JP3212749U - 食事用ナプキン - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に着脱できるとともに、使用中に移動したり、落下したりすることがなく、さらに、ボタンのない衣服にも適用することができる食事用ナプキンを提供すること。【解決手段】食事用ナプキン1のコーナ部に、合成樹脂製の形状保持部材21を配設した形状保持部2を形成するとともに、食事用ナプキン1の他のコーナ部に、ボタンホール3を形成する。【選択図】図1

Description

本考案は、食事用ナプキンに関し、特に、装着後に外れることのない食事用ナプキンに関するものである。
従来、食事の際に使用される食事用ナプキン(本明細書において、単に、「ナプキン」という場合がある。)は、布製でほぼ正方形としたものであり、食事の際に、胸部、腹部、太股部及び膝部分を覆うとともに、衣服の汚れを防止するとともに、口を拭うために使用される。この際、ナプキンを置いただけでは、使用中に移動したり、落下したりすることがあり、その都度ナプキンの位置を直す必要がある。このため、ナプキンに紐帯を縫い付けて、首部や胴部に紐帯を回して結ぶことで固定して使用するようにしたものも使用されている。
ところで、ナプキンに紐帯を縫い付けたものは、使用中に移動したり、落下したりすることがないという利点を有する反面、使用する際にナプキンの着脱に手数を要するほか、洗濯や洗濯後に折り畳む際に紐帯の取り扱いに手数を要するという問題があった。
一方、この問題に対処するために、ナプキンのコーナ部等にボタンホールを形成し、このボタンホールをナプキンを使用する際に衣服のボタンに掛け止めるようにしたナプキンが提案されている(例えば、特許文献1〜2参照。)。
特開平9−215579号公報 実用新案登録第3004870号公報
上記ナプキンのコーナ部等にボタンホールを形成したナプキンは、使用中に移動したり、落下したりすることがないという利点を有しながら、ナプキンの着脱を簡単にできるものであるが、ボタンのない衣服には適用できないという問題があった。
本考案は、上記従来の食事用ナプキンの有する問題点に鑑み、簡単に着脱できるとともに、使用中に移動したり、落下したりすることがなく、さらに、ボタンのない衣服にも適用することができる食事用ナプキンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案の食事用ナプキンは、食事用ナプキンのコーナ部に、合成樹脂製の形状保持部材を配設した形状保持部を形成したことを特徴とする。
この場合において、前記形状保持部材を、メタ系アラミド繊維製の織布で覆うようにすることができる。
また、前記形状保持部の表面にポリエステルナノファイバ製の起毛ニットテープを設けるようにすることができる。
本考案の食事用ナプキンによれば、食事用ナプキンのコーナ部に、合成樹脂製の形状保持部材を配設した形状保持部を形成するようにすることにより、ナプキンを使用する際に、形状保持部材を配設した形状保持部を形成したナプキンのコーナ部を折り曲げて衣服に掛け止めることで、簡単に着脱できるとともに、使用中に移動したり、落下したりすることがなく、さらに、ボタンのない衣服にも適用することができる。
また、前記形状保持部材を、メタ系アラミド繊維製の織布で覆うようにすることにより、アイロン掛けを行っても合成樹脂製の形状保持部材が変形(収縮)を起こしにくく、合成樹脂製の形状保持部材の形状保持機能が損なわれることを防止することができる。
また、前記形状保持部の表面にポリエステルナノファイバ製の起毛ニットテープを設けるようにすることにより、形状保持部材を配設した形状保持部を形成したナプキンのコーナ部を折り曲げて掛け止めした衣服を傷つけることなく、滑り止めの作用をすることで、使用中に移動したり、落下したりすることを防止することができる。
本考案の食事用ナプキンの一実施例を示す説明図で、(a)は食事用ナプキンの全体図(裏面図)、(b)は形状保持部の断面図である。 同食事用ナプキンの使用状態を示す説明図で、(a)は形状保持部を形成したナプキンのコーナ部を折り曲げて衣服に掛け止めした状態を示す説明図、(b)はボタンホールを衣服のボタンに掛け止めした状態を示す説明図である。
以下、本考案の食事用ナプキンの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図2に、本考案の食事用ナプキンの一実施例を示す。
この食事用ナプキン1は、食事用ナプキン1のコーナ部に、合成樹脂製の形状保持部材21を配設した形状保持部2を形成するとともに、食事用ナプキン1の他のコーナ部、本実施例においては、形状保持部2を形成したコーナ部の対角位置のコーナ部に、ボタンホール3を形成するようにしている。
この場合において、合成樹脂製の形状保持部材21は、メタ系アラミド繊維製の織布22で覆うようにしている。
このメタ系アラミド繊維製の織布22には、食事用ナプキン1を構成する布地との接触面積が少なく、アイロン掛けをした際に熱伝達しにくい、目の粗い織布、具体的には、縦糸及び横糸に主に60s(10tex)以下(より太い)、好ましくは、40s(15tex)以下(より太い)、より好ましくは、20s(30tex)以下(より太い)の単糸を使用した粗目の平織物(粗布)を用いることが好ましい。
これにより、アイロン掛けを行っても合成樹脂製の形状保持部材21が変形(収縮)を起こしにくく、合成樹脂製の形状保持部材21の形状保持機能が損なわれることを防止することができる。
また、形状保持部2の表面、すなわち、食事用ナプキン1の裏面の衣服Cと接触する側に、ポリエステルナノファイバ製の起毛ニットテープ23を設けるようにしている。
これにより、図2(a)に示すように、合成樹脂製の形状保持部材21を配設した形状保持部2を形成したナプキン1のコーナ部を折り曲げて衣服Cを掛け止めした際に、衣服Cを傷つけることなく、ポリエステルナノファイバ製の起毛ニットテープ23が滑り止めの作用をすることで、食事用ナプキン1が使用中に移動したり、落下したりすることを防止することができる。
一方、食事用ナプキン1の他のコーナ部、具体的には、形状保持部2を形成したコーナ部の対角位置のコーナ部に、ボタンホール3を形成するようにしている。
これにより、図2(b)に示すように、ボタンのある衣服の場合には、ナプキン1を使用する際に、ボタンホール3を衣服Cのボタンに掛け止めることで、食事用ナプキン1が使用中に移動したり、落下したりすることを防止することができる。
以上、本考案の食事用ナプキンについて、その実施例に基づいて説明したが、本考案は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本考案の食事用ナプキンは、簡単に着脱できるとともに、使用中に移動したり、落下したりすることがなく、さらに、ボタンのない衣服にも適用することができるという特性を有していることから、食事の際に使用される食事用ナプキンの用途に好適に用いることができる。
1 食事用ナプキン
2 形状保持部
21 形状保持部材
22 メタ系アラミド繊維製の織布
23 ポリエステルナノファイバ製の起毛ニットテープ
3 ボタンホール
C 衣服

Claims (3)

  1. 食事用ナプキンのコーナ部に、合成樹脂製の形状保持部材を配設した形状保持部を形成したことを特徴とする食事用ナプキン。
  2. 前記形状保持部材を、メタ系アラミド繊維製の織布で覆うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の食事用ナプキン。
  3. 前記形状保持部の表面にポリエステルナノファイバ製の起毛ニットテープを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の食事用ナプキン。
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