JP3212111U - 包装箱 - Google Patents

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利彦 新島
利彦 新島
裕一 松▲崎▼
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【課題】製造コストを低減すると共に輸送時の積載効率を向上させる包装箱を提供する。【解決手段】本考案は切花を収容する包装箱1であって、一対の端面板3A,3Bと一対の側面板4A,4Bとが第1罫線7を介して交互に連ねられた周壁1Aと、一対の端面板3A,3Bの一端から延びている一対の第1内フラップ10A,10Bと、側面板4Aの一端から延びている重合フラップ11と、側面板4Bの一端から延びている第1外フラップ12と、一対の端面板3A,3Bの他端から延びている一対の第2内フラップ14A,14Bと、一対の側面板4A,4Bの他端から延びている一対の第2外フラップ15A,15Bと、を備え、第1外フラップ12は、周壁1Aの上面開口1Uを閉塞可能に形成され、一対の第2外フラップ15A,15Bは、周壁1Aの下面開口を閉塞した状態で、その先端を中央で突き合わされている。【選択図】図4

Description

本考案は、切花を収容する包装箱に関する。
切花の運搬等に用いられる包装箱が知られている。
例えば、図5の上段に示すように、特許文献1に記載の切花用輸送箱100は、底板101A、天板101Bおよび一対の側板102A,102Bによって角筒状に形成されている。一方の側板102Aには、前面開口の略全部を閉塞する前面板103Aが連なった状態で設けられている。他方の側板102Bには、背面開口の略全部を閉塞する背面板103Bが連なった状態で設けられている。このような切花用輸送箱100では、前面板103Aを開くことで前面開口の略全部を露出させることができるため、利用者が箱内の切花を容易に目視することができるようになっている。
特許第5200082号公報
しかし、上記した切花用輸送箱100は、前面板103Aと背面板103Bとを異なる側板102A,102Bから延ばした状態に形成しなければならないため、左右対称となる2枚(2種類)のブランク104A,104Bから構成されることが多かった(図5の下段参照)。上記した切花用輸送箱100では、2種類のブランク104A,104Bに合せて異なるフレキソ印刷を行う必要あるため、印刷工程に多くの工数を要していた。また、この2枚のブランク104A,104Bは、重ねた両端部に複数の金属製の鋲105(ワイヤ)を打つことで接合されることが多かった。このような鋲止め作業(接合工程)は、専用機を用いて作業者の手作業で行われるため、印刷工程を遥かに超える工数を要していた。また、例えば、接着剤等を用いて2枚のブランク104A,104Bを接合する場合であっても、上記の鋲止め作業と同様に、非常に多くの工数を要していた。
また、接合工程を行うまでの間、印刷済みのブランク104A,104Bを一時的に保管しなければならなかった。以上のように、上記した切花用輸送箱100の製造(印刷および接合等)には多くの工数がかかるため、製造コストが増加するという問題があった。また、2枚のブランク104A,104Bの接合に鋲105を用いた場合、切花用輸送箱100の廃棄時に、段ボール紙と金属製の鋲105(ワイヤ)とを分別しなければならなかった。
ところで、完成した切花用輸送箱100は、折り畳んで複数重ねた状態で、紐やバンド等で結束されて出荷(輸送)されることになる。しかし、折り畳んだ切花用輸送箱100を折り目方向から見ると、その両端部よりも中央部分が分厚くなる。つまり、切花用輸送箱100を平坦に折り畳むことができなかった。このため、折り畳んだ複数の切花用輸送箱100を重ねて結束した状態も中央部分で膨らんだ状態になり、輸送時に積み重ねた状態が不安定になることがあった。したがって、結束した複数の切花用輸送箱100を高く積み重ねることができず、輸送時の積載効率が悪化するという問題があった。
本考案は、上記課題を解決するために、製造コストを低減すると共に輸送時の積載効率を向上させる包装箱を提供する。
上記した目的を達成するため、本考案は、切花を収容する包装箱であって、一対の端面板と一対の側面板とが折曲線を介して交互に連ねられ、継代片を介して互に離間した前記端面板と前記側面板とを接着して形成されている周壁と、前記一対の端面板の一端から延びている一対の第1内フラップと、前記一対の側面板の何れか一方の一端から延びている重合フラップと、前記一対の側面板の何れか他方の一端から延びている第1外フラップと、前記一対の端面板の他端から延びている一対の第2内フラップと、前記一対の側面板の他端から延びている一対の第2外フラップと、を備え、前記第1外フラップは、前記重合フラップよりも長い延出寸法で前記周壁の一端面の開口を閉塞可能に形成され、前記一対の第2内フラップおよび前記一対の第2外フラップは、それぞれ、同じ延出寸法に形成され、前記一対の第2外フラップは、前記周壁の他端面の開口を閉塞した状態で、その先端を中央で突き合わされている。
