JP4592045B2 - 多機能型発音体の端子部の製造方法 - Google Patents

多機能型発音体の端子部の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は多機能型発音体の端子部の製造方法に関する。更に詳しくは、多機能型発音体の端子板とサスペンションバネとを同一の材質で形成し、しかも両者の断面図的な位置レベルを異ならせる場合における両者の構成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず本発明に関連する従来の多機能型発音体の基本的構造の一例を図3を用いて説明する。多機能型発音体は、周波数kHzオーダーの電気的音声信号を音声に変換して発音する小型のスピーカーであると共に、質量を音声周波数に達しない100Hzオーダーの周波数で振動させ、無音であるが体感可能なバイブレーション信号をも発生する、1個の機体で複数の周波数帯に対して応答する電気−機械変換器であって、携帯電話機等の小型電子機器によく用いられるものである。主要部はほぼ平たい円筒形の外形をなし、端子部が側方に突出しており、全体はほぼ面対称な形状をしている。
【0003】
図3は主要部の円筒軸を含む全体の対称面を断面とした断面図であるが、一対の端子が近接して平行している端子部についてのみは一方の端子板の中心を含むように平行にずらした断面をとって合成してある。
円筒形の外観をなす筐体は上カバー1と下カバー2とより成る。上カバー1の円筒状の側面(図3の右端)からは方形の端子ボックス3が突出している。上カバー1は内側に板状の上サスペンションバネ9の外縁をインサートモールドによって保持し、また上部内側段差部に音声信号用の振動板4の外縁を接着によって保持している。上カバー1と重ねて固着される下カバー2はその内側に板状の下サスペンションバネ11の外縁をインサートモールドによって保持している。
【0004】
軟磁性材料より成るポールピース6、上下方向に着磁されたリング状の永久磁石7、軟磁性材料より成るリング状のトッププレート8は相互に固着されて磁気回路を構成しており、振動板4に固着された円筒形のボイスコイル5は前記磁気回路の作るリング状の磁気空隙内部(半径方向に磁束が集中している)に挿入されており、ボイスコイル5の巻線の両端の引出線(図示せず)は振動板4の表面を終縁部まで這わせて上カバー1の端子ボックス3にインサートモールドされた一対の端子板10に接続されている。端子ボックス3の窓部14を通じて端子板10に音声信号を印加すれば、磁気空隙内でボイスコイル5が軸方向に駆動され、振動板4が振動して音響を発生する。
【0005】
図4は従来例の端子部を含む上サスペンションバネの連続加工途中の平面図を1駒分だけ示したものである。上サスペンションバネ9は、外リング9a、円弧状の一対のバネ部9b、内リング9cより成る形状に、一対の端子板10と共に弾性の高いバネ用の金属板の帯材90から一体に打抜かれる。90aは打抜き型(順送型)内で材料を位置決めするための位置決め穴である。またインサートモールド成形後の上カバー1と端子ボックス3の平面形状を点線(本図では想像線の代用である)で示しておいた。また5か所の切断部9dは上カバー1のインサートモールド成形後に成形体を帯材から切り離す際の切断部位を表す。なお下サスペンションバネ11は図示を省略するが同一材料より成り、上サスペンションバネ9を面内で90°回転した形状であり、端子板は伴わない。
【0006】
再び図3に示すように、上サスペンションバネ9の内リング9cにトッププレート8の上側にある段差部が圧入され、また下サスペンションバネ11の内リングにポールピース6の下側にある段差部が圧入されることにより、磁気回路は上下カバーよりなる筐体内で平行に配置された2枚のサスペンションバネによって弾性的に支持されることになる。磁気回路の運動方向は平面図的に点対称に配置された4本のバネ部9b等により軸方向への平行運動にのみに規制される。磁気回路の質量と支持のバネ剛さとの関係は、この振動系の固有振動数が低周波バイブレーション信号の周波数にほぼ一致するように設計され調整されている。そこで端子板10に低周波バイブレーション周波数の信号を与えると、振動数の違いのために振動板4はほとんど応答せず、磁気回路が共振して大振幅で振動し、その反作用で電子機器を振動させ体感させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図4に戻り、上サスペンションバネ9と端子板10との関係に注目する。端子板10は帯材90の外枠の部分と連結部10aによって連結した状態で打抜かれている。多機能型発音体の小型化を図るため、端子板10と外リング9aとの距離は極力小さく設計される。従来例の多機能型発音体では図3に示す如く、上サスペンションバネ9と端子板10とは同じ断面的位置(断面図上の高さ)にあるのでこの構成で何ら差し支えないが、小型電子機器の中で多機能型発音体に接続される他の電子部品(図示せず)との関係上、端子10の断面的位置を上サスペンションバネ9のレベルと異ならせたい場合がままある。
【0008】
