JP3208855U

JP3208855U - タイツ型磁気治療器

Info

Publication number: JP3208855U
Application number: JP2016005651U
Authority: JP
Inventors: 隆祥山口
Original assignee: ジャパンライフ株式会社
Priority date: 2016-11-25
Filing date: 2016-11-25
Publication date: 2017-02-23
Anticipated expiration: 2026-11-25

Abstract

【課題】一般のタイツと同様にして着用することにより、永久磁石を一度に下半身全体に当接させることができ、肌に貼り付けるタイプではないため、肌が弱い人であっても安心して使用でき、小さな永久磁石が下衣のほぼ全体に配置されるために、痛感を覚えることなく、下半身全体の血行を促進して有効な磁気治療を行うことができ、更に、永久磁石（磁気カプセル）の取り付けが容易なタイツ型磁気治療器を提供することを課題とする。【解決手段】タイツ形状を呈していて、その全体に亘って磁気カプセル２が配設されて成るタイツ型磁気治療器1であって、両側腰部分から大腿部を通って膝位置まで伸びる伸縮帯７が被着され、伸縮帯７には全体に亘って磁気カプセル２が配設され、また、伸縮帯７の膝頭対応部に開口８が形成されている。【選択図】図１

Description

本考案は、タイツ型磁気治療器に関するものであり、より詳細には、一般のタイツと同様にして着用することにより下半身の血行を促進し、磁気治療を行うことができるタイツ型磁気治療器に関するものである。

身体に着用して磁気治療を行う磁気治療器で下半身用のものとしては、腰保護用ベルトやひざサポーター等があるが、これらは腰や膝のように、下半身の一部に対して磁気作用を及ぼすものであるので、それによる磁気治療効果は部分的であって、下半身全体に及ぶ訳ではない。

また、貼り付けタイプの磁気治療器があるが、それは１つずつ患部（ツボ）に貼り付けていく必要があるため、多数貼り付けるには手間がかかり、また、貼り付けタイプの磁気治療器は使い捨てであって恒久的使用ができないため、多数用いる場合にはコスト的にも問題がある。更に、この貼り付けタイプの磁気治療器は、直接肌に貼り付けるものであるため、貼り付け部がかぶれたりするおそれがあり、肌が弱い人には不向きである。

実開平０７−２１０６０号公報特開２００４−２０８８３４号公報

上述したように、身体に着用して磁気治療を行う磁気治療器で下半身用である腰保護用ベルトやひざサポーターの場合は、腰や膝のように、下半身の一部に対して磁気作用を及ぼすものであるので、それによる磁気治療効果は部分的であって、下半身全体には及ばないという問題があり、貼り付け型マグネットの場合は、１つずつ患部に貼り付ける必要があるために多数貼り付けるには手間がかかり、コスト的にも問題があり、更に、肌が弱い人には不向きであるという問題があった。

本考案は、従来技術におけるこのような問題を解決するためになされたものであり、一般のタイツと同様にして着用することにより、永久磁石を一度に下半身全体に当接させることができ、肌に貼り付けるタイプではないため、肌が弱い人であっても安心して使用でき、小さな永久磁石が下衣のほぼ全体に配置されるために、痛感を覚えることなく、下半身全体の血行を促進して有効な磁気治療を行うことができ、更に、永久磁石（磁気カプセル）の取り付けが容易なタイツ型磁気治療器を提供することを課題とする。

上記課題を解決するための請求項１に記載の考案は、タイツ形状を呈していて、その全体に亘って磁気カプセルが配設されて成るタイツ型磁気治療器であって、
両側腰部分から大腿部を通って膝位置まで伸びる伸縮帯が被着され、前記伸縮帯には全体に亘って磁気カプセルが配設され、また、前記伸縮帯の膝頭対応部に開口が形成されていることを特徴とするタイツ型磁気治療器である。

一実施形態においては、前記伸縮帯は伸縮性のあるサテンネット製である。

また、一実施形態においては、前記磁気カプセルは、永久磁石を収納した容部と、前記容部を嵌装する環状受け部とから成り、前記容部は、前記磁気カプセル定着部の生地を挟んで前記環状受け部内に嵌入することにより、前記磁気カプセル定着部に固定される。

