JP3211725U - シャツ - Google Patents

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敬一 田山
敬一 田山
逸平 竹本
逸平 竹本
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野村貿易株式会社
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Abstract

【課題】フィット性に優れ、着用時の着心地に違和感を覚えることなく着心地が良く着用が行えるシャツを提供する。
【解決手段】後身頃、後身頃の左右に開閉可能に連設される左前身頃および右前身頃、首周りに設けられる襟部、並びに、後身頃、左前身頃および右前身頃の左右の肩口に取付けられる袖部、を有するシャツ本体と、シャツ本体の裏面を覆うインナー材とにより構成され、左前身頃の一方端および右前身頃の他方端に設けられた前合わせ部をもつシャツにおいて、インナー材は左前身頃の一方端と、右前身頃の他方端と、にそれぞれ縫着され、左前身頃および右前身頃における肩部と、後身頃における上縁部と、にそれぞれ縫着され、左前身頃の上縁部、右前身頃の上縁部および襟部にそれぞれ縫着され、袖部の袖ぐりに縫着されているが、左前身頃の他方端および後身頃の一方端と、右前身頃の一方端および後身頃の他方端とには縫着されていない。
【選択図】図3

Description

本考案は左前身頃および右前身頃の前合わせ部相互を開閉可能となすドレスシャツ又はカジュアルシャツ(以下、単にシャツともいう。)に関する。さらに詳しくは、シャツ本体の裏面にインナー材を縫着させることにより肌着の着用を不要とし、着脱が容易であり、フィット性に優れ、着用時の違和感がなく、さらに着崩れがない、前合わせ部をもつシャツに関する。
従来、例えばウェア本体と、ウェア本体の内側に配置されたインナーとを備えている上半身用衣服が提案されている。この上半身用衣服は、インナーとウェア本体の肩部同士、および襟ぐり同士を一体化されており、インナーは、インナー本体と、インナー本体の前身頃に一体化された第1負荷片および第2負荷片とを備えており、これら第1負荷片および第2負荷片は、インナー本体の素材生地に比べて低伸縮かつ高弾力のメッシュ生地で形成されており、第1負荷片は、アンダーバスト部分の高さを左右に横断する横長の基部と、該基部の長手方向中央部から上方に連出され、着用者の乳房部の間に圧接する縦長の連出部とからなる逆T字状を呈しており、基部の左右端部は、前身頃の左右脇縁に至り、連出部の上端部は、前身頃の襟ぐりの中央部に到っており、第2負荷片は、前身頃の左右の袖ぐりに沿って配置され、各第2負荷片の上端部は、前身頃の肩部周縁に到り、各第2負荷片の下端部は、前身頃の左右脇縁に至って基部の左右端部に重なっている構成により、負荷片により短時間での運動機能を高揚し、また、着用時のシルエットを自然にするものである(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3143211号公報
ところで、上記特許文献1に記載の上半身用衣服は、ウェア本体の内側にインナーを備えているが、この上半身用衣服は、運動にあてる時間が捻出できないサラリーマンやOLが、着用することにより、インナーのインナー本体の素材生地に設けられたメッシュ生地よりなる低伸縮の負荷片により、短時間での運動機能を高めるのを意図することを目的とするものである。そして、上記特許文献1に記載の上半身用衣服は、ウェア本体の裏面にインナーを肩部同士、および袖ぐり同士との2個所にて縫着させる構成により一体にさせるものであり、運動機能を高めるのを意図してなされたものであるため、引用文献1に示された上半身用衣服のウェア本体とインナーとの縫着構造では、そのまま外着として着用しても、その着心地に違和感を覚え、着心地が悪いものであった。しかも、インナーは装着者の体に密着してフィット性が発揮されるというが、肌着として着用するのには、着心地が悪くフィット性も充分であるとは言えなかった。
