JP3209609B2 - 水性被覆組成物 - Google Patents

水性被覆組成物

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JP3209609B2 JP06935593A JP6935593A JP3209609B2 JP 3209609 B2 JP3209609 B2 JP 3209609B2 JP 06935593 A JP06935593 A JP 06935593A JP 6935593 A JP6935593 A JP 6935593A JP 3209609 B2 JP3209609 B2 JP 3209609B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールコート塗装作業
性が極めて良好で塗膜の黄変色がなく、しかも衛生性、
フレーバー性、付着性、加工性、耐レトルト性、耐薬品
性等の性能の良好な塗膜を形成できる水性被覆組成物に
関し、特に飲み物、肉類、野菜および果物などの飲食品
用缶の内面をロールコート塗装するのに適した水性被覆
組成物およびこの組成物を用いた塗膜形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術およびその課題】従来より缶用塗料および
防食塗料は省資源、省エネルギーあるいは環境公害の面
から水性塗料への移行が望まれている。現在、スプレー
塗装による2ピース缶用の缶内面水性塗料として主にエ
ポキシ樹脂系が検討され、自己乳化型エポキシ樹脂エマ
ルションが種々提案されている。
【0003】一方、近年、通常コイルコート塗装が行わ
れている3ピース缶においても水性化の需要が高まりつ
つある。コイルコート塗装においては、上記スプレー塗
装用の自己乳化型エポキシ樹脂エマルションでは構造粘
性が強すぎるため塗面平滑性が著しく劣る結果を示す。
上記構造粘性を改良する種々の提案がなされており、例
えば、特開平4−168176号公報にはエポキシ樹脂
とアクリル樹脂との反応物の中和剤としてアンモニア水
または低沸点アミンを用いた塗料が提案されている。こ
の塗料によって塗料の粘度が低く抑えられロールコート
塗装時のレベリングが良好となるが、ロールコート塗装
時のロール端部による塗装部分が他の部分より膜厚が異
常に厚くなる、いわゆる「ビルド・アップ」の現象が生
じ、焼き付け時に厚膜の塗装部端部から非塗装部へ塗料
が流れるという問題がある。3ピース缶製造のため缶胴
部をロールコート塗装する際には、塗装しないマージン
部を接着面として残すことが通常行われるが、このマー
ジン部へ塗料が流れ込むと、缶胴の接着強度が弱くなる
という問題を引き起こす。
【0004】また特公昭64−54076号公報にはロ
ールコート用水性缶内面塗料に適したフェノール樹脂が
提案されている。このものを用いると、接着強度が著し
く向上するものの、この塗料系で無機アミンであるアン
モニア水を中和剤に使用した場合、アンモニアレゾール
樹脂すなわちフェノール樹脂のメチロール基がアンモニ
アと反応してなる樹脂を生成し、これがフレーバー性や
衛生性を著しく損なうだけでなく、さらには塗膜の黄変
色を生じ易くなるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、ロ
ールコート塗装においても平滑性不良やビルドアップの
問題がなく、かつフレーバー性や衛生性に優れ、さらに
塗膜の黄変色がない水性被覆組成物を得るべく鋭意研究
した結果、本発明に至った。
【0006】すなわち本発明は、1.エポキシ当量8,
000〜18,000およびゲルパーミュエーションク
ロマトグラフィーによる数平均分子量3,500〜1
0,000であるビスフェノール型エポキシ樹脂(A)
とカルボキシル基含有アクリル樹脂(B)とを反応させ
てなるアクリル変性エポキシ樹脂100重量部に対し
て、数平均分子量200〜2,000で、かつフェノー
ル環当り、メチロール基の数が平均して0.2個以下、
アルコキシメチル基の数が平均して0.8〜2.5個で
ある高アルコキシメチル化フェノールホルムアルデヒド
樹脂5〜40重量部を配合してなる水性被覆組成物であ
って、該アクリル変性エポキシ樹脂がアンモニアによっ
て中和され水性媒体中に分散されてなることを特徴とす
る水性被覆組成物を提供するものである。
【0007】また本発明は、2.フェノールホルムアル
デヒド樹脂におけるアルコキシメチル基の炭素原子数が
