接フ
ァイバ線引きを行う等の方法で形成してもよい。
央部には、前記ファイバプローブ11の基端部を挿入し
て固定するための挿入孔121が穿設されている。この
挿入孔121の外側端(図中の右側端)にはOリング挿
入溝122が形成され、内側端にはその内周を縮径して
形成した位置決め用段差123が設けられている。そし
て、ファイバプローブ11は、挿入孔121に挿入さ
れ、クラッド112をむき出したファイバプローブ11
の保護用ジャケット113が位置決め用段差123に当
接することで、ファイバプローブ11の位置決めが行わ
れ、むき出しのクラッド112も正確に位置決めされ
る。そして、この状態でファイバプローブ11が雄コネ
クタ部12に接着剤、嵌着挟持等によって固定される。
挿入孔121の外側端のOリング挿入溝122にはOリ
ング124が装着される。
は第1冷却用凹部15が形成されている。この冷却用凹
部15は、前記挿入孔121から延出したむき出しのク
ラッド112の周囲に空間を形成し、冷却用流体fがこ
の空間に流れ込むことでむき出されたクラッド112を
冷却するようになっている。なお、冷却用流体fとして
は、冷却機能の他、この流体fの流通通路内で周囲の湿
気を乾燥させることができるように乾燥流体、例えば乾
燥空気等が使用される。この乾燥空気等を使用するの
は、フッ化物ファイバの耐湿性が低いためである。
側には、結合用ねじ山125が形成され、図1に示すよ
うに後述のレーザハンドピース本体2側の結合用ねじ溝
253に螺合することで、後述の冷却室260を構成す
ると共に、レーザハンドピース本体2側とファイバ型プ
ローブ部1側とが光学的に接続される。
7図のレーザ発振器51)から出射したレーザ光をファ
イバ型プローブ部1まで伝送する伝送用光ファイバで、
この伝送用光ファイバ20としては、コア201、クラ
ッド202及び保護用ジャケット203から構成された
フッ化物ファイバを用い、これらの直径がそれぞれ400
μm、450 μm、500 μmとなっている。また、保護用
ジャケット203はUVアクリルジャケット製である。
この伝送用光ファイバ20として用いられるファイバ
は、使用されるレーザ光を透過し得るファイバであれば
よく、例えば波長2.94μmで発振するエルビウム・ヤグ
・レーザ光を用いた場合、フッ化物ファイバ、カルコゲ
ナイトガラスファイバ、脱水石英ガラスファイバ等のガ
ラスファイバの他に、サファイアファイバ、ジンクセレ
ンファイバ等の結晶ファイバを使用できる。
ァイバ20と、この伝送用光ファイバ20を収納してそ
の機械的強度を保証するステンレス製の細管22と、こ
の細管22を収納する外管24と、この細管22と外管
24とを一定間隔に保持して固定する端部固定金具25
とを備え、この細管22と外管24との間に一定間隔に
保持して形成された隙間が冷却用流体fを通す流体通路
23になっている。
第2冷却用凹部254内に延出した部分で保護用ジャケ
ット203を剥がしてクラッド202をむき出した状態
になっている。端部固定金具25は、その中央部に細管
挿入孔251が形成されると共に、外周の基端側(図1
中の左側)に、この端部固定金具25を外管24に挿入
するための縮径嵌合部252が形成されている。伝送用
光ファイバ20のむき出しのクラッド202は、細管2
2が細管挿入孔251に挿入固定されることで第2冷却
用凹部254内に延出されて正確な位置に支持され、フ
ァイバ型プローブ部1とレーザハンドピース本体2とが
結合することで、前記ファイバプローブ11のむき出し
のクラッド112と整合するようになっている。即ち、
伝送用光ファイバ20のレーザ光出射端21とファイバ
プローブ11のレーザ光入射端13とが整合するように
なっている。なお、伝送用光ファイバ20のレーザ光出
射端21近傍の保護用ジャケット203を剥がしてクラ
ッド202をむき出し状態にして第2冷却用凹部254
に延出するのは次の理由による。伝送用光ファイバ20
のレーザ光出射端21から出射したレーザ光の一部が該
レーザ光出射端21に対向する部位にある部材によって
反射されて、このレーザ光出射端21側に戻されること
があるが、この場合、レーザ光出射端21近傍に保護用
ジャケット203があると、この保護用ジャッケト20
3が上記した反射戻り光のエネルギ−を吸収して、結果
的にレーザ光出射端21を加熱・劣化させることがあ
る。このようなレーザ光出射端21の加熱・劣化を防止
するために、同時に冷却用流体fによる冷却を効率的に
行えるようにするために、伝送用光ファイバ20のレー
ザ光出射端21近傍の保護用ジャケット203を剥がし
てクラッド202をむき出し状態にしている。
前記ファイバ型プローブ部1の結合用ねじ山125が螺
合する結合用ねじ溝253が形成されている。さらに結
合用ねじ溝253の内側には、細管挿入孔251から延
出したむき出しのクラッド202の外周に空間を形成
し、冷却用流体fがこの空間に流れ込むことでむき出さ
れたクラッド202を冷却する第2冷却用凹部254が
形成されている。流体通路23と第2冷却用凹部254
との間には、端部固定金具25によって仕切られた部分
で相互に連通するため、連通孔255が形成されてい
る。さらに、端部固定金具25には、第2冷却用凹部2
54に流入した冷却用流体fを外部に排出するため、第
2冷却用凹部254と外部とを連通する排出孔256が
形成されている。
じ溝253に、ファイバ型プローブ部1の雄コネクタ部
12に設けられた結合用ねじ山125が螺合すること
で、前記伝送用光ファイバ20のクラッド202とファ
イバプローブ11のクラッド112とが整合して、即
ち、クラッド202のレーザ光出射端21とクラッド1
12のレーザ光入射端13とが整合してレーザ光源から
のレーザ光が効率的にファイバプローブ11に導光され
るようになっている。さらに、整合した各クラッド11
2,202の周囲には、前記第1冷却用凹部15及び第
2冷却用凹部254によって冷却室260が形成され
る。
器51において、波長2.94μmで発振するエルビウム・
ヤグ・レーザが使用されている.
