JP3209350U - 秤量用保持部材及び電子天秤 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の試料を秤量皿上で安定して保持できる秤量用保持部材及び電子天秤を提供する。【解決手段】秤量用保持部材5は、本体51と、第1保持部52とを備えている。第1保持部52は、複数の保持片521を含んでいる。複数の保持片521は、本体51から突出している。秤量用保持部材5が秤量皿4上に載置された状態で、測定対象物は、秤量用保持部材5の保持片521によって保持される。そのため、測定対象物が、薬包紙Bや棒状体などのように、秤量皿4上に安定した状態で直接載置することが困難なものであっても、秤量用保持部材5の保持片521に保持させることにより、秤量用保持部材5を介して、その重量を秤量皿4に伝えることができる。【選択図】 図5

Description

本考案は、電子天秤の秤量皿上に載置される秤量用保持部材、及び、これを備えた電子天秤に関するものである。
従来より、秤量室が形成された本体と、この秤量室に配置される秤量皿とを備える電子天秤が利用されている。電子天秤では、秤量皿に試料が載置され、秤量室が安定した状態で試料の計量が行われる(例えば、下記特許文献1参照)。
このような電子天秤では、秤量皿は、通常、本体内に配置された秤量セルに支持軸などを介して接続されている。そして、秤量皿に試料が載置されると、秤量セルに力が加わる。秤量セルは、この力の値に基づいて、試料の質量を算出(計量)する。
特許第5479955号公報
上記のような従来の電子天秤では、試料を直接秤量皿に載置して、秤量皿から秤量セルに力を伝えることで、試料を計量する。一方、試料は、粉状や、液体状である場合がある。さらには、固体の試料であっても、直接秤量皿に載置した場合に安定しない形状、例えば、棒状である場合などもある。このような場合には、試料を安定して秤量皿に載置することが困難となり、秤量セルに安定して力を伝えることが困難となる。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、種々の試料を秤量皿上で安定して保持できる秤量用保持部材及び電子天秤を提供することを目的とする。
(1)本考案に係る秤量用保持部材は、本体と、第1保持部とを備える。前記本体は、秤量皿上に載置される。前記第1保持部は、前記本体から突出し、測定対象物を保持する。前記第1保持部は、前記本体を表裏反転させた状態で、当該本体を前記秤量皿上に位置決めする位置決め用突起として機能する。
このような構成によれば、測定対象物は、秤量皿上に載置された秤量用保持部材の第1保持部によって保持される。
そのため、測定対象物が、秤量皿上に安定した状態で直接載置することが困難なものであっても、第1保持部に保持させることにより、秤量用保持部材を介して、その重量を安定して秤量皿に伝えることができる。
また、本体を表裏反転させた状態であっても、第1保持部によって本体を位置決めすることで、秤量用保持部材を秤量皿上に安定的に載置しておくことができる。
例えば、測定対象物が粉状である場合には、測定対象物を薬包紙に包み、その薬包紙を第1保持部に保持させることで、秤量用保持部材を介して、測定対象物の重量を秤量皿に伝えることができる。また、測定対象物が棒状である場合には、その端部や中心部を第1保持部に保持させることで、秤量用保持部材を介して、測定対象物の重量を秤量皿に伝えることができる。
このように、本考案に係る秤量用保持部材によれば、種々の試料を秤量皿上で安定して保持できる。
(2)また、前記第1保持部には、V字状の凹部が複数形成されていてもよい。
このような構成によれば、第1保持部の凹部に測定対象物を載置することで、測定対象物を安定的に保持できる。
(3)また、前記V字状の凹部は、前記本体の中心に対して周方向に等間隔で複数形成されていてもよい。
このような構成によれば、第1保持部によって、測定対象物を一層安定的に保持できる。
(4)また、前記第1保持部は、前記本体から突出する複数の保持片を含んでもよい。前記V字状の凹部は、前記複数の保持片の先端縁にそれぞれ形成されていてもよい。
このような構成によれば、第1保持部及び凹部を簡易に構成することができる。