その場合、同じ平板の材料から打ち抜かれる端子板を細長くしておき、これに板面に平行な段曲げ加工を施した後に上カバー1のインサートモールドを行えば端子板とサスペンションバネの断面レベルを異ならせることができる。しかるに図4と同じ構成で平行段曲げを行うと、連結部10aが帯材90の外枠側にあるため、端子板10の内端側と外リング9aとの平面的距離が段差を与えた分だけ離れてしまい、従って多機能型発音体の平面図的な形状が大型にならざるを得ないという難点がある。
【0009】
本発明の目的は、サスペンションバネと一体に打抜いた端子板に曲げ加工を施しても多機能型発音体を大型にすることがない多機能型発音体の端子部の製造方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の多機能型発音体の端子部の製造方法は次の特徴を備える。
(1)多機能型発音体のサスペンションバネと同じ金属板材から端子部を形成する製造方法であって、前記サスペンションバネの外リングと端子を連結部によって連結した状態で板材より打抜く工程と、前記端子に曲げ成形を行う工程と、前記外側リングと前記端子とを樹脂製の筐体にモールド成形する工程と、前記筐体にあらかじめ設けられた前記連結部の露出部において前記連結部を切断して前記外リングから分離する工程を備えたこと。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態である端子部を含む上サスペンションバネの一例の連続加工途中の平面図で左右に展開する帯材の1駒分だけを示したものである。また図2は本発明が適用された多機能型発音体の一例の断面図である。両図において、端子板10およびその近辺を除いては従来例と等しい構造および製造方法を用いたので、図示してあっても技術的な共通部分については重複する説明は行わないこととする。
【0012】
図1において、一対の端子板10の連結部10aは上サスペンションバネ9の外リング10aに連結した状態で打抜かれている。打抜きに引き続いて端子10に平行段曲げ加工が施される。その結果、端子板10の外端部の平面図上の位置は点線で示された輪郭から実線で示されたように変化する。その後で上カバー1のインサートモールド成形を行い、図2のように上サスペンションバネ9と異なる断面的位置に端子板10の端子ボックス3からの露出部が形成される。
【0013】
端子10は電気的に分離されねばならないが、これは上カバー1のインサート成形後に連結部(または連結部に至る経路)の一部を切断すればよい。図1の線9eはその破断部を示し、図2の13は破断刃の形状を示す。破断刃13は矢印方向に動いて端子ボックス3に設けた破断窓12の内部に露出している連結部10aを図示のように切断して外リング9aから分離する。なお図2内に破断刃13を示したのは便宜的な理由であって、下カバー2との組立て後に破断工程を行うことを意味しない。破断工程は、上カバー成形体を帯材90から切断部9dにて切り離す工程と同時に同じ金型を用いて行ってもよい。
【0014】
以上に本発明の実施の形態の一例を説明したが、本発明の実施の形態は本例にとらわれず、主要部品の形状・構造など種々の変更を施し得ることはもちろんである。例えば、端子板と同時に打抜かれる相手は下サスペンションバネであってもよい。またサスペンションバネ自体の形状・構造も任意でよい。
【0015】
【発明の効果】
本発明においては端子板を打抜くための連結部をサスペンションバネ側に設けたので、端子板に曲げ加工を施しても両者が平面的に離れることがなく、多機能型発音体の大型化を回避しつつ端子板の断面的位置に自由度を与えることができる効果がある。また連結部を筐体の成形後に破断することにより端子板を電気的に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である端子部を含む上サスペンションバネの一例の加工途中の平面図で、左右に展開するものの1駒分だけを示したものである。
【図2】本発明が適用された多機能型発音体の一例の断面図である。
【図3】従来の多機能型発音体の一例の断面図である。
【図4】従来の端子部を含む上サスペンションバネの一例の加工途中の平面図で、左右に展開するものの1駒分だけを示したものである。
【符号の説明】
1 上カバー
2 下カバー
3 端子ボックス
4 振動板
5 ボイスコイル
6 ポールピース
7 永久磁石
8 トッププレート
9 上サスペンションバネ
9a 外リング
9b バネ部
9c 内リング
9d 切断部
9e 破断部
10 端子板
10a 連結部
11 下サスペンションバネ
12 破断窓
13 破断刃
14 窓部
90 帯材
90a 位置決め穴

Claims (1)

  1. 多機能型発音体のサスペンションバネと同じ金属板材から端子部を形成する製造方法であって、前記サスペンションバネの外リングと端子を連結部によって連結した状態で板材より打抜く工程と、前記端子に曲げ成形を行う工程と、前記外リングと前記端子とを樹脂製の筐体にモールド成形する工程と、前記筐体にあらかじめ設けられた前記連結部の露出部において前記連結部を切断して前記外リングから分離する工程を備えたことを特徴とする多機能型発音体の端子部の製造方法。
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