JP3211159B2 - 2線母線系統における導線故障の検査方法及び回路装置 - Google Patents

2線母線系統における導線故障の検査方法及び回路装置

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    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/50Testing of electric apparatus, lines, cables or components for short-circuits, continuity, leakage current or incorrect line connections
    • G01R31/58Testing of lines, cables or conductors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2母線系統の導線故障
の検査方法及び回路装置に関し、2母線系統の導線故障
の検査は、両方の線における電圧レベルと特定の閾値と
の比較で行われ、その際閾値との比較は優勢な状態及び
劣勢な状態において行われる。。
【0002】少なくとも1つの端末装置の両方の母線用
最終段(出力段)を駆動する方法は公知である(ドイ
ツ連邦共和国特許出願公開第4212742号明細
書)。2つの監視導線を介して、これらの両方の監視導
線がA/D変換器を介してマイクロプロセツサの入力端
に接続されることによって、母線系統の両方の線に現わ
れる電圧が検査される。更に表に電圧値が示され、両方
の最終段の駆動の際これらの電圧値が、異なる故障の事
例に応じて2線母線系統の両方の線に現われる。このよ
うな故障事例は、例えばアースへの短絡、供給電圧の電
位への短絡、両方の線の短絡、又は断線である。両方の
線の電圧値がマイクロプロセツサにおいて検出される
と、これらの電圧値が表に示されている値と比較され
て、おこり得る故障事例を確実に検出し、対応づけられ
るようにする。その際両方の線の各々について、2線母
線系統が故障なしに動作しているか否か、又は故障事例
が存在するか否かに応じて、8つの電圧値が示されてお
り、故障事例が存在すると、どんな故障事例であるかが
示されている。従って引続く評価は、測定される電圧を
8つの電圧値と比較する必要性により、比較的費用をか
けて行われる。これをマイクロプロセツサのソフトウエ
アにより行うことが考えられるが(これは前記文献には
詳細には記載されていない)、この方法は比較的費用が
かかる。
【0003】更にドイツ連邦共和国特許出願公開第19
509133号明細書から、2線母線系統の両方の信号
導線を比較器の入力端に接続することが公知である。こ
こでは1つの比較器両方の入力端に、両方の信号導線の
それぞれ1つが接続される。この比較器により両方の信
号導線の間の電圧差が検出される。更に2つの比較器が
存在し、その一方の入力端に両方の信号導線のそれぞれ
1つが接続され、その他方の入力端に値Vcc/2にほ
ぼ等しい基準電圧が供給される。優勢な状態及び劣勢な
状態にある比較器の出力端のレベルの種々の組合わせか
ら、アース又はVccへの短絡のような特定の故障状況
を検出することができる。更に特定の状況で故障のない
導線により単線伝送を続行することが可能又は有意義で
あるか否かの決定を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、故障
検出の可能性を拡大することである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば、これ
は請求項1に記載の方法によつて解決され
【0006】それにより例えば回路電圧又は電池電圧U
Battへの1つ又は両方の線の短絡の検出が可能であ
る。他の場合アース又はVccへの短絡を検出すること
だけが可能である。
【0007】ドイツ連邦共和国特許出願公開第4212
742号明細書における方法に比べて、両方の所定の状
態における電圧状況の検査により、検査を行うため全体
として僅かな閾値しか必要とされないことが有利であ
る。更にドイツ連邦共和国特許出願公開第421274
2号明細書に記載されているように特別な検査状況を生
じる必要なしに、通常の送信運転中に検査を行うことが
できる。
【0008】本発明の方法により、故障事例を検出でき
るようにするため、最も簡単な場合両方の線における電
圧レベルと比較できる大きさ設定が示される。それによ
れば、両方の線における電圧が、正常運転で優勢な状態
及び劣勢な状態にある線の両方の電圧値の間にあるそれ