は、レーザ光源から出射されたレーザ光は、伝送用光フ
ァイバ20によってレーザハンドピース本体2まで伝送
される。このレーザ光は、レーザハンドピース本体2に
おいて伝送用光ファイバ20のレーザ光出射端21から
出射し、ファイバ型プローブ部1側であるファイバプロ
ーブ11のレーザ光入射端13に入射する。ファイバプ
ローブ11に入射したレーザ光は、このファイバプロー
ブ11を通じて、そのレーザ光出射端14から目的の位
置に向けて照射される。
置本体から供給され、流体通路23を伝ってレーザハン
ドピース本体2まで送られる。このレーザハンドピース
本体2まで送られた冷却用流体fは連通孔255を介し
て冷却室260に供給され、この冷却室260に延出し
ているクラッド202,112及びその周囲を冷却する
と共に乾燥し、排出孔256から外部に排出される。
による弊害を防止すると共に、各クラッド202,11
2のレーザ光出射端21及びレーザ光入射端13がレー
ザ光により加熱して溶解したり、レーザ光入射端13に
入射できずに外部に漏れたレーザ光によって周囲が加熱
されるのを確実に防止する。また、ファイバプローブ1
1として光ファイバを使用するため、狭部深部へのレー
ザ照射が容易になる。
て歯30の治療を行っている図である。図示するよう
に、レーザハンドピース本体2にファイバ型プローブ部
1を装着してファイバプローブ11を歯30内に挿入
し、レーザ光出射端14を歯内病巣部に向け、レーザ光
を照射して治療する。
生した飛散物がレーザ光出射端14に付着したり、レー
ザ照射時の発熱によるレーザ光出射端14が溶解したと
きは、このレーザ光出射端14を研磨して飛散物付着部
又は溶解部を除去し、当初の状態に戻して同じエネルギ
ーでのレーザ照射を続けて行う。
光出射端14が摩耗することがあるが、ファイバプロー
ブ11は光ファイバであり、どこを切っても同じ状態な
ので、摩耗しても当初の設計通りのレーザ光を得ること
ができる。
を治療するときは、図4に示すように、ファイバ型プロ
ーブ部33のファイバプローブ34として伝送用光ファ
イバ20よりも小さい径の光ファイバを使用する。即
ち、小さい径の光ファイバを用いたファイバプローブ3
4を取り付けたファイバ型プローブ部33をレーザハン
ドピース本体2に装着し、この小さい径のファイバプロ
ーブ34で被照射体にレーザ光を照射する。なお、ファ
イバ型プローブ部33の構造は、ファイバプローブ34
及び雄コネクタ部35の挿入孔351の径が小さいのを
除いて、ファイバ型プローブ部1と同じである。ファイ
バプローブ34の径、長さ及び形状は、治療目的に応じ
て設定し、この種々の設定のファイバプローブ34を備
えた複数のファイバ型プローブ部33を適宜交換するこ
とで、様々な曲り方や深度の部位に対応した治療を行
う。
径寸法のファイバプローブ34を用いた場合にその径寸
法のために挿入できなかったような狭い部分にも容易に
挿入して的確に被照射体部位をレーザ照射することがで
きる。
ーザ光出射端21より出射したレーザ光Lは全部ファイ
バプローブ34に入射することはできず、その一部はフ
ァイバプローブ34のレーザ光入射端341から外側に
ずれて第1冷却用凹部15の内壁を照射することにな
る。
部15の内壁は、伝送用光ファイバ20のレーザ光出射
端21から一定の距離を隔てているので、レーザ光がこ
の内壁に到達するときにはエネルギー密度が小さくなっ
ており、さらに冷却室260内に冷却用流体fを流して
いるので、レーザ光照射による第1冷却用凹部15の内
壁の加熱を抑えることができる。
プローブ34が熱破壊されたり、保護用ジャケットが加
熱炎上して破壊されることがなくなる。第1冷却用凹部
15の内壁の加熱を防止しているので、この内壁からの
蒸散物や飛散物の発生を抑えることができ、その結果、
従来見られたような蒸散物や飛散物が伝送用ファイバ2
0のレーザ光出射端21及びファイバプローブ34のレ
ーザ光入射端341に付着して熱破壊が発生することも
なくなる。
60の内径は伝送用ファイバ20を収納する細管22の
外径より大きく、また、長さもむき出しのクラッド20
2,112の長さに匹敵する長さとなるが、冷却室26
0の大きさは、クラッド202,112を十分冷却する
ためにクラッドの周囲に冷却用流体fが流れるようにさ
れ、かつ伝送用光ファイバ20のレーザ光出射端21と
ファイバプローブ11,34のレーザ光入射端13,3
41との間隔が一定距離隔てられているようにすればよ
い。
た排出孔256から外部に排出させずとも、冷却用流体
fの連通孔255とは別にハンドピース内に排出通路を
設けてもよい。
型プローブ部1,33に取り付けられたファイバプロー
ブ11,34として光ファイバをそのまま使用したが、
図5に示すように、ファイバプローブ11に、このファ
イバプローブ11の角度を調整する角度調整用細管40
を設けてもよい。この角度調整用細管40は可撓性のあ
る金属でチューブ状に成形され、その硬さはファイバプ
ローブ11の弾性より強く設定され、この細管40を曲
げることで角度を調整されたファイバプローブ11の弾
性によって元に戻らないようになっている。そして、こ
の角度調整用細管40は、その内部にファイバプローブ
11が挿入された状態で基端部が雄コネクタ部12に固
定され、この角度調整用細管40を曲げることで、雄コ
