JP3211660U - シール剤整形具 - Google Patents

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Abstract

【課題】接合部等に塗布されたシール剤に被せて手で摺動させることにより、シール剤が接合部の隙間に密着する一方、外形も均一に整形することができるシール剤整形具を提供する。【解決手段】接合部や継ぎ目その他の隙間が形成された個所に塗布されるシール剤を圧接して整形するシール剤整形具1であって、両端が開放された直線状の溝が平らな底面に形成された本体10と、シール剤に沿って該本体10を摺動させる把持部21とを有し、シングルトップ形若しくはダブルトップ形をなした該溝11の断面の幅及び高さが、一端側よりも他端側の方が小さい。【選択図】図1

Description

本考案は、自動車などを構成する鋼板の接合部若しくは継ぎ目などの隙間にシール剤を塗布する際に塗布されたシール剤を圧接しながら整形するシール剤整形具に関するものである。
従来、自動車のボデーを形成する鋼板の接合部は、間隙ができるため、その間隙をシール剤を塗布することにより塞いでいる。そして、自動車製造時においては、ロボットハンドにシーラーガンを把持させて、接合部の間隙に沿ってシーラーガンからシール剤を吐出させる方法が知られている(特許文献1)。
しかしながら、塗布されたシール剤の形状が不揃いとなり、それを外部から見た場合、外観上好ましいとはいえない。そこで、シール剤の浸出を防止する一対の接触部と、接合部の長さ方向に延在して塗布されたシール剤を収容し、長さ方向へのシール剤の浸出を許容する非接触部とを備える整形用型部材と、整形用型部材を接合部に対して押圧する押圧部材とを備えたシール剤整形装置が開示されている(特許文献2)
また、航空機の燃料タンクの部品を組み立てる際に、部品の合わせ面やファスナを挿入する孔から燃料が漏洩するのを防止するためシール剤を塗布する際に作業者がヘラでシーラントを除去するための清掃装置が開示されているが(特許文献3)、塗布されたシーラントをそのへらで整形する方法も開示されている(特許文献4)。
さらに、水道配管の持ち出しソケットと壁との隙間に充填したシール剤を、環状の本体と、本体の側面から突き出し壁に当接する安定脚と、本体と当接面との間に位置して防水シール剤の表面を所定形状に整形する整形刃を具備した防水シール剤の整形装置が開示されている(特許文献5)。
実開平7−31166号公報 特開2016−063559号公報 特開2009−039636号公報 特開2017−6885号公報 実用新案登録第3002449号公報
しかしながら、自動車の修理や板金塗装をする修理工場では、ロボットを導入することは困難であり、シール剤が充填されたボデーガンを自動車の接合部若しくは車体の合わせ目などに沿って移動し、シール剤を塗布し、薄板状のへらを用いて整形するのが一般的である。そのため、整形がうまくいかな場合は、塗布したシール剤をふき取って、再度塗布する必要があることから、シール剤の使用が効率的ではない。
従って、流体状のシール剤の代わりに、テープ状に成形され、あらかじめサイズが規定されたシールを貼る方法もあるが、接着がうまくゆかず、一定の期間が経過すると剥がれ落ちてしまうという問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、鋼板の接合部等に塗布されたシール剤に被せて手で摺動させることにより、シール剤が接合部の隙間に密着する一方、外形も均一に整形することができるシール剤整形具を提供することを目的とする。
本考案のシール剤整形具は、接合部や継ぎ目その他の隙間が形成される個所に塗布されるシール剤を圧接して整形するシール剤整形具であって、両端が開放された直線状の溝が平らな底面に形成された本体と、上記シール剤に沿って該本体を摺動させる把持部とを有し、シングルトップ形若しくはダブルトップ形をなした該溝の断面の幅及び高さが、一端側よりも他端側の方が小さいことを特徴とする。
