JP3208167U - 四面体型ツボ押し具 - Google Patents

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Abstract

【課題】素人がツボの知識がなくても、簡単に自分の健康維持のために有用な治療器具とすることができるツボ押し具を提供する。【解決手段】手のひらに収まる大きさの、四面体の形をしたもので、布もしくはそれに類する硬くない素材の外被1で周囲を覆っていて、その内側に円筒形や円柱形の形をした1センチ程度の物質を入れて、中で移動するように少しのゆとりを持たせ、どの頂点で押してもほぼ同じ使用感を有する。外被1の内側に入れる物質はセラミック4であり、これを内袋3に入れ、その内袋3をクッションの綿2でくるみ、それを外被1の中に入れ、クッションの綿2は、遠赤外線の出る特殊なものを使用することにより、遠赤外線による治療効果を加えた。【選択図】図2

Description

本考案は、健康促進や美容のために用いるツボ押し具に関し、特に形状を四面体(三角錐)とし、その内部にセラミック等の個体を詰めたもの。
従来のツボ押し具の、身体への接触部の形状については、ピンポン球のような球状のものや、意識的に1点を抑える棒状のもの、粒粒が並びその上に乗るシート状のもの、など突起物のあるものが多い。これらは、当てるべき位置を一点に定める必要がある。
従来のツボ押し具は、使用時の姿勢を限定しているものが多い。たとえば、寝た状態で、いすに腰掛けた状態で、立った状態で、など。
従来のツボ押し具は、接触面が小さいため骨や筋肉に対して強い力が作用し、痛みをきつく感じる場合がある。
本品は、素人がツボの知識がなくても、簡単に自分の健康維持のために有用な治療器具を提供することを課題とする。
まず、形状を四面体(三角錐)としたことに関して、どのような置き方をしても、頂点が上にくることで、誰にでも簡単にとり扱うことができる、安定した形である。
さらに外被は、布等の、中に詰めた個体の集合体が変形しても対応するもので、中の詰め物の質感を残しながら、体との接触部を緩和するものを使用している。
中に詰めた個体に関して、円筒形、円柱形のセラミック等の小さい個体を内袋に詰め、周囲をクッションになる綿で巻く。この際、互いに摩擦力で支えあい、形がつぶれない固いものが好ましい。入れる量は、圧をかけると中で動く程度の量にする。
今回は中に詰める固体を形状の異なる2種類のEMセラミック(商品名)にし、クッション材として遠赤外線を発する素材(遠赤綿)を選び、ツボ押しの効果に加えて、遠赤外線による種々の治癒効果を想定したが、詰める個体は形状を満たしていれば、この限りではない。
前述の問題解決として、請求項1に記載の本考案は、手のひらに収まる大きさの、四面体の形をしたもので、布もしくはそれに類する硬くない素材の外被で周囲を覆っていて、その内側に円筒形や円柱形の形をした1センチ程度(0.5〜2.0センチ)の物質を入れて、中で移動するように少しのゆとりを持たせ、どの頂点で押してもほぼ同じ使用感を有するツボ押し具であり、当てるべき位置を一点に定める必要がなく、自分の体を少し動かすだけで、ツボに勝手に当たる特性を持ち、使い方が固定的でなく自由度が大きく、これ1つで頭から足裏まで全身に使え、さらに2つ3つ同時使いも可能であるという特性を持つ。
さらに、本考案は1センチ程度の物質を使用すること、そして布の変形の自在さにより、身体への圧が分散されてやさしくなり、危険性がないのが特徴である。
請求項2に記載の本考案は、外被の内側に入れる物質はセラミック素材であり、これを内袋に入れ、その内袋をクッション材の綿でくるみ、それを外被の中に入れ、クッション材の綿は、遠赤外線の出る特殊なものを使用することにより、遠赤外線による治療効果を加えた請求項1のツボ押し具であり、袋を二重にして内袋と外被の間にクッション材を入れることで、身体への接触部はやさしく、中のセラミックがたとえ破損しても安全であり、使用素材として遠赤の綿とセラミックを選ぶことで、遠赤外線による治療効果も加えている。
形状は四面体(三角錐)で、どの頂点を選んでもほぼ同じ使用感を有するので使用時の取り扱いが簡単であり、軽く手のひらサイズなので、いつでもどこでも使うことができる。
