JP3208709B2 - 端末装置のチルト機構 - Google Patents
端末装置のチルト機構Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端末装置のチルト
機構に関し、特に表示装置を任意の角度に傾斜させ得る
ようにしたチルト機構に関する。
機構に関し、特に表示装置を任意の角度に傾斜させ得る
ようにしたチルト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータと情報処理システム
の発達により各種情報の入、出力機能を有する装置、す
なわち端末装置が急速に普及してきており、あらゆる産
業分野の会社、工場、事務所はもとより一般家庭でも使
用されている。例えば、工場などではFMT(flexible
manufacturing tarminal )と呼ばれている端末装置が
生産計画、各種工程の管理、メンテナンス、工場間のネ
ットワークなどに広く用いられている。このような端末
機器は、一般にLCD(液晶表示装置)を用いた表示装
置を備え、この表示装置の角度をチルト機構によって自
由に可変設定し得るようにしている。
の発達により各種情報の入、出力機能を有する装置、す
なわち端末装置が急速に普及してきており、あらゆる産
業分野の会社、工場、事務所はもとより一般家庭でも使
用されている。例えば、工場などではFMT(flexible
manufacturing tarminal )と呼ばれている端末装置が
生産計画、各種工程の管理、メンテナンス、工場間のネ
ットワークなどに広く用いられている。このような端末
機器は、一般にLCD(液晶表示装置)を用いた表示装
置を備え、この表示装置の角度をチルト機構によって自
由に可変設定し得るようにしている。
【0003】図5(a)、(b)に卓上型端末装置の従
来例を示す。これを概略説明すると、端末装置1は、装
置本体2と、装置本体2の前面にチルト機構3によって
前後方向に傾動自在に取付けられたタッチパネル式の表
示装置4と、装置本体2が設置される台座5とを備え、
装置本体2と表示装置4を図示を省略したケーブルによ
って電気的に接続している。前記チルト機構3は、表示
装置4の背面両端部にそれぞれ固定され装置本体2の前
面上端部に水平な軸6によって回動自在に軸支される左
右一対からなる回動板7と、装置本体2の前面下部寄り
に進退自在に取付けられ表示装置4の背面下部を受け止
める支持バー8とで構成されている。
来例を示す。これを概略説明すると、端末装置1は、装
置本体2と、装置本体2の前面にチルト機構3によって
前後方向に傾動自在に取付けられたタッチパネル式の表
示装置4と、装置本体2が設置される台座5とを備え、
装置本体2と表示装置4を図示を省略したケーブルによ
って電気的に接続している。前記チルト機構3は、表示
装置4の背面両端部にそれぞれ固定され装置本体2の前
面上端部に水平な軸6によって回動自在に軸支される左
右一対からなる回動板7と、装置本体2の前面下部寄り
に進退自在に取付けられ表示装置4の背面下部を受け止
める支持バー8とで構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のチルト機構3にあっては、表示装置4を軸6を
中心として前方に回動させ、支持バー8を前方に移動さ
せることにより表示装置4を所望の角度姿勢に保持する
ようにしているので、二点鎖線で示すように傾斜させて
使用する場合は、表示装置4の下端側が台座5の前方に
突出するため、前方に広いスペースを確保する必要があ
った。また、表示装置4を傾斜させると、重心が前方に
移動して安定性が悪くなるため、角度調整の範囲が狭い
という問題があった。さらに、角度調整の範囲が狭いた
めに、立っている状態、座っている状態と様々な操作姿
勢や個人差による角度調整に対応しきれず、例えば、図
6に示すように立った状態で操作する場合は、腰を曲げ
て操作せざるを得ず(a)、背の高い者や低い者が椅子
に座って操作する場合は、画面の高さに合わせて椅子9
の高さを調整する必要がある(b)。
た従来のチルト機構3にあっては、表示装置4を軸6を
中心として前方に回動させ、支持バー8を前方に移動さ
せることにより表示装置4を所望の角度姿勢に保持する
ようにしているので、二点鎖線で示すように傾斜させて
使用する場合は、表示装置4の下端側が台座5の前方に