この場合、前記一対の第1内フラップは、互いに異なる延出寸法に形成され、前記重合フラップと延出寸法の短い前記第1内フラップとは、同じ延出寸法に形成され、前記第1外フラップと延出寸法の長い前記第1内フラップとは、同じ延出寸法に形成されていることが好ましい。
この場合、延出寸法の短い前記第1内フラップと前記重合フラップとは、互いに隣り合い、且つ延出寸法の長い前記第1内フラップと前記第1外フラップとの間に挟まれた位置に設けられていることが好ましい。
本考案によれば、製造コストを低減することができると共に、輸送時の積載効率を向上させることができる。
本考案の一実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱を下方から示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱の上面開口を開放した状態を示す斜視図である。 従来の切花用輸送箱を示す斜視図およびそのブランクを示す平面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本考案の実施形態について説明する。なお、本明細書では、方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は本考案の技術的範囲を限定するものではない。
<包装箱の構成>
図1および図2を参照して、本実施形態に係る包装箱1について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1のブランク2を示す平面図である。
図1に示すように、包装箱1は、略直方体状に形成され、切花(図示せず)を収容するための段ボール箱である。包装箱1は、角筒状に形成された周壁1Aの上面および下面を閉塞して封緘されるようになっている。
包装箱1は、図2に示すブランク2を組み立てることで形成されている。ブランク2は、一枚の紙製の段ボールシートを打ち抜いて形成されている。段ボールシートは、例えば、波状の中しん2Aに表裏に表ライナ2Bと裏ライナ2C(図3参照)とを貼り合せたものである。なお、図2は表ライナ2B側(包装箱1の外面側)を示している。本明細書では、段ボールの中しん2Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。
図2に示すように、包装箱1のブランク2は、一対の端面板3A,3Bと、一対の側面板4A,4Bと、一対の第1内フラップ10A,10Bと、重合フラップ11と、第1外フラップ12と、一対の第2内フラップ14A,14Bと、一対の第2外フラップ15A,15Bと、を含んでいる。
一対の端面板3A,3Bと一対の側面板4A,4Bとは、第1罫線7(折曲線)を介して流れ方向に交互に連なった状態で設けられている。すなわち、端面板3A、側面板4A、端面板3B、側面板4Bは、この順番に一列に並んで設けられている。一対の端面板3A,3Bと一対の側面板4A,4Bとは、それぞれ、段方向に同一幅を有する略長方形状に形成されている。各端面板3A,3Bは、各側面板4A,4Bよりも流れ方向に短く形成されている。一対の端面板3A,3Bは略同じ大きさに形成され、一対の側面板4A,4Bは略同じ大きさに形成されている。
各端面板3A,3Bには、運搬時に利用者が包装箱1を掴むための把持穴5A,5Bが開口している。各把持穴5A,5Bは、端面板3A,3Bの流れ方向略中央、且つ段方向一方に寄った位置に形成されている。側面板4Bの流れ方向端部には、継代片6が第1罫線7を介して連なった状態で設けられている。なお、不要であれば、把持穴5A,5Bを省略してもよい。
一対の第1内フラップ10A,10Bは、第2罫線13を介して一対の端面板3A,3Bの段方向一端に連なった状態で設けられている。一対の端面板3A,3Bの段方向一端から延びた一対の第1内フラップ10A,10Bは、互いに異なる延出寸法(段方向の寸法)に形成されている。延出寸法の長い第1内フラップ10A(以下、「第1延長内フラップ10A」ともいう。)は、略正方形状に形成されている。すなわち、第1延長内フラップ10Aの流れ方向の寸法および延出寸法は、それぞれ、端面板3Aの流れ方向の寸法と略同一である。延出寸法の短い第1内フラップ10B(以下、「第1短縮内フラップ10B」ともいう。)は、流れ方向に長い略長方形状に形成されている。第1短縮内フラップ10Bと第1延長内フラップ10Aは、流れ方向に略同じ寸法に形成されている。第1短縮内フラップ10Bの延出寸法は、第1延長内フラップ10Aの延出寸法の略1/3に設定されている。
