JP3208908U - デンタルフロスホルダ - Google Patents
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Abstract
【課題】狭い口腔内の歯間部分であっても、デンタルフロスを適切に使用することを可能にする使い勝手が良好なデンタルフロスホルダを提供する。【解決手段】指通し用リング10と、指通し用リング10の外周上に連設された突出部20と、を有し、突出部20にはデンタルフロスを係合させるための係合溝21が刻設されている。また、突出部20の先端には、係合溝21に係合させたデンタルフロスを挿通させるため挿通リング30が設けられている。【選択図】図1
Description
本考案はデンタルフロスホルダに関する。
歯みがきを行う際において、歯ブラシのみでは歯の汚れの60%程度しか磨けていないといわれている。特に奥歯の隣接面(歯と歯の間)に挟まってしまった食片等は、通常の歯ブラシによるブラッシングだけでは除去できないことが多い。また、近年スメハラ(スメル−ハラスメント)といった言葉があるように、臭いに関するエチケットが重要視されている。このような臭いに関するエチケットとして代表的なものとして口臭対策がある。口臭対策においても歯みがきを適切に行うことは重要であり、通常の歯ブラシを用いた歯みがきに加え、デンタルフロスを用いた歯間磨きを行うことがより好ましいとされている。
従来このようなデンタルフロスを用いた歯間磨きを行う際においては、デンタルフロスの一方の端部を指に巻き付け用ホルダの使用が好ましい。特許文献1に開示されているような構成のものが提案されている。
特許文献1に開示されている構成のデンタルフロスホルダは、円筒状のハウジングと、フロス収容部と、フロス収容部から巻き出したフロスを保持するフロス保持部とを有し、通常の歯ブラシよりも大きなものになっている。このため、狭い口腔内における歯間部分に対してデンタルフロスを適切に使用することが困難になってしまうといった課題を有していた。また、デンタルフロスホルダを用いた場合、実質的に歯間磨きをするデンタルフロスが短くなるため、短時間でデンタルフロスが破断してしまい、経済的でないという課題もある。さらに、デンタルフロスホルダを用いずに使用者の指に直接デンタルフロスを巻き付けて歯間磨きを行うことも可能ではあるが、デンタルフロスの表面は滑り易いため、デンタルフロスを指に強く巻き付けなければならず、指先が痛くなってしまうといった課題もある。
そこで本考案は、狭い口腔内の歯間部分であっても、デンタルフロスを適切に使用することが可能な使い勝手が良好なデンタルフロスホルダの提供を目的としている。
上記課題を解決するために本考案者は鋭意研究を行った結果、以下の構成に想到した。すなわち、指通し用リングと、前記指通し用リングの外周上に連設された突出部と、を有し、前記突出部にはデンタルフロスを係合させるための係合溝が刻設されていることを特徴とするデンタルフロスホルダである。
これにより、デンタルフロスホルダを可及的に小型化することができるため、デンタルフロスを素手で使用した場合と同様の操作性を得ることができる。また、デンタルフロスの一方の端部をデンタルフロスホルダに確実に係合させているので、歯間磨き中にデンタルフロスの係合状態が解けてしまうことがなく、確実な歯間磨きをすることができる。
また、前記係合溝は、前記突出部の正面側と背面側のそれぞれにおいて形成された、X字形をなす第1係合溝および前記第1係合溝の両端部分どうしを連通させた第2係合溝と、前記第1係合溝および前記第2係合溝の両端部分どうしを前記突出部の正面側と背面側にそれぞれ連通させる第3係合溝と、を有していることが好ましい。
これにより、係合溝へのデンタルフロスの係合状態をより確実にすることができる。
また、前記突出部の先端部分には、前記係合溝に係合させた前記デンタルフロスを挿通させるための挿通リングが設けられていることが好ましい。
これにより、挿通リング内でデンタルフロスを自由に移動させることができるため、デンタルフロスに不意な力が作用せず、歯間磨き中にデンタルフロスの破断を防ぐことができる。
また、前記挿通リングには、前記挿通リングの内外を連通させる連通部が形成されていることが好ましい。
これによりデンタルフロスを容易に挿通リングに挿通させることができ、デンタルフロスホルダの使い勝手を向上させることができる。