ぞれ1つの電圧レベルと比較される。更に本発明による
方法では、優勢な状態及び劣勢な状態にある両方の線の
電圧の間の電圧差と所定の閾値との比較が行われる。
発明の方法により万一故障の一層の確認が有利に可能で
あり、この方法により両方の線における電圧の間の電圧
差が第1の電圧レベルの超過について監視され、また第
2の電圧レベル及び第3の電圧レベルにより規定される
範囲内に電圧レベルがあるか否かについて監視が行わ
れ、その際第1の電圧レベルが第2の電圧レベル及び第
3の電圧レベルより上にある。
【0009】請求項は、前記の方法を実施するため回
路装置を示しており、それによれば、第の比較器の入
力端が一方の線に接続され、第2の比較器の入力端が他
方の線に接続され、第1及び第2の比較器の他方の入力
端が、正常運転で優勢な状態及び劣勢な状態にある両方
の電圧値の間にある電圧をそれぞれ印加され、更に第3
の比較器の入力端が一方のに接続され、第4の比較器の
入力端が他方の線に接続され、第3及び第4の比較器の
他方の入力端が、正常運転で優勢な状態及び劣勢な状態
にある線の最高電圧値より上にある電圧をそれぞれ印加
され、第1及び第2の比較器の出力端が減算器に接続さ
れ、出力信号のレベルの整合が行われ、減算器の出力信
号が第5の比較器の入力端へ供給され、更に減算器の出
力信号が窓比較器の入力端へ供給され、更に第3及び第
4の比較器の出力端が窓比較器の入力端に接続されてい
る。
【0010】こうしてこの回路装置により、種々の故障
事例を区別することができ、その際公知の技術に比べて
電圧比較器の数が有利に制限されている。
【0011】更に本発明による回路装置では、第1、第
2及び第5の比較器及び窓比較器の出力信号が評価され
て、線の状態を推論する。比較器の出力信号の評価によ
り、A/D変換器により電圧の検出が有利にもはや不要
となり、これは費用に関して有利である。更に本発明に
より閾値として設定可能な電圧レベルでは、この電圧レ
ベルは、個々の故障事例を区別するためドイツ連邦共和
国特許出願公開第4212742号明細書による表で説
明されているより著しく離れた所にある。数1/10ボ
ルトの範囲にある電圧レベルの差は、例えばアースへの
悪い接触から生じる接地ずれによってもひき起こされる
ことがある。こうして本発明による解決策によって、故
障の種類を明確に診断し、導線の故障の場合も伝送を続
行することができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例が図面に示されており、以下
に説明される。
【0013】図1は故障の起こり得る2線母線系統を示
している。両方の線即ち母線はLow及びHighで示
されている。これら両方の母線に、母線系統を介してデ
ータを交換する種々の制御装皿を接続することができ
る。図1には例として制御装置SG,SGn−1及び
SGが記入されている。
【0014】更に種々の故障事例が記入され、以下簡単
に表にまとめられる。 故障1:母線Lowの断線、 故障2:母線Highの断線、 故障3:回路電圧又は電池電圧UBattへの短絡、 故障4:アースGNDへの母線Highの短絡、 故障5:アースGNDへの母線Lowの短絡、 故障6:回路電圧又は電池電圧UBattへの母線Hi
ghの短絡、 故障7:両方の母線Low及びHighの短絡、 故障8:両方の母線Low及びHighの断線、 故障9:電圧Vccへの母線Lowの短絡、 故障10:電圧Vccへの母線Highの短絡、 故障11:両方の母線Low及びHighの相互及びア
ースGNDへの短絡。
【0015】領域母線範囲CANでは、最近故障に耐
える最終段(トランシーバ又は物理層)が使用される。
これらの最終段は情報伝達媒体上の信号を評価し、場合
によっては導線故障の場合それを処理して、後に接続さ
れるマイクロコントローラを持つ送信及び受信プロトコ
ルモジユールの信号が付加的な故障処理を行わなくてよ
く、最も有利な場合情報が失われないようにする。故障
を許容するトランシーバの処理すべき母線故障は、CA
N仕様V2.0IS0/DIS11519PartI及
びIS0/DIS11898″母線故障処理″のそれぞ
れ第11章の部分範囲である。図1は、そこに選ばれて
いる用語に従って、母線故障2ないし8を番号1ないし
8を持つ故障の下に示している。更にここに示されてい
る実施例では、運転中に同様に起こることがあり(例え
ば回路組立ての際又は老化のため)、可能な限り検出さ
れねばならない故障事例9,10及び11も補充されて
いる。
【0016】図2は方法を実施するための回路装置を示
している。本発明による故障診断のために、自動車にお
