JP3209529U - 物品収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】大型の清掃対象物に付着した汚れを速やかに拭き取ることができる物品収納ケースを提供する。【解決手段】物品収納ケース10は、クッション材26を外皮材28で包み込んで構成された本体部12と、本体部の内部に設けられた物品収納部14と、物品収納部の内部に物品を挿入するときの物品挿入方向に沿って本体部の外表面に設けられた拭き部30とを備えている。物品収納部は、物品収納部に収納される物品に損傷を与えない柔らかい布素材、革素材または樹脂素材で形成されている。拭き部は、拭き部で拭かれる清掃対象物に損傷を与えない柔らかい布素材、革素材または樹脂素材で形成されている。清掃対象物に付着した汚れを拭き取るとき、使用者は、物品収納部に収納された物品を手で押して、拭き部を清掃対象物に密着させる。【選択図】図2

Description

本考案は、主として、携帯電話機、デジタルカメラ、メガネ、テレビおよびパソコンなどの物品に付着した汚れを拭き取ることができる物品収納ケースに関する。
従来から、携帯電話機、デジタルカメラおよびメガネなどの物品に付着した汚れを拭き取ることができる物品収納ケースがある。例えば、下記特許文献1には、ケース本体と、物品に損傷を与えない柔らかい材料で形成された物品収納部とを備える物品収納ケースが開示されている。この物品収納ケースにおいて、物品収納部は、ケース本体の外表面に開口してケース本体の内部に設けられている。物品に付着した汚れを拭き取る用途で物品収納ケースを使用するとき、使用者は、物品収納部を手で摘まんでケース本体の外側に引き出し、この物品収納部を物品の表面に手で押し付けて、物品に付着した汚れを拭き取るようにしていた。
実用新案登録第3164314号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された物品収納ケースでは、テレビおよびパソコンなどの大型の清掃対象物に付着した汚れを拭き取る用途には適さないという問題があった。すなわち、ケース本体の外側に引き出された物品収納部は、柔軟な材料で形成されているので、その全体または大部分を清掃対象物に手で押し付けることが困難であり、大型の清掃対象物の広い範囲に付着した汚れを速やかに拭き取ることができなかった。
本考案は上記問題に対処するためになされたものであり、大型の清掃対象物に付着した汚れを速やかに拭き取ることがでる物品収納ケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案に係る物品収納ケースの特徴は、弾力性のあるクッション材をシート状の外皮材で包み込んで構成された本体部と、前記本体部の外表面に開かれた開口部を有し、前記本体部の内部に設けられた物品収納部と、前記開口部から前記物品収納部の内部に物品を挿入するときの物品挿入方向に沿って前記本体部の外表面に設けられた拭き部とを備え、前記物品収納部は、前記物品収納部に収納される前記物品に損傷を与えない柔らかい布素材、革素材または樹脂素材で形成されており、前記拭き部は、前記拭き部で拭かれる清掃対象物に損傷を与えない柔らかい布素材、革素材または樹脂素材で形成されていることにある。
この構成では、物品収納部に収納された物品を芯材として用いることができるので、物品を使用者の手で押すと、物品の表面から拭き部に圧力が作用し、その圧力で拭き部が清掃対象物に押し付けられる。したがって、物品の大きさに応じた広い面積の拭き部を清掃対象物に押し付けることが可能であり、大型の清掃対象物に付着した汚れを速やかに拭き取ることができる。物品収納部は、物品に損傷を与えない柔らかい布素材、革素材または樹脂素材で形成されているので、物品を芯材として用いても物品は損傷しない。また、物品収納部において、物品を傷付けることなく保管できる。
本考案の他の特徴は、前記物品収納部は、前記物品収納部に前記物品が収納されたときに、前記物品と前記拭き部との間で前記物品の平坦面に対向する対向部を有しており、前記拭き部は、前記対向部に沿うように設けられていることにある。