本考案は、上述した従来の実情に鑑みてなされたものであり、フィット性に優れ、着用時の着心地に違和感を覚えることなく着心地が良く着用が行えるシャツを提供することを目的とする。
本考案者らは、シャツ本体と、そのシャツ本体の裏面に縫着されるインナー材との縫着に工夫を凝らすことにより、フィット性に優れ、着用時に違和感を覚えることなく着心地が良く着用が行えることを見い出し、本考案を完成させるに至った。
すなわち、本考案は以下のとおりである。
[1]
後身頃(3)、前記後身頃(3)の左右に開閉可能に連設される左前身頃(2)および右前身頃(2´)、首周りに設けられる襟部(4)、並びに、後身頃(3)、左前身頃(2)および右前身頃(2´)の左右の肩口に取付けられる袖部(6,6´)、を有するシャツ本体(1)と、前記シャツ本体(1)の裏面を覆うインナー材(7)とにより構成され、前記左前身頃(2)の一方端(2a)および前記右前身頃(2´)の他方端(2´a)に設けられた前合わせ部(8,8´)をもつシャツにおいて、
前記インナー材(7)は、前記シャツ本体(1)の脇部において、前記後身頃(3)、前記左前身頃(2)および前記右前身頃(2´)よりも小さく形成されるとともに、前記シャツ本体(1)よりも高い伸縮性を有する材料から形成されており、
前記インナー材(7)は、記左前身頃(2)の一方端(2a)と、前記右前身頃(2´)の他方端(2´a)と、にそれぞれ縫着され、
前記左前身頃(2)および前記右前身頃(2´)における肩部(2d,2´d)と、前記後身頃(3)における上縁部(3c)と、にそれぞれ縫着され、
前記左前身頃(2)の上縁部(2c)、前記右前身頃(2´)の上縁部(2´c)および前記襟部(4)にそれぞれ縫着され、
前記袖部(6,6´)の袖ぐり(12,12´)に縫着されているが、
前記左前身頃(2)の他方端(2b)および前記後身頃(3)の一方端(3a)と、前記右前身頃(2´)の一方端(2´b)および前記後身頃(3)の他方端(3b)とには縫着されていないことを特徴とするシャツ。
[2]
前記シャツ本体(1)は、さらに、前記襟部(4)と前記後身頃(3)との間に設けられる肩ヨーク(5)を有し、
前記インナー材(7)は、前記肩ヨーク(5)における前外縁部(5a,5´a)および後外縁部(5b)にそれぞれ縫着され、そして、
前記肩ヨーク(5)の上縁部(5c)に縫着されていることを特徴とする[1]に記載のシャツ。
[3]
前記インナー材(7)が、前開きの袖無しに形成されている、または半袖シャツ型に形成されていることを特徴とする[1]または[2]に記載のシャツ。
[4]
前記インナー材(7)が、前記左前身頃(2)における前合わせ部(8,8´)の先端部に内包される芯地材(18)の裏面に設けられた間隙(P1)内に、差し込まれた状態で縫着され、
前記インナー材(7)が、前記右前身頃(2´)における前合わせ部(8,8´)の前面に縫着された縦長の前立部材(21)に縫着されていることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載のシャツ。
[5]
前記インナー材(7)が、前記左前身頃(2)および前記右前身頃(2´)の襟側面から肩口に到る外縁部と、前記後身頃(3)の上縁部(3c)と、前記肩ヨーク(5)の外縁部(5a,5´a)と、に重ね合わされた状態でステッチ縫い、またはロック縫いされており、
前記インナー材(7)が、台襟部(14)の表地(15)、および裏地(16)の間に、芯地材(18)を介装して前記肩ヨーク(5)の上縁部(5c)と、前記左前身頃(2)の上縁部(2c)と、前記右前身頃(2´)の上縁部(2´c)とを差し込んで縫着されていることを特徴とする[2]〜[4]のいずれかに記載のシャツ。
[6]
前記インナー材(7)が、前記シャツ本体(1)の前記左前身頃(2)、前記右前身頃(2´)、前記後身頃(3)により構成される袖ぐり(12,12´)の全周にインターロック縫いにて縫着されていることを特徴とする[1]〜[5]のいずれかに記載のシャツ。
