JP3207044U - 腰つぼスライドボール - Google Patents

Abstract

【課題】硬い床のみならず、弾力のある布団やベッドの上であっても、また、腰部や背中に数個所のつぼがあり、しかも、各人の体格の相違があっても、二個の球体を腰つぼに押し当てることによって、腰痛を解消することができる腰つぼスライドボールを提供する。【解決手段】弾力のあるソフトボールの球程度の大きさを有する二個の球体２の球芯を貫通する孔４にプラスチック等の硬い素材からなる棒３を通して連結し、かつ、これら二個の球体２を腰つぼに合わせた間隔を保有して配置し固定したものであって、また、これら二個の球体２の保有する間隔を腰つぼに合わせて調節して固定するために、いずれか一個の球体２の球芯に内蔵し、かつ、球面にスイッチ６を延伸したコードストッパー５を設置した、腰つぼに押し当てる健康器具１、という構成からなっている。【選択図】図１

Description

本考案は、二個の球体を腰つぼに押し当て腰痛の解消を図る健康器具に関する。

東洋医学のつぼ療法は、腰部や背中にある数個所のつぼを押して腰痛を治療するものである。治療効果を引き出すために、従来、いろいろな健康器具があった。
二個の球体を腰つぼに押し当てる健康器具は、簡易かつ有効な器具として実際に使用されている。これは、テニスやゴルフのボール大の二個の球体を適度に配置して、これらを接着し、布に包み、あるいは、台座に置いて固定し、また、紐やゴムで連結して固定したものである。

本考案の解決しようとする問題点は、次の通りである。

先ず、テニスやゴルフのボール大の球体は、硬い床の上では効果もあるが、弾力のある布団やベッドの上で使用しても、布団やベッドに深く沈み込み、押し当てる効果が減殺することになる。
次に、東洋医学では、腰部や背中には数個所のつぼが広く左右バランスよく並んでいるし、また、使用する人の体格も様々である実態を考慮すると、それぞれのつぼに合わせて押し当て、腰痛の解消を図ることが必要である。
最後に、二個の球体を接着し、布に包み、あるいは、台座に固定した器具について、最初から間隔を置いて配置し固定しているので、この間隔を変えて別の腰つぼに押し当てることができない。
また、二個の球体を紐やゴムで固定する器具について、使用する人が最初の使用時に腰つぼを探して二個の球体の間隔を定めたとしても、その後、この間隔は元に戻り、次の使用時に再び腰つぼを探す必要がある。しかも、腰や背中のつぼに押し当てることはできても、首のつぼにまで押し当てることはできない。

本考案の解決する手段は、次の通りである。

先ず、弾力のあるソフトボールの球３号程度の大きさを有する二個の球体（２）の球芯を貫通した孔（４）にプラスチック等の硬い素材からなる棒（３）を通して連結したものであって、これら二個の球体（２）を腰つぼに合わせた間隔を保有して配置し固定した、腰つぼに押し当てる健康器具（１）である。
次に、これら二個の球体（２）の保有する間隔を腰つぼに合わせて調節するために、いずれか一個の球体（２）の球芯に内蔵し、かつ、球面に延伸したスイッチ（６）を有するコードストッパー（５）を設置した、腰つぼに押し当てる健康器具（１）である。

本考案の効果は、次の通りである。

先ず、二個の球体（２）をテニスやゴルフに使用する小さな球ではなく、ソフトボールの球３号程度の大きさとするので、硬い床の上のみならず、弾力のある布団やベッド（７）の上でも、効果的に使用できる。硬い床の上では耐えられない者、例えば、疲労した者や寝たきりの者でも使用できる。
次に、二個の球体（２）を硬い棒（３）で連結し、かつ、コードストッパー（５）を用いているので、球体（２）の保有する間隔を腰つぼに合わせて調節して固定することができる。腰部や背中の数か所あるつぼに押し当て、また、使用する人（８）の様々な体格に合わせられるので、腰痛を治療する効果があがる。
更に、腰や背中のつぼに効果があるだけではなく、首のつぼにも効果があり、また、リクライニングベッドのような傾斜する床や椅子でも使用することができる。

本考案に係る健康器具を正面からみた断面図である。 本考案に係る健康器具を使用する状態を示す図面である。

１ 健康器具
２ 球体
３ 棒
４ 穴
５ コードストッパー
６ スイッチ
７ 布団・ベッド
８ 人体

本考案の実施の形態である。

先ず、本考案に係る健康器具（１）の構成である。これは、二個の球体（２）を棒（３）もって腰つぼに合わせて配置した健康器具（１）である。
二個の球体（２）は、弾力のある材質であり、かつ、ソフトボールの球３号程度の大きさとする。ソフトボールの球は、市販のものでもよいが、二個の球体（２）の球芯には孔（４）を貫通する必要がある。
棒（３）は、プラスチック等の材質からなるもので、市販されているものでよいが、ある程度硬い材質であることを必要とする。この棒（３）を二個の球体（２）を貫通した孔（４）に通して連結する。
いずれか一個の球体（２）の球芯にコードストッパー（５）を設置する。その結果、球芯を通る棒（３）は、コードストッパー（５）の穴をも通ることになる。コードストッパー（５）は市販されているものでよいが、スイッチ（６）の部分を延伸して球面に出す必要がある。そうしないと、スイッチ（６）の操作ができないからである。
次に、本考案に係る健康器具の使用である。
この健康器具（１）を布団やベッド（７）の上に置いて、使用する者（８）は横たわり、二個の球体（２）に腰つぼを押し当てる。ソフトボールの球３号程度の大きさであるから、布団やベッド（７）に沈み込んでも、治療の効果があがる。
また、東洋医学によると、腰部や背中に数個所のつぼがあり、また、実際上からも、使用する人（８）の体格に応じてつぼの位置が異なって来る。そこで、腰つぼを探して二つの球体（２）に押し当てる必要がある。
スイッチ（６）を押すと、コードストッパー（５）によって抑えられていた棒（３）を手動で操作することができるので、二個の球体（２）の間隔を調節して配置し固定することができる。
そうすると、腰部や背中等に広くあるつぼのみならず、首のつぼにも及び、また、左右のバランスもよくなるので、治療効果があがる。

Claims (2)

1. 弾力のあるソフトボールの球３号程度の大きさを有する二個の球体の球芯を貫通した孔にプラスチック等の硬い素材からなる棒を通して連結したものであって、これら二個の球体を腰つぼに合わせた間隔を保有して配置し固定した、腰つぼに押し当てる健康器具。
2. 二個の球体の保有する間隔を腰つぼに合わせて調節するために、いずれか一個の球体の球芯に内蔵し、かつ、球面にスイッチを延伸したコードストッパーの設置を特徴とした、請求項１の腰つぼに押し当てる健康器具。

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