JP3211250U - 雨水貯留装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】雨水貯留装置に設置されるフィルタの目詰まりによる清掃・交換時期を遅らせ、ることができ、かつ、フィルタの目詰まり状態の確認が容易な雨水貯留装置を提供する。【解決手段】内部に集水室18を有する集水筒5の外側下部に、内部に収納室50dを有する濾過筒7を配置する。集水室18の下部と収納室50dの上部とを連通管6で連通する。前記収納室50dの下部と貯留タンクをホース8で連通する。前記収納室50d内にはフィルタ60〜62を複数に分割して積重状態に収納する。濾過筒7の収納筒50に透視窓90を形成する。【選択図】 図4

Description

本考案は、雨水貯留装置に関する。
従来、家屋の屋根から流れた雨水は、一般に雨樋に収集されて下水管等へ排水される。
近年、集中豪雨による浸水被害の防止、災害時用の飲料水の確保、家庭菜園用の水等として、雨水を収集して貯留タンクに貯水し、これを利用することが行われている。
このような雨水の貯留装置として従来、図12に示すものを、出願人は提案した。
この図12に示す従来技術の雨水貯留装置は、家屋の屋根に降った雨水を集水して立て樋101より落下させ、この雨水を集水筒102の外筒103内の誘導部材104により外筒103と内筒105間の集水室106に誘導し、更に、前記集水室106内の雨水を雨水取出口107からホース108により図示しない貯留タンクへ送り貯留するようになっている。
また、集水室106内の水位と貯留タンク内の水位が所定の水位(満水位)W1になると、立て樋101からの雨水は、内筒105の上端開口部である雨水流入口109から内筒105内に流入し、該内筒105の下端開口部から下水管110へ排水される。
また、前記外筒103の上端部内には、第1フィルタ111が設けられ、外筒103と内筒105間の上部の位置に第2フィルタ112が設けられ、流入した雨水に混入しているごみ等を捕獲するようになっている(特許文献1参照)。
特開2010−242372号公報
前記従来の雨水貯留装置においては、フィルタ112が、集水室106内の上部、すなわち、満水位W1近傍に配設されているため、この満水位より低い水位において雨水が外筒103の上方から流入した場合、第2フィルタ112より上部での雨水の貯留高さが少ないことから、第2フィルタ112への目詰まりが少ない状態でも雨水の透過量が少なくなり、フィルタ112の清掃、交換を早くする必要がある。
また、前記集水筒102の軸方向長Hは、集水室106での貯水量を多くするため、比較的長く、例えば、約1300mmに設定されることから、前記第2フィルタ112の地表からの位置が高くなり、該フィルタ112の設置、取外し作業が困難な問題がある。
また、フィルタ112は、不透明の外筒103に内蔵されているため、フィルタ112の目詰まり状態が外視できず、フィルタ112の目詰まり状態を確認するためには、フィルタ112を外筒103から取外す必要があり、その確認が面倒である。
そこで、本考案は、前記の課題を解決する雨水貯留装置を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の考案は、軸芯を上下方向に向けて配置される集水筒と、前記集水筒の外部に固着されてその軸芯を上下方向に向けて配置された濾過筒と、前記濾過筒から給水される貯留タンクとを有し、
前記集水筒は、上部に雨水取入口を設けて該雨水取入口から流入した雨水を所定水位まで集水する集水室を有し、
前記濾過筒は、上部が開閉可能な収納室を有する収納筒と、前記収納室内に、その上部から出し入れ可能なフィルタを有し、
前記濾過筒を、前記集水筒の外側下部に配設して、前記集水筒の集水室の下部と前記濾過筒における収納室の上部とを連通し、前記濾過筒の収納室の下部と前記貯留タンクとを連通し、