本考案によれば、シャツ本体と、そのシャツ本体の裏面に縫着されるインナー材との縫着に工夫を凝らすとともに、インナー材をシャツ本体と一体に着込むことにより、フィット性に優れ、着用時に違和感がなく着心地が良く着用が行え、しかも、インナー材は吸湿性、速乾性、保温性に優れ、肌着として最適であり、そして、インナー材が着用時、または洗濯時に形崩れがなく、保形性に優れ、さらには、構造的にも堅牢なシャツを提供することができる。
本考案のシャツの第一実施形態を示す正面図である。 図1に示すシャツの背面図である。 図1に示すシャツを裏返した状態を示す正面図である。 図1に示すシャツを構成する肩ヨーク、前身頃、後身頃に対するインナー材の縫着状態を示す平面図である。 シャツを構成する肩ヨーク、前身頃、後身頃の縫着状態を示す拡大横断面図である。 シャツを構成する襟、肩ヨークの縫着状態を説明的に示す拡大正面図である。 シャツを構成する左右の前身頃の前部合わせ部の縫着状態を示す拡大横断面図である。 袖部の付け根に脇パッドが縫着された状態を示す平面図である。 本考案のシャツの第二の実施形態を示す正面図である。 図9に示すシャツの背面図である。 図9に示すシャツを裏返した状態を示す正面図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<第一の実施形態>
図1は、本実施の形態に係るシャツの一構成例を示す正面図であり、図2は背面図である。図3は図1に示すシャツを裏返した状態を示す正面図であり、図4は、図1に示すシャツを構成する肩ヨーク、前身頃、後身頃に対するインナー材の縫着状態を示す平面図である。なお、以下に示す図では、説明をわかりやすくするために、インナー材部分を網かけして示している。
本実施形態に係るシャツは、後身頃3、後身頃3の左右に開閉可能に連設される左前身頃2および右前身頃2′、首周りに設けられる襟部4、襟部4と後身頃3との間に設けられる肩ヨーク5、および肩ヨーク5の左右の肩口に取付けられる袖部6,6´、を有するシャツ本体1と、シャツ本体1の裏面を覆うインナー材7と、により構成される。図1に示す例では、袖部6,6´は、長袖である。
シャツ1は、全体が首から胸、下腹部に到る着丈Lをなし、左前身頃2の一方端2aおよび右前身頃2′の他方端2´aにそれぞれ設けられた前合わせ部8,8′が釦9aと釦孔9b、または雄雌のスナップ(図には示さず)よりなる係止具10により係脱可能に開閉される、図示するような、例えばドレスシャツ又はカジュアルシャツである。
また、シャツ本体1は、外形が例えば前述のように、釦9aと釦孔9b、また、図示しない雄雌のスナップのような係止具10を用いて左前身頃2、および右前身頃2′の前合わせ部8,8′相互を開閉可能となすドレスシャツ、カジュアルシャツに形成される。
図4に示すように、後身頃3はD〜E〜J〜K〜Q〜R〜Dで囲まれる部分であり、左前身頃2はK〜L〜M〜N〜P〜Q〜Kで囲まれる部分であり、そして、右前身頃2′はA〜B〜C〜D〜R〜S〜Aで囲まれる部分である。また、襟部4はU〜V〜W〜X〜Uで囲まれる部分であり、肩ヨーク5はE〜F〜G〜H〜I〜J〜Eで囲まれる部分である。
右前身頃2´の肩部2´d(B〜C)と肩ヨーク5の前外縁部5´a(F〜G)が縫着されることにより肩部11´を形成し、左前身頃2の肩部2d(L〜M)と肩ヨーク5の前外縁部5a(H〜I)が縫着されることにより肩部11を形成する。また、左前身頃2の他方端2bと後身頃3の一方端3aとが縫着されることにより脇部(K〜Q)を形成し、右前身頃2′の一方端2′bと後身頃3の他方端3bとが縫着されることにより脇部(D〜R)を形成する。
そしてインナー材7は、後身頃3、左前身頃2、右前身頃2′および肩ヨーク5の裏面を覆うように配され、縫着されている。
具体的には、インナー材7は、左前身頃2の一方端2a(N〜O)と、右前身頃2′の他方端2′a(A〜T)とにそれぞれ縫着される。また、インナー材7が、左前身頃2における肩部11(L〜M)および右前身頃2′における肩部11(B〜C)と、後身頃3における上縁部3c(E〜J)と、肩ヨーク5における前外縁部5a,5a´(F〜G,H〜I)および後外縁部5b(E〜J)にそれぞれ縫着される。また、インナー材7が、左前身頃2の上縁部2c(M〜N)、肩ヨーク5の上縁部5c(G〜H)、右前身頃2′の上縁部2′c(A〜B)、および襟部4(U〜B〜M〜X)と、にそれぞれ縫着される。そして、インナー材7が、袖部6,6´の袖ぐり12,12´(C〜D〜F、I〜K〜L)に縫着されている。
