JP3212602U - 浴室の床構造 - Google Patents

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康仁 佐原
康仁 佐原
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Abstract

【課題】軽量かつ耐久性があり、リフォーム性あるいは補修性にすぐれた浴室の床構造を提供する。【解決手段】浴室の床構造は、床下部材20として、多孔性のコア材24と、その表裏に位置する表裏樹脂層28,26とを基本的に備える。表裏樹脂層の樹脂の少なくとも一部は、コア材の空隙242の中に入り込み、床下部材の機械的強度を高める。しかも、厚さがより大きいコア材は、多孔性であるため、床下部材を軽量にする。このような床板部材は、たとえば、洗い場を一枚板で被うことができる。【選択図】図2

Description

この考案は、浴室の洗い場あるいは浴槽下、いずれかの床構造であり、軽量かつ耐久性があり、リフォーム性あるいは補修性にすぐれた技術に関する。
浴室は、浴槽を設置する部分と、それに隣り合う洗い場の部分とを備える。それは、両部分を別個に構築する場合でも、両部分を一体的に構築するユニットバスの場合でも同様である。
たとえば、ユニットバスにおいては、一般的に、浴槽の設置部分と洗い場の部分とを含む防水パンを繊維強化プラスチック(FRP)で構成する。そして、床を構成するFRPの表面に、別のマットを敷いたり、あるいは、FRP表面上に断熱性のカバー層を一体に積層することにより、足元の温かさや滑り防止を図っている(特許文献1や特許文献2)。
また、浴室をリフォームあるいは補修する場合、傷んだ箇所を全面的に取り除いた後、タイルを張りなおしたり、FRP製のマットを敷きなおし、場合によって、マット上に浴室用床シートを重ねて設置するようにする。
特開2006−2368号公報 特開2009−6722号公報
今までの浴室の床板部材の主体は、強化繊維(主には、ガラス繊維)をプラスチックで固めたFRP、別に言うと、プラスチック中に強化繊維を混入させたFRPである。そのFRPは、プラスチックが大部分を占めるため、かなりの重さである。その重さは、床板部材を取り扱う作業者にとって、負担となる。特に、床板部材を一枚板として取り扱う場合には、大きな重さであるため、作業者の負担は大である。そのため、床板部材自体の軽量化が第1に求められる。
また、浴室をリフォームあるいは補修するとき、新たな床板部材の周縁の部分にシーリング材を設けることが通例である。その際、床板部材の周縁部の端面とシーリング材との接着を良好に行うことが求められる。その点、今までの床板部材においては、FRPの端面の平滑性が比較的に良いことから、シーリング材との接着性が必ずしも十分とは言えない。
そこで、この考案では、以上の各点を考慮し、浴室の床材部材の軽量化を図り、リフォームあるいは補修の作業を容易に行うことができる技術を提供することを目的とする。
この考案のその他の目的については、今後の説明から明らかになるであろう。
この考案は、浴室の洗い場あるいは浴槽下、いずれかの床構造である。その床構造は、床構造を構成する床板部材に特異性がある。すなわち、この考案の床構造は、次の構成および条件を備える。
a.前記床構造は、空隙をもつ多孔性のコア材と、その表裏に位置し、少なくとも一部が前記空隙に入り込んだ表面樹脂層および裏面樹脂層とを含む床板部材により構成されていること。
b.前記コア材の厚さは、前記表面樹脂層および裏面樹脂層の合計した厚さと比べ、同等か、より大きいこと。
多孔性のコア材は、発泡樹脂素材あるいは不織布のいずれかである。これらのコア材は、多孔性であり、内部に無数の空隙を含んでいるため、一般の樹脂素材に比べて比重が小さく軽量である。機械的な強度の面から、発泡樹脂素材としては、汎用プラスチックスよりもエンジニアリングプラスチックスが好ましい。また、不織布としては、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維、あるいは、コア材の表裏に設ける樹脂よりも機械的な強度が大きい材料のいずれかを用いる。
コア材の空隙の少なくとも一部には、表裏の樹脂層の樹脂を入り込ませる。そのため、コア材と表裏の樹脂層の樹脂とがなじみやすい形態にするのが好ましい。たとえば、好ましい空隙として、コア材の厚さ方向に貫通した形態、あるいはハチの巣のような形態がある。その点、不織布に発泡技術を適用して得る、発泡不織布は、空隙率も大きく、樹脂の浸透性も良好である。
多孔性のコア材と、その表裏(あるいは上下)に位置する表裏樹脂層とのサンドイッチ構造は、軽量性および防水性の両機能を備えているため、浴室の床板部材として最適である。しかも、コア材と樹脂との複合構造であるため、床下部材は、機械的強度が大きく、耐久性にも富む。
そのような構成の床板部材は、浴室の洗い場あるいは浴槽の各専有面積のいずれかと同様の大きさにすることができる。各洗い場あるいは浴槽下の床板部材として、一枚板として準備したとしても、軽量であることから、作業現場で容易に取り扱うことができる。その上、床板部材を製造する工場で、必要な形状の床板部材を準備することにより、作業現場での切断作業をなくすこともできる。
コア材と表面樹脂層、裏面樹脂層とは一体に成形することができる。その場合、浴槽下の床板部材については、浴槽の設置安定性を増すために、浴槽底部の凹凸に適合する凹凸を設けることができる。また、洗い場の床板部材には、表面樹脂層の表面に、床模様を含む保護層を積層することもできる。その保護層には、好みに応じた色や模様を与えることができる。
この考案を適用した浴室の平面図である。 この考案で用いる床板部材の一実施例の断面図である。 この考案で用いる床板部材の別の実施例の断面図である。
図1に示すように、浴室10は、湯船である浴槽120を設置する部分12と、洗い場となる部分14とを備える。洗い場の部分14は、浴槽120の設置部分12に隣り合い、一隅に排水口部分16がある。洗い場の部分14の専有面積は、通例、浴槽120の設置部分12のそれよりも大きめである。たとえば、洗い場の部分14は、たてが130cmほどで、よこが85cmほどである。
ここでは、洗い場の部分14に、その大きさに適合する一枚の床板部材20を設置する。床板部材20には、工場からの出荷段階で、排水口部分16に対応する凹部22を設けておくことが好ましい。それにより、現場での切断作業を省略することができるからである。
図2は、床板部材20の断面構造を一部切り欠いた形態で示している。床板部材20の主体は、発泡不織布からなるコア材24である。そして、床板部材20は、そのコア材24の裏面(あるいは下面)に裏面樹脂層26、コア材24の表面(あるいは上面)に表面樹脂層28を備える。
コア材24は多孔性であり、内部に多数の空隙242を含む。空隙242の一部はコア材24の表裏を厚さ方向に貫通している。そのようなコア材24として、たとえば、日本ユピカ株式会社製のユピカマット(商品名)を適用することができる。厚さ方向に貫通した空隙242は、表裏樹脂層28,26の樹脂、たとえばポリエステル樹脂を良好に含侵し、コア材24と表裏樹脂層28,26とを一体化することができる。
さらに、床板部材20は、表面樹脂層28の上に、床模様を含む保護層30を備える。この保護層30は、たとえば、成形におけるゲルコートとして得ることができる。保護層30としては、好みに応じた床模様、そしてまた、着色をしたものにすることができる。
さて、床板部材20において、主体のコア材24の厚さは、たとえば5mmであり、表面樹脂層28および裏面樹脂層26の厚さは、それぞれ1.5mmほど、さらに、保護層30の厚さは1.5〜2mmである。ここで、床板部材20の軽量化を図るため、コア材24の厚さ(5mm)は、表面樹脂層28および裏面樹脂層26の厚さの合計(3mm)よりも大きくする。さらに好ましくは、コア材24の厚さを、表裏樹脂層28,26および保護層30の合計の厚さよりも大きくするのが良い。
床板部材20は、一枚板として、洗い場部分14に設置する。設置に際しては、接着剤を用いることにより固定し、しかもまた、周縁部分にシーリング材を設けることにより、防水を確実にする。この場合、床板部材20の周縁部分に多孔性のコア材24が位置するため、床板部材20に対してシーリング材が有効に接着する利点を得る。
図3は、床板部材の別の実施例を示す。この実施例の床板部材200は、図2における床板部材20から保護層30をなくした構造である。保護層30がないことから、一番上に位置する表面樹脂層28の上に、必要に応じて、浴室用床シートを重ねて用いることができる。
以上に述べた実施例は、洗い場部分14における床構造に関するが、そのほか、この考案は、浴槽120の設置部分12の床構造にも適用することができる。その場合には、浴槽120底部の凹凸に適合する凹凸を床板部材に設ける形態にすることにより、浴槽120を安定した設置にすることが良い。
10 浴室
12 浴槽の設置部分
120 浴槽
14 洗い場の部分
16 排水口部分
20,200 床板部材
24 コア材
26 裏面樹脂層
28 表面樹脂層
30 保護層

