JP3207938B2 - ダイカストマシン - Google Patents

ダイカストマシン

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JP3207938B2
JP3207938B2 JP29354592A JP29354592A JP3207938B2 JP 3207938 B2 JP3207938 B2 JP 3207938B2 JP 29354592 A JP29354592 A JP 29354592A JP 29354592 A JP29354592 A JP 29354592A JP 3207938 B2 JP3207938 B2 JP 3207938B2
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幸雄 菊池
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧力が加えられた溶
融金属を金型に射出し鋳造物を作るダイカストマシンに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にダイカストマシンは、制御回路を
備えており、この制御回路等に予め組み込まれた所定の
シーケンスに従って、鋳造物が製造される。このシーケ
ンスの内には射出行程と呼ばれる行程があり、該行程で
は低速低圧、高速高圧、高速増圧のいずれかの条件で溶
融金属が金型に射出される。
【0003】また、上記射出が行われる際には、金型の
温度を所定の範囲に保つ必要がある。例えばダイカスト
マシンの起動時など、金型温度が所定の範囲に達してな
い場合、作業者の判断によって1、2回射出行程を行
う。これに対し、高速高圧、高速増圧のいずれかの条件
で行われる射出行程などでは、金型の温度が所定の範囲
を越えてしまい、このような場合、金型の冷却が行われ
ている。
【0004】金型を冷却するには、この金型内部に配設
される配管に冷却水を注水する。さらに、上記配管には
バルブが設けられており、該バルブの開閉に応じて、冷
却水の流量調整が行われる。このようなバルブの開閉
は、金型の温度が所定の範囲に保たれるよう、作業者の
判断によって行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のダイカストマシンでは、バルブの開閉状態に関係な
くシーケンスが実行される。このため、作業者がバルブ
を開け忘れたりすると、金型に冷却水が注水されず、金
型の温度が所定の範囲を越えた状態で、射出行程を行っ
てしまうことがあった。この結果、例えば高速高圧また
は高速増圧の条件で射出が行われる場合などでは、鋳造
物の焼け付き、金型の破損、金型と溶融金属との溶着な
どが起こるという問題が生じた。一方、作業者がバルブ
を閉め忘れた場合、金型の温度が所定の範囲以下とな
り、この状態で射出行程が行われると、多数の不良鋳造
物が発生するという問題もある。
【0006】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、鋳造物の焼け付き、金型の破損、金型と溶融金
属との溶着などを防止し、さらに鋳造物の歩留まりを向
上させると共に、作業能率を向上させることができるダ
イカストマシンを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、この発明では、射出される溶融金属を鋳造す
る金型(実施例における金型1)と、この金型に冷却水
を通流する配管路(実施例における配管2)と、前記配
管路に介挿され、前記冷却水の通流路を開閉する開閉手
(実施例におけるバルブ10)とを有するダイカスト
マシンにおいて、前記開閉手段の開閉状態に対応した開
閉信号(実施例における開閉信号LS1,LS2)を発
生する開閉信号発生手段(実施例におけるリミットスイ
ッチ18,19)と、前記開閉信号と予め設定された射
出行程条件とに応じて前記開閉手段を駆動する駆動信号
(実施例における信号SEL)を発生すると共に、前記
射出行程条件を表わすシーケンス信号(実施例における
シーケンス信号SC)を前記金型に供給する制御手段
(実施例における制御回路16)と、前記駆動信号に従
って前記開閉手段を開閉する開閉駆動手段(実施例にお
けるバルブ13,14)とを具備し、前記制御手段は、
前記金型が冷却を必要とする射出行程を指示する場合に
前記開閉手段を開状態とし、前記金型が冷却を必要とし
ない射出行程を指示する場合に前記開閉手段を閉状態と
することを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明によれば、開閉信号発生手段が開閉手
段の開閉状態に対応した開閉信号を発生し、制御手段が
この開閉信号と予め設定された射出行程条件とに応じて
開閉手段を駆動する駆動信号を発生すると共に、射出行
程条件を表わすシーケンス信号を金型に供給する。ここ
で、制御手段は、金型が冷却を必要とする射出行程を指
示する場合に開閉手段を開状態とし、金型が冷却を必要
としない射出行程を指示する場合に開閉手段を閉状態と
する。この結果、鋳造物の焼け付きや金型の破損、ある
いは金型と溶融金属との溶着な等を防ぐことが可能にな
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図1はこの発明の実施例の構成を示すブ
ロック図である。この図において、1は図示されない射
出装置によって溶融金属が射出される金型である。2は
冷却水が注水される配管(配管路)であり、上記金型1
に接続されている。このため、金型1には配管2を介し
て冷却水が供給され、これにより該金型1が冷却される
ようになっている。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】10は、配管2に流れる冷却水の流量調整
を行うバルブ(開閉手段)である。11は、バルブ10
の開閉駆動を行うエアシリンダである。エアシリンダ1
1には配管12が接続されており、該配管12に流れる
空気流の方向を変えることによって、バルブ10の開閉
が行われる。上記配管12に流れる空気流の方向は、バ
ルブ(開閉駆動手段)13,14の切り換えによって変
化する。すなわち、図示するようにバルブ13が選択さ
れている場合、配管12を流れる空気流の向きはC’方
向となり、この場合バルブ10が閉じられる。一方、バ
ルブ14がD方向に移動し、該バルブ14が選択される
と、配管12を流れる空気流の向きはD’方向となる。
この場合、バルブ10が開かれる。このように切り換え
