JP3212623U - 肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグ - Google Patents

肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグ Download PDF

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Abstract

【課題】 安定的に肩に載せることのできる人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグの提供。【解決手段】 底面部に開閉自在な蓋体と、その上方に内部空洞とを備えた肩載せ人形の人形本体部は、該内部空洞に肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグを折畳み収納可能としており、該蓋体は内部空洞の開口部の一端と係止されており、他端を脱着自在に人形本体部底面部に係止して蓋を止めうるものであって、該トートバッグの肩掛け用手提げ部は、左右1対の紐体からなり、各紐体の両端はトートバッグの本体部の側壁上端部に離間固定されることで肩掛け用のループを形成しており、前記人形本体部はその底面部の開閉自在な蓋体が左右1対の紐体の一方の紐体のループの中央部に固定されており、他方の紐体は蓋体に固定されずにそのループ中央部を蓋体上に通るだけで、滑り止めが蓋体の底面部についていることを特徴とする。【選択図】 図2

Description

本考案は、トートバッグのような大型の手提げバッグを体内に収納自在な収納部を備えたバッグ内蔵の肩載せ人形付きのトートバッグに関する。すなわち、やや大型で肩から提げられる程度の長さの帯状の提げ紐を1対備えた上部に取り出し口を有する角形の手提げバッグを、肩載せ人形の体内に折り畳んで収納保持可能とし、バッグを買い物袋等として使用する際には、取り出したバッグを拡げて提げ紐を片方の肩から掛け、紐を掛けた側の肩のうえに人形を載せた状態で携行することのできる、トートバッグを収納自在とした肩載せ人形付きのトートバッグに関する。
近年のレジ袋削減運動等の環境を意識した活動が高まるなかで、トートバッグは、女性が日常持参する買物袋(マイバッグ)として利用されることが増えており、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに携行され、買った品物をいわゆるレジ袋ではなく、トートバッグ内に入れて持ち帰るなどのために使用されている。トートバッグの帯状の手提げ部は、把持した手で吊り下げる、あるいは、肩に掛けたりできるので、荷物の持ち帰りに好適であり、軽便な買物袋の一種として広く利用され出している。
さて、こうした持参用の買物袋などの場合には、軽量かつ折り畳み可能な軽い布地あるいは樹脂製の素材が好適である。重量物の持ち帰りに適するように、肩に掛けられるような長さの紐状の提げ部は、その紐の両端をバッグの側壁の上端に離間して2カ所留めることで、ループ状に形成されており、肩にループ状の紐を掛けることができるようになっている。
また買物袋用途では、トートバックの材質は、軽く布や不織布からなるものが多く、買物前の段階で拡げて手に提げたり肩に掛けたりすると、空っぽのバッグは安定性がなく、帯状の手提げ部の両端側のトートバッグの部分が縒れたりして、あまり格好のよく歩けるものではない。そこで、このような軽便な布製であるトートバッグを買物袋とする場合は、買物前に持ち歩く際には、むしろ小さく折り畳んでその場で拡げるようにしたほうが都合がよい。そこで、こうした折畳みできる買物袋に適したバッグが種々考案されている。すなわち、折り畳んだバッグを収納具に収納したりすること、さらに収納する収納具を装飾性あるものとすることが提案されている。
例えば、布製で折畳みの可能なショッピングバッグの表側の位置又は内面の片隅の一面のいずれかの位置に、該ショッピングバッグを畳み入れ可能とする開閉口付きの動物や人形などのいずれかの擬態からなる縦長8〜12cmのキャラクターを、取り付けた、キャラクター内収納形ショッピングバッグが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このものは、動物や人形などのキャラクターが付属するのはバッグの表側又は内面の一面であり、キャラクターの胴体の背側にショッピングバッグ収納用の縦向の開閉口を有し、キャラクターの胴体内部を空隙とし、この空隙を不用時のショッピングバッグの収納部とし、この収納部の開閉口にファスナー設けてショッピングバッグを収納して閉じるようになっている。
