JP3208212B2 - 硬貨選別装置 - Google Patents

硬貨選別装置

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JP3208212B2
JP3208212B2 JP06944793A JP6944793A JP3208212B2 JP 3208212 B2 JP3208212 B2 JP 3208212B2 JP 06944793 A JP06944793 A JP 06944793A JP 6944793 A JP6944793 A JP 6944793A JP 3208212 B2 JP3208212 B2 JP 3208212B2
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宏信 黒沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機等に使用さ
れる硬貨選別装置に関し、とくに、投入硬貨の正貨、偽
貨への振り分けが確実に行われたか否かを確認するため
の正貨通過判定手段を備えた硬貨選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機等に使用される硬貨選別装置
においては、投入硬貨の真偽や金種を判別するための硬
貨選別センサを有する硬貨判定手段により硬貨の真偽及
び種類を電気的に判定し、判定した硬貨を正貨ゲートに
より正貨と偽貨に振り分け、この正偽振り分けが確実に
行われたか否かを確認するため、上記正貨ゲート近傍に
硬貨通過検知センサ(例えば磁気センサ)を設け、それ
からの出力レベルがある一定の値に達した場合に正貨が
受け入れられたことを確認できるようにした硬貨選別装
置が知られている(例えば、特開61−17088号公
報、特開昭56−88589号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来技術においては、次のような問題がある。すなわ
ち、硬貨通過検知センサの出力値を判別する判別値、つ
まり投入硬貨が正貨として受け入れられたか否かを判定
するための判別値が一定値であったため、金種数が多く
なった場合、各金種共通の判別値(判別のための基準レ
ベル)を設定することが困難になる場合がある。
【0004】たとえば図6に示すように、金種が500
円、100円、50円、10円である場合には、上記判
別値を、各金種における、正貨として受け入れ時の出力
値と非受け入れ時の出力値との間の範囲内に、各金種共
通の判別値H1として比較的容易に設定できるが、例え
ばアメリカ向けに25セント、10セントの金種が増え
た場合には、これらの金種に対しても判別を可能とする
ため、共通の判別値H2を非常に狭い判別値設定可能範
囲R内に設定しなければならない。しかしこのような判
別値の設定を行うと、判別値の許容差が小さいため、正
貨受け入れ確認のミスが多くなるおそれがある。たとえ
ば、図示の如く、硬貨受け入れ時と非受け入れ時の出力
値の差がそれぞれ大きく異なり、かつ判別値が非受け入
れ時の出力レベルに近いレベルに設定されると、正貨受
け入れ確認の検知ミスが多くなる。また、増加する金種
によっては、全金種共通の判別値を設定できなくなるお
それがある。
【0005】本発明は、このような問題点に着目し、金
種が増えた場合、あるいは外国向け等に異なる金種とな
った場合においても、確実かつ安定した正貨の受け入れ
の確認、検知を容易に行うことができるようにすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
硬貨選別装置は、硬貨通路を通過する投入硬貨の特性を
判定する硬貨判定手段と、前記硬貨通路から導入される
硬貨をその真偽に応じて振り分ける正貨ゲートと、硬貨
が正貨として正貨ゲートを通過する際に信号を出力する
硬貨通過検知センサを有し、該硬貨通過検知センサから
の出力レベルにより硬貨通過を判定する硬貨通過判定手
段と、を備えた硬貨選別装置において、前記硬貨通過判
定手段における、前記硬貨通過検知センサからの出力レ
ベルを判定する判別値を、前記通過判定手段により判定
された金種別に、複数の判別値に切り換え設定できるよ
うにしたものから成る。
【0007】上記硬貨通過検知センサは例えば磁気セン
サからなっている。また、上記判別値は、各金種に対し
て、好ましくは、投入硬貨が正貨として正貨ゲートの内
側を正貨通路へと通過する際の出力レベルと、投入硬貨
が偽貨として正貨ゲートの外側を偽貨通路へと送られる
際の出力レベルとの略中間値に設定される。
【0008】
【作用】このような硬貨選別装置においては、正貨受け
入れ確認用の(正貨通過検知用の)複数の判別値が予め
設定され、硬貨判定手段により判定された金種ごとに、
該金種に対応する判別値に切り換え設定される。したが
って、各金種毎に、それぞれ最適な判別値に設定され、
金種が増えた場合においても、あるいは各硬貨の受け入
