JP3208939U - 流体発生装置及びこれを用いる電気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コギングトルクを低減した流体発生装置及びこれを用いる電気装置を提供する。【解決手段】流体発生装置及びこの流体発生装置を用いる電気装置を提供する。流体発生装置は、モータ10と、前記モータによって駆動されるインペラ100とを含む。前記モータは、ステータ及びロータを含む単相直流ブラシレスモータである。前記ステータは、ステータコア及びステータ巻線を含む。前記ステータコアは、外側リング部と、前記外側リング部から内方に延在する歯と、前記歯に形成される磁極片とを含む。前記磁極片の間に、スロット開口部が形成される。前記ロータは、前記磁極片によって形成される収容室に収容される。前記磁極片の内面及び前記ロータは、両者間に、実質的に均一な空隙を形成する。均一な空隙の存在によって、モータのコギングトルクを低減することができ、これにより、モータの起動電流及び騒音を低減する。【選択図】図1

Description

[0002]
本考案は、モータに関し、特に、真空掃除機、ハンドドライヤ、ヘアドライヤ、送風機等に用いることができる流体発生装置に関する。
[0003]
既存の流体発生装置は、通常、3相モータによって、電源が供給される。3相モータは、単相ブラシレスモータよりもコストが高い。しかしながら、単相モータには、死点による起動失敗の問題がある。死点を回避するため、単相ブラシレスモータのステータとロータとの間の空隙は、通常、不均一な間隙である。しかしながら、不均一な空隙を有するモータは、通常、コギングトルクが過度に大きく、ひいては、騒音が大きい。
[0004]
本考案は、上記の問題を克服することができる流体発生装置を提供することを目的とするものである。
[0005]
したがって、コギングトルクを低減した流体発生装置が望まれる。
[0006]
一態様において、流体発生装置を提供するものであり、この流体発生装置は、ステータコアと、前記ステータコアの周りに巻き付けられるステータ巻線とを備えるステータであって、前記ステータコアは、ヨークと、前記ヨークから内方に延在する複数の歯と、前記歯の各々の末端に形成され、モータの周方向に沿って延在する磁極面とを備える、ステータと、前記ステータに対して相対的に回転可能なロータであって、前記ロータは、前記磁極面によって取り囲まれる収容室に収容され、前記ロータは、前記ステータの前記磁極面に面する複数の磁極を備え、前記ロータの前記磁極の外面及び前記ステータの前記磁極面は、互いに同軸であることによって、両者間に、実質的に均一な空隙を形成する、ロータと、を備える単相モータと、前記ロータによって駆動されて、流体流を発生させるインペラと、を含む。
[0007]
隣接する歯の前記磁極面は、スロット開口部によって離間され、前記スロット開口部は、前記空隙の厚さの4倍以下の幅を有することが好ましい。
[0008]
各歯は、前記ヨークから延在する歯本体と、前記歯本体の末端から前記ロータの2つの互いに反対の周方向にそれぞれ延在する1対の磁極片とを備えることが好ましい。
[0009]
前記磁極片は、前記歯本体から遠ざかる方向に徐々に小さくなる半径方向の厚さを有することが好ましい。
[0010]
隣接する歯の前記磁極片は、スロット開口部によって互いに離間されるか、又は磁気ブリッジによって互いに連結され、前記スロット開口部又は磁気ブリッジは、前記2つの隣接する歯本体の間の対称中心からオフセットされることが好ましい。
[0011]
隣接する歯の前記磁極片は、スロット開口部によって互いに離間され、前記2つの磁極片は、短い磁極片及び長い磁極片を含み、前記短い磁極片の内面は、前記スロット開口部に隣接する斜切面を形成することが好ましい。
[0012]
前記スロット開口部又は磁気ブリッジは、対応する2つの隣接する歯の対称中心から、45〜135度の電気角だけオフセットされることが好ましい。
[0013]
前記ステータコアは、前記ステータの周方向に沿って、複数のステータコアユニットを接合することによって、形成され、前記ステータコアユニットの各々は、磁極片を有する歯と、前記歯に連結されるヨークセグメントとを備え、隣接する前記ステータコアユニットの前記ヨークセグメントは、互いに連結されて、前記ステータコアの前記ヨークを形成することが好ましい。
[0014]
前記各ステータコアユニットごとに、前記歯の一端は、前記ヨークセグメントの一端に連結されるか、又は前記ヨークセグメントの2つの端部の間において前記ヨークセグメントに連結されることが好ましい。
[0015]
前記ヨークは、リングヨークであり、前記歯及び前記リングヨークは、別個に形成されることが好ましい。
[0016]
前記歯は、第1の歯及び第2の歯を含み、前記第1の歯の磁極面は、第1の位置決め溝が形成された第1の円弧面を形成し、前記第2の歯の磁極面は、第2の位置決め溝が形成された第2の円弧面を形成し、前記第1の円弧面及び前記第2の円弧面は、互いに対向しており、両者間に前記収容室が形成されていることが好ましい。
[0017]
