JP2019059492A - 取っ手付き紙容器 - Google Patents

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茂和 宮川
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絵里 鈴木
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【課題】 成形が容易で、且つ低コストで得られるようにした取っ手付き紙容器を得る。【解決手段】 縦方向シールパネル27によって胴部37を形成する胴部正面パネル5、胴部左右側面パネル6,8、胴部背面パネル7と、頂部39を形成する頂面パネル11,12、側面パネル15,16と、底部38を形成する底面パネル19,20と内面パネル23,24を備えた紙容器において、胴部背面パネル7、胴部背面パネル7の上端に連接している頂面パネル12及び胴部背面パネル7の下端に連接している底面パネル20を縦方向に二分割し、分割した一方の胴部背面パネル7a、頂面パネル12a及び底面パネル20aの分割縁25に縦方向シールパネル27を連接し、縦方向シールパネル27を分割した他方の胴部背面パネル7b、頂面パネル12b及び底面パネル20bの分割縁26の裏面にシールして胴部37を形成し、分割された他方の胴部背面パネル7bの分割縁26に取っ手28となる延長パネル29を連接した。【選択図】 図1

Description

本発明は、牛乳やジュース等の液体飲料を収容する紙容器に関する。
従来、4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルのシールによって四角の筒状に形成された胴部の上に、一対の頂面パネルと、その内側に折り込まれる一対の側面パネルにより構成される頂部を有し、前記胴部の下に一対の底面パネルと、その内側に折り込まれる一対の内面パネルにより構成される底部を有するフラットトップ型の紙容器や、一対の切妻屋根形成パネルと、その内側に折り込まれる一対の妻壁形成パネルにより構成される頂部を有し、胴部の下に一対の底面パネルと、その内側に折り込まれる一対の内面パネルにより構成される底部を有する切妻屋根型(ゲーブルトップ型)の紙容器が広く使用されている。
この種の紙容器は、一般に四角の筒状に形成された胴部の各胴部パネルはいずれも平面となっており、紙容器の胴部を掴んだとき指に引っ掛かりがないため不安定で持ち難く、特に、紙容器の容量が大きい場合や結露により表面に水滴が付いているような場合、滑って手から落としてしまうおそれがあった。
また、開封後に、開封したままの状態で持ち歩くような場合、紙容器の胴部を掴んだときの力加減により、胴部を押さえ過ぎて中身がこぼれてしまうおそれがあり、持ち運びに相当気を遣う必要があった。
このような事態に対応できるような紙容器として、紙容器の胴部に、紙容器を容易に保持するためのタブを配設した紙容器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載されている紙容器は、紙容器の胴部の両側面に、タブが、その一部が固着され、他の一部が引きおこし可能な状態に配設されており、例えば、注出時や持ち運び時に、タブの固着されていない他の一部を引きおこし、これを摘まむようにして持ち運び等ができるようになっている。
特開2000−335555号公報
特許文献1に記載されている紙容器によれば、紙容器の胴部に、紙容器を容易に保持するためのタブを配設しているが、紙容器とタブを別体として用意し、紙容器の胴部にタブを固着するので、紙容器の成形作業に手間がかかるとともに、高コストになってしまうといった問題がある。
本発明の目的は、成形が容易で、且つ低コストで得られるようにした取っ手付き紙容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した紙素材からなり、胴部縦折線を介して連接している胴部正面パネル、胴部左右側面パネル、胴部背面パネルを備え、縦方向シールパネルによって四角の胴部が形成され、前記胴部正面パネルと前記胴部背面パネルの上端に頂部横折線を介して互いに対向する一対の頂面パネルと、前記胴部左右側面パネルの上端に頂部横折線を介して互いに対向する一対の側面パネルが連接し、前記一対の頂面パネルと前記一対の側面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