このように、本体の底面に形成された溝の断面の幅及び高さが、一端側よりも他端側の方が小さいので、接合部などに塗布されたシール剤に溝を被せて一端側から他端側に向けて本体を摺動させれば、シール剤は接合部などに圧接され、所望の外観に整形することができる。
その場合、上記把持部は、上記本体と一体的に形成された、直方体若しくはカマボコ形をなすものであって、上記溝の上記一端寄りまで貫通する孔を有すれば、そこに先端が折れ曲がった針金などを捜通して、本体が摺動する位置を確認することができる。
なお、溝の幅及び高さは、他端側が少なくとも2mm及び1.5mmあり、、一端側は、それらよりも大きくなっていればよい。
また、上記把持部が係合する板状部材を備え、該板状部材により前記本体を摺動させることにすれば、狭い場所の整形作業が容易になる。
その場合、上記把持部は、サイズの大きい第1直方体とサイズの小さい第2直方体とが上記底面と並行に上下に重なった形状をなし、上記板状部材に移動自在に嵌合する中空部材を備え、上記板状部材は、連穿された大小2つの開口部のうち、上記第1直方体が通過する第1開口部よりも、該第1直方体が非通過で、上記第2直方体が通過する第2開口部の方が端寄りに配置され、該第2開口部に前記把持部を係合させて上記本体を摺動させることにすれば、板状部材と把持部との係合を確実におこなうことができる。
また、矩形断面を有する棒体を備え、上記板状部材は、先端寄りに十字形をなした穴を有し、上記把持部は、上記溝の上記一端寄りまで上記棒体が貫通する穴を有するものであって、上記板状部材から上記把持部及び上記本体に上記棒体を捜通し、該板状部材に固定された該本体を摺動させることにしても、板状部材と把持部との係合を確実におこなうことができる。
本考案のシール剤整形具は、シール剤に被せて摺動させる溝の入口が出口よりも大きいので、手で摺動させると余分なシール剤が後方に送られる一方、溝の深さ、幅が次第に小さくなっているので、シール剤を接合部に圧接しつつ整形することができる。従って、シール剤の接合部との接着性がよく、かつ外観の均一性が保持されるので、美しく仕上がる。また、シール剤が整形具に付着して外観が乱れたときは、繰り返し摺動することにより均一な外観を得ることができる。
図1は第1の実施形態のシール剤整形具の一例の正面図である。 図2は第1の実施形態のシール剤整形具の一例の側面図である。 図3は第1の実施形態のシール剤整形具の一例の底面図である。 図4は第1の実施形態のシール剤整形具の他の例の正面図である。 図5は第1の実施形態のシール剤整形具の他の例の底面図である 図6は第2の実施形態の本体及び把持部を一例として示す正面図である。 図7は第2の実施形態の本体及び把持部を一例として示す側面図である。 図8は第2の実施形態の本体及び把持部を一例として示す平面図である。 図9は第2の実施形態の本体及び把持部を一例として示す底面図である。 図10は第2の実施形態の中空部材が嵌合した板状部材を示す図である。 図11は第2の実施形態の中空部材の正面を示す図である。 図12は第2の実施形態のシール剤整形具を示す図である。 図13は棒体の一例を示す正面図である。 図14は棒体の一例を示す側面図である。 図15は第3の実施形態のシール剤整形具の一例を示す図である。
以下に、本考案のシール剤整形具の実施形態について図に基づいて説明する。
図1から図3は、第1の実施形態のシール剤整形具の一例を示す図であり、図1は正面図、図2は側面図、図3は底面図である。
図1から図3に一例を示す本実施形態のシール剤整形具1は、平らな底面の一端13から他端14まで、両端が開放されたシングルトップ形(山形)の溝11を有する本体10と、本体10と一体的に形成されたカマボコ形の把持部21とを有する。
底面に形成されたシングルトップ形(山形)の溝11は、底面の一端13から他端14まで直線状に形成されており、シングルトップ形(山形)の溝11の幅W及び高さ(又は深さ)Hは、一端12から他端13に向けて次第に小さくなっている。
幅W及び高さHが大きい一端13は、整形するシール剤の入口となり、幅W及び高さHが小さい他端13は、シール剤の出口となる。従って、整形されたシール剤の幅W及び高さHは、出口の幅W及び高さHにより規定される。