この構成では、物品の平坦面で対向部および拭き部を押すことによって、拭き部を清掃対象物に押し付けることができるので、拭きむらを防止できるとともに、局所的に作用する過大な圧力で清掃対象物が損傷することを防止できる。
本考案の他の特徴は、前記クッション材は、前記本体部の内部における前記物品収納部と前記拭き部との間に位置する第1領域に設けられていることにある。
この構成では、物品収納部と拭き部との間にクッション材が設けられるので、清掃対象物の表面に凹凸がある場合でも拭き部を清掃対象物に密着させ易い。
本考案の他の特徴は、前記クッション材は、前記物品収納部を挟んで前記第1領域とは反対側に位置する第2領域にも設けられており、前記第2領域に設けられた前記クッション材の密度は、前記第1領域に設けられた前記クッション材の密度よりも高くされていることにある。
この構成では、第2領域のクッション材は、第1領域のクッション材よりも高密度であることから、第1領域のクッション材よりも硬い。したがって、第2領域のクッション材を本体部の外側から手でしっかりと掴むことができる。
本考案の他の特徴は、前記本体部の内部における前記物品収納部よりも物品挿入方向の奥側には、前記クッション材が設けられた第3領域が構成されており、前記拭き部は、前記第1領域および前記第3領域の両方に沿うように設けられていることにある。
この構成において、本体部の第3領域が構成された部分には、芯材としての物品が配置されないので、その部分を使用者の手で押すと、拭き部の一部が清掃対象物に局所的に押し付けられる。したがって、清掃対象物に付着した汚れを集中的に拭き取り易い。
本考案の他の特徴は、前記第3領域には、前記クッション材よりも硬い材料で形成された複数の粒状体が設けられていることにある。
この構成において、本体部の第3領域が構成された部分を使用者の手で押すと、粒状体から拭き部に対して局所的な力が作用する。したがって、清掃対象物に付着した汚れを集中的に拭き取り易い。
本考案の他の特徴は、前記拭き部の前記第1領域に沿うように設けられた部分を第1部分とし、前記拭き部の前記第3領域に沿うように設けられた部分を第2部分としたとき、前記第2部分の幅は前記第1部分の幅よりも狭くされていることにある。
この構成では、幅が狭くなっている拭き部の第2部分によって、入隅部などの清掃対象物の狭い部分を拭き易い。
本考案の一実施形態に係る物品収納ケースの構成を示す斜視図である。 図1に示す物品収納ケースの構成を示す左側面図である。 図1に示す物品収納ケースの構成を示す底面図である。 図1に示す物品収納ケースの物品収納部に物品を収納した状態を示す左側面図である。 図1に示す物品収納ケースで清掃対象物を拭く方法を示す斜視図である。
以下、本考案に係る物品収納ケースの一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本考案の一実施形態に係る物品収納ケース10の構成を示す斜視図である。図2は物品収納ケース10の構成を示す左側面図であり、図3は物品収納ケース10の構成を示す底面図である。図4は物品収納ケース10の物品収納部14に物品Xを収納した状態を示す左側面図である。図5は物品収納ケース10で清掃対象物Uを拭く方法を示す斜視図である。これらの各図は、本考案の理解を容易にするために、一部の構成要素を誇張して表わすなど模式的に表している。このため、各構成要素間の寸法や比率などは実物とは異なっていることがある。なお、以下の説明で用いる「前後左右」の各方向は、図面中に矢印で示した各方向と一致する。
図1に示す物品収納ケース10は、図4に示す物品Xを芯材として用いて、図5に示す大型の清掃対象物Uに付着した汚れを速やかに拭き取ることができるように構成されている。また、物品収納ケース10は、物品Xを芯材として用いない場合でも、物品収納部14の内部で物品Xを保管することができるように構成されている。本実施形態の物品収納ケース10は、デザイン性や装飾性を重視する観点から、カピバラの外観を模した形状に形成されている。なお、図4に示す物品Xは平坦面mを有する板状のスマートフォンであり、図5に示す清掃対象物Uは平坦な画面を有するテレビである。
(物品収納ケース10の構成)
