JP3211612U - 消火装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】火事が発生すると、その火事を発見して、火事が発生している部位へ水あるいは消火液等の消火剤を放射して消火することができる消火装置を提供する。【解決手段】水あるいは消火液等の消火剤が収納された消火剤収納タンク3と、この消火剤収納タンク3内に手動あるいは自動で投入することができる水中ポンプ5、あるいは消火剤収納タンク3内に手動あるいは自動で吸引ホース4aを投入することができる該消火剤収納タンク3外に設置された吸引ホースを備えたポンプ5及びモータを用いた消火剤供給装置と、このポンプ5、あるいは消火剤供給装置の駆動によって消火剤収納タンク3内の水あるいは消火液等の消火剤をホース4aを介して火事が発生する部位へ放射できる火事が発生する部位に設置される放射ノズル4とで消火装置1を構成している。【選択図】図1
Description
本考案は火事が発生すると、その火事を発見あるいは自動で発見して、火事が発生している部位あるいは火事が発生しそうな部位に配置された放射ノズルへ、水あるいは消火液等の消火剤を供給して、放射して火事を消火することができる消火装置に関する。
従来、火事が発生すると、自動的にその火事を検知して警報する火災警報器が実用化されている。
しかし、この火災警報器は発生した火災を警報するだけであるため、火事が発生した部位に、素早く人手で水あるいは消火液を掛けなければ消火することができないとともに、人手で水あるいは消火液を掛けるまでに手数がかかり、消火までに時間がかかるという欠点があった。
また、水あるいは消火液等の消火剤を消火剤収納タンク内に水中ポンプ、あるいはポンプ及びモータを用いた消火剤供給装置を収納した状態で設置するものが本出願人によって考えられているが、これは、長期間、消火剤が収納された消火剤収納タンク内に水中ポンプ、あるいはポンプ及びモータを用いた消火剤供給装置を収納しておくので、パッキン等が損傷して水中ポンプ、あるいはポンプ及びモータを用いた消火剤供給装置が故障して使用できなくなるという欠点があった。
しかし、この火災警報器は発生した火災を警報するだけであるため、火事が発生した部位に、素早く人手で水あるいは消火液を掛けなければ消火することができないとともに、人手で水あるいは消火液を掛けるまでに手数がかかり、消火までに時間がかかるという欠点があった。
また、水あるいは消火液等の消火剤を消火剤収納タンク内に水中ポンプ、あるいはポンプ及びモータを用いた消火剤供給装置を収納した状態で設置するものが本出願人によって考えられているが、これは、長期間、消火剤が収納された消火剤収納タンク内に水中ポンプ、あるいはポンプ及びモータを用いた消火剤供給装置を収納しておくので、パッキン等が損傷して水中ポンプ、あるいはポンプ及びモータを用いた消火剤供給装置が故障して使用できなくなるという欠点があった。
本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、火事が発生すると、その火事を発見し、消火剤収納タンク内に水中ポンプ、あるいは消火剤収納タンク外に設置されたポンプ及びモータの消火剤供給装置の吸引ホースを消火剤収納タンク内に手動あるいは自動で投入して、火事が発生している部位あるいは火事が発生しそうな部位に配置された放射ノズルへ、水あるいは消火液等の消火剤を供給して放射し、消火することができる消火装置を提供することを目的としている。
本考案の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本考案の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本考案の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本考案は水あるいは消火液等の消火剤が収納された消火剤収納タンクと、この消火剤収納タンク内に手動あるいは自動で投入することができる水中ポンプ、あるいは消火剤収納タンク内に手動あるいは自動で吸引ホースを投入することができる該消火剤収納タンク外に設置された吸引ホースを備えたポンプ及びモータを用いた消火剤供給装置と、この水中ポンプ、あるいは消火剤供給装置の駆動によって前記消火剤収納タンク内の水あるいは消火液等の消火剤をホースを介して火事が発生する部位へ放射できる火事が発生する部位に設置される放射ノズルとで消火装置を構成している。