本例の入口は、幅が9mm、高さが3mm、出口は幅が6mm、高さが2mmに設定しているが、入口を例えば幅が6mmから13mm、高さが2mmから5mm、出口を例えば幅が3mmから10mm、高さが1.5mmから4mmの設定することができる。ただし、シングルトップ形(山形)の溝11の幅W及び高さ(又は深さ)Hが、入口から出口に向けて次第に小さくなっていれば、例示した数値に限定されない。
ここで、図の斜線で示すシングルトップ形(山形)の溝11の縁17の幅は、入口側が小さくて、出口側が大きくなっているが、これらの幅を均一にしてもよい。
また、シングルトップ形(山形)の溝11の一端13寄りには、カマボコ形の把持部21から本体10まで貫通する孔15が設けてある。
この孔15は、先端が折れ曲がった針金などの細径の棒体を捜通させる孔で、カマボコ形の把持部21を掴んで本体10を摺動させたとき、本体10が所望の位置を移動しているか否かを棒体が接触する凹凸などによって感知できるようにするためのものである。従って、棒体の先がシングルトップ形(山形)の溝11の他端14側に折れ曲がっているようにすれば、接合部などを傷つける恐れがない。また、シングルトップ形(山形)の溝11の一端13寄りに棒体が突き出ていれば、棒体がシール剤をひっかいても、他端14まで移動する間にシール剤は周囲から充填されるので、整形上の影響はない。
ここで、本実施形態のシール剤整形具1は、天然ゴム若しくは合成ゴムなどを成形したものを用いるが、ある程度弾力性があって、変形しないものであれば必ずしもこれに限定されない。また、把持部21から本体10まで貫通する孔15は、必ずしも設ける必要はない。
本実施形態のシール剤整形具1を用いて接合部などに塗布されたシール剤を整形する場合には、カマボコ形の把持部21を指で掴み、シングルトップ形(山形)の溝11の幅W及び高さHが共に大きい一端13側を、整形しようとしているシール剤の端に被せ、底面の平らな縁17が接合部などに接触するまで押圧する。そして、一端13側が前、シングルトップ形(山形)の溝11の幅W及び高さHが小さい他端14側が後ろになるようにして、本体10を接合部等に沿って摺動させる。
このように、シングルトップ形(山形)の溝11の一端13側(入口)の幅W及び高さ(深さ)Hが大きく、シングルトップ形(山形)の溝11の他端14側(出口)の幅W及び高さ(深さ)Hがそれよりも小さくなっているので、整形後のシール剤の断面の幅W及び高さHは、シングルトップ形(山形)の溝11の他端14側(出口)の幅W及び高さ(深さ)Hに合致する。また、シングルトップ形(山形)の溝11の断面の大きさが次第に小さくなっているので、シール剤は接合部等に圧接されて密着し、かつ出口の大きさに応じた外観に整形される。なお、塗布されたシール剤の分量が多すぎる場合は、シール剤整形具1を2度、3度と繰り返して摺動させることにより余分なシール剤を除去することができる。
図4及び図5は、第1の実施形態のシール剤整形具の他の例を示す図であり、図4は正面図、図5は底面図である。
図4及び図5に例示するシール剤整形具1は、平らな底面の一端から他端まで、両端が開放されたダブルトップ形(2つ山形)の溝12が形成された本体10と、本体10と一体的に形成された直方体の把持部22とを有する。
本体10の正面におけるダブルトップ形(2つ山形)の溝12は、共に幅W及び高さHが等しいが、境目の縁17は、両側の縁17よりも少し高いので、本体を接合部に圧着したとき、接合部に非接触となる。
また、本体10の正面の両側は、底面側が狭巾となるように削られ、底面の両側の縁17が細くなっている。これにより、シール剤が塗布された接合部等の片側に出っ張った部分があっても、本体10を円滑に摺動させることができる。
底面に形成されたダブルトップ形(2つ山形)の溝12は、底面の一端13から他端14まで直線状に形成されており、ダブルトップ形(2つ山形)の溝12の幅W及び高さ(又は深さ)Hは、一端13側から他端14側にかけて次第に小さくなっている。