ネクタ部12に対して所定の角度にファイバプローブ1
1を調整する。
ころでも曲げたファイバプローブ11によって容易に届
かせることができ、患部を確実に治療する。
型プローブ部1,33とレーザハンドピース本体2と
は、ねじ部で螺合固定することにより着脱交換する構成
としたが、これに限らず、スプリングを用いた周知のバ
ヨネット結合等の他の手段でもよい。
ブとしてのファイバプローブを雄コネクタ部に取り付け
た複数のファイバ型プローブ部を用いて種々の治療の用
途に応じるようにしたが、図6に示すように、図1にお
ける端部固定金具25に相当する部分としてのレーザハ
ンドピース本体42と図1における雄コネクタ部12に
相当する部分としての雄コネクタ部43とを一体に形成
し、このレーザハンドピース本体42と雄コネクタ部4
3との間に冷却室44を形成するようにしてもよい。そ
して、ファイバプローブ45は雄コネクタ部43に設け
られた挿入孔431に挿入され、この挿入孔431内に
設けられた2つのOリング46,47によって保持され
る。このような構造では、ファイバプローブ45のみを
挿入孔431に挿入することで着脱交換可能になり、か
つその着脱が容易で、コスト低減を図れる。
7に示したレーザ治療装置が使用され、図8は本発明の
第2実施例にかかるレーザ治療装置に接続されるレーザ
ハンドピース8の部分の構成を示す縦断面図であって、
図10の横断面図におけるVIIIーVIII線による
断面を示す図、図9は図10のIXーIX線による縦断
面図である。図10は図8のXーX線による横断面図、
図11はソケット部6にコネクタ部7が接続された状態
の縦断面図、図12はソケット部6の部分縦断面図、図
13はコネクタ部7の一部破断部分外観図、図13はコ
ネクタ部7の部分縦断面図である。
ザハンドピース8を説明し、次に、図11〜図14を参
照にしながらソケット部6及びコネクタ部7の各々につ
いて説明する。
ーザハンドピース8の一方の側(後端部)からそのレー
ザハンドピース本体81の内部に、伝送用光ファイバ8
2、第1給気パイプ83、第2給気パイプ84及び給水
パイプ85の一端部が挿入されて内部部材に接続されて
いるとともに、他方の側(先端部)にファイバプローブ
821が着脱自在に取り付けられるようになっている。
これにより、伝送用光ファイバ82によって伝送された
レーザ光を後述するとおりファイバプローブ821の出
射端8212から出射させるとともに、第1給気パイプ
83によって導かれた乾燥ガスで伝送用光ファイバのレ
ーザ光出射端8201を冷却し、これと独立に第2給気
パイプ84によって導かれたガスによってファイバプロ
ーブ821のレーザ光入射端8211の冷却と該レーザ
光入射端8211に異物や水滴等が付着した場合、これ
らの付着物を除去し、さらに、給水パイプ85によって
導かれた洗浄水をプローブ保護管829の先端部から噴
出させるものである。なお、ここで、伝送用光ファイバ
82は例えばコア及びクラッドがフッ化物ガラスからな
る光ファイバにUV樹脂などの保護ジャケットを被覆し
たものである。また、伝送用光ファイバ82、第1給気
パイプ83、第2給気パイプ84及び給水パイプ85
は、ともに軟質可撓性の外装チューブ9内に気密に収納
されてその他端はコネクタ部7に接続されている。
側内部には、その内周面の段部8101に当接するよう
に伝送用光ファイバホルダー86が装着され、また該ホ
ルダー86の先端側にはレンズホルダー88が装着さ
れ、さらにレンズホルダー88の先端側には接手811
が装着され、レーザハンドピース本体81のねじ部81
02と螺合するカバーナット812をしめることにより
上記の段部8101とカバーナット812の段部812
4との間に上記のホルダー86及び88並びに接手81
1を固定している。
バ挿通孔860には、保護ジャケットを除去した伝送用
光ファイバ82部分にスリーブ87を接着剤等により被
着してなる伝送用光ファイバ端末を挿通しており、スリ
ーブ87の外周の円周方向の溝に嵌着されたリング87
1がホルダー86の端面に当接することにより伝送用光
ファイバ82のレーザ光出射端8201を位置決めして
いる。レーザハンドピース8の操作時、レーザハンドピ
ース本体81と伝送用光ファイバ82の間にねじれが生
じた場合、スリーブ87とホルダー86の間の回転によ
り伝送用光ファイバ82の折損を防止できる構造となっ
ている。なお、ねじれの生じる虞がない場合、スリーブ
87とホルダー86とが相対的に回転しないようにこれ
らを固定できる手段、例えば、ホルダー86にその径方
向に貫通するねじ孔を設け、このねじ孔に固定ねじを捩
じ込んでそのねじの先端をスリーブ87の外周面に当接
させるようにした固定機構等を設けてもよい。
2のレーザ光出射端8201を受容する凹室881とこ
れに隣接する窓部とを有し、この窓部に集光球レンズ8
9が装着され、Oリング810により気密に支持されて
いる。この球レンズ89とOリング810の介在により
出射冷却室8811とともに、接手811の内部で後述
するファイバプローブ821のレーザ光入射端8211
を受容する入射冷却室814を気密に隔離している。ま
た、接手811とレーザハンドピース本体81との界面
もOリング817により気密に封止され、上記集光球レ
ンズ89より左側に位置する伝送用光ファイバ82の収
