JP3208487U - 食品包装袋および食品包装体 - Google Patents

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広明 直井
広明 直井
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Abstract

【課題】加熱流動性の食品が固化したときに食い込みにくい食品包装袋および食品包装体を提供する。【解決手段】食品包装袋2は、所定温度以上で流動性を有し、所定温度以下で固体となる食品を収容するための開口Kを有する食品包装袋である。食品包装袋2は、短辺31と長辺32を有する底面部10と、底面部10と繋がって、各短辺31から延びる一対の第1側面部21と、一対の第1側面部21と底面部10を繋ぐ一対の第2側面部22と、第1側面部21と底面部10を短辺31に沿って接合している一対の第1接合部41とを備える。底面部10は、第1底面部11と第2底面部12とからなり、第1底面部11と第2底面部12を接合し、一対の第1接合部41を繋ぐように延びる第2接合部42を備える。各第1側面部21は、短辺31の中間点31Mから開口Kまで直線的に延び、外側に向かって凸となる第1折り目100を有する。【選択図】図2

Description

本考案は、所定温度より高い温度で流動性を有し、所定温度以下で固体となる食品を収容するための食品包装袋および食品包装体に関する。
従来、ガゼット付軟包装袋の中に加熱溶融状態の粘稠物を充填し密封した後、長方体をなすサック式紙箱に挿入し、サック式紙箱を冷却して粘稠物を固化させるホット充填包装方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−234621号公報
この文献のガゼット付軟包装袋は、対向する一対の側面部の下端が底面を構成するように内側に折り込まれている。しかしながら、食品を収容する工程において、前記一対の側面部を持ち上げた場合、側面部に皺や折り目が発生しやすい。発生した皺や折り目が食品にくい込んだ状態で食品が固化すると、食品を袋から取り出すときに、食品の形が崩れたり、袋が破けて袋の破片が食品に混入してしまうおそれがある。
そこで、本考案は、加熱したときに流動性を有する食品を包装袋に入れた後、固化したときに食品に食い込みにくい食品包装袋および食品包装体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本考案の食品包装袋は、所定温度より高い温度で流動性を有し、所定温度以下で固体となる食品を収容するための開口を有する樹脂フィルムからなる食品包装袋であって、開口に対向し短辺と長辺を有する長方形の底面部と、底面部と繋がって各短辺から開口に向かって延びる一対の第1側面部と、一対の第1側面部と底面部を繋ぐ一対の第2側面部と、第1側面部と底面部を短辺に沿って接合している一対の第1接合部と、を備えている。
底面部は、一対の第2側面部の一方と連続した一体の樹脂フィルムからなる第1底面部と、一対の第2側面部の他方と連続した一体のフィルムからなる第2底面部と、からなり、第1底面部と第2底面部を接合し、一対の第1接合部を繋ぐように延びる第2接合部を備えている。各第1側面部は、短辺の中間点から開口まで直線的に延び、外側に向かって凸となる第1折り目を有している。
このように構成された食品包装袋によれば、第1接合部を備えるので、底面部の短辺が補強され、食品を収容した後、一対の第1側面部を持って持ち上げたときに、各第1側面部に皺や折り目が出来にくい。また、各第1側面部が外側に向かって凸となる第1折り目を有しているので、各第1側面部は、内側に向かって凸となる皺が出来にくい。
また、前記した食品包装袋の底面部は、長辺の各中点を繋ぐように延びる第2折り目を有し、各第2側面部は、長辺の中点から長辺の半分の長さだけ第2側面部の重心に向かって離れた基準点まで延びる第3折り目と、基準点から開口に向かって延びる第4折り目と、基準点から長辺の両端に向かって延びる第5折り目と、を有してもよい。第4折り目および第5折り目は、外側に向かって凸となっており、第2折り目および第3折り目は、内側に向かって凸となっている構成とすることができる。
この構成によれば、各第2側面部が外側に向かって凸となる第4折り目および第5折り目を有しているので、各第2側面部は、内側に向かって凸となる皺や折り目が出来にくい。
前記した食品包装袋は、第2折り目および第3折り目で谷折りされ、第4折り目および第5折り目で山折りされることにより、平面状に折り畳まれている構成としてもよい。
この構成により、食品包装袋が平面状に折り畳まれていることで、非使用時の食品包装袋をコンパクトに保管、輸送することができる。