られるバルブ13,14はソレノイド15によって、図
中C方向もしくはD方向へ駆動される。このバルブ1
3,14の駆動は、制御回路(制御手段)16からソレ
ノイド15へ信号(駆動信号)SELが供給されること
によって行われる。制御回路16は金型1のシーケンス
を制御するものであり、予めプログラムされた複数の射
出行程を順次実行させるシーケンス信号SCを発生し、
これを金型1に供給する。
【0014】17はバルブ10の開閉状態を検出する検
出部であり、シリンダ11に設けられている。バルブ1
0が閉じると、検出部17がC’’方向へ移動し、リミ
ットスイッチ(開閉信号発生手段)18が閉じる。この
とき、リミットスイッチ18は、信号(開閉信号)LS
1を制御回路16へ出力する。一方、バルブ10が開く
と、検出部17がD’’方向へ移動し、リミットスイッ
(開閉信号発生手段)19が閉じる。このとき、リミ
ットスイッチ19は、信号(開閉信号)LS2を制御回
路16へ出力する。
【0015】20はバイパス用の配管であり、バルブ5
bを閉じ、かつバルブ5aを開いた状態にすることによ
って、シーケンスに関係なく金型1に冷却水が供給され
る。
【0016】ここで、上述した制御回路16に組み込ま
れた所定のシーケンスの射出行程において、高速高圧、
高速増圧のいずれかの条件で溶融金属が金型に射出され
る場合について説明する。この場合、バルブ5aを閉
じ、バルブ5bを開いた状態にしておく。まず、制御回
路16から出力される信号SELによって、ソレノイド
15に電流が流され、バルブ14がD方向へ駆動する。
配管12を流れる空気流の方向はD’方向となり、エア
シリンダ11の駆動によって、バルブ10が開く。バル
ブ10が開いたとき、金型1へ冷却水が供給されると共
に、検出部17がD’’方向へ移動し、リミットスイッ
チ19から信号LS2が制御回路16へ出力される。し
たがってこの場合には、高速高圧、高速増圧のいずれか
の条件で溶融金属が金型に射出されても、金型1が冷却
されるため、鋳造物の焼け付きや、溶融金属の溶着等を
起こすことがない。
【0017】次に、上記以外の場合として低速低圧の条
件で溶融金属が金型に射出されるシーケンスについて説
明する。この場合、制御回路16は、低速低圧シーケン
スを指示するシーケンス信号SCを金型1へ供給すると
共に、バルブ10を閉状態とする信号SELを発生す
る。このような信号SELがソレノイド15に供給され
ると、該ソレノイド15は、バルブ13を図示の通りに
設定し、配管12を流れる空気流の方向を図中C’方向
とする。これにより、エアシリンダ11はバルブ10を
閉じるため、冷却水の注水が停止し、金型1の温度低下
を防ぎ、不良鋳造品の発生を押さえるようになってい
る。
【0018】このようにこの実施例のダイカストマシン
によれば、バルブ10の開閉を作業者を介することなく
シーケンスに応じて行うことができ、高速高圧、高速増
圧の条件で射出が行われないようにシーケンスが制御回
路16によって組まれているので、鋳造物の焼け付き、
金型の破損、金型と溶融金属との溶着などを防止し、歩
留まりを向上させ、さらに作業能率を向上させることが
できる。
【0019】なお、この実施例のダイカストマシンにお
いて、バルブ5a,5bにリミットスイッチを設けて、
該バルブ5a,5bの開閉状態を検出して、制御回路1
6に上記開閉状態に応じたシーケンスを組み込むように
しても良い。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、開閉信号発生手段が開閉手段の開閉状態に対応した
開閉信号を発生し、制御手段がこの開閉信号と予め設定
された射出行程条件とに応じて開閉手段を駆動する駆動
信号を発生すると共に、射出行程条件を表わすシーケン
ス信号を金型に供給する。ここで、制御手段は、金型が
冷却を必要とする射出行程を指示する場合に開閉手段を
開状態とし、金型が冷却を必要としない射出行程を指示
する場合に開閉手段を閉状態とするので、鋳造物の焼け
付きや金型の破損、あるいは金型と溶融金属との溶着等
を防止し、さらに鋳造物の歩留まり、作業能率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】1…金型 2…配管(配管路) 10…バルブ(開閉手段) 13,14…バルブ(開閉駆動手段) 16 …制御回路(制御手段) 18,19 …リミットスイッチ(開閉信号発生手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出される溶融金属を鋳造する金型と、
    この金型に冷却水を通流する配管路と、前記配管路に介
    挿され、前記冷却水の通流路を開閉する開閉手段とを有
    するダイカストマシンにおいて、 前記開閉手段の開閉状態に対応した開閉信号を発生する
    開閉信号発生手段と、 前記開閉信号と予め設定された射出行程条件とに応じて
    前記開閉手段を駆動する駆動信号を発生すると共に、前
    記射出行程条件を表わすシーケンス信号を前記金型に供
    給する制御手段と、 前記駆動信号に従って前記開閉手段を開閉する開閉駆動
    手段とを具備し、 前記制御手段は、前記金型が冷却を必要とする射出行程
    を指示する場合に前記開閉手段を開状態とし、前記金型
    が冷却を必要としない射出行程を指示する場合に前記開
    閉手段を閉状態とすることを特徴とするダイカストマシ
    ン。
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DE19810032A1 (de) * 1998-03-09 1999-09-16 Acheson Ind Inc Verfahren und Vorrichtung zum Vorbereiten der Formwandungen einer Form zur Urformung bzw. Umformung auf den nächstfolgenden Formungszyklus, Sprühelement mit Zentrifugalzerstäubung und Luftführung und Verwendung eines derartigen Sprühelements zum Versprühen im wesentlichen lösungsmittelfreien Formwandbehandlungsmittels

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