JP3211259U - 自動車個体管理用のrfidデータキャリア - Google Patents
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Abstract
【課題】RFIDデータキャリアをガラス板等の透明板に貼付して使用する場合に、透明板の前方の透視性をできる限り阻害しないRFIDデータキャリアを提供する。【解決手段】透明基材12と、外部の読み取り書き込み装置からの電波によりデータの通信を行う通信回路及び記憶素子を有して透明基材12に取り付けられたICチップ14を有する。透明基材12に設けられた導電性のアンテナ部16を備える。アンテナ部16は導電性のリボン状の線材で形成し、透明基材12は可視光透過率が70%以上の透明な電気絶縁性基材である。アンテナ部16には、線材により矩形の枠形部分が設けられ、その四辺の中の一辺の中央にICチップ14が接続され、四辺で囲まれた枠形部分がインピーダンス整合回路となる。【選択図】図1
Description
この考案はRFIDデータキャリアに関し、特に自動車個体管理に使用されるRFIDデータキャリアに関する。
従来、荷物等の物品に関する各種データを管理する方法として、物品に貼付又は取り付けられたタグであるRFIDデータキャリアと呼ばれる送受信機を設けたシステムがある。このRFIDデータキャリアを用いたシステムでは、RFIDデータキャリアの情報の読み取り及び書き込みを行う読み取り書き込み装置を備え、コントローラで制御された電波を読み取り書き込み装置のアンテナから送信し、RFIDデータキャリアに対し非接触で、各種データの読み書きを行う。またこのシステムの他の利用例として、駐車場や建物の入り口のゲート側近に取り付けた読み取り書き込み装置のアンテナにRFIDデータキャリアにかざして、ゲートの施解錠を行う入退出管理にも用いられている。
RFIDデータキャリアの構造は、データが記録され送受信回路等を備えたIC部とアンテナ部を、合成樹脂などからなる基材に実装したものである。また、そのアンテナ部の形状は、認識距離の延長や小型化及び動作安定化のため、各種のパターン形状が知られている。
従来の一般的なRFIDデータキャリアを自動車の窓ガラスに貼付すると、窓ガラスの透視性が阻害されて使いづらい問題があった。
この考案は、上記従来技術に鑑みて成されたもので、RFIDデータキャリアをガラス板等の透明板に貼付して使用する場合に、透明板の前方の透視性をできる限り阻害しないRFIDデータキャリアを提供することを目的とする。
この考案は、電気絶縁性基材と、外部の読み取り書き込み装置からの電波によりデータの通信を行う通信回路、及びデータを読み書き可能に記憶する記憶素子を有して前記基材に取り付けられたICチップと、前記基材に設けられた導電性のアンテナ部から成るRFIDデータキャリアであって、前記アンテナ部は導電性のリボン状の線材で形成し、前記基材は可視光透過率が70%以上の透明な電気絶縁性基材を使用する自動車個体管理用のRFIDデータキャリアである。前記アンテナ部には、前記線材により矩形の枠形部分が設けられ、前記枠形部分の四辺の中の一辺の中央に前記ICチップが接続され、前記四辺で囲まれた前記枠形部分がインピーダンス整合回路となり、前記アンテナ部全体のインピーダンス整合が図られている。
アンテナ部を形成する導電性のリボン状の線材は、幅0.5mm以下で厚さ0.05mm以下であれば、自動車運転者の視野が低下することはない。
あるいは、アンテナ部を、導電性の線材をメッシュ状に配置した導電網により形成するともに、前記アンテナ部に、前記導電網が形成されていない矩形の枠形部分を設け、前記枠形部分の四辺の中の一辺の中央の前記線材に前記ICチップが接続され、前記四辺で構成された前記枠形部分の前記線材がインピーダンス整合回路となり、前記アンテナ部全体のインピーダンス整合が図られているものでも良い。前記導電網は、線幅及び厚さが0.02mm以下のリボン状の線材を0.2mm〜0.5mmの間隔で配置したメッシュ状の導電網であれば、自動車運転者の視野が低下することはない。