また、前記した食品包装袋の各第2側面部は、長辺の中点から長辺の半分の長さだけ第2側面部の重心に向かって離れた基準点から開口に向かって延びる第4折り目と、基準点から長辺の両端に向かって延びる第5折り目と、を有してもよい。各第2側面部は、各基準点から一対の第1側面部の一方に向かって長辺と平行に延びる第6折り目を有し、一方の第1側面部は、一対の第6折り目を繋ぐように延びる第7折り目を有してもよい。
この場合に、第4折り目および第5折り目は、外側に向かって凸となっており、第6折り目および第7折り目は、内側に向かって凸となっている構成とすることができる。
このように構成された食品包装袋によれば、各第2側面部が外側に向かって凸となる第4折り目および第5折り目を有しているので、各第2側面部は、内側に向かって凸となる皺や折り目が出来にくい。また、第6折り目および第7折り目が底面部から長辺の半分の長さだけ離れた位置に配置されているので、第6折り目および第7折り目より底面部側に
内側に向かって凸となる皺や折り目が出来にくい。
前記した食品包装袋は、第4折り目および前記第5折り目で山折りにされ、前記第6折り目および前記第7折り目で谷折りにされることにより、平面状に折り畳まれている構成としてもよい。
この構成により、平面状に折り畳まれていることで、非使用時の食品包装袋をコンパクトに保管、輸送することができる。
また、前記した食品包装袋は、第6折り目より底面部側に、内側に向かって凸となる折り目がない構成としてもよい。
このように構成された食品包装袋によれば、第6折り目より底面部側に皺が出来にくい。
また、前記した食品包装袋の底面部は、折り目がない構成としてもよい。
このように構成された食品包装袋によれば、底面部に皺が出来にくい。
また、各接合部は、食品包装袋の外側に配置されている構成としてもよい。
このように構成された食品包装袋によれば、各接合部が外側に配置されているので、内側に充填された食品の取り出しを邪魔することがない。
また、食品は、チョコレートまたはチョコレート類である構成としてもよい。
また、食品包装体として、食品包装袋と、底面部に対応した形状の底壁部を有し、食品包装袋が内側に入れられる箱と、を備える構成としてもよい。
このように構成された食品包装体によれば、外側の箱の底壁部と内側の食品包装袋の底面部が対応した形状をしているので、食品包装袋の形状が安定する。従って、加熱したときに流動性を有する食品が、箱の形に沿った長方形で固化することができる。また、外側に配置された箱は、食品に直接触れることがないので、繰り返し使用することができる。
本考案によれば、加熱したときに流動性を有する食品が包装袋に充填された後、固化したときに包装袋が食品に食い込むことを抑制することができる。
本考案の実施形態に係る食品包装体を示す斜視図である。 食品包装袋を示す斜視図である。 食品包装袋の底面部を示す図(a)と、(a)のX−X断面図(b)と、(a)のY−Y断面図(c)と、A部拡大図(d)である。 食品包装袋が畳まれている状態(a)から使用する状態(d)までの変化形態を示す図(a)〜(d)である。 食品包装体にチョコレートを入れる工程を示す図(a)と、チョコレートを入れた後を示す図(b)と、チョコレートの梱包状態を示す図(c)である。 食品包装体にチョコレートを入れた後、各第1側面部を引っ張り上げた状態を示す図である。 従来のガゼット袋にチョコレートを入れた後、各側面部を引っ張り上げた状態を示す図である。 変形例における食品包装袋を示す斜視図である。 変形例における食品包装袋が畳まれている状態(a)から使用する状態(d)までの変化形態を示す図(a)〜(d)である。
次に、本考案の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本考案に係る食品包装体1は、所定温度より高い温度で流動性を有し、所定温度以下で固体となる食品を包装して出荷するためのものであり、食品包装袋2と、食品包装袋2が内側に入れられる箱の一例としての外箱3とから構成されている。
食品包装袋2に収容される食品としては、チョコレートやチョコレート類、豆腐、チーズ、バター、マーガリン、キャラメル、羊羹、蒟蒻、餅、ゼリーなどがある。なお、本考案におけるチョコレートとは、公正取引規約または法規上規定されているチョコレートを意味し、チョコレート類とは、公正取引規約または法規上規定されているチョコレート以外のチョコレート様の物性を持つ油脂加工品を包含した意味であり、例えば、チョコレートに類似した業務用製菓・製パン材料などを含む。
チョコレートまたはチョコレート類は、例えば、30〜60℃で流動性を有し、常温(例えば20℃)以下で固化する性質を有している。
外箱3は、例えば、段ボールからなる四角い箱である。外箱3は、底壁部3Aと、底壁部3Aの各辺に対応した4つの側壁部3Bと、各側壁部3Bの上端から延出した4つの上蓋部3Cとを有している。底壁部3Aは矩形であり、後述する食品包装袋2の底面部10に対応した形状をしている。