(5)また、前記複数の保持片は、前記本体の中心に対して周方向に等間隔で配置されていてもよい。周方向に隣接する前記保持片の間には、前記複数の保持片による測定対象物の保持を補助する補助片が設けられていてもよい。
このような構成によれば、補助片によって測定対象物の保持を補助することにより、測定対象物を一層安定的に保持できる。
(6)また、前記本体には、当該本体を秤量皿上に位置決めする位置決め孔が形成されていてもよい。
このような構成によれば、位置決め孔によって本体を位置決めすることで、秤量用保持部材を秤量皿上に安定的に載置しておくことができる。
(7)また、前記位置決め孔は、前記本体を表裏反転させた状態で、測定対象物を保持する第2保持部として機能してもよい。
このような構成によれば、本体を表裏反転させるだけで、位置決め孔を第2保持部として機能させることができる。
そのため、簡易に第2保持部を構成できる。
(8)本考案に係る電子天秤は、前記秤量用保持部材と、秤量皿とを備える。前記秤量皿には、前記秤量用保持部材が載置される。
本考案によれば、測定対象物は、秤量皿上に載置された秤量用保持部材の第1保持部によって保持される。そのため、測定対象物が、秤量皿上に安定した状態で直接載置することが困難なものであっても、第1保持部に保持させることにより、秤量用保持部材を介して、その重量を安定して秤量皿に伝えることができる。
本考案の一実施形態に係る電子天秤の構成を示した斜視図である。 秤量皿の構成を示した斜視図である。 秤量用保持部材の構成を示した斜視図であって、保持片の凹部が上方を向く状態を示している。 秤量用保持部材の構成を示した斜視図であって、保持片の凹部が下方を向く状態を示している。 保持片の凹部が上方を向くようにして、秤量用保持部材を秤量皿に載置した状態を示した斜視図であって、秤量用保持部材によって薬包紙が保持される状態を示している。 保持片の凹部が上方を向くようにして、秤量用保持部材を秤量皿に載置した状態を示した斜視図であって、秤量用保持部材によって棒状体が保持される状態を示している。 保持片の凹部が下方を向くようにして、秤量用保持部材を秤量皿に載置した状態を示した斜視図であって、秤量用保持部材によって試料管が保持される状態を示している。
1.電子天秤の全体構成
図1は、本考案の一実施形態に係る電子天秤1の構成を示した斜視図である。
電子天秤1は、例えば、電磁平衡式であり、0.1mg以下の最小表示で高精度に計量を行うことができる。ただし、電子天秤1としては、電磁平衡式に限らず、ロードセル式などの他の任意の方式のものを用いることができる。
電子天秤1は、本体2と、底面部材3と、秤量皿4と、秤量用保持部材5とを備えている。
本体2は、電子天秤1の筐体を構成しており、後述する秤量室24を内部に形成している。本体2は、下部ケース21と、背面ケース22と、風防ケース23とを備えている。
下部ケース21は、本体2の下部(底部)に設けられている。
背面ケース22は、下部ケース21の後部に載置されている。背面ケース22は、上下方向に延びる直方体状に形成されている。
風防ケース23は、下部ケース21の中央部に載置されており、背面ケース22の手前側に配置されている。風防ケース23は、後方及び下方が開放された中空状の直方体形状に形成されている。風防ケース23は、例えば、ガラス材料からなり、透明又は半透明に形成されている。風防ケース23の後端部は、背面ケース22の前端部に当接している。風防ケース23の下端部は、下部ケース21の上端部に当接している。
底面部材3は、下部ケース21の中央部に載置されており、風防ケース23の内方に配置されている。
このような構成により、本体2内では、底面部材3、背面ケース22、及び、風防ケース23によって、秤量室24が形成されている。
秤量皿4は、秤量室24内において、前後方向中央部かつ幅方向中央部に設けられている。秤量皿4は、金属材料からなり、円板状に形成されている。秤量皿4は、秤量室24内において、底面部材3に収容されており、秤量室24の内部空間に対向している。
秤量用保持部材5は、種々の試料(測定対象物)を保持するための部材であって、秤量皿4上に載置されている。なお、秤量用保持部材5の詳細は構成については、後述する。
