JP3207776U - 箱用シート - Google Patents

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謙矢 伊藤
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Abstract

【課題】複数の通気孔を有することで収容物の湿度調節を行うことができると共に、段積みに適した箱用シートを提供する。【解決手段】箱用シートは、左右方向の一方側から他方側に連接され、組立時に四角筒状部を構成する第1、第2、第3及び第4側面パネルと、第1及び第3側面パネルの下縁から延出する一対の下側外フラップ5、6と、第2及び第4側面パネルの下縁から延出する一対の下側内フラップ7、8とを備え、第1及び第2の連接部分の上縁、並びに第3及び第4側面パネルの連接部分の上縁から上方に突出する係合用突起9a、9bを有し、第1及び第2側面パネルの連接部分の下端、並びに第3及び第4側面パネルの連接部分の下端に係合用切欠き16a、16b及びこの係合用切欠きから左右方向に連続する第1通気用切欠き17a、17bを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、箱用シートに関する。
段ボールシートを組み立ててなる包装箱が物品の保管用、運搬用等として広く用いられている。この包装箱としては、冷蔵品、冷凍品等の加工食品や、生鮮食品などの温度や湿度を調節するための通気孔を有するものが存在している。
このような通気孔を有する包装箱としては、例えば「アイスクリーム包装用紙箱」(実開昭63−62394号公報参照)が発案されている。この公報に記載の包装用紙箱は、周壁の下端部に複数の通気孔を有するので、この通気孔から冷気を包装紙箱内に取り込み易く、アイスクリームの冷凍保存に適しているとされている。
実開昭63−62394号公報
一方、今日では、複数の包装箱の保管及び運搬に際して、これら複数の包装箱を段積みすることが多い。しかしながら、複数の通気孔を有する従来の包装箱についての段積みに適した構成については検討されていない。
上記不都合に鑑みて、本考案は、複数の通気孔を有することで収容物の湿度調節を行うことができると共に、段積みに適した包装箱に組み立て可能な箱用シートの提供を目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた本考案に係る箱用シートは、1枚の段ボールシートからなり、左右方向の一方側から他方側に連接され、組立時に四角筒状部を構成する第1側面パネル、第2側面パネル、第3側面パネル及び第4側面パネルと、上記第1側面パネル及び第3側面パネルの下縁から延出する一対の下側外フラップと、上記第2側面パネル及び第4側面パネルの下縁から延出する一対の下側内フラップとを備え、上記第1側面パネル及び第2側面パネルの連接部分の上縁、並びに上記第3側面パネル及び第4側面パネルの連接部分の上縁から上方に突出する係合用突起を有し、上記第1側面パネル及び第2側面パネルの連接部分の下端、並びに上記第3側面パネル及び第4側面パネルの連接部分の下端に係合用切欠き及びこの係合用切欠きから左右方向に連続する第1通気用切欠きを有する。
当該箱用シートは、第1側面パネル及び第2側面パネルの連接部分の上縁、並びに第3側面パネル及び第4側面パネルの連接部分の上縁から上方に突出する係合用突起を有し、かつ第1側面パネル及び第2側面パネルの連接部分の下端、並びに第3側面パネル及び第4側面パネルの連接部分の下端に係合用切欠きを有するので、当該箱用シートを組み立ててなる複数の包装箱において、下側の包装箱の係合用突起を上側に重ねられる包装箱の係合用切欠きに係合することで複数の包装箱を安定的に段積みすることができる。また、当該箱用シートは、上記係合用切欠きから左右方向に連続する第1通気用切欠きを有するので、この通気用切欠きによって包装箱内に外気を取り込み、かつ包装箱内の空気を排出することで、収容物の湿度調節を行うことができる。当該箱用シートは、上記係合用切欠き及び第1通気用切欠きが連続して形成されているので、上記係合用切欠き及び第1通気用切欠きの形成が容易である。
上記一対の下側外フラップの基端側の端縁及び一対の下側内フラップの基端側の端縁が上記係合用切欠きの下側に左右方向に延在するとよい。このように、上記一対の下側外フラップの基端側の端縁及び一対の下側内フラップの基端側の端縁が上記係合用切欠きの下側に左右方向に延在することによって、当該箱用シートを組み立ててなる複数の包装箱を段積みした状態で、下側の包装箱の一対の係合用突起の内面が上側の包装箱の下側フラップの基端側の端縁に当接することで、これらの包装箱が横ずれし難い。そのため、複数の包装箱の段積み状態の安定性を向上することができる。
