JP3211243B2 - ポリテトラフルオロエチレン成形粉末と有機フィラーの混合方法 - Google Patents
ポリテトラフルオロエチレン成形粉末と有機フィラーの混合方法Info
- Publication number
- JP3211243B2 JP3211243B2 JP19938390A JP19938390A JP3211243B2 JP 3211243 B2 JP3211243 B2 JP 3211243B2 JP 19938390 A JP19938390 A JP 19938390A JP 19938390 A JP19938390 A JP 19938390A JP 3211243 B2 JP3211243 B2 JP 3211243B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- organic filler
- molding powder
- mixing
- silane coupling
- coupling agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリテトラフルオロエチレン(以下「PTF
E」と称する)成形粉末と有機フィラーの混合方法に関
する。
E」と称する)成形粉末と有機フィラーの混合方法に関
する。
[従来の技術] PTFE成形粉末は懸濁重合してえられる粗粉粒体を微粉
砕したもので、圧縮成形またはラム押出法による成形に
使用されている。粉砕後の粒径(一次粒径)はせいぜい
5μm以上、大きなもので1000μm程度までであるが、
通常は100μm以下である。この成形粉末に、ガラス、
ガラス繊維、カーボン、グラファイト、二硫化モリブデ
ン、青銅、または、たとえばポリイミド、ポリアミドイ
ミド、ポリフェニレンオキシドなどの各種耐熱性合成樹
脂などの粉末をフィラーとして均一配合したフィラー入
りPTFE成形粉末はPTFEそのものより、耐摩耗性、硬度な
どの向上に効果のあるものとして使用されている。PTFE
へのこれらのフィラーの均一混合は、乾式または湿式混
合により行われている。
砕したもので、圧縮成形またはラム押出法による成形に
使用されている。粉砕後の粒径(一次粒径)はせいぜい
5μm以上、大きなもので1000μm程度までであるが、
通常は100μm以下である。この成形粉末に、ガラス、
ガラス繊維、カーボン、グラファイト、二硫化モリブデ
ン、青銅、または、たとえばポリイミド、ポリアミドイ
ミド、ポリフェニレンオキシドなどの各種耐熱性合成樹
脂などの粉末をフィラーとして均一配合したフィラー入
りPTFE成形粉末はPTFEそのものより、耐摩耗性、硬度な
どの向上に効果のあるものとして使用されている。PTFE
へのこれらのフィラーの均一混合は、乾式または湿式混
合により行われている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、乾式でPTFEと有機フィラーを混合するばあい
は、混合時に前記フィラーが帯電し、混合機の壁面にフ
ィラーが付着してしまい、均一な混合が困難であった。
また、その混合物からフィラーの脱落、分離が起こりや
すく、成形品を作ったばあいに、成形品の外観不良、機
械的強度の低下が見られるなどの問題点があった。
は、混合時に前記フィラーが帯電し、混合機の壁面にフ
ィラーが付着してしまい、均一な混合が困難であった。
また、その混合物からフィラーの脱落、分離が起こりや
すく、成形品を作ったばあいに、成形品の外観不良、機
械的強度の低下が見られるなどの問題点があった。
本発明の目的は前記問題点を解決したPTFEと有機フィ
ラーの混合方法を提供することにある。
ラーの混合方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の要旨は、ポリテトラフルオロエチレン成形粉
末と有機フィラーを混合するに際し、シランカップリン
グ剤および極性溶剤の存在下に、両者を混合することを
特徴とするポリテトラフルオロエチレン成形粉末と有機
フィラーの混合方法、およびポリテトラフルオロエチレ
ン成形粉末と、あらかじめシランカップリング剤によっ
て表面処理した有機フィラーを混合することを特徴とす
るポリテトラフルオロエチレン成形粉末と有機フィラー
の混合方法に存する。
末と有機フィラーを混合するに際し、シランカップリン
グ剤および極性溶剤の存在下に、両者を混合することを
特徴とするポリテトラフルオロエチレン成形粉末と有機
フィラーの混合方法、およびポリテトラフルオロエチレ
ン成形粉末と、あらかじめシランカップリング剤によっ
て表面処理した有機フィラーを混合することを特徴とす
るポリテトラフルオロエチレン成形粉末と有機フィラー
の混合方法に存する。
本発明に用いるPTFE成形粉末としては、たとえばテト
ラフルオロエチレン(以下「TFE」と称する)の単独重
合体、2重量%以下の共重合可能な単量体で変性された
TFEの共重合体が含まれる。前記変性剤の例としては、
炭素数3〜6個のパーフルオロオレフィン(たとえばパ
ーフルオロプロピレン)、炭素数3〜8個のパーフルオ
ロ(アルキルビニルエーテル)(たとえばパーフルオロ
(プロピルビニルエーテル))などがあげられ、これら
で変性された共重合体はPTFE同様、溶融加工性を有しな
い。これら重合体は平均粒径100μm以下に粉砕した粉
末として使用される。
ラフルオロエチレン(以下「TFE」と称する)の単独重
合体、2重量%以下の共重合可能な単量体で変性された
TFEの共重合体が含まれる。前記変性剤の例としては、
炭素数3〜6個のパーフルオロオレフィン(たとえばパ
ーフルオロプロピレン)、炭素数3〜8個のパーフルオ
ロ(アルキルビニルエーテル)(たとえばパーフルオロ