前記濾過筒の収納筒に、その外部から収納筒内に収納された前記フィルタを透視できる透視窓を設けたことを特徴とするものである。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案において、前記フィルタを複数個に分割して、積重状態で前記収納室内に収納したことを特徴とするものである。
請求項3記載の考案は、請求項2記載の考案において、前記複数のフィルタを、最上層のフィルタから最下層のフィルタに至るほどその目を細かくしたことを特徴とするものである。
請求項4記載の考案は、請求項2又は3記載の考案において、前記複数のフィルタにおける上下に隣接するフィルタにおいて、下層のフィルタの中央部に取出し杆を、その下部を該下層のフィルタに係合させるとともに、上部を該下層のフィルタより上方へ突出させて設け、
上層のフィルタの中央部に、前記下層のフィルタの取出し杆の外周に遊嵌する取出し杆を、その下部を、該上層のフィルタに係合させるとともに、上部を該上層のフィルタより上方へ突出させて設け、
前記下層のフィルタの取出し杆の上端部を、前記上層のフィルタの取出し杆の上端より突出させたことを特徴とするものである。
本考案によれば、内部にフィルタを収納した濾過筒を、集水室の外側下部に設け、該集水筒内の集水室の下部と前記濾過筒の上部とを連通したことにより、前記フィルタより上方での集水室内の水位と水量を大きくすることができる。
そのため、この集水室内の雨水による大きな水圧により、雨水を濾過筒内のフィルタを通過させることができる。したがって、目詰まりによるフィルタの清掃、交換時期を遅らせることができる。
更に、濾過筒、すなわちフィルタの設置位置を、前記従来のものに比べて地表に近い位置に設定できるため、濾過筒内のフィルタの清掃、交換時におけるフィルタの取外し、取付け作業が容易になる。
更に、収納筒に透視窓を設けたことにより、フィルタの目詰まり状態の確認が、フィルタを取外すことなく容易に行える。
本考案の実施例の雨水貯留装置を示す側面図。 図1における集水筒と、濾過筒を示す略縦断面図。 図2における集水筒の上半部を示す拡大縦断面図。 図2における集水筒の下半部を示す拡大縦断面図。 図4における濾過筒の正面図。 フィルタを支承する支承台の斜視図。 図3におけるA−A線断面図。 図3におけるB−B線断面図。 図3におけるC−C線断面図。 図3におけるD−D線断面図。 図4におけるE−E線拡大断面図。 従来の雨水貯留装置を示す側断面図。
本考案を実施するための形態を図1乃至図11に基づいて説明する。
[実施例1]
図1乃至図11は本考案の実施例1を示す。
図1において、建物1における屋根2の軒先には軒樋3が設けられ、該軒樋3に集められた雨水は、立て樋4内を落下するようになっている。なお、雨水の立て樋4への集め方は、一般の家屋の屋根上に降った雨水を図1に示すように立て樋4に集めてもよく、また、ビルなどのろく屋根において、その周囲の溝に集めた雨水を立て樋4に集めて落下させてもよい。
前記立て樋4の下部には集水筒5が配置されている。該集水筒5は、前記軒樋3から地表GL近傍までに配置されていた既設の立て樋4を地表GLから集水筒5の上下方向(軸方向)の略全長分の長さを切り取って除き、この切り取った部分に前記の集水筒5を、その軸方向を上下方向にして配置する。そして、この集水筒5を、下水管40の雨水排出管40aの上部において、地表GLに設置するとともに適宜方法で建物1の壁部に固定する。
前記集水筒5の下部の外側には、濾過筒7が設けられており、前記集水筒5の下部と濾過筒7の上部とが連通管6で連通している。前記濾過筒7の下部は、給水管であるゴムホース、合成樹脂製ホース等の可撓性のホース8を通じて雨水貯留タンク9に連通されている。なお、該雨水貯留タンク9から更に別の雨水貯留タンク9aを別のホース8により連通してもよい。
次に、前記集水筒5と濾過筒7について図2乃至図11により詳述する。