図示しないが、風防ケース23の側面又は前面は、開閉扉になっており、この開閉扉をスライドすることにより秤量室24を開閉することができる。電子天秤1において、試料の計量を行う場合には、作業者は、まず、風防ケース23の開閉扉をスライドして秤量室24を開放し、試料を秤量用保持部材5に保持させる。そして、作業者は、風防ケース23の開閉扉をスライドして秤量室24を閉鎖し、秤量室24内が安定した状態で試料の計量を開始させる。その後、作業者は、図示しない表示部に表示される数値(計量内容)を確認する。
2.秤量皿の詳細構成
図2は、秤量皿4の構成を示した斜視図である。
秤量皿4は、上記したように円板状に形成されており、その上面41には、傾斜部411、第1平面部412、第2平面部413及び係合部414が形成されている。
傾斜部411は、秤量皿4の上面41における径方向外側部分に配置されており、平面視円環状に形成されている。傾斜部411は、径方向において外方から内方に向かうにつれて低くなるテーパー面として形成されている。
第1平面部412は、秤量皿4の上面41における径方向中央部分に配置されており、平面視円環状に形成されている。第1平面部412は、平面として形成されている。第1平面部412の外縁は、傾斜部411の内縁に連続している。
第2平面部413は、秤量皿4の上面41における径方向内側部分に配置されており、平面視円環状に形成されている。第2平面部413は、平面として形成されている。第2平面部413の高さは、第1平面部412の高さよりも高い。秤量皿4の上面41では、第1平面部412と第2平面部413との境界において、第2平面部413側が高くなる段差が形成されている。
係合部414は、秤量皿4の上面41における中心部分に配置されており、平面視円状に形成されている。係合部414は、平面として形成されている。係合部414の高さは、第2平面部413の高さよりも高い。すなわち、秤量皿4の上面41では、第2平面部413と係合部414との境界において、係合部414側が高くなる段差が形成されている。
3.秤量用保持部材の詳細構成
図3は、秤量用保持部材5の構成を示した斜視図であって、保持片521の凹部521Aが上方を向く状態を示している。なお、以下の秤量用保持部材5の構成の説明においては、図3に示す状態を上下方向の基準とする。
秤量用保持部材5は、本体51と、第1保持部52と、複数(4つ)の補助片53とを備えている。
本体51は、円板状に形成されている。本体51には、位置決め孔51Aと、複数(4つ)の第1開口51Bと、複数(4つ)の第2開口51Cとが形成されている。
位置決め孔51Aは、本体51の中心部に配置されている。位置決め孔51Aは、平面視円状に形成されており、本体51を上下方向に貫通している。位置決め孔51Aの直径(内径)は、秤量皿4の係合部414の直径(外径)よりもやや大きい。
第1開口51Bは、本体51における位置決め孔51Aの周囲において、周方向に等間隔で配置されている。第1開口51Bは、平面矩形状に形成されており、本体51を上下方向に貫通している。
第2開口51Cは、本体51における第1開口51Bの周囲において、周方向に等間隔で配置されている。第2開口51Cは、平面三角形状に形成されており、本体51を上下方向に貫通している。
第1保持部52は、本体51から上方に突出する部材であって、複数(4つ)の保持片521を含んでいる。各保持片521は、本体51における各第1開口51Bの外縁部から上方に向かって突出している。保持片521は、本体51の中心に対して等間隔で複数(4つ)形成されている。各保持片521は、側面視形状が横長の矩形状である板状に形成されている。各保持片521は、本体51の中心線を挟んで、他の保持片521のうちの1つの保持片521と対向している。各保持片521には、凹部521Aが形成されている。
凹部521Aは、側面視V字状であって、保持片521の上端縁(先端縁)に形成されている。凹部521Aは、本体51の中心に対して等間隔で複数(4つ)形成されている。
各補助片53は、本体51における各第2開口51Cの内縁部から上方に向かって突出している。補助片53は、本体51の中心に対して等間隔で複数(4つ)形成されている。補助片53は、周方向に隣接する保持片521の間に設けられている。各補助片53は、側面視形状が縦長の矩形状である板状に形成されている。各補助片53は、本体51の中心線を挟んで、他の補助片53のうちの1つの補助片53と対向している。