図2および図3に示すように、物品収納ケース10は、本体部12と、拭き部30と、物品収納部14と、2つの転倒防止部16,18と、複数の粒状体20とを備えている。なお、図2では、本体部12および転倒防止部16の内部構造が分かるように、それらの一部を破断して示している。
図2に示すように、本体部12は、カピバラの胴体、頭、顔および後足に対応する部分であり、清掃対象物U(図5)に押し当てられる押し当て部22と、使用者の手H(図5)で掴まれる掴み部24とを有している。本体部12を構成する押し当て部22および掴み部24の全体は、弾力性のあるクッション材26をシート状の外皮材28で包み込むことによって構成されている。
図2に示すクッション材26は、カピバラの胴体、頭、顔および後足に対応する部分の全体を形づくる弾力性のある部材であり、本実施形態では、ポリエステル製の綿素材によって形成されている。なお、クッション材26の材料は、特に限定されるものではなく、ポリエステル製の綿素材に代えて、例えば、スポンジ、ウレタン、低反発素材、樹脂製ビーズなどが用いられてもよい。
図2に示す外皮材28は、クッション材26の全体を覆うことによって本体部12の外表面を構成するシート状の部材であり、押し当て部22の外表面を構成する第1部分28aと、掴み部24の外表面を構成する第2部分28bとを有している。本実施形態では、外皮材28の第1部分28aが、清掃対象物U(図5)を拭くための「拭き部30」となっている。
図2および図3に示すように、外皮材28の第1部分28aすなわち拭き部30は、物品収納部14の内部に物品X(図4)を挿入するときの物品挿入方向(本実施形態では前後方向)に沿って本体部12の外表面に設けられている。したがって、図4に示すように、物品収納部14に物品Xを収納した状態において、拭き部30は物品Xに沿うように配置される。図2に示すように、物品収納ケース10を机などの平坦面P上に載置したとき、拭き部30は平坦面Pに接触する。
拭き部30は、拭き部30で拭かれる清掃対象物U(図5)に損傷を与えない柔らかい材料によって形成されている。本実施形態では、拭き部30の材料として、ポリエステル製の超極細繊維で形成された布素材が用いられている。なお、拭き部30の材料は、本実施形態の布素材に限定されるものではなく、例えば、天然繊維および/または化学繊維からなる織物、編物、フェルト、不織布などの布素材や、革素材や、塩ビ製シートなどの樹脂素材が用いられてもよい。
図2に示す外皮材28の第2部分28bは、毛皮状の材料で形成されている。毛皮状の材料としては、ファー、ボア、パイル、モヘアおよびシールなどから選択された1つが用いられてもよいし、これらから選択された2つ以上が組み合わせて用いられてもよい。なお、第2部分28bの材料は、毛皮状の材料に限定されるものではなく、平滑な表面を有するシート状の材料が用いられてもよいし、拭き部30と同じ材料が用いられてもよい。
図2および図3に示すように、本体部12の後部には、カピバラの後足に対応する2つの突起部32,34が、左右方向に間隔を隔てて、後方に突出するように設けられている。図1に示すように、本体部12の上部には、カピバラの耳に対応する2つの突起部36,38が、左右方向に間隔を隔てて、上方に突出するように設けられている。
図2および図3に示す物品収納部14は、図4に示す物品Xを収納する袋状の部材であり、本体部12におけるカピバラの顔および胴体に対応する部分の内部に設けられている。図4に示すように、物品収納部14は、物品収納部14に物品Xが収納されたときに、物品Xと拭き部30との間で物品Xの平坦面mに対向する対向部14aと、本体部12の外表面に開かれた開口部40とを有している。
物品収納部14は、物品収納部14に収納される物品X(図4)に損傷を与えない柔らかい材料によって、物品Xを収納可能な形状および大きさに形成されている。本実施形態では、物品収納部14の材料として、ポリエステル製の超極細繊維で形成された布素材が用いられている。なお、物品収納部14の材料は、本実施形態の布素材に限定されるものではなく、例えば、天然繊維および/または化学繊維からなる織物、編物、フェルト、不織布などの布素材や、革素材や、塩ビ製シートなどの樹脂素材が用いられてもよい。
