JP3207979U - 便座 - Google Patents

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Abstract

【課題】便座本体に設けられた吸引機構により吸引された臭気を、化学的に処理することなく、簡便に外部に排出可能な便座を提供する。【解決手段】便座10は、便座本体11と、便座本体の内部に設けられた、臭気を吸引する吸引機構(ファン12)と、吸引機構により吸引した臭気の流路となる臭気用配管13と、臭気用配管の下流側末端に設けられた、便器の排水管の内部に連通するように接続可能な排水管接続部16と、臭気用配管の内部であって吸引機構から排水管接続部の間に設けられた、吸引機構から排水管接続部へ向かう方向にのみ臭気を流すことが可能な逆止弁15とを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、便座本体に設けられた吸引機構により吸引された臭気を便器の排水管に導入して排水と一緒に排出可能な便座に関する。
近年、便器又は便座に臭気吸引口を設けて便器周囲の臭気を強制的に吸引することで脱臭機能を持たせることが検討されている。特許文献1には、臭気吸入孔を有する臭気吸入ガイドと吸入推進器と臭気を消す消臭フィルターとを備えたことを特徴とする消臭装置付便器が記載されている。特許文献2には、便器ボウル部上縁に設けた中空リムのボウル部に臨む側が上方から死角となる部分がない角度でオーバーハングした案内凹部とされ、この案内凹部に供給された洗浄水が案内凹部に沿って旋回しつつボウル部を洗浄する水洗便器において、前記案内凹部に沿った洗浄水の旋回流の接線よりも外側に臭気吸引口が形成され、この臭気吸引口と排気口とをつなぐ通気路のうち臭気吸引口に最も近い箇所は洗浄水の流れ方向と略反対方向に延びていることを特徴とする水洗便器が記載されている。
また、特許文献3には、上部にリムが形成された便鉢と、洗浄水を貯めることが可能な貯水部を有するトラップと、前記洗浄水を供給する洗浄水供給部と、洗浄後の水を排出する排水部と、前記トラップの下流側において前記排水部と外部とを連通する通気路と、前記通気路に連通しかつ前記リムの高さ以上の高さに設けられた、外部から前記排水部へ向かう方向のみ流体を流すことが可能な逆止弁とを有する便器が記載されている。
特開平5−295777号公報 特開2006−233567号公報 実用新案登録第3206427号公報
脱臭機能を発揮させるためには、吸引した便器周囲の臭気を、特許文献1に記載されているように吸引した臭気を消臭フィルター等で化学的に処理したり、特許文献2に記載されているように排気装置によりトイレ外に排出したりする必要がある。しかし、消臭フィルターには寿命があるため頻繁に交換しなければならず、手間とコストがかかる。既存のトイレに排気装置を設置するのにもコストがかかり、トイレの構造によっては新たに排気装置を設置することができない場合もある。
また、特許文献3のように、便座等に設けられた吸引機構により吸引された臭気を便器の排水部に導入して排水と一緒に排出可能とする方法も考えられる。しかし、便器内部のトラップの下流側において排水部と外部とを連通する通気路が必要であるため、既存の便器を利用する場合には、連通路となる穴をわざわざ開ける必要があった。また、便器の内部構造の制約から、そのような通気路を形成すること自体が困難な場合もあった。
そこで、本考案は、便座本体に設けられた吸引機構により吸引された臭気を、化学的に処理することなく、簡便に外部に排出可能な便座を提供することを目的とする。
本考案は、便座本体と、前記便座本体の内部に設けられた、臭気を吸引する吸引機構と、前記吸引機構により吸引した臭気の流路となる臭気用配管と、前記臭気用配管の下流側末端に設けられた、便器の排水管の内部に連通するように接続可能な排水管接続部と、前記臭気用配管の内部であって前記吸引機構から前記排水管接続部の間に設けられた、前記吸引機構から前記排水管接続部へ向かう方向にのみ前記臭気を流すことが可能な逆止弁とを有する便座である。
