JP3208612U - エプロン - Google Patents

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Abstract

【課題】 フィルムの切断だけで製造でき、たるみがなく体にフィットして着用でき、腕の動きも阻害されず、また、着用中も前方へずれ落ちる事が無く着用時の着用姿を保つことができるエプロンを提供する。【解決手段】1枚のシートを切断して形成したエプロン1であって、身体の両肩から首回りを覆うと共に中央部に開口又は切れ目からなる首通し部6が形成され且つ左右両側に開口又は切れ目からなる腕通し部7が形成された上部シート部2と、胸から腰を覆う前面シート部3と、前記前面シート部の上端部の両側に設けられた第1紐部4と、前記上部シート部3に設けられた第2紐部5とを具備し、前記上部シート部2は、着衣した際の後ろ側の着丈が背中の一部を覆うものであり、前記第2紐部5は、前記上部シート部の前記前面シート部3とは反対側の端部の前記首通し部の両側から延設されている。【選択図】図1

Description

本考案は、エプロンに関するものであり、特に、医療用や介護用の使い捨てエプロンに適したものである。
医療用のエプロンとして特許文献1記載の使い捨てエプロンが知られている。医療用や介護用のエプロンは、出血を伴う患者の処置、嘔吐物を伴うような患者の処置等の際に使用されるものであり、患者と医療・介護従事者間、患者相互間で生じる感染の防止を目的としたものである。そのため、身体を十分に覆うことができる形状であること、作業中にもエプロンがずれ落ちることなく着用時の着用姿を保っていることが必要となっている。
また、特許文献1記載の使い捨てエプロンは、胸から下の前面部を広く覆う「前掛け面」と当該「前掛け面」に筒状の袖部を融着した割烹着形状に形成されたものであり、頭部を挿通させる長円形の「首挿通用孔」が設けられたものであり、体の前面を広く覆うように形成されているが、一方において「首挿通用孔」が単なる長円形であるとともに、「首挿通用孔」の前縁部分が比較的前方よりの位置に設けられたものとなっているので、首部分に生じる隙間が大きく、出血や嘔吐物が侵入する可能性が高くなり、汚染されるリスクが増大するという問題がある。
そこで、特許文献2には、身体の前面部を覆う前面シートと、当該前面シートの上端縁から後方に向かって垂下する背面部を有し、前記上端縁より背面部側に首通し孔を設けたエプロンが提案されている。
しかしながら、特許文献2のエプロンは、合成樹脂シートを切断、折り曲げ、溶着して製造するので、製造コストがかかるという問題がある。
また、特許文献3には、防水性のシートを切断して製作したエプロンにおいて、上下方向中央部の左右にそれぞれ腰紐部を形成し、左右の腰紐部位置の下側の部分を前垂れ部にし、着用者が腰に左右の腰紐部を巻き付けて結ぶと、前垂れ部が着用者の前側に垂れ下って着用者の腹部と脚部前面を覆う構成にし、また、左右の腰紐部位置の直上の部分を胸当て部にし、胸当て部の上側の部分をケープ状部にし、ケープ状部に切抜孔又は切れ目によって首通し部と腕通し部を形成し、首通し部を左右方向中央位置に、腕通し部を左側位置と右側位置にそれぞれ配置し、着用者が首を首通し部に、左右の腕を左右の腕通し部に通すと、ケープ状部が着用者の左右の肩部と腕部に被さり、胸当て部が着用者の胸部を覆う構成にしているエプロンが提案されている。
登録実用新案第3061734号公報 特開2013−170330号公報 登録実用新案第3190355号公報
しかしながら、特許文献3のエプロンは、ケープ状部に切抜孔又は切れ目によって首通し部と腕通し部を形成し、首通し部を左右方向中央位置に、腕通し部を左側位置と右側位置にそれぞれ配置し、着用者が首を首通し部に、左右の腕を左右の腕通し部に通すと、ケープ状部が着用者の左右の肩部と腕部に被さり、胸当て部が着用者の胸部を覆う構成にしているので、溶着を行うことなく、切断だけで製造できるが、平面上のシートを切断しただけで腕と体を覆うエプロンとしているので、胸の前でフィルムがたるんでフィットしない部分が存在してしまい、屈んで作業する際などに邪魔になり、また、腕の動きが阻害される感じが出や易いということや、作業中に着用者の動きや患者との接触によりエプロンの前面シート部が下へずれてしまうことで首部分に隙間が生じてしまう問題がある。
