JP3209962U - 眼鏡類 - Google Patents
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Abstract
【課題】繰り返し着脱に起因する傷が磁石に付き難く、かつ磁石の脱落を防止することの可能な眼鏡類を提供する。【解決手段】2つの磁石が、枠(2)の各内端(2A)に設けられた凹部内に、各磁石の端面が各内端(2A)の端面よりも低くなるように取り付けられている。各凹部が、塗布膜(4)によって埋め込まれており、各磁石の端面および各枠(2)の内端(2A)の端面が、塗布膜(4)によって被覆されている。さらに、塗布膜(4)の表面が略平坦となっている。【選択図】図1
Description
本考案は、装着しない時、クビのまわりにかけることができる眼鏡類に関する。
眼鏡類を装着しない時、クビのまわりにかけることができる眼鏡類が、例えば、下記の特許文献に開示されている。
しかし、上記の特許文献に記載の発明では、繰り返し着脱に起因する傷が磁石に付き易く、かつ磁石が脱落し易い。従って、繰り返し着脱に起因する傷が磁石に付き難く、かつ磁石の脱落を防止することの可能な眼鏡類を提供することが望ましい。
本考案の一実施の形態に係る眼鏡類は、一組のレンズ(1)及び一組の枠(2)を有している。レンズ(1)は、各枠(2)に取り付けられている。2つの磁石(3)が、枠(2)の各内端(2A)に設けられた凹部(2C)内に、各磁石(3)の端面が各内端(2A)の端面よりも低くなるように取り付けられている。つる(5)は、枠(2)の各外端(2B)に取り付けられている。各凹部(2C)が、塗布膜(4)によって埋め込まれており、各磁石(3)の端面および各枠(2)の内端(2A)の端面が、塗布膜(4)によって被覆されている。塗布膜(4)の表面は略平坦となっている。つる(5)の後方端間が、形状を保持する硬さと弾力性、曲げることができる可撓性を有するストラップ(6)によって連結されている。本考案の一実施の形態に係る眼鏡類は、眼鏡類の装着と取り外しを、2つの磁石(3)により、各枠(2)の内端(2A)を連結又は分離することにより行う際、形状を保持するストラップ(6)を介して、レンズ(1)を眼の前に正しく配置することができるようになっており、装着しない時、クビのまわりにかけることができるようになっている。
本考案の一実施の形態に係る眼鏡類では、塗布膜(4)で、各磁石(3)の端面および各内端(2A)の端面が被覆されている。これにより、各磁石(3)の端面が塗布膜(4)によって保護されるので、ユーザによる眼鏡類の繰り返し着脱に起因する傷が各磁石(3)の端面に付き難い。その結果、各磁石(3)の端面の酸化や腐食を抑制することができる。また、本考案では、各磁石(3)が、各磁石(3)の端面が各内端(2A)の端面よりも低くなるように取り付けられている。これにより、塗布膜(4)として厚さの必要な箇所(磁石(3)の端面に接する部分)だけを厚くし、塗布膜(4)として厚さの必要のない箇所(内端(2A)の端面に接する部分)を薄くすることができる。ところで、塗布膜(4)のうち、磁石(3)の端面に接する部分だけを厚くした結果、塗布膜(4)の表面に凸状の段差を生じさせた場合には、その凸状の段差の部分で、塗布膜(4)が剥がれる可能性がある。しかし、本考案では、塗布膜(4)の表面が略平坦になっているので、塗布膜(4)が剥がれ難い。従って、各磁石(3)の端面の酸化や腐食を抑制することができる。また、本考案では、塗布膜(4)で、各磁石(3)の端面および各内端(2A)の端面が被覆されているので、ユーザによる眼鏡類の繰り返し着脱に起因して各磁石(3)が凹部2Cから脱落するのを、塗布膜(4)によって防止することができる。
本考案の一実施の形態に係る眼鏡類によれば、2つの磁石(3)を、枠(2)の各内端(2A)に設けられた凹部(2C)内に、各磁石(3)の端面が各内端(2A)の端面よりも低くなるように取り付け、塗布膜(4)で、各凹部(2C)を埋め込むとともに、各磁石(3)の端面および各枠(2)の内端(2A)の端面を被覆し、塗布膜(4)の表面は略平坦となっているので、繰り返し着脱に起因する傷が磁石に付き難く、かつ磁石の脱落を防止することができる。