すなわち、本考案のシャツでは、インナー材7は、左前身頃2の他方端2bおよび後身頃3の一方端3a(K〜Q)と、右前身頃2′の一方端2′bおよび後身頃3の他方端3b(D〜R)とには縫着されていない。言い換えれば、シャツ本体1における脇部において、インナー材7はシャツ本体1に縫着されず、浮いた状態となっている。
インナー材7は、脇部(D〜R)において右前身頃2′側の側縁部7aと後身頃3側の側縁部7bとが互いに例えばインターロック縫いにより互いに縫着され、脇部(K〜Q)において後身頃3側の側縁部7cと左前身頃2側の側縁部7dとがインターロック縫いにより互いに縫着されている。
また、図3に示すように、インナー材7は少なくとも脇部において、シャツ本体1の左前身頃2,右前身頃2′および後身頃3よりも小さく形成されている。これによりインナー材7が着用者の身体により近くなり、身体へ密着してフィット性をより高めることができる。さらにインナー材7がシャツ本体1から浮いていることで通気性が高まり、放熱性、吸湿速乾性が向上し、より涼しく感じることができる。
なお、図3および後掲する図11では、インナー材7がシャツ本体の前身頃2,2′よりも小さく形成されていることをわかりやすく示すために、インナー材の前見頃部分のみを示しているが、実際には、インナー材の前見頃部分と後身頃部分とは脇部分において縫着されている。
そして、このシャツ本体1は、例えばポリエステル、ポリエチレンのような合成樹脂繊維糸、或いは綿糸、またはこれら合成樹脂繊維糸と、綿糸との混合により形成される。シャツ本体1は、適宜図柄、適宜色彩を付すことにより形成される。
また、インナー材7は、ポリエステルのような合成樹脂繊維により形成される。なお、インナー材7が、シャツ本体1よりも高い伸縮性を有する材料から形成されていることが好ましい。これにより、インナー材7がシャツ本体1の左前身頃2,右前身頃2および後身頃3よりも小さく形成されていても、高い伸縮性により、着用者の身体にフィットすることができる。インナー材7は、例えばガーゼ生地、メッシュ状の生地であってもよい。インナー材7も、シャツ本体1の用途に合わせて、シャツ本体1と調和し、マッチする適宜図柄、適宜色彩を付すことができる。シャツ本体1とインナー材7とを同一色柄とすることにより、肌着の着用が不要であるシャツを着用していることを外観から悟られることがない。
インナー材7が、図3に示すように本実施形態1では前開きの袖無しシャツ型に成されているが、図示しないが、インナー材7は例えば半袖に形成されているものでもよい。
そして、インナー材7は、図4ではシャツ本体1の肩ヨーク5、左前身頃2、右前身頃2′、後身頃3により構成される袖ぐり12,12´の全周(C〜D〜F,I〜K〜L)にインターロック縫いにて縫着される。シャツ本体1の左前身頃2および右前身頃2′、および後身頃3に対してシャツ本体1の裏面にインナー材7を一緒にインターロック縫いすることにより容易且生産効率良く縫着することができる。しかも、シャツ本体1の裏面にインナー材7を構造堅牢に取付けることができ、着用時、または洗濯時に、シャツ本体1に対するインナー材7の移動量が小さく、形崩れがなくなり、保形性に優れる。
そして、例えば図5に示すように、インナー材7(7e,7f)が、左前身頃2および右前身頃2′の襟側面から肩口に到る外縁部と、肩部11,11´、および後身頃3の上縁部3cと、肩ヨーク5の前外縁部5a,5a´および後外縁部5bとに、重ね合わされた状態でステッチ縫い、またはロック縫いされている。
インナー材7が、例えば図6において、台襟部14の表地15、および裏地16の各外縁部15a,16a相互を内側に対向して折り返した間に、肩ヨーク5の上縁部5c,5c´、および左右の前身頃2,2′の上縁部2c,2′cと一緒にインナー材7の上縁部7gを差し込んで縫着する。