本考案は上記実情に鑑み、フィルムの切断だけで製造でき、たるみがなく体にフィットして着用でき、腕の動きも阻害されず、作業中にエプロンが下へずれ落ちることなく着用時の着用姿を保つことができるエプロンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本考案に係るエプロンは、1枚のシートを切断して形成したエプロンであって、身体の両肩から首回りを覆うと共に中央部に開口又は切れ目からなる首通し部が形成され且つ左右両側に開口又は切れ目からなる腕通し部が形成された上部シート部と、胸から腰を覆う前面シート部と、前記前面シート部の上端部の両側に設けられた第1紐部と、前記上部シート部に設けられた第2紐部とを具備し、前記上部シート部は、着衣した際の後ろ側の着丈が背中の一部を覆うものであり、前記第2紐部は、前記上部シート部の前記前面シート部とは反対側の端部の前記首通し部の両側から延設されている、ことを特徴とする。
かかる態様のエプロンによれば、上部シート部に第2紐部が設けられ、第2紐部を前側の胸下胴回りで結ぶことにより、背面側の着丈が短い上部シート部が下方に引っ張られた状態で固定され、また、左右方向両側が第1紐部により斜め下且つ後方向に引っ張られるので、肩前部及び胸の前部のシートのたるみがたすき掛け効果によりさばかれ、スマートなたるみのない着用姿となる。また、第2紐部を取り付けたことにより、着用時の着用姿を保つことができ、上部シート部及び前面シート部の下方へのずれ落ちが防止され、エプロン着用時の作業中に起こる前面シート部の下方へのずれが起きにくいものとなる。
ここで、展開した平面状態において、前記第1紐部は前記前面シート部の両側に沿って直線的に設けられ、前記第2紐部は、上部シート部の前記前面シート部の反対側に、屈曲した状態で設けられている、ことが好ましい。
これによれば、例えば紐を屈曲させずに伸ばした状態での平面図と上記状態を比べた時、上記状態の方が必要となるシートの肥大化を防ぐことができ、また、シートから切断した際に廃棄されるシートの量を減らすことができ、効率的に切断したエプロンを得ることができる。
また、展開した平面状態において、前記第2紐部は、前記上部シート部の前記前面シート部の反対側から両側に開くように延設され、前記前面シート部方向に屈曲してさらに内側に屈曲するように設けられている、ことが好ましい。
これによれば、着衣した際に第2紐部により上部シート部の背中側の端部を下方両側に引っ張り、脇の下から前方向に引っ張って固定できるので、エプロンの前面シート部が下へずれ落ちることがなく着用時作業中においても着用時の着用姿を保つことができ、また、スマートなたるみのない着用姿となる。
また、展開した平面状態において、前記腕通し部の上下方向中央の位置は前記首通し部の上下方向下端の位置とほぼ一致することが好ましい。前記首通し部の上下方向の下端が前記腕通し部の上下方向中央より前方に位置すると上部シート部と首の間に隙間が生じてしまう可能性があり、また、腕通し部の上下方向中央より後方に位置すると第2紐部で引っ張って装着した際に着用者の首を圧迫し装着の際に不快感が生じることになるため上記記載の位置関係が好ましい。
これによれば、首と腕を通した際に、前面シート部の左右方向中央部が首で後ろ方向に引っ張られると共に上部シート部の背中側が第2紐部により斜め下前方に引っ張られ、前面シート部の左右方向両側が第1紐部により斜め下且つ後方向に引っ張られるので、エプロンの前面シート部が下へずれ落ちることがなく着用時作業中においても着用時の着用姿を保つことができ、また、肩前部及び胸の前部のシートのたるみがたすき掛け効果によりさばかれ、スマートなたるみのない着用姿となる。
本考案によれば、上部シート部に第2紐部が設けられ、第2紐部を前側の胸下胴回りで結ぶことにより、背面側の着丈が短い上部シート部が下方に引っ張られた状態で固定され、また、左右方向両側が第1紐部により斜め下且つ後方向に引っ張られるので、エプロンの前面シート部が下へずれ落ちることがなく着用時作業中においても着用時の着用姿を保つことができ、また、肩前部及び胸の前部のシートのたるみがたすき掛け効果によりさばかれ、スマートなたるみのない着用姿となる。