(プロピルビニルエーテル))などがあげられ、これら
で変性された共重合体はPTFE同様、溶融加工性を有しな
い。これら重合体は平均粒径100μm以下に粉砕した粉
末として使用される。
本発明に用いる有機フィラーとしては耐熱性樹脂が好
適であり、たとえば芳香族ポリエステル樹脂(住友化学
工業(株)製造販売の「エコノール」)、ポリエーテル
サルホン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリ
イミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミドイミ
ド樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイ
ド樹脂、ポリカーボネート樹脂などから成る粒径1〜10
0μm、好ましくは5〜20μmのものがあげられる。前
記有機フィラーは一種単独でもよいし、二種以上混合し
て用いてもよい。
適であり、たとえば芳香族ポリエステル樹脂(住友化学
工業(株)製造販売の「エコノール」)、ポリエーテル
サルホン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリ
イミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミドイミ
ド樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイ
ド樹脂、ポリカーボネート樹脂などから成る粒径1〜10
0μm、好ましくは5〜20μmのものがあげられる。前
記有機フィラーは一種単独でもよいし、二種以上混合し
て用いてもよい。
PTFEと有機フィラーの混合割合は、通常PTFE60〜95重
量%に対して、有機フィラー5〜40重量%である。
量%に対して、有機フィラー5〜40重量%である。
本発明に用いるシランカップリング剤は、とくに限定
されず、たとえばつぎのようなものが挙げられる。
されず、たとえばつぎのようなものが挙げられる。
ビニルトリクロルシラン CH2=CHSiCl3 ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シラン CH2=CHSi(OC2H4OCH3)3 ビニルトリエトキシシラン CH2=CHSi(OC2H5)3 ビニルトリメトキシシラン CH2=CHSi(OCH3)3 γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメト
キシシラン γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン H2NC2H4NHC3H6Si(OCH3)3 N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン γ−アミノプロピルトリエトキシシラン H2NC3H6Si(OC2H5)3 N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン C6H5NHC3H6Si(OCH3)3 γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン HSC3H6Si(OCH3)3 γ−クロロプロピルトリメトキシシラン ClC3H6Si(OCH3)3 上記シランカップリング剤のなかで、とくに好ましい
のは、アミノ基を有するγ−アミノプロピルトリエトキ
シシランまたはN−(β−アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシランである。
キシシラン γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン H2NC2H4NHC3H6Si(OCH3)3 N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン γ−アミノプロピルトリエトキシシラン H2NC3H6Si(OC2H5)3 N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン C6H5NHC3H6Si(OCH3)3 γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン HSC3H6Si(OCH3)3 γ−クロロプロピルトリメトキシシラン ClC3H6Si(OCH3)3 上記シランカップリング剤のなかで、とくに好ましい
のは、アミノ基を有するγ−アミノプロピルトリエトキ
シシランまたはN−(β−アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシランである。
シランカップリング剤の使用量は、フィラーに対し
て、0.001〜10重量%、好ましくは0.1〜1.0重量%であ
る。
て、0.001〜10重量%、好ましくは0.1〜1.0重量%であ
る。
本発明において前記シランカップリング剤は、溶剤に
溶解させて使用すると有機フィラーへの分散性が良くな
るので好ましい。
溶解させて使用すると有機フィラーへの分散性が良くな
るので好ましい。
溶剤としては、ケトン類、アルコール類などの極性溶
媒が好ましく、とくにアセトン、メチルエチルケトン、
イソプロピルアルコール(IPA)、t−ブチルアルコー
ル、水などの1種を単独でまたは2種以上を混合して用
いるのが好ましい。また、水に界面活性剤を少量、たと
えば1〜10重量%添加した溶液も好ましく使用すること
ができる。
媒が好ましく、とくにアセトン、メチルエチルケトン、
イソプロピルアルコール(IPA)、t−ブチルアルコー