Claims (6)

  1. 浴室の洗い場あるいは浴槽下、いずれかの床構造であり、その床構造は、次の構成および条件を備える、浴室の床構造。
    a.前記床構造は、空隙をもつ多孔性のコア材と、その表裏に位置し、少なくとも一部が前記空隙に入り込んだ表面樹脂層および裏面樹脂層とを含む床板部材により構成されていること。
    b.前記コア材の厚さは、前記表面樹脂層および裏面樹脂層の合計した厚さと比べ、同等か、より大きいこと。
  2. 前記多孔性のコア材は、発泡樹脂素材あるいは不織布のいずれかである、請求項1の浴室の床構造。
  3. 前記不織布は、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維、あるいは、前記表裏樹脂層の樹脂よりも機械的な強度が大きい材料のいずれかによって構成される、請求項2の浴室の床構造。
  4. 浴室の洗い場の床構造であり、前記表面樹脂層の表面に、床模様を含む保護層をさらに備える、請求項1の浴室の床構造。
  5. 前記床構造を構成する床板部材は、浴室の洗い場あるいは浴槽の各専有面積のいずれかと同等の大きさである、請求項1の浴室の床構造。
  6. 前記床板部材は、浴室の洗い場のものであり、その周縁の部分にシーリング材が位置し、そのシーリング材が前記床板部材のコア材に接している、請求項5の浴室の床構造。
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