さらに、頭部と胴体部を備えたぬいぐるみにおいて、頭部には頭部の形状維持部材が内蔵されており、胴体部には物品収納用のバッグを折り畳んで収納可能な収納部を有し、バッグは収納部と直接又は間接的に連結しており、胴体部外面に収納部と繋がる開閉部を有し、ぬいぐるみの頭部及びバッグにはそれぞれを着脱可能に連結固定する取付け手段が設けられている、バッグ用収納部を備えたぬいぐるみが提案(例えば、特許文献2参照。)されている。これは、頭部と胴体部の双方が必要であり、胴体部の背側にバッグ収納部がある。
さらに、人形とバッグからなる人形つきバッグにおいて、内部にバッグを収納する空胴部を有した人形と、バッグの内部もしくは外部に人形を保持する人形保持部を備えたバッグとからなる、人形つきバッグが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。この人形つきバッグは臀部に開口部を有し、胴部の空胴部内にバッグを収納でき、さらにバッグの側壁内に面ファスナーを設けて人形をバッグ側壁に保持することもできる。
実用新案登録第3154367号公報 実用新案登録第3163840号公報 実用新案登録第3174675号公報
女性が日用の買物袋として携行するトートバックは、手提げ部の紐を片方の肩に掛けて持ち歩いたり、手に提げて歩くものであるが、軽い材質であることから、収納する物品が入っていない状態でバッグを手に提げたり肩にかけたりして歩くと、ひらひら、パタパタとしたり、垂れ下がったりするので、美観的にスマートさに欠け、格好がよいとはいえないものとなる。他方、形状がしっかりしたトートバックだと、何も入れない状態でも拡げて持ち歩かなければならず、それはそれで邪魔になる。毎日買物だけで往復するわけではなく、通勤帰りなどのついでに買物をして買物袋を持ち歩くこともあるので、それ以外の間まで嵩張る状態で持ち歩くことは大きすぎて憚られる。
そこで、本考案が解決しようとする課題は、買物袋に好適な軽くて収容量のあるバッグであって、使用したいときに取り出して拡げてバッグとすることができる一方で、それ以外のときは小さく折り畳んで収納具部に収納しうるバッグであること、そして、収納具部自体もバッグを収納した状態で携行しやすく、かつ、携行に適したキャラクターの姿や装飾性といった美観を備えたものであって、さらに、肩に掛けてバッグを使用する際に収納具部自体をバッグを掛けた肩のうえに安定的に載せ置くことができるものであって、バッグと収納具全体の一体的な着用感を付与せしめることのできる、内部にトートバッグを収納することのできる肩に載せ置くことのできる人形のついた肩掛けのトートバックを提供することである。
そこで、上述の課題を解決するための本考案の第1の手段は、底面部に開閉自在な蓋体と、該蓋体の上方に内部空洞とを備えた肩載せ人形の人形本体部は、該内部空洞に肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグを折畳み収納可能としており、該蓋体は内部空洞の開口部の一端と係止されており、他端を脱着自在に人形本体部底面部に係止して蓋を止めうるものであって、該トートバッグの肩掛け用手提げ部は、左右1対の紐体からなり、各紐体の両端はトートバッグの本体部の側壁上端部に離間固定されることで肩掛け用のループを形成しており、前記人形本体部は、その底面部の開閉自在な蓋体が、左右1対の紐体のうち一方の紐体のループの中央部にのみ固定されており、他方の紐体は蓋体に固定されずにそのループ中央部を蓋体上に通るだけであって、使用者の肩に該人形本体部を載せ置くための滑り止めが蓋体の底面部についていること、を特徴とする肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグである。