前記第1の歯及び前記第2の歯は、両者間において、前記ロータの両側に、第1のスロット開口部/磁気ブリッジ及び第2のスロット開口部/磁気ブリッジを形成し、前記第1のスロット開口部/磁気ブリッジ及び前記第2のスロット開口部/磁気ブリッジは、前記ロータの軸線に関して対称であることが好ましい。
[0018]
前記第1のスロット開口部/磁気ブリッジの中心と前記ロータの中心とを結ぶ連結線と前記第1の歯の前記歯本体の延長方向との間に、60〜65度の角度が形成されることが好ましい。
[0019]
前記第1の円弧面の2つの周方向の端部は、それぞれ、第1の切断面及び第2の切断面を形成し、前記第2の円弧面の2つの周方向の端部は、それぞれ、第3の切断面及び第4の切断面を形成し、前記第1の切断面及び前記第3の切断面は、互いに対向しており、両者間に前記第1のスロット開口部を形成し、前記第2の切断面及び前記第4の切断面は、両者間に前記第2のスロット開口部を形成し、前記切断面と前記第1又は第2の歯の前記歯本体の中心線との間に、鋭角が形成されることが好ましい。
[0020]
前記第1の位置決め溝と前記第2の位置決め溝とを結ぶ線は、前記第1の歯及び前記第2の歯の前記歯本体の中心線と一致することが好ましい。
[0021]
前記単相モータは、単相永久磁石直流ブラシレスモータであることが好ましい。
[0022]
別の態様において、本考案は、上記の流体発生装置を備える電気装置を提供するものである。前記流体発生装置は、好ましくは、気流発生装置である。前記電気装置は、ハンドドライヤ、ヘアドライヤ、真空掃除機、又は送風機等にすることができる。
[0023]
本考案の流体発生装置は、均一な空隙及び小さいスロット開口部/磁気ブリッジを有する単相モータを用い、これにより、モータのコギングトルク及びモータの騒音を低減することができる。
本考案の流体発生装置の簡易概略図である。 本考案の好ましい実施形態による単相ブラシレスモータを示す図である。 外部ハウジングを取り外した状態の、図2の単相ブラシレスモータを示す図である。 外部ハウジング、ステータ巻線、ロータの回転軸を取り外した状態の、図2の単相ブラシレスモータを示す図である。 図2の単相ブラシレスモータのステータコアを示す図である。 図2の単相ブラシレスモータのロータコア及びその永久磁石を示す図である。 本考案の単相永久磁石モータのロータの永久磁極の磁力線分布を示す図である。 本考案の第2の実施形態による単相永久磁石モータのステータコアを示す図である。 本考案の第2の実施形態によるロータコア及びその永久磁石を示す図である。 本考案の第3の実施形態による単相永久磁石モータのステータコアを示す図である。 本考案の第4の実施形態による単相永久磁石モータのステータコアを示す図である。 本考案の第5の実施形態による単相永久磁石モータのステータコアを示す図である。 本考案の第6の実施形態による単相ブラシレスモータを示す図である。 ステータハウジングを取り外した状態の、図13の単相ブラシレスモータを示す図である。 図13の単相ブラシレスモータのステータの分解図である。 巻線ブラケット、第1の絶縁ライニング及び第2の絶縁ライニングを取り外した状態の、図13の単相ブラシレスモータを示す図である。 図1の単相ブラシレスモータのステータコアを示す図である。 本考案の別の実施形態による流体発生装置を示す図である。 ディフューザを取り外した状態の、図18の流体発生装置を示す図である。 図18の流体発生装置のディフューザを示す図である。 図18の流体発生装置の断面図である。 真空掃除機に用いられる本考案の流体発生装置を示す図である。 ハンドドライヤに用いられる本考案の流体発生装置を示す図である。 ヘアドライヤに用いられる本考案の流体発生装置を示す図である。 送風機に用いられる本考案の流体発生装置を示す図である。
[0049]
各図は、縮尺通りではなく、図全体を通して、例示の目的で、同様の構造又は機能の要素は、概して、同じ符号で表記される点に留意されたい。また、各図は、好ましい実施形態の説明を容易にすることを意図するものにすぎない点にも留意すべきである。各図は、説明された実施形態の全ての態様を示すものではなく、本開示の範囲を限定するものではない。
(第1の実施形態)
[0050]
図1を参照すると、本考案の流体発生装置は、単相モータ10と、単相ブラシレスモータの電力出力端に連結されるインペラ100とを含む。モータ10は、その出力軸を介して、インペラ100を直接駆動することができる。代替例として、モータは、インペラ100を駆動する前に、減速機構によって減速される。
[0051]
図2〜図6を参照すると、本考案の第1の実施形態による単相永久磁石モータ10は、ステータ20と、ステータに対して相対的に回転可能なロータ50とを含む。
[0052]
