JP2002354566A - 多機能型発音体の端子部の製造方法 - Google Patents

多機能型発音体の端子部の製造方法

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JP2002354566A JP2001154688A JP2001154688A JP2002354566A JP 2002354566 A JP2002354566 A JP 2002354566A JP 2001154688 A JP2001154688 A JP 2001154688A JP 2001154688 A JP2001154688 A JP 2001154688A JP 2002354566 A JP2002354566 A JP 2002354566A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、サスペンションバネと一
体に打抜いた端子板に曲げ加工を施しても多機能型発音
体を大型にすることがない多機能型発音体の端子部の製
造方法を提供することである。 【解決手段】多機能型発音体のサスペンションバネと同
じ金属板材から端子部を形成する製造方法であって、前
記サスペンションバネの外リングと端子を連結部によっ
て連結した状態で板材より打抜く工程と、前記端子に曲
げ成形を行う工程と、前記外リングと前記端子とを樹脂
製の筐体にモールド成形する工程と、前記筐体にあらか
じめ設けられた前記連結部の露出部において前記連結部
を切断して前記外リングから分離する工程を備えたこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多機能型発音体の端
子部の製造方法に関する。更に詳しくは、多機能型発音
体の端子板とサスペンションバネとを同一の材質で形成
し、しかも両者の断面図的な位置レベルを異ならせる場
合における両者の構成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず本発明に関連する従来の多機能型発
音体の基本的構造の一例を図3を用いて説明する。多機
能型発音体は、周波数kHzオーダーの電気的音声信号
を音声に変換して発音する小型のスピーカーであると共
に、質量を音声周波数に達しない100Hzオーダーの
周波数で振動させ、無音であるが体感可能なバイブレー
ション信号をも発生する、1個の機体で複数の周波数帯
に対して応答する電気−機械変換器であって、携帯電話
機等の小型電子機器によく用いられるものである。主要
部はほぼ平たい円筒形の外形をなし、端子部が側方に突
出しており、全体はほぼ面対称な形状をしている。
【0003】図3は主要部の円筒軸を含む全体の対称面
を断面とした断面図であるが、一対の端子が近接して平
行している端子部についてのみは一方の端子板の中心を
含むように平行にずらした断面をとって合成してある。
円筒形の外観をなす筐体は上カバー1と下カバー2とよ
り成る。上カバー1の円筒状の側面(図3の右端)から
は方形の端子ボックス3が突出している。上カバー1は
内側に板状の上サスペンションバネ9の外縁をインサー
トモールドによって保持し、また上部内側段差部に音声
信号用の振動板4の外縁を接着によって保持している。
上カバー1と重ねて固着される下カバー2はその内側に
板状の下サスペンションバネ11の外縁をインサートモ
ールドによって保持している。
【0004】軟磁性材料より成るポールピース6、上下
方向に着磁されたリング状の永久磁石7、軟磁性材料よ
り成るリング状のトッププレート8は相互に固着されて
磁気回路を構成しており、振動板4に固着された円筒形
のボイスコイル5は前記磁気回路の作るリング状の磁気
空隙内部(半径方向に磁束が集中している)に挿入され
ており、ボイスコイル5の巻線の両端の引出線(図示せ
ず)は振動板4の表面を終縁部まで這わせて上カバー1
の端子ボックス3にインサートモールドされた一対の端
子板10に接続されている。端子ボックス3の窓部14
を通じて端子板10に音声信号を印加すれば、磁気空隙
内でボイスコイル5が軸方向に駆動され、振動板4が振
動して音響を発生する。
【0005】図4は従来例の端子部を含む上サスペンシ
ョンバネの連続加工途中の平面図を1駒分だけ示したも
のである。上サスペンションバネ9は、外リング9a、
円弧状の一対のバネ部9b、内リング9cより成る形状
に、一対の端子板10と共に弾性の高いバネ用の金属板
の帯材90から一体に打抜かれる。90aは打抜き型
(順送型)内で材料を位置決めするための位置決め穴で
ある。またインサートモールド成形後の上カバー1と端
子ボックス3の平面形状を点線(本図では想像線の代用
である)で示しておいた。また5か所の切断部9dは上
カバー1のインサートモールド成形後に成形体を帯材か
ら切り離す際の切断部位を表す。なお下サスペンション
バネ11は図示を省略するが同一材料より成り、上サス
ペンションバネ9を面内で90°回転した形状であり、
端子板は伴わない。
【0006】再び図3に示すように、上サスペンション
バネ9の内リング9cにトッププレート8の上側にある
段差部が圧入され、また下サスペンションバネ11の内
リングにポールピース6の下側にある段差部が圧入され
ることにより、磁気回路は上下カバーよりなる筐体内で
平行に配置された2枚のサスペンションバネによって弾
性的に支持されることになる。磁気回路の運動方向は平
面図的に点対称に配置された4本のバネ部9b等により
軸方向への平行運動にのみに規制される。磁気回路の質
量と支持のバネ剛さとの関係は、この振動系の固有振動
数が低周波バイブレーション信号の周波数にほぼ一致す
るように設計され調整されている。そこで端子板10に
低周波バイブレーション周波数の信号を与えると、振動
数の違いのために振動板4はほとんど応答せず、磁気回
路が共振して大振幅で振動し、その反作用で電子機器を
振動させ体感させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図4に戻り、上サスペ
ンションバネ9と端子板10との関係に注目する。端子
板10は帯材90の外枠の部分と連結部10aによって
連結した状態で打抜かれている。多機能型発音体の小型