以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)火事が発生すると、消火剤収納タンク内に手動あるいは自動で水中ポンプを投入あるいは消火剤収納タンク外に設置されたポンプ及びモータの消火剤供給装置の吸引ホースを消火剤収納タンク内に投入して、水中ポンプをあるいは消火剤供給装置を駆動させて放射ノズルより、水あるいは消火液等の消火剤を放射して、消火することができる。
このため、消火液等の消火剤を放射するまで、水中ポンプや吸引ホースが消火剤収納タンク内に収納されていないので、消火剤収納タンク内の水あるいは消火液等の消火剤によって、水中ポンプやポンプ及びモータの消火剤供給装置が損傷することなく確実に駆動させることができる。
(1)火事が発生すると、消火剤収納タンク内に手動あるいは自動で水中ポンプを投入あるいは消火剤収納タンク外に設置されたポンプ及びモータの消火剤供給装置の吸引ホースを消火剤収納タンク内に投入して、水中ポンプをあるいは消火剤供給装置を駆動させて放射ノズルより、水あるいは消火液等の消火剤を放射して、消火することができる。
このため、消火液等の消火剤を放射するまで、水中ポンプや吸引ホースが消火剤収納タンク内に収納されていないので、消火剤収納タンク内の水あるいは消火液等の消火剤によって、水中ポンプやポンプ及びモータの消火剤供給装置が損傷することなく確実に駆動させることができる。
(2)前記(1)により、火事が発生すると、消火剤収納タンク内に手動あるいは自動で水中ポンプを投入あるいは消火剤収納タンク外に設置されたポンプ及びモータの消火剤供給装置の吸引ホースを消火剤収納タンク内に投入し、手動の場合は水中ポンプあるいは消火剤供給装置を駆動させ、自動の場合は水中ポンプあるいは消火剤供給装置が自動的に駆動して、放射ノズルより、水あるいは消火液等の消火剤を放射することができる。
(3)前記(1)により、長期間設置された状態でも、水中ポンプやポンプ及びモータの消火剤供給装置が消火剤収納タンク内の水あるいは消火液等の消火剤によって、損傷することなく確実に駆動ので、安全に使用することができる。
(4)前記(1)により、自動で水中ポンプを投入あるいは消火剤収納タンク外に設置されたポンプ及びモータの消火剤供給装置の吸引ホースを消火剤収納タンク内に投入する作業は火事の検出センサーと連動させることにより簡単に実施することができる。
(5)前記(1)により、歩けない寝たきりの人でも、ベッドあるいは寝具の使用者が寝た状態での遠隔操作で、水中ポンプを消火剤収納タンク内に投入したり、あるいは消火剤収納タンク外に設置されたポンプ及びモータの消火剤供給装置の吸引ホースを消火剤収納タンク内に投入する作業をできるようにすることにより、火事を確実に消火することができ、身の安全を図ることができる。
以下、図面に示す本考案を実施するための最良の形態により、本考案を詳細に説明する。
図1および図2に示す本考案を実施するための最良の第1の形態において、1は本考案の寝たばこやコンロ等が原因で火事が発生すると、その火事を検知して、火事が発生している部位あるいは火事が発生している部位およびその周囲に水あるいは消火液等の消火剤2を放射して消化することができる消火装置で、この消火装置1は水あるいは消火液等の消火剤2が収納された消火剤収納タンク3と、この消火剤収納タンク3内の水あるいは消火液等の消火剤2を火事が発生する部位あるいは火事が発生している部位およびその周囲に放射することができるように固定的あるいは任意に設置することができる巻き取りホース4aを介して設けられた放射ノズル4と、この放射ノズル4へ巻き取りホース4aを介して水あるいは消火液等の消火剤2を供給することができる前記消火剤収納タンク4内に手動で投入できる電線5aに接続された水中ポンプ5と、火事が発生しそうな部位あるいは火事が発生しそうな部位で発生する火事を検知して、火事が発生したことを知らせる火災検知器6と、前記水中ポンプ5に取り付けられた該水中ポンプ5を駆動させるスイッチ7とで構成されている。
上記構成の消火装置1は例えば寝たばこができる布団8の外側に配置した灰皿9および該灰皿9の周囲にも前記放射ノズル4を設置する。