突出するため、前方に広いスペースを確保する必要があ
った。また、表示装置4を傾斜させると、重心が前方に
移動して安定性が悪くなるため、角度調整の範囲が狭い
という問題があった。さらに、角度調整の範囲が狭いた
めに、立っている状態、座っている状態と様々な操作姿
勢や個人差による角度調整に対応しきれず、例えば、図
6に示すように立った状態で操作する場合は、腰を曲げ
て操作せざるを得ず(a)、背の高い者や低い者が椅子
に座って操作する場合は、画面の高さに合わせて椅子9
の高さを調整する必要がある(b)。
【0005】他のチルト機構としては、摩擦力を利用し
たものが知られている。このような摩擦式チルト機構
は、ノート型パーソナルコンピュータ等に広く用いられ
ており、表示装置を前後方向に広い角度範囲で傾斜させ
ることができるという利点がある。しかしながら、摩擦
力が大きすぎると微妙な角度調整が難しく、小さすぎる
と所望の角度に安定した状態で保持することができず、
特にタッチパネルの場合は画面上のタッチスイッチを大
きな力で操作したときにパネルが回動して傾斜角度が変
わってしまうため、最適な摩擦力に調整することが難し
いという問題があった。
たものが知られている。このような摩擦式チルト機構
は、ノート型パーソナルコンピュータ等に広く用いられ
ており、表示装置を前後方向に広い角度範囲で傾斜させ
ることができるという利点がある。しかしながら、摩擦
力が大きすぎると微妙な角度調整が難しく、小さすぎる
と所望の角度に安定した状態で保持することができず、
特にタッチパネルの場合は画面上のタッチスイッチを大
きな力で操作したときにパネルが回動して傾斜角度が変
わってしまうため、最適な摩擦力に調整することが難し
いという問題があった。
【0006】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、比較的
構造が簡単で、重心を殆ど移動させずに表示装置を大き
な角度範囲で傾動させることができるようにした端末装
置のチルト機構を提供することにある。
めになされたもので、その目的とするところは、比較的
構造が簡単で、重心を殆ど移動させずに表示装置を大き
な角度範囲で傾動させることができるようにした端末装
置のチルト機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、台座上に設置される表示装置を前後方向に
傾動させる端末装置のチルト機構において、前記台座に
前後方向にスライド自在に設けられ前記表示装置の下端
を回動自在に枢支するスライダと、このスライダに前記
表示装置の下端とは異なる位置において下端が回動自在
に枢支された回動プレートと、前記台座に取付けられ前
記回動プレートを固定する固定手段とを備え、前記表示
装置側に長穴を設け、この長穴に前記回動プレートに設
けた連結ピンを摺動自在に挿通して表示装置と回動プレ
ートを連結し、前記回動プレートにガイド穴を設け、こ
のガイド穴に前記固定手段を相対摺動自在に挿通したも
のである。
に本発明は、台座上に設置される表示装置を前後方向に
傾動させる端末装置のチルト機構において、前記台座に
前後方向にスライド自在に設けられ前記表示装置の下端
を回動自在に枢支するスライダと、このスライダに前記
表示装置の下端とは異なる位置において下端が回動自在
に枢支された回動プレートと、前記台座に取付けられ前
記回動プレートを固定する固定手段とを備え、前記表示
装置側に長穴を設け、この長穴に前記回動プレートに設
けた連結ピンを摺動自在に挿通して表示装置と回動プレ
ートを連結し、前記回動プレートにガイド穴を設け、こ
のガイド穴に前記固定手段を相対摺動自在に挿通したも
のである。
【0008】本発明においては、スライダとともに表示
装置が前後方向に移動するため、表示装置を傾動させて
も表示装置の重心は殆ど移動しない。したがって、大き
な角度範囲で傾動させることが可能である。固定手段に
よって回動プレートを台座に固定すると、表示装置はそ
の角度姿勢に保持される。固定手段としてはボルト、蝶
ねじ等が用いられ、台座に取付けられる。
装置が前後方向に移動するため、表示装置を傾動させて
も表示装置の重心は殆ど移動しない。したがって、大き
な角度範囲で傾動させることが可能である。固定手段に
よって回動プレートを台座に固定すると、表示装置はそ
の角度姿勢に保持される。固定手段としてはボルト、蝶