図2に示すように、食品包装袋2は開口Kを有する袋であり、底面部10と、一対の第1側面部21と、一対の第2側面部22と、一対の第1接合部41と、第2接合部42と、を備えている。
底面部10は、開口Kに対向し、一対の短辺31と、短辺31より長い一対の長辺32を有する長方形をなしている。
各第1側面部21、各第2側面部22は、それぞれ、連続した一枚の樹脂フィルムからなる。各第1側面部21は、底面部10と繋がって、各短辺31から開口Kに向かって延びている。各第2側面部22は、一対の第1側面部21と底面部10とに繋がって、各長辺32から開口Kに向かって延びている。
各第1接合部41は、第1側面部21と底面部10を短辺31に沿って、溶着または接着などにより接合している。
底面部10は、一対の第2側面部22の一方と連続した一体の樹脂フィルムからなる第1底面部11と、一対の第2側面部22の他方と連続した一体の樹脂フィルムからなる第2底面部12と、から構成されている。第2接合部42は、一対の第1接合部41を繋ぐように延び、第1底面部11と第2底面部12を、溶着または接着などにより接合している。第1接合部41および第2接合部42は、食品包装袋2の外側に配置されている。
各第1側面部21は、短辺31の中間点31Mから開口Kまで直線的に延び、袋の外側に向かって凸となる第1折り目100を有している。図において、袋の外側に向かって凸となる折り目は、一点鎖線で示している。第1折り目100は、食品包装袋2の材料となる筒状の樹脂フィルムに付いていた折り目を利用することができる。食品包装袋2の樹脂フィルム材料は、長尺の筒状のものを使用することができ、このような筒状の材料は、通常、帯状に畳んだ状態でロール状に巻き取られているため、幅方向の端部に折り目がついている。なお、第1折り目100が配置される中間点31Mは、短辺31の中点が望ましいが、中点からずれていてもよい。
底面部10は、長辺32の各中点32Mを繋ぐように延びる第2折り目200を有している。第2折り目200は、底面部10を2等分し、食品包装袋2の内側に向かって凸となっている。図において、袋の内側に向かって凸となる折り目は、破線で示している。
各第2側面部22は、長辺32の中点32Mから、長辺32の半分の長さだけ第2側面部22の重心に向かって離れた基準点Pまで延びる第3折り目300を有している。各第3折り目300は、第2折り目200の両端に繋がっており、第2折り目200と連続している。第3折り目300は、袋の内側に向かって凸となっている。
各第2側面部22は、基準点Pから開口Kに向かって延びる第4折り目400と、基準点Pから長辺32の各両端に向かって延びる一対の第5折り目500とを有している。第4折り目400および第5折り目500は、食品包装袋2の外側に向かって凸となっている。第3折り目300と第4折り目400は、連続する直線状になっており、基準点Pを境に折り目の方向が逆となっている。
次に、図3を参照して、第1接合部41および第2接合部42の詳細を説明する。
図3(a),(b)に示すように、底面部10の各短辺31には、底面部10から連続して延びる第1延長部10Aが設けられている。各第1延長部10Aは台形状であり、先端が底面部10に接する辺よりも短くなっている。
また、図2に示すように、各第1側面部21の下辺には、第1側面部21から連続して延びる第2延長部21Aが設けられている。各延長部21Aは台形状であり、先端の辺が短辺31よりも短くなっている。
第1延長部10Aと第2延長部21Aは、食品包装袋2の外側に配置され、互いに重ねられて短辺31に沿って溶着または接着されることにより第1接合部41が形成されている。また、第1延長部10Aと第2延長部21Aの各先端部は、互いに重ねられて端縁に沿って溶着または接着されることにより第1補助接合部41Aが形成されている。
図3(a),(c)に示すように、第1底面部11の底面部10の中央側の端部には、第1底面部11から連続して延びる第3延長部11Aが設けられている。第2底面部12の底面部10の中央側の端部には、第2底面部12から連続して延びる第4延長部12Aが設けられている。
第3延長部11Aと第4延長部12Aは、食品包装袋2の外側に配置され、互いに重ねられて各短辺31の中央を結ぶ線分に沿って溶着または接着されることにより第2接合部42が形成されている。
図3(d)に示すように、第1接合部41と第2接合部42が重なる部分は、第1延長部10A、第2延長部21A、第3延長部11Aおよび第4延長部12Aの4枚のフィルムが重なった重複部43(図3(d)の正方形の部分)となっている。なお、第1底面部11と第2底面部12を第2接合部42で接合した後に、底面部10と第1側面部21を第1接合部41および第2接合部42で接合することで、重複部43内のU字形状の重複接合部43Aは、4枚のフィルムが互いに接合されて非常に強くなっている。