部正面パネルと前記胴部背面パネルの下端に底部横折線を介して互いに対向する一対の底面パネルと、前記胴部左右側面パネルの下端に底部横折線を介して互いに対向する一対の内面パネルが連接し、前記一対の底面パネルと前記一対の内面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって底部が形成される紙容器において、前記胴部背面パネル、前記胴部背面パネルの上端に連接している頂面パネル及び前記胴部背面パネルの下端に連接している前記底面パネルは、その面の中央位置で縦方向に二分割され、分割された一方の前記胴部背面パネル、前記頂面パネル及び前記底面パネルの分割縁にそれぞれ前記縦方向シールパネルが連接し、前記縦方向シールパネルが分割された他方の前記胴部背面パネル、前記頂面パネル及び前記底面パネルの分割縁の裏面にシールされて前記胴部が形成され、前記分割された他方の前記胴部背面パネルの分割縁には、この分割縁に沿って折り返されることにより取っ手となる延長パネルが連接していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記胴部背面パネル、前記胴部背面パネルの上端に連接している頂面パネル及び前記胴部背面パネルの下端に連接している前記底面パネルは、その面の中央位置で縦方向に二分割され、分割された一方の前記胴部背面パネル、前記頂面パネル及び前記底面パネルの分割縁にそれぞれ前記縦方向シールパネルが連接し、前記縦方向シールパネルが分割された他方の前記胴部背面パネル、前記頂面パネル及び前記底面パネルの分割縁の裏面にシールされて前記胴部が形成され、前記分割された他方の前記胴部背面パネルの分割縁には、この分割縁に沿って折り返されることにより取っ手となる延長パネルが連接しているので、分割された一方の前記胴部背面パネル、前記頂面パネル及び前記底面パネルの分割縁に連接している前記縦方向シールパネルを分割された他方の前記胴部背面パネル、前記頂面パネル及び前記底面パネルの分割縁の裏面にシールして胴部を形成したとき、分割された他方の前記胴部背面パネルの分割縁に連接している延長パネルは、分割された一方の前記胴部背面パネルの表面に重なった状態となる。
このようにして製造された紙容器は、前記胴部にあって、分割された一方の前記胴部背面パネルの表面に、分割された他方の前記胴部背面パネルの分割縁に連接している前記延長パネルが重なっている形状となり、前記延長パネルを分割された他方の前記胴部背面パネルの分割縁に沿って折り返すことにより、紙容器の胴部に取っ手を設けることができる。
そして、このように構成された紙容器は、分割された他方の前記胴部背面パネルの分割縁に取っ手となる延長パネルを連接しただけなので、既存の充填機で成形することが可能で、低コストで得ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記取っ手となる延長パネルは、延長方向の途中で谷折りされて重ねられ、少なくとも延長方向先端縁が下側にある前記延長パネルの表面又は分割された他方の前記胴部背面パネルの分割縁の表面にシールされていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記取っ手となる延長パネルは、延長方向の途中で谷折りされて重ねられ、少なくとも延長方向先端縁が下側にある前記延長パネルの表面又は分割された他方の前記胴部背面パネルの分割縁の表面にシールされているので、折り返した延長パネルは2枚重ねとなり、容易に変形しない堅牢な取っ手とすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の、前記取っ手には、滑り防止手段が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記取っ手には、滑り防止手段が設けられているので持ち易く、滑って手から落としてしまうといったことを防止でき、特に、紙容器の容量が大きい場合や結露により表面に水滴が付いているような場合の取っ手として最適である。
本発明に係る紙容器によれば、胴部に取っ手を設けた取っ手付き紙容器を容易に製造でき、且つ低コストで得ることができる。