重合フラップ11は、第2罫線13を介して側面板4Aの段方向一端に連なった状態で設けられている。側面板4Aの段方向一端から延びた重合フラップ11は、流れ方向に長い略長方形状に形成されている。重合フラップ11と側面板4Aとは、流れ方向に略同じ寸法に形成されている。重合フラップ11と第1短縮内フラップ10Bとは、略同じ延出寸法に形成されている。
第1外フラップ12は、第2罫線13を介して側面板4Bの段方向一端に連なった状態で設けられている。側面板4Bの段方向一端から延びた第1外フラップ12は、流れ方向に長い略長方形状に形成されている。第1外フラップ12と側面板4Bとは、流れ方向に略同じ寸法に形成されている。第1外フラップ12は、重合フラップ11よりも長い延出寸法で形成されている。具体的には、第1外フラップ12の延出寸法は、各端面板3A,3Bの流れ方向の寸法と略同一である。換言すると、第1外フラップ12と第1延長内フラップ10Aとは、略同じ延出寸法に形成されている。詳細は後述するが、第1外フラップ12は、周壁1Aの上面開口1U(一端面の開口)を閉塞可能な大きさに形成されている。
一対の第2内フラップ14A,14Bは、第3罫線16を介して一対の端面板3A,3Bの段方向他端に連なった状態で設けられている。一対の第2外フラップ15A,15Bは、第3罫線16を介して一対の側面板4A,4Bの段方向他端に連なった状態で設けられている。一対の第2内フラップ14A,14Bおよび一対の第2外フラップ15A,15Bは、それぞれ、同じ延出寸法となる略長方形状に形成されている。各第2内フラップ14A,14Bの延出寸法および各第2外フラップ15A,15Bの延出寸法は、それぞれ、各端面板3A,3Bの流れ方向の寸法の略1/2に設定されている。一対の端面板3A,3Bの段方向他端から延びた一対の第2内フラップ14A,14Bは、各端面板3A,3Bと流れ方向に略同じ寸法に形成されている。一対の側面板4A,4Bの段方向他端から延びた一対の第2外フラップ15A,15Bは、各側面板4A,4Bと流れ方向に略同じ寸法に形成されている。
なお、第1罫線7、第2罫線13および第3罫線16は、それぞれ、段ボールシートを裏ライナ2C側から厚み方向に直線状に潰して形成されている。各罫線7,13,16は、裏ライナ2Cを内側に向けるように段ボールシートを折り曲げるための折曲線である。
<包装箱の製造工程>
次に、包装箱1の製造工程について説明する。既に説明したように、ブランク2は、一枚の段ボールシートから形成されている。包装箱1は、このブランク2を折り曲げつつ接着することで形成されることになる。このような包装箱1は、フレキソフォルダーグルア(図示せず)と呼ばれる装置によって製造される。フレキソフォルダーグルア(以下、「FFG」ともいう。)とは、段ボールシートに対し、フレキソインキを用いた印刷(フレキソ印刷)、刃物を用いた罫線入れおよび溝切り、抜型を用いた打抜き(切り落とし)、接着剤を用いた接合等を連続して行う機械である。
FFGは、セットされた段ボールシートを排出部に向かって搬送しながら下記のような加工を実行する。まず、FFGは、段ボールシートに印版を用いてフレキソ印刷を行う(印刷工程)。続いて、FFGは、段ボールシートに刃物を用いて各罫線7等を形成すると共に溝切りを行う。また、FFGは、段ボールシートに対し、抜型を用いて把持穴5A,5B、第1短縮内フラップ10Bおよび重合フラップ11等を形成するために不要部分(図2に示す二点鎖線の部分)を打ち抜く加工を行う。以上によって、段ボールシートから上記したブランク2が形成される(図2参照)。なお、罫線13,16は、コルゲータによる段ボールシートの製造時に形成されている。
次に、FFGは、ブランク2を第1罫線7で折り曲げつつ、継代片6に接着剤を塗布し、継代片6を介して互に離間した端面板3Aと側面板4Bとを接着する(接合工程)。継代片6は、第1罫線7で折り曲げられ、端面板3Aの流れ方向端部に接着されることになる(図4参照)。FFGは、端面板3Aと側面板4Bとを接着した後に貼り合せ部分のずれを矯正する(以下、「貼りずれ矯正」ともいう。)。貼りずれ矯正は、接着して折り畳んだ包装箱1を段方向一方から突き当て面(図示せず)に押し付けることでなされる。なお、接着剤としては、例えば、樹脂系エマルジョン接着剤、ホットメルト接着剤等を用いることができる。
次に、FFGは、折り畳まれた状態の包装箱1を排出部に排出する。なお、FFGは、排出部に結束機(図示せず)を備えていてもよい。結束機は、折り畳まれて所定の枚数に重ねられた複数の包装箱1を紐やバンド等で結束する(結束工程)。その後、束ねられた複数の包装箱1は、パレットに積み重ねられて出荷(輸送)される。
<包装箱の組立工程>