図2および図3に示すように、物品収納部14の開口部40は、カピバラの口に対応する部分であり、本実施形態では、前方に向けて開かれている。したがって、開口部40から物品収納部14の内部に物品X(図4)を挿入するときの物品挿入方向は、前後方向と一致している。上記の対向部14aは、物品挿入方向(前後方向)に沿うように設けられており、上記の拭き部30は、対向部14aに沿うように設けられている。したがって、図4に示すように、物品収納部14にスマートフォンなどの物品Xを収納したとき、物品Xの平坦面mは、対向部14aおよび拭き部30に対してほぼ平行に配置される。
図2に示すように、物品収納部14は、開口部40において本体部12の外皮材28に接合されているが、本体部12の内部ではクッション材26などに固定されていない。つまり、物品収納部14は、その開口部40を通して、本体部12の外側に引き出したり、本体部12の内側に押し込んだりできるように構成されている。
図2に示すように、本体部12の内部における物品収納部14と拭き部30との間に位置する領域を「第1領域Q1」とし、物品収納部14を挟んで第1領域Q1とは反対側に位置する領域を「第2領域Q2」とすると、上記のクッション材26は、第1領域Q1および第2領域Q2の両方に設けられている。本実施形態では、第1領域Q1が押し当て部22の内部に位置しており、第2領域Q2が掴み部24の内部に位置しているので、クッション材26は、押し当て部22および掴み部24の両方に設けられていることになる。したがって、清掃対象物U(図5)に凹凸がある場合でも、拭き部30を清掃対象物U(図5)に密着させることができる。また、掴み部24を使用者の手H(図5)で掴み易い大きさに形成することができる。
図2に示す第2領域Q2に設けられたクッション材26の密度は、第1領域Q1に設けられたクッション材26の密度よりも高くされている。したがって、掴み部24におけるクッション材26の硬さは、押し当て部22におけるクッション材26の硬さよりも硬くなっており、掴み部24を使用者の手H(図5)でしっかりと掴むことができる。
図2に示すように、物品収納部14よりも物品挿入方向の奥側(後側)に位置する領域を「第3領域Q3」としたとき、第3領域Q3にも上記のクッション材26が設けられている。上記の拭き部30は、第1領域Q1および第3領域Q3の両方に沿うように設けられている。拭き部30の第1領域Q1に沿うように設けられた部分を第1部分30aとし、拭き部30の第3領域Q3に沿うように設けられた部分を第2部分30bとしたとき、図3に示すように、第2部分30bの幅W2は、第1部分30aの幅W1よりも狭くされている。
図2に示すように、第3領域Q3には、クッション材26よりも硬い材料で形成された複数の粒状体20が設けられている。粒状体20は、本体部12における第3領域Q3に対応する部分が使用者の手H(図5)で押されたときに、拭き部30に対して局所的な力を作用させるための部材であり、合成樹脂、金属、木材および石などによってビーズ状に形成されている。
図3に示す2つの転倒防止部16,18のそれぞれは、本体部12の左右方向への転倒を防止する部分であり、カピバラの2本の前足のそれぞれに対応するように、本体部12から左右方向に突出して形成されている。図2に示すように、左側の転倒防止部16は、袋状部16aと、充填材16bとを有している。袋状部16aは、転倒防止部16の外表面を構成する部分であり、本体部12を構成する外皮材28の第2部分28bと同じ材料によって、袋状に形成されている。充填材16bは、転倒防止部16の強度を確保するために袋状部16aに充填される部材であり、本体部12を構成するクッション材26と同じ材料で形成されている。なお、充填材16bの材料は、特に限定されるものではなく、クッション材26とは異なる材料が用いられてもよい。
図3に示す右側の転倒防止部18は、左側の転倒防止部16と左右対称に構成されている。物品収納ケース10を平坦面P(図2)上に載置した状態において、左右両側の転倒防止部16,18は、本体部12から左右方向に突出して平坦面Pに接触する。したがって、物品収納ケース10の姿勢を平坦面P上で安定させることができる。