納部は気密にされ、伝送用光ファイバ82は大気中の水
分からも遮断されている。
ように設けられたプローブ挿入孔813を有している。
該挿入孔813は内周径小部8131、内周径大部81
32及びこれらの境界の段部8133を有している。内
周径小部8131には保護ジャケットを除去したファイ
バプローブ821の端末が挿入され、内周径大部813
2にはファイバプローブ821の外周に端末スリーブ8
22を被着した状態で、この端末スリーブ822が挿入
されている。そして端末スリーブ822の端部が段部8
133に当接することにより、ファイバプローブ821
のレーザ光入射端8211が入射冷却室814内に適当
な長さ突出するように位置決めしている。
201より出射したレーザ光は、集光球レンズ89を通
してファイバプロープ821のレーザ光入射端8211
に集光して入射し、ファイバプローブ821内を導光し
て、このファイバプローブ821のレーザ光出射端82
12から被照射体に向けて出射する。それ故、ファイバ
プロープ821は、伝送用光ファイバ82によって伝送
されたレーザ光を被照射体に導くもので、短尺の光ファ
イバによって形成されている。ファイバプローブ821
は短尺であるから、伝送用光ファイバ82を形成するフ
ッ化物ファイバに比べて導光効率は劣っても、フッ化物
ファイバに比べ耐湿性が高く、また耐折損性等の機械強
度も優れる光ファイバを用いても良い。
ザ光出射端が照射時の熱により溶解したり、照射時に発
生した生体組織の蒸散物がレーザ光出射端8212に付
着したりするために、比較的頻繁に交換して使用するの
で、低コストであることが望ましい。これらの理由か
ら、ファイバプローブ821を形成する光ファイバとし
てはコア及びクラッドが石英ガラスよりなり金属コート
あるいはポリイミド等の耐熱性樹脂の保護ジャケットを
施した光フアイバを用いるのが好ましい。もっとも、上
記のように比較的頻繁に交換して使用するものであるか
ら、フッ化物ファイバを用いることを排除するものでは
ない。
201から出射されたレーザ光が効率良くファイバプロ
ーブ821のレーザ光入射端8211に入射するよう
に、レーザ光出射端8201とレーザ光入射端8211
とは設計され、配置されているが、レーザ光出射端82
01から出射したレーザ光の一部はロスとなり熱を発生
する。このためレーザ光出射端8201は後述するよう
に第1給気パイプ83により供給される乾燥ガスにより
冷却され、レーザ光入射端8211は後述するように第
2給気パイプ84により供給されるガスにより冷却され
る。また、この給気ガスにより伝送用光ファイバ82の
レーザ光出射端8201及びファイバプローブ821の
レーザ光入射端8211にゴミが付くことを防いでい
る。
ファイバホルダー86の貫通孔861に挿入され端部が
接着剤などにより固定されている。第1給気パイプ83
から供給される乾燥ガスは該貫通孔861から伝送用光
ファイバホルダー86内の貫通孔861及びこの伝送用
ファイバホルダー86とレンズホルダー88との間の間
隙をそれぞれ通り出射冷却室8811に流入し、伝送用
光ファイバ82の出射端8201を冷却する。出射冷却
室8811に流入した乾燥ガスは、伝送用光ファイバホ
ルダー86とレンズホルダー88との間の間隙を通り、
伝送用光ファイバホルダー86のパイプ挿入孔862と
給水パイプ85との間に設けた間隙を通ってレーザハン
ドピース本体81と伝送用光ファイバ82並びに上記各
パイプ83、84及び85との間の空隙に流入し、該空
隙内を図で左方へ逆流して外装チューブ9内を通り、上
記レーザ光出射端8201から充分に離れた場所に設け
られたガス放出口(後述するソケット部6のガス放出口
678;図11〜12参照)から放出される。なお、こ
のガス放出口678の手前には逆止弁777が設けられ
ており、水分を含む外部の空気が逆流して外装チューブ
9内に侵入するのを防止している。
される乾燥ガスは伝送用光ファイバのレーザ光出射端8
201を冷却した後、伝送用光ファイバ収納部内を逆流
してレーザ光出射端8201から充分に離れた場所で放
出されるので、逆流する乾燥ガスが伝送用光ファイバ8
2を水分から遮断し、かつ冷却する効果もある。また、
仮に、伝送用光フアイバ82が折損し、折損箇所がレー
ザ光により焼損するようなことが万一生じても、折損粉
や煙は上記した乾燥ガスの流れによりレーザ光出射端8
201から充分に離れた場所で外部へ放出されるので、
集光球レンズ89をゴミや煙で汚すことなく、また煙や
折損粉が患部に付着したりあるいは患者に恐怖感を与え
たりすることがない。本発明においては第1給気パイプ
83から供給された乾燥ガスを外部に放出する場所はレ
ーザ光出射端8201から十分に離れた場所であって、
しかも上記観点が考慮された場所を選定することが望ま
しい。
8211を冷却するガスを供給する第2給気パイプ84
は、伝送用光ファイバホルダー86及びレンズホルダー
88を貫通して接手811のパイプ挿入孔815Aに挿
入され、その開口端部が接着剤などにより固定されてい
る。第2給気パイプ84から供給された乾燥ガスは給気
路であるパイプ挿入孔815Aから給気路815Bを通
り入射冷却室814に流入し、レーザ光入射端8211
を冷却する。入射冷却室814に流入したガスはガス導
路815Cをへてガス放出路815Dに至り、カバーナ
