JP3211317B2 - 混合ガスの計測方法及び装置 - Google Patents

混合ガスの計測方法及び装置

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JP3211317B2 JP34714591A JP34714591A JP3211317B2 JP 3211317 B2 JP3211317 B2 JP 3211317B2 JP 34714591 A JP34714591 A JP 34714591A JP 34714591 A JP34714591 A JP 34714591A JP 3211317 B2 JP3211317 B2 JP 3211317B2
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白井  誠
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、単一組成ガスを含有
した混合ガスの流量、又は組成比が既知の複数組成ガス
を含有した混合ガスの流量と、含有されるガスの濃度と
を同時に計測できるようにした混合ガスの計測方法及び
装置に関するものであって、例えば内燃機関において燃
料蒸発ガスを吸気系に導入する際に燃料蒸発ガスの流量
と炭化水素ガスの濃度とを同時に計測する計測方法及び
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等の内燃機関において
は、大気汚染を防止するために、燃料タンクや気化器の
フロート室に発生した燃料蒸発ガスが大気中に排出され
ることを回避するようになっている。このため、一般に
はチャコールキャニスタのような燃料蒸発ガス吸着装置
が用いられている。このチャコールキャニスタは燃料蒸
発ガスを一旦吸着保持し、同ガスを機関運転中に吸気通
路内に放出する。そのために、機関の吸入空気量に応じ
てインジェクタからの燃料噴射量を制御して、適切な空
燃比を得るように構成されている内燃機関においては、
キャニスタから放出される燃料蒸発ガスにより、空燃比
に狂いを生じてエミッションの悪化を招くことがあっ
た。すなわち、燃料蒸発ガスの流量や同ガス中の炭化水
素ガス濃度は燃温、運転状態等の種々の要因により複雑
に変化し、空燃比を乱れさせる。
【0003】このような問題点の解決策として、特開昭
62−20669号公報の燃料蒸発ガス排出抑止装置が
提案されている。同装置は、吸入空気量、スロットル弁
開度、排気ガス中の残存酸素濃度等を検出して内燃機関
の運転状態を検出する運転状態検出手段と、内燃機関の
運転状態に応じて前記燃料蒸発ガス通路の通路面積を可
変に制御する可変制御手段とを有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置においては、可変制御手段としての比例制御弁の開度
が、インジェクタの燃料噴射量にのみ対応して制御され
るものであり、この装置においてはキャニスタから放出
される燃料蒸発ガス中の炭化水素ガス濃度や、燃料蒸発
ガスの流量を検出することは不可能であった。従って、
それらの濃度等の要因が比例制御弁の開度に反映される
ものではなかった。このため、炭化水素ガス濃度等のレ
ベルが特定の領域では空燃比を正常を保ち得るが、それ
を外れる領域では、空燃比に異常をきたすという問題を
依然として解決し得なかった。
【0005】この発明は、以上のような問題点に着目し
てなされたものであって、その目的とするところは、燃
料蒸発ガス等の混合ガスの流量と同ガスに含有されるガ
スの濃度とを計測し得る計測方法及び装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、混合ガスの同一流路内
に直列に配置され、かつ、前記混合ガスの流速が相違す
る複数の測定部を設けて、前記各測定部毎に混合ガスの
同一属性を同時に検出し、前記各測定部の検出結果に基
づいて前記流路を流れる混合ガスの流速及び含有される
ガスの濃度を測定する混合ガスの計測方法を要旨とす
る。
【0007】また、請求項2に記載の混合ガスの計測方
法では、請求項1に記載の発明において、前記各測定部
では、混合ガスの属性として混合ガスの吸熱量が検出さ
れることを要旨とする。 また、請求項3に記載の混合ガ
スの計測方法では、請求項1に記載の発明において、前
記各測定部では、混合ガスの属性として前記各測定部に
配置された発熱体の放熱量が検出されることを要旨とす
る。
【0008】さらに、請求項4に記載の発明は 混合ガ
スの同一流路内に直列に配置され、かつ、前記混合ガス
の流速が相違する複数の測定部と、前記各測定部に設け
られ、当該各測定部毎に混合ガスの同一属性を同時に検
出する検出手段と、前記各測定部に設けられた前記検出