ねじ等が用いられ、台座に取付けられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るチ
ルト機構を備えた端末装置の外観斜視図、図2は表示装
置を略垂直な角度姿勢に保持した状態を示す側面図、図
3は後方に最大角度傾斜させた状態を示す側面図であ
る。これらの図において、端末装置10は、卓上に設置
される台座5と、この台座5上にチルト機構21によっ
て前後方向に傾動自在に配設された装置本体2および表
示装置4を備え、この装置本体2の前面に表示装置4が
一体的に取付けられている。
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るチ
ルト機構を備えた端末装置の外観斜視図、図2は表示装
置を略垂直な角度姿勢に保持した状態を示す側面図、図
3は後方に最大角度傾斜させた状態を示す側面図であ
る。これらの図において、端末装置10は、卓上に設置
される台座5と、この台座5上にチルト機構21によっ
て前後方向に傾動自在に配設された装置本体2および表
示装置4を備え、この装置本体2の前面に表示装置4が
一体的に取付けられている。
【0010】前記表示装置4は、タッチパネル式の液晶
表示部4Aを備え、各種情報、例えば、工場に設置され
るFMTの場合、生産計画、各種工程の管理、メンテナ
ンス情報等が切替表示されるようになっている。そし
て、この表示装置4は前記装置本体2と共に前記チルト
機構21に対して着脱可能に取付けられている。
表示部4Aを備え、各種情報、例えば、工場に設置され
るFMTの場合、生産計画、各種工程の管理、メンテナ
ンス情報等が切替表示されるようになっている。そし
て、この表示装置4は前記装置本体2と共に前記チルト
機構21に対して着脱可能に取付けられている。
【0011】前記台座5は、剛性を有する横長矩形の平
板状に形成され、中央に開口22が台座5の略全幅にわ
たって形成され、下面の四隅部にはゴム脚23が取付け
られている。また、開口22の両側壁の前半部には、前
後方向に長いガイド溝24がそれぞれ形成されている。
板状に形成され、中央に開口22が台座5の略全幅にわ
たって形成され、下面の四隅部にはゴム脚23が取付け
られている。また、開口22の両側壁の前半部には、前
後方向に長いガイド溝24がそれぞれ形成されている。
【0012】前記チルト機構21は、前記台座5のガイ
ド溝24に沿って前後方向に摺動する左右一対のスライ
ダ26と、それぞれ左右一対からなり下端が各スライダ
26に回動自在に連結された取付部材27および回動プ
レート28と、この回動プレート28を台座5に固定す
る固定手段としての蝶ねじ29等で構成されている。ス
ライダ26は、前記ガイド溝24に抜けを防止されてス
ライド自在に配設され、上面に前後方向に所要の間隔を
おいて配設された2本の水平な軸30,31を有し、前
方側の軸30によって前記取付部材27の下端を回動自
在に枢支し、後方側の軸31によって前記回動プレート
28の下端を回動自在に枢支している。また、前方側の
軸27は、後方側の軸28より高い位置に設けられてい
る。
ド溝24に沿って前後方向に摺動する左右一対のスライ
ダ26と、それぞれ左右一対からなり下端が各スライダ
26に回動自在に連結された取付部材27および回動プ
レート28と、この回動プレート28を台座5に固定す
る固定手段としての蝶ねじ29等で構成されている。ス
ライダ26は、前記ガイド溝24に抜けを防止されてス
ライド自在に配設され、上面に前後方向に所要の間隔を
おいて配設された2本の水平な軸30,31を有し、前
方側の軸30によって前記取付部材27の下端を回動自
在に枢支し、後方側の軸31によって前記回動プレート
28の下端を回動自在に枢支している。また、前方側の
軸27は、後方側の軸28より高い位置に設けられてい
る。
【0013】前記取付部材27は、金属板の折曲加工等
によって平面視L字状の細長い棒状体に形成されること
により互いに直交する前板27aと側板27bを有し、
前板27aに表示装置4が着脱可能に固定されている。
このため、前板27aの上下端には固定部34と折曲部
35が一体に設けられ、固定部34に前記表示装置4の
背面の高さ方向中間部がビス36によって固定されてい
る。折曲部35は上方に開放するコ字状に形成され、前
記表示装置4の下端を受け止めて係止している。すなわ