本考案は上記のとおりであって、本考案に係るタイツ型磁気治療器は、一般のタイツと同様にして着用することにより、多数の磁気カプセルを、下半身全体に同時に当接させることができ、以て、下半身全体の血行が促進されて有効な磁気治療効果が得られる。また、請求項３に記載の考案の場合は、磁気カプセルの定着作業が容易で、生産効率が向上する効果がある。

本考案に係るタイツ型磁気治療器の正面図である。本考案に係るタイツ型磁気治療器の要部拡大図である。本考案に係るタイツ型磁気治療器の要部構成図である。磁気カプセルの構成例を示す正面図及び背面図である。図４におけるＡ−Ａ線断面図である。本考案に係るタイツ型磁気治療器の使用状態図である。

本考案を実施するための形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本考案に係るタイツ型磁気治療器１は、タイツ形状を呈していて、その全体に亘って磁気カプセル２が配設されて成るものである。そして、このタイツ型磁気治療器１は、両側腰部分から大腿部を通って膝位置まで伸びる伸縮帯７を備える。この伸縮帯７は、サテンネット等の強伸縮性素材製であって、全体に亘って磁気カプセル２が配設され、また、その膝頭対応部に開口８が形成される。

磁気カプセル２は、例えば、永久磁石３を収納した容部４と、容部４を嵌装する環状受け部５とから成り、容部４は、磁気カプセル２定着部の生地６を挟んで環状受け部５内に嵌入することにより、磁気カプセル２定着部に固定される。この磁気カプセル２を用いた場合は、磁気カプセル２の定着部の生地６に対する固定作業が容易であるため、生産効率が向上する。

本考案に係るタイツ型磁気治療器１は、上記のように磁気カプセル２がほぼ全体に配置された構成であるため、単に一般のタイツと同様の方法で着用するだけで、多数の磁気カプセル２を下半身全体のツボ部分に当接させることができ、その当接部分に有効に磁気作用を及ぼすことができる。

そして、本考案に係るタイツ型磁気治療器１は、両側腰部分から大腿部を通って膝に至る部分に伸縮帯７を備えており、この伸縮帯７は、例えば伸縮性のあるサテンネット製であって、装着中に膝を引き上げるように作用する。膝痛の多くは膝に体重がかかることによって起こるが、本考案に係るタイツ型磁気治療器１の場合は、装着中にこの伸縮帯７が膝を引き上げるように作用するため、その痛みが軽減されると共に、膝痛が予防される。特に、伸縮帯７の膝頭対応部に開口８が形成される場合は、膝頭の一部が開口８内に臨むことになるので、膝が確固と保持され、伸縮帯７による膝引き上げ作用がより有効なものとなる（図６参照）。

また、本考案に係るタイツ型磁気治療器１の場合は、磁気カプセル２を直接肌に粘着させる訳ではないので、肌が弱い人であっても安心して使用できる。また、磁気カプセル２がほぼ全体に配置されるために、下半身全体の血行が促進されて有効な磁気治療効果が得られる。

１タイツ型磁気治療器
２磁気カプセル
３永久磁石
４容部
５環状受け部
６生地
７伸縮帯
８開口

Claims

タイツ形状を呈していて、その全体に亘って磁気カプセルが配設されて成るタイツ型磁気治療器であって、
両側腰部分から大腿部を通って膝位置まで伸びる伸縮帯を備え、前記伸縮帯には全体に亘って磁気カプセルが配設され、また、前記伸縮帯の膝頭対応部に開口が形成されていることを特徴とするタイツ型磁気治療器。
前記伸縮帯は伸縮性のあるサテンネット製である、請求項１に記載のタイツ型磁気治療器。
前記磁気カプセルは、永久磁石を収納した容部と、前記容部を嵌装する環状受け部とから成り、前記容部は、前記磁気カプセル定着部の生地を挟んで前記環状受け部内に嵌入することにより、前記磁気カプセル定着部に固定されている、請求項１又は２に記載のタイツ型磁気治療器。