本考案の実施形態に係るエプロンの平面図である。 実施例のエプロンの着用姿を示す図である。 実施例のエプロンの着用姿を示す図である。 実施例のエプロンの着用姿を示す図である。 実施例のエプロンの着用姿を示す図である。 実施例のエプロンの着用姿を示す図である。 実施例のエプロンの着用姿を示す図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本考案の実施形態に係るエプロンの平面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るエプロン1は、一例として一枚の合成樹脂製(例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、不織布等)の薄肉シートによって形成されており、図示の形状に裁断(型抜き)することで形成したものである。この形成方法についてさらに説明すると、このエプロン1は、左右方向中央の線を中心にして左右対称な形状となっているので、まず前記合成樹脂製の薄肉シートをある位置を中心にして2つに折りたたみ、さらに同様の手順で薄肉シートを複数枚重ね、これらの薄肉シートを専用の打抜き型で型抜きして不要な部分を切り落とす。残った薄肉シートをそれぞれ1枚に展開することで、図1のような形状のエプロン1を一度に複数枚得ることができる。なお、必ずしも2つ折りにして打ち抜く必要はなく、その場合には、必ずしも左右対称の形状とする必要はないことはいうまでもない。
また、代表的なフィルム成形方法としては、インフレーション成形とTダイ法の2種類があり、インフレーション成形では、押出機から押し出されたチューブがまだ軟らかいうちに、口金から吹き込んだ空気でふくらませ、薄いフィルム(薄肉シート)を作り、チューブに平行に切れ目が入るようカッターで切れ目を入れながら巻き取り、2つ折りのフィルムを形成し、2つ折りのフィルムを複数枚重ねて打ち抜く。また、Tダイ法では、直線状の隙間(ダイ)から押し出されたフィルム(薄肉シート)を巻き取りフィルムを形成し、フィルムを複数枚重ねてそのまま打ち抜くか、フィルムを折り畳み複数枚重ねて打ち抜く。
エプロン1は、上部シート部2と、前面シート部3と、前面シート部3の上端部の左右両側に設けられた第1紐部4、上部シート部2の前面シート部3とは反対側に設けられた第2紐部5とを具備する。
上部シート部2の上下方向及び左右方向のほぼ中央部には、首通し部6、首通し部6の左右方向両側には、腕通し部7が形成されている。
上部シート部2の形状は、首通し部6に首を通し、腕通し部7に腕を通した際に、肩から上腕部を覆うものとなっている。背中の着丈は、着用時作業中の着用者の発熱や発汗による蒸れに備えて最低限の長さとしている。例えば、背中の肩甲骨を覆う程度の長さであり、長くても背中の半分程度までの着丈である。
上部シート部2の前面シート部3とは反対側の端部の、首通し部6の両側に対応する位置には、第2紐部5が斜め側方に拡がるように設けられている。第2紐部5は、展開された平面状態では、上部シート部2から斜め上方向に延設される付け根部5aと、水平に延設される水平部5bと、水平部5bに直交して下方(上部シート部2方向)に伸びる垂直部5cと、垂直部5cに直交して内側に水平に伸びる先端部5dとからなる。第2紐部5は、このように、三カ所で屈曲するように設けることで、上下方向のスペースを最小限とすると共に、幅方向の大きさも後述する第1紐部4と同一として省スペースを図りながら所定の長さを確保している。なお、第2紐部5の屈曲状態での配置はこれに限定されず、さらに、内方向に屈曲するようにして長さを確保してもよいし、上部シート部2の両外側に下方に向かって延設するようにしてもよい。
一方、前面シート部3は、身体の前面から側面を覆う大きさで長さは膝程度までとなっているが、長さは特に限定されない。これら上部シート部2と前面シート部3により、半袖エプロン形状となっている。
前面シート部3は、首元から胸部、腹部、ひざ付近までを覆う広い面積を有したシート部であり、医療従事者と患者との直接的または間接的な接触を防止して相互間で発生する感染病(ウィルス感染や血液感染によるもの)を予防するものである。特に、救急患者の処置時に生じる嘔吐(または咳、くしゃみ)、汚物や、飛散する血液との接触を防止するために重要な役割を果たすものである。当該エプロン1は使い捨てとすることが好ましいが、やむを得ず再利用する場合には、洗浄・滅菌処理を行うことが必要となる。