ち、表示装置4は、左右一対の取付部材27の前板27
aに2本のビス36と2つの折曲部35によって4点が
固定されることによって取付けられているので、ビス3
6を外して表示装置4を持ち上げ、折曲部35との係合
状態を解除すると、装置本体2とともにチルト機構21
から簡単に取すことができる。
によって平面視L字状の細長い棒状体に形成されること
により互いに直交する前板27aと側板27bを有し、
前板27aに表示装置4が着脱可能に固定されている。
このため、前板27aの上下端には固定部34と折曲部
35が一体に設けられ、固定部34に前記表示装置4の
背面の高さ方向中間部がビス36によって固定されてい
る。折曲部35は上方に開放するコ字状に形成され、前
記表示装置4の下端を受け止めて係止している。すなわ
ち、表示装置4は、左右一対の取付部材27の前板27
aに2本のビス36と2つの折曲部35によって4点が
固定されることによって取付けられているので、ビス3
6を外して表示装置4を持ち上げ、折曲部35との係合
状態を解除すると、装置本体2とともにチルト機構21
から簡単に取すことができる。
【0014】一方、側板27bは、上端が前記回動プレ
ート28の上端に長穴38と連結ピン39によって移動
自在に連結され、下端が前記前方側の軸30によって回
動自在に軸支されている。長穴38は側板27bに形成
され、連結ピン39は回動プレート28に突設され、長
穴38に摺動自在に挿通されている。
ート28の上端に長穴38と連結ピン39によって移動
自在に連結され、下端が前記前方側の軸30によって回
動自在に軸支されている。長穴38は側板27bに形成
され、連結ピン39は回動プレート28に突設され、長
穴38に摺動自在に挿通されている。
【0015】前記回動プレート28は、金属板によって
後端が後方に向かって凸状に膨らんだ形状に形成され、
この後端に沿って円弧状に形成されたガイド穴40を有
し、このガイド穴40に前記蝶ねじ29が挿通され、台
座5の上面に設けた固定部41のねじ孔にねじ込まれて
いる。したがって、この蝶ねじ29を締め付けて回動プ
レート28を固定部41に固定すると、表示装置4は傾
動が阻止されその姿勢に保持される。
後端が後方に向かって凸状に膨らんだ形状に形成され、
この後端に沿って円弧状に形成されたガイド穴40を有
し、このガイド穴40に前記蝶ねじ29が挿通され、台
座5の上面に設けた固定部41のねじ孔にねじ込まれて
いる。したがって、この蝶ねじ29を締め付けて回動プ
レート28を固定部41に固定すると、表示装置4は傾
動が阻止されその姿勢に保持される。
【0016】このようなチルト機構21において、表示
装置4は図2に示す略垂直な状態から図3に示すように
後方に最大角度θ(θ=70°程度)傾けられる。表示
装置4が略垂直な状態において、スライダ26はガイド
溝24の後方側終端に位置し、連結ピン39は長穴38
の下端に位置し、蝶ねじ29はガイド穴40の下端に位
置している。この状態から後方に傾斜させる場合は、蝶
ねじ29を緩めて回動プレート28のロック状態を解除
し、しかる後表示装置4を手で後方に所望の傾斜角度と
なるように倒して蝶ねじ29を締付け、回動プレート2
8を固定部41に再び固定すればよい。
装置4は図2に示す略垂直な状態から図3に示すように
後方に最大角度θ(θ=70°程度)傾けられる。表示
装置4が略垂直な状態において、スライダ26はガイド
溝24の後方側終端に位置し、連結ピン39は長穴38
の下端に位置し、蝶ねじ29はガイド穴40の下端に位
置している。この状態から後方に傾斜させる場合は、蝶
ねじ29を緩めて回動プレート28のロック状態を解除
し、しかる後表示装置4を手で後方に所望の傾斜角度と
なるように倒して蝶ねじ29を締付け、回動プレート2
8を固定部41に再び固定すればよい。
【0017】表示装置4を後方に倒していくと、回動プ
レート28は軸31を回転中心として後方に回動し、ス
ライダ26はガイド溝24に沿って前方へ移動する。ス
ライダ26の移動は、蝶ねじ29とガイド穴40が相対
的に移動し、軸31から蝶ねじ29までの距離が変化す
ることにより可能とされる。また、回動プレート28の
回動に伴い連結ピン39が長穴38に沿って上方に徐々
に移動し、長穴38の上端に当たると回動プレート28
の回動が阻止される。そして、この状態で蝶ねじ29を
締め付けて回動プレート28を固定部41に固定する