このような構成により、秤量用保持部材5では、本体51、各保持片521及び各補助片53によって囲まれる収容空間Aが形成されている。
上記した構成の秤量用保持部材5は、1枚の金属板を適宜切断し、曲げるなどの加工を施すことにより作成される。
また、秤量用保持部材5は、以下のように、表裏反転させて用いることが可能である。
図4は、秤量用保持部材5の構成を示した斜視図であって、保持片521の凹部521Aが下方を向く状態を示している。具体的には、図4に示す状態では、秤量用保持部材5は、本体51が上方に位置し、保持片521が本体51から下方に向かって延びている。この状態では、保持片521は、脚部として機能する。
このように、秤量用保持部材5は、図3に示すように、本体51が下方に位置し、保持片521が本体51から上方に向かって延びる第1状態と、図4に示すように、本体51が上方に位置し、保持片521が本体51から下方に向かって延びる第2状態とで利用可能である。
4.秤量皿に対する秤量用保持部材の載置
図5は、保持片521の凹部521Aが上方を向くようにして、秤量用保持部材5を秤量皿4に載置した状態を示した斜視図であって、秤量用保持部材5によって薬包紙Bが保持される状態を示している。すなわち、図5では、秤量皿4に対して秤量用保持部材5を第1状態で載置している。なお、図5では、薬包紙Bを仮想線で示している。
この状態では、秤量用保持部材5の本体51の位置決め孔51Aに、秤量皿4の係合部414が挿通されており、秤量用保持部材5の本体51が、秤量皿4の第2平面部413に載置されている。そして、秤量皿4の係合部414の周縁が、秤量用保持部材5の本体51における位置決め孔51Aの縁部に当接している。
これにより、秤量用保持部材5は、秤量皿4に対して位置決めされており、安定的に秤量皿4上に載置されている。
このとき、秤量用保持部材5では、各保持片521及び各補助片53は、本体51から上方に向かって突出している。
薬包紙Bは、例えば、折り曲げ線の中心が薬包紙Bの中心に位置するように折り曲げられ、その中央部分に粉状の試料(図示せず)が載せられている。そして、試料が載せられた状態の薬包紙Bが秤量用保持部材5の収容空間Aに収容される。
具体的には、薬包紙Bは、その中央部分よりも外側部分の下面が各保持片521によって保持されている。より具体的には、薬包紙Bは、折り曲げ部分が各保持片521の凹部521Aに入り込むようにして、各保持片521に保持されている。このとき、各補助片53の上端は、薬包紙Bに当接しており、各保持片521による薬包紙Bの保持を補助している。そして、薬包紙Bにおいて、試料が載せられている部分である中央部分が、収容空間A内に配置されている。
このように、秤量用保持部材5を秤量皿4に対して第1状態で載置すれば、粉状の試料であっても、薬包紙Bなどの紙に載せて秤量用保持部材5に保持させることにより、その試料を秤量用保持部材5で保持できる。そして、その試料の重量を、秤量用保持部材5を介して秤量皿4に伝えることができる。
図6は、保持片521の凹部521Aが上方を向くようにして、秤量用保持部材5を秤量皿4に載置した状態を示した斜視図であって、秤量用保持部材5によって棒状体Cが保持される状態を示している。すなわち、図6では、図5と同様に、秤量皿4に対して秤量用保持部材5を第1状態で載置している。なお、図6では、棒状体Cを仮想線で示している。
図6に示す状態では、図5と同様にして、秤量皿4上に秤量用保持部材5が載置されており、秤量用保持部材5は、秤量皿4に対して位置決めされている。
棒状体Cは、直線状に延びる棒状の固体試料である。棒状体Cは、その両端部が保持片521によって保持されている。具体的には、棒状体Cは、対向する1対の保持片521の凹部521Aに、その両端部が入り込むようにして、1対の保持片521に保持されている。
このように、秤量用保持部材5を秤量皿4に対して第1状態で載置すれば、棒状の試料であっても、秤量用保持部材5の保持片521(保持片521の凹部521A)に載せることにより、その試料を秤量用保持部材5で保持できる。そして、その試料の重量を、秤量用保持部材5を介して秤量皿4に伝えることができる。