ステータ20は、1つの開口端を有する円筒形の外部ハウジング21と、外部ハウジング21の開口端に取り付けられるエンドキャップ23と、外部ハウジング21内に取り付けられるステータコア30と、ステータコア30に取り付けられる絶縁ブラケット40と、ステータコアの周りに巻き付けられ、絶縁ブラケット40によって支持されるステータ巻線39とを含む。ステータコア30は、外側リング部31と、外側リング部31から内方に延在する複数の歯33とを含む。各歯33は、歯本体34と、歯本体34の末端から歯本体34の2つの周方向側にそれぞれ延在する2つの磁極片35とを備える。ステータ巻線39は、好ましくは、それぞれの歯本体34の周りに巻き付けられる。代替例として、巻線39は、外側リング部31の周りに巻き付けることができる。各2つの隣接する歯33の間に、巻線スロットが形成され、2つの隣接する歯33の磁極片35の間に、スロット開口部37が形成される。スロット開口部37は、2つの隣接する歯の間の中央位置からオフセットされて(すなわち、一方の歯に近づき、他方の歯から遠ざかる)、ロータを初期状態に配置することが好ましい。隣接する歯33の磁極片35は、図12に示すように、磁気ブリッジを介して連結することもできることを理解されたい。スロット開口部37又は磁気ブリッジ327は、磁気抵抗が大きいことによって、スロット開口部37又は磁気ブリッジ327からの磁束を回避又は低減することによって、スロット開口部37又は磁気ブリッジ327の磁気漏れを低減する。
[0053]
ステータコア30は、磁気伝導性材料からなる。例えば、ステータコア30は、モータの軸方向に沿って、磁性ラミネーション(工業において一般的に用いられるシリコンラミネーション)を積層することによって、形成される。ステータコア30の歯33は、モータの周方向に沿って、間隔をおいて均等に配置されることが好ましい。各歯33は、外側リング部31から実質的に半径方向内方に延在する。磁極片35は、歯本体34の半径方向内端から歯本体34の2つの周方向側に延在する。
[0054]
磁極片35は、歯33からスロット開口部に向かう方向に徐々に小さくなる半径方向の厚さを有し、磁極片35の磁気抵抗が、歯33からスロット開口部に向かう方向に徐々に大きくなることが好ましい。この設計によって、モータの動作の安定化及び起動の信頼性の向上を実現することができる。
[0055]
ロータ50は、歯の磁極片35が協働して形成する空間に収容される。ロータ50は、ロータの周方向に沿って配設される環状の永久磁極55を含む。環状の永久磁極55の外周面は、磁極片35の内周面と同心であり、これにより、両者間に均一な空隙41を形成する。具体的には、磁極片の内面は、軸方向平面視において、ロータ50の中心を中心とする円上に位置する。環状の永久磁極の外面56は、ロータ50の中心を中心とする円上に位置する円筒面である。すなわち、磁極片の内周面は、永久磁極55の外周面と同心であり、これにより、磁極片の内周面と永久磁極の外周面との間に、実質的に均一な空隙を形成する。スロット開口部37は、0よりも大きく、且つ均一な空隙41の厚さの4倍以下の幅を有することが好ましい。この構成によって、モータの起動及び回転を円滑化し、モータの起動の信頼性を向上させ、起動の死点を低減することができる。本開示で用いられる、リング部とは、周方向に沿って連続的に延在することによって形成される密閉構造を指す。均一な空隙41の厚さとは、空隙の半径方向の厚さをいう。
[0056]
図6を参照すると、環状の永久磁極55は、1つの環状の永久磁石によって形成することができる。加えて、ロータ50は、更に、環状の永久磁極55を貫通する回転軸51を含む。回転軸51の一端は、軸受24を介して、エンドキャップ23に取り付けられ、他端は、別の軸受を介して、ステータの円筒形の外部ハウジング21の底部に取り付けられて、ロータは、ステータに対して相対的に回転可能である。
[0057]
この実施形態では、ロータ50は、更に、ロータコア53を含む。回転軸51は、ロータコア53の中心を貫通し、ロータコア53に固定される。環状の永久磁石は、ロータコア53の外周面に取り付けられる。ロータコアの外周面には、複数の軸方向に延在する溝54が形成される。各溝54は、2つの隣接する永久磁極の接合部に配設されて、磁気漏れを低減する。
[0058]
この実施形態では、スロット開口部37は、2つの隣接する歯本体34の間の対称中心からオフセットされる。すなわち、各スロット開口部37は、2つの隣接する歯本体から、それぞれ異なる距離だけ離間される。すなわち、スロット開口部37の中心及びロータの中心を通る線L2、及び隣接する歯本体34の対称中心線L1は、両者間に、角度βを形成する。スロット開口部37が、2つの隣接する歯の対称中心からオフセットされるので、歯本体34の末端から各歯の周方向側に延在する2つの磁極片は、異なる周方向の長さを有する。短い方の磁極片の内面は、スロット開口部に隣接する斜切面38を形成する。斜切面38が存在することによって、短い方の磁極片の面積を更に小さくすることができ、これにより、2つの磁極片間の不均一度が更に増すので、ロータの初期位置は、更に、死点からオフセットされる。
[0059]