本考案にかかる構成を採用することにより、歯間磨き中においてデンタルフロスが使用者の指を締め付けることがないから指先に痛みを感じることなく歯間磨きを行うことができる。また、使用者の指にデンタルフロスを巻き付けて使用する形態に近付けることができるので、狭い口腔内であっても確実に歯間磨きを行うことができる。また、使用者の好みに応じてデンタルフロスの長さを調整することができると共に、実際に歯間磨き部分として使用することができるデンタルフロスの長さを可及的に長くすることができるため、デンタルフロスの破断リスクを低減することができ、結果的にデンタルフロスの無駄を減らすことができ、経済的である。
以下、本考案におけるデンタルフロスホルダの実施形態について図面に基づいて具体的に説明する。
本実施形態におけるデンタルフロスホルダ50は、使用者の指を挿通させる指通し用リング10と、指通し用リング10の外周上に連設され指通し用リング10の径外方向に突出させるようにして形成された突出部20と、突出部20と一体に形成され、デンタルフロスFを挿通させる挿通リング30と、を有している。このようなデンタルフロスホルダ50はポリプロピレン等に代表される合成樹脂により形成することができる。
本実施形態における指通し用リング10は、外径寸法および内径寸法がそれぞれ30mm,20mmである円形に形成されている。なお、指通し用リング10は指を通すことができる形態および寸法であればよく、具体的な形態および寸法は特に限定されるものではない。
突出部20は、指通し用リング10の外周上における所要位置において指通し用リング10と一体に形成されている。本実施形態にかかる突出部20にはデンタルフロスFを係合させるための係合溝21が刻設されている。係合溝21の表面には梨地状加工やゴム皮膜加工に代表されるすべり止め加工を施すこともできる。突出部20には、図1に示すように、突出部20を正面視した際における対角線に対応する位置に刻設され、X字形をなす第1係合溝22と、第1係合溝22の両端部分どうしを指通し用リング10の外周縁に沿った方向で連通させる第2係合溝24が刻設されている。
なお、図示は省略するが、指通し用リング10の背面側にも指通し用リング10の正面側と同様に第1係合溝22および第2係合溝24が刻設されている。指通し用リング10の正面側の第1係合溝22および第2係合溝24の交点と、指通し用リング10の背面側の第1係合溝22および第2係合溝24の交点とは第3係合溝26により連通されている。このように本実施形態における係合溝21は、互いに連通する第1係合溝22と第2係合溝24と第3係合溝26とを有している。
また、突出部20の先端部分には係合溝21に係合させたデンタルフロスFを挿通させるための挿通リング30が設けられている。そして図1からも明らかなように、挿通リング30には挿通リング30の内外である内周30Aと外周30Bとを連通させる連通部32が形成されている。ここでは、連通部32を突出部20の先端側の第2係合溝24と平行になる配列で形成した。
次に、デンタルフロスホルダ50へのデンタルフロスFの係合方法について説明する。まず、図2に示すように、デンタルフロスFの端部を係合溝21のいずれかの位置に位置合わせし、係合溝21に沿ってデンタルフロスFを突出部20の外表面に巻回させる。係合溝21に沿ってデンタルフロスFを一部区間で重複させ、デンタルフロスFを引っ張っても突出部20からデンタルフロスFが解けないように係合溝21に係合させた後、図3に示すように、デンタルフロスFを連通部32から挿通リング30に挿通させる。
図4は、デンタルフロスFを係合させたデンタルフロスホルダ50の正面図である。このようにしてデンタルフロスホルダ50に係合されたデンタルフロスFは、挿通リング30の内周30Aに沿って自由に移動させることができる。これにより、歯間磨きの動作にあわせてデンタルフロスFを適宜移動させることができ、デンタルフロスFに無理な力が作用しないようにすることができ、デンタルフロスFの破断を防止することができる点において好都合である。
このようにデンタルフロスFの一方の端部をデンタルフロスホルダ50に係合させた後、歯間磨きに必要なデンタルフロスFを適宜巻き出し、デンタルフロスFを切断し、デンタルフロスFの他端部についても図4と同様にするか、使用者の指に巻き付ける等して歯間磨きの準備をすることができる。
このように所要長さに巻き出したデンタルフロスFの一端部分または両端部分をデンタルフロスホルダ50に係合させることで、滑り易いデンタルフロスFであっても適切な張力を付与させた状態で歯間磨きに使用することができる。また、従来技術に比べて実際に歯間部分に摺動させるデンタルフロスFを長くすることができるため、効率的な歯間磨きをすることができる。そして、本実施形態におけるデンタルフロスホルダ50は簡易で小型な構成であるから、狭い口腔内であっても細かい作業がしやすく、使い勝手が良好である。当然、歯間磨き中においても指が痛くなってしまうことはない。