次に、図1、図3および図4を参照して、包装箱1の組立工程について説明する。図3は包装箱1を下方から示す斜視図である。図4は包装箱1の上面開口1Uを開放した状態を示す斜視図である。なお、包装箱1は、作業者によって手作業で組み立てられてもよいし、製函機によって自動または半自動で組み立てられてもよい。ここでは、作業者が包装箱1を組み立てる場合について説明する。
作業者が折り畳まれた包装箱1を開くと、一対の端面板3A,3Bと一対の側面板4A,4Bとが互いに周方向に90°ずれた位置で対向して角筒状の周壁1Aを形成する(図3参照)。
続いて、図3に示すように、作業者は、一対の第2内フラップ14A,14Bを第3罫線16で折り曲げた後に、一対の第2外フラップ15A,15Bを第3罫線16で折り曲げる。すると、周壁1Aの下面開口1Dが各フラップ14A,14B,15A,15Bによって閉塞された状態になる。一対の第2外フラップ15A,15Bは、周壁1Aの下面開口1D(他端面の開口)を閉塞した状態で、その先端を中央で突き合わされている。作業者は、一対の第2外フラップ15A,15Bの突き合わせ部分に沿って粘着テープTを貼り付ける。以上によって、包装箱1の底面が形成される。なお、粘着テープTに代えて、接着剤や金属製の鋲(ワイヤ)等を用いて各第2外フラップ15A,15Bを各第2内フラップ14A,14Bに接合してもよい。
続いて、図4に示すように、作業者は、周壁1Aの上面開口1Uから包装箱1内に切花を収容する。そして、作業者は、一対の第1内フラップ10A,10Bを第2罫線13で折り曲げた後に、重合フラップ11を第2罫線13で折り曲げる。その後、作業者は、第1外フラップ12を第2罫線13で折り曲げて上面開口1Uを閉塞する(図1参照)。作業者は、第1外フラップ12の先端部と側面板4Aとの継目部分に粘着テープ(図示せず)を貼り付ける。以上によって、包装箱1の天面が形成されると共に、包装箱1が封緘された状態になる(図1参照)。なお、粘着テープに代えて、包装箱1に紐やバンド等を掛け回してもよい。
以上説明した本実施形態に係る包装箱1では、一対の端面板3A,3Bと一対の側面板4A,4Bとが交互に一列に連なった状態に形成されていた(図2参照)。また、第1延長内フラップ10Aが第1短縮内フラップ10Bよりも長く短く形成され、第1外フラップ12が重合フラップ11よりも長く形成されていた(図4参照)。この構成によれば、第1外フラップ12や第1延長内フラップ10A等を開くことで上面開口1Uの略全部を露出させることができる(図4参照)。これにより、利用者が包装箱1の内部に収容された切花を容易に目視することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、各第2内フラップ14A,14Bおよび各第2外フラップ15A,15Bは、全て同じ長さに形成されていた(図2参照)。この構成によれば、既存のFFGを用いて一枚の段ボールシートから包装箱1(ブランク2)を製造することができる。これにより、印刷工程、接合工程および結束工程を連続して行うことができるため、これらの工程を別々に行う場合に比べて、包装箱1の製造に要する工数を大幅に削減することができる。その結果、包装箱1を短時間で大量に製造することができ、包装箱1の製造コストを削減することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、端面板3Aと側面板4Bとの接合部分(継代片6)が1箇所であり、その接合方法が接着剤による接着とされていた(図4参照)。これにより、金属製の鋲(ワイヤ)で接合した場合に生じる鋲を分別する手間を削減することができる。つまり、段ボールのリサイクル性を向上させることができる。
ところで、FFGによる貼りずれ矯正を適切に行うためには、包装箱1を折り畳んだ状態において、略同じ延出寸法である第1延長内フラップ10Aと第1外フラップ12とが隣り合った状態になることが好ましい。本実施形態に係る包装箱1では、第1短縮内フラップ10Bと重合フラップ11とは、互いに隣り合い、且つ第1延長内フラップ10Aと第1外フラップ12との間に挟まれた位置に設けられていた(図2参照)。この構成によれば、端面板3Aと側面板4Aとの間の第1罫線7と、端面板3Bと側面板4Bとの間の第1罫線7とに沿って包装箱1を折り畳んだ場合、第1延長内フラップ10Aと第1外フラップ12とが隣り合った状態になる。これにより、FFGによって各フラップ10A,12を揃えるように貼りずれ矯正を適切に行うことができる。
また、包装箱1を折り畳んだ場合、第1短縮内フラップ10Bと重合フラップ11とが第1延長内フラップ10Aと第1外フラップ12とに重ねられた状態になる。これにより、包装箱1を折り畳んだ状態において、第1短縮内フラップ10Bおよび重合フラップ11を形成するためにカットされた部分にできる段差を最小限に抑えることができる。その結果、包装箱1を略平坦に折り畳むことができ、複数の包装箱1を安定した状態で重ねて結束することができる。その結果、束ねられた複数の包装箱1を高く積み重ねることができるため、輸送時の積載効率を向上させることができる。