以下、本考案を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明は本考案の一具体例であって、本考案は以下の態様に限定されるものではない。また、本考案は、各図に示す各構成要素の配置や寸法、寸法比などについても、それらに限定されるものではない。
[構成]
まず、本考案の一実施の形態に係る眼鏡類の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る眼鏡枠の連結をしていない状態の斜視図である。図2は、図1の眼鏡枠を連結した状態の斜視図である。図3は、図1の眼鏡枠の連結箇所の断面図である。本実施の形態に係る眼鏡類は、装着しない時、クビのまわりにかけることができる眼鏡類である。
まず、本考案の一実施の形態に係る眼鏡類の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る眼鏡枠の連結をしていない状態の斜視図である。図2は、図1の眼鏡枠を連結した状態の斜視図である。図3は、図1の眼鏡枠の連結箇所の断面図である。本実施の形態に係る眼鏡類は、装着しない時、クビのまわりにかけることができる眼鏡類である。
本実施の形態に係る眼鏡類は、一組のレンズ(1)及び一組の枠(2)を有している。各々のレンズ(1)は、各枠(2)に1つずつ取り付けられている。各枠(2)の内端(2A)には凹部(2C)が設けられている。2つの磁石(3)が、枠(2)の各内端(2A)に設けられた凹部(2C)内に、各磁石(3)の端面が各内端(2A)の端面よりも低くなるように取り付けられている。つる(5)は、枠(2)の各外端(2B)に取り付けられている。各凹部(2C)が、塗布膜(4)によって埋め込まれており、各磁石(3)の端面および各枠(2)の内端(2A)の端面が、塗布膜(4)によって被覆されている。塗布膜(4)の表面は略平坦となっている。塗布膜(4)の厚さが各磁石(3)の端面上で1mm程度となっている。つる(5)の後方端間が、形状を保持する硬さと弾力性、曲げることができる可撓性を有するストラップ(6)によって連結されている。各枠(2)の外端(2B)は、つる(5)を介してストラップ(6)に連結されている。本考案の一実施の形態に係る眼鏡類は、眼鏡類の装着と取り外しを、2つの磁石(3)により、各枠(2)の内端(2A)を連結又は分離することにより行う際、形状を保持するストラップ(6)を介して、レンズ(1)を眼の前に正しく配置することができるようになっており、装着しない時、クビのまわりにかけることができるようになっている。
[形成手順]
次に、図4を参照しつつ、本実施の形態に係る眼鏡類の形成手順について説明する。図4は、本実施の形態に係る眼鏡枠の連結箇所の形成手順を(A)、(B)、(C)の順で表す図である。
次に、図4を参照しつつ、本実施の形態に係る眼鏡類の形成手順について説明する。図4は、本実施の形態に係る眼鏡枠の連結箇所の形成手順を(A)、(B)、(C)の順で表す図である。
まず、枠(2)の各内端(2A)に凹部(2C)を設ける。次に、枠(2)の各内端(2A)に設けた凹部(2C)内に、各磁石(3)の端面が各内端(2A)の端面よりも低くなるように、各磁石(3)を取り付ける。次に、硬化性樹脂(4A)で、各凹部(2C)を埋め込み、さらに、硬化性樹脂(4A)の表面が略平坦となるとともに、硬化性樹脂(4A)の厚さが各磁石(3)の端面上で1mm程度となるように、各磁石(3)の端面および各枠(2)の内端(2A)の端面を硬化性樹脂(4A)で被覆する。続いて、硬化性樹脂(4A)の硬化を行う。このようにして、本実施の形態に係る眼鏡枠の連結箇所に塗布膜(4)が形成される。
[効果]
次に、本実施の形態に係る眼鏡類の効果について説明する。
次に、本実施の形態に係る眼鏡類の効果について説明する。