手段の検出結果に応じて前記流路を流れる混合ガスの流
量及び含有されるガスの濃度を判別する判別手段とを設
けた混合ガスの計測装置を要旨とする。
【0009】また、請求項5に記載の混合ガスの計測装
置では、請求項4に記載の発明において、前記検出手段
は、混合ガスの属性として混合ガスの吸熱量を検出する
ことを要旨とする。 また、請求項6に記載の混合ガスの
計測装置では、請求項4に記載の発明において、前記検
出手段は発熱体であり、前記判別手段は前記発熱体の放
電量に基づいて判別を行うことを要旨とする。
【0010】
【0011】
【作用】従って、この発明においては、複数の測定部に
おいて同時に混合ガスの属性を測定するため、混合ガス
の属性に関する複数のデータを同時に抽出でき、それら
の複数のデータにより混合ガス流量及び含有されるガス
の濃度を測定できる。
【0012】また、この発明においては、複数の測定部
における混合ガスの流速が相違するため、各測定部に同
一の検出手段を用いても各測定部からの検出出力が異な
る。このため、これらの出力値の相関により混合ガスの
流速及び含有されるガスの濃度を測定でき、これに測定
部の断面積を関連させて演算すれば、混合ガスの流量及
び含有されるガスの濃度量を算出できて、含有されるガ
スの総量を認識できる。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、この発明を自動車用内燃機関において
具体化した実施例を図面に基づいて説明する。はじめ
に、図1に基づいて内燃機関の説明をする。
【0015】車両には多気筒エンジン1が搭載され、こ
のエンジン1には吸気管2と排気管3とが接続されてい
る。吸気管2の各シリンダ近傍には電磁式のインジェク
タ4が設けられるとともに、その上流側にはスロットル
弁5が設けられている。さらに、排気管3には空燃比検
出手段としての酸素センサ6が設けられ、同センサ6は
排気ガス中の酸素濃度に応じた電圧信号を出力する。
【0016】前記インジェクタ4に燃料を供給する燃料
供給系統は、燃料タンク7、燃料ポンプ8、燃料フィル
タ9及び調圧弁10を有している。そして、燃料タンク
7内の燃料(ガソリン)が燃料ポンプ8にて燃料フィル
タ9を介して各インジェクタ4へ圧送されるとともに、
調圧弁10にて各インジェクタ4に供給される燃料が所
定圧力に調整される。
【0017】燃料タンク7の上部から延びるパージ管1
1は吸気管2のサージタンク12と連通され、そのパー
ジ管11の途中には吸着材としての活性炭を収納したキ
ャニスタ13が配設されている。又、キャニスタ13に
は外気を導入するための大気開放孔14が設けられてい
る。パージ管11はキャニスタ13よりもサージタンク
12側を放出通路15とし、この放出通路15の途中に
パージ用電磁弁16(以下、パージ弁という)が設けら
れている。このパージ弁16は、スプリング(図示略)
により常に弁体17がシート部18を閉じる方向に付勢
されているが、コイル19を励磁することにより弁体1
7がシート部18を開くようになっている。従って、パ
ージ弁16のコイル19の消磁により放出通路15が閉
じ、コイル19の励磁により放出通路15が開くように
なっている。
【0018】又、キャニスタ13からパージ弁16に至
るパージ管11には計測装置20が設けられ、この計測
装置20はパージ管11を通過する混合ガスの流速及び
同ガス中の炭化水素ガスの濃度を検出するものである。
【0019】CPU21はスロットル弁5の開度を検出
するスロットルセンサ(図示略)からのスロットル開度
信号と、エンジン1の回転数を検出する回転数センサ
(図示略)からのエンジン回転数信号と、吸入空気量を
検出する吸気量センサ(図示略)からの吸入空気量信号
と、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ(図示
略)からの冷却水温信号と、吸入空気温度を検出する吸
気温センサ(図示略)からの吸気温信号とを入力する。
そして、CPU21はこれらの信号からスロットル弁5
の開度、エンジン回転数、吸気量、エンジン冷却水の温
度、吸気温を認識する。
【0020】又、CPU21は前記酸素センサ6からの
信号(電圧信号)を入力し、混合気のリッチ・リーン判
定を行う。そして、CPU21はリッチからリーンに反
転した場合及びリーンからリッチに反転した場合は燃料
噴射量を増減すべく、フィードバック補正係数を階段状
に変化(スキップ)させるとともに、リッチ又はリーン
のときにはフィードバック補正係数を徐々に増減させる
ようになっている。尚、このフィードバック制御はエン
ジン冷却水温が低いとき、及び高負荷・高回転走行時に
は行わない。又、CPU21はエンジン回転数と吸気量
により基本噴射時間を求め、基本噴射時間に対しフィー