ここで、首通し部6は、下向きの半月形状の開口6aと、この開口6aの両側に連続する切り込み6bとからなり、全体として左右方向に長く、上下方向には細い形状となっている。このように首通し部6を前方向には大きな開口としないことにより、首を通した際に、特に首の前側に隙間が形成され難くなり、例えば、前屈みになった際にも首の前側が上部シート部2の半月形状の開口6aの下側の縁部によって塞がれることになる。また、開口6aの左右方向両側に切り込み6bを設けたことにより、上述した効果が十分に発揮されるが、首が通し難いという不都合もない、という効果が発揮される。
また、腕通し部7は、上下方向に伸びる切り込み7aで形成されている。また、切り込み7aの両端には、小さな円形の開口7bが形成され、腕通し部7に腕を通した際に切り込み7aの端部からシートが裂けるのを防止している。
ここで、首通し部6の上下方向の下端の位置と、腕通し部7の上下方向中央の位置とは、上下方向でほぼ一致するように形成している。すなわち、通常であれば、首通し部6は、腕通し部7の位置より上方向にずれた位置に設けられるが、本実施形態ではほぼ一致する位置に設けている。これにより、首通し部6に首を通し、腕通し部7に腕を通した際に、上部シート部2の中央部が首の後ろ方向、すなわち、図1の上方向に引っ張られるようになる。これにより、詳細は後述するが、第1紐部4の形状と相俟って、後述する「たすき掛け効果」が発揮される。
また、第2紐部5は、着用の際には、首通し部6に首を通し、腕通し部7に腕を通した後、脇の下から前方に回し、前面シート部3の内側の胸と腹の間辺りで結ぶようにする。これにより、上部シート部2全体が肩から背中周りにフィットし、上部シート部2の背中側に垂れた部位がばたつかないようにすることができる。すなわち、第2紐部5は、エプロン1を着用した際の上部シート部2の後ろ側の端部の「バタツキ」を防止している。
また、上述したように、上部シート部2の背中側の着丈を短くし、第2紐部5の付け根部5aの延設方向を幅方向外側方向としているので、第2紐部5は脇の下を通って前側の胸と腹の間辺りで結ばれるので、上部シート部2全体がより体にフィットするように着用できる。
また、このように、上部シート部2の背中側の着丈を短くし、付け根部5aの延設方向を幅方向外側方向とした第2紐部5を脇の下を通して前側に引っ張り、胸と腹の間辺りで結ぶようにしているので、上部シート部2が肩から上方に浮き上がるのが防止される。これは背中側の着丈を長くして下部を腰回りに設けた紐部を前側で結んで固定するものとは異なるものである。このような腰紐では、各種作業を行う際に、腰紐自体が上方にずれてしまい、上部シート部が肩から浮き上がってしまうなどの不具合が生じることが確認されている。また、第2紐部5を取り付けたことにより、着用時の着用姿を保持することができ、上部シート部2及び前面シート部3の下方へのずれ落ちが防止され、エプロン着用時の作業中に起こる前面シート部の下方へのずれが起きにくいものとなる。
一方、第1紐部4は、上述した通り、前面シート部3の上端部の左右方向両側から延設されており、第1紐部4の前面シート部3側の端部である付け根部4aと本体部4cとからなる。付け根部4aは、斜め下方向に伸び、本体部4cは真っ直ぐ下方に伸びている。
ここで、付け根部4aが斜め下方向に伸びており、延設方向を逆方向に延ばすと首通し部6に到達するようになっている。このような方向に付け根部4aを延設しているので、首通し部6に首を通し、腕通し部7に腕を通した状態で、第1紐部4を腰に巻いて引っ張ると、首により上部シート部2の中央部が後ろ方向に引っ張られた状態で第1紐部4により上部シート部2の中央部と前面シート部3の上部中央部、すなわち、胸回りが斜め下方向に引っ張られ、これがたすき掛け効果となり、胸まわりのシートのたるみが引っ張られて脇の下などに収容され、たるみのないスマートな着姿となる。
このたすき掛け効果は、首通し部6の腕通し部7との位置関係と、第1紐部4の付け根部4aの延設方向によって発揮されるが、また、付け根部4aの上下方向の位置も大きく影響を与えている。すなわち、第1紐部4の付け根部4aは、前面シート部3の上端部に設けられているが、これは前面シート部3の胸周りの両側の位置となり、通常の腰回りの位置よりかなり上方に位置する。これにより、上述したたすき掛け効果はさらに有効に機能するようになっている。すなわち、エプロン1を装着して第1紐部4を後ろに回すと、第1紐部4は脇の下から腰の後ろ側に延びるようになり、たすき掛け効果が発揮されて、胸回りのたるんだシートが第1紐部4に引っ張られて脇の下に収容されてスマートな着衣姿となる。
