JP3210703B2 - 防滴型超音波マイクロホン - Google Patents

防滴型超音波マイクロホン

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JP3210703B2
JP3210703B2 JP28019291A JP28019291A JP3210703B2 JP 3210703 B2 JP3210703 B2 JP 3210703B2 JP 28019291 A JP28019291 A JP 28019291A JP 28019291 A JP28019291 A JP 28019291A JP 3210703 B2 JP3210703 B2 JP 3210703B2
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義則 山崎
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送・受波分離型及び一
体型の防滴型超音波マイクロホンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の防滴型超音波マイクロホンは、圧
電素子に一定または任意の周期でトーンバースト波を入
力して駆動される送・受波分離型または一体型のもので
あり、図3に示すように振動体1、共振体2、基台3、
防振体4及び防振ゴム5を主要構成部材としている。振
動体1は、有底筒状の振動ケース11の底部内面に圧電
素子12を固着して構成してある。この振動ケース11
は、アルミニウム材で形成され、圧電素子12の駆動時
の一方の電導体となる。圧電素子12は、PZT系の圧
電セラミックスで円板状に形成され、両面に電極を有す
る。この圧電素子12の一面は接着剤で振動ケース11
に接着され、他面にリード線13が接続されている。共
振体2は、金属材からなり、所定の軸方向長さを有しリ
ング状に形成され、振動ケース11の軸方向の中間付近
に固着されている。基台3は、リード線13,14を介
して振動ケース11と圧電素子12の電極に電気的に接
続される+−の端子31,32を有し、振動ケース11
の開口部11aに、後述する防振体4を介して係合させ
て充填材5にて固着される。防振体4は、共振体2と基
台3との間に位置して振動ケース11の内周に嵌着さ
れ、基台3を係合保持し基台3への振動の伝わりを防い
でいる。防振ゴム6は振動ケース11の外周に嵌着して
保持され、防滴型超音波マイクロホンを音響ホーン等の
剛体への装着時剛体の共振による残響の増大を防ぐよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな防滴型超音波マイクロホンを、空中超音波センサー
として利用したとき、商品仕様に対し、最適な共振周波
数を持つ超音波マイクロホンの造出は、必要不可欠なこ
とであるが、商品仕様及びユーザー側の要請は多様であ
り、結果的に多品種となることが多い。
【0004】防滴型超音波マイクロホンの共振周波数調
整手段として一般的に行われている方法としては、振動
ケースの天面外周部の切削によって、天面部の厚さを変
えることにより行われている。ところが、防滴型超音波
マイクロホンの多くは、屋外でも使用に供される場合が
多いため、振動ケースの外面には防錆加工(塗装等)及
び絶縁処理が施されるため、振動ケースの天面部の外周
を削り取ると、防錆、絶縁効果が消失してしまうという
欠点がある。
【0005】本発明は、このような事由に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、この種の防
滴型超音波マイクロホンにおいて、振動ケースの天面部
を削ることなく、防振ゴムの内周に振動ケースのテーパ
ー部へ接触する突起部を設けることにより周波数の調整
を行えるものを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明の請求項1記載の防滴型超音波マイクロホ
ンは、有底筒状の振動ケース11の底部内面に圧電素子
12を固着してなる振動体1と、振動ケース11の中程
に固着される共振体2と、振動ケース11の開口部11
aに固着され+−の端子31,32を有する基台3と、
振動ケース11に嵌着され且つ共振体2と基台3に挟持
される防振体4とからなる防滴型超音波マイクロホンに
おいて、振動ケース11の外周を弾性を有する防振ゴム
6にて保持すると共に振動ケース11のテーパー部11
を覆う防振ゴム6のテーパー部63の内面に振動ケー
ス11のテーパー部11bに接するリング状の突起部6
1を設けて成ることを特徴とする。
【0007】また請求項2記載の防滴型超音波マイクロ
ホンは、振動ケース11のテーパー部11bへの防振ゴ
ム6の突起部61の接触位置を可変として成ることを特
徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の防滴型超音波マイクロホンは、
振動ケース11の外周を弾性を有する防振ゴム6にて保
持すると共に振動ケース11のテーパー部11bを覆う
防振ゴム6のテーパー部63の内面に振動ケース11の
テーパー部11bに接するリング状の突起部61を設け
る構成となっているので、振動ケース11の外周を削る
ことなく、防振ゴム6のテーパー部63に設けた突起部
61をテーパー部11bに接触させることにより、振動
ケース11の共振系を変化させることができ、需用者の
要望に応じた高周波領域に周波数を調整するに当たって
防振ゴム6のテーパー部63に設ける突起部61の位置
及び寸法形状を変化させるという簡単な構成で、目的と
する高周波数領域への周波数調整をしやすくしている。
また、防振ゴム6のテーパー部63に突起部61を設け