その第2の手段は、前記の内部空洞は、人形本体部の該蓋体の上方に凹陥状に形成された空洞であって、前記人形本体部は、横扁平な球状の頭部を備え、前記蓋体の他端は、一方の面を鉤状突起を備えた面とし、当接係合する他方の面を環状突起部からなる面とすることで脱着自在とした面ファスナーにより、人形本体部底面部にか係止して蓋体を開閉自在とするものであること、を特徴とする第1の手段に記載の肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグである。
前記蓋体の底面部の滑り止めは、ゴムあるいはプラスチック樹脂製の多数の小突起を蓋体の底面部に分散して有すること、を特徴とする第1又は第2の手段に記載の肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグである。
課題を解決するその他の手段は、左右の瞳を有する真ん丸の目玉と口角が上がった口を有する顔面が表面に描かれた、約14cmの最大径からなる尖った頭頂部を有してベルベット外周生地からなるやや横偏平な人形本体頭部と、人形本体頭部の底面部から内部へ凹陥状とした径が約7〜8cmで奥行きが約7cmの布地からなる内部空胴部と、人形本体頭部のベルベット外周生地と内部空洞部の布地の間にふんわりと入れられた合成繊維綿と、人形頭部の底面部に設けた内部空胴部の開口部と、開口部の一端に係止された開閉自在の蓋体と、蓋体の内面に一体化したトートバッグの手提げ帯紐のうち1本のループ中央部と、蓋体の上平面に通す他の1本の手提げ帯紐のループと、人形本体頭部の内部空胴部に折り畳んで収納しうるトートバッグとからなることを特徴とする肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグである。
トートバッグの使用時には、人形本体の底面に開口した内部空洞に収納されているトートバッグを取り出し、固定されていないほうの肩掛け用手提げ部の紐体のループを蓋体の上に通すようにして、トートバッグの手提げ部を片掛けにして肩から提げると、ループ状の紐体中央に載せた人形本体部の蓋体の底面が、使用者の肩に当接するようになり、肩のうえに人形本体が載った状態で、トートバッグを携行できることとなる。片方の紐体のループ中央部とのみ蓋体が固定されていることから、肩に載せたままでも他方の紐体を蓋体に通さずバッグを開閉することができ、荷物を取り出す実用性を確保できる。さらに固定したほうの紐が内側になるようにすると、バッグの開閉動作の際、外側の紐だけを肩から外しやすく、内側の紐は肩からずれることなく、そのまま人形本体を肩に載せ置ける。また、肩に載せるために、蓋体と紐体のループ中央部とを固定しておくと、蓋体の底面が肩に当接するので、人形本体部が肩のうえで安定しやすいものとなる。蓋体に2本の紐を通すようにすれば、より安定して片方の肩にバッグの紐をかけて肩のうえに人形をのせることができる。
すなわち、使用しない場面では、トートバッグを小さく折り畳んで人形本体内部に収納することで、コンパクトな状態で人形本体部を装飾的に携行することができ、他方、買物袋等としてトートバッグを使用する場面では、内部からトートバッグを取り出して拡げたのち、ループ状の紐体の中央部を蓋体に通してから、トートバッグを肩に提げると、ちょうど肩紐が肩に当接する位置に人形本体部の蓋体が位置しうるので、人形本体部が肩に載ったまま安定した状態で載せ歩くことができるもののとなる。
そして、トートバッグのかばん部分に収納する買物品等の重量物によって、手提げ部の紐体には一定の荷重とテンションがかかることから、肩に載せ置かれた人形本体部は、安定的に肩に載置された状態で歩行することができる。さらに、滑り止めがあると、肩のうえでより安定的となるので、ずり落ちたり斜めに倒れることがなく、歩行移動中も、かわいい人形の姿勢が乱れずに肩の上で適切な姿勢を保持しうることとなる。
本考案のトートバッグを内部に収納した人形本体部の正面図である。 本考案のトートバッグを収納用具である人形本体部から引き出し、かつトートバッグの手提げ部紐体の一部を切断して示す正面図である。 本考案のトートバッグを内部に収納する人形本体部の底面の蓋体を開けて、該底面部から内部の凹陥状の布地の内部空胴部をみた人形本体部の底面側の図である。 本考案のトートバッグを内部に収納する人形本体頭部の底面部の蓋体を閉じて、人形本体頭部の底面部を見た人形本体部の底面側の図である。