ル、水などの1種を単独でまたは2種以上を混合して用
いるのが好ましい。また、水に界面活性剤を少量、たと
えば1〜10重量%添加した溶液も好ましく使用すること
ができる。
溶媒の使用量は、通常有機フィラーに対して、0.001
〜50重量%、好ましくは0.1〜10重量%である。
〜50重量%、好ましくは0.1〜10重量%である。
本発明において、シランカップリング剤および極性溶
剤の存在下に、PTFE成形粉末と有機フィラーを混合する
ばあいの混合の順序はとくに限定されず、たとえばPTFE
成形粉末と有機フィラーを順次投入し、続いてシランカ
ップリング剤および極性溶剤を添加したのち混合すれば
よい。この際、シランカップリング剤と極性溶剤は、シ
ランカップリング剤溶液として添加してもよい。
剤の存在下に、PTFE成形粉末と有機フィラーを混合する
ばあいの混合の順序はとくに限定されず、たとえばPTFE
成形粉末と有機フィラーを順次投入し、続いてシランカ
ップリング剤および極性溶剤を添加したのち混合すれば
よい。この際、シランカップリング剤と極性溶剤は、シ
ランカップリング剤溶液として添加してもよい。
また、本発明において、PTFE成形粉末を予めシランカ
ップリング剤で表面処理した有機フィラーと混合するば
あいは、予め有機フィラーとシランカップリング剤を極
性溶剤存在下で混合しておき、つぎにPTFE成形粉末を混
合するか、あるいは予めシランカップリング剤で処理し
ておいた有機フィラーをPTFE成形粉末に添加し、溶剤の
非存在下で混合することによって行なわれる。
ップリング剤で表面処理した有機フィラーと混合するば
あいは、予め有機フィラーとシランカップリング剤を極
性溶剤存在下で混合しておき、つぎにPTFE成形粉末を混
合するか、あるいは予めシランカップリング剤で処理し
ておいた有機フィラーをPTFE成形粉末に添加し、溶剤の
非存在下で混合することによって行なわれる。
本発明の方法において混合は、撹拌型の混合機たとえ
ば、ハイスピードミキサー、スーパーミキサー、ヘンシ
ェルミキサーなどを使用して行なわれる。
ば、ハイスピードミキサー、スーパーミキサー、ヘンシ
ェルミキサーなどを使用して行なわれる。
本発明の方法において混合時間は、混合物の量により
異なるので特定はできないが、通常2分〜30分間であ
る。混合は室温で行なうことができるが、混合により発
熱して高いばあいには80℃程度にまで温度が上昇して溶
剤が蒸発するため都合がよい。混合終了後、溶剤が残存
しているばあいには、濾過、蒸発などの公知の手段によ
り、混合物から溶剤を除去する。
異なるので特定はできないが、通常2分〜30分間であ
る。混合は室温で行なうことができるが、混合により発
熱して高いばあいには80℃程度にまで温度が上昇して溶
剤が蒸発するため都合がよい。混合終了後、溶剤が残存
しているばあいには、濾過、蒸発などの公知の手段によ
り、混合物から溶剤を除去する。
本発明の方法によって、えられる混合物はそのまま、
フィラー入りの成形用粉末として使用してもよいし、粉
末流動性を向上させる必要があるばあいには、常法によ
り集塊化造粒してもよい。
フィラー入りの成形用粉末として使用してもよいし、粉
末流動性を向上させる必要があるばあいには、常法によ
り集塊化造粒してもよい。
[実施例] つぎに本発明の混合方法を実施例および比較例に基づ
いて説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定され
るものではない。
いて説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定され
るものではない。
実施例1〜10 撹拌型混合機に、PTFE成形粉末としてダイキン工業
(株)製「ポリフロンTFEモールディングパウダーM12」
(平均粒径約25μm)800g、有機フィラーとして住友化
学工業(株)製芳香族ポリエステル樹脂「エコノール」
(平均粒径約25μm)200gおよび第1表に示される溶剤
100mlに同表に示されるシランカップリング剤1gを溶解
した溶液を順次投入して、10分間混合を行なった。混合
後目視にて、均一混合性を観察した。
(株)製「ポリフロンTFEモールディングパウダーM12」
(平均粒径約25μm)800g、有機フィラーとして住友化
学工業(株)製芳香族ポリエステル樹脂「エコノール」
(平均粒径約25μm)200gおよび第1表に示される溶剤
100mlに同表に示されるシランカップリング剤1gを溶解
した溶液を順次投入して、10分間混合を行なった。混合
後目視にて、均一混合性を観察した。
混合性はつぎのように評価した。
非常に良好−◎ 良好−○ 不良−× つぎに、下記の方法によりフィラーの分離度(%)を
測定した。
測定した。
測定方法:混合終了後、混合物を混合機から取り出
し、混合機の壁面に付着残存した有機フィラーを回収
し、その重量を測定して下式にて分離度を算出した。
し、混合機の壁面に付着残存した有機フィラーを回収
し、その重量を測定して下式にて分離度を算出した。
結果を第1表に示す。
実施例11 有機フィラーとしてポリイミド樹脂(宇部興産(株)
製「ユーピレックス」平均粒径10μm)を使用した以外
は、実施例1と同様に実施した。結果を第1表に示す。
製「ユーピレックス」平均粒径10μm)を使用した以外
は、実施例1と同様に実施した。結果を第1表に示す。
実施例12 有機フィラーとしてポリフェニレンサルファイド樹脂
(フィリップスペトロリューム社製「ライトン」平均粒
径20μm)を使用した以外は、実施例1と同様に実施し
た。結果を第1表に示す。
(フィリップスペトロリューム社製「ライトン」平均粒
径20μm)を使用した以外は、実施例1と同様に実施し
た。結果を第1表に示す。