(物品収納ケース10の作動)
次に、物品収納ケース10の作動について、図4および図5を参照しながら説明する。図4に示すように、物品収納ケース10を用いて物品Xを保管するときには、使用者は、本体部12の表面に開かれた開口部40(カピバラの口に対応する部分)に物品Xを挿し込んで、この物品Xの全部また大部分を物品収納部14の内部に収納する。これにより、使用者は、物品Xを保管することができる。なお、物品収納部14は、物品Xに損傷を与えない柔らかい材料、具体的には、超極細繊維からなる布素材で形成されているため、物品収納部14の内部において物品Xが損傷することはない。
図5に示すように、物品収納ケース10を用いて清掃対象物U(テレビの画面など)に付着した汚れを拭き取るときには、使用者は、まず、物品収納部14に物品Xを収納する。続いて、本体部12の掴み部24を物品Xと一緒に手Hで掴み、物品Xを押すことによって拭き部30の第1部分30a(図3)を清掃対象物Uに押し付ける。その状態を保ちながら、物品収納ケース10および物品Xを清掃対象物Uの表面(画面)に沿って移動させて、清掃対象物Uに付着している汚れを拭き取る。
入隅部Rなどの清掃対象物Uの狭い部分を拭くときには、使用者は、第3領域Q3(図3)に対応する拭き部30の第2部分30bを清掃対象物Uに手Hで押し付ける。第3領域Q3には、物品収納部14が設けられておらず、物品Xは配置されていないので、第2部分30bを用いるときに物品Xは邪魔にならない。図3に示すように、第2部分30bの幅W2は第1部分30aの幅W1よりも狭いので、物品Xが邪魔にならないことと相俟って、第2部分30bで入隅部Rを拭き易い。
清掃対象物Uに付着した頑固な汚れを集中的に拭き取るときには、使用者は、第3領域Q3に設けられた粒状体20(図3)を手Hで押すことによって、粒状体20から拭き部30の第2部分30b(図3)に局所的な力を作用させる。すると、汚れを除去する力がその部分において増大し、頑固な汚れが速やかに取り除かれる。
(実施形態の効果)
本実施形態によれば、上記構成により以下の各効果を奏することができる。すなわち、図5に示すように、物品収納部14に収納された物品Xを芯材として用いることができるので、物品Xを使用者の手Hで押すと、物品Xの表面から拭き部30(図3)に圧力が作用し、その圧力で拭き部30が清掃対象物Uに押し付けられる。したがって、物品Xの大きさに応じた広い面積の拭き部30(図3)を清掃対象物Uに押し付けることが可能であり、大型の清掃対象物Uに付着した汚れを速やかに拭き取ることができる。また、物品収納部14は、物品Xに損傷を与えない柔らかい布素材、革素材または樹脂素材で形成されているので、物品収納部14の内部において物品Xを傷付けることなく保管できる。
図4に示すように、物品Xの平坦面mで対向部14aおよび拭き部30を押すことによって、拭き部30を清掃対象物U(図5)に押し付けることができるので、拭きむらを防止できるとともに、局所的に作用する過大な圧力で清掃対象物Uが損傷することを防止できる。
図2に示すように、物品収納部14と拭き部30との間にクッション材26が設けられているので、清掃対象物U(図5)の表面に凹凸がある場合でも拭き部30を清掃対象物Uに密着させ易い。
図2に示す第2領域Q2のクッション材26は、第1領域Q1のクッション材26よりも高密度であることから、第1領域Q1のクッション材26よりも硬い。したがって、第2領域Q2のクッション材26を本体部12の外側から手でしっかりと掴むことができる。
図2に示す本体部12の第3領域Q3が構成された部分には、芯材としての物品X(図5)が配置されないので、その部分を使用者が手で押すと、手の力が粒状体20を介して拭き部30に作用し、拭き部30の一部が清掃対象物U(図5)に局所的に押し付けられる。したがって、清掃対象物U(図5)に付着した汚れを集中的に拭き取り易い。また、図3に示すように、拭き部30の第3領域Q3に対応する第2部分30bでは、第1領域Q1に対応する第1部分30aよりも幅が狭くなっているので、第2部分30bによって、入隅部などの清掃対象物U(図5)の狭い部分を拭き易い。
(変形例)
