JP3209590U - 箱形断面溶接切梁 - Google Patents
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Abstract
【課題】コラム切梁と同等かそれ以上の強度を有し、安価にかつ容易に製作可能な箱形断面溶接切梁を提供する。【解決手段】H形鋼1と帯状プレート2からなる箱形断面形に形成する。H形鋼1の上下フランジ1a,1aの両側縁端部間に、帯状プレート2,2をそれぞれH形鋼1の材軸方向に添え付ける。各帯状プレート2の上下縁端部2a,2aとH形鋼1の上下フランジ1a,1aの両側縁端部1b,1bを材軸方向に連続して溶接する。【選択図】 図1
Description
本考案は箱形断面溶接切梁に関し、コラム(角形鋼管)切梁と同等かそれ以上の強度を有する切梁を安価にかつ容易に提供できるようにしたものである。
山留め工事で使用される腹起しや切梁などの山留め材には、主としてH形鋼が使用され、状況によりコラム(角形鋼管)切梁も使用される。
H形鋼は曲げに対して強軸と弱軸があり、曲げ方向によって曲げ強度に違いがあるため、補強材として火打梁や棚杭、さらには水平繋ぎ材などが併せて使用される。
一方、コラム切梁は、強軸・弱軸といった概念がないため、
設置に際して棚杭や水平繋ぎ材などの補強材で特に補強することはない。また、火打梁による補強も原則不要なため、作業空間を広く確保することができて、掘削工事や躯体構築工事の作業効率が向上する。コラム切梁には主に冷間ロール成形角形鋼管が用いられている。
設置に際して棚杭や水平繋ぎ材などの補強材で特に補強することはない。また、火打梁による補強も原則不要なため、作業空間を広く確保することができて、掘削工事や躯体構築工事の作業効率が向上する。コラム切梁には主に冷間ロール成形角形鋼管が用いられている。
しかし、冷間ロール成形角形鋼管からなるコラム切梁は、その製造方法等により残留応力が生じやすいため、必ずしも素材鋼材の強度を発揮できるとは限らないものであった。また、コラム切梁は、一般に高価なために特別な場合にしか利用できない等の課題があった。
本考案は、以上の課題を解決するためになされたもので、コラム切梁と同等かそれ以上の強度を有し、安価にかつ容易に提供可能な箱形断面溶接切梁を提供することを目的とするものである。
本考案は、複数の鋼材を材軸方向に添わせ、かつ縁端部どうしを材軸方向に溶接して箱形断面形に形成されてなることを特徴とするものである。
例えば、4枚の帯状プレートを材軸方向に添わせ、かつ縁端部どうしを材軸方向に溶接することにより箱形断面形の溶接切梁を容易に形成することができる。
また、H形鋼の両側の上下フランジの縁端部間に帯状プレートを材軸方向に添わせ、かつH形鋼両側の上下フランジの縁端部と帯状プレートの上下縁端部を双方の材軸方向に溶接することにより、中がH形鋼のウェブによって仕切られた箱形断面形の溶接切梁を形成することができる。
いずれの箱形断面溶接切梁も、複数の鋼材を材軸方向に添わせ、かつ隣接する各鋼材どうしを材軸方向に溶接して箱形断面形に形成することにより、コラム切梁と同等か、あるいはそれ以上の強度を有する箱形断面溶接切梁を容易にかつ安価に提供することができる。
本考案によれば、同一断面形状の鋼材、あるいは異なる断面形状の鋼材を複数、材軸方向に添わせ、かつ隣接する各鋼材どうしを材軸方向に溶接して箱形断面形に形成することにより、コラム切梁と同等か、それ以上の強度を有する箱形断面溶接切梁を容易にかつ安価に提供することができ、特に製造過程において鋼材に残留応力が生じるようなロール成形が無いので、鋼材素材そのものの強度を期待できる。
図1,2は、本考案の一実施形態を図示したものであり、以下順を追って説明する。図1(a)は、H形鋼と複数の帯状プレートからなる箱形断面溶接切梁を図示したものであり、H形鋼1の上下フランジ1a,1aの両側縁端部間に、帯状プレート2,2がそれぞれH形鋼1の材軸方向に添え付けられている。
また、各帯状プレート2の上下縁端部2a,2aとH形鋼1の上下フランジ1a,1aの両側縁端部1b,1bが材軸方向に連続して一体に溶接されている。
図1(b)は、4枚の帯状プレートからなる箱形断面溶接切梁を図示したものであり、4枚の帯状プレート2が材軸方向に箱形断面形に添え付けられている。そして、隣接する各帯状プレート2,2の縁端部2a,2aどうしが互いに突き合せられ、かつ材軸方向に連続して一体的に溶接されている。
図2(a)は、2本の溝形鋼と2枚の帯状プレートからなる箱形断面溶接切梁を図示したものであり、2本の溝形鋼3,3が一定の間隔をおいて材軸方向に背合せ状態に設置されている。また、隣接する溝形鋼3,3のフランジ3a,3a間に帯状プレート2,2がそれぞれ添え付けられている。そして、各溝形鋼3のフランジ3aの縁端部と各帯状プレート2の縁端部2aが材軸方向に連続して一体的に溶接されている。