けるCAN母線系統の実施例では、電池を接続せねばな
らない。更にすべての制御装置を動作させねばならず、
そのため場合によつては点火装置を付勢せねばならな
い。
【0017】所定の出力状態を得るために、まず母線が
刺激される。ここで刺激とは、母線の不動作状態におい
て故障に関する検査の際、優勢又は劣勢な信号が両方の
母線を介して伝送されて、信号が端末制御装置へ到着
し、母線に故障があるか否かを検査することを意味す
る。この刺激は、両方の母線(Low及びHigh)へ
特定の時間優勢な信号を印加する2つのトランジスタの
駆動を介して行われる。刺激の持続時間はプロコトル及
びトランシーバモジユールに関係している。
【0018】それからマイクロコントローラ22のIR
Q(割込み)入力端21へ反応する母線におけるメツセ
ージの第1の優勢なビツトにより、方法が開始される。
【0019】まず両方の線の各レベルが単独に考察され
る。この場合比較器(H導線用の符号23を持つ比較器
Komp.1、L導線用の符号24を持つ比較器Kom
p.2)により、信号レベルが論理″0″に等しいか又
は″1″に等しいかが決定される。それにより母線レベ
ルがTTLレベルに正規化される。
【0020】母線レベルが比較器即ちH導線用の符号2
5を持つKomp.3及びL導線用の符号26を持つK
omp.4の閾値(7.5V)を超過すると、故障評価
のため論理″1″を持つ別の信号が準備される。レベル
が7.5Vより下にあると、これは論理″0″に相当す
る。
【0021】比較器Komp.1及びKomp.2(2
3及び24)の両方の出力信号は、マイクロコントロー
ラ22の入出力ポート27及び28へ直接印加される。
更に比較器Komp.1及びKomp.2(23及び2
4)の出力信号は、差信号を形成する減算器29の入力
端へ印加される。続いてこの差信号は、その帯域幅を−
5Vないし+5Vから−2.5Vないし+.5Vに減
少され、0Vないし+5Vの範囲に高められる。この減
算器29の出力信号は比較器Komp.5(30)によ
り再びTTLレベルに変成され、このTTLレベルもマ
イクロコントローラ22の入出力ポート31へ印加され
る。
【0022】比較器23及び24の信号の差形成の際、
純粋なTTL信号に加えて、2.5Vの程度の″半信
号″も形成される。窓比較器32を介して、この程度の
信号に論理″1″が対応し、この論理″1″もマイクロ
コントローラ22の入出力ポート33へ導かれる。7.
5Vより高い電位に対するH導線又はL導線の短絡を確
実に検出できるようにするため、窓比較器が動作停止さ
れ、これは比較器25及び26の信号レベルの重畳によ
り行われる。ダイオード34は減算器29と比較器25
及び26の出力端との分離に用いられる。
【0023】領域母線プロトコルは、通常SOF(フレ
ームの開始)又はSOM(メツセージの開始)と共に始
まり、これらはそれぞれ優勢な母線信号である。一般に
開始シーケンスに、異なるレベル変更(優勢、劣勢)を
持つ識別子が続く。測定には、優勢な開始シーケンス及
びそれに続く劣勢な状態への移行で充分である。これら
両方のレベル状態(優勢及び劣勢)及びその結果生じる
差信号及び2.5V信号により、マトリツクスが生じ、
このマトリツクスに基いて大抵の故障を確実に検出する
ことができる。
【0024】図3は、それぞれ対応するTTLレベルで
現れる可能性のある個々の重要な母線故障を示してい
る。301でH導線における信号経過が示され、302
でL導線における信号経過が示され、303で差信号の
信号経過が示されている。x方向に種々の状況が示され
ている。0で故障のない正常運転が示され、状況1ない
し11は図1による数を持つ故障に対応して示されてい
る。
【0025】更に301には、7.5V及び2.5Vの
所にある比較器25及び23の閾値が記入されている。
閾値は304及び305で示されている。301に関連
して示されているTTLレベルの系列は、マイクロコン
トローラ22の入出力ポート27に現れかつ比較器23
の出力信号に相当するレベルである。
【0026】302には、同様に2.5V及び7.5V
の所にある比較器24及び26の閾値が記入されてい
る。これらの閾値は306及び307で示されている。
302に関連して示されているTTLレベルの系列は、
マイクロコントローラ22の入出力ポート28に現れか
つ比較器24の出力信号に相当するレベルである。
【0027】303には、4Vの所にありかつ308で
示される比較器30の閾値が記入されている。309に
より、ほぼ0Vの所にある窓比較器32の電圧範囲が示
されている。これら両方の閾値では、図2の回路側に対