なお、境目の縁17及び両側の縁17の幅は、一端13側から他端14側にかけて次第に大きくなっているが、必ずしもこのようにする必要はなく、一定の幅にしてもよい。
また、把持部21から本体10まで貫通する孔15を設けてもよい。
このように、底面にダブルトップ形の溝12が形成されていても、シングルトップ形の溝11と同様にシール剤を圧接し整形することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態のシール剤整形具は、第1の実施形態で示した本体及び把持部のみならず、把持部を係合する板状部材を備える点が相違する。
図6から図9は、第2の実施形態の本体及び把持部を一例として示す図であり、図6は正面図、図7は側面図、図8は平面図、図9は底面図である。
図6から図9に一例を示す第2の実施形態のシール剤整形具2は、構成要素の一部として、底面にシングルトップ形(山形)の溝11が形成された本体10と、サイズの小さい第1直方体23及びサイズの大きい第2直方体24が本体10と並行に重ね合わされた形状の把持部20とを有する。また、大小の矩形の開口部が連穿され、把持部20をその開口部に係合させて固定する板状部材30を備えている。
本体10は、矩形の底面を有し、一端13及び他端14双方が開放された直線状のシングルトップ形(山形)の溝11が形成され、シングルトップ形(山形)の溝11の幅W及び深さ(高さ)Hは、一端13から他端14に向けて次第に小さくなっている。
また、シングルトップ形(山形)の溝11の一端13寄りにおけるほぼ中央には、把持部20まで貫通する矩形の穴19が設けてある。ただし、この穴19は、第3の実施形態で使用するものであり、本実施形態のおいては必ずしも必要ではなく、設けなくてもよい。
そして、本体10の直上には、直方体を二つ重ね合わせた形状の把持部20が本体10と一体的に形成されている。
把持部20のうち、サイズの大きい第2直方体24は、サイズの小さい第1直方体23の上に、重なっており、長辺が溝と並行になるように配置されている。
また、第1直方体23は、シングルトップ形(山形)の溝11と直交する辺は、第2直方体24の短辺よりも内側に位置するように第2直方体24の直下の中央に配置されている。
本例における本体10は、高さが9mm、上面及び底面が15mm×20mmで、把持部20の第1直方体は、高さが2mm、上面及び底面が10mm×9mm、第2直方体は、高さが2mm、上面及び底面が10mm×13mmに設定されているが、各サイズは、これらの数値に限定されない。
なお、本実施形態においては、第1直方体23及び第2直方体24それぞれにおける、シングルトップ形(山形)の溝11と直交する辺の長さが同じになっているが、第1直方体23の長さは、短くしてもよい。
図10及び図11は、第2の実施形態の板状部材を一例として示す図であり、図11は、中空部材が嵌合した板状部材を示し、図12は、中空部材の正面を示す図である。
図10及び図11に示す板状部材30は、先端寄りにサイズが小さい矩形の第1開口部31aが設けてあり、それに連穿させてサイズが大きい矩形の第2開口部31bが設けてある。
中空部材33は、中空の角柱で、板状部材30に嵌合し、矢印方向に移動自在である。
第1開口部31aの反対側の端寄りには、十字形の穴19が設けられているが、この穴19は、第3の実施形態で用いられ、本実施形態においては必ずしも必要としていない。
第2開口部31bは、把持部20の第2直方体24が通過できる大きさに設定され、第1開口部31aは、把持部の第1直方体23が通過できるが、第2直方体24は通過できない大きさに設定されている。
従って、板状部材30の第2開口部31bに把持部の第2直方体24を通過させた後、第1直方体23を第1開口部31aに移動させれば、把持部20を板状部材30に係合させることができる。
本例における板状部材30は、一例として幅が20mm、長さが100mm、厚さが2mmの硬質プラスチックに、9mm×10mmの第1開口部と、13mm×10mmの第2開口部が連穿されたものを用いているが、これらの数値に限定する必要はない。