図2は前記集水筒5と濾過筒7の略縦断面図で、この図2の上半部を図3により拡大図示し、図2の下半部を図4により拡大図示する。
集水筒5は大径の外筒10と小径の内筒11を有し、これらが同軸状で、その軸芯を垂直方向(上下方向)にして配置されている。
外筒10を構成する主筒12は上下端が開口する樹脂製の中空円筒で形成されている。この主筒12の軸方向長は所望に設定する。該主筒12の下端部には、上下端が開口する中空円筒状の第1の継ぎ手13が、その上部13aを主筒12の下部外周面に圧入或いは接着剤等により嵌合固定して設けられている。該第1の継ぎ手13の下側には、上下端が開口する中空円筒状の台座14が、その上部14bを前記第1の継ぎ手13の下部13bに圧入或いは接着剤等により嵌合固定して設けられている。前記第1の継ぎ手13と台座14は樹脂で形成されている。
前記第1の継ぎ手13の内周面には、内側へ突出する支承突起15が全周にわたって形成されており、該支承突起15の上面に樹脂製或いは木製の底板16が載置されている。該底板16は、その外周面が、前記第1の継ぎ手13の内周面に水密的に嵌合する径に設定され、中央部に後述する第2の継ぎ手19の外周面に水密的に嵌合する貫通穴16aが形成され、ドーナツ状の板で形成されている。該底板16は、その貫通穴16a以外は無
孔板で形成されている。
また、該底板16は、すなわち、前記外筒10の下端は、前記濾過筒7を設置できる範囲で可能な限り集水筒5の下部に位置するように設定され、底板16は、前記支承突起15と前記主筒12の下端で挟持して固定されている。
前記底板16の上部の近傍に位置して、前記第1の継ぎ手13と主筒12を貫通して前記連通管6が設けられており、底板16より上部における主筒12内の雨水を雨水取出口6aより主筒12の外部へ取り出すようになっている。すなわち、連通管6は後述する集水室18の下部に連通している。
前記主筒12の上端部には、外筒10を構成する上下端が開口した樹脂製の中空円筒状の導入筒17が、その下部17aを主筒12に取外し可能に嵌合して設けられている。該導入筒17の上部17bは、下部17aより大径に形成され、該導入筒17の内面における上下方向の略中間部に、支承段部17cが形成されている。該導入筒17の上側開口部が外筒10の雨水取入口10aとなっている。
前記導入筒17内、すなわち、外筒10内における雨水取入口10aには、有孔板からなるストレーナー25Aが、その外周部を前記支承段部17cに載置して備えられている。すなわち、ストレーナー25Aは、後述する誘導部材20の上部に設けられている。また、該ストレーナー25Aは、樹脂製の比較的荒目の有孔板を使用し、立て樋4内から雨水とともに落下してきた木葉等の大きなゴミを捕獲し、細かいゴミと雨水は孔を通過するようになっている。
なお、実施例においては、前記主筒12、第1の継ぎ手13、台座14、導入筒17によって外筒10を構成している。
前記集水筒5を構成する外筒10の軸方向長、すなわち、集水筒5を設置した際のその高さH1は、前記雨水貯留タンク8の所定の満水位W1の位置よりも高くなる長さに設定されている。なお、この高さH1、すなわち、集水筒5の軸方向長H1は所望に設定するものであるが、実施例では約1120mmに設定した。
次に、内筒11について詳述する。
前記内筒11は、上下端が開口した樹脂製の中空円筒で形成されている。該内筒11は、前記主筒12の内径R1より小径の外径R2を有し、その内筒11の外周面と前記主筒12の内周面との間の間隔Dは、前記連通管6及びホース8の内径よりも大きく設定されている。したがって、前記主筒12と内筒11との間で形成された集水室18は、その横断面形状が環状(ドーナツ状)に形成され、かつ、該集水室18の環状の流通断面積は、前記連通管6及びホース7の流通断面積よりも大きく設定されている。なお、前記主筒12の内径R1と内筒11の外径R2は所望に設定するものであるが、実施例においては、主筒12の内径R1を約130mmに設定し、内筒11の外径R2を約44mmに設定した。
