JP3210521B2 - 携帯用無線通信機 - Google Patents

携帯用無線通信機

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JP3210521B2
JP3210521B2 JP05702394A JP5702394A JP3210521B2 JP 3210521 B2 JP3210521 B2 JP 3210521B2 JP 05702394 A JP05702394 A JP 05702394A JP 5702394 A JP5702394 A JP 5702394A JP 3210521 B2 JP3210521 B2 JP 3210521B2
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power supply
communication device
battery
internal resistance
supply voltage
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯用無線通信機に関
し、特に2種類以上の電池を電源部として使用できる携
帯用無線通信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は携帯用無線通信機の外観を示す正
面図であり、図3はこの携帯用無線通信機の回路ブロッ
ク図である。
【0003】図2に示すように、携帯用無線通信機は、
操作部18が設けられた上半部の通信機本体1に対して
下半部の電源部2を構成する筐体を着脱自在に装着する
ようにしている。
【0004】このような構成によって、上記電源部2
(筐体)内に一次電池(例えば使い捨ての乾電池)か、
あるいは二次電池(例えばNi−Cd電池のような充電
による再使用が可能な電池)を格納することにより、複
数種類の電池を電源部2として使用することができるよ
うにしている。
【0005】上記携帯用無線通信機では、図3に示すよ
うに、上記電源部2より端子a,b間に生じた電源電圧
Ve は、通信機本体1内の電圧安定化手段13によって
該電源電圧Ve よりも低い供給電圧Vc に変圧され、こ
れによって、後述する通信機本体1の各機能ユニットに
安定した電圧を供給できるようにしている。尚、上記電
源部2側に図示された抵抗re は電源部2に格納された
電池に固有の内部抵抗である。
【0006】また、上記電圧安定化手段13によって、
上記電源部2内に一次電池、二次電池のいずれが格納さ
れていてもその起電力の相違によって生じる電源電圧V
e の差を解消することができる。
【0007】すなわち、電源部2に一次電池を使用する
場合には、例えば起電力1.5Vの乾電池5個を直列接
続して7.5Vの電源電圧Ve1を得るようにし、二次電
池を使用する場合には、例えば起電力1.2VのNi−
Cd電池6個を直列接続して7.2Vの電源電圧Ve2
得るようにした仕様においては、上記供給電圧Vc は上
記いずれの電源電圧Ve1,Ve2よりも低い6.2Vとし
ている。これによって、上記電源部2に一次電池、二次
電池のいずれもが使用できるようにしている。
【0008】上記のように安定化された供給電圧Vc に
よって、通信機本体1側においては、上記操作部18に
よって設定された情報に基づいてCPU17が、PLL
回路等で構成される周波数制御手段15及び電力増幅回
路16を制御し、さらに上記周波数設定手段15の出力
に応じて局部発振器(VCO)14が所定の発振周波数
で発振し、交信が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記一次電
池として使用される乾電池と、二次電池として使用され
るNi−Cd電池とでは内部抵抗が異なることが知られ
ており、例えば上記二次電池としてのNi−Cd電池の
場合、1個当たりの内部抵抗re2は約0.01Ωに過ぎ
ないが、上記一次電池としての乾電池1個当たりの内部
抵抗re1は約0.3Ωにも達する(但し、単三乾電池の
場合)。
【0010】図4は電源部2に格納される上記一次電
池、二次電池の違いによる電源電圧Veと通信機本体1
内での消費電流値Icとの関係の一例を示すグラフであ
る。図4に示す直線L1 ,L2 はそれぞれ一次電池、二
次電池を電源部2に使用した場合の特性を示すものであ
る。尚、図示の例は、既述の電源仕様に基づくものであ
り、一次電池使用の場合は起電力1.5Vの乾電池5個
の直列接続により、二次電池使用の場合は起電力1.2
VのNi−Cd電池6個を直列接続によるものとする。
【0011】従って、上記電源電圧Ve と消費電流値I
c との関係を示す上記直線L1 ,L 2 の方程式は、オー
ムの法則に基づき、下記のように表される。 L1 :Ve =V1 −Ic re1×5=7.5−1.5Ic L2 :Ve =V2 −Ic re2×6=7.2−0.06I
c 尚、上記において、V1 ,V2 はそれぞれ一次電池、二
次電池の起電力であり、上記例ではそれぞれ7.5V,
7.2Vである。
【0012】上記のような電源仕様の携帯用無線通信機
では最大定格出力付近にまで送信出力を増大させた場合
