JP3115803U - 面ファスナー及びこれを用いた繊維製品 - Google Patents
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Abstract
【課題】 面ファスナーの雄部材が洗濯時に他の布製品や編み物類等の繊維製品に引っ掛かって前記繊維製品を傷つける不具合を除去可能にする面ファスナー及びそれを用いた布製品や編み物類等の繊維製品を提供する。
【解決手段】平板状基布の表裏両面にカギ型或いはキノコ型等の掛合素子多数が植設された雄部材と前記雄部材に掛合可能なループ型の掛合素子多数が基布に植設された雌部材2枚とで構成されてなる面ファスナーと、同面ファスナーの雌部材2枚が、それぞれ掛合すべき位置に縫付、又は貼付され、前記2枚の雌部材の間に雄部材を挟装することによって掛合される繊維製品による。
【選択図】 図1
【解決手段】平板状基布の表裏両面にカギ型或いはキノコ型等の掛合素子多数が植設された雄部材と前記雄部材に掛合可能なループ型の掛合素子多数が基布に植設された雌部材2枚とで構成されてなる面ファスナーと、同面ファスナーの雌部材2枚が、それぞれ掛合すべき位置に縫付、又は貼付され、前記2枚の雌部材の間に雄部材を挟装することによって掛合される繊維製品による。
【選択図】 図1
Description
本考案は、衣料品、寝装品、タオル製品、編み物類、ズック靴など、洗濯可能な布製品
や編み物類等の繊維製品に使用される面ファスナー、及びこれを用いた繊維製品に関する。
や編み物類等の繊維製品に使用される面ファスナー、及びこれを用いた繊維製品に関する。
面ファスナーは、今や衣料品をはじめとして寝具品、タオル製品、編み物類、ズック靴、或いは鞄の開口部などの広範な製品に開閉自在な掛合具として使用されている。
しかし、面ファスナーを縫着、又は貼着した布製品や編み物類等の繊維製品を他の布製品やタオル、編み物類等と一緒に洗濯すると、前記面ファスナーの雄部材に植設された多数のカギ型或いはキノコ型の掛合素子が他の布製品の縫い糸やタオルのパイル、或いは編み物類の糸などに引っ掛かり、前記布製品、タオル、編み物類等を痛めるおそれがある。したがって、面ファスナーを縫着、又は貼着した布製品や編み物類等の繊維製品は、分別して洗濯する必要があった。
また、洗濯時に洗濯槽内に浮遊する糸くず、綿くずなどが前記雄部材のカギ型或いはキノコ型の素子に付着すると、付着した糸くずや綿くずを取り除くのに手間がかかり、そのまま使用すると面ファスナーの掛合機能が低下するという不具合もあった。
これに対して実用新案登録第2500904号公報では、面ファスナーの一面に雌機能と雄機能を併せ持たせた面ファスナーが開示され、市販もされているが、これも掛合力が弱く、また、カギ型或いはキノコ型の素子素子が皆無ではないので、前記カギ型或いはキノコ型等の素子がタオル製品や薄物靴下などを引っ掛かってこれらを傷つける不具合は残っている。
特開平9−308510号公報
実用新案登録第2500904号公報
しかし、面ファスナーを縫着、又は貼着した布製品や編み物類等の繊維製品を他の布製品やタオル、編み物類等と一緒に洗濯すると、前記面ファスナーの雄部材に植設された多数のカギ型或いはキノコ型の掛合素子が他の布製品の縫い糸やタオルのパイル、或いは編み物類の糸などに引っ掛かり、前記布製品、タオル、編み物類等を痛めるおそれがある。したがって、面ファスナーを縫着、又は貼着した布製品や編み物類等の繊維製品は、分別して洗濯する必要があった。
また、洗濯時に洗濯槽内に浮遊する糸くず、綿くずなどが前記雄部材のカギ型或いはキノコ型の素子に付着すると、付着した糸くずや綿くずを取り除くのに手間がかかり、そのまま使用すると面ファスナーの掛合機能が低下するという不具合もあった。
これに対して実用新案登録第2500904号公報では、面ファスナーの一面に雌機能と雄機能を併せ持たせた面ファスナーが開示され、市販もされているが、これも掛合力が弱く、また、カギ型或いはキノコ型の素子素子が皆無ではないので、前記カギ型或いはキノコ型等の素子がタオル製品や薄物靴下などを引っ掛かってこれらを傷つける不具合は残っている。
本考案は、上記背景技術に鑑み、面ファスナーの雄部材が洗濯時に他の布製品や編み物類等の繊維製品に引っ掛かって前記繊維製品を傷つける不具合を除去可能にする面ファスナー及びそれを用いた布製品や編み物類等の繊維製品を提供することを課題としている。
本考案者は、上記課題を下記の手段で解決した。
平板状基布の表裏両面にカギ型或いはキノコ型の掛合素子が多数植設された雄部材と、前記雄部材に掛合可能なループ型の掛合素子多数が基布に植設された雌部材2枚とで構成されてなることを特徴とする面ファスナー。