2〜8である前記項1記載の水性被覆組成物を提供する
ものである。
【0008】さらに本発明は、3.カルボキシル基含有
アクリル樹脂(B)の樹脂酸価が130〜500の範囲
である前記項1または2記載の水性被覆組成物を提供す
るものである。
【0009】また本発明は、4.ビスフェノール型エポ
キシ樹脂(A)とカルボキシル基含有アクリル樹脂
(B)との反応における配合割合が、(A)/(B)の
固形分比で1/1〜10/1である前記項1〜3のいず
れかに記載の水性被覆組成物を提供するものである。
【0010】さらに本発明は、5.前記項1〜4のいず
れかに記載の水性被覆組成物を金属板上にロールコート
塗装し焼付けることを特徴とする塗膜形成方法を提供す
るものである。
【0011】本発明において用いられるアクリル変性エ
ポキシ樹脂はビスフェノール型エポキシ樹脂(A)とカ
ルボキシル基含有アクリル樹脂(B)とを反応させてな
るものである。
【0012】上記ビスフェノール型エポキシ樹脂(A)
は、エポキシ当量8,000〜18,000、好ましく
は9,000〜14,000でゲルパーミュエーション
クロマトグラフィーによる数平均分子量が3,500〜
10,000、好ましくは5,000〜9,000の範
囲にあるビスフェノール型エポキシ樹脂であれば特に制
限なく用いることができる。上記エポキシ樹脂(A)
は、例えばエポキシ当量が比較的低いビスフェノール型
エポキシ樹脂とビスフェノール化合物とをエステル化触
媒、例えばテトラエチルアンモニウムブロマイド(TE
ABr)や溶媒の存在下で、反応温度約120〜180
℃で樹脂のエポキシ当量が8,000〜18,000と
なるまで約2〜10時間反応を行うことによって得るこ
とができる。
【0013】上記エポキシ当量が比較的低いビスフェノ
ール型エポキシ樹脂としては、エポキシ当量約140〜
約4,000のものが一般的であり、例えばビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹
脂、ノボラック型エポキシ樹脂およびこれらのエポキシ
樹脂とアクリル酸、メタクリル酸、ポリカルボン酸もし
くはその酸無水物、脂肪酸、ポリエーテルポリオール、
ポリエステルポリオール、ポリアミドアミンまたはラク
トン等を反応させた変性エポキシ樹脂などが挙げられ
る。このビスフェノール型エポキシ樹脂の市販品として
は例えば、油化シェルエポキシ社製の、エピコート82
8EL、エピコート807P、エピコート1001、エ
ピコート1004、エピコート1007、チバ・ガイギ
ー社製の、アラルダイトGY250、アラルダイトGY
260、アラルダイト6084、アラルダイト709
7、アラルダイト6097、三井石油化学工業社製のエ
ポミックR130、エポミックR140、エポミックR
302、エポミックR304、エポミックR307が挙
げられる。
【0014】エポキシ樹脂(A)を得るために、上記エ
ポキシ当量が比較的低いビスフェノール型エポキシ樹脂
と反応させるビスフェノール化合物としては、例えばビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−2,2−プロパン、
4,4´−ジヒドロキシベンゾフェノン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−1,1−エタン、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−メタン、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−1,1−イソブタン、ビス(4−ヒドロキシ−
tert−ブチル−フェニル)−2,2−プロパン、ビス
(2−ヒドロキシナフチル)メタン、1,5−ジヒドロ
キシナフタレン、ビス(2,4−ジヒドロキシフェニ
ル)メタン、テトラ(4−ヒドロキシフェニル)−1,
1,2,2−エタン、4,4´−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホンなどが挙げられる。
【0015】
【作用】本発明におけるビスフェノール型エポキシ樹脂
(A)のエポキシ当量が8,000未満であるとアクリ
ル樹脂で変性して得られるエマルションは粒子間相互作
用が大きく構造粘性(チキソトロピー性)を示し、ロー
ルコート塗装した際にロール端部による塗装部分が異常