と、表示装置4は図3に示すように後方に最大角度(θ
=70°)傾斜した状態に保持される。
レート28は軸31を回転中心として後方に回動し、ス
ライダ26はガイド溝24に沿って前方へ移動する。ス
ライダ26の移動は、蝶ねじ29とガイド穴40が相対
的に移動し、軸31から蝶ねじ29までの距離が変化す
ることにより可能とされる。また、回動プレート28の
回動に伴い連結ピン39が長穴38に沿って上方に徐々
に移動し、長穴38の上端に当たると回動プレート28
の回動が阻止される。そして、この状態で蝶ねじ29を
締め付けて回動プレート28を固定部41に固定する
と、表示装置4は図3に示すように後方に最大角度(θ
=70°)傾斜した状態に保持される。
【0018】このように本発明に係るチルト機構21
は、表示装置4を前方に向かってスライドさせながら後
方へ傾動させるため、表示装置4の重心の位置が前後方
向に殆ど移動せず、常に台座5の略中央に重心を位置さ
せることができる。したがって、表示装置4を大きな角
度範囲で傾斜させても図5に示した従来の端末装置1に
比べて安定性が頗る高く、操作者の操作姿勢、個人差等
に合わせて傾斜角度を最適角度に調整することができ
る。また、表示装置4を傾斜させたとき台座5の後方に
突出する表示装置4の突出寸法が小さく、端末装置10
の後方に広いスペースを確保する必要がない。また、回
動プレート28は蝶ねじ29によって固定部41に固定
されるので、表示装置4の表示部4Aに表示されている
タッチスイッチを大きな力で押圧操作しても、表示装置
4が回動してその傾斜角度が変わったりすることもな
い。
は、表示装置4を前方に向かってスライドさせながら後
方へ傾動させるため、表示装置4の重心の位置が前後方
向に殆ど移動せず、常に台座5の略中央に重心を位置さ
せることができる。したがって、表示装置4を大きな角
度範囲で傾斜させても図5に示した従来の端末装置1に
比べて安定性が頗る高く、操作者の操作姿勢、個人差等
に合わせて傾斜角度を最適角度に調整することができ
る。また、表示装置4を傾斜させたとき台座5の後方に
突出する表示装置4の突出寸法が小さく、端末装置10
の後方に広いスペースを確保する必要がない。また、回
動プレート28は蝶ねじ29によって固定部41に固定
されるので、表示装置4の表示部4Aに表示されている
タッチスイッチを大きな力で押圧操作しても、表示装置
4が回動してその傾斜角度が変わったりすることもな
い。
【0019】図4は本発明の他の実施の形態を示し、
(a)は略垂直に立てた状態、(b)は後方に60°傾
斜させた状態、(c)は水平にした状態を示す図であ
る。この実施の形態においては、チルト機構21’の構
造を上記した実施の形態におけるチルト機構21と若干
異ならせることにより表示装置4の最大傾動角度(θ)
を垂直から水平までの90°とし、この角度範囲内にお
いて任意の傾斜角度に保持し得るようにしている。具体
的には、取付部材27の長穴38を長く形成するととも
に、回動プレート28のガイド穴40の上端側に直線部
40aを連設している。その他の構成は上記したチルト
機構21と全く同一であるため、その説明を省略する。
(a)は略垂直に立てた状態、(b)は後方に60°傾
斜させた状態、(c)は水平にした状態を示す図であ
る。この実施の形態においては、チルト機構21’の構
造を上記した実施の形態におけるチルト機構21と若干
異ならせることにより表示装置4の最大傾動角度(θ)
を垂直から水平までの90°とし、この角度範囲内にお
いて任意の傾斜角度に保持し得るようにしている。具体
的には、取付部材27の長穴38を長く形成するととも
に、回動プレート28のガイド穴40の上端側に直線部
40aを連設している。その他の構成は上記したチルト
機構21と全く同一であるため、その説明を省略する。
【0020】このようなチルト機構21’を用いると、
表示装置4を(c)図に示すように水平な姿勢にするこ
とができるので、この状態で適宜なブラケットを用いて
壁に取付けると、端末装置自体は何等変更することなく
壁掛け型としても使用することができる。また、壁掛け
状態でもチルト機構を利用可能である。
表示装置4を(c)図に示すように水平な姿勢にするこ
とができるので、この状態で適宜なブラケットを用いて
壁に取付けると、端末装置自体は何等変更することなく
壁掛け型としても使用することができる。また、壁掛け