ここで、第1紐部4の取り付け位置と、付け根部4aの延設方向は、付け根部4aの上側の縁部4bの縁設方向を首通し部6方向に延長した際に、首通し部6の第1紐部4側の端部から開口6aの端部に向かうのが好ましい。このような構成とすることにより、より有効にたすき掛け効果が発揮される。
なお、第1紐部4の本体部4cは、付け根部4aの延設方向とは異なり、図1の下方に伸びているが、これはたすき掛け効果に大きな影響を与えない。第1紐部4が上部シート部2や前面シート部3を引っ張る方向は、付け根部4aの上下方向の位置と延設方向によって決まり、本体部4cの延設方向は大きな影響を与えない。本体部4cは付け根部4aの延設方向にそのまま延ばしてもよいが、材料費を考慮すると、前面シート部3の側縁に沿って下方に延設する形状とするのが好ましい。
(実施例)
図1の形状のエプロン1を製造し、女性人体寸法ダミーに装着した結果を図2〜図7に示す。
図2は、エプロン1の首通し部6に首を通し、腕通し部7に腕を通した状態の背面の状態を示し、図3は、第2紐部5を前側の胸下周りで結んだ状態を示し、前面シート部3は、上方によけた状態を示している。また、図4は、図3のように、第2紐部5を結んだ後の背面の状態を示す。この状態を、図2と比較すると、上部シート部2が肩から肩甲骨周囲において体にフィットしていることが確認される。
一方、図5は、図4に対応する前面の状態を示し、この状態から、図6に示すように、第1紐部4を後ろで結んだ後の前面の状態は、図7となる。図6に示すように、第1紐部4を腰に巻いて引っ張ると、第1紐部4が前面シート部3の上端部、胸部の両側に設けられており且つ斜め下方向に縁設されているので、首により上部シート部2の中央部が後ろ方向に引っ張られた状態で第1紐部4により上部シート部2の中央部と前面シート部3の上部中央部、すなわち、胸回りが斜め下方向に、脇の下から背中側に引っ張られるので(図7A参照)、これがたすき掛け効果となり、図7に示すように、胸回りのシートのたるみが引っ張られて脇の下などに収容され、たるみのないスマートな着衣姿となる。また、お腹及び腰回りの前側もすっきりとしわのない状態となっている。
本考案は、医療を行う場合や、介護を行う際に着用する使い捨てのエプロンに利用可能である。
1 エプロン
2 上部シート部
3 前面シート部
4 第1紐部
4a 付け根部
4b 縁部
4c 本体部
5 第2紐部
5a 付け根部
5b 水平部
5c 垂直部
5d 先端部
6 首通し部
6a 開口
6b 切り込み
7 腕通し部
7a 切り込み
7b 開口

Claims (4)

  1. 1枚のシートを切断して形成したエプロンであって、身体の両肩から首回りを覆うと共に中央部に開口又は切れ目からなる首通し部が形成され且つ左右両側に開口又は切れ目からなる腕通し部が形成された上部シート部と、胸から腰を覆う前面シート部と、前記前面シート部の上端部の両側に設けられた第1紐部と、前記上部シート部に設けられた第2紐部とを具備し、前記上部シート部は、着衣した際の後ろ側の着丈が背中の一部を覆うものであり、前記第2紐部は、前記上部シート部の前記前面シート部とは反対側の端部の前記首通し部の両側から延設されている、ことを特徴とするエプロン。
  2. 展開した平面状態において、前記第1紐部は前記前面シート部の両側に沿って直線的に設けられ、前記第2紐部は、上部シート部の前記前面シート部の反対側に、屈曲した状態で設けられている、ことを特徴とする請求項1記載のエプロン。
  3. 展開した平面状態において、前記第2紐部は、前記上部シート部の前記前面シート部の反対側から両側に開くように延設され、前記前面シート部方向に屈曲してさらに内側に屈曲するように設けられている、ことを特徴とする請求項2記載のエプロン。
  4. 展開した平面状態において、前記腕通し部の上下方向中央の位置は前記首通し部の上下方向下端の位置とほぼ一致することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載のエプロン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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