なお、本実施形態に係る包装箱1では、重合フラップ11は側面板4Aから延び、第1外フラップ12は側面板4Bから延びていたが、本考案はこれに限定されない。重合フラップ11は、一対の側面板4A,4Bの何れか一方の一端から延びていればよく、第1外フラップ12は、一対の側面板4A,4Bの何れか他方の一端から延びていればよい。また、これと同様に、第1延長内フラップ10Aは、一対の端面板3A,3Bの何れか一方の一端から延びていればよく、第1短縮内フラップ10Bは、一対の端面板3A,3Bの何れか他方の一端から延びていればよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、第1延長内フラップ10Aの延出寸法は、第1外フラップ12の延出寸法と略同一であったが、これに限らず、第1外フラップ12の延出寸法よりも短くてもよいし、長くてもよい。また、これと同様に、第1短縮内フラップ10Bの延出寸法は、重合フラップ11の延出寸法と略同一であったが、これに限らず、重合フラップ11の延出寸法よりも短くてもよいし、長くてもよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、第1短縮内フラップ10Bの延出寸法は、第1延長内フラップ10Aの延出寸法の略1/3に設定されていたが、これに限らず、第1延長内フラップ10Aの延出寸法以下に設定されていればよい。また、これと同様に、重合フラップ11の延出寸法は、第1外フラップ12の延出寸法の略1/3に設定されていたが、これに限らず、第1外フラップ12の延出寸法以下に設定されていればよい。
また、本実施形態に係る包装箱1は、紙製の段ボールシートで形成されていたが、これに限らず、樹脂製の段ボールシート等で形成されていてもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本考案に係る包装箱の一態様を示すものであって、本考案の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1 包装箱
1A 周壁
3A,3B 端面板
4A,4B 側面板
7 第1罫線(折曲線)
6 継代片
10A 第1延長内フラップ(第1内フラップ)
10B 第1短縮内フラップ(第1内フラップ)
11 重合フラップ
12 第1外フラップ
14A,14B 第2内フラップ
15A,15B 第2外フラップ
1U 上面開口(周壁の一端面の開口)
1D 下面開口(周壁の他端面の開口)

Claims (3)

  1. 切花を収容する包装箱(1)であって、
    一対の端面板(3A,3B)と一対の側面板(4A,4B)とが折曲線(7)を介して交互に連ねられ、継代片(6)を介して互に離間した前記端面板と前記側面板とを接着して形成されている周壁(1A)と、
    前記一対の端面板の一端から延びている一対の第1内フラップ(10A,10B)と、
    前記一対の側面板の何れか一方の一端から延びている重合フラップ(11)と、
    前記一対の側面板の何れか他方の一端から延びている第1外フラップ(12)と、
    前記一対の端面板の他端から延びている一対の第2内フラップ(14A,14B)と、
    前記一対の側面板の他端から延びている一対の第2外フラップ(15A,15B)と、を備え、
    前記第1外フラップは、前記重合フラップよりも長い延出寸法で前記周壁の一端面の開口(1U)を閉塞可能に形成され、
    前記一対の第2内フラップおよび前記一対の第2外フラップは、それぞれ、同じ延出寸法に形成され、
    前記一対の第2外フラップは、前記周壁の他端面の開口(1D)を閉塞した状態で、その先端を中央で突き合わされていることを特徴とする包装箱。
  2. 前記一対の第1内フラップは、互いに異なる延出寸法に形成され、
    前記重合フラップと延出寸法の短い前記第1内フラップ(10B)とは、同じ延出寸法に形成され、
    前記第1外フラップと延出寸法の長い前記第1内フラップ(10A)とは、同じ延出寸法に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 延出寸法の短い前記第1内フラップと前記重合フラップとは、互いに隣り合い、且つ延出寸法の長い前記第1内フラップと前記第1外フラップとの間に挟まれた位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装箱。
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