電気絶縁性基材は、波長が0.36〜0.76μmの可視光の透過率が70%以上であればよい。
この考案のRFIDデータキャリアは、ガラス等の透明板に貼付して使用する場合でも、透明板の前方の透視性が良い。
したがって、この考案のRFIDデータキャリアを自動車の窓ガラスに貼付して自動車の個体管理を行うシステムに適用した場合は、自動車の窓ガラスの透視性が阻害されにくく、自動車の安全運転に寄与できる。さらに、アンテナ部に独特なインピーダンス整合回路が設けられているので、優れた性能のRFIDデータキャリアを容易に実現することができ、例えば900MHz帯のRFIDデータキャリア等に好適である。
この考案のRFIDデータキャリアの第一実施形態について図1を基にして説明する。この実施形態のRFIDデータキャリア10は、図1に示すように極く薄い矩形の電気絶縁性基材である透明基材12の表面に形成され、透明基材12の長辺のほぼ中央部にICチップ14と導電性材料により形成されたアンテナ部16が設けられている。アンテナ部16は、線幅0.5mm以下で厚さ0.05mm以下の導電性の薄いリボン状の線材で形成する。図1において、Wはリボン状の線材の線幅、Lはアンテナ部の長さ、Dはアンテナ部の幅である。図1において、XとDに囲まれた矩形の枠形部分は、ICチップ14とアンテナ部16のインピーダンス整合回路として動作する。アンテナ部16で送受信される帯域が900MHz帯のガラス貼付用のRFIDデータキャリアでは、Lは概80mm〜150mm、Dは概2mm〜8mm、Xは概15mm〜45mmに設定する。従って、アンテナ部16は、枠形部分の両側に、図1に示すように線材が延長されて設けられた部分を有し、全体としてアンテナとして機能するものである。
この考案のRFIDデータキャリアの第二実施形態について図2を基にして説明する。この実施形態のRFIDデータキャリア20は、図2に示すように極く薄い矩形の電気絶縁性基材である透明基材22の表面に形成され、透明基材22の長辺のほぼ中央部にICチップ24と導電性材料により形成されたアンテナ部26が設けられている。アンテナ部26は、線幅0.5mm以下で厚さ0.05mm以下の導電性のリボン状の線材で形成する。図2において、Wはリボン状の線材の線幅、Lはアンテナ部の長さ、Dはアンテナ部の幅である。図2において、XとDに囲まれた矩形の枠形部分は、ICチップ24とアンテナ部26のインピーダンス整合回路として動作する。アンテナ部16で送受信される帯域が900MHz帯のガラス貼付用のRFIDデータキャリアでは、Lは概80mm〜150mm、Dは概2mm〜8mm、Xは概15mm〜45mmに設定する。従って、アンテナ部26は、枠形部分の両側に、図2に示すように線材が延長されて設けられた部分を有し、全体としてアンテナとして機能するものである。
この考案のRFIDデータキャリアの第三実施形態について図3を基にして説明する。この実施形態のRFIDデータキャリア30は、図3に示すように極く薄い矩形の電気絶縁性基材である透明基材32の表面に形成され、透明基材32の長辺のほぼ中央部にICチップ34と導電性材料により形成されたアンテナ部36から成っている。アンテナ部36を形成するメッシュ状の導電網は、線幅及び厚さが0.02mm以下のリボン状の線材を0.2mm〜0.5mmの間隔で配置したメッシュ構造の導電網である。図3において、Wはリボン状の線材の線幅、Lはアンテナ部の長さ、Dはアンテナ部の幅である。図3において、メッシュ構造の導電網が設けられていないXとYに囲まれた枠形部分の周囲の導電網は、ICチップ34とアンテナ部36のインピーダンス整合回路として動作する。アンテナ部16で送受信される帯域が900MHz帯のガラス貼付用のRFIDデータキャリアでは、Lは概80mm〜150mm、Dは概2mm〜8mm、Xは概15mm〜45mm、Yは概1mm〜6mmに設定する。従って、アンテナ部36は、導電網が設けられていない枠形部分の両側に、メッシュ構造の導電網が延長されて設けられ、全体としてアンテナとして機能するものである。