ット812のガス放出口8122から外部に放出され
る。
径大部とその先端部に外周径小部を有し、その外周径小
部にねじ819を設けている。外周径大部と外周径小部
との境界の段部818は、カバーナット812のねじを
締めたときに、カバーナットの先端部の段部8124と
当接し、接手811等をレーザハンドピース本体81に
固定することは既に前記した通りである。
の径大部825の内面に設けられているねじ827が接
手811の上記のねじ819と螺合する。プローブ保持
具824の内面に設けたテーパー部828には、一端部
に上記テーパー部828の面と適合するテーパー面を有
し、他端を接手811の先端面に当接した締付具823
が係合されている。プローブ保持具824のねじ827
を締め、プローブ保持具824が図で左方へ動けば、テ
ーパー部828が締付具823のテーパー面を押圧し、
これによって締付具823が内方に変形してファイバプ
ローブの端末スリーブ822を締付け把持する。またプ
ローブ保持具824のねじ827を緩めると締付具82
3による端末スリーブ822の締付けが解除される。し
たがってプローブ保持具824のねじ827の締め、緩
めによって端末スリーブ822を被着したファイバプロ
ーブ821を自在に着脱することができる。
26は外面が六角形等の多角形に形成され、これにプロ
ーブ保護管829の多角形の基部8291を被せてい
る。給水パイプ85は伝送用光ファイバホルダー86及
びレンズホルダー88を貫通し、接手811の給水パイ
プ挿入孔816Aに挿入され、パイプの開口端部は接着
剤などにより固定されている。挿入孔816Aの先端は
接手811の先端面に開口する導水路816Bに連通し
ている。
水、水・スプレーであってもよい)は導水路816B、
締付具823の内部空間、端末スリーブ822の先端側
に設けられている長手方向の切欠き溝8221をへてプ
ローブ保持具824の径小部826とファイバプローブ
821との間に流入し、プローブ保護管829内をファ
イバプローブ821に沿って流れ、プローブ保護管82
9の先端から噴出し、被照射体である歯牙等に噴射され
て歯牙などの周りに付着した蒸散残留物の洗浄除去及び
患部の冷却を行う。同時にファイバプローブ821の先
端も洗浄される。なお、水は上記の通りファイバプロー
ブ821に沿って流れるので、このファイバプローブ8
21を冷却する効果もある。
2はフッ化物ファイバからなるものとして説明したが、
本発明においては伝送用光ファイバがフッ化物ファイバ
に限られるものではない。本発明は、フッ化物ファイバ
に限らず水分の影響を受けやすい耐湿性が低い光ファイ
バを伝送用光ファイバとして使用する場合はもとより、
より一般的に、レーザ光源からレーザハンドピース等の
レーザ治療装置にレーザ光を導光する比較的長尺の伝送
用光ファイバを水分から保護し伝送用光ファイバの長寿
命化を図る場合に対しても有効なものである。また、本
発明のレーザ治療装置は歯科治療用レーザハンドピース
に限られるものでもない。さらに上記説明した実施例は
種々の変形が可能である。また、図8〜図9に示したも
のの変形例として、レーザハンドピースの内径部全体を
通気路としてもよい。伝送用光ファイバには耐水性、耐
湿性を危惧することなく導光効率が良い光ファイバを選
ぶこともできる。ファイバプローブのレーザ光入射端8
211を冷却する第2の給気パイプ84から供給される
ガスは乾燥ガスを用いる必要はない。また、球レンズ8
9の代わりにレーザ光を透過しうる透明板でもよい。
生装置5の上面板52に取り付けられたソケット部6及
びこのソケット部6に接続されるコネクタ部7について
説明する。なお、ソケット部6は、レーザ発生装置5の
上面板52にナット622で固定され、レーザ発振器5
1のレーザ光軸芯にソケット部6の中空部が、折り返し
ミラ−51aを介して、同軸的に一致するように配置さ
れている。また、ソケット部6の外周部には、該ソケッ
ト部6の中空部内に気体を導入するための2つの気体導
入口683、684が設けられており、またコネクタ部
7の外周部には洗浄水の導入口785が設けられてい
る。
クタ本体部71とこのコネクタ本体部71の前方側(図
中右方側)筒部735に螺合固定された接続金具部73
6とを有し、この接続金具部の前方側に、後述するよう
に外側締め付け金具737と内側締め付け金具739を
介して、外装チューブ9の一端が気密に接続固定されて
いる。なお、この外装チューブ9内には伝送用光ファイ
バ82、第1給気パイプ83、第2給気パイプ84及び
給水パイプ85が内蔵され、これらの一端はコネクタ部
7に接続されている。
うに、伝送用光ファイバ82(この伝送用光ファイバ8
2の前方側は図7に示す通り、外装チューブ9内を挿通
してレーザハンドビース8に接続されている。)がフェ
ルール762を介して挿通固定され、この伝送用光ファ
イバ82のレーザ光入射端820の対向する部位は、レ
ーザ発振器から伝送されたレーザ光を伝送用光ファイバ
82のレーザ光入射端820に入射できるような開口部
741になっている。この開口部741の前方側(右方
側)は透光性部材7411により気密的に仕切られて、
当該透光性部材7411と伝送用光ファイバ82のレー
ザ光入射端820との間の空所が伝送用光ファイバ82
のレーザ光入射端820を冷却するための冷却室740