また、前記集水室18は、その上部に、前記雨水取入口10aから落下する雨水を流入する開口部18aを有し、下部に底板16を有して構成されている。
前記内筒11の下端部には、上下が開口する中空円筒状の第2の継ぎ手19が、その上部19aを、内筒11の下部外周面に圧入或いは接着剤等により嵌合固定して設けられている。なお、前記第2の継ぎ手19の内周面における上下方向の略中間部には、内側へ突
出する支承突起19bが形成され、この支承突起19bにより前記内筒11の嵌合位置を定めている。
そして、前記第2の継ぎ手19を、前記底板16に、その中央部に形成した貫通穴16aに圧入或いは接着剤等により嵌合固定し、内筒11の下部側を第1の継ぎ手13、すなわち、外筒10によって、主筒12の中心部に位置するように保持している。
前記内筒11の上側開口端11a、すなわち、後述する雨水流入口22の高さ位置W1は、該集水筒5を設置した際に、前記雨水貯留タンク8の所定の満水位W1と同一の高さに位置するように設定されている。また、内筒11は、前記導入筒17の下側に位置して主筒12内に収まっている。
前記内筒11の上部には、上方から落下してきた雨水を、直接内筒11内へ入れることなく、内筒11の外周部、すなわち、集水室18へ誘導する傘状の誘導部材20が、内筒11の上側開口端11aより上方に離間して設けられている。該誘導部材20は、内筒11上に部分的に設けた支脚21で支持され、前記集水室18内の雨水が満杯以上になった場合に、その溢れた雨水が、内筒11の上側開口端11aと誘導部材20との間の雨水流入口22より内筒11内へ流入するようになっている。
前記主筒12には、前記内筒11の上側開口端11aより所定の距離下がった位置に、支持部材であるボルト23が、主筒12の外部から内部へねじ込まれており、その内端が内筒11の外面に当接して内筒11の周面を支持している。該ボルト23は、主筒12の周方向に、等間隔で4本設けられている。
前記第2の継ぎ手19の下部には上方が開口した排水筒11cが圧入又は接着剤等により嵌合固定されており、その上端は前記内筒11と連通し、下端は台座14の下端と略同一位置で開口している。該排水筒11cは、内筒を構成し、かつ、内筒の雨水排出口を構成している。
外筒10の下部には、集水室18から直接雨水を取り出す蛇口33が設けられている。
次に、前記濾過筒7について詳述する。
濾過筒7は、上端が開口し、下端部が底板50aで閉塞された有底状の収納筒50を有し、該収納筒50の上端部は拡径されてシール用段部50bが形成されていると共に、上端部内面には雌ねじ50cが刻設されている。前記収納筒50は合成樹脂等により円筒状に形成されている。前記収納筒50は、その軸芯を上下方向として前記集水筒5の外筒10の外側に沿って配置され、締付バンド70により外筒10に固着されている。実施例では、該濾過筒7の上下方向の長さH2を約600mmとし、底板50の地面GLからの高さH3を約100mmとした。
前記収納筒50における前記段部50bにはシール板51が配置され、その上側に蓋52が、これに形成した雄ねじ52aを前記雌ねじ50cに螺合して配置され、蓋52を締め方向に回転することにより、シール板51を下方へ押し下げて、シール板51のシール用Oリング51aを前記段部50bに圧接して、収納筒50の上側を水密的に密閉するようになっている。また、蓋52を逆回転して取外すことにより、シール板51を取外して収納筒50の上側を開口できるようになっている。
前記収納筒50内には収納室50dが形成され、その側面の上部には、前記連通管6の他端が嵌入され、この連通管6により、収納室50dの上部と前記集水室18の下部とが
連通している。
前記収納室50dの側面の下部には給水口50eが設けられ、該給水口50eに前記ホース8が連結されている。