図7は、ステータ巻線が付勢されていないとき、すなわち、初期位置における、ロータの永久磁極の磁力線分布を示す。図7に示すように、ロータは、4つの永久磁極を含み、N極性及びS極性が、交互に配置されている。ステータは、4つのステータ極を形成する4つの歯を含む。図7から分かるように、モータが初期位置にあるとき、面積が大きい方の磁極片を通る磁力線は、面積が小さい方の磁極片を通る磁力線よりも明らかに多い。ロータの磁極55の半径方向中心線L4は、ステータ極の半径方向中心線L3から、或る角度だけオフセットされ、線L3と線L4との間に形成される角度Qは、起動角という。起動角Qは、角度βに等しいことが好ましい。この実施形態では、起動角は、45度の電気角よりも大きく、135度の電気角よりも小さい。モータのステータ巻線に、1方向の電流を供給すると、ロータ50を、1方向に沿って始動させることができる。モータのステータ巻線に、反対方向の電流を供給すると、ロータ50を、反対方向に沿って始動させることができる。起動角が90度の電気角の場合、ロータ50を、両方向に容易に始動させることができる、すなわち、両方向の起動を最も容易に行える角度であることを理解されたい。起動角が90度の電気角からオフセットされると、ロータは、反対方向よりも1方向に始動し易くなる。多数の実験から、起動角が45度〜135度の電気角の範囲内にあるとき、ロータの両方向の起動の信頼性は良好であることが分かった。
(第2の実施形態)
[0060]
図8を参照すると、第1の実施形態とは異なり、ステータ巻線39の巻線効率を上げるため、第2の実施形態のステータコアは、ステータの周方向に沿って接合される複数のステータコアユニット300を含む。各ステータコアユニット300は、磁極片305を有する歯303と、歯303と一体に連結されるヨークセグメント301とを含む。隣接するステータコアユニットのヨークセグメント301は、互いに連結されて、ステータコアの外側リング部を形成する。各ステータコアユニットは、複数の歯303と、対応する磁極片305とを含むこともできることを理解されたい。全てのステータコアユニットの巻き付け工程が完了した後、ステータコアユニット300を接合することにより、ステータ巻線を有するステータコアが得られる。この実施形態では、各ステータコアユニット300は、1つの歯303と、その対応する磁極片305とを含み、各ステータコアユニット300では、歯303の一端は、ヨークセグメント301の2つの端部の間において、ヨークセグメント301に連結される。
[0061]
この実施形態では、隣接するステータコアユニットのヨークセグメント301は、溶接によって、及び/又は、従来の機械的連結構造を介して、互いに固定結合することができる。図8は、凹部302に係合される突出部304を含む例示的な機械的連結構造を示す。具体的には、外側リング部の各ヨークセグメント301は、その一端に形成される凹部302と、他端の突出部304とを有する。各セグメント301の突出部304は、対応する、隣接するセグメント301の凹部302に係合される。
[0062]
多数のステータコアユニット300を接合することによって、ステータコアが形成されるので、隣接する磁極片305の間のスロット開口部は、非常に小さい幅を有することができる。スロット開口部の最小幅は、0よりも大きく、且つ空隙の最小厚さの3倍以下であることが好ましい。巻線スロットのスロット開口部の最小幅は、0よりも大きく、且つ空隙の最小厚さの2倍以下であることがより好ましい。この実施形態では、スロット開口部の幅とは、2つの隣接する磁極片305の間の距離をいう。
[0063]
図9を参照すると、この実施形態のロータ60は、ロータコア63と、ロータコア63の周方向に沿って配置される永久磁極65とを含む。永久磁極65は、複数の永久磁石66、例えば、4つの永久磁石によって形成される。永久磁石66は、ロータコア63の外周面に取り付けられる。同様に、ロータコア63の外周面には、複数の軸方向に延在する溝64が形成される。各溝64は、隣接する2つの永久磁石66の接合部に配設されて、磁気漏れを低減する。磁極片の内周面(磁極面という)は、ロータ60の中心を中心とする円上に位置し、永久磁石66の外面は、ロータ60の中心を中心とする円上に位置することが好ましい。このように、永久磁石66の外面が、磁極片の内面と同心であることによって、磁極片と永久磁極との間に、実質的に均一な空隙が形成される。「実質的に均一な空隙」という用語の理由は、空隙の大部分は、永久磁極の斜切面、隣接する磁極の間の間隙、磁極片の斜切面、及び隣接する磁極片の間のスロット開口部に対応する部分を除いて、均一だからである。
(第3の実施形態)
[0064]
図10を参照すると、この実施形態では、ステータコアは、同様に、ステータの周方向に沿って接合される複数のステータコアユニット310を含む。各ステータコアユニット310は、磁極片315を有する歯313と、歯313と一体に連結されるヨークセグメント311とを含む。隣接するステータコアユニットのヨークセグメント311は、互いに連結されて、ステータコアの外側リング部を形成する。各ステータコアユニットは、複数の歯313と、対応する磁極片315とを含むこともできることを理解されたい。全てのステータコアユニットの巻き付け工程が完了した後、ステータコアユニット310を接合することにより、ステータ巻線を有するステータコアが得られる。この実施形態では、各ステータコアユニット310は、1つの歯313と、その対応する磁極片315とを含み、各ステータコアユニット310では、歯313の一端は、ヨークセグメント311の2つの端部の間において、ヨークセグメント311に連結される。