この状態で寝たばこを行い、寝たばこ中に寝てしまい、灰皿9および灰皿9の周辺で火災が発生した場合、発生した火事で火事が発生したことを知ったり、あるいは火災検知器6によって、火事が発生したことを知ると、消火剤収納タンク3内に水中ポンプ5のスイッチ7をオンにして、投入することにより、消火剤収納タンク3内の水あるいは消火液等の消火剤2を水中ポンプ5によって、巻き取りホース4aを介して放射ノズル4より放射され、発生した火事を消火する。
なお、前記消火剤収納タンク3には開閉蓋を設置したものを用いてもよい。また、前記水中ポンプ5は前記消火剤収納タンク3内に投入することにより、該消火剤収納タンク3内の水あるいは消火液等の消火剤2によって、自動的に駆動するスイッチを設けたものを使用してもよい。
この状態で寝たばこを行い、寝たばこ中に寝てしまい、灰皿9および灰皿9の周辺で火災が発生した場合、発生した火事で火事が発生したことを知ったり、あるいは火災検知器6によって、火事が発生したことを知ると、消火剤収納タンク3内に水中ポンプ5のスイッチ7をオンにして、投入することにより、消火剤収納タンク3内の水あるいは消火液等の消火剤2を水中ポンプ5によって、巻き取りホース4aを介して放射ノズル4より放射され、発生した火事を消火する。
なお、前記消火剤収納タンク3には開閉蓋を設置したものを用いてもよい。また、前記水中ポンプ5は前記消火剤収納タンク3内に投入することにより、該消火剤収納タンク3内の水あるいは消火液等の消火剤2によって、自動的に駆動するスイッチを設けたものを使用してもよい。
次に、図3ないし図11に示す本考案を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本考案を実施するための異なる形態の説明に当たって、前記本考案を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図3ないし図5に示す本考案を実施するための第2の形態において、前記本考案を実施するための第1の形態と主に異なる点は開閉蓋10を設置した消火剤収納タンク3Aを用いるとともに、該消火剤収納タンク3Aの開閉蓋10に水中ポンプ5の投入孔11を形成し、該投入孔11を前記水中ポンプ5を支持しながら閉じる手動操作で開閉できるスライド板12を用いた消火装置1Aにした点で、このような消火装置1Aにしても、火事が発生すると水中ポンプ5のスイッチ7をオンにして、スライド板12をスライド移動させて投入孔11を開口させるとともに、水中ポンプ5を消火剤収納タンク3A内に投入することにより、巻き取りホース4aを介して放射ノズル4より水あるいは消火液等の消火剤2を放射することができ、前記本考案を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、スライド板12を電磁石等を用いて自動的に火事が発生すると開放させて水中ポンプ5を消火剤収納タンク3A内に自動的に投入できるようにしてもよい。また、水中ポンプ5は消火剤収納タンク3A内に投入されると消火剤収納タンク3A内の水あるいは消火液等の消火剤2によって、自動的に駆動するスイッチを設けたものを使用してもよい。
なお、スライド板12を電磁石等を用いて自動的に火事が発生すると開放させて水中ポンプ5を消火剤収納タンク3A内に自動的に投入できるようにしてもよい。また、水中ポンプ5は消火剤収納タンク3A内に投入されると消火剤収納タンク3A内の水あるいは消火液等の消火剤2によって、自動的に駆動するスイッチを設けたものを使用してもよい。
図6ないし図8に示す本考案を実施するための第3の形態において、前記本考案を実施するための第2の形態と主に異なる点は、スライド板12上に水中ポンプ5を設置し、火事が発生するとスライド板12をスライド移動させて、消火剤収納タンク3A内に水中ポンプ5を投入することができるようにした消火装置1Bにした点で、このような消火装置1Bにしても火事が発生すると水中ポンプ5を駆動させて消火剤収納タンク3A内に投入することにより、放射ノズル4より水あるいは消火液等の消火剤2を放射し、発生した火事を消火することができ、前記本考案を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られる。
