JP3208140U

JP3208140U - 網戸付き面格子

Info

Publication number: JP3208140U
Application number: JP2016003794U
Authority: JP
Inventors: 健太西元
Original assignee: 松本金属株式会社
Priority date: 2016-07-15
Filing date: 2016-07-15
Publication date: 2016-12-28
Anticipated expiration: 2026-07-15

Abstract

【課題】衛生的であり、室内を汚さない網戸付きの面格子を提供する。【解決手段】サッシ１の外側にブラケット２がとりつけられており、該ブラケットの外側に面格子３がとりつけられており、さらに上記ブラケットに網戸４が脱着可能にとりつけられており、さらにまた上記面格子とブラケットは上端部で回転軸付きの連結具５を介して連結されているとともに、ブラケットに対して面格子が回転軸を支点にして外側に傾斜開放可能に連結されており、さらに上記面格子とブラケットは左右枠の上下方向適宜箇所において止着具６を介して脱着可能にとりつけられていることを特徴とする。【選択図】図１

Description

本考案は網戸付き面格子に関する。

従来網戸付き面格子は公知である。
その構成はブラケットに脱着可能に２枚の網戸を併設状態でとりつけており、該網戸がサッシの開口より内側に出し入れできる大きさに形成している構造である。

上記した構成の網戸付面格子においては以下の問題点がある。
ブラケットに脱着可能に２枚の網戸が併設状態でとりつけてあり、１枚の網戸の大きさをサッシの開口より小さく形成してサッシの室内側に出し入れしているので、汚れや害虫の付着している網戸が室内に持ち込まれること。また併設される２枚の網戸の左右枠が面格子の中央に現れるので通風の妨げとなり、また意匠感を損なうこと。網戸が２枚必要としており保管、材料費等の面でコストアップになること。

本考案は上記問題点を解決しており、次の特徴を備えている。
その特徴の一は「サッシの外側にブラケットがとりつけられており、該ブラケットの外側に面格子がとりつけられており、さらに上記ブラケットに網戸が脱着可能にとりつけられており、さらにまた上記面格子とブラケットは上端部で回転軸付きの連結具を介して連結されているとともに、ブラケットに対して面格子が回転軸を支点にして外側に傾斜開放可能に連結されており、さらに上記面格子とブラケットは左右枠の上下方向適宜箇所において止着具を介して脱着可能にとりつけられていることを特徴とする網戸付き面格子」である。

その特徴の二は「前記の構成を備え、さらに網戸の上部および下部のコーナ部材に、上下に押動する係合片をとりつけており、該係合片がブラケットに脱着係合することを特徴とする網戸付き面格子」である。

その特徴の三は「前記記載の係合片が弾性係合片であることを特徴とする網戸付き面格子」である。

本考案は網戸がブラケットに脱着可能にとりつけられており、面格子を外側に傾斜開放可能であるから、網戸の出し入れ、つまりとりつけ取り外しが、外側でできるので汚れた網戸をサッシの内側に持ち込まなくてよく、衛生的であり室内を汚さない。

網戸は１枚で構成できるので、前記した２枚の網戸を併設する従来構造のように、面格子の中央に網戸枠が現れることがなく通風がよい。かつ２枚の網戸を用いるよりもコスト安になる。さらに在庫整理、管理がしやすくなる。

本考案網戸付き面格子の取り付け状態を示す説明用略縦断面図。本考案網戸付き面格子の取り付け状態を示す説明用略横断面図。Ａは本考案網戸の説明用正面図、Ｂは本考案網戸の説明用側面図。本考案網戸のコーナ部材の係合片とブラケットとの取り付け状態を示す説明用側面図。Ａは本考案連結具の説明用正面図、Ｂは平面図。本考案の面格子を外側に傾斜開放している状態を示す説明用側面図。

本考案の実施形態について以下に図面を用いて説明する。
図１及び図２は網戸付き面格子の取り付け状態を示す説明用縦断面図及び説明用横断面図である。
１はサッシで、該サッシの外側にブラケット２が取り付けられている。該ブラケットの外側には面格子３がとりつけられている。この面格子はルーバタイプの面格子を示す。