[0065]
この実施形態では、隣接するステータコアユニットのヨークセグメント311の接合面は、平面であり、隣接するヨークセグメント311は、溶接によって、又は他の方法で、互いに直接組み付けることができる。隣接する円弧状のヨークセグメント間のより良好な突合せ接触を行うため、隣接するステータコアユニットのヨークセグメント311の端部には、相互係合斜切面が設けられることが好ましい。具体的には、各ステータコアユニットのヨークセグメント311の2つの端部には、それぞれ、互いに密接している第1の斜切面312及び第2の斜切面314を設けることができる。
[0066]
多数のステータコアユニット310を接合することによって、ステータコアが形成されるので、接合工程の前に、巻き付け工程を行うことができ、したがって、隣接する磁極片315の間のスロット開口部は、非常に小さい幅を有することができる。スロット開口部の最小幅は、0よりも大きく、且つ空隙の最小厚さの3倍又は2倍以下であることが好ましい。
[0067]
この実施形態の単相永久磁石モータでは、スロット開口部は、2つの隣接する歯の隣接する磁極片の間に形成され、2つの歯の一方からオフセットされる。したがって、スロット開口部の位置及び大きさを調整することによって、単相永久磁石モータの起動に必要な起動角及びコギングトルクが調整され、磁極片の磁極面に、追加の位置決めスロット又は位置決め穴を形成する必要はない。例えば、起動角は、一方の歯からのスロット開口部のオフセットの度合いを調整することによって、調整可能である。起動角が45度〜135度の電気角の範囲内にあるとき、モータのロータを、両方向に始動させることができ、これにより、起動に信頼性がもたらされる。
(第4の実施形態)
[0068]
図11を参照すると、同様に、この実施形態のステータコアは、ステータ巻線の巻線効率を上げるため、分離型構造を有する。具体的には、歯323及び関連する磁極片325は、一体に形成されて、1つの一体構造になるが、一方、歯323及び外側リング部321は、別個の構造である。すなわち、外側リング部321及び歯323は、別個に形成され、その後、互いに組み付けられる。歯323及び外側リング部321の接合面は、平面又は凹部−突出部係合面322,324にすることができる。各歯323は、溶接又は種々の機械的連結方法(例えば、鳩尾継手)によって、外側リング部321に固定連結することができることを理解されたい。代替実施形態では、歯323、外側リング部321、及び関連する磁極片325は、全て、別個に形成され、ステータ巻線39が巻き付けられた後、歯323は、外側リング部321及び磁極片325に固定連結される。
[0069]
この実施形態の単相ブラシレスモータは、環状の永久磁極を用い、ステータコアの磁極片の内面は、軸方向平面視において、ロータの中心を中心とする円上に位置し、これにより、均一な空隙をより良好に形成し、従来技術のスロット開口部による振動及び騒音を低減する。加えて、スロット開口部の幅は、0よりも大きく、且つ均一な空隙の厚さの4倍以下であり、更に、スロット開口部の最小幅は、均一な空隙の最小厚さの2倍以下であり、モータは、より大きいトルク密度を有することができ、磁気漏れを低減することができる。ステータコアは、分離型構造を有し、これにより、巻き付け工程が容易になり、ひいては、巻線効率を効果的に向上させる。
(第5の実施形態)
[0070]
図12〜図15を参照すると、別の実施形態による単相モータ11が示されている。モータ11は、ステータ及びロータを含む。ステータは、ステータハウジングと、ステータコア48と、ステータコア48の周りに巻き付けられるステータ巻線49と、ステータの一端に取り付けられる制御回路基板58とを含む。ステータハウジングは、2つの半ハウジング部36,32を含む。各半ハウジング部は、円筒スリーブと、円筒スリーブの外端に配設されるハブ25と、円筒スリーブとハブ25との間に連結される複数のスポーク28とを含む。ハブ25に、軸受27が取り付けられる。ステータコア48は、円筒スリーブの内壁面に取り付けられる。この実施形態では、単相モータ11は、単相永久磁石直流ブラシレスモータ11である。
[0071]
ロータは、回転軸61と、回転軸に固定される永久磁石67(図16参照)とを含む。永久磁石67の厚さは、ロータの外径の0.4〜0.48倍である。回転軸61の両端は、2つの半ハウジング部36,32のハブ25を貫通して延在し、ハブ25に取り付けられる軸受27によって、それぞれ、支持される。
[0072]
図14及び図15を参照すると、ステータコア48の歯52,57とステータ巻線49との間に、絶縁ブラケット47が配設される。ステータコア48の外側リング部(すなわち、ヨーク)と2つのステータ巻線49との間に、それぞれ、2つの絶縁ライニング45が配設されて、ステータ巻線49をステータコア48から絶縁する。この実施形態では、絶縁ライニング45は、ステータコア48の外側リング部の内面に取り付けられ、対応する歯52又は57を貫通させるための貫通穴を有する。