本考案によれば、便座本体に設けられた吸引機構により吸引された臭気を、化学的に処理することなく、簡便に外部に排出可能な便座を提供することができる。
本考案の一実施形態に係る便座の内部構造を示す模式的断面図である。 本考案の一実施形態に係る便座を設置した便器全体の内部構造を示す模式的断面図である。
本考案の一実施形態に係る便座の内部構造を図1に示し、その便座を設置した便器全体の内部構造を図2に示す。
本考案の便座10において、便座本体11の内部には臭気の流路となる空洞部13が設けられており、その流路の途中(内側の入口付近)には臭気を吸引する吸引機構としてのファン12が設けられている。このファンが稼働することで、便座本体11の内側の臭気は、空洞部13側に吸引され、空洞部13を流れることになる。空洞部13は、臭気の流路として機能するように形成されていればよく、例えば筒状の配管のように形状とすることができる。
便座本体11における空洞部13の出口側(下流側端部)には、空洞部13と連通するようにホース14が接続されている。したがって、ファン12により吸引された臭気は、便座本体11の空洞部13を通過してホース14に導かれ、ホース14の内部を流れることになる。ホース14は、空洞部13を通過してきた臭気の流路として機能するように接続されていればよく、その内径及び長さ、さらにはホースを形成する材料などはトイレにおける便器20や排水管30の配置状況に応じて適宜選択することができる。後述するようにホース14と排水管30と接続することを考慮して、ホース14の長さはある程度余裕をもって設定することが好ましく、またホース14を便座本体11から排水管30まで引き回せるように、ホース14は柔らかい材料で形成されていることが好ましい。
ホース14の出口側(下流側端部)には、排水管接続部16が設けられており、便器20の排水管30の内部に連通するように接続可能となっている。すなわち、図2に示すように、ホース14は、排水管接続部16により便器20の排水管30に接続することができる構成となっている。こうすることで、ファン12により吸引された臭気は、臭気の流路としての空洞部13及びホース14(両者を合わせて「臭気用配管」となる。)を通過して排水管30の内部に導かれ、最終的には排水管30からトイレの外部に排出されることになる。換言すれば、本考案によれば、ファン12により吸引された臭気を、化学的に処理することなく便器20の排水管30に導入することができ、排水と一緒に外部に排出することができる。
排水管接続部16としては、排水管30に接続可能なものから適宜選択することができる。例えば、排水管30に雄ネジ構造の分岐栓が設けられている場合、ホース14の下流側端部に設けられた排水管接続部16は、排水管30側に雄ネジ構造と接続可能な雌ネジ構造を有していることが好ましい。排水管接続部16の内径は、1〜3mm程度が好ましく、例えば2mmとすることができる。
ここで、本考案の便座10を設置する便器20の構造について説明する。図2に示す便器20は、便鉢21とトラップ24と洗浄水供給部27と排水部26とを有している。便鉢21の上部にはリム22(溢れ縁)が形成されており、便鉢21の下方には、排水部26に連通する配管に、洗浄水を貯める第一貯水部23を有するトラップ24が形成されている。第一貯水部23に貯められた水は、静止状態では便鉢21から排水部26に連通する配管を完全に塞いでいるため、排水部26の臭気が便鉢21を通して外部に放出されることはない。
便器20で用を足した後は、洗浄水タンク28に貯められた洗浄水の一部又は全部を洗浄水供給部27から供給することで、便鉢21の表面を洗浄するとともに第一貯水部23の水を入れ替える。このとき、もともと第一貯水部23に貯められていた水の一部が下流側に流れ出し、第二貯水部25に貯められていた水と相俟ってトラップ24内が満水状態になり、サイホン作用によって第一貯水部23に貯められていた水(及び汚物)の全てが排水部26に導かれ、最終的には排水管30から排出される。