４は網戸で、該網戸は上下左右のアルミ製の枠体と合成樹脂製のコーナ部材からなる方形の網戸枠に１枚の網を張設している。この網戸がブラケットに脱着可能に取りつけられている。

網戸４の上部および下部のコーナ部材４ｂに上下に押動する係合片４ｃを形成している。該係合片がブラケットの係合部に離脱又は係合することによって網戸がブラケットに脱着する。

図１に示す５は連結具である。連結具５は面格子とブラケットの上端部を連結している。該連結具は回転軸付きの連結片からなり、つまり一対の連結片を回転軸を介して回転できる構造言わばヒンジ構造、蝶番構造等である。

６はビス等の止着具である。面格子とブラケットは左右枠の上下方向の適宜箇所において止着具を介して脱着可能にとりつけられている。通常は止着状態であり、面格子を外側に傾斜開放する際に止着を解除すればよい。

図３のＡは本考案網戸の説明用正面図、Ｂは側面図である。
網戸４は上下左右のアルミ製の枠体４ａを合成樹脂製のコーナ部材４ｂで連結して方形枠を形成し、網４ｄを張設している。
コーナ部材には上下に押動する係合片４ｃを形成している。図面では弾性係合片を形成している。該係合片がブラケットの係合部に、つまりブラケットに脱着可能に係合している。言わば係合片４ｃが弾性ばねによって上下動、矢印方向に移動することによりブラケットの係合部に脱着する構造である。

不図示であるが、上下に押動する係合片として、係合片を上下に摺動する構造、上下に凸凹係合する構造、その他公知の上下押動できる構造を採用できる。要はブラケットとの係合の離脱、係合の取着ができる構造である。

図４は網戸のコーナ部材の係合片とブラケットの取り付け状態を示す説明用側面図である。
ブラケット２の上部および下部において、コーナ部材の係合片４ｃが脱着可能に係合している。係合片４ｃは上下矢印方向に弾性押動する構造であり、上部の係合片を下方に押動することにより係合片がブラケットから離脱する構造である。この状態で網戸を内に倒し、持ち上げることで下部の係合片もブラケットから離脱することが理解できよう。
また下部の係合片を上方に押動すればブラケットから離脱する構造である。よって上部、下部のいずれかの係合片の上下動によって離脱可能である。

図５は連結具５を示し、Ａは正面図、Ｂは平面図である。
該連結具は一対の連結片５ａ、５ｂを回転軸５ｃを介して回転できる構造である。一方の連結片５ａがブラケットにとりつけられ、他方の連結片５ｂが面格子にとりつけられる。

図６は本考案の面格子を外側に傾斜開放している状態を示す説明用側面図である。
ブラケット２と面格子３は上端部で幅方向に複数個所連結具５で連結されている。
面格子とブラケットとを止着状態にしている止着具６を解除し、つまり止着を離脱し、面格子を外側に傾斜開放可能とし、次いで網戸をブラケットからの係合を離脱して外側に移動する。網戸４’として外側に位置している。
以上本考案網戸の実施例について説明しているが、本考案の技術思想を逸脱しない範囲の設計変更は可能である。

１サッシ
２ブラケット
３面格子
４網戸
４ａ枠体
４ｂコーナ部材
４ｃ係合片
４ｄ網
４’ 網戸
５連結具
５ａ連結片
５ｂ連結片
５ｃ回転軸
６止着具

Claims

サッシの外側にブラケットがとりつけられており、該ブラケットの外側に面格子がとりつけられており、さらに上記ブラケットに網戸が脱着可能にとりつけられており、さらにまた上記面格子とブラケットは上端部で回転軸付きの連結具を介して連結されているとともに、ブラケットに対して面格子が回転軸を支点にして外側に傾斜開放可能に連結されており、さらに上記面格子とブラケットは左右枠の上下方向適宜箇所において止着具を介して脱着可能にとりつけられていることを特徴とする網戸付き面格子。
網戸の上部および下部のコーナ部材に、上下に押動する係合片をとりつけており、該係合片がブラケットに脱着係合することを特徴とする請求項１記載の網戸付き面格子。
係合片が弾性係合片であることを特徴とする請求項１または請求項２記載の網戸付き面格子。