また、図7において、インナー材7が、左前身頃2における一方の前合わせ部8の先端部に内包される芯地材18の裏面に設けられた間隙P1内に、差し込まれた状態で縫着されている。そして、芯地材18が、釦9a、または雄スナップ(図には示さず)よりなる係止具10を取付可能となす前合わせ部8の先端縁S1を内方へ折り返した部分に内包されている。このように、芯地材18を前合わせ部8の先端縁S1を内方へ折り返した部分に内包したのは、芯地材18による保形性により、前合わせ部8の形崩れを防止するためである。
また、インナー材7が、釦孔9b、または雌スナップ(図には示さず)よりなる係止具10を装着可能となす他方の前合わせ部8′における前身頃2′に縫着されている。この時、インナー材7(7h)は、右前身頃2′の先端側を折り返した部分の折り返し端S2と一緒に折り返される。しかも、インナー材7(7h)が、芯地材20が内包されて前合わせ部8′の前面に縫着された縦長の前立部材21に縫着されている。芯地材20は、一端縁19a、および他端縁19bを内方へ折返して前立部材21に内包される。このように、芯地材20を前合わせ部8′の先端縁S2を内方へ折り返した部分に設けたのは、芯地材20による保形性により、前合わせ部8′の形崩れを防止するためである。なお、図示しないが、インナー材7の下縁には、インナー材7の裾部の解れを防止するために、裾オーバーロック処理部が縫着処理されている。
本実施形態のシャツは、上述のように、インナー材7が、シャツ本体1に対し6個所で縫着されている構成であるので、装着者が本実施形態のシャツを装着したり、または、脱衣するのには、インナー材7と、このインナー材7が裏に縫着されているシャツ本体1の袖部6,6´とに腕を挿脱操作することにより、シャツ本体1を、その裏面に覆われたインナー材7と一緒に容易かつ確実に羽織ったり、または脱いだりすることができる。そして、シャツ本体1の左前身頃2および右前身頃2の前合わせ部8,8′に設けられた釦9aと釦孔9b、または図示しない雄スナップと雌スナップのような係止具10を係脱操作することにより、シャツ本体1をインナー材7と一緒に装着または脱衣する。そして、シャツ本体1の下方をズボンやスカート内に挿入すれば、きちんと整然とした格好にシャツ本体1を着付けられるので、シャツ本体1は職場や公式の場所での装着に適する装いになる。
そして、シャツ本体1の裏面を覆うように縫着されたインナー材7は、前述のように6個所にてシャツ本体1に縫着されているので、着用時の着心地に違和感がなく、フィット性に優れる。特に、本考案のシャツでは、インナー材7をシャツ本体1の脇部には縫着していないことで、インナー材7は脇部においてシャツ本体1から浮いた状態になり、身体に密着することができ、フィット性、快適性をより高めることができる。
また、シャツ本体1の裏面に縫着されるインナー材7をシャツ本体1と一体に着込むことにより、汗をかいた場合に吸水性、速乾性に優れ、夏期においても肌着としてムレやベタつきがなく爽快に着用が行え、しかも、保温性は良好であるので、従来のシャツのように、シャツとは個別に肌着を着込まなくても、インナー材7は肌着として適正に着用を行うことができる。
この際、インナー材7は、シャツ本体1の肩ヨーク5、左前身頃2および右前身頃2′、後身頃3により構成される袖ぐり12,12´の全周にインターロック縫いにて縫着された袖無し状に形成されているので、インナー材7に腕が引掛かることなしに、円滑かつ迅速に袖部6,6´に腕を通すことができるため、インナー材7を肌着として、シャツ本体1と一緒に容易かつ円滑に着用および脱衣することができる。
また、本実施形態1のシャツでは、シャツ本体1と、該シャツ本体1の裏面を覆うインナー材7とは、前述のように6個所にて縫着されるので、シャツは構造堅牢な仕上がりになり、シャツ本体1内においてインナー材7が不用意に遊離して大きな移動量により移動されることはなく、着用時、または洗濯時にシャツ本体1およびインナー材7の双方ともに形崩れがなく、保形性が維持される。そして、構造堅牢になり、乾燥したり、折り畳んで収納する場合にも、管理が容易である。
