JP3209135U - 衣服を濡らさずに流水で洗顔させてあげる被介護者用洗顔前掛け - Google Patents
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Abstract
【課題】椅子に腰かけた状態の被介護者に、衣服を濡らすことなく流水で洗顔させてあげる被介護者に付ける洗顔前掛けを提供する。【解決手段】U字形の柔らかビニール12を首穴の正面から始めて左右それぞれ肩を通って首側の垂に貼っていく。首側の垂の末端は折り曲げて柔らかビニール12の上端に貼り付けて、首側に左右それぞれクボミ13、14を作る。そのクボミ13、14を重ねることにより柔らかビニール12も重なり交差する。交差を調節して首の太さに合わせフイットさせて衣服を濡らすことなく洗顔させられる。【選択図】図5
Description
本考案は自分で洗顔できない被介護者を椅子に腰かけさせた状態で、衣服を濡らすことなく石鹸などを使用して流水で洗顔させてあげる、被介護者の身に付ける洗顔前掛けに関するものである。
自分で洗顔できない被介護者はお風呂以外に流水で洗顔してあげることはできない。濡れタオルなどで拭いてあげることしかできない。
顔は濡れタオルで拭いてあげても、目の周りの汚れや目ヤニはなかなか取り除けなかったり、反って目の中に入ってしまったりする。また口周りやTゾーンの油気は石鹸などを使用して流水で洗わないとベタベタ感が取り除けない。
本考案は洗面台前の椅子に腰かけた被介護者に本考案の洗顔前掛けを付けてあげ、洗顔前掛けの下部を流し台の淵に乗せ、場合により洗顔前掛けの裾に洗面器を乗せて固定させる。石鹸などを使用して流水で洗顔しても衣服など濡らすことなく洗顔できる被介護者用の洗顔前掛けであり上記問題を解決する。
今までは衣服を着たまま流水で顔を洗ってあげるということは考えられなかった。本考案の洗顔前掛けを被介護者に付けてあげることにより流水でも衣服を濡らさずに洗顔させてあげられる。被介護者の顔を石鹸など使用して流水で洗ってあげることにより、敏感な目の周りを必要以上にこすることなくきれいにしてあげることができる。顔の汚れやベタベタ感がなくなりさっぱりするだけでなく眼病予防にもなる。
図1に示すように、首を入れる首穴3を作るために、長方形の非透水シート1を長手方向にして、上部中央から下がった箇所を半円形状に切り取る。発泡スチロール板2上辺の真ん中も同じ大きさの半円形状に切り取り縦半分に切り2枚にする。2枚に切った発泡スチロール板は非透水性シートの半円形状の首穴に合わせて貼り付けるが、2枚の発泡スチロール板の間は非透水性シートを谷折4にする。非透水性シート横折れ防止のために谷折の中に棒状又は谷折状の物5を発泡スチロール板の下部当たりから下方向に入れて貼り付ける。棒状又は谷折状の物5の代わりに、首穴で切った半円形状の発泡スチロール板を半分にして発泡スチロール板の下辺に付け足してもよい。首穴より上の左右の非透水性シート6はそれぞれ縦に外側に折って貼る。
図2に示すように左右の縦側面の非透水性シートはそれぞれ内側に折り立ち上げて側面壁8を作るが、側面壁8をしっかり固定させる為に左右それぞれ発泡スチロール板の縦辺に沿ってマチ底面7を作る。マチ底面7の作り方は左右それぞれ発泡スチロール板の縦辺に沿って非透水性シート上に両面テープを裾の方にいくにしたがって幅広に貼る。両面テープの幅に合わせて非透水性シートを内側に折り重ねて貼り合わせて二重にする。発泡スチロール板に沿って平なマチ底面7を作る。左右のマチ底面7を作ってから左右それぞれ縦側面の非透水性シートを内側に折り、非透水性シートの縦端は首穴より上で折った非透水性シート6の縦端に合わせて左右それぞれ発泡スチロール板に貼り付ける。縦側面の非透水性シートは輪状態になるので立ち上げてマチ底面7を底面にして左右それぞれの側面壁8にする。
図3に示すように裾部分には水はけを良くするために縦に数切れの切れ込みを入れる。左右側面壁8の下部を切り少し短くしてから輪状態の切り口は貼って閉じる。また首穴より上の左右の非透水性シート6の一部を山折にして左右それぞれの肩9を作る。肩9の山折の折り目がつくよう左右それぞれの裏面にガムテープなどで仮止めする。肩から後ろの非透水性シートはそれぞれ左の垂10と右の垂11になる。側面壁8で切り取った非透水性シートを左の垂れ10と右の垂11に付け足し長くする。図3の首穴から肩を通って垂の末端まで点線で示したように首側の裏面に両面テープを貼る。