以下、本考案の肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグの実施の形態について、適宜図面を参照しつつ具体的な態様を詳述する。
図1は、本考案の実施の形態に係る、肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグ(2)を収納したベルベット(9)などの外部生地(8)からなるやや横偏平な球状あるいは尖った頭頂部(4)を有する横偏平な球状の人形本体部(3)からなる収納用具(1)を概略的に示す正面図である。すなわち、頭頂部は尖っていても、丸まっていても、いずれでもよい。
肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグ(2)の収納用具(1)となる人形本体部(3)のやや横偏平な頭部形状を構成する外部生地(8)のベルベット(9)は、たとえば、横方向に伸びる伸縮性を備えた緯糸を有する触り心地のよい生地からなっている。やや横偏平な人形本体部(3)の底面部(13)から上端までの、あるいは尖った頭頂部(4)までの全高は約8〜10cmであり、やや横偏平な円形の頭部、すなわち人形本体部(3)の横幅は約12〜13cmである。横偏平であることから重心が低くなり肩に載せた際に安定しやすく、さらに重量もあいまってより安定感が得られやすい。
この人形本体部(3)の底面部(13)の開口部(14)の一端部(15)には関節部(16a)を軸に片開きに開閉しうる蓋体(16)を有し、この開口部(14)には、図3に示すように、径約7〜8cmで奥行き約7cmの薄い生地からなる袋状の内部空胴部(10)を人形本体部(3)の底面部(13)から内部に向けて有し、この袋状の内部空洞部(10)内に、薄い生地からなるトートバッグ(18)が折り畳み状態で収納される。人形本体部(3)を構成するベルベット(9)の外部生地(8)と袋状の内部空胴部(10)の間には、合成樹脂繊維からなる綿(12a)が、図3に示す破断部(12)に見られるように、ふんわりと詰められて、やや偏平な円形の人形頭部3の外形が維持されている。下方の内部空間が空洞となるので、内部空洞の周囲の詰め物に少し厚みを持たせて重心が上にいき過ぎないようにすると肩載せ時に人形が安定しやすくなる。詰め物は綿などの繊維以外に、マイクロビーズなどの粒状体を用いることもできる。
底面部(13)を除くやや偏平な円形の人形本体部(3)の外面を構成するために、横方向に伸びる緯糸を有するベルベット地(9)の肌触りのよい伸縮布は、最大横幅約8.0cm、高さ約13.8cmの球体あるいは鱗片状の人形頭部の顔面(5)の描かれた1枚の外部生地(8)と、最大横幅約6.8cm、高さ約13.8cmの縦長の鱗片状の側頭部(3a)の4枚の外部生地(8)と同じく最大横幅約6.8cm、高さ約13.8cmの縦長の鱗片状の後頭部(3b)の1枚の外部生地(8)の小計5枚の外部生地(8)と、からなる合計6枚の外部生地(8)を用いており、互いに側部の縫い合わせ(11)を縫い合わせて底面部(13)を除く人形本体部(3)の外面形状を形成している。上記の縦長の鱗片状の顔面(5)を形成する1枚の外部生地(8)には、左右の口角(7a)が少しあがった有する黒い縁取り(7c)と赤い唇(7b)を刺繍で形成し、さらに口(7)の上方に、黒い縁取り(6a)の丸い白眼(6b)の刺繍とその中心の黒い瞳(6c)の刺繍で形成した左右の真ん丸の目玉(6)が刺繍で描いてある。もちろん、頭部に顔を描く表情や素材やパーツはこの例示に限定されるものではない。これらの人形本体部(3)を構成する外部生地(8)のベルベット(9)は、これに代えて適宜好みの材質や配色の布地を選択することができる。さらに人形本体部(3)の尖った頭頂部(4)には、携行時の吊り下げに好適なチェーン(4a)を適宜取り付けることができる。
図2は、本考案の肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグ(2)を収納用具(1)である肩掛け人形本体部(3)から取り出し、ループ部(19)の中央部上に載せ置けるように人形本体部(3)を配した状態を示す模式図である。トートバッグ(2)の収納部本体は、正面視したとき左右2枚の側面の四角形が凵の字状に合わさり、上方が開口部となっている。そして、長さ約60cmの帯紐の紐体(19,20)をそれぞれ∩字状に曲げてその両端をトートバッグの収納部の側面の上端部2カ所に離間して縫着することで、左右一対の肩掛け用の手提げ部が形成されている。