前項(1)に記載の面ファスナーの雌部材2枚が、それぞれ掛合すべき位置に縫着、又は貼着され、前記2枚の雌部材の間に雄部材を挟装することによって掛合されることを特徴とする繊維製品。
平板状基布の表裏両面にカギ型或いはキノコ型の掛合素子が多数植設された雄部材と、前記雄部材に掛合可能なループ型の掛合素子多数が基布に植設された雌部材2枚とで構成されてなることを特徴とする面ファスナー。
前項(1)に記載の面ファスナーの雌部材2枚が、それぞれ掛合すべき位置に縫着、又は貼着され、前記2枚の雌部材の間に雄部材を挟装することによって掛合されることを特徴とする繊維製品。
本考案によって次のような効果が発揮できる。
本発明の面ファスナーが平板状基布の表裏両面にカギ型或いはキノコ型等の掛合素子が多数植設された雄部材と、前記雄部材に掛合可能なループ型の掛合素子が多数基布に植設された雌部材2枚とで構成されており、布製品や編み物類等の繊維製品には前記2枚の雌部材のみ縫着又は貼着され、前記雄部材は布製品や編み物等の繊維製品には縫着又は貼着されず、2枚の雌部材を掛合せる場合にのみ2枚の雌部材の間に挟装されるので、洗濯時に前記雄部材を取り外しておけば、他の布製品や編み物類等の繊維製品と一緒に洗濯してもこれらを傷つけることはない。
本発明の面ファスナーが平板状基布の表裏両面にカギ型或いはキノコ型等の掛合素子が多数植設された雄部材と、前記雄部材に掛合可能なループ型の掛合素子が多数基布に植設された雌部材2枚とで構成されており、布製品や編み物類等の繊維製品には前記2枚の雌部材のみ縫着又は貼着され、前記雄部材は布製品や編み物等の繊維製品には縫着又は貼着されず、2枚の雌部材を掛合せる場合にのみ2枚の雌部材の間に挟装されるので、洗濯時に前記雄部材を取り外しておけば、他の布製品や編み物類等の繊維製品と一緒に洗濯してもこれらを傷つけることはない。
前記(ア)の効果に加えて、洗濯時には布製品や編み物類等の繊維製品から面ファスナーの雄部材が取り外されているので、洗濯槽内の糸くずや綿くずなどの面ファスナーへの付着がなくなり、面ファスナーの機能低下もなくなる。
この面ファスナーを使用した布製品、繊維製品が、他の布製品、繊維製品と一緒に洗濯できるので、従来頻繁な洗濯を必要とし、スナップ、ボタン、紐などで掛合されていた幼児用衣料品、障害者用衣料品、介護用衣料品などの分野にも面ファスナーの用途を拡大できる。
本考案を実施するための最良の形態を実施例の図に基づいて説明する。
図1は本考案の面ファスナーの構造説明図、図2は本考案の面ファスナーの使用方法を示す図、
図3は本考案の面ファスナーの他の使用方法を示す図である。
図において1は雄部材、1aは雄部材の基布、1bはカギ型或いはキノコ型等の掛合素子、2、2'は
雌部材2aは雌部材の基布、2bはループ型掛合素子、3は布地である。
図1は本考案の面ファスナーの構造説明図、図2は本考案の面ファスナーの使用方法を示す図、
図3は本考案の面ファスナーの他の使用方法を示す図である。
図において1は雄部材、1aは雄部材の基布、1bはカギ型或いはキノコ型等の掛合素子、2、2'は
雌部材2aは雌部材の基布、2bはループ型掛合素子、3は布地である。
本考案の面ファスナーは、図1に示すように、基布1aの表裏両面にカギ型或いはキノコ型等の素子
1bが多数植設された雄部材1と、前記雄部材1に掛合可能なループ型の素子2b、基布2aの片面に前記カギ型或いはキノコ型等の素子が引っ掛かるループ型素子2b多数が基布2aに植設された2枚の雌部材を掛合可能にしている。
1bが多数植設された雄部材1と、前記雄部材1に掛合可能なループ型の素子2b、基布2aの片面に前記カギ型或いはキノコ型等の素子が引っ掛かるループ型素子2b多数が基布2aに植設された2枚の雌部材を掛合可能にしている。
図2(a)及び(b)は、本考案の面ファスナーの2枚の雌部材2.2'のいずれか一方、例えば2を布地3の一方の端部の表面に、他方2'を布地3の他の端部の裏面にそれぞれ2個ずつ縫着、又は貼付した布製品を示している。
また、図2(c)は、図2(a)に示した布製品の布地3の両端部重ね合わせて掛合した状態を示しており、2枚の雌部材2,2'の間に雄部材1が挟装されている。
なお、雄部材1は洗濯時を除いて、図2(a)に示すように一方の雌部材、例えば2'に掛合させておくことが雄部材1の紛失防止の見地から好ましい。
また、図2(c)は、図2(a)に示した布製品の布地3の両端部重ね合わせて掛合した状態を示しており、2枚の雌部材2,2'の間に雄部材1が挟装されている。