なお、本考案の実施にあたっては、上記実施形態に限定されず、本考案の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、物品収納ケース10がカピバラの外観を模した形状に形成されているが、物品収納ケース10は、他の動物やキャラクタの外観を模した形状に形成されてもよい。
他の動物としては、例えば、愛玩動物(イヌ、ネコ、小鳥、ねずみなど)、干支、各種野生動物(ライオン、カバ、キリン、コアラ、ラッコ、イルカ、クジラなど)、魚類(サメ、クマノミ、イカ、タコなど)、貝類(帆立貝、サザエなど)、昆虫(カブトムシ、クワガタムシ、カマキリ、セミなど)および龍や鳳凰などの架空の動物などが考えられる。また、キャラクタとしては、例えば、アニメ、童話、昔話などの主人公および擬人化した動植物(例えば、擬人化したネズミなど)などが考えられる。
また、上記実施形態では、物品Xとして、スマートフォンを例示しているが、例えば、携帯電話機(スマートフォンを除く。)、デジタルカメラおよびメガネなどが物品Xとして用いてもよい。また、例えば、リップスティック、コンパクト、手鏡などの美容化粧用具、宝石などのジュエリー、鍵などを物品Xとして用いてもよい。これらの場合、物品Xを収納する物品収納部14や本体部12の形状や大きさは、物品Xの形状や大きさに応じて適宜決定してもよい。
さらに、上記実施形態では、清掃対象物U(図5)としてテレビを例示しているが、例えば、パソコン、ステレオ、携帯電話機、デジタルカメラおよびメガネなどの他の物品を清掃対象物Uとしてもよい。携帯電話機、デジタルカメラおよびメガネなどの小型の物品を清掃対象物Uとするときには、芯材としての物品X(図5)は物品収納部14に収納されなくてもよい。
U…清掃対象物、X…物品、10…物品収納ケース、12…本体部、14…物品収納部、
26…クッション材、28…外皮材、30…拭き部

Claims (7)

  1. 弾力性のあるクッション材をシート状の外皮材で包み込んで構成された本体部と、
    前記本体部の外表面に開かれた開口部を有し、前記本体部の内部に設けられた物品収納部と、
    前記開口部から前記物品収納部の内部に物品を挿入するときの物品挿入方向に沿って前記本体部の外表面に設けられた拭き部とを備え、
    前記物品収納部は、前記物品収納部に収納される前記物品に損傷を与えない柔らかい布素材、革素材または樹脂素材で形成されており、
    前記拭き部は、前記拭き部で拭かれる清掃対象物に損傷を与えない柔らかい布素材、革素材または樹脂素材で形成されている、物品収納ケース。
  2. 前記物品収納部は、前記物品収納部に前記物品が収納されたときに、前記物品と前記拭き部との間で前記物品の平坦面に対向する対向部を有しており、
    前記拭き部は、前記対向部に沿うように設けられている、請求項1に記載の物品収納ケース。
  3. 前記クッション材は、前記本体部の内部における前記物品収納部と前記拭き部との間に位置する第1領域に設けられている、請求項1または2に記載の物品収納ケース。
  4. 前記クッション材は、前記物品収納部を挟んで前記第1領域とは反対側に位置する第2領域にも設けられており、
    前記第2領域に設けられた前記クッション材の密度は、前記第1領域に設けられた前記クッション材の密度よりも高くされている、請求項3に記載の物品収納ケース。
  5. 前記本体部の内部における前記物品収納部よりも物品挿入方向の奥側には、前記クッション材が設けられた第3領域が構成されており、
    前記拭き部は、前記第1領域および前記第3領域の両方に沿うように設けられている、請求項3または4に記載の物品収納ケース。
  6. 前記第3領域には、前記クッション材よりも硬い材料で形成された複数の粒状体が設けられている、請求項5に記載の物品収納ケース。
  7. 前記拭き部の前記第1領域に沿うように設けられた部分を第1部分とし、前記拭き部の前記第3領域に沿うように設けられた部分を第2部分としたとき、
    前記第2部分の幅は前記第1部分の幅よりも狭くされている、請求項5または6に記載の物品収納ケース。
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