に厚くなる、塗膜のビルド・アップが著しいためロール
コート塗装に適さず、一方、18,000を超えると反
応点が少なくなるためエポキシ樹脂に結合したアクリル
樹脂が非常に少量となるので水分散能力が著しく劣り貯
蔵安定性不良を起こす。エポキシ樹脂(A)の数平均分
子量は3,500〜10,000、好ましくは6,00
0〜9,000であり、3,500未満では、得られる
塗膜の折曲げ性等の加工性が劣り、10,000を超え
ると得られるエマルションの水分散能力が著しく劣り貯
蔵安定性不良を起こす。
【0016】本発明におけるカルボキシル基含有アクリ
ル樹脂(B)は、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸などの重合性不
飽和カルボン酸を必須モノマー成分とするアクリル共重
合体である。この共重合体は樹脂酸価130〜500、
さらには200〜400の範囲が好ましい。アクリル樹
脂(B)の酸価が130未満では、得られる塗膜の耐溶
剤性が低下し、缶内面用途においてはフレーバー性が悪
くなる傾向がある。一方、酸価が500を超えるとアク
リル樹脂重合時やアクリル変性エポキシ樹脂製造時の反
応系の粘度が極端に高くなったり、得られる塗膜の耐水
性が劣る傾向があり、特に缶用途に使用される場合には
ボイル後の塗膜に白化を生じやすくなる。
【0017】上記アクリル樹脂(B)の重合に用いられ
る、重合性不飽和カルボン酸以外のその他のモノマー成
分としては、例えば、スチレン、ビニルトルエン、2−
メチルスチレン、t−ブチルスチレン、クロルスチレン
等のスチレン系モノマー;アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブ
チル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−アミル、
アクリル酸イソアミル、アクリル酸n−ヘキシル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ドデシル等のア
クリル酸エステル類;メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n
−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−
アミル、メタクリル酸イソアミル、メタクリル酸n−ヘ
キシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル
酸ドデシル等のメタクリル酸エステル類;アクリル酸2
−ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、
メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタアクリル酸ヒ
ドロキシプロピル等のヒドロキシル基含有モノマー;N
−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメ
チル(メタ)アクリルアミド等のN−置換(メタ)アク
リル系モノマー等が挙げられ、これらのうち一種又は二
種以上を選択できる。缶用途に用いる場合には、上記そ
の他のモノマー成分のうち、スチレン及びアクリル酸エ
チルが特に好ましい。
【0018】上記アクリル樹脂(B)は、上記重合性不
飽和カルボン酸と上記その他のモノマー成分とのモノマ
ー混合物を、例えば有機溶剤およびアゾビスイソブチロ
ニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパー
ベンゾイルオクタノエートなどのラジカル重合開始剤の
存在下で80〜150℃で1〜10時間程度加熱し共重
合させることによって得ることができる。アクリル樹脂
(B)の分子量は特に限定されるものではないが、数平
均分子量1,500〜40,000の範囲が好ましく、
2,000〜20,000の範囲であることがより好ま
しい。
【0019】本発明において、前記ビスフェノール型エ
ポキシ樹脂(A)と上記カルボキシル基含有アクリル樹
脂(B)とを反応させてアクリル変性エポキシ樹脂を得
るには、両者をアミンやアンモニア等のエステル化触媒
の存在下もしくは非存在下で、溶媒の存在下もしくは非
存在下で加熱反応させればよい。触媒の種類や量によっ
て得られる樹脂の性能が変化する。触媒量は通常、反応
に用いる樹脂固形分100重量部に対して0.1〜3.