れ時と非受け入れ時の出力値が大きく異なる場合におい
ても、確実に正貨受け入れの確認が行われる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の硬貨選別装置の望ましい実
施例を、図面を参照して説明する。図1ないし図5は、
本発明の一実施例に係る硬貨選別装置の構成および判別
値設定例を示している。図1ないし図4において、硬貨
選別装置1には、上部に硬貨投入口2が設けられてお
り、その下方に硬貨通路3が設けられている。硬貨通路
3は、傾斜した通路底面を有し、投入硬貨4は、硬貨通
路3に沿って転動しながら案内されるようになってい
る。
【0010】この硬貨通路3に沿って、投入硬貨4の特
性(真偽及び金種)を判定するための硬貨選別センサ
5、6、7が設けられている。硬貨選別センサ5、6、
7は、硬貨の外径、材質、材厚等を検知し、その検知回
路8を介して図3に示すようにCPU9に接続され、C
PU9から投入硬貨の真偽、金種に関する判別出力10
を出力するようになっている。したがってこれらは、硬
貨判定手段11(図4)を構成している。
【0011】硬貨通路3の終端下方には、硬貨通路3か
ら導入される硬貨をその真偽に応じて振り分ける正貨ゲ
ート12が設けられている。正貨ゲート12によって、
投入硬貨4は、正貨ゲート12外側の偽貨通路13側
と、正貨通路14側とに振り分けられる。
【0012】正貨通路14は、さらに、10円、50円
用通路、100円、500円用通路16、オーバーフロ
ー硬貨通路17とに、振り分けゲート18、19によっ
て振り分けられる。正貨ゲート12、振り分けゲート1
8、19は、図2に示すように、ソレノイド20、2
1、22によってそれぞれ駆動されるようになってい
る。
【0013】上記正貨ゲート12の直下には、投入硬貨
4が正貨として正貨ゲート12を通過する(すなわち、
正貨として正貨通路14側に受け入れられた)際に所定
の信号を出力する硬貨通過検知センサ23が設けられて
いる。
【0014】この硬貨通過検知センサ23の信号は、硬
貨通過判定回路24に入力され、硬貨通過判定回路24
は、図3に示すようにCPU9に接続されている。CP
U9には、オーバーフロー信号25が入力され、メモリ
26が接続されており、該CPU9は、前記投入硬貨検
知回路8からの入力に応じて、各ゲート12、18、1
9にオン出力を発するようになっている。
【0015】硬貨通過判定回路24は、図4に示すよう
に構成されている。すなわち、各金種に対応する判別値
が予め設定されている。本実施例では、500円、10
0円硬貨用の判別値が共通の判別値HK1として、50
円硬貨用の判別値としてHK2が、10円、25セント
硬貨用の判別値が共通の判別値HK3として、10セン
ト硬貨用の判別値としてHK4が、それぞれ設定されて
いる。これら判別値HK1、HK2、HK3、HK4
と、硬貨通過検知センサ23からの出力信号が、各比較
器31、32、33、34に入力されている。各比較器
31、32、33、34の出力と、前記硬貨判定手段1
1からの金種判別出力(本実施例では、500円、10
0円硬貨用出力、50円硬貨用出力、10円、25セン
ト硬貨用出力、10セント硬貨用出力)とが、それぞれ
アンド回路41、42、43、44に入力され、アンド
回路41、42、43、44からの出力がアンド回路5
0に入力されている。そして、最終的に、アンド回路5
0から、硬貨通過判定信号51が出力されるようになっ
ている。
【0016】上記判別値HK1、HK2、HK3、HK
4は、たとえば図5に示すように設定されている。すな
わち、500円、100円硬貨用の判別値HK1が、5
00円硬貨、100硬貨における、正貨として受け入れ
時の硬貨通過検知センサ23の出力値と非受け入れ時の
出力値の略中間値に設定され、50円硬貨用の判別値H
K2が、50円硬貨における、正貨として受け入れ時の
硬貨通過検知センサ23の出力値と非受け入れ時の出力
値の略中間値に設定され、10円硬貨、25セント硬貨
用の判別値HK3が、10円硬貨、24セント硬貨にお
ける、正貨として受け入れ時の硬貨通過検知センサ23
の出力値と非受け入れ時の出力値の略中間値に設定さ
れ、10セント硬貨用の判別値HK4が、10セント硬
貨における、正貨として受け入れ時の硬貨通過検知セン
サ23の出力値と非受け入れ時の出力値の略中間値に設
定されている。
【0017】上記のように構成された実施例装置におい
ては、図1に示すように投入された硬貨4は、硬貨選別
センサ5、6、7により正偽及び金種が判定され、正貨
ゲート12により正偽、および振り分けゲート18、1
9により各硬貨通路に振り分けられる。このとき、正貨
ゲート12による振り分けにより正貨として受け入れら
れた硬貨4は、その受け入れ(つまり通過)が硬貨通過
検知センサ23によって検知される。
【0018】各金種に対応して、予め複数の判別値HK
1、HK2、HK3、HK4が設定されており、上記硬
貨通過検知センサ23からの信号とこれら判別値HK