[0073]
図16及び図17を参照すると、ステータコア48は、第1の半コア部及び第2の半コア部からなる。第1の半コア部及び第2の半コア部の接合面には、凹部−突出部係合構造体が設けられる。第1の半コア部は、第1の半ヨーク部59と、第1の半ヨーク部59からステータコアの中心に向かって延在する第1の歯52とを含む。第2の半コア部は、第2の半ヨーク部75と、第2の半ヨーク部75からステータコアの中心に向かって延在する第2の歯57とを含む。第1の半ヨーク部59及び第2の半ヨーク部75は、協働して、外側リング部又はリング形状のヨークを形成する。
[0074]
第1の歯52及び第2の歯57は、第1の歯52の延長方向に対して垂直な幅W1を有し、幅W1は、ロータの外径D1の1.4〜1.6倍である。外側リング部は、ステータの半径方向に沿って厚さW2を有し、外側リング部の厚さW2は、ロータの外径D1の0.5〜0.7倍である。第1の歯52の2つの磁極片の内面(磁極面)は、第1の位置決め溝52bが形成された第1の円弧面52aを含む。第2の歯57の2つの磁極片の内面(磁極面)は、第2の位置決め溝57bが形成された第2の円弧面57aを含む。第1の位置決め溝52b及び第2の位置決め溝57bは、ロータの直径方向に沿って互いに対向して、ステータ巻線が消勢されると、ステータに対して相対的なロータの初期位置を制御する。位置決め溝52b,57bの位置を調整することによって、ロータの停止位置又は初期位置を調整することができる。第1の円弧面52a及び第2の円弧面57aは、互いに対向して、両者間に収容キャビティ/室を形成し、この中に、永久磁石67が収容される。永久磁石67は、第1の歯52及び第2の歯57と相互に作用するための2つの永久磁極を形成する。ロータの永久磁極の外周面とステータの磁極面52a,57aとの間に、実質的に均一な空隙68が形成される。「実質的に均一な空隙」という用語の理由は、空隙の大部分は、位置決め溝52b,57b、磁極の斜切面及び磁極片の斜切面に対応する部分を除いて、均一だからである。均一な空隙68の厚さは、永久磁石67の厚さの0.26〜0.34倍である。
[0075]
ホールセンサなどのセンサ69が、端子を介して、回路基板58(図12)に接続されて、永久磁石67の回転位置を検出する。
[0076]
ステータ巻線49は、好ましくは、第1の歯52及び第2の歯57の周りに巻き付けられる。特に、巻線ブラケット47は、中空の第1の取付アーム48a及び中空の第2の取付アーム48bを含み、これらのアームは、それぞれ、第1の歯52及び第2の歯57の端部に向かって延在する。第1の歯52は、第1の取付アーム48a内に延在し、第2の歯57は、第2の取付アーム48b内に延在する。各ステータ巻線49は、第1の取付アーム48a及び第2の取付アーム48bのうちの対応する1つの外部の周りに巻き付けられる。すなわち、ステータ巻線49及び第1の歯52/第2の歯57は、それぞれ、第1の取付アーム48a及び第2の取付アーム48bによって離間される。ステータ巻線49は、付勢されると、ロータを通る2つの磁気回路を形成することができる。
[0077]
第1の歯52及び第2の歯57は、両者間において、永久磁石67の両側に、それぞれ、磁気抵抗が大きい第1のスロット開口部/磁気ブリッジ73及び第2のスロット開口部/磁気ブリッジ74を形成する。この実施形態では、第1の歯52及び第2の歯57は、両者間に、スロット開口部73及び74を形成する。具体的には、第1の円弧面52aの2つの周方向の端部は、それぞれ、第1の切断面52c及び第2の切断面52dを形成し、第2の円弧面57aの2つの周方向の端部は、第3の切断面57c及び第4の切断面57dを形成する。第1の切断面52c及び第3の切断面57cは、互いに離間且つ対向して、両者間にスロット開口部73を形成し、第2の切断面52d及び第4の切断面57dは、互いに離間且つ対向して、両者間にスロット開口部74を形成する。スロット開口部73,74は、第1/第2の歯の延長方向に対して傾斜している。すなわち、スロット開口部の延長方向と第1/第2の歯の延長方向との間に、鋭角が形成される。
[0078]
第1の切断面52cと第3の切断面57cとの間の距離は、ロータの外径D1の0.09〜0.13倍であり、第2の切断面52dと第4の切断面57dとの間の距離も、ロータの外径D1の0.09〜0.13倍である。
[0079]
スロット開口部73,74の中心とロータの中心とを結ぶ連結線L5及び第1の歯52の延長方向L6は、両者間に、60〜65度の角度Qを形成する。スロット開口部73,74の中心を結ぶ連結線及び第2の歯57の延長方向は、60〜65度の角度を形成することがより好ましい。スロット開口部73,74は、大きさが実質的に同じであり、ロータの回転中心に関して対称である。
[0080]