0重量部が好ましい。
【0020】反応に用いることができる溶媒としては、
例えばメトキシプロパノール、エチレングリコールモノ
ブチルエーテル、n−ブタノール等が挙げられ、エポキ
シ樹脂(A)、アクリル樹脂(B)および反応生成物で
あるアクリル変性エポキシ樹脂のいずれに対しても良溶
媒であるものが好ましい。また反応温度は、エステル化
触媒を用いる場合には80〜120℃程度が適当であ
り、触媒を用いない場合には120〜160℃程度が適
当である。反応の進行は一般に知られている酸価を測定
する方法を用いて追跡でき、通常1〜8時間で反応は終
了する。
【0021】上記反応に用いるビスフェノール型エポキ
シ樹脂(A)とカルボキシル基含有アクリル樹脂(B)
との配合割合は、塗装作業性や塗膜性能に応じて適宜選
択すればよいが、通常、(A)/(B)の固形分比で1
/1〜10/1の範囲が好ましく2/1〜9/1の範囲
であることがさらに好ましい。
【0022】上記反応によって得られるアクリル変性エ
ポキシ樹脂は数平均分子量6,000〜20,000、
酸価25〜100であることが好ましく、また実質的に
エポキシ基を有さないことが好ましい。
【0023】本発明において、アクリル変性エポキシ樹
脂とともに用いられる高アルコキシメチル化フェノール
ホルムアルデヒド樹脂は、架橋剤としての働きを有する
ものであり、数平均分子量200〜2,000、好まし
くは400〜1,200で、かつフェノール環当り、メ
チロール基の数が平均して0.2個以下、アルコキシメ
チル基の数が平均して0.8個以上、好ましくは1.0
〜2.0個であるフェノールホルムアルデヒド樹脂であ
る。数平均分子量が200未満となると加工性、および
衛生性が著しく劣り、一方、数平均分子量が2,000
を超えると、ロールコート塗装作業性が低下する。また
フェノール環当りのメチロール基の数が平均して0.2
個を超えると、メチロール基と中和剤であるアンモニア
との反応によるアゾメチン結合の生成が多くなり、フレ
ーバー性や衛生性を損なうとともに塗膜の黄変色をひき
起こす。またフェノール環当りのアルコキシメチル基の
数が平均して0.8個未満の場合には充分な硬化性が得
られず衛生性や加工性が損なわれる。
【0024】上記フェノールホルムアルデヒド樹脂にお
いて、アルコキシメチル基の炭素原子数は2〜8である
ことが好ましく、アルコキシメチル基の具体例としてメ
トキシメチル、エトキシメチル、n−ブトキシメチル、
イソブトキシメチル、ヘキソキシメチル基などを挙げる
ことができる。
【0025】上記フェノールホルムアルデヒド樹脂は、
メチロール化されたフェノール樹脂を公知の方法で製造
し、その後、そのメチロール基を公知の方法にてアルコ
ールでエーテル化することによって得ることができる。
【0026】本発明組成物において、前記アクリル変性
エポキシ樹脂と上記高アルコキシメチル化フェノールホ
ルムアルデヒド樹脂との配合割合は、前者100重量部
に対して後者5〜40重量部の範囲である。前者100
重量部に対して後者が5重量部未満では硬化性が劣り衛
生性や加工性が損なわれ、一方、後者が40重量部を超
えると得られる塗膜の加工性、衛生性およびフレーバー
性が損なわれ、貯蔵安定性も低下する。
【0027】本発明組成物においては、前記アクリル変
性エポキシ樹脂は、中和され水性媒体中に分散される
が、中和剤としてアンモニアを用いる。中和剤として有
機アミン例えばジメチルエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン等を用いて水分散した場合アンモニアを用いて
分散したものと比べて、同一固形分で著しく粘度が高く
なる。本発明者らはこの原因として、中和剤自身のかさ
高さによる粒子間相互作用や水素結合が影響しているも
のと考えている。
【0028】アンモニアによるアクリル変性エポキシ樹
脂の中和当量は、樹脂の分散性、貯蔵安定性や臭気の点
などから該樹脂中のカルボキシル基1当量に対して0.
