JP3210529U - 枕 - Google Patents

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三弘 小沼
三弘 小沼
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三弘 小沼
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Abstract

【課題】寝返りを打ちやすく、クッション性にも優れ、寝心地が快適な枕を提供する。【解決手段】複数の細長材2を有する。各細長材2は、弾力性を有する低密度ポリエチレンフォーム製の円筒に縦断する切れ目を形成して成る。各細長材2は、両端側が弾性紐で縛られて切れ目をずらして丸めた状態で保持される。各細長材2は、並列にそれぞれ隣接して配置され、隣り合う細長材2とそれぞれ両端側で弾性紐により連結されて環状をなすとともに層状をなしている。【選択図】図1

Description

本考案は、枕に関する。
従来、低密度ポリエチレン製の粒状成形体を充填材とする枕が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−23961号公報
しかしながら、特許文献1の枕は、頭を乗せた箇所にある充填材が脇に押されて頭の下の充填材が薄くなるため、頭が落ち込み、寝返りを打ちにくいという課題があった。また、頭の下の充填材が減るため、使用中にクッション性が落ち、寝心地が悪いという課題があった。
本考案は、このような課題に着目してなされたもので、寝返りを打ちやすく、クッション性にも優れ、寝心地が快適な枕を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る枕は、複数の細長材を有し、各細長材は弾力性を有する細長い板材を丸めた状態で保持して成り、各細長材は並列にそれぞれ隣接して配置されて層状をなすよう連結されていることを、特徴とする。
本考案に係る枕は、複数の細長材が並列にそれぞれ隣接して連結されているため、頭部から頚部の湾曲に沿って変形しやすく、快適な睡眠をとることができる。また、充填材を詰めた枕と異なり、頭の下の充填材が脇に押されて薄くなるようなことがなく、細長材に沿って寝返りを打ちやすい。また、各細長材の間に隙間が生じず、各細長材の間に頭が落ち込むことがないので、さらに寝返りしやすい。複数の細長材は丸めた状態で保持されるため、各細長材が反発力を持ち、クッション性にも優れ、寝心地が快適である。
本考案に係る枕で、各細長材は、低密度ポリエチレンフォーム製の円筒に縦断する切れ目を形成して成り、両端側が弾性紐で縛られて前記切れ目をずらして丸めた状態で保持されるとともに、並列に配置されて隣り合う前記細長材とそれぞれ両端側で前記弾性紐により連結されて環状をなしていることが好ましい。
この場合、クッション性がさらに良好で、寝返りを打ちやすい。また、型崩れしにくく、長期間、使用し続けることができる。各細長材は、低密度ポリエチレンフォームから成るため、軽量であり、また、ダニが発生しにくく、衛生的に使用することができる。
なお、複数の細長材は、10本〜20本から成ることが好ましい。弾性紐は、天然ゴム製の紐や合成ゴム製の紐のほか、シリコン樹脂などの弾性合成樹脂製の紐から成ってもよい。
本考案によれば、寝返りを打ちやすく、クッション性にも優れ、寝心地が快適な枕を提供することができる。
本考案の実施の形態の枕の使用状態を示す斜視図である。 図1に示す枕の平面図である。 図1に示す枕の細長材の側面図である。
以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。
図1〜図3は、本考案の実施の形態を示している。
図1〜図3に示すように、本考案の実施の形態の枕1は、複数、例えば12本〜16本(本実施の形態では13本)の細長材2を有している。各細長材2は、弾力性を有する低密度ポリエチレンフォーム製の円筒に縦断する切れ目2aを形成して成る。円筒の寸法は、肉厚が5ミリ〜15ミリ、外径aが35ミリ〜45ミリ、内径bが15ミリ〜25ミリ、長さが450ミリ〜550ミリ程度が好ましい。
各細長材2は、両端側3が弾性紐4で縛られて、図3に示すように、切れ目2aをずらして丸めた状態で保持される。弾性紐4は、天然ゴム製のゴム紐から成る。弾性紐4の寸法は、幅13ミリ〜18ミリ、長さ1900ミリ〜2100ミリ、厚さ0.1〜0.3ミリ程度が好ましい。各細長材2は、並列にそれぞれ隣接して配置され、隣り合う細長材2とそれぞれ両端側3で弾性紐4により連結されて、環状をなすとともに2層の層状をなしている。各細長材2が弾性紐4により縛られる位置は、両端から4cm〜8cm程度の位置が好ましい。枕1は、長さcが450ミリ〜550ミリ、弾性紐4の間の長さdが350ミリ〜450ミリ、幅eが380ミリ〜420ミリ程度が好ましい。各細長材2は、全体が袋状の枕カバーに収納されている。
次に、作用について説明する。
本考案に係る枕1は、複数の細長材2が並列にそれぞれ隣接して連結されているため、頭部の重みで頭部から頚部の湾曲に沿って緩やかに変形しやすく、快適な睡眠をとることができる。また、充填材を詰めた枕1と異なり、頭の下の充填材が脇に押されて薄くなるようなことがなく、細長材2に沿って寝返りを打ちやすい。また、各細長材2の間に隙間が生じず、各細長材2の間に頭が落ち込むことがないので、さらに寝返りしやすい。
複数の細長材2は丸めた状態で保持されるため、各細長材2が反発力を持ち、クッション性にも優れ、寝心地が快適である。特に、各細長材2は低密度ポリエチレンフォーム製の円筒に縦断する切れ目を形成して成り、両端側3が弾性紐4で縛られて切れ目2aをずらして丸めた状態で保持されるので、クッション性がさらに良好で、寝返りを打ちやすい。各細長材2は隣り合う細長材2と弾性紐4により連結されているので、型崩れしにくく、長期間、使用し続けることができる。各細長材2は、低密度ポリエチレンフォームから成るため、軽量であり、また、ダニが発生しにくく、衛生的に使用することができる。
1 枕
2 細長材
3 両端側
4 弾性紐

Claims (2)

  1. 複数の細長材を有し、
    各細長材は弾力性を有する細長い板材を丸めた状態で保持して成り、
    各細長材は並列にそれぞれ隣接して配置されて層状をなすよう連結されていることを、
    特徴とする枕。
  2. 各細長材は、低密度ポリエチレンフォーム製の円筒に縦断する切れ目を形成して成り、両端側が弾性紐で縛られて前記切れ目をずらして丸めた状態で保持されるとともに、並列に配置されて隣り合う前記細長材とそれぞれ両端側で前記弾性紐により連結されて環状をなしていることを、特徴とする請求項1記載の枕。
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