垂の末まで届くような1枚のU字形の柔らかビニール12の真ん中から始めて、図3の点線で示した両面テープに沿って左右それぞれ柔らかビニールの下側を首穴の正面から肩まで貼り付けていく。図4に示すように仮に筒状の物を首穴に入れる。柔らかビニールが首により密着する為に、残りの柔らかビニールを立てながら左右それぞれ筒に平行に巻き付け仮止めする。肩から後ろの垂は筒に巻き付けた柔らかビニールの下側に左右それぞれ首側の垂を貼り付けていく。左右それぞれ首側の垂の末端(黒丸)は折り曲げてから柔らかビニールの上端(太線)に貼り付けしっかり止める。これにより図5に示すように首側に左のクボミ13と右のクボミ14ができる。クボミは跳ね散った水などを受け止める為でもある。
図6に示すように二対のマジックテープを貼り付ける。一対目15は右のクボミ内側と左のクボミの外側に。二対目16は右のクボミの肩7と左のクボミの首側と柔らかビニールの上端が貼り合わさった箇所に台紙を付けてマジックテープを貼る。図6に示すように左のクボミ13を右のクボミ14の上から中に入れて重ねると左右のクボミが交差される。同時に左右クボミの首側に貼り付けてある柔らかビニール12も交差される。左のクボミ13の底は右のクボミ14の柔らかビニールの上に乗り重なるので、首の右側部分の柔らかビニール12が押され締まり加減になる。1対目のマジックテープ15は左右のクボミを固定させ、2対目のマジックテープ16は首回りの柔らかビニールを首の太さにフイットさせてから貼り合わせて固定させる。図7で示すように柔らかビニールが首にフイットして側頭部・後頭部まで覆われる。柔らかビニールで首を直接締めるのではなく、この交差の部分で首の太さ加減を調節するので締め付け感がなく子供から大人まで首回りの調節ができる。
図8に示すように首の前から横を通って後ろまで全体を覆うことができる。左右の肩9は水の逆流防止のためである。また左右のクボミを重ねたことにより洗顔前掛けの左右側面が持ち上がり左右の側面壁8が立つ。図9に示すように被介護者を洗面台の前に腰かけさせ洗顔前掛けを身に付けてあげる。洗顔前掛けの下部を洗面台の淵に乗せて、場合によっては洗顔前掛けの裾部分に洗面器を乗せ洗顔前掛けを固定させて使用する。顔から洗面台までの長さが個々によって違うが、谷折に入れた物5や左右側面壁のマチ底7で洗顔前掛けは横折れせず安定する。終了後は縦折して収納できる。
1 洗顔前掛け本体の非透水性シート(材料:タンスシートなど)
2 発泡スチロール板
3 首穴
4 谷折の溝
5 谷折の中に入れる棒状又は谷折状の物
6 首穴より上の左右の非透水性シート
7 マチ底面
8 左右の側面壁
9 左右の肩
10 左の垂
11 右の垂
12 柔らかビニール(材質:超薄地ポリエチレン)
13 左のクボミ
14 右のクボミ
15 一対目マジックテープ
16 二対目マジックテープ
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10 左の垂
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13 左のクボミ
14 右のクボミ
15 一対目マジックテープ
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Claims (1)
- 首回りを覆う為に柔らかビニールを首穴から肩を通って後ろの首側の垂に貼り付ける。左右それぞれ首側の垂の末端は折り曲げて柔らかビニールの上端に貼り付け首側に左右のクボミを作る。左右のクボミを重ねると首側に貼り付けた柔らかビニールも重なり交差する。この交差を調節して首にフイットさせて流水でも水漏れしない被介護者用前掛け。
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JP2016004677U JP3209135U (ja) | 2016-09-06 | 2016-09-06 | 衣服を濡らさずに流水で洗顔させてあげる被介護者用洗顔前掛け |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016004677U JP3209135U (ja) | 2016-09-06 | 2016-09-06 | 衣服を濡らさずに流水で洗顔させてあげる被介護者用洗顔前掛け |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3209135U true JP3209135U (ja) | 2017-03-09 |
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Family Applications (1)
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2016
- 2016-09-06 JP JP2016004677U patent/JP3209135U/ja not_active Expired - Fee Related
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