6〜1.4当量であることが好ましい。中和剤として
は、アンモニアに加えて少量の有機アミンを併用するこ
ともできるが、この有機アミンの量は全中和剤量のうち
30モル%以下であることが好ましい。
【0029】本発明組成物において、前記高アルコキシ
メチル化フェノールホルムアルデヒド樹脂は水性媒体中
に溶解ないしは分散されている。前記アクリル変性エポ
キシ樹脂および前記高アルコキシメチル化フェノールホ
ルムアルデヒド樹脂を水性媒体中に溶解ないしは分散さ
せて水性化する方法は、例えば、これらの樹脂を混合後
中和剤で中和し、この中和物を水中に加えて水性化する
方法、この中和物に水を加えて水性化する方法、該樹脂
混合物を中和剤を含む水中に加えて水性化する方法、該
樹脂混合物に中和剤を含む水を加えて水性化する方法な
どを挙げることができる。またアクリル変性エポキシ樹
脂を中和剤で中和後、フェノールホルムアルデヒド樹脂
を加え、次いで水と混合して水性化してもよい。またア
クリル変性エポキシ樹脂を中和剤で中和し、水と混合し
た後、この中にフェノールホルムアルデヒド樹脂を加え
てもよい。
【0030】上記のようにして得られる樹脂の水性化物
は必要に応じて脱溶剤して用いることもできる。本発明
の組成物はさらに必要に応じてメラミン樹脂、ベンゾグ
アナミン樹脂、尿素樹脂などの硬化剤や他の水性アニオ
ン樹脂、顔料、消泡剤やレベリング剤などの塗料添加剤
などを含有してもよい。また本発明の水性被覆組成物の
固形分濃度は特に限定されるものではないが、通常20
〜45重量%の範囲で用いられる。
【0031】本発明の水性被覆組成物は、ブリキ、アル
ミニウム、ティンフリースチール、鉄、亜鉛、銅、亜鉛
メッキ鋼板、合金メッキ鋼板などの金属、これらの金属
にリン酸塩処理やクロメート処理を施した化成処理金
属、木材、プラスチックス、コンクリートなどに塗布す
ることができる。塗膜厚は用途によって適宜選択すれば
よいが、通常3〜20μm であり、ロールコート塗装、
スプレー塗装、ハケ塗り、ローラー塗りなどによって塗
装することができる。塗膜の乾燥は一般に120〜25
0℃で約10秒〜約30分の条件で行なうことができ
る。
【0032】本発明の水性被覆組成物を缶内用途にロー
ルコート塗装する場合には、通常、塗装粘度をフォード
カップ#4で50〜90秒に調整し、乾燥膜厚が約3〜
約8μm となるように、ブリキ、アルミニウム、ティン
フリースチールなどの金属板上にナチュラルロール塗装
し、素材到達温度約180〜240℃で約10秒〜20
分焼付けることによってフレーバー性や衛生性に優れ、
また塗膜の黄変色もなく、また塗装部端部に問題となる
ようなビルド・アップが改良されて塗料の流れがなく、
塗面平滑性、光沢も良好な塗膜を得ることができる。
【0033】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明をより具体的に
説明する。なお、以下、「部」および「%」はいずれも
重量基準によるものとする。
【0034】ビスフェノール型エポキシ樹脂の製造 製造例1 (1)エピコート828EL(注1) 1,000部 (2)ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン 551部 (3)テトラエチルアンモニウムブロマイド 0.2部 還流管、温度計、撹拌機を装着した四つ口フラスコに
(1)〜(3)を仕込み、窒素気流下140℃で反応を
行った。反応はエポキシ当量と40%溶液粘度(25℃
における固形分40%のジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル希釈樹脂溶液のガードナーホルト粘度、以下
同様)で追跡し、約4時間反応することによりエポキシ
当量10,000、40%溶液粘度Z4 、数平均分子量
約7,800のビスフェノール型エポキシ樹脂(A−
1)を得た。 (注1)エピコート828EL:油化シェルエポキシ社
製、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、エポキシ当量約
186、分子量約350。