とされている。なお、この伝送用光ファイバを装着する
フェル−ル762は、ネジ763によってその光軸調整
を行っている。
本体部71の後方側筒状部732の先端に嵌挿される筒
状の先端固定金具733と、後方側筒状部732の内周
面に嵌挿された内筒部材734との間に挾持されてい
る。この内筒部材734は、伝送用光ファイバ82のレ
ーザ光入射端820の前方でテーパー状に減径されたノ
ズル部742を形成している。
うに、上記内筒部材734及び後方側筒状部732を貫
通して外周に開口する給気管路通気孔753、753に
よって外周部と連通され、その通気孔753は後方側筒
状部732に嵌装された輪状の弁体773の内周面より
閉止されている。輪状弁体773は、その内周面が上記
後方側筒状部732の外周面を摺動できるように、かつ
圧縮スプリング774により、後方(図中左方)に弾性
付勢されて、嵌合されており、また輪状弁体773の内
周から外周に貫通させた弁孔773Aは、この輪状弁体
773を前方に押進したときに上記通気孔753、75
3と連通するように設けられている。また、冷却室74
0は、コネクタ本体部71をその軸方向に沿って貫通し
て形成された気体通路783Aを通じて第1給気パイプ
83に接続されている。
11、図12に示すようにソケット部6の受容孔626
の内周面に面接するように嵌装されて、コネクタ部7が
ソケット部6に接続されるが、ソケット部6の内周面に
は第1段部671が設けられており、コネクタ部7の上
記輪状弁体773の後方端部772が上記第1段部67
1と当接するようになっている(図14も参照)。
ソケット部6に装着した場合には、ソケット部6の中空
部内周に設けた第2段部627(図12も参照)とコネ
クタ部7の外周に設けた段部7391(図14も参照)
とが当接する状態で、コネクタ部7の袋ナット738
を、ソケット部6の外縁ネジ部628(図12も参照)
に螺合して位置決め固定される。コネクタ部7の筒状の
先端固定金具733の外周面がソケット部6の受容孔6
23の内周面(図12も参照)に摺接嵌合して、ソケッ
ト部6のレーザ光軸芯が、コネクタ本体部71の中心軸
と一致し、レーザ光は、透光性部材7411を透過して
正確に伝送用光ファイバ82のレーザ光入射端820に
入射される。入射したレーザ光は伝送用光ファイバ82
を伝送されて、上記レーザハンドピース8に供給され、
ファイバプローブ821のレーザ光出射端8212より
放射される。
の接続の際には、ソケット部6の内周面の第1段部67
1が上述のコネクタ部7の外周に嵌装させた輪状弁体7
73をスプリング774の弾性力に抗して、前方に押し
戻し、当該弁体773の弁孔773Aが、後方側筒状部
732及び内筒部材734に開孔された通気孔753、
753と連通する。この状態で図11に示すように気体
導入口683を通じて気体供給パイプ683Bから供給
される加圧乾燥気体を導入すると、この加圧乾燥気体
は、気体通路683Aを通り、ソケット部6の受容孔6
24の内周面と弁体773の外周との間隙を経由して、
弁孔773A及び通気孔753を通過し、冷却室740
に至り、ノズル部742から伝送用光ファイバ82のレ
ーザ光入射端820に吐出されてこれを冷却する。レー
ザ光入射端820を冷却した乾燥気体は、気体通路78
3Aを経由して第1給気パイプ83に導入されて該第1
給気パイプ83を通ってレーザハンドピース8内に送出
され、図8に示すようにレーザハンドピース8内の出射
冷却室8811に至って伝送用光ファイバ82のレーザ
光出射端8201を冷却した後、図8に示すパイプ挿入
孔862の間隙を通じて、レーザハンドピース本体81
内の空隙を通り、図11に示すように該外装チューブ9
内を逆流してコネクタ部7の排出口776に設けられた
逆止弁777を通ってソケット部6のガス放出口678
を通じて外部に排出される。なお、コネクタ部7をソケ
ット部6から脱離した場合には、輪状弁体773がスプ
リング774の弾性力によって後方に押し戻され、通気
孔753、753を閉塞し、外部から大気が流入するの
を防止する。
化物系ファイバー等吸湿性の材質で形成されたものを使
用した場合に、該伝送用光ファイバ82のレーザ光入・
出射端及び外周部に接する雰囲気を水分の含まない乾燥
気体雰囲気とすることができる。なお、特に説明しない
が、ソケット部6とコネクタ部7との接合部その他気密
に保持すべき部位には必要に応じてOリング等の気密保
持手段が用いられていることは勿論である。
84を通じて気体供給パイプ684Bから供給される空
気を導入すると、この空気は、ソケット部6の気体通路
684Aを通り、受容孔625の内周面(図12も参
照)に沿って形成された隙間684Cを通り、コネクタ
部6の気体通路784Aを通じて第2給気パイプ84内
に導入され、図9に示すように該第2給気パイプ84を
通じてレーザハンドピース8内に導かれ、しかる後、上
述したように、ファイバプローブ821のレーザ光入射
端8211を冷却する。なお、隙間684Cは、コネク
タ本体部71の外周に形成された凹部730(図14も
参照)とソケット部6の内周面とで形成している。
785を通じて洗浄水供給パイプ785Bから供給され
る洗浄水を導入すると、この洗浄水は、液体通路785
Aを通り、給水パイプ85に導入され、図8に示すよう
に、該給水パイプ85を通じてレーザハンドピース8内