本発明に係る紙容器の実施の形態の第1例を示す斜視図である。 第1例の紙容器の胴部に取っ手を設けた状態を示す斜視図である。 第1例の紙容器を成形するカートンブランクスの展開図である。 取っ手に設けられた滑り防止手段の他例を示す説明図である。 取っ手に設けられた滑り防止手段の他例を示す説明図である。 本発明に係る紙容器の実施の形態の第2例を示す斜視図である。 第2例の紙容器の胴部に取っ手を設けた状態を示す斜視図である。 第2例の紙容器を成形するカートンブランクスの展開図である。 本発明に係る第3例の紙容器を成形するウェブ状包装材料の一部を示す平面図である。 本発明に係る第4例の紙容器を成形するウェブ状包装材料の一部を示す平面図である。 本発明に係る紙容器の実施の形態の第5例を示す斜視図である。 第5例の紙容器を成形するカートンブランクスの展開図である。
以下、本発明に係る紙容器の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図5は本発明に係る紙容器の実施の形態の第1例を示し、図1は第1例の紙容器を示す斜視図、図2は第1例の紙容器の胴部に取っ手を設けた状態を示す斜視図、図3は第1例の紙容器を成形するカートンブランクスの展開図、図4、図5はそれぞれ取っ手に設けられた滑り防止手段の他例を示す説明図である。
第1例の紙容器は、頂部がフラットトップ型の紙容器であり、図3に示される展開構造を有するカートンブランクスによって成形される。
第1例の紙容器を成形するカートンブランクスは、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した紙素材からなり、胴部縦折線1,2,3,4を介して胴部正面パネル5、胴部左側面パネル6、胴部背面パネル7、胴部右側面パネル8が連接されている。
胴部正面パネル5と胴部背面パネル7の上端には、頂部横折線9,10を介して互いに対向する一対の頂面パネル11,12が連接され、胴部左側面パネル6と胴部右側面パネル8の上端には、頂部横折線13,14を介して互いに対向する一対の側面パネル15,16が連接されている。
また、胴部正面パネル5と胴部背面パネル7の下端には、底部横折線17,18を介して互いに対向する一対の底面パネル19,20が連接され、胴部左側面パネル6と胴部右側面パネル8の下端には、底部横折線21,22を介して互いに対向する一対の内面パネル23,24が連接されている。
また、胴部背面パネル7の上端に連接された頂面パネル12、胴部背面パネル7の下端に連接された底面パネル20は、その面の中央位置で縦方向に二分割されている。分割された一方の胴部背面パネル7a、頂面パネル12a、底面パネル20aの分割縁25には、他方の胴部背面パネル7b、頂面パネル12b、底面パネル20bの分割縁26の裏面にシールされる縦方向シールパネル27が連接されている。
また、分割された他方の胴部背面パネル7bの分割縁26には、この分割縁26に沿って折り返されることにより取っ手28となる延長パネル29が連接されている。
本例では、延長パネル29は、他方の頂面パネル12b、胴部背面パネル7b、底面パネル20bのそれぞれの分割縁26に連接された頂面延長パネル部29a、胴部背面延長パネル部29b、底面延長パネル部29cにより構成されており、頂面延長パネル部29aと胴部背面延長パネル部29bの境界及び、胴部背面延長パネル部29bと底面延長パネル部29cの境界には延長パネル横折線30,31が設けられている。
そして、延長パネル29には、延長パネル横折線30,31に沿って、ミシン目状のスリット32が形成されており、スリット32を切断することにより、胴部背面延長パネル部29bを折り返し、取っ手28とすることができるようになっている。
また、本例では、取っ手28となる延長パネル29に、滑り防止手段33が設けられている。本例では、滑り防止手段33として、延長パネル29に指を通すことが可能な縦長の穴部34が形成されている。
滑り防止手段33の他例として、図4に示すように延長パネル29の上部に円形の穴部35を形成してもよく、また、図5に示すように、延長パネル29の上部にエンボス加工による凹凸部36を形成してもよい。滑り防止手段33としては、取っ手28を摘まんだときに滑りを防止できるものであれば、特に限定されない。
このような展開構造を有するカートンブランクスによる本例の紙容器の成形は、先ず、胴部縦折線1,2,3,4を山折りし、分割された一方の胴部背面パネル7a、頂面パネル12a、底面パネル20aの分割縁25に連接されている縦方向シールパネル27を他方の胴部背面パネル7b、頂面パネル12b、底面パネル20bの分割縁26にシールすることにより、四角の胴部37を形成する。