ドバック補正係数等による補正を行い最終噴射時間を求
め、前記インジェクタ4による所定の噴射タイミングで
の燃料噴射を行わせる。
【0021】ROM34は後述する図4のプログラムを
はじめとして、この内燃機関全体の動作を制御するため
のプログラムやマップを格納している。このマップとし
ては燃料蒸発ガスの流速を確認するためのものと、炭化
水素ガスの濃度を確認するためのものとが備えられてい
る。RAM35は各種のデータ、例えば前記スロットル
弁5の開度、エンジン回転数等、あるいは後述するセン
サ28,29の検出データ等を一時的に記憶する。そし
て、CPU21はROM34内のプログラムに基づいて
この内燃機関の動作を制御する。
【0022】ここで、計測装置20の詳細について図2
に基づいて説明する。パージ管11には、内径が相違す
ることにより断面積の異なる2つの測定部22,23が
直列に配置され、上流側の測定部22の最上流部に発熱
抵抗体よりなる温度計24,25が配置されている。こ
の温度計24,25は測定部22,23中を流れるガス
の温度を測定するものである。又、両測定部22,23
の上流部にはそれぞれ整流板26,27が配置され、そ
の整流板26,27よりも下流側に発熱抵抗体よりなる
センサ28,29が配置されている。温度計24,25
は燃料蒸発ガスの温度補償用温度依存抵抗であり、セン
サ28,29はガスに対し常に一定温度を持って、ガス
温度より高い温度を保持するように制御されることによ
り、その熱が燃料蒸発ガスに吸熱された分だけ放熱する
ように動作し、その放熱量に応じたレベルの信号を出力
するものである。そして、温度計24,25及びセンサ
28,29はそれぞれセンサ回路30,31に接続され
ている。尚、センサ28,29、及び温度計24,25
としては、アルミナ基板上にPt薄膜抵抗体をフォトリ
ソグラフィ技術にて形成したものを用いるが、これに限
定されるものではなく、例えば、円筒状のアルミナ焼結
体上に白金ワイヤを巻いた素子等、他の構成であっても
かまわない。
【0023】さらに、前記センサ回路30,31はA/
D変換器32,33を介して、CPU21に接続されて
いる。従って、CPU21には、温度計24,センサ2
8の測定に基づきセンサ回路30により出力される値
と、温度計25,センサ29の測定に基づきセンサ回路
31により出力される値とが入力されることになる。
【0024】図3は、一方のセンサ回路30の回路図を
示している。温度計24(抵抗体)はコンパレータ36
の反転入力端子に接続されるとともに、抵抗38に接続
されている。センサ28(抵抗体)はコンパレータ36
の非反転入力端子に接続されるとともに、抵抗37に接
続されている。そして、温度計24(抵抗体)及びセン
サ28(抵抗体)と、抵抗37及び38とはブリッジを
構成している。コンパレータ36の出力端子とトランジ
スタ39のベース端子とが接続されている。トランジス
タ39のエミッタ端子には、所定の電源Vccが接続さ
れ、コレクタ端子には前記抵抗37,38が接続される
とともに、コレクタ端子と抵抗37,38との接続点に
はバッファ40が接続されている。他方のセンサ回路3
1も同様な構成である。
【0025】つまり、ガス流速が上昇してセンサ28の
温度が低下し、センサ28の抵抗値が下降して、V1 ≦
VR となると、コンパレータ36の出力によってトラン
ジスタ39の導電率が増加する。ここで、V1 はセンサ
28のセンサ電圧、VR は基準電圧である。従って、セ
ンサ28の発熱量が増加し、同時に、トランジスタ39
のコレクタ電位すなわち電圧バッファ40の出力電圧V
a は上昇する。逆に、ガス流速が低下してセンサ28の
抵抗値が増加すると、V1 >VR となり、コンパレータ
36の出力によってトランジスタ39の導電率が減少す
る。従って、センサ28の発熱量が減少し、同時に、電
圧バッファ40の出力電圧Va は低下する。このように
してセンサ28の温度は、ガス温度によって定まる値に
なるようにCPU21によりフィードバック制御され、
出力電圧Va は混合ガスの流速とその熱伝導率を因子と
する値を示すことになる。
【0026】さて、パージ弁16が開放された状態で
は、キャニスタ13からの燃料蒸発ガス、すなわち混合
ガスが両測定部22,23を通過する。この場合、両測
定部22,23の断面積が異なるため、両測定部22,
23内における燃料蒸発ガスの通過速度が相違する。従
って、センサ28,29の放熱量が相違し、センサ回路
30,31はそれらの放熱量に応じたレベルの信号を出
力する。そして、CPU21はこれらの両センサ回路3
0,31からの出力をもとに、燃料蒸発ガスの流速及び
炭化水素ガスの濃度を算出する。この場合、測定部2
2,23の断面積が既知であるので、CPU21は燃料