に導かれ、しかる後、上述したように、プロ−ブ保護管
829の先端から噴出される。
35に螺合固定された接続金具部736の前方側端部に
は、内側締め付け金具739と外側締め付け金具737
とが取り付けられ、これらによって外装チューブ9の一
端をコネクタ部7に気密に接続固定している。
2のレーザ光出射端8201及びレーザ光入射端820
と、ファイバプローブ821のレーザ光入射端8211
とを別個独立の冷媒によって別個に冷却することができ
る。したがって、伝送用光ファイバのレーザ光出射端8
201及びレーザ光入射端820を乾燥気体で冷却し、
一方、これと別個の冷却系統でファイバープローブ82
1のレーザ光入射端8211を通常の空気等で冷却する
ことにより、伝送用光ファイバに水分の影響を与えるお
それを除去しつつ、ファイバプローブ821を交換する
ことができる。しかも、洗浄水をプロ−ブ保護管829
の先端から噴出させることができるから、治療箇所の洗
浄を行いながらの治療も可能となる。
以下のような効果を奏する。
と分離した別体の光ファイバで構成し、前記伝送用光フ
ァイバのレーザ光出射端及び前記プローブのレーザ光入
射端の近傍に、光ファイバを冷却する冷却室を形成した
ことにより、伝送用光ファイバとファイバプロ−ブの加
熱による劣化を防止して、それぞれのレーザ光出射端と
レーザ光入射端を良好な状態に維持することができる。
送用光ファイバのレーザ光出射端との間に透光性部材を
配置し、前記冷却室をプローブのレーザ光入射端側の冷
却室と伝送用光ファイバのレーザ光出射端側の冷却室と
の2つの冷却室に分離し、各々別個の冷媒によって独立
に冷却できるようにしたことにより、透光性部材を介し
てレーザ光を伝送用光ファイバの出射端からプローブの
入射端に入射させることができ、同時に、この透光性部
材によって伝送光ファイバの側と伝送用光ファイバのレ
ーザ光出射端側とを仕切ることができ、それぞれ独立し
た2つの冷却室を構成することができ、各々別個の冷媒
によって独立に冷却することが可能になる。したがっ
て、例えば、伝送用光ファイバとして水分の影響を受け
やすいものを用いた場合、伝送用光ファイバの出射冷却
室は乾燥気体で独立に冷却して水分の影響を受けないよ
うにし、他方、プローブの入射冷却室はこれと別個の冷
却系統で冷却することができる。これにより、例えば、
プローブを伝送用光ファイバに対して着脱自在にして交
換可能なようにした場合、その交換の際に、伝送用光フ
ァイバのレーザ光出射端を水分を少なからず含む外気に
触れることがないようにすることができる。
することにより、この集光光学部材によって、冷却室を
2つに仕切る機能と、伝送用光ファイバのレーザ光出射
端から出射したレーザ光を集光させてプローブのレーザ
光入射端に入射させる集光機能とを兼ねることができ
る。
光を伝送用光ファイバに入射させる伝送用光ファイバの
レーザ光入射端の近傍に該伝送用光ファイバのレーザ光
入射端を冷却するための冷却室を形成したことにより、
レーザ光源からのレーザ光を伝送用光ファイバに入射さ
せる際に伝送用光ファイバのレーザ光入射端が発熱等に
より破損することを防止することができる。
バにすることにより、使用されるレーザ光の伝送効率を
向上させることができる。
光の被照射体に向けて液体を噴射させる給液路を設ける
ことにより、プローブを冷却しながら治療対象物の洗浄
も可能とする。
せた液体案内部材とプローブの外周部との間に形成され
ることによって、治療対象物の洗浄や冷却及びプローブ
の冷却等を行うことができる。
曲げてその状態を保持できるプローブ角度調整用部材を
取り付けたことにより、プローブの角度を治療に応じて
変化させ、歯の裏側等のレーザ照射がしずらい部位でも
容易にかつ確実に治療することができる。また、歯等の
硬組織の治療も確実に行うことができる。
して着脱自在に設けたことにより、各種の治療目的に応
じて適宜プローブを選択し、交換することで、効率的に
かつ確実に治療することができる。
おける伝送用光ファイバの先端部に設けられたレーザハ
ンドピースの構成を示す断面図である。
バ型プローブ部の構成を示す断面図である。
を行っている状態を示す説明図である。
面図である。
例を示す断面図である。
体的に形成した例を示す断面図である。
ーザ治療装置の全体構成を示す斜視図である。
接続されるレーザハンドピース8の縦断面図であって、
図10の横断面図におけるVIIIーVIII線による
断面を示す図である。
る。
態の縦断面図である。
ース、5…レーザ発生装置、6…ソケット部、7…コネ
クタ部、9…外装チューブ、11,821…ファイバプ
ローブ、13,8211…ファイバプロ−ブのレーザ光
入射端、14,8212…ファイバプロ−ブのレーザ光
出射端、20,82…伝送用光ファイバ、21,820
1…伝送用光ファイバのレーザ光出射端、40…角度調
整用細管、2、81…レーザハンドピース本体、83…
第1給気パイプ、84…第2給気パイプ、85…給水パ
イプ、89…集光球レンズ、260…冷却室、740…
伝送用光ファイバの入射冷却室、814…ファイバプロ
ーブの入射冷却室、820…伝送用光ファイバのレーザ
光入射端、8811…伝送用光ファイバの出射冷却室
Claims (8)
- 【請求項1】 レーザ光源と、このレーザ光源から出射
したレーザ光を伝送する伝送用光ファイバと、この伝送