する図3の相違がわかる。その理由は、図2の回路側で
は、減算器29の出力信号がまず半分にされ、続いて
2.5Vだけ上げられたからである。これに対し図3
は、この″換算″なしの電圧を示している。303に関
連して、TTLレベルのそれぞれ2つの系列が示されて
いる。310で示される系列は、窓比較器32の出力信
号に相当し、マイクロコントローラ22の入出力ポート
33に印加される。311で示される系列は、比較器3
0の出力信号に相当し、マイクロコントローラ22の入
出力ポート31に印加される。
【0028】個々の故障では対応するTTLレベルの対
応する系列が区別されるので、これについて個々の故障
事例の区別が可能になることがわかる。数8を持つ故障
(両方の母線の断線)は、プロコトルに関係なく検出す
ることはできない。この故障については、回路の目標形
状及び実際形状を考慮することが必要であるか、又は母
線で″一緒に聞く″即ち母線上の信号を監視し、それに
より特定の故障を確認することができる適当なプロコト
ルモジユールを設けねばならない。
【0029】図4はTTLレベルのすべての組合わせの
マトリツクスを示している。マイクロコントローラ22
の入出力ポート33の信号は、マトリツクスの一番上の
2行の第1行を形成している。マイクロコントローラ2
2の入出力ポート31の信号は、マトリツクスの一番上
の2行の第2行を形成している。マトリツクスの別の2
行は入出力ポート27及び28のTTLレベルの種々の
組合わせを含んでいる。その際各2行において、TTL
レベルが優勢な状態及び劣勢な状態について記入されて
いる。個々の故障は、図4に適当に印をつけてあるTT
Lレベルの特定の組合わせに相当する。適当な数を持つ
表示″事例″は、個々の故障に関するものである。検出
されたTTLレベルから対応する故障を見出すための方
法は、例えば、まず上の2行で、入出力ポート33及び
31において検出されたTTLレベルに相当する列を見
出すことである。続いて入出力ポート27及び28にお
いて検出されたTTLレベルに相当する行が求められ、
それにより故障を限定することができる。逆に行うこ
と、即ちまず行を求め、続いて対応する列を求めること
も考えられる。
【0030】同様にこのマトリツクスからわかるよう
に、僅かな測定量で故障を限定できるが、必ずしも精確
にかつ確実に検出することはできない。しかしいずれに
せよ正常運転(定格運転)を故障から区別することがで
きる。なぜならば、正常運転の同じ列及び同じ行に故障
事例が示されていないからである。従つてTTLレベル
のこれらの組合わせは、前記の故障では起こり得ない理
論的組合わせである。こうして例えば入出力ポート27
及び28の信号のみが評価されると、例えば故障3を故
障1及び9から区別することができない。同様に故障6
と10の区別も不可能である。これに反し入出力ポート
31及び33のみが評価されると、故障1,2,4と9
及び故障7と11及び故障5と10の区別も不可能であ
る。こうしてTTLレベルの系列に関して、各故障事例
のように正常運転も処理される。
【0031】図5は、個々の故障事例のTTLレベルの
系列及び正常運転状態が示されている減少したマトリツ
クスを示している。このようなリストは、例えばマイク
ロコントローラ22において評価のため比較リストとし
て使用することができる。別の故障事例を求めようとす
れば、マトリツクスをそれに応じて補足せねばならな
い。可能な例は、導線58とLowが互いにかつU
Battに対して短絡されていることである。この故障
事例は図4及び図5において故障12として考慮されて
いる。同様に2.3V以上のアースずれの故障事例も補
足することができる。
【0032】更にTTLレベルの同じ系列を持つが異な
る原因が基礎になつている個々の故障も存在することが
わかる。これは故障対1及び9と2及び4とに関するも
のである。しかしこれらの故障は時間的に区別される。
故障1及び2(断線)はいわゆる局部故障であり、故障
に関する部署の送信機においてのみ起こる。故障4及び
9(短絡故障)は全般的な故障であり、故障に永続的に
加わつている。例えば順次に続く10回の測定が行わ
れ、それぞれ同じ故障状態が検出されると、定常的な母
線故障が存在し、従つて故障を確実に求めることができ
る。
【0033】更にマイクロコントローラ22のA/D入
力端により、別の補足的な検査を行うことも考えられ
る。別の構成では、回路装置を例えば検査装置にまとめ
ることができ、この検査装置は、まとめられた表示装置
又はインタフエースを介して、見出された故障の表示を
持つ検査プロトコルをプリンタへ出力する。その際場合