次に、胴部正面パネル5及び胴部背面パネル7の下端に連接されている一対の底面パネル19,20と、胴部37における胴部左側面パネル6及び胴部右側面パネル8の下端に連接されている一対の内面パネル23,24を折り込んでシールして密封することによって底部38を形成する。このとき、延長パネル29の底面延長パネル部29cは、底面パネル20と一体となって底部38を形成する。
そして、液体飲料の充填後、胴部正面パネル5及び胴部背面パネル7の上端に連接されている一対の頂面パネル11,12と、胴部左側面パネル6と胴部右側面パネル8の上端に連接されている一対の側面パネル15,16を折り込んでシールして密封することによって頂部39を形成する。このとき、頂面延長パネル部29aは、頂面パネル12と一体となって頂部39を形成する。
このようにして成形された紙容器によれば、分割された他方の胴部背面パネル7bの分割縁26には、この分割縁26に沿って折り返されることにより取っ手28となる胴部背面延長パネル部29bが連接しているので、分割された一方の胴部背面パネル7a、頂面パネル12a及び底面パネル20aの分割縁25に連接している縦方向シールパネル27を分割された他方の胴部背面パネル7b、頂面パネル12b及び底面パネル20bの分割縁26の裏面にシールして胴部37を形成したとき、分割された他方の胴部背面パネル7bの分割縁26に連接している胴部背面延長パネル部29bは、分割された一方の胴部背面パネル7aの表面に重なった状態となる。
そして、胴部背面延長パネル部29bを他方の胴部背面パネル7bの分割縁26に沿って折り返すことにより、紙容器の胴部37に取っ手28を設けることができる(図2参照。)。
本例では、取っ手28となる胴部背面延長パネル部29bは、頂面延長パネル部29a、底面延長パネル部29cと一体となって延長パネル29を構成しているので、分割された一方の胴部背面パネル7aの表面に重なった状態にある胴部背面延長パネル部29bは、頂面延長パネル部29a、底面延長パネル部29cにより、例えば搬送や陳列等の取り扱い中に、胴部背面延長パネル部29bが胴部37から開いてしまうといったことが効果的に防止される。そして、紙容器の開封後における持ち運びの際に、延長パネル29に、延長パネル横折線30,31に沿って形成されているスリット32を切断することにより、胴部背面延長パネル部29bを容易に開き、他方の胴部背面パネル7bの分割縁26に沿って折り返すことができる。
また、本例では、取っ手28となる延長パネル29に、滑り防止手段33が設けられている。本例では、滑り防止手段33として、延長パネル29に指を通すことが可能な縦長の穴部34が形成されているので、持ち易く、滑って手から落としてしまうといったことを防止できる。
次に、本発明に係る紙容器の実施の形態の第2例について説明する。
図6は第2例の紙容器を示す斜視図、図7は第2例の紙容器の胴部に取っ手を設けた状態を示す斜視図、図8は第2例の紙容器を成形するカートンブランクスの展開図である。
第2例の紙容器について、第1例と同一の構成については同一の符号を付しその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
第2例の紙容器は、第1例と同様に頂部がフラットトップ型の紙容器であり、図8に示される展開構造を有するカートンブランクスによって成形される。
第2例の紙容器を成形するカートンブランクスは、取っ手28となる延長パネル29に、その延長方向の途中に縦折線40が設けられており、縦折線40の先が折り返しパネル部29dとなっている。
折り返しパネル部29dの横幅は、本例では折り返しパネル部29dを縦折線40から谷折りして胴部背面延長パネル部29bの表面に重ねたとき、その先端縁41が、他方の胴部背面パネル7bの分割縁26と一致する長さとなっているが、他方の胴部背面パネル7bの分割縁26を僅かに越える長さ、或いは、他方の胴部背面パネル7bの分割縁26に僅かに至らない長さであってもよい。
本例では、第1例の胴部背面延長パネル部29bの延長方向先端側に、縦折線40を介して折り返しパネル部29dが連接された構成となっている。
また、本例では、滑り防止手段33として、胴部背面延長パネル部29bと折り返しパネル部29dに縦長の穴部34が形成されている。穴部34は、折り返しパネル部29dを縦折線40から谷折りして胴部背面延長パネル部29bの表面に重ねたとき、胴部背面延長パネル部29bに形成されている穴部34と一致するように対称位置に形成されている。