図1、図2、及び図3において、透明基材のICチップとアンテナ部が形成されてない側の面には、この考案のRFIDデータキャリアをガラス板等に貼り付けるための透明な接着剤を塗布する。さらに容易に剥がすことができる保護シールで接着面を保護する。
図1、図2、及び図3において、透明基材のICチップとアンテナ部が形成されている側の面には、ICチップとアンテナ部を保護するための極く薄い透明シールを貼り付ける。
この考案のRFIDデータキャリアは、自動車のフロントガラス、リアガラス、運転席及び助手席の窓ガラス、後部座席左右の窓ガラスのほか、サイドバイザー等の自動車の電気絶縁体部分に貼付して使用される。駐車場管理システムについては、データの読み取り及び書き込み装置は入口及び出口に設置され、自動車が駐車場の入り口ゲート又は出口ゲートに近づくと、データの読み取り書き込み装置が作動して自動車に貼られたRFIDデータキャリア内のICチップに記録されたデータを読み取る。
RFIDデータキャリア内のICチップに記録されたデータは日時、車種、登録番号等が含まれる。
10,20,30 RFIDデータキャリア
12,22,32 透明基材
14,24 ,34 ICチップ
16,26,36 アンテナ部
12,22,32 透明基材
14,24 ,34 ICチップ
16,26,36 アンテナ部
Claims (2)
- 可視光透過率が70%以上の板状に形成された電気絶縁性の透明基材と、外部の読み取り書き込み装置からの電波によりデータの通信を行う通信回路およびデータを読み書き可能に記憶する記憶素子を有して前記透明基材に取り付けられたICチップと、前記透明基材に設けられ、線幅0.5mm以下で厚さ0.05mm以下の導電性のリボン状の線材により形成され、長さが80mm〜150mm、幅が2mm〜8mmに設定されたアンテナ部とを備え、前記アンテナ部で送受信される帯域が900MHz帯のガラス貼付用のRFIDデータキャリアであって、
前記アンテナ部には、前記線材により矩形の枠形部分が設けられ、前記枠形部分の四辺の中の一辺の中央に前記ICチップが接続され、前記四辺で囲まれた前記枠形部分がインピーダンス整合回路となり、前記アンテナ部のインピーダンス整合が図られていることを特徴とする自動車個体管理用のRFIDデータキャリア。 - 可視光透過率が70%以上の板状に形成された電気絶縁性の透明基材と、外部の読み取り書き込み装置からの電波によりデータの通信を行う通信回路およびデータを読み書き可能に記憶する記憶素子を有して前記透明基材に取り付けられたICチップと、前記透明基材に設けられ、線幅及び厚さが0.02mm以下のリボン状の導電性の線材を0.2mm〜0.5mmの間隔でメッシュ状に配置した導電網により形成され、長さが80mm〜150mm、幅が2mm〜8mmに設定されたアンテナ部とを備え、前記アンテナ部で送受信される帯域が900MHz帯のガラス貼付用のRFIDデータキャリアであって、
前記アンテナ部には、前記メッシュによる前記導電網が形成されていない矩形の枠形部分が設けられ、前記枠形部分の四辺の中の一辺の中央の前記線材に前記ICチップが接続され、前記四辺の長辺が15mm〜45mm、短辺が1mm〜6mmに設定され前記枠形部分の前記線材がインピーダンス整合回路となり、前記アンテナ部のインピーダンス整合が図られていることを特徴とする自動車個体管理用のRFIDデータキャリア。
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JP2017001774U JP3211259U (ja) | 2017-04-20 | 2017-04-20 | 自動車個体管理用のrfidデータキャリア |
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2017
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