図2の手前にみえる側面に縫着された紐体(19)のループ部(19a)と、裏の側面に縫着された紐体(20)のループ部(20a)のうち、一方の紐体、たとえば紐体(20)は、蓋体(16)の上平面に、ループ部(20)の中央部が縫い込み糸(17a)で縫着されている。他方の紐体(19)のループ部(19a)は、蓋体(16)には縫着されておらず、蓋体(16)の開閉に応じて紐体(19)は、肩掛け時には底面部に拘束されるように蓋体のなかに通し、バッグを開口して出し入れをしやすくしたりときは紐体(19)は蓋体(16)を開けて拘束せず外すことができる。トートバッグを買物袋として収納しやすいもおとするには、丈夫な薄い織物あるいは不織布の生地が好適である。バッグ本体も適宜着色した生地を選ぶことができるほか、図柄が描かれたものであってもよい。こうした図柄を描く場合、バッグの面のうち、紐体(19)が縫着された側面である。すなわち、肩掛けをする際、紐体(19)は使用者の体の外側にくるように使うようにすると、片方の紐体(19)を蓋体から外してバッグの開口を開くようにすることができるからであり、模様や図柄が一方に描かれていれば、そうした向きが使用者が特に意識せずとも、直感的に理解でき、自然と使いやすい向きで使用されることとなる。
図3は、収納用具(1)であるやや偏平な人形本体部(3)の底面部(13)から見た図で、折り畳み自在の蓋体(16)を関節部(16a)で片開きとし、蓋体(16)の内面(17)を示した図である。この場合、肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグ(2)である薄い生地からなるトートバッグ(18)は、袋状の内部空胴部(10)から引き出されて、その手提げ紐(20)が蓋体(16)の内面に縫い込み糸(17a)で縫い付けられている。この図3では、外部に出されたトートバッグ(18)は省略されて図示されておらず、この人形本体部(3)の底面部(13)に設けられた開口部(14)には、薄い生地からなる袋状の内部空胴部(10)が見えている。内部空胴部(10)の蓋体(16)の内面(17)の先端部(21)には鉤状部を有する面ファスナー(22)が取り付けられており、この蓋体(16)を閉じたときに、蓋体(16)の内面(17)の先端部の面ファスナー(22)が当接して、底面部(13)の内部空胴部(10)の箇所には、この面ファスナー(22)の鉤状部としっかりと係合する環状突起部からなる面ファスナー(23)が設けられている。なお、蓋体の開閉が固定係止できるならば、面ファスナーでなくとも、スナップボタンなども適用可能である。
図4は、蓋体(16)の内面(17)の先端部の鉤状突起の面ファスナー(22)を有する蓋体(16)の内面(17)を反対側へ折り返し、この面ファスナー(22)の鉤状部を環状突起の面ファスナー(23)と係合して底部(13)の内部空胴部(10)を閉じて蓋体(16)の外面(24)を示す図である。この蓋体(16)の外面(24)の全面には、やや偏平な人形本体部(3)を有する肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグ(2)に買物品を収納して肩に載置したときに肩から肩掛けトートバッグ(2)が滑り落ちなくする摩擦を良好とするための、多数の樹脂状の小突起(24)が設けられている。この樹脂状の突起は、摩擦係数のある軟質のプラスチック樹脂や、ゴム系樹脂、シリコーン樹脂などが好適である。
さらに、肩に当接する蓋体のパッド部を肩の曲面に沿いやすいある程度柔軟性を持たせた蓋体としておくと、肩に接する面積が増え、より摩擦係数が高まると同時に、当接する分だけ安定しやすくなる。
なお、蓋体の当接面(底面)には、樹脂突起を配することに代えて、摩擦係数の高い発泡体樹脂や、メッシュネット状のプラスチック樹脂などを用いることもできる。
なお、この図4においても、外部に引き出されたトートバッグ(18)は省略されて図示されておらず、手提げ帯紐の紐体(19)の一部のみが示されている。