なお、図2では、いわゆるサイホン式と呼ばれる洗浄タイプの便器20を模式的に表しているが、便器20の洗浄タイプはサイホン式に限らず、洗い落とし式、セミサイホン式、ネオボルテックス式、ワイドボルテックス式、サイホンゼット式、ブローアウト式、サイホンボルテックス式、トルネード式、ツイントルネード式、シーケンシャルバルブ式、ダイレクトバルブ式、エアドライブ式、パワードライブ式、ターントラップ式、ハイブリッドエコロジーシステムなどが利用できる。
本考案の便座10は、臭気用配管(空洞部13又はホース14)の内部に逆止弁15が設けられている。逆止弁15は、臭気の吸引機構であるファン12から排水管接続部16の間に設けられ、ファン12から排水管接続部16へ向かう方向にのみ臭気を流すことが可能なものである。こうすることで、ファン12により吸引された臭気は、臭気用配管を通過して排水管30の内部に導かれるとともに、それが逆流することはなくなる。すなわち、逆止弁15は排水管接続部16からファン12へ向かう方向には流体を流さないことから、排水管30付近の臭気や排水などが臭気用配管を通じてファン12側に流れてくることはない。
逆止弁15の設置位置は、便鉢21に形成されたリム22の高さ以上の高さとすることが好ましい。通常、便座本体11は便鉢21に形成されたリム22の上に設置されることから、逆止弁15が便座本体11の内部に設置されていれば、この条件を満たすことになる。こうすることで、仮に排水管30が詰まって水が溢れるような状況になっても、排水は溢れ縁から溢れることになり、逆止弁15の手前までしか到達しない。もっとも、逆止弁15は、ファン12から排水管接続部16へ向かう方向にのみ流体を流すことが可能であることから、いずれにしても排水が臭気用配管を通じてファン12側に流れてくることはない。
以上のような本考案に係る便座では、臭気の流路となる臭気用配管が、その下流側端部に設けられた排水管接続部により、便器の排水管の内部に連通するように接続可能となっているため、便座に設けられた吸引機構により吸引された臭気を排水管に導入することができ、簡便に排水と一緒に外部に排出することができる。また、吸引機構から排水管接続部へ向かう方向にのみ流体を流すことが可能な逆止弁が設けられているため、排水管の臭気や排水が逆流してくることはない。したがって、本考案によれば、便座本体に設けられた吸引機構により吸引された臭気を消臭フィルター等により化学的に処理する必要がなくなり、また臭気を排出する目的でトイレに設置される排気装置も必要なくなる。
また、本考案に係る便座に形成された臭気用配管が通気機能を持っているため、例えば集合住宅の各戸に本考案に係る便座を設置した場合、排水配管に伸張通気を形成する必要がなくなり、最上階の管頭を密閉することができる。さらに、排水部の詰まりが発生した場合でも、その解消の補助として臭気用配管を利用することもできる。
10 便座
11 便座本体
12 ファン
13 空洞部
14 ホース
15 逆止弁
16 排水管接続部
20 便器
21 便鉢
22 リム
23 第一貯水部
24 トラップ
25 第二貯水部
26 排水部
27 洗浄水供給部
28 洗浄水タンク
30 排水管

Claims (3)

  1. 便座本体と、
    前記便座本体の内部に設けられた、臭気を吸引する吸引機構と、
    前記吸引機構により吸引した臭気の流路となる臭気用配管と、
    前記臭気用配管の下流側末端に設けられた、便器の排水管の内部に連通するように接続可能な排水管接続部と、
    前記臭気用配管の内部であって前記吸引機構から前記排水管接続部の間に設けられた、前記吸引機構から前記排水管接続部へ向かう方向にのみ前記臭気を流すことが可能な逆止弁と
    を有する便座。
  2. 前記臭気用配管が、前記便座本体の内部に形成された空洞部と、前記空洞部と連通するホースとからなる請求項1に記載の便座。
  3. 前記逆止弁が、前記便座本体の内部に設置されている請求項1又は2に記載の便座。
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