化を図るため、端子板10と外リング9aとの距離は極
力小さく設計される。従来例の多機能型発音体では図3
に示す如く、上サスペンションバネ9と端子板10とは
同じ断面的位置(断面図上の高さ)にあるのでこの構成
で何ら差し支えないが、小型電子機器の中で多機能型発
音体に接続される他の電子部品(図示せず)との関係
上、端子10の断面的位置を上サスペンションバネ9の
レベルと異ならせたい場合がままある。
【0008】その場合、同じ平板の材料から打ち抜かれ
る端子板を細長くしておき、これに板面に平行な段曲げ
加工を施した後に上カバー1のインサートモールドを行
えば端子板とサスペンションバネの断面レベルを異なら
せることができる。しかるに図4と同じ構成で平行段曲
げを行うと、連結部10aが帯材90の外枠側にあるた
め、端子板10の内端側と外リング9aとの平面的距離
が段差を与えた分だけ離れてしまい、従って多機能型発
音体の平面図的な形状が大型にならざるを得ないという
難点がある。
【0009】本発明の目的は、サスペンションバネと一
体に打抜いた端子板に曲げ加工を施しても多機能型発音
体を大型にすることがない多機能型発音体の端子部の製
造方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の多機能型発音体の端子部の製造方法は次の特徴
を備える。 (1)多機能型発音体のサスペンションバネと同じ金属
板材から端子部を形成する製造方法であって、前記サス
ペンションバネの外リングと端子を連結部によって連結
した状態で板材より打抜く工程と、前記端子に曲げ成形
を行う工程と、前記外側リングと前記端子とを樹脂製の
筐体にモールド成形する工程と、前記筐体にあらかじめ
設けられた前記連結部の露出部において前記連結部を切
断して前記外リングから分離する工程を備えたこと。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態である
端子部を含む上サスペンションバネの一例の連続加工途
中の平面図で左右に展開する帯材の1駒分だけを示した
ものである。また図2は本発明が適用された多機能型発
音体の一例の断面図である。両図において、端子板10
およびその近辺を除いては従来例と等しい構造および製
造方法を用いたので、図示してあっても技術的な共通部
分については重複する説明は行わないこととする。
【0012】図1において、一対の端子板10の連結部
10aは上サスペンションバネ9の外リング10aに連
結した状態で打抜かれている。打抜きに引き続いて端子
10に平行段曲げ加工が施される。その結果、端子板1
0の外端部の平面図上の位置は点線で示された輪郭から
実線で示されたように変化する。その後で上カバー1の
インサートモールド成形を行い、図2のように上サスペ
ンションバネ9と異なる断面的位置に端子板10の端子
ボックス3からの露出部が形成される。
【0013】端子10は電気的に分離されねばならない
が、これは上カバー1のインサート成形後に連結部(ま
たは連結部に至る経路)の一部を切断すればよい。図1
の線9eはその破断部を示し、図2の13は破断刃の形
状を示す。破断刃13は矢印方向に動いて端子ボックス
3に設けた破断窓12の内部に露出している連結部10
aを図示のように切断して外リング9aから分離する。
なお図2内に破断刃13を示したのは便宜的な理由であ
って、下カバー2との組立て後に破断工程を行うことを
意味しない。破断工程は、上カバー成形体を帯材90か
ら切断部9dにて切り離す工程と同時に同じ金型を用い
て行ってもよい。
【0014】以上に本発明の実施の形態の一例を説明し
たが、本発明の実施の形態は本例にとらわれず、主要部
品の形状・構造など種々の変更を施し得ることはもちろ
んである。例えば、端子板と同時に打抜かれる相手は下
サスペンションバネであってもよい。またサスペンショ
ンバネ自体の形状・構造も任意でよい。
【0015】
【発明の効果】本発明においては端子板を打抜くための
連結部をサスペンションバネ側に設けたので、端子板に
曲げ加工を施しても両者が平面的に離れることがなく、
多機能型発音体の大型化を回避しつつ端子板の断面的位
置に自由度を与えることができる効果がある。また連結
部を筐体の成形後に破断することにより端子板を電気的
に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である端子部を含む上サス
ペンションバネの一例の加工途中の平面図で、左右に展
開するものの1駒分だけを示したものである。
【図2】本発明が適用された多機能型発音体の一例の断
面図である。
【図3】従来の多機能型発音体の一例の断面図である。
【図4】従来の端子部を含む上サスペンションバネの一
例の加工途中の平面図で、左右に展開するものの1駒分
だけを示したものである。
【符号の説明】
1 上カバー 2 下カバー 3 端子ボックス 4 振動板 5 ボイスコイル 6 ポールピース 7 永久磁石 8 トッププレート 9 上サスペンションバネ 9a 外リング 9b バネ部 9c 内リング 9d 切断部 9e 破断部 10 端子板 10a 連結部 11 下サスペンションバネ 12 破断窓 13 破断刃 14 窓部 90 帯材 90a 位置決め穴
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 9/04 103 H04R 9/04 103 9/10 9/10 31/00 31/00 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多機能型発音体のサスペンションバネと
    同じ金属板材から端子部を形成する製造方法であって、
    前記サスペンションバネの外リングと端子を連結部によ
    って連結した状態で板材より打抜く工程と、前記端子に
    曲げ成形を行う工程と、前記外リングと前記端子とを樹
    脂製の筐体にモールド成形する工程と、前記筐体にあら
    かじめ設けられた前記連結部の露出部において前記連結
    部を切断して前記外リングから分離する工程を備えたこ
    とを特徴とする多機能型発音体の端子部の製造方法。
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