【0035】製造例2 (1)エピコート828EL 1,000部 (2)ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン 607部 (3)テトラエチルアンモニウムブロマイド 0.2部 還流管、温度計、撹拌機を装着した四つ口フラスコに
(1)〜(3)を仕込み、窒素気流下140℃で反応を
行った。反応はエポキシ当量と40%溶液粘度で追跡
し、約4時間反応することによりエポキシ当量11,2
00、40%溶液粘度Z5 +、数平均分子量約8,500
のビスフェノール型エポキシ樹脂(A−2)を得た。
【0036】カルボキシル基含有アクリル樹脂の製造 製造例3 (1)メトキシプロパノール 580部 (2)メタクリル酸 160部 (3)スチレン 232部 (4)アクリル酸エチル 8部 (5)ベンゾイルパーオキサイド 20部 還流管、温度計、モノマー流量調整器、撹拌機を装着し
た四つ口フラスコに(2)〜(5)の混合物の20%お
よび(1)をフラスコ内に仕込み、窒素気流下95℃に
加熱し(2)〜(5)の混合物の残りを約3時間を要し
て滴下し、滴下終了後さらに同温度で2時間撹拌を続
け、次いで室温まで冷却し固形分約40%のアクリル樹
脂溶液(B−1)を得た。得られた樹脂(固形分)は酸
価261、数平均分子量約7,800であった。
【0037】製造例4 (1)メトキシプロパノール 580部 (2)メタクリル酸 120部 (3)スチレン 240部 (4)アクリル酸エチル 40部 (5)ベンゾイルパーオキサイド 20部 還流管、温度計、モノマー流量調整器、撹拌機を装着し
た四つ口フラスコに(2)〜(5)の混合物の20%お
よび(1)をフラスコ内に仕込み、窒素気流下95℃に
加熱し(2)〜(5)の混合物の残りを約3時間を要し
て滴下し、滴下終了後さらに同温度で2時間撹拌を続
け、次いで室温まで冷却し固形分約40%のアクリル樹
脂溶液(B−2)を得た。得られた樹脂(固形分)は酸
価195、数平均分子量約6,900であった。
【0038】フェノールホルムアルデヒド樹脂の製造 製造例5 (1)ビスフェノールA 228部 (2)37%ホルマリン水 324部 (3)20%水酸化ナトリウム水溶液 5部 (4)20%硫酸水溶液 6.1部 (5)n−ブタノール 300部 (6)リン酸 5部 (7)n−ブタノール 600部 還流管、温度計、撹拌機を装着した四つ口フラスコに
(1)〜(3)を仕込み、窒素気流中70℃で反応を行
った。反応は、未反応ホルムアルデヒド量を公知の方法
で追跡し、約8時間反応することによりビスフェノール
1分子当り平均3.2個のメチロール基が付加したメチ
ロール化フェノール樹脂を得た。このものに(4)およ
び(5)を加え減圧濃縮した後、(6)および(7)を
加え還流温度で反応を行った。反応は、赤外スペクトル
によりメチロール基の減少を追跡した。約6時間反応す
ることにより固形分70%のフェノール樹脂溶液(C−
1)を得た。得られた樹脂はビスフェノール核1個当り
平均3.0個がアルコキシメチル化され、数平均分子量
約980であった。
【0039】製造例6 製造例5において、(1)〜(7)の組成を下記のとお
りの組成に変更し、かつメチロール基のエーテル化反応
の時間を約6時間から約8時間に変更する以外は製造例
5と同様に行なって固形分70%のフェノール樹脂溶液
(C−2)を得た。得られた樹脂はビスフェノール核1
個当り平均2.8個がアルコキシメチル化され、数平均
分子量約1,250であった。 (1)ビスフェノールA 228部 (2)37%ホルマリン水 324部 (3)20%水酸化ナトリウム水溶液 5部 (4)20%硫酸水溶液 6.1部 (5)アミルアルコール 350部 (6)リン酸 5部 (7)アミルアルコール 600部
【0040】製造例7 (1)p−クレゾール 108部 (2)37%ホルマリン水 163部 (3)20%水酸化ナトリウム水溶液 3部 (4)20%硫酸水溶液 3.66部 (5)n−ブタノール 300部 (6)リン酸 4部 (7)n−ブタノール 300部 還流管、温度計、撹拌機を装着した四つ口フラスコに
(1)〜(3)を仕込み、窒素気流中70℃で約4時間
加熱することによりp−クレゾール1分子当り平均1.