実施例13 撹拌型混合機に実施例1と同じ有機フィラー13kgを仕
込み、アセトン1に溶解したγ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン7gを添加し、10分間混合したものを2kg
と、実施例1と同じPTFE成形粉末8kgを添加して10分間
混合した。結果を第1表に示す。
込み、アセトン1に溶解したγ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン7gを添加し、10分間混合したものを2kg
と、実施例1と同じPTFE成形粉末8kgを添加して10分間
混合した。結果を第1表に示す。
実施例14 撹拌型混合機に実施例1と同じ有機フィラー13kgを仕
込み、界面活性剤(日本油脂製、「ノニオンHS−20
8」)の3重量%水溶液1300mlに溶解したγ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン1.5gを添加して10分間混合し
たものを2kgと、実施例1と同じPTFE成形用粉末8kgを添
加して10分間撹拌混合した。結果を第1表に示す。
込み、界面活性剤(日本油脂製、「ノニオンHS−20
8」)の3重量%水溶液1300mlに溶解したγ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン1.5gを添加して10分間混合し
たものを2kgと、実施例1と同じPTFE成形用粉末8kgを添
加して10分間撹拌混合した。結果を第1表に示す。
比較例1 シランカップリング剤および溶剤を使用しない以外は
実施例1と同様に実施した。結果を第1表に示す。
実施例1と同様に実施した。結果を第1表に示す。
比較例2 シランカップリング剤を使用しない以外は実施例1と
同様に実施した。結果を第1表に示す。
同様に実施した。結果を第1表に示す。
[発明の効果] 本発明によれば、PTFE成形粉末と有機フィラーを均一
に混合することができる。また、その混合物からは有機
フィラーの分離・脱落が少ない。
に混合することができる。また、その混合物からは有機
フィラーの分離・脱落が少ない。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−105442(JP,A) 特開 昭57−18730(JP,A) 特開 昭56−90862(JP,A) 特開 昭53−46342(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 27/18 C08J 3/20 - 3/22
Claims (5)
- 【請求項1】懸濁重合によって得られるポリテトラフル
オロエチレン成形粉末と有機フィラーの粉末混合物を製
造するに際し、両者を、有機フィラーに対して0.001〜5
0重量%の極性溶剤およびシランカップリング剤と共に
混合することを特徴とするポリテトラフルオロエチレン
成形粉末と有機フィラーの粉末混合物の製造方法。 - 【請求項2】さらに、得られた混合物から極性溶剤を除
去する請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】シランカップリング剤を溶剤に溶解して添
加する請求項1記載の製造方法。 - 【請求項4】先に有機フィラー、シランカップリング剤
および極性溶剤を混合し、ついでこれにポリテトラフル
オロエチレン成形粉末を加えて混合する請求項1記載の
製造方法。 - 【請求項5】懸濁重合によって得られるポリテトラフル
オロエチレン成形粉末と、あらかじめシランカップリン
グ剤によって表面処理した有機フィラーを溶剤の非存在
下に混合することを特徴とするポリテトラフルオロエチ
レン成形粉末と有機フィラーの粉末混合物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19938390A JP3211243B2 (ja) | 1989-08-02 | 1990-07-27 | ポリテトラフルオロエチレン成形粉末と有機フィラーの混合方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-200953 | 1989-08-02 | ||
JP20095389 | 1989-08-02 | ||
JP19938390A JP3211243B2 (ja) | 1989-08-02 | 1990-07-27 | ポリテトラフルオロエチレン成形粉末と有機フィラーの混合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03163148A JPH03163148A (ja) | 1991-07-15 |
JP3211243B2 true JP3211243B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=26511506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19938390A Expired - Lifetime JP3211243B2 (ja) | 1989-08-02 | 1990-07-27 | ポリテトラフルオロエチレン成形粉末と有機フィラーの混合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3211243B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8575273B2 (en) | 2008-11-26 | 2013-11-05 | Schlumberger Technology Corporation | Coupling agents and compositions produced using them |