食品包装袋2は、例えば、プラスチックフィルムからなり、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリアミド(PA)、ポリビニルアルコール(PVA)、などの適宜の合成樹脂材料により形成されている。
プラスチックフィルムは、40〜120μmの厚さであることが望ましく、55〜100μmの厚さであることがより望ましい。
次に、図4(a)〜(d)を参照して、食品包装袋2が畳まれている状態から使用する状態までの変化形態について説明する。
食品包装袋2は、図4(a)のように、第2折り目200および各第3折り目300で谷折り(本明細書で袋の内側に向かって折ることをいう)され、各第4折り目400および各第5折り目500で山折り(本明細書で袋の外側に向かって折ることをいう)されることにより、平面状に折り畳まれている。第1折り目100は、折り畳みに利用されていない。なお、第2折り目200および第3折り目300は、連続しており、折れ曲がりのない直線状になっている。各第2側面部22にそれぞれ配置されている2つの第5折り目500は、折り畳まれている状態で互いに重なっている。底面部10は、半分に畳まれた状態となっている。
食品包装袋2を畳まれている状態から使用状態にするには、図4(b)のように、重なっている各第5折り目500を離して、半分に畳まれている底面部10を広げる。そして、図4(c)のように、開口Kを大きく広げて、食品包装袋2の中に空気を入れていく。そして、図4(d)のように、折られていた第3折り目300、第4折り目400および第5折り目500の部分を平面に近づけ、第2側面部22を平面状にする。最後に、開口Kと底面部10が同じ大きさの長方形になるようにして、食品包装袋2が外箱3に入るように形を直方体に整える。
次に、本実施形態に係る食品包装袋2および食品包装体1の使用方法について説明する。ここでは、食品の一例としてチョコレート4を梱包する場合で説明する。
まず、図5(a),(b)に示すように、外箱3の上側のみを開放し、上蓋部3Cを立てた状態に組み立て、外箱3の底壁部3Aに食品包装袋2の底面部10を合わせるようにして外箱3内に食品包装袋2を入れる。そして、食品包装袋2の各第1側面部21および各第2側面部22の上部を、立てた上蓋部3Cの外側にめくって被せる。そして、食品包装袋2が敷設された食品包装体1に流動性を有する温度のチョコレート4を所定量(例えば、外箱3の容積にあった量だけ)入れる。
チョコレート4を入れた後、チョコレート4が冷えて固まる前に、図6に示すように、食品包装袋2の各第1側面部21の上側中央部分Fを手で掴み、持ち上げることにより、食品包装袋2の皺や折り目を伸ばす。この際、食品包装袋2を、持ち上げながら上下に揺らすことで食品包装袋2の形を整える。なお、このときに、底面部10の長辺32から延びる第2側面部22の上端部を持ち上げてしまうと、底面部10の中央部は上に上がるが、チョコレート4の重みで各長辺32の近傍が下に下がることで、第2側面部22に激しく皺が寄ってしまうので、必ず短辺31から延びる第1側面部21の上側中央部分Fを持ち上げる必要がある。
そして、図5(c)に示すように、食品包装袋2の開口Kを折りたたんで閉じる。さらに、外箱3の上蓋部3Cを閉じて、ガムテープなどで封をする。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
本実施形態の食品包装袋2によれば、第1接合部41と第2接合部42を備えるので、底面部10の短辺31と長辺32が補強され、食品を収容した後、一対の第1側面部21の上側中央部分F(図6参照)を持って持ち上げたときに、各第1側面部21に皺や折り目が出来にくい。特に本実施形態の食品包装袋2は、各第1側面部21が外側に向かって凸となる第1折り目100を有しているので、各第1側面部21は、内側に向かって凸となる皺や折り目が出来にくい。
また、各第2側面部22が外側に向かって凸となる第4折り目400および第5折り目500を有しているので、各第2側面部22は、内側に向かって凸となる皺や折り目が出来にくい。
また、第1接合部41および第2接合部42が、食品包装袋2の外側に配置されているので、内側に充填された食品の取り出しを邪魔することがない。
従って、第1接合部41により短辺31が補強されていることと、各第1側面部21が外側に向かって凸となる第1折り目100を有していることで、各第1側面部21に皺が発生しにくくなる。第1側面部21に皺が発生しにくくなることで、食品包装袋2がチョコレート4にくい込むことを抑制し、食品包装袋2から取り出すときに、チョコレート4の形が崩れたり、食品包装袋2が破けて袋の破片がチョコレート4に混入してしまうことを抑制できる。さらに、第1側面部21に皺が発生しにくいことで、チョコレート4を入れた後に、食品包装袋2を整えて、梱包する作業時間を短縮することができる。