その他の構成は、図3に示す第1例のカートンブランクスと同様である。
このような展開構造を有するカートンブランクスによる本例の紙容器の成形は、先ず、折り返しパネル部29dを縦折線40から谷折りして胴部背面延長パネル部29bの表面に重ね、その先端縁41を胴部背面延長パネル部29bの表面にシールする。
次に、第1例と同様に、胴部縦折線1,2,3,4を山折りし、分割された一方の胴部背面パネル7a、頂面パネル12a、底面パネル20aの分割縁25に連接されている縦方向シールパネル27を他方の胴部背面パネル7b、頂面パネル12b、底面パネル20bの分割縁26の裏面にシールすることにより、四角の胴部37を形成する。
次に、胴部正面パネル5及び胴部背面パネル7の下端に連接されている一対の底面パネル19,20と、胴部37における胴部左側面パネル6及び胴部右側面パネル8の下端に連接されている一対の内面パネル23,24を折り込んでシールして密封することによって底部38を形成する。このとき、延長パネル29の底面延長パネル部29cは、底面パネル20と一体となって底部38を形成する。
そして、液体飲料の充填後、胴部正面パネル5及び胴部背面パネル7の上端に連接されている一対の頂面パネル11,12と、胴部左側面パネル6と胴部右側面パネル8の上端に連接されている一対の側面パネル15,16を折り込んでシールして密封することによって頂部39を形成する。このとき、頂面延長パネル部29aは、頂面パネル12と一体となって頂部39を形成する。
このようにして成形された紙容器によれば、胴部背面延長パネル部29bと折り返しパネル部29dは、折り返しパネル部29dを縦折線40から谷折りして胴部背面延長パネル部29bの表面に重ね、その先端縁41を胴部背面延長パネル部29bの表面にシールするので、取っ手28となる延長パネル29は、胴部背面延長パネル部29bと折り返しパネル部29dの2枚重ねとなり、容易に変形しない堅牢な取っ手28とすることができる。
その他の作用効果は、第1例と同様なので第1例の説明を援用しその説明を省略する。
次に、本発明に係る紙容器の実施の形態の第3例について説明する。
図9は第3例の紙容器を成形するウェブ状包装材料の一部を示す平面図である。
第3例の紙容器について、第1例と同一の構成については同一の符号を付しその説明を省略する。
第3例の紙容器は、図1に示す第1例と同様に構成された紙容器であり、第1例との違いは成形方法だけである。第3例の紙容器は、図9に示すウェブ状包装材料50によって成形される。第3例の紙容器を成形するウェブ状包装材料50は、図9に示すように、長手方向に第1例の紙容器を成形するカートンブランクスの展開図(図3参照。)と同じ展開構造を有するブランク51が連続して形成されている。
このような展開構造を有するブランク51が連続して形成されているウェブ状包装材料50による本例の紙容器は次のようにして成形される。
ウェブ状包装材料50を巻き取りの状態で、例えば特開2010−89819号公報で開示されている公知の充填機に装填し、充填機内に連続して引き出し、先ず、分割された一方の胴部背面パネル7a、頂面パネル12a、底面パネル20aの分割縁25に連接されている縦方向シールパネル27を他方の胴部背面パネル7b、頂面パネル12b、底面パネル20bの分割縁26に縦シールすることにより、ウェブ状包装材料50を筒状体に形成する。
次に、胴部37における胴部正面パネル5及び胴部背面パネル7の上端に連接されている頂面パネル11,12と、胴部左側面パネル6と胴部右側面パネル8の上端に連接されている側面パネル15,16の端部を横シールして密封する。
次に、筒状体内に液体飲料を充填し、その後、胴部正面パネル5及び胴部背面パネル7の下端に連接されている底面パネル19,20と、胴部左側面パネル6と胴部右側面パネル8の下端に連接されている内面パネル23,24の端部を横シールして密封する。
同時に、次のブランク51の胴部正面パネル5及び胴部背面パネル7の上端に連接されている頂面パネル11,12と、胴部左側面パネル6と胴部右側面パネル8の上端に連接されている側面パネル15,16の端部を横シールして密封する。
次に、底面パネル19,20と内面パネル23,24の端部と、次のブランク51の頂面パネル11,12と側面パネル15,16の端部との間を切り離し、枕状の包装体を成形する。