第1の円弧面52aは、第1の位置決め溝52bを有し、第2の円弧面57aは、第2の位置決め溝57bを有する。第1の位置決め溝52bの開口部は、永久磁石67側に面し、第2の位置決め溝57bの開口部は、永久磁石67側に面する。第1の位置決め溝52b及び第2の位置決め溝57bの開口部の幅は、ロータの外径D1の0.24〜0.28倍である。ここでいう「開口部の幅」という語は、永久磁石の周方向に沿う第1の位置決め溝52b及び第2の位置決め溝57bの大きさを指す。第1の歯52内の第1の位置決め溝52bの深さ及び第2の歯57内の第2の位置決め溝57bの深さは、両方とも、ロータの外径D1の0.015〜0.035倍である。第1の位置決め溝52bと第2の位置決め溝57bとを結ぶ線は、第1の歯52及び第2の歯57の中心線と一致することが好ましい。
[0081]
図18は、上記の単相モータのいずれか1つを用いる流体発生装置80を示す。流体発生装置80は、更に、単相モータの回転軸に取り付けられる遠心インペラ81と、遠心インペラ81と協働するディフューザ82と、ディフューザ82と協働するディフューザ装備品83とを含む。
[0082]
図19を参照すると、遠心インペラ81は、予め設定された距離だけ互いに離間している前部カバープレート91及び後部カバープレート93を含む。遠心インペラ81は、更に、前部及び後部カバープレート91,93の間に取り付けられる複数のブレード95を含む。隣接するブレード95の間に、空気通路が形成される。空気通路は、遠心インペラ81の中心の吸気口と、遠心インペラ81の外周に沿う排気口とを有する。
[0083]
図20及び図21を参照すると、ディフューザ82は、管状の外部ハウジング91と、管状の外部ハウジング91内に取り付けられる区切板93とを含む。区切板93は、モータ11の回転軸を貫通させるための貫通穴94を有する。区切板93は、更に、ねじ96を貫通させて、ディフューザをモータ11に取り付けるための複数のねじ穴95を含む。この場合、管状の外部ハウジング91は、モータ11を取り囲む。
[0084]
ディフューザ82は、管状の外部ハウジング91及び区切板93に連結される複数の拡散ベーン99を含む。各2つの隣接する拡散ベーン99の間に、拡散溝97が形成される。拡散溝97の吸気口端部は、遠心インペラ81の排気口と連通する。この実施形態では、拡散溝97は、区切板93を貫通して、流体をディフューザ装備品83に案内する。
[0085]
図22は、上記の単相モータ10,11又は上記の流体発生装置80を含む真空掃除機210を示す。この実施形態では、真空掃除機210は、公知の構造を採用するので、ここでは、これ以上詳細に説明しない。
[0086]
図23は、上記の単相モータ又は上記の流体発生装置を含むハンドドライヤ220を示す。この実施形態では、ハンドドライヤ220は、公知の構造を採用するので、ここでは、これ以上詳細に説明しない。
[0087]
図24は、上記の単相モータ又は上記の流体発生装置を含むヘアドライヤ230を示す。この実施形態では、ヘアドライヤ230は、公知の構造を採用するので、ここでは、これ以上詳細に説明しない。
[0088]
図25は、上記の単相モータ又は上記の流体発生装置を含む送風機240を示す。この実施形態では、送風機240は、公知の構造を採用するので、ここでは、これ以上詳細に説明しない。
[0089]
本考案は、1つ以上の好ましい実施形態を参照して説明されるが、当業者であれば種々の変更が可能であるものと理解される。例えば、単相モータは、他の実施形態では、永久磁石同期モータにすることもできる。したがって、本考案の範囲は、以下の実用新案登録請求の範囲を参照することにより決定されるべきである。
10,11 単相モータ
20 ステータ
21 外部ハウジング
23 エンドキャップ
24 軸受
25 ハブ
27 軸受
28 スポーク
30 ステータコア
31 外側リング部
32,36 半ハウジング部
33 歯
34 歯本体
35 磁極片
37 スロット開口部
38 斜切面
39 ステータ巻線
40 絶縁ブラケット
41 空隙
45 絶縁ライニング
47 絶縁ブラケット/巻線ブラケット
48 ステータコア
48a 第1の取付アーム
48b 第2の取付アーム
49 ステータ巻線
50 ロータ
51 回転軸
52,57 歯
52a 第1の円弧面/磁極面
52b 第1の位置決め溝
52c 第1の切断面
52d 第2の切断面
53 ロータコア
54 溝
55 永久磁極
56 永久磁極の外面
57a 第2の円弧面/磁極面
57b 第2の位置決め溝
57c 第3の切断面
57d 第4の切断面
58 制御回路基板
59 第1の半ヨーク部
60 ロータ
61 回転軸
63 ロータコア
64 溝
65 永久磁極
66,67 永久磁石
68 空隙
69 センサ
73 第1のスロット開口部/磁気ブリッジ
74 第2のスロット開口部/磁気ブリッジ
75 第2の半ヨーク部
80 流体発生装置
81 遠心インペラ
82 ディフューザ
83 ディフューザ装備品
91 前部カバープレート/外部ハウジング
93 後部カバープレート/区切板
94 貫通穴
95 ブレード/ねじ穴
96 ねじ
97 拡散溝
99 拡散ベーン
100 インペラ
210 真空掃除機
220 ハンドドライヤ
230 ヘアドライヤ
240 送風機
300 ステータコアユニット
301 ヨークセグメント
302 凹部
303 歯
304 突出部
305 磁極片
310 ステータコアユニット
311 ヨークセグメント