以上に記載したように、本考案の肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグ(2)からなる収納用具(1)である人形本体部(3)は、女性が勤めに行く時などには、愛くるしい小さな人形として携行でき、丈夫な薄い生地からなるトートバッグ(18a)を折り畳んで小さくしてその内部に収納することでハンドバッグ等に入れたりあるいは手にぶら下げて携行可能となっている。そして、たとえば勤めの帰りの女性が日用品の買物などをする際には、この収納用具(1)のやや偏平な人形本体部(3)からトートバッグ(18)を引き出し、トートバッグ(18)の手提げ紐体(19)及び(20)を手にぶら下げまたは肩に掛けて、日用の買物品をトートバッグ(18)に収納し、買物が済むと、人形本体部(3)の底面部(13)に紐体(20)のループを通して、トートバッグ(18)の手提げ部の紐体(19)及び(20)のループを一方の肩に掛け、人形本体部を肩に載せた状態でバッグの肩に人形を載せるようにして携行しながら、帰路につくことができる。
1 収納用具
2 肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグ
3 人形本体部
3a 側頭部
3b 後頭部
4 頭頂部
4a チェーン
5 顔面
6 目玉
6a 縁取り
6b 白眼
6c 黒い瞳
7 口
7a 口角
7b 唇
7c 縁取り
8 外部生地
9 ベルベット
10 内部空洞部
11 縫い合わせ
12 破断部
12a(合成樹脂繊維からなる)綿
13 底面部
14 開口部
15 一端部
16 蓋体
16a 関節部
17 蓋体の内面
17a 縫い込み糸
18 薄い生地のトートバッグ
18a 片側の側面
19 紐体
19a ループ部
20 他の紐体
20a ループ部
21 (蓋体の折り畳み内面の)先端部
22 (鉤状部を有する)面ファスナー
23 (環状突起部を有する)面ファスナー
24 蓋体の外面
25 (滑り止め用の)小突起

Claims (3)

  1. 底面部に開閉自在な蓋体と、該蓋体の上方に内部空洞とを備えた肩載せ人形の人形本体部は、
    該内部空洞に肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグを折畳み収納可能としており、
    該蓋体は内部空洞の開口部の一端と係止されており、他端を脱着自在に人形本体部底面部に係止して蓋を止めうるものであって、
    該トートバッグの肩掛け用手提げ部は、左右1対の紐体からなり、
    各紐体の両端はトートバッグの本体部の側壁上端部に離間固定されることで肩掛け用のループを形成しており、
    前記人形本体部は、その底面部の開閉自在な蓋体が、左右1対の紐体のうち一方の紐体のループの中央部に固定されており、
    他方の紐体は蓋体に固定されずにそのループ中央部を蓋体上に通るだけであって、
    使用者の肩に該人形本体部を載せ置くための滑り止めが蓋体の底面部についていること、を特徴とする肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグ。
  2. 前記の内部空洞は、人形本体部の該蓋体の上方に凹陥状に形成された空洞であって、
    前記人形本体部は、横扁平な球状の頭部を備え、
    前記蓋体の他端は、一方の面を鉤状突起を備えた面とし、当接係合する他方の面を環状突起部からなる面とすることで脱着自在とした面ファスナーにより、人形本体部底面部にか係止して蓋体を開閉自在とするものであること、
    を特徴とする請求項1に記載の肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグ。
  3. 前記蓋体の底面部の滑り止めは、ゴムあるいはプラスチック樹脂製の多数の小突起を蓋体の底面部に分散して有すること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の肩載せ人形内に折り畳み収納可能な肩掛け用手提げ部を備えたトートバッグ。
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