前記収納室50d内には、フィルタが、上方から出し入れ可能に収納されている。図の実施例では、分割された複数のブロックからなるフィルタが、収納筒50の上方から出し入れ可能に収納配置されており、より詳しくは、図の実施例では円柱状の3個のブロックからなる第1〜第3フィルタ60,61,62が積重状態で収納されている。また、最下層の第1フィルタ60は、その下面が、前記給水口50eの上部に位置するように設置され、該第1フィルタ60と底板50eとの間に下部の水室50gを構成して、雨水の吸水口50eへの流出をし易くしている。この水室50gは、第1フィルタ60の下面と底板50e間に、図5に示すように、支承台80を介在して形成されている。
最下層の第1フィルタ60には、その中央部(軸心部)に第1の取出し杆60aが、その下端に第1フィルタ60と係合する係合鍔60bを設けて備えられているとともに、第1フィルタ60より上方を突出させて設けられている。
中間層の第2フィルタ61には、前記第1の取出し杆60aの外周に遊嵌する第2の取出し杆61aが、その下端に第2フィルタ61と係合する係合鍔61bを設けて備えられているとともに、上方を第2フィルタ61より突出させて設けられている。
最上層の第3フィルタ62には、前記第2の取出し杆61aの外周に遊嵌する第3の取出し杆62aが、その下端に第3フィルタ62と係合する係合鍔62bを設けて備えられているとともに、上方を第3フィルタ62より突出させて設けられている。
前記第1〜第3の3個のフィルタ60〜62を積重した高さは、最上層のフィルタ62の上面と前記シール板51の下面間に所定の高さの水室50fが形成されるように設定され、該水室50fに前記連通管6が開口連通している。
また、前記各取出し杆60a〜62aの上端部は、前記水室50F内に位置するように設定され、かつ、第1の取出し杆60aの上端より第2の取出し杆61aの上端が短く、第2の取出し杆61aの上端より第3の取出し杆62aの上端が短く設定され、各取出し杆60a〜62aを、夫々の上端部を手操作で引き上げることにより夫々のフィルタを個々に取出すことができるようになっている。
前記複数のフィルタ60〜62は、その最上層のフィルタ62から下層のフィルタ61,60に至るにつれて目(通水部)が細かくなるように設定され、図の実施例では、最上層の第3フィルタ62が荒目、第2フィルタ61が中目、第1フィルタ60が細目に設定されている。これらの各フィルタの目の大きさは所望に設定する。
前記濾過筒7における収納筒50には、透視窓90が形成されている。
該透視窓90は、収納筒50の周壁に、内外方向に貫通形成した開口穴90aと、該開口窓90aを水密的に閉塞する透明樹脂板等の透明板90bとからなり、該透明板90bは、その外周部において、取付部材90cにより収納筒50に固着されている。更に、透明版90bと取付部材90cは、図11に示すように、その横断面形状が、前記収納筒50の横断面の円弧と同一の円弧に形成されている。
前記開口穴90aは、図4,図5に示すように、上下方向、すなわち、前記フィルタ60〜62の積層方向に長い長穴で形成され、その下端は、前記第1フィルタ60の下端部に位置し、上端は前記第3フィルタ62の上端部に位置している。
これにより、3このフィルタ60〜62の目詰まり状態を収納筒50の外部から透視できるようになっている。
前記雨水貯留タンク9,9aは、周知の貯留タンクを用いることができる。該貯留タンク9,9aの上側部には空気抜き穴9bが設けられ、該空気抜き穴9bより若干下方が所定の満水位(満水面)W1となるようになっている。
次に、使用方法について説明する。
先ず、既設の立て樋4に使用する場合には、その立て樋4の下部を、集水筒5の長さと略同長分切断して除き、図1に示すように、立て樋4と下水管40の雨水排出管40aとの間に集水筒5を立設し、更に、その外筒10に濾過筒7を付設するとともに、連通管6で連通し、その濾過筒7の給水口50eと貯留タンク9,9aをホース8で連結する。