以上に、本考案にかかるデンタルフロスホルダ50の実施形態について説明をしたが、本考案の技術的範囲は、以上の実施形態に限定されるものではなく、考案の要旨を変更しない範囲において各種の変更を施した構成であっても本考案の技術的範囲に属する。例えば、以上に説明した実施形態にかかるデンタルフロスホルダ50は、指通し用リング10と突出部20に加え連通部32が形成された挿通リング30を有する形態であるが、連通部32が形成されていない挿通リング30の形態を採用することもできる。この場合であっても挿通リング30にデンタルフロスFを挿通させることは可能である。また、挿通リング30の配設自体を省略した構成を採用することができる。
また、本実施形態における係合溝21は、第1係合溝22,第2係合溝24,第3係合溝26を有する形態について説明しているが、この形態に限定されるものではない。要は、突出部20の外表面にデンタルフロスFを係合させることができれば係合溝21の構成は特に限定されるものではない。
また、本実施形態においては、デンタルフロスFをいわゆる一本遣いする形態について説明しているが、この使用形態に限定されるものではない。デンタルフロスFの一方の端部をデンタルフロスホルダ50に係合させると共に、デンタルフロスFを所要長さ巻き出した後、デンタルフロスFを折り返してデンタルフロスFの他端部を再びデンタルフロスホルダ50に係合させてデンタルフロスFを二本遣いすることもできる。
10 指通し用リング,
20 突出部,
21 係合溝,22 第1係合溝,24 第2係合溝,26 第3係合溝,
30 挿通リング,30A 内周,30B 外周,32 連通部,
50 デンタルフロスホルダ,
F デンタルフロス
20 突出部,
21 係合溝,22 第1係合溝,24 第2係合溝,26 第3係合溝,
30 挿通リング,30A 内周,30B 外周,32 連通部,
50 デンタルフロスホルダ,
F デンタルフロス
Claims (4)
- 指通し用リングと、前記指通し用リングの外周上に連設された突出部と、を有し、
前記突出部にはデンタルフロスを係合させるための係合溝が刻設されていることを特徴とするデンタルフロスホルダ。 - 前記係合溝は、
前記突出部の正面側と背面側のそれぞれにおいて形成された、X字形をなす第1係合溝および前記第1係合溝の両端部分どうしを連通させた第2係合溝と、
前記第1係合溝および前記第2係合溝の両端部分どうしを前記突出部の正面側と背面側にそれぞれ連通させる第3係合溝と、を有していることを特徴とする請求項1記載のデンタルフロスホルダ。 - 前記突出部の先端部分には、前記係合溝に係合させた前記デンタルフロスを挿通させるための挿通リングが設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のデンタルフロスホルダ。
- 前記挿通リングには、前記挿通リングの内外を連通させる連通部が形成されていることを特徴とする請求項3記載のデンタルフロスホルダ。
Priority Applications (1)
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JP2016005761U JP3208908U (ja) | 2016-12-02 | 2016-12-02 | デンタルフロスホルダ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016005761U JP3208908U (ja) | 2016-12-02 | 2016-12-02 | デンタルフロスホルダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2016005761U Expired - Fee Related JP3208908U (ja) | 2016-12-02 | 2016-12-02 | デンタルフロスホルダ |
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JP (1) | JP3208908U (ja) |
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2016
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