インナー材7は、放熱性、吸湿速乾性、ストレッチ性に優れた素材からなることが好ましい。放熱性に優れることにより、熱気を素早く外に放出し、長時間着用しても爽やかで涼しい。吸湿速乾性に優れることにより、汗や水分を素早く吸収および発散してサラサラ感を維持することができ、汗をかいても気にならず一日中快適でいられる。また、ストレッチ性に優れることにより、縦横どの方向にもしっかりストレッチして動作を妨げず、着心地が良好である。
さらに、図4および図8に示すように、左前身頃2および右前身頃2′、後身頃3により構成される袖ぐり12,12´の下側周縁部に脇パッド13,13´が縫着されていてもよい。この脇パッド13,13´は、吸水性および乾燥性に優れたパッド材からなる。この脇パッド13,13´は、着用者がシャツを着用した際に、着用者の脇下に接触することにより、着用者の汗を吸収し、汗が染み出ることを防止できる。よって、汗をかいても見苦しくはない。
例えば出張や旅行の際に、シャツと、シャツとは別個に肌着を持参しなければならないが、本考案のシャツを用いることで、シャツと肌着とを1枚で兼ねることができ、別個に肌着の持参が不要となり、荷物を減らすことができる。
さらに、本考案のシャツには他の機能を付与してもよい。例えば、シャツ本体1としてUVカット素材を用いることにより、夏の紫外線から肌を守ることができる。
<第二の実施形態>
以下、本考案の第二の実施形態について説明する。なお、以下の説明では、上述した第一の実施形態と異なる部分について説明し、共通する部分については、その説明を省略する。
図9は、本実施の形態に係るシャツの一構成例を示す正面図であり、図10は背面図である。図11は図9に示すシャツを裏返した状態を示す正面図である。
本実施形態では、シャツ本体1の左右の肩口に取付けられる袖部22,22′が半袖である点、および、襟部4と後身頃3との間に設けられる肩ヨークがなく、後身頃3の肩部と、左前身頃2の肩部および右前身頃2´の肩部とが直接縫着されて肩部11,11´を構成している点が異なる構成であり、そのほかは第一の実施形態と同様の構成、作用・効果である。また前身頃2,2´および後身頃3にダーツ23,24が形成されていてもよい。
さらに、本実施形態では、左前身頃2と右前身頃2′との打ち合わせが、第一の実施形態とは逆になっている。すなわち、第一の実施形態で示したシャツの打ち合わせが、左前身頃2の前合わせ部8が右前身頃2′の前合わせ部8′の上にかぶさる、いわゆる右前であるのに対して、本実施形態のシャツの打ち合わせは、右前身頃2′の前合わせ部8′が左前身頃2の前合わせ部8の上にかぶさる、いわゆる左前となっている。この場合、釦9aは左前身頃2の前合わせ部8に設けられ、釦孔9bは右前身頃2′の前合わせ部8′に設けられる。
一般的に、第一の実施形態で示した右前合わせのシャツは男性用とされ、第二の実施形態で示す左前合わせのシャツは女性用とされるが、これに限定されるものではない。
このような第二の実施形態に係るシャツにおいても、シャツ本体1の裏面を覆うようにインナー材7が縫着されているので、着用時の着心地に違和感がなく、フィット性に優れる。特に、本考案のシャツでは、インナー材7をシャツ本体1の脇部には縫着していないことで、インナー材7は脇部においてシャツ本体1の脇部から浮いた状態になり、身体に密着することができ、フィット性、快適性を高めることができる。
また、図10に示すように、インナー材7は少なくとも脇部において、シャツ本体1の左前身頃2,右前身頃2および後身頃3よりも小さく形成されていることによりインナー材7が着用者の身体により近くなり、身体へ密着してフィット性をより高めることができる。さらにインナー材7がシャツ本体1から浮いていることで通気性が高まり、放熱性、吸湿速乾性が向上し、より涼しく感じることができる。
以上、本考案の実施の形態について説明してきたが、本考案はこれに限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本考案は、シャツ本体の裏面に縫着されるインナー材をシャツ本体と一体に着込むことにより、着用時に違和感がなく着心地が良く着用が行える。また、シャツ本体とインナー材との縫着に工夫を凝らすことにより、フィット性に優れる。しかも、インナー材は吸湿性、速乾性、保温性に優れ、肌着として最適である。そして、インナー材が着用時、または洗濯時に形崩れがなく、保形性に優れ、さらには、構造的にも堅牢になす用途・機能に適する。