312 第1の斜切面
313 歯
314 第2の斜切面
315 磁極片
321 外側リング部
322,324 凹部−突出部係合面
323 歯
325 磁極片
D1 ロータの外径
L1 対称中心線
L2 線
L3,L4 半径方向中心線
L5 連結線
L6 延長方向
Q 起動角
W1 幅
W2 厚さ

Claims (15)

  1. ステータコアと、前記ステータコアの周りに巻き付けられるステータ巻線とを備えるステータであって、前記ステータコアは、ヨークと、前記ヨークから内方に延在する複数の歯と、前記歯の各々の末端に形成され、モータの周方向に沿って延在する磁極面とを備える、ステータと、
    前記ステータに対して相対的に回転可能なロータであって、前記ロータは、前記磁極面によって取り囲まれる収容室に収容され、前記ロータは、前記ステータの前記磁極面に面する複数の磁極を備え、前記ロータの前記磁極の外面及び前記ステータの前記磁極面は、互いに同軸であることによって、両者間に、実質的に均一な空隙を形成する、ロータと、
    を備える単相モータと、
    前記ロータによって駆動されて、流体流を発生させるインペラと、
    を備えることを特徴とする流体発生装置。
  2. 隣接する歯の前記磁極面は、スロット開口部によって離間され、前記スロット開口部は、前記空隙の厚さの4倍以下の幅を有することを特徴とする、請求項1に記載の流体発生装置。
  3. 各歯は、前記ヨークから延在する歯本体と、前記歯本体の末端から前記ロータの2つの互いに反対の周方向にそれぞれ延在する1対の磁極片とを備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の流体発生装置。
  4. 前記磁極片は、前記歯本体から遠ざかる方向に徐々に小さくなる半径方向の厚さを有することを特徴とする、請求項3に記載の流体発生装置。
  5. 隣接する歯の前記磁極片は、スロット開口部によって互いに離間されるか、又は磁気ブリッジによって互いに連結され、前記スロット開口部又は磁気ブリッジは、前記2つの隣接する歯本体の間の対称中心からオフセットされることを特徴とする、請求項3に記載の流体発生装置。
  6. 隣接する歯の前記磁極片は、スロット開口部によって互いに離間され、前記2つの磁極片は、短い磁極片及び長い磁極片を含み、前記短い磁極片の内面は、前記スロット開口部に隣接する斜切面を形成することを特徴とする、請求項5に記載の流体発生装置。
  7. 前記スロット開口部又は磁気ブリッジは、対応する2つの隣接する歯の対称中心から、45〜135度の電気角だけオフセットされることを特徴とする、請求項5に記載の流体発生装置。
  8. 前記歯は、第1の歯及び第2の歯を含み、前記第1の歯の磁極面は、第1の位置決め溝が形成された第1の円弧面を形成し、前記第2の歯の磁極面は、第2の位置決め溝が形成された第2の円弧面を形成し、前記第1の円弧面及び前記第2の円弧面は、互いに対向しており、両者間に前記収容室が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の流体発生装置。
  9. 前記第1の歯及び前記第2の歯は、両者間において、前記ロータの両側に、第1のスロット開口部/磁気ブリッジ及び第2のスロット開口部/磁気ブリッジを形成し、前記第1のスロット開口部/磁気ブリッジ及び前記第2のスロット開口部/磁気ブリッジは、前記ロータの軸線に関して対称であることを特徴とする、請求項8に記載の流体発生装置。
  10. 前記第1のスロット開口部/磁気ブリッジの中心と前記ロータの中心とを結ぶ連結線と前記第1の歯の前記歯本体の延長方向との間に、60〜65度の角度が形成されることを特徴とする、請求項9に記載の流体発生装置。
  11. 前記第1の円弧面の2つの周方向の端部は、それぞれ、第1の切断面及び第2の切断面を形成し、前記第2の円弧面の2つの周方向の端部は、それぞれ、第3の切断面及び第4の切断面を形成し、前記第1の切断面及び前記第3の切断面は、互いに対向しており、両者間に前記第1のスロット開口部を形成し、前記第2の切断面及び前記第4の切断面は、両者間に前記第2のスロット開口部を形成し、前記切断面と前記第1又は第2の歯の前記歯本体の中心線との間に、鋭角が形成されることを特徴とする、請求項8に記載の流体発生装置。
  12. 前記第1の位置決め溝と前記第2の位置決め溝とを結ぶ線は、前記第1の歯及び前記第2の歯の前記歯本体の中心線と一致することを特徴とする、請求項8に記載の流体発生装置。
  13. 前記単相モータは、単相永久磁石直流ブラシレスモータ又は単相永久磁石ブラシレス同期モータであることを特徴とする、請求項1に記載の流体発生装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の流体発生装置を備えることを特徴とする電気装置。
  15. 前記電気装置は、ハンドドライヤ、ヘアドライヤ、真空掃除機、又は送風機であることを特徴とする、請求項14に記載の電気装置。
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