なお、雄部材1は洗濯時を除いて、図2(a)に示すように一方の雌部材、例えば2'に掛合させておくことが雄部材1の紛失防止の見地から好ましい。
図3(a)及び(b)は、本考案の面ファスナーの2枚の雌部材2、2'を、それぞれ布地3の両端部の同一面上にそれぞれ2個ずつ縫着又は貼付した布製品を示している。
また、図3(c)は、図3(a)に示した布製品の布地3の両端部をつき合わせて掛合した状態を示しており、2枚の雌部材2,2'の間に雄部材1が挟装されている。
なお、雄部材1は洗濯時を除いて、図2(a)に示すように一方の雌部材、例えば2'を係合させておくことが雄部材1の紛失防止の見地から好ましい。
また、図3(c)は、図3(a)に示した布製品の布地3の両端部をつき合わせて掛合した状態を示しており、2枚の雌部材2,2'の間に雄部材1が挟装されている。
なお、雄部材1は洗濯時を除いて、図2(a)に示すように一方の雌部材、例えば2'を係合させておくことが雄部材1の紛失防止の見地から好ましい。
なお、図2、図3に示した本考案の面ファスナーを使用した布製品を洗濯する際には、前記雄部材1は前記布製品から取り外され、別途保管される。
布製品、繊維製品において、開閉自在に係合される部分の掛合具として、頻繁に洗濯する必要のある製品を含め広い範囲の製品に利用できる。
面ファスナーの雄部材
1a、雄部材の基布
1b、カギ状或いはキノコ状係合素子
2.2'、面ファスナー雌部材
2a.2'a、雌部材の基布
2b.2'b、ループ状素子
3、布地
1a、雄部材の基布
1b、カギ状或いはキノコ状係合素子
2.2'、面ファスナー雌部材
2a.2'a、雌部材の基布
2b.2'b、ループ状素子
3、布地
Claims (2)
- 平板状基布の表裏両面にカギ型或いはキノコ型等の掛合素子が多数植設された雄部材と、前記雄部材に掛合可能なループ型の素子多数が基布に植設された雌部材2枚とで構成されてなることを特徴とする面ファスナー。
- 請求項1に記載の面ファスナーの雌部材2枚が、それぞれ掛合すべき位置に縫着、又は貼着され、前記2枚の雌部材の間に雄部材を挟装することによって掛合されることを特徴とする繊維製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005006600U JP3115803U (ja) | 2005-08-12 | 2005-08-12 | 面ファスナー及びこれを用いた繊維製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005006600U JP3115803U (ja) | 2005-08-12 | 2005-08-12 | 面ファスナー及びこれを用いた繊維製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3115803U true JP3115803U (ja) | 2005-11-17 |
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Family Applications (1)
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JP2005006600U Expired - Fee Related JP3115803U (ja) | 2005-08-12 | 2005-08-12 | 面ファスナー及びこれを用いた繊維製品 |
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JP (1) | JP3115803U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015214785A (ja) * | 2008-08-01 | 2015-12-03 | ナイキ イノヴェイト シーヴィー | 選択的に装着可能かつ脱着可能な素子を備えた衣類 |
-
2005
- 2005-08-12 JP JP2005006600U patent/JP3115803U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2015214785A (ja) * | 2008-08-01 | 2015-12-03 | ナイキ イノヴェイト シーヴィー | 選択的に装着可能かつ脱着可能な素子を備えた衣類 |
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