図9ないし図11に示す本考案を実施するための第4の形態において、前記本考案を実施するための第3の形態と主に異なる点は、消火剤収納タンク3Aの上部を該消火剤収納タンク3A内に入ることができるヒンジ部材13で取り付けられた開閉蓋10Aで覆うとともに、このヒンジ部材13の反対側をヒンジ部材14で取り付けられた開閉蓋支持板15および該開閉蓋支持板15を解放する電磁石16を用いた開閉蓋解放機構17を用いた点で、このように構成した消火装置1Cにしても火事が発生すると開閉蓋解放機構17の電磁石16が作動して開閉蓋支持板15を解放することによって、開閉蓋10A上の水中ポンプ5を消火剤収納タンク3A内に投入することができ、前記本考案を実施するための第3の形態と同様な作用効果が得られる。る。
なお、火事が発生すると自動的に電磁石16が作動したり、水中ポンプ5が消火剤収納タンク3A内に投入されると該消火剤収納タンク3A内の水あるいは消火液等の消火剤2によって、水中ポンプ5が駆動できるようにしておくことにより、自動的に発生する火事を消火することができる。
なお、火事が発生すると自動的に電磁石16が作動したり、水中ポンプ5が消火剤収納タンク3A内に投入されると該消火剤収納タンク3A内の水あるいは消火液等の消火剤2によって、水中ポンプ5が駆動できるようにしておくことにより、自動的に発生する火事を消火することができる。
また、水中ポンプ5に変えて、吸引ホースを備えたポンプと、モーターとからなる消火剤供給装置を消火剤収納タンク3、3Aの外側に設置し、火事の時に消火剤収納タンク3、3A内に吸引ホースを投入できるようにしたり、あるいは消火剤収納タンク3Aの開閉蓋10Aやスライド板12を解放することにより、自動的に吸引ホースが消火剤収納タンク3A内に投入できるようにしてもよい。
本考案は火事が発生するすると、その火事を発見して、火事が発生している部位へ、水あるいは消火液等の消火剤を放射して消火することができる消火装置を製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C:消火装置、
2:水あるいは消火液等の消火剤、
3、3A:消火剤収納タンク、
4a:巻き取りホース、
4:放射ノズル、
5:水中ポンプ、
6:火災検知器、
7:スイッチ、
8:布団、
9:灰皿、
10、10A:開閉蓋、
11:投入孔、
12:スライド板、
13:ヒンジ部材、
14:ヒンジ部材、
15:開閉蓋支持板、
16:電磁石、
17:開閉蓋解放機構。
2:水あるいは消火液等の消火剤、
3、3A:消火剤収納タンク、
4a:巻き取りホース、
4:放射ノズル、
5:水中ポンプ、
6:火災検知器、
7:スイッチ、
8:布団、
9:灰皿、
10、10A:開閉蓋、
11:投入孔、
12:スライド板、
13:ヒンジ部材、
14:ヒンジ部材、
15:開閉蓋支持板、
16:電磁石、
17:開閉蓋解放機構。
Claims (1)
- 水あるいは消火液等の消火剤が収納された消火剤収納タンクと、この消火剤収納タンク内に手動あるいは自動で投入することができる水中ポンプ、あるいは消火剤収納タンク内に手動あるいは自動で吸引ホースを投入することができる該消火剤収納タンク外に設置された吸引ホースを備えたポンプ及びモータを用いた消火剤供給装置と、この水中ポンプ、あるいは消火剤供給装置の駆動によって前記消火剤収納タンク内の水あるいは消火液等の消火剤をホースを介して火事が発生する部位へ放射できる火事が発生する部位に設置される放射ノズルとからなることを特徴とする消火装置。
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JP2017002318U JP3211612U (ja) | 2017-05-08 | 2017-05-08 | 消火装置 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58153855U (ja) * | 1982-04-09 | 1983-10-14 | 富士ロビン株式会社 | 背負型消火装置 |
JP2001169954A (ja) * | 1999-12-16 | 2001-06-26 | Twinbird Corp | 簡易シャワー装置 |
JP3205104U (ja) * | 2016-04-14 | 2016-07-07 | 隆治 宮崎 | 自動消火装置 |
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