このようにして成形した包装体にあって、胴部縦折線1,2,3,4を山折りして四角の胴部37を形成し、端部がシールされている底面パネル19,20と内面パネル23,24を折り込んで底部38を形成し、そして、端部がシールされている頂面パネル11,12と側面パネル15,16を折り込んで頂部39を形成することにより、図1に示す第1例と同様の紙容器が成形される。
次に、本発明に係る紙容器の実施の形態の第4例について説明する。
図10は第4例の紙容器を成形するウェブ状包装材料の一部を示す平面図である。
第4例の紙容器について、第2例と同一の構成については同一の符号を付しその説明を省略する。
第4例の紙容器は、図6に示す第2例と同様に構成された紙容器であり、第2例との違いは成形方法だけである。第4例の紙容器は、第3例の紙容器と同様に、図10に示すウェブ状包装材料52によって成形される。第4例の紙容器を成形するウェブ状包装材料52は、図10に示すように、長手方向に第2例の紙容器を成形するカートンブランクスの展開図(図8参照。)と同じ展開構造を有するブランク53が連続して形成されている。
このような展開構造を有するブランク53が連続して形成されているウェブ状包装材料52による本例の紙容器は次のようにして成形される。
先ず、ウェブ状包装材料52に形成されているブランク53の折り返しパネル部29dを縦折線40から谷折りして胴部背面延長パネル部29bの表面に重ね、その先端縁41を胴部背面延長パネル部29bの表面にシールする。
この状態で、ウェブ状包装材料52をロール状に巻き取り、第3例と同様に、充填機に装填する。
その後は、第3例と同様なので、第3例の説明を援用しその説明を省略する。
このようにして図6に示す第2例と同様の紙容器が成形される。
次に、本発明に係る紙容器の実施の形態の第5例について説明する。
図11は第5例の紙容器を示す斜視図、図12は第5例の紙容器を成形するカートンブランクスの展開図である。
第5例の紙容器について、第1例と同一の構成については同一の符号を付しその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
第5例の紙容器は、頂部が切妻屋根型(ゲーブルトップ型)の紙容器であり、図12に示される展開構造を有するカートンブランクスによって成形される。
第5例の紙容器を成形するカートンブランクスは、胴部正面パネル5と胴部背面パネル7の上端には、頂部横折線9,10を介して互いに対向する一対の頂面パネル11,12が連接され、胴部左側面パネル6と胴部右側面パネル8の上端には、頂部横折線13,14を介して互いに対向する一対の側面パネル15,16が連接されており、本例の切妻屋根型の紙容器では、一対の頂面パネル11,12が一対の切妻屋根形成パネルとなり、一対の側面パネル15,16が一対の妻壁形成パネルとなっている。一対の頂面パネル11,12は外側トップシールパネル部42,43を有しており、また、一対の側面パネル15,16は内側トップシールパネル部44,45を有している。
その他の構成は、図3に示す第1例のカートンブランクスと同様である。
このような展開構造を有するカートンブランクスによる本例の紙容器の成形は、第1例と同様に、胴部縦折線1,2,3,4を山折りし、分割された一方の胴部背面パネル7a、頂面パネル12a、底面パネル20aの分割縁25に連接されている縦方向シールパネル27を他方の胴部背面パネル7b、頂面パネル12b、底面パネル20bの分割縁26の裏面にシールすることにより、四角の胴部37を形成する。
次に、胴部正面パネル5及び胴部背面パネル7の下端に連接されている一対の底面パネル19,20と、胴部37における胴部左側面パネル6及び胴部右側面パネル8の下端に連接されている一対の内面パネル23,24を折り込んでシールして密封することによって底部38を形成する。このとき、延長パネル29の底面延長パネル部29cは、底面パネル20と一体となって底部38を形成する。
そして、液体飲料の充填後、胴部正面パネル5及び胴部背面パネル7の上端に連接されている一対の頂面パネル11,12と、胴部左側面パネル6と胴部右側面パネル8の上端に連接されている一対の側面パネル15,16を折り込んで、外側トップシールパネル部42,43同士及び内側トップシールパネル部44,45同士を所定の位置でシールして密封することによって頂部39を形成する。このとき、頂面延長パネル部29aは、頂面パネル12と一体となって頂部39を形成する。