図12は、第2の実施形態のシール剤整形具を示す図である。
図12に示すように、把持部20を板状部材30に係合させると、シングルトップ形の溝11が形成された本体10が板状部材30の下側に、把持部の第1直方体23が板状部材30の上側に配置され、第2直方体24は、板状部材30に隠された状態となって把持部20が板状部材30に係合する。
そして、中空部材33を矢印方向に移動して第2開口部31bを塞ぎ、第1直方体23を押圧すれば、本体10は板状部材30にしかりと固定されるので、板状部材30を図の手前方向に移動させてシングルトップ形の溝11をシール剤に沿って摺動すれば、シール剤は、接合部等に圧接され、整形される。
ここで、本実施形態の把持部20は、シングルトップ形の溝11と直交するように係合しているが、把持部の第1直方体23及び第2直方体24の長辺の向きを変えて、シングルトップ形の溝11と同方向に係合させれば、シングルトップ形の溝11が形成された方向は、板状部材30の長手方向と一致するので、板状部材30を押したり、引いたりしてシールド剤の整形を行うこともできる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態のシール剤整形具3は、第2の実施形態で示した板状部材の十字形の穴から把持部に設けた孔に棒体を挿通して本体を板状部材に固定する点が相違するがそれ以外は共通するので、相違点について説明する。
図13及び図14は、棒体の一例を示す図であり、図13は正面図、図14は側面図である。
図13及び図14に示すように、棒体35は、頭部36と棒状部37とを有し、頭部36は矩形又は円形をなし、棒状部37は断面が矩形で、頭部36との結合部から先端まで、断面積が均一又は次第に小さくなるようになっている。
本例の棒体35は、頭部36が10mm×10mmの角形で厚さが2mm程度の大きさを有し、棒状部37は、頭部との結合部は3mm×3mm、先端は2mm×2mmに設定されているが、数値等はこれらに限定されない。
材質は、木製、プラスチック、金属何れでもよい。ただし、先端は、自動車の接合部等を傷つけないように平らになっている。
図15は、第3の実施形態のシール剤整形具の一例を示す図である。
図15に示すシール剤整形具3は、第2の実施形態で示した板状部材30の十字形の穴19に棒体35を挿入し、その先端を第2の実施形態で示した本体10及び把持部20の孔15に捜通させることにより、板状部材30に本体10及び把持部20を固定し、同時に、棒体35の先端が、シール剤が塗布された接合部などに接触するようになっている。従って、第1実施形態で説明した針金と同様に、本体10が所望の位置を移動しているか否かを感知することができる。
ここでは、本体10及び把持部20として、第2の実施形態で示したものを用いているが、第1の実施形態で説明したカマボコ形又は直方体の把持部21、22を有するものを用いることもできる。
鋼板などを折り曲げたり、接合したりした部材を使用し、それらの防錆、防水、防食のためにシール剤を塗布する必要がある産業用機械、家電機器、車両、航空機、建築機材などにも使用することができる。
1、2、3 シール剤整形具
10 本体
11 シングルトップ形の溝
12 ダブルトップ形の溝
13 一端
14 他端
15 孔
17 縁
19 十字形の穴
20 把持部
21 カマボコ形の把持部
22 直方体の把持部
23 第1直方体
24 第2直方体
30 板状部材
31 開口部
31a 第1開口部
31b 第2開口部
33 中空部材
35 棒体
36 頭部
37 棒状部
W 幅
H 高さ
以下に、本考案のシール剤整形具の実施形態について図に基づいて説明する。
図1から図3は、第1の実施形態のシール剤整形具の一例を示す図であり、図1は正面図、図2は側面図、図3は底面図である。
図1から図3に一例を示す本実施形態のシール剤整形具1は、平らな底面の一端13から他端14まで、両端が開放されたシングルトップ形(山形)の溝11を有する本体10と、本体10と一体的に形成されたカマボコ形の把持部21とを有する。