図2(b)は、4本の溝形鋼からなる箱形断面溶接切梁を図示したものであり、2本の溝形鋼3,3が一定の間隔をおいて材軸方向に背合せ状態に添え付けられている。
また、隣接する各溝形鋼3,3のフランジ3a,3a間に溝形鋼3,3が材軸方向に背合せ状態に添え付けられている。そして、隣接する各溝形鋼3どうしが材軸方向に連続して一体的に溶接されている。
図2(c)は、2本の溝形鋼からなる箱形断面溶接切梁を図示したものであり、2本の溝形鋼3,3が材軸方向に互いに対向した状態で添え付けられている。そして、フランジ3a,3aの縁端部どうしが材軸方向に連続して一体的に溶接されている。
このようにいずれの箱形断面溶接切梁も、同一断面形状の鋼材、あるいは異なる断面形状の鋼材を複数、材軸方向に添わせると共に、隣接する各鋼材の縁端部どうしを材軸方向に溶接することによりコラム切梁と同等か、それ以上の強度を有する箱形断面溶接切梁を容易にかつ安価に形成されている。
図3は、箱形断面溶接切梁の使用例を図示したものであり、各箱形断面溶接切梁4の両端部は火打ピース5を介して腹起し6に接合されている。
本考案は、同一断面形状の鋼材、あるいは異なる断面形状の鋼材を複数、材軸方向に添わせ、かつ隣接する各鋼材どうしを材軸方向に溶接することによりコラム切梁と同等か、それ以上の強度を有する箱形断面溶接切梁を容易にかつ安価に提供することができる。
1 H形鋼
1a フランジ
2 帯状プレート
2a 縁端部
3 溝形鋼
3a フランジ
4 箱形断面溶接切梁
5 火打ピース
6 腹起し
1a フランジ
2 帯状プレート
2a 縁端部
3 溝形鋼
3a フランジ
4 箱形断面溶接切梁
5 火打ピース
6 腹起し
Claims (5)
- 複数の鋼材が材軸方向に添わされ、かつ隣接する各鋼材どうしが互いに溶接されて箱形断面形に形成されてなることを特徴とする箱形断面溶接切梁。
- 請求項1記載の箱型断面溶接切梁において、複数の帯状プレートが材軸方向に添わされ、かつ隣接する各帯状プレートの縁端部どうしが互いに溶接されて箱形断面形に形成されてなることを特徴とする箱形断面溶接切梁。
- 請求項1記載の箱型断面溶接切梁において、H形鋼と複数の帯状プレートが材軸方向に添わされ、かつ前記H形鋼の上下フランジの縁端部と帯状プレートの縁端部どうしが互いに溶接されて箱形断面形に形成されてなることを特徴とする箱形断面溶接切梁。
- 請求項1記載の箱型断面溶接切梁において、複数の溝形鋼が材軸方向に背合せに添わされ、かつ隣接する各溝形鋼の縁端部どうしが互いに溶接されて箱形断面形に形成されてなることを特徴とする箱形断面溶接切梁。
- 請求項1記載の箱型断面溶接切梁において、複数の溝形鋼が材軸方向に対向して添わされ、かつ対向する溝形鋼の縁端部どうしが互いに溶接されて箱形断面形に形成されてなることを特徴とする箱形断面溶接切梁。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017000097U JP3209590U (ja) | 2017-01-13 | 2017-01-13 | 箱形断面溶接切梁 |
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JP2017000097U Active JP3209590U (ja) | 2017-01-13 | 2017-01-13 | 箱形断面溶接切梁 |
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KR20200029078A (ko) * | 2018-09-07 | 2020-03-18 | 주식회사 도건이엔텍 | 보강부재와 scw공법을 이용한 자립식 흙막이 공법 |
KR20200029077A (ko) * | 2018-09-07 | 2020-03-18 | 주식회사 도건이엔텍 | 더블 아이 빔이 포함된 현장타설콘크리트 파일을 이용한 자립식 흙막이용 파일 |
KR20200029080A (ko) * | 2018-09-07 | 2020-03-18 | 주식회사 도건이엔텍 | 보강부재와 phc파일을 이용한 자립식 흙막이 공법 |
KR20200029075A (ko) * | 2018-09-07 | 2020-03-18 | 주식회사 도건이엔텍 | 더블 아이 빔을 이용한 자립식 흙막이용 파일 |
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