1、HK2、HK3、HK4が比較器31、32、3
3、34で比較される。そして、硬貨判定手段11から
の信号と比較器31、32、33、34からの信号をア
ンド回路41、42、43、44、アンド回路50を介
して出力することにより、硬貨判定手段11で判定し金
種に応じた判別値との比較信号として硬貨通過判定信号
51が出力される。すなわち、金種に応じた判別値に自
動的に切り換え設定されることになり、その判別値と硬
貨通過検知センサ23からの信号が比較される。
【0019】このように、各金種の受け入れ(通過)
を、それぞれ異なる最適な判別値により判定できるの
で、硬貨受け入れ判定が確実に行われる。
【0020】なお、予め設定する複数の判別値の種類、
数は、上記実施例のものに限らず、任意の適当なものに
設定可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の硬貨選別
装置によるときは、硬貨判定手段により判定された金種
別に、正貨受け入れ判定のための判別値を最適な判別値
に切り換え設定できるようにしたので、金種が増えた場
合あるいは異なる金種に対しても、確実にかつ安定した
正貨受け入れの確認、検知を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る硬貨選別装置の概略構
成図である。
【図2】図1の装置の正貨ゲート近傍の拡大縦断面図で
ある。
【図3】図1の装置の制御のブロック図である。
【図4】図1の装置の硬貨通過判定回路の回路図であ
る。
【図5】図1の装置の各金種に対応する硬貨通過検知セ
ンサの出力値および判別値を示す特性図である。
【図6】従来の硬貨選別装置における硬貨通過検知セン
サの出力値および判別値を示す特性図である。
【符号の説明】
1 硬貨選別装置 2 硬貨投入口 3 硬貨通路 4 投入硬貨 5、6、7 硬貨選別センサ 8 検知回路 9 CPU 10 硬貨判別出力 11 硬貨判定手段 12 正貨ゲート 13 偽貨通路 14 正貨通路 18、19 振り分けゲート 20、21、22 ソレノイド 23 硬貨通過検知センサ 24 硬貨通過判定回路 31、32、33、34 比較器 41、42、43、44、50 アンド回路 51 硬貨通過判定信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 3/00 - 3/16 G07D 5/00 - 5/10 G07F 3/00 - 3/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨通路を通過する投入硬貨の特性を判
    定する硬貨判定手段と、前記硬貨通路から導入される硬
    貨をその真偽に応じて振り分ける正貨ゲートと、硬貨が
    正貨として正貨ゲートを通過する際に信号を出力する硬
    貨通過検知センサを有し、該硬貨通過検知センサからの
    出力レベルにより硬貨通過を判定するようにした硬貨選
    別装置において、前記硬貨通過判定手段における、前記
    硬貨通過検知センサからの出力レベルを判定する判別値
    を、前記硬貨判定手段により判定された金種別に、複数
    の判別値に切り換え設定できるようにしたことを特徴と
    する硬貨選別装置。
  2. 【請求項2】 前記硬貨通過検知センサが磁気センサか
    らなる請求項1の硬貨選別装置。
  3. 【請求項3】 前記判別値が、前記投入硬貨が正貨とし
    て正貨ゲートの内側を正貨通路へと通過する際の出力レ
    ベルと、前記投入硬貨が偽貨として正貨ゲートの外側を
    偽貨通路へと送られる際の出力レベルとの略中間値に設
    定されている請求項1又は2の硬貨選別装置。
JP06944793A 1993-03-03 1993-03-03 硬貨選別装置 Expired - Lifetime JP3208212B2 (ja)

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JPH06259634A JPH06259634A (ja) 1994-09-16
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9800022B2 (en) 2012-09-27 2017-10-24 Jufeng Wang No-freewheeling arc lightning protection gap protecting device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9800022B2 (en) 2012-09-27 2017-10-24 Jufeng Wang No-freewheeling arc lightning protection gap protecting device

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