集水筒5を前記のように設置した状態で、かつ、貯留タンク9,9aに雨水が未だ入っていないか、又は少量入っている状態において、雨水が、屋根2から立て樋4内に流れ落ちると、その立て樋4内の雨水は、図2,図3における集水筒5の導入筒17内へ落下する。このとき、前記立て樋4が図3に示すように導入筒17の内径より比較的細いと、立て樋4からの雨水は導入筒17の中心部に落下する。
導入筒17内に落下した雨水は、ストーレーナ25Aで木葉などの比較的大きなゴミが捕獲され、その他のごみと雨水が誘導部材20上に落下し、更に、誘導部材20に案内されてその周囲から、外筒10との間の集水室18における上部の開口部18aへ落下する。これにより、落下する雨水は内筒11内へは流入しない。
集水室18の上部の開口部18aに落下した雨水とゴミは、連通管6を流通して、濾過筒7の上部の水室50fに入り、各フィルタ60〜62を通って濾過され、濾過された雨水が、下部の水室50gに入り、給水口50eよりホース8により貯留タンク9,9aへ給水される。
このホース8内の雨水の流れ量よりも立て樋4内への雨水の流入量が多いと、集水室18内に雨水が次第に溜まり、その集水室18の水位が、貯留タンク9,9aの水位よりも高くなり、集水室18内の雨水が満杯になる。
この状態においては、集水室18の横断面積が、連通管6及びホース8の横断面積より大きく、集水室18の頂部が連通管6より高く、かつ、貯留タンク9,9aの所定の満水位W1の高さまで形成されていることにより、集水室18内の多量の雨水に作用する重力により、ホース8内の雨水を貯留タンク9,9aへ押し出す力が大きくなり、雨水を貯留タンク9,9a内へ早く、効率よく貯めることができる。
更に、貯留タンク9,9a内の雨水が満杯になり、その水面が所定の満水位W1に達した状態で、かつ、前記集水筒5内における集水室18の雨水が、満杯の位置W1に達した状態で、更に、雨水が立て樋4から流入すると、集水室18内の雨水が溢れて、雨水流入口22を通って内筒11内へ流入し、内筒11を通じて下水管40へ排出される。
したがって、貯留タンク9,9aが満杯状態で、更に降雨があっても、雨水が貯留タンク9,9aの空気抜き穴9bから溢れ出ることがない。
次に、前記濾過筒7部での作用について説明する。
前記のように、集水室18から連通管6を通じて濾過筒7の水室50fに流入したごみ混りの雨水は、最上層の荒目の第3フィルタ62により大径のごみが捕獲され、中目の第2フィルタ61により中径のごみが捕獲され、細目の第1フィルタ60により小径のごみが捕獲されて、水室50g、給水口50eを通ってホース8へ流出する。
また、集水室18の下部と濾過筒7の上部とを、集水室18の横断面積より小径の連通管6で連通したことにより、貯留タンク9,9a内の水位が、連通管6の近傍かこれより低い水位の場合における降雨時には、集水室18内に雨水が水位W1まで溜り、この集水室18内の雨水による大きな水圧により、雨水を、濾過筒7内のフィルタ60〜62を通過させることができる。したがって、目詰まりによるフィルタの清掃、交換時期を遅らせることができる。
次に、フィルタ60〜62の交換作業について説明する。
図4のフィルタ設置状態において、先ず蓋52を外してシール板51を取外し、収納筒50の上部を開口する。
次に第1〜第3のフィルタ60〜62を順次取り出す場合には、先ず、第3の取外し杆62aを、その上端部を手指で摘み上げて第3のフィルタ62を取外す。次に、第2の取外し杆61aを、その上端部を手指で摘み上げて第2のフィルタ61を取外す。次に、第1の取外し杆60aを、その上端部を手指で摘み上げて第1のフィルタ60を取外す。
そして、新規のフィルタを、上記と逆の操作により設置する。