使用時の体勢は横に寝た状態でも、椅子にもたれかかった状態でも、また、頭から足の裏まで、痛みやコリなどのある身体のどの部分に対しても使うことができ、ツボなどの専門知識がなくてもただ当てて体重をかけるだけで、心地よい場所を自分で探すことが容易である。
袋を二重にして内袋と外被の間にクッション材を入れることで、身体への接触部はやさしく、中のセラミックがたとえ破損しても安全であり、使用素材として遠赤綿とセラミックを選ぶことで、遠赤外線による治療効果も加えている。
本考案全体の斜視図 本考案の中を説明した図 本考案の中に使用した遠赤セラミックの拡大図
以下、本考案を実施するための形態について、詳述する。なお、本考案の実施形態は、体のあらゆる部分のコリを刺激することを目的とするため、以下の実施例に限定されない。
図1は本考案の斜視図である。
四面体(三角錐)の形で、どの頂点でも同様の使用感を有するため、使い方はとても容易となる。大きさは手のひらサイズ(一辺5〜10センチ)で、軽く簡単に持ち運びできる。重さは100から150gを目安にしているが、好みによってこの限りではない。
図2は、図1の中の構造を示す断面図である。以下、素材の説明をする。
1外被 (表を包む布)
2クッションの綿 (今回はAura繊維(商品名)の遠赤綿を使用。)
3内袋 (中のセラミックを包む布)
4セラミック (今回はEMセラミック(商品名)を使用。)
1と3は布の袋であり、万が一、中のセラミックが破損しても外に出ることがないように二重構造にした。柔らかい布なので、セラミックによる圧を妨げない。しかし、二重にするか否かは本考案を満たす要素ではない。また、2でクッション材をいれているが、これも使用感の好みにより必須ではなく、量も特別な規定は設けない。
4はセラミックで、2種類の形状のものを使用した。円柱形のほうが丈夫であるが、円筒形のほうが軽い。そこで両方の利点を生かすためミックスした。押さえたときにツボに定点的に当たるように、大きさは直径0.5〜2.0センチ長さ1〜2.0センチ程度のものが好ましい。なお、セラミックを使用することで遠赤外線による治療効果を付加しているが材質はこの限りではない。
こうしてできたものの使用例として、次にいくつかを具体的に紹介する。便宜上、この考案の完成体をAと呼ぶ。
使用例1
仰向けに寝て、背骨の際に首の付け根から尾てい骨までの範囲を、少しづつAの位置を移動させながら体重をかけていく、身体を緩め背骨を整えるための使い方。
使用例2
背もたれのある椅子に座った状態で、背もたれと自分の背中の間に、Aを挟んで寄りかかる、背中の凝りをとるための使い方。
使用例3
頭全体をAでなでるように動かし、頭皮の血行を促進する、頭皮マッサージのための使い方。
使用例4
Aを床において足の裏に当てる、足裏のツボを刺激する使い方。
以上はAを1つで使う例だが、
Aを2つ使って、身体の歪を正すことも可能である。
使用例5
仰向けに寝て、左右の肩の部分に当たるように置く、肩こりを緩和する使い方。
使用例6
Aを2つ並べておき、うつ伏せになって、その上にそけい部が載るようにする。歪んだ姿勢を緩めるのに役に立つ。持続するとトレーニングにもなる使い方。
以上は、ほんの一例であり、工夫次第で使い方は縦横無尽に広がる。
1 表を包む布 外被
2 クッションの綿
3 中のセラミックを包む布
4 セラミック

Claims (2)

  1. 手のひらに収まる大きさの、四面体の形をしたもので、布もしくはそれに類する硬くない素材の外被で周囲を覆っていて、その内側に円筒形や円柱形の形をした1センチ程度の物質を入れて、中で移動するように少しのゆとりを持たせ、どの頂点で押してもほぼ同じ使用感を有するツボ押し具。
  2. 外被の内側に入れる物質はセラミック素材であり、これを内袋に入れ、その内袋をクッション材の綿でくるみ、それを外被の中に入れ、前記クッション材の綿は、遠赤外線の出る特殊なものを使用することにより、遠赤外線による治療効果を加えた請求項1のツボ押し具。
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