底面に形成されたシングルトップ形(山形)の溝11は、底面の一端13から他端14まで直線状に形成されており、シングルトップ形(山形)の溝11の幅W及び高さ(又は深さ)Hは、一端13から他端14に向けて次第に小さくなっている。
幅W及び高さHが大きい一端13は、整形するシール剤の入口となり、幅W及び高さHが小さい他端14は、シール剤の出口となる。従って、整形されたシール剤の幅W及び高さHは、出口の幅W及び高さHにより規定される。
本例の入口は、幅が9mm、高さが3mm、出口は幅が6mm、高さが2mmに設定しているが、入口を例えば幅が6mmから13mm、高さが2mmから5mm、出口を例えば幅が3mmから10mm、高さが1.5mmから4mmの設定することができる。ただし、シングルトップ形(山形)の溝11の幅W及び高さ(又は深さ)Hが、入口から出口に向けて次第に小さくなっていれば、例示した数値に限定されない。
ここで、図の斜線で示すシングルトップ形(山形)の溝11の縁17の幅は、入口側が小さくて、出口側が大きくなっているが、これらの幅を均一にしてもよい。
また、シングルトップ形(山形)の溝11の一端13寄りには、カマボコ形の把持部21から本体10まで貫通する孔15が設けてある。
この孔15は、先端が折れ曲がった針金などの細径の棒体を捜通させる孔で、カマボコ形の把持部21を掴んで本体10を摺動させたとき、本体10が所望の位置を移動しているか否かを棒体が接触する凹凸などによって感知できるようにするためのものである。従って、棒体の先がシングルトップ形(山形)の溝11の他端14側に折れ曲がっているようにすれば、接合部などを傷つける恐れがない。また、シングルトップ形(山形)の溝11の一端13寄りに棒体が突き出ていれば、棒体がシール剤をひっかいても、他端14まで移動する間にシール剤は周囲から充填されるので、整形上の影響はない。
ここで、本実施形態のシール剤整形具1は、天然ゴム若しくは合成ゴムなどを成形したものを用いるが、ある程度弾力性があって、変形しないものであれば必ずしもこれに限定されない。また、把持部21から本体10まで貫通する孔15は、必ずしも設ける必要はない。

Claims (5)

  1. 接合部や継ぎ目その他の隙間が形成される個所に塗布されるシール剤を圧接して整形するシール剤整形具であって、
    両端が開放された直線状の溝が平らな底面に形成された本体と、前記シール剤に沿って該本体を摺動させる把持部とを有し、
    シングルトップ形若しくはダブルトップ形をなした該溝の断面の幅及び高さが、一端側よりも他端側の方が小さいことを特徴とするシール剤整形具。
  2. 前記把持部は、前記本体と一体的に形成された、直方体若しくはカマボコ形をなすものであって、前記溝の前記一端寄りまで貫通する孔を有することを特徴とする請求項1記載のシール剤整形具。
  3. 前記把持部が係合する板状部材を備え、該板状部材により前記本体を摺動させることを特徴とする請求項1記載のシール剤整形具。
  4. 前記把持部は、サイズの大きい第1直方体とサイズの小さい第2直方体とが前記底面と並行に上下に重なった形状をなし、
    前記板状部材に移動自在に嵌合する中空部材を備え、
    前記板状部材は、連穿された大小2つの開口部のうち、前記第1直方体が通過する第1開口部よりも、該第1直方体が非通過で、前記第2直方体が通過する第2開口部の方が端寄りに配置され、該第2開口部に前記把持部を係合させて前記本体を摺動させることを特徴とする請求項3記載のシール剤整形具。
  5. 矩形断面を有する棒体を備え、
    前記板状部材は、先端寄りに十字形をなした穴を有し、
    前記把持部は、前記溝の前記一端寄りまで前記棒体が貫通する穴を有するものであって、
    前記板状部材から前記把持部及び前記本体に前記棒体を捜通し、該板状部材に固定された該本体を摺動させることを特徴とする請求項3記載のシール剤整形具。
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