1 シャツ本体
2 左前身頃
2a 一方端
2b 他方端
2c 上縁部
2d 肩部
2′ 右前身頃
2´a 他方端
2´b 一方端部
2´c 上縁部
2´d 肩部
3 後身頃
3a 一方端
3b 他方端
3c 上縁部
4 襟部
5 肩ヨーク
5a,5´a 前外縁部
5b 後外縁部
5c 上縁部
6,6′ 袖部
7 インナー材
8,8′ 前合わせ部
9a 釦
9b 釦孔
10 係止具
12,12´ 袖ぐり
13,13´ 脇パッド
22,22´ 袖部
本考案者らは、シャツ本体と、そのシャツ本体の裏面に縫着されるインナー材との縫着に工夫を凝らすことにより、フィット性に優れ、着用時に違和感を覚えることなく着心地が良く着用が行えることを見い出し、本考案を完成させるに至った。
すなわち、本考案は以下のとおりである。
[1]
後身頃(3)、前記後身頃(3)の左右に開閉可能に連設される左前身頃(2)および右前身頃(2´)、首周りに設けられる襟部(4)、並びに、後身頃(3)、左前身頃(2)および右前身頃(2´)の左右の肩口に取付けられる袖部(6,6´)、を有するシャツ本体(1)と、前記シャツ本体(1)の裏面を覆うインナー材(7)とにより構成され、前記左前身頃(2)の一方端(2a)および前記右前身頃(2´)の他方端(2´a)に設けられた前合わせ部(8,8´)をもつシャツにおいて、
前記インナー材(7)は、前記シャツ本体(1)の脇部において、前記後身頃(3)、前記左前身頃(2)および前記右前身頃(2´)よりも小さく形成されるとともに、前記シャツ本体(1)よりも高い伸縮性を有する材料から形成されており、
前記インナー材(7)は、記左前身頃(2)の一方端(2a)と、前記右前身頃(2´)の他方端(2´a)と、にそれぞれ縫着され、
前記左前身頃(2)および前記右前身頃(2´)における肩部(2d,2´d)と、前記後身頃(3)における上縁部(3c)と、にそれぞれ縫着され、
前記左前身頃(2)の上縁部(2c)、前記右前身頃(2´)の上縁部(2´c)および前記襟部(4)にそれぞれ縫着され、
前記袖部(6,6´)の袖ぐり(12,12´)に縫着されているが、
前記左前身頃(2)の他方端(2b)および前記後身頃(3)の一方端(3a)と、前記右前身頃(2´)の一方端(2´b)および前記後身頃(3)の他方端(3b)とには縫着されていないことを特徴とするシャツ。
[2]
前記シャツ本体(1)は、さらに、前記襟部(4)と前記後身頃(3)との間に設けられる肩ヨーク(5)を有し、
前記インナー材(7)は、前記肩ヨーク(5)における前外縁部(5a,5´a)および後外縁部(5b)にそれぞれ縫着され、そして、
前記肩ヨーク(5)の上縁部(5c)に縫着されていることを特徴とする[1]に記載のシャツ。
[3]
前記インナー材(7)が、前開きの袖無しに形成されている、または半袖シャツ型に形成されていることを特徴とする[1]または[2]に記載のシャツ。
[4]
前記インナー材(7)が、前記左前身頃(2)における前合わせ部(8,8´)の先端部に内包される芯地材(18)の裏面に設けられた間隙(P1)内に、差し込まれた状態で縫着され、
前記インナー材(7)が、前記右前身頃(2´)における前合わせ部(8,8´)の前面に縫着された縦長の前立部材(21)に縫着されていることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載のシャツ。
[5]
前記インナー材(7)が、前記左前身頃(2)および前記右前身頃(2´)の襟側面から肩口に到る外縁部と、前記後身頃(3)の上縁部(3c)と、前記肩ヨーク(5)の外縁部(5a,5´a)と、に重ね合わされた状態でステッチ縫い、またはロック縫いされており、
前記インナー材(7)が、台襟部(14)の表地(15)、および裏地(16)の間に、芯地材(18)を介装して前記肩ヨーク(5)の上縁部(5c)と、前記左前身頃(2)の上縁部(2c)と、前記右前身頃(2´)の上縁部(2´c)とを差し込んで縫着されていることを特徴とする[2]に記載のシャツ。
[6]