図7は、保持片521の凹部521Aが下方を向くようにして、秤量用保持部材5を秤量皿4に載置した状態を示した斜視図であって、秤量用保持部材5によって試料管Dが保持される状態を示している。すなわち、図7では、秤量皿4に対して秤量用保持部材5を第2状態で載置している。なお、図7では、試料管Dを仮想線で示している。
この状態では、秤量用保持部材5の各保持片521が、秤量皿4の第1平面部412上に載置されている。また、秤量用保持部材5の各保持片521の先端部の内縁は、秤量皿4の第2平面部413の周縁(第1平面部412と第2平面部413との境界の段差)に当接している。
これにより、秤量用保持部材5は、秤量皿4に対して位置決めされており、安定的に秤量皿4上に載置されている。このように、秤量用保持部材5の各保持片521は、秤量用保持部材5を表裏反転させた状態で(秤量用保持部材5が第2状態となる状態で)、秤量用保持部材5を秤量皿4上に位置決めする位置決め用突起として機能する。
このとき、秤量用保持部材5では、本体51が上方に位置しており、各保持片521及び各補助片53は、本体51から下方に向かって突出している。
試料管Dは、内部に液体の試料(図示せず)を貯留する管状体である。試料管Dは、秤量用保持部材5の本体51の位置決め孔51Aに挿通されており、その下端は、秤量皿4上に載置されている。試料管Dにおける位置決め孔51Aへの挿通部分は、秤量用保持部材5の本体51における位置決め孔51Aの縁部に当接している。これにより、試料管Dは、上下方向に沿う状態で、秤量用保持部材5に保持される。このとき、秤量用保持部材5の本体51の位置決め孔51Aは、測定対象物を保持する第2保持部として機能する。
このように、秤量用保持部材5を秤量皿4に対して第2状態で載置すれば、液体状の試料であっても、試料管Dなどの管状体に貯留して秤量用保持部材5の位置決め孔51Aに挿通させることにより、その試料(試料が貯留された管状体)を秤量用保持部材5で保持できる。そして、その試料の重量を、秤量用保持部材5を介して秤量皿4に伝えることができる。
5.作用効果
(1)本実施形態では、図5及び図6に示すように、秤量用保持部材5は、本体51と、第1保持部52とを備えている。第1保持部52は、本体51から突出し、測定対象物を保持する。
すなわち、測定対象物は、秤量皿4上に載置された秤量用保持部材5の第1保持部52によって保持される。
そのため、測定対象物が、薬包紙Bや棒状体Cなどのように、秤量皿4上に安定した状態で直接載置することが困難なものであっても、秤量用保持部材5の第1保持部52に保持させることにより、秤量用保持部材5を介して、その重量を秤量皿4に伝えることができる。
このように、秤量用保持部材5によれば、種々の試料を秤量皿4上で保持できる。
また、図7に示すように、秤量用保持部材5の各保持片521は、秤量用保持部材5を表裏反転させた状態で(秤量用保持部材5が第2状態となる状態で)、秤量用保持部材5を秤量皿4上に位置決めする位置決め用突起として機能する。
そのため、秤量用保持部材5を表裏反転させた状態(秤量用保持部材5が第2状態となる状態)であっても、各保持片521によって秤量用保持部材5を位置決めすることで、秤量用保持部材5を秤量皿4上に安定的に載置しておくことができる。
(2)また、本実施形態では、図5及び図6に示すように、第1保持部52には、V字状の凹部521Aが複数形成されている。
そのため、凹部521Aに測定対象物を載置することで、測定対象物を安定的に保持できる。
(3)また、本実施形態では、図5及び図6に示すように、V字状の凹部521Aは、本体51の中心に対して周方向に等間隔で複数(4つ)形成されている。
そのため、第1保持部52によって、測定対象物を一層安定的に保持できる。
(4)また、本実施形態では、図5及び図6に示すように、第1保持部52は、本体51から突出する複数(4つ)の保持片521を含んでいる。V字状の凹部521Aは、複数(4つ)の保持片521の先端縁にそれぞれ形成されている。このような構成は、例えば、1枚の金属板を適宜切断し、曲げるなどの加工を施すことにより作成される。