蒸発ガスの流量を算出できる。そして、CPU21は燃
料蒸発ガスの流量と炭化水素ガスの濃度とに応じて、炭
化水素ガスの総量を算出できる。従って、その総量値に
応じてパージ弁16の開度、インジェクタ4の作動タイ
ミング等を制御すれば、常に適切な空燃比を得ることが
できる。
【0027】そこで、図4に基づいて、前記燃料蒸発ガ
スの流速及び炭化水素ガスの濃度の測定動作について説
明する。先ず、センサ回路30から、A/D変換後の出
力信号が読み込まれてRAM35に一時記憶されるとと
もに(ステップS1)、センサ回路31から、A/D変
換後の出力信号が読み込まれてRAM35に一時記憶さ
れる(ステップS2)。これらの出力信号のレベルは両
測定部22,23におけるガス速度の差に応じて相違し
ている。次いで、ROM34内に設定されている濃度認
識用の2次元マップ上において、センサ回路30,31
の出力信号に応じたアドレスが指定され、その両アドレ
スに対応する炭化水素ガスの濃度のデータが選択される
(ステップS3)。同様に、ROM34内に設定されて
いる流速認識用の2次元マップ上において、センサ回路
30,31の出力信号に応じたアドレスが指定され、そ
の両アドレスに対応したガス流速データが選択される
(ステップS4)。そして、ガス混合濃度及びガス流速
のデータが出力されて(ステップS5,S6)、RAM
35に一時記憶される。
【0028】そして、このように設定された燃料蒸発ガ
スの流速データと炭化水素ガスの濃度データとにより、
CPU21は、前述したインジェクタ4の噴射タイミン
グ、パージ弁16の開度の制御を行う。
【0029】ところで、前記マップの各アドレスに対応
するデータは以下の連立方程式から算出されて設定され
たものである。すなわち、混合ガス気流中に設置された
センサの発熱抵抗体の放熱量Qは、次式で表すことがで
きる。
【0030】Q={f(λ,μ)U1/2 +g(λ,
μ)}(T−TG ) … ここで、f(λ,μ),g(λ,μ)はガスの熱伝導率
λ,ガスの気体粘度μを因子とする関数である。又、U
はガス流速、Tはセンサ28,29の発熱抵抗体の温
度、TG は温度計24,25で検出されるガス温度であ
る。
【0031】今、各測定部22,23の管断面積をSA
,SB とすると、式より QA ={f(λ,μ)UA 1/2 +g(λ,μ)}(T−
TG ) … QB ={f(λ,μ)UB 1/2 +g(λ,μ)}(T−
TG ) … UB =(SA /SB )UA … なる連立方程式が成立する。ここで、式を式に代入
して QB ={(SA /SB )1/2 ・f(λ,μ)UA 1/2
g(λ,μ)}(T−TG ) … 式を式と比較して g(λ,μ)=(SA /SB )-1/2 QB −QA }/
〔{(SA /SB ) -1/2−1}(T−TG )〕 … が得られ、これより混合ガスに対する炭化水素ガスの組
成比、すなわち炭化水素ガスの濃度が決定される。さら
に、組成比よりf(λ,μ)の値が定まるため、式よ
り、測定部23のガス流速UB が算出される。従って、
測定部23の断面積SB も考慮すれば、流量が算出され
る。
【0032】このように、この実施例の測定装置を用い
た内燃機関では、燃料蒸発ガス蒸散抑制装置から吸気通
路へ放出される燃料蒸発ガスのように、ガス組成とガス
流量が、常時大幅に変動するような場合においても、そ
れを適確に測定して空燃比制御に反映させることができ
る。そのため、常に理想的な空燃比を得ることが可能に
なるとともに、大気汚染を防止できる。
【0033】尚、前記実施例は、以下のように変更して
も良い。 前記実施例では、連立方程式により求められたデータ
をマップとして設定して、センサ回路30,31の出力
信号に応じて、マップ上のデータを選択するように構成
したが、センサ回路30,31の出力信号に応じて、前
記連立方程式の演算を行うように構成すること。すなわ
ち、ROM34に前記連立方程式を演算するためのプロ
グラムを格納し、CPU21がそのプログラムに従って
ガス流速及び濃度の値を算出するように構成すること。
この様に構成すれば、マップが不要になる。に示すように、混合ガス流路中に適切な分流手段
により常に適切な比率で分流するように形成された分流
路44を設け、その分流路44中に2つの測定部22,
23を配置すること。このような構成にすることによ
り、流量の大きな場合においても測定部22,23をコ
ンパクトにすることが可能となる。及び図に示すように温度検出器41を1個に
し、センサ回路30,31からの出力信号の取り出しに
おいて、温度検出器41からのデータを共用するように
構成すること。 一方の測定部22または23を2箇所以上設けるこ
と。このように構成すれば、データ量が多くなり、いっ
そう正確な測定が可能となる。 前記実施例では、測定部22,23の断面積を変える