眼鏡類を装着しない時、クビのまわりにかけることができる眼鏡類が、例えば、上記の特許文献に開示されている。上記の特許文献に記載の発明では、眼鏡類の装着と取り外しが、磁石のみからなる一組の連結器により、枠の内端を連結又は分離することにより行われる。下記の特許文献に記載の発明では、枠の内端を連結することにより、形状を保持するストラップを介して、レンズを眼の前に正しく配置することができ、枠の内端を分離することにより、装着しない時、ストラップを首のまわりにかけることができる。しかし、上記の特許文献に記載の発明では、繰り返し着脱に起因する傷が磁石に付き易く、かつ磁石が脱落し易い。
一方、本実施の形態に係る眼鏡類では、塗布膜(4)で、各磁石(3)の端面および各内端(2A)の端面が被覆されている。これにより、各磁石(3)の端面が塗布膜(4)によって保護されるので、ユーザによる眼鏡類の繰り返し着脱に起因する傷が各磁石(3)の端面に付き難い。その結果、各磁石(3)の端面の酸化や腐食を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る眼鏡類では、塗布膜(4)の厚さが各磁石(3)の端面上で1mm程度となっている。これにより、2つの磁石(3)同士の連結力が十分に得られる状態で、各磁石(3)の端面の酸化や腐食を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る眼鏡類では、連結器(4)が、各磁石(3)の端面が各内端(2A)の端面よりも低くなるように取り付けられている。これにより、塗布膜(4)として厚さの必要な箇所(磁石(3)の端面に接する部分)だけを厚くし、塗布膜(4)として厚さの必要のない箇所(内端(2A)の端面に接する部分)を薄くすることができる。ところで、塗布膜(4)のうち、磁石(3)の端面に接する部分だけを厚くした結果、塗布膜(4)の表面に凸状の段差を生じさせた場合には、その凸状の段差の部分で、塗布膜(4)が剥がれる可能性がある。しかし、本実施の形態に係る眼鏡類では、塗布膜(4)の表面が略平坦になっているので、塗布膜(4)が剥がれ難い。従って、各磁石(3)の端面の酸化や腐食を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る眼鏡類では、塗布膜(4)で、各磁石(3)の端面および各内端(2A)の端面が被覆されているので、ユーザによる眼鏡類の繰り返し着脱に起因して各磁石(3)が凹部2Cから脱落するのを、塗布膜(4)によって防止することができる。また、塗布膜(4)によって各磁石(3)の凹部2Cからの脱落が防止されるので、例えば、各内端(2A)に、凹部2Cに通じる孔を設け、その孔から凹部2Cに対して、接着剤を、磁石(3)を凹部2Cに挿入した状態で流し込み、磁石(3)を凹部2Cに固定するなどの非常に煩雑な作業を省くことができる。
従って、本実施の形態に係る眼鏡類では、繰り返し着脱に起因する傷が磁石に付き難く、かつ磁石の脱落を防止することができる。
1…レンズ、2…枠、2A…内端、2B…外端、2C…凹部、3…磁石、4…塗布膜、4A…硬化性樹脂、5…つる、6…ストラップ。
Claims (1)
- 一組のレンズ(1)及び一組の枠(2)を有し、
レンズ(1)を各枠(2)に取り付け、
2つの磁石(3)を、枠(2)の各内端(2A)に設けられた凹部(2C)内に、各磁石(3)の端面が各内端(2A)の端面よりも低くなるように取り付け、つる(5)を枠(2)の各外端(2B)に取り付け、
塗布膜(4)で、各凹部(2C)を埋め込むとともに、各磁石(3)の端面および各枠(2)の内端(2A)の端面を被覆し、塗布膜(4)の表面は略平坦となっており、
つる(5)の後方端間を、形状を保持する硬さと弾力性、曲げることができる可撓性を有するストラップ(6)によって連結するようにし、
眼鏡類の装着と取り外しを、2つの磁石(3)により、各枠(2)の内端(2A)を連結又は分離することにより行う際、形状を保持するストラップ(6)を介して、レンズ(1)を眼の前に正しく配置することができるようにするとともに、装着しない時、クビのまわりにかけることができるようにした
ことを特徴とする眼鏡類。
Priority Applications (1)
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2016
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