そのため、第1保持部52及び凹部521Aを簡易に構成することができる。
(5)また、本実施形態では、図5及び図6に示すように、複数(4つ)の保持片521は、本体51の中心に対して周方向に等間隔で配置されている。そして、周方向に隣接する保持片521の間には、保持片521による測定対象物の保持を補助する補助片53が設けられている。
そのため、補助片53によって、保持片521による測定対象物の保持を補助することにより、測定対象物を一層安定的に保持できる。
(6)また、本実施形態では、図5及び図6に示すように、本体51には、位置決め孔51Aが形成されている。そして、秤量皿4に対して秤量用保持部材5を第1状態で載置した状態では、秤量用保持部材5の本体51の位置決め孔51Aに、秤量皿4の係合部414が挿通され、秤量皿4の係合部414の周縁が、秤量用保持部材5の本体51における位置決め孔51Aの縁部に当接する。
そのため、秤量用保持部材5を秤量皿4に対して位置決めでき、秤量用保持部材5を秤量皿4上に安定的に載置しておくことができる。
(7)また、本実施形態では、図7に示すように、秤量用保持部材5の位置決め孔51Aは、秤量用保持部材5を表裏反転させた第2状態において、測定対象物を保持する第2保持部として機能する。
すなわち、秤量用保持部材5を表裏反転させるだけで、位置決め孔51Aを第2保持部として機能させることができる。
そのため、簡易に第2保持部を構成できる。
6.変形例
以上の実施形態では、第1保持部52は、本体51から突出する複数の保持片521であるとして説明した。しかし、第1保持部52は、本体51から突出して測定対象物を保持する形状であればよく、その形状は保持片521に限られない。例えば、第1保持部52は、本体51から円環状に突出する突出部を含んでもよい。この場合には、円環状の突出部の先端に、凹部521Aが周方向において等間隔となるように複数形成されることが望ましい。
1 電子天秤
4 秤量皿
5 秤量用保持部材
51 本体
51A 位置決め孔
52 第1保持部
53 補助片
521 保持片
521A 凹部

Claims (8)

  1. 秤量皿上に載置される本体と、
    前記本体から突出し、測定対象物を保持する第1保持部とを備え、
    前記第1保持部は、前記本体を表裏反転させた状態で、当該本体を前記秤量皿上に位置決めする位置決め用突起として機能することを特徴とする秤量用保持部材。
  2. 前記第1保持部には、V字状の凹部が複数形成されていることを特徴とする請求項1に記載の秤量用保持部材。
  3. 前記V字状の凹部は、前記本体の中心に対して周方向に等間隔で複数形成されていることを特徴とする請求項2に記載の秤量用保持部材。
  4. 前記第1保持部は、前記本体から突出する複数の保持片を含み、
    前記V字状の凹部は、前記複数の保持片の先端縁にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の秤量用保持部材。
  5. 前記複数の保持片は、前記本体の中心に対して周方向に等間隔で配置されており、
    周方向に隣接する前記保持片の間には、前記複数の保持片による測定対象物の保持を補助する補助片が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の秤量用保持部材。
  6. 前記本体には、当該本体を秤量皿上に位置決めする位置決め孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の秤量用保持部材。
  7. 前記位置決め孔は、前記本体を表裏反転させた状態で、測定対象物を保持する第2保持部として機能することを特徴とする請求項6に記載の秤量用保持部材。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の秤量用保持部材と、
    前記秤量用保持部材が載置される秤量皿とを備えることを特徴とする電子天秤。
JP2016006233U 2016-12-28 2016-12-28 秤量用保持部材及び電子天秤 Active JP3209350U (ja)

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