一方、従来から使用されていたガゼット付軟包装袋の一例としてのガゼット袋5を使用した場合について図7を参照して、以下に説明する。ガゼット袋5は、対向する一対の側面部51の下に一体に繋がったフィルムが内側に折り込まれて、底面部50の一部を構成している。そのため、作業者が一対の側面部51の上側中央部分Fを図の矢印方向に持ち上げた場合、この折り込まれた部分を起点として側面部51に皺が発生しやすい。発生した皺が食品にくい込んだ状態で食品が固化すると、食品を袋から取り出すときに、食品の形が崩れたり、袋が破けて袋の破片が食品に混入してしまうおそれがある。つまり、ガゼット袋5は、側面部51の下端52の中央部分53が特に脆弱なため、ガゼット袋5の底面の矩形を保つことが出来ず、側面部51に皺ができて内側に折れ込みやすい構成となっている。
また、食品包装袋2は、プラスチックフィルムからなる構成としているので、安価に食品包装袋2を製造することができる。
また、食品包装体1によれば、外箱3の底壁部3Aと、内側の食品包装袋2の底面部10とが対応した形状をしているので、食品包装袋2の形状が安定する。従って、食品包装袋2に皺が入りにくくなり、チョコレート4が、外箱3の形に沿った長方形で固化することができる。さらに、外箱3は、チョコレート4に直接触れることがないので、繰り返し使用することができる。
なお、本考案は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態
で利用できる。
まず、本考案の変形例について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した実施形態に係る食品包装袋2の一部の構造を変更したものであるため、実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
[変形例]
図8に示すように、変形例の食品包装袋6は、前記実施形態と同様の位置に、第1折り目100、第4折り目400および第5折り目500を有している。そして、各第2側面部22には、各基準点Pから一対の第1側面部21の一方に向かって長辺32と平行に延びる第6折り目600を有している。さらに、一方の第1側面部21には、一対の第6折り目600が第1側面部21に接する2つの交点Qを繋ぎ、一対の第6折り目600を繋ぐように延びる第7折り目700を有している。第6折り目600および第7折り目700は、内側に向かって凸となっている。食品包装袋6は、前記実施形態の食品包装袋2の有する第2折り目200および第3折り目300を有しておらず、第6折り目600より底面部10側に、内側に向かって凸となる折り目がない構成となっている。そして、食品包装袋6の底面部10には、折り目がない構成となっている。
次に、図9(a)〜(d)を参照して、食品包装袋6が畳まれている状態から使用する状態までの変化形態について説明する。
食品包装袋6は、非使用時において、図9(a)のように、各第4折り目400および各第5折り目500で山折りにされ、各第6折り目600および第7折り目700で谷折りにされることにより、平面状に折り畳まれている。第1折り目100は、折り畳みに利用されていない。なお、第6折り目600と第7折り目700は、連続しており、折れ曲がりのない直線状になっている。底面部10は、折り畳まれておらず、平面状になっている。底面部10は、各第1側面部21の下半分と重なっており、第7折り目700がある第1側面部21の下半分は、第7折り目700で谷折りにされることで第1側面部21の上半分と重なっている。
食品包装袋6を畳まれている状態から使用状態にするには、図9(b)のように、底面部10を開口Kから離すように下に下げる。そして、図9(c)のように、開口Kを大きく広げて、袋の中に空気を入れていく。最後に、図9(d)のように、開口Kと底面部10が同じ大きさの長方形になるようにして、食品包装袋2が外箱3に入るように形を直方体に整える。
以上のように構成された食品包装袋6によれば、各第2側面部22が外側に向かって凸となる第4折り目400および第5折り目500を有しているので、各第2側面部22は、内側に向かって凸となる皺が出来にくい。さらに、第6折り目600および第7折り目700が底面部10から長辺32の半分の長さだけ離れた位置に配置されているので、第6折り目600および第7折り目700より底面部側に内側に向かって凸となる皺が出来にくい。つまり、食品包装袋6は、第6折り目600より底面部側に、内側に向かって凸となる折り目がないので、第6折り目600より底面部10に近い位置(折り目600より下)まで食品を収容することにより、第6折り目より底面部側に皺が出来にくい。加えて、食品包装袋6の底面部10は、折り目がないので、底面部10に皺や折り目が出来にくい。従って、食品を食品包装袋6に入れた後、食品包装袋6が食品に食い込むことを抑制できる。