ことにより流速が変化するように構成したが、測定部2
2,23に絞り径の異なる絞りを設けて流速を変えるよ
うに構成すること。 センサ28,29として別のタイプのものを使用する
こと。例えば、カルマン渦の交番圧力を検出して流速を
検出する流速センサと、ガス濃度を直接検出する濃度セ
ンサとを併用すること。なお、このように構成した場合
には、濃度が一定であっても、流速の変化により検出濃
度が変化するので、流速センサの検出値に応じて濃度セ
ンサの出力値に補正を加える必要がある。また、このよ
うに構成した場合には、両センサ28,29の検出対象
及び検出作用が全く異なるため、流速を相違させる必要
はない。 燃料蒸発ガス検出以外の用途、例えば内燃機関の吸気
管あるいは排気管内のガスの測定に用いたり、プロパン
ガス等の他の単一組成又は複数組成ガスの検出に用いた
りすること。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、測定部中を通過する混合ガスの流速及びそれに含有
されるガスの濃度を適確に測定して、空燃比等の制御を
適切に行い得るという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した測定装置が組み込まれた
内燃機関を示す全体構成図である。
【図2】この発明の要部を示す図である。
【図3】センサ回路を示す電気回路図である。
【図4】実施例の動作を示すフローチャートである。
【図5】別例を示す説明図である。
【図6】別例を示す説明図である。
【図7】別例を示す説明図である。
【符号の説明】
20…計測装置、21…判別手段としてのCPU、22
…測定部、23…測定部、28…検出手段又は発熱体と
してのセンサ、29…検出手段又は発熱体としてのセン
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 誠 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装 株式会社 内 (72)発明者 鈴村 寿浩 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装 株式会社 内 (72)発明者 磯村 重則 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装 株式会社 内 (56)参考文献 特開 平5−113140(JP,A) 特表 平3−501295(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 21/02 F02D 41/02 325 F02M 25/08 301 G01F 1/68

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混合ガスの同一流路内に直列に配置さ
    れ、かつ、前記混合ガスの流速が相違する複数の測定部
    を設けて、前記各測定部毎に混合ガスの同一属性を同時
    に検出し、前記各測定部の検出結果に基づいて前記流路
    を流れる混合ガスの流速及び含有されるガスの濃度を測
    定することを特徴とした混合ガスの計測方法。
  2. 【請求項2】 前記各測定部では、混合ガスの属性とし
    て混合ガスの吸熱量が検出されることを特徴とする請求
    項1に記載の混合ガスの計測方法。
  3. 【請求項3】 前記各測定部では、混合ガスの属性とし
    て前記各測定部に配置された発熱体の放熱量が検出され
    ることを特徴とする請求項1に記載の混合ガスの計測方
    法。
  4. 【請求項4】 混合ガスの同一流路内に直列に配置さ
    れ、かつ、前記混合ガスの流速が相違する複数の測定部
    と、 前記各測定部に設けられ、当該各測定部毎に混合ガスの
    同一属性を同時に検出する検出手段と、 前記各測定部に設けられた前記検出手段の検出結果に応
    じて前記流路を流れる混合ガスの流量及び含有されるガ
    スの濃度を判別する判別手段とを設けたことを特徴とす
    る混合ガスの計測装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、混合ガスの属性として
    混合ガスの吸熱量を検出することを特徴とする請求項4
    に記載の混合ガスの計測装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は発熱体であり、前記判別
    手段は前記発熱体の放電量に基づいて判別を行うことを
    特徴とする請求項4に記載の混合ガスの計測装置。
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