によつては、短絡の局部的確認が詳細につきとめられて
いる場合、短絡のこの局部的確認も表示することができ
る。
【0034】Low導線及びHigh導線への接続部の
ほかに、このような検査装置は給電用UBatt導線へ
の接続部を持つことができる。しかしここで、選択的に
電池をエネルギー源として設けることも考えられる。そ
の際電池の電圧がVccより大きいという条件を満たせ
ばよい。
【0035】更にこの検査装置はアースへの接続部を持
たねばならない。領域母線に接続されているすべての制
御装置は、データ導線にある信号をアースに関して評価
するか、アースに対する基準電位を必要とする。そのつ
ど使用される発生器に応じて、特定の帯域幅まで回路内
のアースずれを許すことができる。このような回路内の
導線故障の検出のため、検査装置においても、すべての
他の加入者に対すると同じ基準電位をアースに対して必
要とされる。確実かつ再現可能な測定のために、母線系
統の絶対アースが必要であり、これは自動車にある電池
の負極に相当している。
【図面の簡単な説明】
【図1】起こり得る故障を持つ2線母線系統の概略図で
ある。
【図2】本発明による方法を実施するための回路装置の
接続図である。
【図3】個々の重要な母線故障の信号を示す図である。
【図4】TTLレベルの組合わせのマトリツクスであ
る。
【図5】故障事例に減少されたマトリツクスである。
【符号の説明】
23,24,25,26,30 比較器 29 減算器 32 窓比較器 34 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/00 - 31/02 H04B 3/00 H04L 25/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2母線系統の一方の線の電圧レベル及び
    他方の線の電圧レベルを検出し、 一方の線において検出された電圧レベル及び他方の線に
    おいて検出された電圧レベルを、正常運転で優勢及び劣
    勢な状態にある両方の線における所定の最高電圧レベル
    より上にある閾値電圧レベルと比較し(25,26)、 一方の線において検出された電圧レベル及び他方の線に
    おいて検出された電圧レベルを、正常運転で優勢及び劣
    勢な状態にある両方の線のうち一方の線における第1の
    電圧値と他方の線における第2の電圧値との間にある第
    2の閾値電圧と比較し(23,24)、 他方の線における電圧レベルとの第2の閾値電圧との比
    較(24)の結果から、一方の線における電圧レベルと
    第2の閾値電圧との比較(23)の結果を減算し(2
    9)、 両方の線における電圧の間の電圧差を第1の電圧レベル
    の超過について監視し(30)、かつ電圧レベルが第2
    の電圧レベル及び第3の電圧レベルにより規定される範
    囲内にあるか否かを監視し(32)、その際第1の電圧
    レベルが第2の電圧レベル及び第3の電圧レベルより上
    にあるようにすることを特徴とする、2母線系統におけ
    る導線故障の検査方法。
  2. 【請求項2】 第1の比較器(23)の一方の入力端が
    2母線系統の一方の線に接続され、第2の比較器(2
    4)の一方の入力端が2母線系統の他方の線に接続さ
    れ、第1及び第2の比較器(23,24)の他方の入力
    端が、正常運転で優勢な状態及び劣勢な状態にある両
    線のうち一方の線における第1の電圧値と他方の線に
    おける第2の電圧値との間にある電圧をそれぞれ印加さ
    れ、 更に第3の比較器(25)の一方の入力端が一方の線に
    接続され、第4の比較器(26)の一方の入力端が他方
    の線に接続され、第3及び第4の比較器(25,26)
    の他方の入力端が、正常運転で優勢な状態及び劣勢な状
    態にある線の最高電圧値より上にある電圧をそれぞれ印
    加され、 第1及び第2の比較器(23,24)の出力端が減算器
    (29)に接続され、この減算器(29)がこれらの比
    較器(23,24)の出力信号のレベルの整合を行い、 減算器(29)の出力が第5の比較器(30)の入力
    端に接続され、減算器(29)の出力端が窓比較器(3
    2)の入力端に接続され、第3及び第4の比較器(2
    ,26)の出力端も窓比較器(32)の入力端に接続
    されていることを特徴とする、2母線系統における導線
    故障の検査回路装置。
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