このようにして成形された紙容器によれば、第1例と同様に、分割された他方の胴部背面パネル7bの分割縁26には、この分割縁26に沿って折り返されることにより取っ手28となる胴部背面延長パネル部29bが連接しているので、分割された一方の胴部背面パネル7a、頂面パネル12a及び底面パネル20aの分割縁25に連接している縦方向シールパネル27を分割された他方の胴部背面パネル7b、頂面パネル12b及び底面パネル20bの分割縁26の裏面にシールして胴部37を形成したとき、分割された他方の胴部背面パネル7bの分割縁26に連接している胴部背面延長パネル部29bは、分割された一方の胴部背面パネル7aの表面に重なった状態となる。
そして、胴部背面延長パネル部29bを他方の胴部背面パネル7bの分割縁26に沿って折り返すことにより、紙容器の胴部37に取っ手28を設けることができる(図11)参照。
その他の作用効果は、第1例と同様なので第1例の説明を援用しその説明を省略する。
1,2,3,4 胴部縦折線
5 胴部正面パネル
6 胴部左側面パネル
7 胴部背面パネル
7a 分割された一方の胴部背面パネル
7b 分割された他方の胴部背面パネル
8 胴部右側面パネル
9,10 頂部横折線
11,12 頂面パネル
12a 一方の頂面パネル
12b 他方の頂面パネル
13,14 頂部横折線
15,16 側面パネル
17,18 底部横折線
19,20 底面パネル
20a 一方の底面パネル
20b 他方の底面パネル
21,22 底部横折線
23,24 内面パネル
25、26 分割縁
27 縦方向シールパネル
28 取っ手
29 延長パネル
29a 頂面延長パネル部
29b 胴部背面延長パネル部
29c 底面延長パネル部
29d 折り返しパネル部
30、31 延長パネル横折線
32 スリット
33 滑り防止手段
34、35 穴部
36 凹凸部
37 胴部
38 底部
39 頂部
40 縦折線
41 先端縁
42、43 外側トップシール部
44、45 内側トップシール部
50、52 ウェブ状包装材料
51、53 ブランク

Claims (3)

  1. 表裏面に熱可塑性樹脂を積層した紙素材からなり、胴部縦折線を介して連接している胴部正面パネル、胴部左右側面パネル、胴部背面パネルを備え、縦方向シールパネルによって四角の胴部が形成され、前記胴部正面パネルと前記胴部背面パネルの上端に頂部横折線を介して互いに対向する一対の頂面パネルと、前記胴部左右側面パネルの上端に頂部横折線を介して互いに対向する一対の側面パネルが連接し、前記一対の頂面パネルと前記一対の側面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部正面パネルと前記胴部背面パネルの下端に底部横折線を介して互いに対向する一対の底面パネルと、前記胴部左右側面パネルの下端に底部横折線を介して互いに対向する一対の内面パネルが連接し、前記一対の底面パネルと前記一対の内面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって底部が形成される紙容器において、
    前記胴部背面パネル、前記胴部背面パネルの上端に連接している頂面パネル及び前記胴部背面パネルの下端に連接している前記底面パネルは、その面の中央位置で縦方向に二分割され、分割された一方の前記胴部背面パネル、前記頂面パネル及び前記底面パネルの分割縁にそれぞれ前記縦方向シールパネルが連接し、前記縦方向シールパネルが分割された他方の前記胴部背面パネル、前記頂面パネル及び前記底面パネルの分割縁の裏面にシールされて前記胴部が形成され、前記分割された他方の前記胴部背面パネルの分割縁には、この分割縁に沿って折り返されることにより取っ手となる延長パネルが連接していることを特徴とする取っ手付き紙容器。
  2. 前記取っ手となる延長パネルは、延長方向の途中で谷折りされて重ねられ、少なくとも延長方向先端縁が下側にある前記延長パネルの表面又は分割された他方の前記胴部背面パネルの分割縁の表面にシールされていることを特徴とする請求項1に記載の取っ手付き紙容器。
  3. 前記取っ手には、滑り防止手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の取っ手付き紙容器。
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