前記各実施形態では、外箱は段ボールで構成されていたが、本考案はこれに限定されず、例えば、段ボール以外の紙、プラスチック、金属からなる箱を適用してもよい。
1 食品包装体
2 食品包装袋
3 外箱
4 チョコレート
10 底面部
11 第1底面部
12 第2底面部
21 第1側面部
22 第2側面部
31 短辺
31M 中間点
32 長辺
32M 中点
41 第1接合部
42 第2接合部
100 第1折り目
200 第2折り目
300 第3折り目
400 第4折り目
500 第5折り目
K 開口
P 基準点

Claims (10)

  1. 所定温度より高い温度で流動性を有し、前記所定温度以下で固体となる食品を収容するための開口を有する樹脂フィルムからなる食品包装袋であって、
    前記開口に対向し、短辺と長辺を有する長方形の底面部と、
    前記底面部と繋がって、各前記短辺から前記開口に向かって延びる一対の第1側面部と、
    前記一対の第1側面部と前記底面部を繋ぐ一対の第2側面部と、
    前記第1側面部と前記底面部を前記短辺に沿って接合している一対の第1接合部と、を備え、
    前記底面部は、前記一対の第2側面部の一方と連続した一体の樹脂フィルムからなる第1底面部と、前記一対の第2側面部の他方と連続した一体のフィルムからなる第2底面部と、からなり、
    前記第1底面部と前記第2底面部を接合し、前記一対の第1接合部を繋ぐように延びる第2接合部を備え、
    各前記第1側面部は、前記短辺の中間点から前記開口まで直線的に延び、外側に向かって凸となる第1折り目を有することを特徴とする食品包装袋。
  2. 前記底面部は、前記長辺の各中点を繋ぐように延びる第2折り目を有し、
    各前記第2側面部は、前記長辺の中点から前記長辺の半分の長さだけ前記第2側面部の重心に向かって離れた基準点まで延びる第3折り目と、前記基準点から前記開口に向かって延びる第4折り目と、前記基準点から前記長辺の両端に向かって延びる第5折り目と、を有し、
    前記第4折り目および前記第5折り目は、外側に向かって凸となっており、
    前記第2折り目および前記第3折り目は、内側に向かって凸となっていることを特徴とする請求項1に記載の食品包装袋。
  3. 前記第2折り目および前記第3折り目で谷折りされ、前記第4折り目および前記第5折り目で山折りされることにより、平面状に折り畳まれていることを特徴とする請求項2に記載の食品包装袋。
  4. 各前記第2側面部は、前記長辺の中点から前記長辺の半分の長さだけ前記第2側面部の重心に向かって離れた基準点から前記開口に向かって延びる第4折り目と、前記基準点から前記長辺の両端に向かって延びる第5折り目と、を有し、
    各前記第2側面部は、各前記基準点から前記一対の第1側面部の一方に向かって前記長辺と平行に延びる第6折り目を有し、
    前記一方の第1側面部は、前記一対の第6折り目を繋ぐように延びる第7折り目を有し、
    前記第4折り目および前記第5折り目は、外側に向かって凸となっており、
    前記第6折り目および前記第7折り目は、内側に向かって凸となっていることを特徴とする請求項1に記載の食品包装袋。
  5. 前記第4折り目および前記第5折り目で山折りにされ、前記第6折り目および前記第7折り目で谷折りにされることにより、平面状に折り畳まれていることを特徴とする請求項4に記載の食品包装袋。
  6. 前記第6折り目より前記底面部側に、内側に向かって凸となる折り目がないことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の食品包装袋。
  7. 前記底面部は、折り目がないことを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の食品包装袋。
  8. 前記各接合部は、前記食品包装袋の外側に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の食品包装袋。
  9. 前記食品は、チョコレートまたはチョコレート類であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の食品包装袋。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の食品包装袋と、前記底面部に対応した形状の底壁部を有し、前記食品包装袋が内側に入れられる箱と、を備える食品包装体。
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