また、通常、最上層のフィルタ62は目詰まりが他のフィルタ60,61よりも早いため、この最上層のフィルタ62のみを取替える場合には、第3の取外し杆62aによりその取り出し、設置が可能である。そのため、他のフィルタ60,61の取外し、設置の作業が不要で、交換作業が容易である。
また、第2と第3のフィルタ61,62を同時に取外す場合は、第2の取外し杆61aを摘み上げる。
更に、第1〜第3のフィルタ60〜62を同時に取外す場合は、第1の取外し杆60aを摘み上げる。
前記濾過筒7は、その軸方向長が集水筒5の軸方向長より短く、かつ、集水筒5の下部位置に配置されるため、濾過筒7の地表からの高さを従来のフィルタの設置位置よりも低くでき、フィルタ60〜62の清掃、交換時におけるフィルタの出し入れ作業が容易になる。
更に、上記のようなフィルタ60〜62の清掃、交換は、フィルタ60〜62の目詰まり状態を確認して行うが、本考案においては、その確認が、フィルタ60〜62を収納筒90から取外すことなく、収納筒90に収納した状態で、収納筒90の外部から透視窓90を通じて容易に行うことができる。
[その他の実施例]
前記実施例1においては、雨水を集水室18へ誘導する誘導部材20を設けたが、この誘導部材20を設けなくてもよい。
すなわち、前記立て樋4が、前記外筒10を構成する導入筒17の上部内径に近い内径を有する場合には、一般に雨水が主に立て樋4の内周面を伝って落下することから、雨水が導入筒17の内周面及び主筒12の上部の内周面を伝って集水室18内へ落下する。そのため、この場合には、前記の誘導部材20を設けなくとも、上方から落下する雨水を集水室18へ流入させて前記実施例1と同様の効果を発揮することができる。
なお、本実施例における他の構造は、前記実施例1と同様である。
また、前記のフィルタは、前記実施例では3個設けたが、その数は1個でも複数でもよくその数は任意である。
5 集水筒
6 連通管
7 濾過筒
9 貯留タンク
10a 雨水取入部
18 集水室
50 収納筒
50d 収納室
50e 給水口
60〜62 フィルタ
60a,61a,62a 取外し杆
90 透視窓

Claims (4)

  1. 軸芯を上下方向に向けて配置される集水筒と、前記集水筒の外部に固着されてその軸芯を上下方向に向けて配置された濾過筒と、前記濾過筒から給水される貯留タンクとを有し、
    前記集水筒は、上部に雨水取入口を設けて該雨水取入口から流入した雨水を所定水位まで集水する集水室を有し、
    前記濾過筒は、上部が開閉可能な収納室を有する収納筒と、前記収納室内に、その上部から出し入れ可能なフィルタを有し、
    前記濾過筒を、前記集水筒の外側下部に配設して、前記集水筒の集水室の下部と前記濾過筒における収納室の上部とを連通し、前記濾過筒の収納室の下部と前記貯留タンクとを連通し、
    前記濾過筒の収納筒に、その外部から収納筒内に収納された前記フィルタを透視できる透視窓を設けたことを特徴とする雨水貯留装置。
  2. 前記フィルタを複数個に分割して、積重状態で前記収納室内に収納したことを特徴とする請求項1記載の雨水貯留装置。
  3. 前記複数のフィルタを、最上層のフィルタから最下層のフィルタに至るほどその目を細かくしたことを特徴とする請求項2記載の雨水貯留装置。
  4. 前記複数のフィルタにおける上下に隣接するフィルタにおいて、下層のフィルタの中央部に取出し杆を、その下部を該下層のフィルタに係合させるとともに、上部を該下層のフィルタより上方へ突出させて設け、
    上層のフィルタの中央部に、前記下層のフィルタの取出し杆の外周に遊嵌する取出し杆を、その下部を、該上層のフィルタに係合させるとともに、上部を該上層のフィルタより上方へ突出させて設け、
    前記下層のフィルタの取出し杆の上端部を、前記上層のフィルタの取出し杆の上端より突出させたことを特徴とする請求項2又は3記載の雨水貯留装置。
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