には、上記消費電流Ic が1Aに達することがしばしば
ある。図4に示すように、このような消費電流値におけ
る直線L2 によれば先に説明した供給電圧Vc である
6.2Vよりも高い7.14Vを確保できるのに対し
て、直線L1 によれば上記供給電圧Vc を下回る6.0
Vの電源電圧Ve しか得られず、該一次電池を使用した
場合には高い送信出力での運用では安定した回路動作が
期待できないこととなる。
【0013】本発明は上記従来の事情に鑑み提案された
ものであり、電源部の種別(使用されている電池の種
別)に応じて最大定格出力(送信出力の上限)が自動的
に設定されるようにした携帯用無線通信機を提供するこ
とを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、複数種類の電池を電源部として使用できる携帯用
無線通信機において、本発明は以下の手段を採用するこ
ととする。
【0015】すなわち、図1に示すように、電源部2の
内部抵抗re を検出する内部抵抗検出手段11と、該検
出結果に応じて最大定格出力(送信出力の上限)を設定
する送信出力設定手段12とを備える構成とする。
【0016】
【作用】上記の構成によれば、内部抵抗検出手段11に
よって検出された電源部2の内部抵抗が大きければ、送
信出力設定手段12によって最大定格出力を低く設定す
るようにできるので、電源部2より得られる電源電圧に
応じた消費電流での運用がユーザの意識的な操作に因ら
ず行われることになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に関し、実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例に係る回路ブロック図で
ある。
【0018】この実施例は、上記図2に示すような携帯
用無線通信機に適用されるものであり、その外観に関し
ては共通するので重複を避けるため説明は省略する。ま
た図1に示すように、上記電源部2より端子a,b間に
生じた電源電圧Veは、通信機本体1内の電圧安定化手
段13によって該電源電圧Ve よりも低い供給電圧Vc
に変圧されるようにしている点は図3に示す従来例と同
様であり、さらに上記供給電圧Vc を得て動作する各機
能ユニットも動作も共通するので対応する部分には同じ
符号を付与し、説明の重複を避ける。
【0019】この実施例では上記構成に加え、電圧安定
化手段13の前段で抵抗R及びダイオードDを介して上
記端子b(接地側端子)に接続するように構成した内部
抵抗検出手段11と、CPU17内に配設され、上記抵
抗R後段の電位Vk を該内部抵抗検出手段11の検出結
果として受け取り、さらに該検出結果に応じて最大定格
出力が設定するようにした送信出力設定手段12とを備
える。
【0020】上記内部抵抗検出手段11における上記電
位Vk は、電源電圧Ve に基づく値であり、さらに該電
源電圧Ve は電源部2に格納された電池の種別の内部抵
抗re を反映することになり、内部抵抗re が検出され
ることとなる。
【0021】従って、上記実施例によれば、電源部2の
内部抵抗re に基づいて、最大定格出力を設定し、上記
送信出力設定手段12によって電力増幅回路16を制御
することにより、高出力の運用では安定した動作が期待
できない一次電池(乾電池)を電源部2として使用した
場合でも、送信出力を抑制するようなユーザーの意識的
な操作が行われなくても、安定動作を保障しうる送信出
力の範囲内での運用が行えることになる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明では、複数種類の電
池を電源部として使用できる携帯用無線通信機におい
て、該電池種別によって異なる内部抵抗に応じて送信出
力を抑制することをユーザが意識的に努めなくとも、電
池の種別毎に最適の最大定格出力を以て安定した動作が
常時保障されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の回路ブロック図であ
る。
【図2】本発明が適用される携帯用無線通信機の正面図
である。
【図3】従来例の回路ブロック図である。
【図4】電池種別による消費電流と電源電圧との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
2 電源部 11 内部抵抗検出手段 12 送信出力設定手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/40 H04B 7/26 H04B 1/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の電池を電源部(2) として使用
    できる携帯用無線通信機において、 上記電源部(2) の内部抵抗(re)を検出する内部抵抗検出
    手段(11)と、該検出結果に応じて最大定格出力を設定す
    る送信出力設定手段(12)とを備えることを特徴とする携
    帯用無線通信機。
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