9個のメチロール基が付加したメチロール化フェノール
樹脂を得た。このものに(4)および(5)を加え減圧
濃縮した後、(6)および(7)を加え還流温度で約3
時間反応を行なうことにより固形分70%のフェノール
樹脂溶液(C−3)を得た。得られた樹脂はp−クレゾ
ール1分子当り平均1.8個がアルコキシメチル化さ
れ、数平均分子量約420であった。
【0041】 製造例8(比較用) (1)ビスフェノールA 228部 (2)37%ホルマリン水 324部 (3)20%水酸化ナトリウム水溶液 5部 (4)20%硫酸水溶液 6.1部 (5)ブタノール 300部 還流管、温度計、撹拌機を装着した四つ口フラスコに
(1)〜(3)を仕込み、窒素気流中70℃で約8時間
反応を行ない、さらに(4)および(5)を加え減圧濃
縮することにより固形分70%のフェノール樹脂溶液
(D−1)を得た。得られた樹脂はビスフェノール1分
子当り平均3.2個のメチロール基が付加したフェノー
ル樹脂であり、数平均分子量324であった。
【0042】 製造例9(比較用) (1)p−クレゾール 108部 (2)37%ホルマリン水 163部 (3)20%水酸化ナトリウム水溶液 3部 (4)20%硫酸水溶液 3.66部 (5)n−ブタノール 300部 還流管、温度計、撹拌機を装着した四つ口フラスコに
(1)〜(3)を仕込み、窒素気流中70℃で約4時間
反応を行ない、さらに(4)および(5)を加え減圧濃
縮することにより固形分70%のフェノール樹脂溶液
(D−2)を得た。得られた樹脂はp−クレゾール1分
子当り平均1.9個のメチロール基が付加したフェノー
ル樹脂であり、数平均分子量165であった。
【0043】実施例1 (1)製造例1で得たエポキシ樹脂(A−1) 80部 (2)製造例3で得たアクリル樹脂溶液(B−1) 50部 (3)メトキシプロパノール 69.8部 (4)N,N−ジメチルアミノエタノール 0.2部 (5)製造例5で得たフェノール樹脂溶液(C−1) 21.4部 (6)アンモニア水溶液(濃度25%) 7.2部 (7)脱イオン水 171.0部 還流管、温度計、撹拌機を装着した四つ口フラスコに
(1)〜(3)を仕込み100℃に加熱し溶解させた
後、(4)を加え、この温度を保持し約6時間反応を行
ない、アクリル変性エポキシ樹脂溶液を得た。この反応
は樹脂の酸価を測定することで確認した。得られた樹脂
(固形分)の酸価は49で、数平均分子量約8,900
であった。得られたアクリル変性エポキシ樹脂溶液の温
度を60℃とし、(5)を加え、さらに(6)を加えて
中和し(7)を徐々に加え水分散を行った。次いで過剰
の溶剤を除去するために減圧濃縮をして水性被覆組成物
を得た。得られた組成物の固形分は約42%、pHは7.
7、粘度(B型粘度計、25℃、以下同様)は120cp
s であり、組成物のエマルジョン粒子径は0.30μm
であった。
【0044】実施例2〜6および比較例1〜5 実施例1において、(1)エポキシ樹脂の種類および
量、(2)アクリル樹脂溶液の種類および量、(5)フ
ェノール樹脂溶液の種類および量、ならびに(6)中和
剤の種類および中和当量を表1に示すとおりとする以外
は実施例1と同様に行なって固形分約42%の各水性被
覆組成物を得た。得られた組成物のpH、粘度およびエマ
ルジョン粒子径を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】また各実施例および比較例で得られた水性
被覆組成物についてロール塗装性、貯蔵安定性の試験を
行なった。これらの試験結果を後記表2に示す。これら
の試験方法は下記のとおりである。
【0047】ロール塗装適性:エマルションの粘度をフ
ォードカップ#4で約85秒に調整しロールコータにて
ティンフリースチール(TFS)上に焼き付け後の一般
部の膜厚が5〜8μm となるようナチュラル塗装し20
0℃で10分間焼き付けを行ない、塗膜の塗面平滑性、
光沢、端部のビルド・アップ、タレ等を総合的に評価し
た。異常がなく良好な外観を示すものを○とした。塗面
平滑性不良の場合…TH、ビルド・アップの著しい場合
…BUと表示する。 貯蔵安定性:エマルションの固形分を30%に調整し、
50℃において3ケ月まで貯蔵しエマルションの分離、
沈降、凝集の状態を目視評価した。これらの異常がなく
良好なものを○とした。
【0048】また実施例1〜6および比較例1〜5で得
たそれぞれの水性被覆組成物をティンフリースチール板
上または100μm アルミ箔上に乾燥膜厚が約6μm と
なるように塗装し、200℃で10分間焼付けて塗装板
を得た。ティンフリースチール板上に塗装してなる塗装
板について加工性、耐レトルト性、付着性および塗膜黄
変度の試験を行なった。またアルミ箔上に塗装してなる
塗装板について衛生性、フレーバー性の試験を行なっ
た。これらの試験結果を後記表2に示す。
【0049】上記各試験は下記の試験方法に従って行な
った。 加工性:塗膜を外側にして塗板を2つ折りにし、この2
つ折りにした試験片の間にティンフリースチール板を2
枚はさんで2T折曲げ加工した後、折曲げ先端部に6.