状態でもチルト機構を利用可能である。
【0021】なお、上記した実施の形態においてはチル
ト機構21,21’をスライダ26、取付部材27、回
動プレート28および固定手段29とで構成した例を示
したが、取付部材27を省略して表示装置4に取付部材
27を兼用させ、長穴38を表示装置4に形成してもよ
い。
ト機構21,21’をスライダ26、取付部材27、回
動プレート28および固定手段29とで構成した例を示
したが、取付部材27を省略して表示装置4に取付部材
27を兼用させ、長穴38を表示装置4に形成してもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る端末装
置のチルト機構は、表示装置を傾動させるとき、スライ
ダの前後方向の移動と回動プレートの回動によって表示
装置を前後方向に移動させながら傾動させるように構成
したので、表示装置を傾斜させても重心が前後方向に殆
ど移動せず、安定性に優れより大きな角度範囲で傾斜さ
せることができる。また、傾斜させたとき台座の後方ま
たは前方に突出する表示装置の突出寸法が小さく、端末
装置の前後に広いスペースを確保する必要がない。さら
に、回動プレートを固定手段によって台座に固定してい
るため、表示装置4の傾斜角度が変化したりすることが
なく、特にタッチパネル式の表示装置を備えた端末装置
に用いて好適である。
置のチルト機構は、表示装置を傾動させるとき、スライ
ダの前後方向の移動と回動プレートの回動によって表示
装置を前後方向に移動させながら傾動させるように構成
したので、表示装置を傾斜させても重心が前後方向に殆
ど移動せず、安定性に優れより大きな角度範囲で傾斜さ
せることができる。また、傾斜させたとき台座の後方ま
たは前方に突出する表示装置の突出寸法が小さく、端末
装置の前後に広いスペースを確保する必要がない。さら
に、回動プレートを固定手段によって台座に固定してい
るため、表示装置4の傾斜角度が変化したりすることが
なく、特にタッチパネル式の表示装置を備えた端末装置
に用いて好適である。
【図1】 本発明に係るチルト機構を備えた端末装置の
外観斜視図である。
外観斜視図である。
【図2】 表示装置を略垂直な角度姿勢に保持した状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図3】 後方に最大角度傾斜させた状態を示す側面図
である。
である。
【図4】 本発明の他の実施の形態を示し、(a)は略
垂直に立てた状態、(b)は後方に60°傾斜させた状
態、(c)は水平にした状態を示す図である。
垂直に立てた状態、(b)は後方に60°傾斜させた状
態、(c)は水平にした状態を示す図である。
【図5】 (a)、(b)は従来の端末装置10の正面
図および側面図である。
図および側面図である。
【図6】 (a)は立った状態で操作するときの姿勢を
示す図、(b)は背の高い人と低い人が座った状態で操
作するときの姿勢を示す図である。
示す図、(b)は背の高い人と低い人が座った状態で操
作するときの姿勢を示す図である。
2…装置本体、4…表示装置、5…台座、10…端末装
置、21…チルト機構、24…ガイド溝、26…スライ
ダ、27…取付部材、28…回動プレート、29…蝶ね
じ、30,31…軸、38…長穴、39…連結ピン、4
0…ガイド穴、41…取付部。
置、21…チルト機構、24…ガイド溝、26…スライ
ダ、27…取付部材、28…回動プレート、29…蝶ね
じ、30,31…軸、38…長穴、39…連結ピン、4
0…ガイド穴、41…取付部。
Claims (1)
- 【請求項1】 台座上に設置される表示装置を前後方向
に傾動させる端末装置のチルト機構において、 前記台座に前後方向にスライド自在に設けられ前記表示
装置の下端を回動自在に枢支するスライダと、このスラ
イダに前記表示装置の下端とは異なる位置において下端
が回動自在に枢支された回動プレートと、前記台座に取
付けられ前記回動プレートを固定する固定手段とを備
え、前記表示装置側に長穴を設け、この長穴に前記回動
プレートに設けた連結ピンを摺動自在に挿通して表示装
置と回動プレートを連結し、前記回動プレートにガイド
穴を設け、このガイド穴に前記固定手段を相対摺動自在
に挿通したことを特徴とする端末装置のチルト機構。
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