US9403962B2 (en) | 2011-12-22 | 2016-08-02 | Schlumberger Technology Corporation | Elastomer compositions with silane functionalized silica as reinforcing fillers |
CN110026160B (zh) * | 2019-04-03 | 2022-04-15 | 山东师范大学 | 一种弱碱型离子交换纤维的制备方法 |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP19938390A patent/JP3211243B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03163148A (ja) | 1991-07-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0225792B1 (en) | Blends of fluoroplastics and fluoroelastomers | |
US20050194710A1 (en) | Methods for preparing agglomerated pellets of polytetrafluoroethylene and molded articles and the agglomerated pellets of polytetrafluoroethylene and molded articles prepared thereby | |
JP3211243B2 (ja) | ポリテトラフルオロエチレン成形粉末と有機フィラーの混合方法 | |
EP1241223B1 (en) | Resin particles for molding and process for producing the same | |
EP0852245B1 (en) | Filled polytetrafluoroethylene granular powder and process for the production thereof | |
EP1605011B1 (en) | Granulated powder of low-molecular polytetrafluoro- ethylene and powder of low-molecular polytetrafluoro- ethylene and processes for producing both | |
US20020002234A1 (en) | Filler-containing polytetrafluoroethylene granular powder for molding and preparation process of same | |
US5264523A (en) | Process for mixing polytetrafluoroethylene molding powder and organic filler | |
JPH01301744A (ja) | フルオロエラストマーとポリ(エーテル−ケトン−ケトン)との硬化可能なブレンド | |
US6100318A (en) | Free-flowing polytetrafluoroethylene molding powder | |
JP4263799B2 (ja) | 鱗片状銀粉の製造方法 | |
JPH11269383A (ja) | 樹脂組成物 | |
US3928524A (en) | Process for reducing electrostatic charge on polytetrafluoroethylene agglomerates | |
EP0794213A2 (en) | Method for the granulation of polytetrafluoroethylene powder | |
JP4894096B2 (ja) | フッ素系重合体粉末製造方法 | |
EP0269945A1 (en) | Melt-processable fluorine-containing resin composition | |
JPH09202815A (ja) | 変性ポリテトラフルオロエチレンの非自由流動性成形粉 | |
EP0799273B1 (en) | Method for the production of free-flowing tetrafluoroethylene polymer molding powders | |
JPS5952667B2 (ja) | ガラス充填非溶融加工性粒状テトラフルオロエチレン成形用粉末の製法 | |
JPH04185647A (ja) | フィラー入りポリテトラフルオロエチレン造粒粉末の製造方法 | |
EP0104060B1 (en) | Process for preparing pigmented tetrafluoroethylene polymers | |
JP3096374B2 (ja) | 合成樹脂粉末とフィラーとの混合造粒物及びその製造方法 | |
JP2008024837A (ja) | ポリテトラフルオロエチレン造粒粉末製造方法 | |
JPH0353341B2 (ja) | ||
JP2952958B2 (ja) | フィラー入りポリテトラフルオロエチレン造粒粉末の製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719 Year of fee payment: 9 |