5Vの電圧を6秒間通電した際の、加工部2cm幅の電流
値(mA)を測定した。値が小さいほど加工性良好であ
る。 耐レトルト性:塗装板を水に浸漬し、オートクレーブ中
で125℃で30分間処理した塗膜の白化状態を判定す
る。 ○:白化なし、×著しく白化
【0050】付着性:2枚の塗板(150mm×5.0m
m)の塗膜面を被着面としてナイロンフィルムを挟み込
み、これを200℃で60秒間加熱し、その後200℃
で30秒間加圧してナイロンを両塗膜に融着させたもの
を試験片とした。次に、この試験片のTピール接着強度
を引張り試験機(島津オートグラフAGS−500A)
を使用して引張り速度200mm/分、温度20℃の条件
で測定した。値は5回の平均値とした。Tピール接着強
度が3kg/5mmを超えるものを○、3kg/5mm以下のも
のを×とした。
【0051】衛生性:100μm のアルミ箔に塗装した
試験パネルを、塗布面積:活性炭処理した水道水の比が
1cm2 :1ccとなるように、耐熱ガラス製ボトルに入
れ、蓋をし、オートクレーブ中で125℃で30分間処
理を行ない、内容液について食品衛生法記載の試験法
(厚生省434号)に準じて測定した。消費量はppm で
表わす。
【0052】フレーバー性:100μm のアルミ箔に塗
装した試験パネルを、塗布面積:活性炭処理した水道水
の比が2cm2 :1ccとなるように耐熱ガラス製ボトルに
入れ、蓋をし、オートクレーブ中で125℃で30分間
処理を行ない、内容液のフレーバーテストを実施する。
全く変化の認められなかったものを○とする。 塗膜黄変度:ブリキに塗装した試験パネルを目視観察
し、黄変度を評価した。 ○:ほとんど着色なし ×:著しく黄変
【0053】
【表2】
【0054】
【発明の効果】本発明組成物は、ロールコート塗装作業
性に極めて優れ、ロールコート塗装によってもビルド・
アップの問題のない塗膜が形成できる。また、本発明組
成物から得られる塗膜は、塗膜の黄変色がなく、しかも
衛生性、フレーバー性、付着性、加工性、耐レトルト
性、耐薬品性などが良好である。したがって本発明組成
物は特に飲食品用缶の内面をロールコート塗装するのに
適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 161/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ当量8,000〜18,000
    およびゲルパーミュエーションクロマトグラフィーによ
    る数平均分子量3,500〜10,000であるビスフ
    ェノール型エポキシ樹脂(A)とカルボキシル基含有ア
    クリル樹脂(B)とを反応させてなるアクリル変性エポ
    キシ樹脂100重量部に対して、数平均分子量200〜
    2,000で、かつフェノール環当り、メチロール基の
    数が平均して0.2個以下、アルコキシメチル基の数が
    平均して0.8〜2.5個である高アルコキシメチル化
    フェノールホルムアルデヒド樹脂5〜40重量部を配合
    してなる水性被覆組成物であって、該アクリル変性エポ
    キシ樹脂がアンモニアによって中和され水性媒体中に分
    散されてなることを特徴とする水性被覆組成物。
  2. 【請求項2】 フェノールホルムアルデヒド樹脂におけ
    るアルコキシメチル基の炭素原子数が2〜8である請求
    項1記載の水性被覆組成物。
  3. 【請求項3】 カルボキシル基含有アクリル樹脂(B)
    の樹脂酸価が130〜500の範囲である請求項1また
    は2記載の水性被覆組成物。
  4. 【請求項4】 ビスフェノール型エポキシ樹脂(A)と
    カルボキシル基含有アクリル樹脂(B)との反応におけ
    る配合割合が、(A)/(B)の固形分比で1/1〜1
    0/1である請求項1〜3のいずれかに記載の水性被覆
    組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の水性被
    覆組成物を金属板上にロールコート塗装し焼付けること
    を特徴とする塗膜形成方法。
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