前記インナー材(7)が、前記シャツ本体(1)の前記左前身頃(2)、前記右前身頃(2´)、前記後身頃(3)により構成される袖ぐり(12,12´)の全周にインターロック縫いにて縫着されていることを特徴とする[1]〜[5]のいずれかに記載のシャツ。

Claims (6)

  1. 後身頃(3)、前記後身頃(3)の左右に開閉可能に連設される左前身頃(2)および右前身頃(2´)、首周りに設けられる襟部(4)、並びに、後身頃(3)、左前身頃(2)および右前身頃(2´)の左右の肩口に取付けられる袖部(6,6´)、を有するシャツ本体(1)と、前記シャツ本体(1)の裏面を覆うインナー材(7)とにより構成され、前記左前身頃(2)の一方端(2a)および前記右前身頃(2´)の他方端(2´a)に設けられた前合わせ部(8,8´)をもつシャツにおいて、
    前記インナー材(7)は、前記シャツ本体(1)の脇部において、前記後身頃(3)、前記左前身頃(2)および前記右前身頃(2´)よりも小さく形成されるとともに、前記シャツ本体(1)よりも高い伸縮性を有する材料から形成されており、
    前記インナー材(7)は、記左前身頃(2)の一方端(2a)と、前記右前身頃(2´)の他方端(2´a)と、にそれぞれ縫着され、
    前記左前身頃(2)および前記右前身頃(2´)における肩部(2d,2´d)と、前記後身頃(3)における上縁部(3c)と、にそれぞれ縫着され、
    前記左前身頃(2)の上縁部(2c)、前記右前身頃(2´)の上縁部(2´c)および前記襟部(4)にそれぞれ縫着され、
    前記袖部(6,6´)の袖ぐり(12,12´)に縫着されているが、
    前記左前身頃(2)の他方端(2b)および前記後身頃(3)の一方端(3a)と、前記右前身頃(2´)の一方端(2´b)および前記後身頃(3)の他方端(3b)とには縫着されていないことを特徴とするシャツ。
  2. 前記シャツ本体(1)は、さらに、前記襟部(4)と前記後身頃(3)との間に設けられる肩ヨーク(5)を有し、
    前記インナー材(7)は、前記肩ヨーク(5)における前外縁部(5a,5´a)および後外縁部(5b)にそれぞれ縫着され、そして、
    前記肩ヨーク(5)の上縁部(5c)に縫着されていることを特徴とする請求項1に記載のシャツ。
  3. 前記インナー材(7)が、前開きの袖無しに形成されている、または半袖シャツ型に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシャツ。
  4. 前記インナー材(7)が、前記左前身頃(2)における前合わせ部(8,8´)の先端部に内包される芯地材(18)の裏面に設けられた間隙(P1)内に、差し込まれた状態で縫着され、
    前記インナー材(7)が、前記右前身頃(2´)における前合わせ部(8,8´)の前面に縫着された縦長の前立部材(21)に縫着されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のシャツ。
  5. 前記インナー材(7)が、前記左前身頃(2)および前記右前身頃(2´)の襟側面から肩口に到る外縁部と、前記後身頃(3)の上縁部(3c)と、前記肩ヨーク(5)の外縁部(5a,5´a)と、に重ね合わされた状態でステッチ縫い、またはロック縫いされており、
    前記インナー材(7)が、台襟部(14)の表地(15)、および裏地(16)の間に、芯地材(18)を介装して前記肩ヨーク(5)の上縁部(5c)と、前記左前身頃(2)の上縁部(2c)と、前記右前身頃(2´)の上縁部(2´c)とを差し込んで縫着されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載のシャツ。
  6. 前記インナー材(7)が、前記シャツ本体(1)の前記左前身頃(2)、前記右前身頃(2´)、前記後身頃(3)により構成される袖ぐり(12,12´)の全周にインターロック縫いにて縫着されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のシャツ。
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