ることで共振周波数の調整を行うことができる構造とな
っているので、テーパー部63が傾斜している分だけ突
起部62を設けて調整する範囲を長くでき、これにより
防振ゴム6の長さを短くして防振ゴム6のコンパクト化
を図りながらテーパー部63の長さを比較的長くできて
突起部62を設けて調整する範囲を長くできるものであ
る。
【0009】請求項2記載の防滴型超音波マイクロホン
は、振動ケース11の外周を削ることなく、振動ケース
11のテーパー部11bに防振ゴム6の突起部61を可
変的に接触させることにより、振動ケース11の共振系
を変化させ、高周波数領域及び低周波数領域への周波数
調整をしやすくしている。
【0010】
【実施例】先ず図1に示す実施例から述べる。本発明防
滴型超音波マイクロホンの要部は防振ゴム6の部分であ
り、要部以外の部分は先に説明した従来例と同様である
ので、実質的に同一の部材には同一の符号を付して詳細
な説明は省略する。防振ゴム6にはリング状に直管部6
2とテーパー部63を形成してあり、振動ケース11の
外周に被嵌して保持した状態で振動ケース11の直管部
を防振ゴム6の直管部62で覆い、振動ケース11のテ
ーパー部11bを防振ゴム3のテーパー部63で覆って
いる。この防振ゴム6のテーパー部63の内面にはリン
グ状の突起部61を全周に亙るように設けてあり、突起
部61を振動ケース11のテーパー部11bに接触させ
てある。この突起部61のテーパー部11bへの接触に
て振動ケース11の共振系を変化させ、高周波数領域へ
の周波数調整ができる。この防振ゴム6の突起部61の
位置及び寸法形状を変化させることにより、振動ケース
11の共振振動を変えることができる。
【0011】次に図2に示す実施例について述べる。本
実施例の場合も要部以外は従来例と同じ構造であるので
説明は省略し、要部である防振ゴム6の部分について述
べる。防振ゴム6のテーパー部63の内周に複数のリン
グ装着溝7を設けてあり、周波数調整リング8をリング
装着溝7に着脱自在に装着できるようになっている。こ
の周波数調整リング8の装着にて突起部61を形成でき
る。この周波数調整リング8を装着するリング装着溝7
を変えることにより突起部61を設ける位置を自在に変
えて共振周波数の調整ができ、しかも周波数調整リング
8を設ける個数を変えることによっても共振周波数調整
ができる。かかる周波数調整リング8は弾性体でもよい
が、金属であっても、樹脂成形品であってもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述のように振動ケースの外周
を弾性を有する防振ゴムにて保持すると共に振動ケース
のテーパー部を覆う防振ゴムのテーパー部の内面に振動
ケースのテーパー部に接するリング状の突起部を設けて
いるので、防振ゴムのテーパー部に設けた突起部の振動
ケースのテーパー部への接触にて共振周波数を調整でき
るものであり、需用者の要望に応じた高周波領域に周波
数を調整するに当たって防振ゴムのテーパー部に設ける
突起部の位置及び寸法形状を変化させるという簡単な構
成で、目的とする高周波数領域への周波数調整ができ
て、従来のように振動ケースを削って防錆処理を損なう
ことなく、共振周波数の調整を行うことができるもので
あり、しかも防振ゴムのテーパー部に設ける突起部の位
置や寸法形状等を変えることにより単一の振動ケースに
より種々の共振周波数を造出することが可能になるもの
である。また、防振ゴムのテーパー部に突起部を設ける
ことで共振周波数の調整を行うことができる構造となっ
ているので、テーパー部が傾斜している分だけ突起部を
設けて調整する範囲を長くでき、これにより防振ゴムの
長さを短くして防振ゴムのコンパクト化を図りながらテ
ーパー部の長さを比較的長くできて突起部を設けて調整
する範囲を長くできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は全体の断面
図、(b)は防振ゴムの断面図である。
【図2】同上の他の実施例を示し、(a)は全体の断面
図、(b)は防振ゴム部分の断面図である。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 振動体 11 振動ケース 11a 開口部 11b テーパー部 12 圧電素子 2 共振体 3 基台 31 端子 32 端子 4 防振体 6 防振ゴム 61 突起部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状の振動ケースの底部内面に圧電
    素子を固着してなる振動体と、振動ケースの中程に固着
    される共振体と、振動ケースの開口部に固着され+−の
    端子を有する基台と、振動ケースに嵌着され且つ共振体
    と基台に挟持される防振体とからなる防滴型超音波マイ
    クロホンにおいて、振動ケースの外周を弾性を有する防
    振ゴムにて保持すると共に振動ケースのテーパー部を覆
    う防振ゴムのテーパー部の内面に振動ケースのテーパー
    部に接するリング状の突起部を設けて成ることを特徴と
    する防滴型超音波マイクロホン。
  2. 【請求項2】 振動ケースのテーパー部への防振ゴムの
    突起部の接触位置を可変として成ることを特徴とする防
    滴型超音波マイクロホン。
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JP4962299B2 (ja) * 2007-12-21 2012-06-27 株式会社Jvcケンウッド 携帯無線機のマイクロホン用防水パッキング

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