用光ファイバで伝送されたレーザ光を被照射体に導くプ
ローブとを備えたレーザ治療装置において、 前記プローブを前記伝送用光ファイバと分離した別体の
光ファイバで構成し、 前記伝送用光ファイバのレーザ光出射端及び前記プロー
ブのレーザ光入射端の近傍に、光ファイバを冷却する冷
却室を形成し、 前記プローブのレーザ光入射端と前記伝送用光ファイバ
のレーザ光出射端との間に透光性部材を配置し、 前記冷却室を前記プローブのレーザ光入射端側の冷却室
と前記伝送用光ファイバのレーザ光出射端側の冷却室と
の2つの冷却室に分離し、各々別個の冷媒によって独立
に冷却できるようにしたことを特徴とするレーザ治療装
置。 - 【請求項2】 レーザ光源と、このレーザ光源から出射
したレーザ光を伝送する伝送用光ファイバと、この伝送
用光ファイバで伝送されたレーザ光を被照射体に導くプ
ローブとを備えたレーザ治療装置において、 前記プローブを前記伝送用光ファイバと分離した別体の
光ファイバで構成し、 前記伝送用光ファイバの入射端の近傍に該伝送用光ファ
イバの入射端を冷却するための伝送用光ファイバ入射端
冷却室を形成すると共に、 前記伝送用光ファイバのレーザ光出射端及び前記プロー
ブのレーザ光入射端の近傍に、光ファイバを冷却する冷
却室を形成したことを特徴とするレーザ治療装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のレーザ治療装置
において、 前記透光性部材が、前記伝送用光ファイバのレーザ光出
射端から出射したレーザ光を前記プローブの入射端に集
光させる集光光学部材であることを特徴とするレーザ治
療装置。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載のレーザ治療装置
において、 前記伝送用ファイバがフッ化物ファイバであることを特
徴とするレーザ治療装置。 - 【請求項5】 請求項1又は2に記載のレーザ治療装置
において、 前記ブローブの先端部近傍に、レーザー光の被照射体に
向けて液体を噴射させる給液路を設けたことを特徴とす
るレーザ治療装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載のレーザ治療装置におい
て、 前記給液路が、ブローブの先端部に被せた液体案内部材
とプローブの外周部との間に形成されることを特徴とす
るレーザ治療装置。 - 【請求項7】 請求項1又は2に記載のレーザ治療装置
において、 前記プローブの先端部を任意の方向に曲げてその状態を
保持できるプローブ角度調整用部材を取り付けたことを
特徴とするレーザ治療装置。 - 【請求項8】 請求項1又は2に記載のレーザ治療装置
において、 前記プローブを前記伝送用光ファイバに対して着脱自在
に設けたことを特徴とするレーザ治療装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP22386892A JP3213070B2 (ja) | 1991-08-23 | 1992-08-24 | レーザ治療装置 |
Applications Claiming Priority (5)
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|---|---|---|---|
| JP3-211837 | 1991-08-23 | ||
| JP21183791 | 1991-08-23 | ||
| JP3-339761 | 1991-11-27 | ||
| JP33976191 | 1991-11-27 | ||
| JP22386892A JP3213070B2 (ja) | 1991-08-23 | 1992-08-24 | レーザ治療装置 |
Publications (2)
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| JPH05220171A JPH05220171A (ja) | 1993-08-31 |
| JP3213070B2 true JP3213070B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=27329287
Family Applications (1)
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| JP22386892A Expired - Fee Related JP3213070B2 (ja) | 1991-08-23 | 1992-08-24 | レーザ治療装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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-
1992
- 1992-08-24 JP JP22386892A patent/JP3213070B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH05220171A (ja) | 1993-08-31 |
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