上記第2側面パネル及び第3側面パネルの連接部分の下端、並びに上記第1側面パネル及び第4側面パネルの四角筒状部において連接される連接部分の下端に第2通気用切欠きを有し、上記下側内フラップの側縁が、上記第2通気用切欠きの一端から下方に連続して形成されており、上記下側外フラップの側縁が、上記第2通気用切欠きの他端から下側外フラップの左右方向外側かつ下方に傾斜する傾斜部を有するとよい。このように、上記第2側面パネル及び第3側面パネルの連接部分の下端、並びに上記第1側面パネル及び第4側面パネルの四角筒状部において連接される連接部分の下端に第2通気用切欠きを有することによって、当該箱用シートを組み立ててなる包装箱に収容される収容物の湿度調節機能を向上することができる。特に、上記下側内フラップの側縁が上記第2通気用切欠きの一端から下方に連続して形成されており、かつ上記下側外フラップの側縁が上記第2通気用切欠きの他端から下側外フラップの左右方向外側かつ下方に傾斜する傾斜部を有することによって、包装箱の底面部にも開口を形成することができるので、収容物の湿度調節機能をさらに向上することができる。
上記第1側面パネル乃至第4側面パネルの上縁から延出する第1フランジ乃至第4フランジをさらに備え、第2フランジ及び第3フランジの隣接する側の側縁が面取りされているとよい。このように、上記第1側面パネル乃至第4側面パネルの上縁から延出する第1フランジ乃至第4フランジをさらに備え、第2フランジ及び第3フランジの隣接する側の側縁が面取りされていることによって、第1フランジ乃至第4フランジを風車式に組み易い。
上記第1側面パネル乃至第4側面パネル、及び上記4つの下側フラップが、組立状態でシート厚さ方向に貫通する複数の通気孔を有するとよい。このように、上記第1側面パネル乃至第4側面パネル、及び上記4つの下側フラップが、組立状態でシート厚さ方向に貫通する複数の通気孔を有することによって、当該箱用シートを組み立ててなる包装箱に収容される収容物の湿度調節機能を向上することができる。
なお、本考案において、「左右」とは、当該箱用シートを組み立てた箱体の典型的な使用状態における水平方向を意味する。また、「上」及び「下」とは、上述の左右に対応した「上」及び「下」を意味する。
以上説明したように、本考案に係る箱用シートは、複数の通気孔を有することで収容物の湿度調節を行うことができると共に、段積みに適している。
本考案の一実施形態に係る箱用シートを示す模式的平面図である。 図1の箱用シートを組み立ててなる包装箱を示す模式的斜視図である。 図2の2つの包装箱を段積みにした状態を示す模式的斜視図である。 図2の包装箱の模式的底面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[箱用シート]
図1の箱用シートは、1枚の段ボールシートからなる。当該箱用シートは、左右方向に連接され、組立時に四角筒状部を構成する第1側面パネル1、第2側面パネル2、第3側面パネル3及び第4側面パネル4と、第1側面パネル1及び第3側面パネル3の下縁から延出する一対の下側外フラップ5,6と、第2側面パネル2及び第4側面パネル4の下縁から延出する一対の下側内フラップ7,8とを備える。また、当該箱用シートは、第1側面パネル1の上縁から延出する第1フランジ11と、第2側面パネル2の上縁から延出する第2フランジ12と、第3側面パネル3の上縁から延出する第3フランジ13と、第4側面パネル4の上縁から延出する第4フランジ14と、第4側面パネル4の第3側面パネル3との連接側と反対側の端縁に連接される糊代部15とを備える。さらに、当該箱用シートは、第1側面パネル1及び第2側面パネル2の連接部分の上縁、及び第3側面パネル3及び第4側面パネル4の連接部分の上縁から上方に突出する一対の係合用突起9a,9bを有する。
当該箱用シートを形成する段ボールとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。
当該箱用シートの組立手順について説明する。まず、第4側面パネル4を第3側面パネル3の内面に折り重ね、続いて第1側面パネル1を第2側面パネル2の内面に折り重ね、糊代部15を第1側面パネル1の内面に貼着する。これにより、第1側面パネル1乃至第4側面パネル4が無端状に接続され、四角筒状部が形成される。次に、一対の下側内フラップ7,8を内側に略直角に折り曲げ、さらに一対の下側外フラップ5,6を内側に略直角に折り曲げて先端同士を突き合わせることで底面部を形成する。なお、一対の下側外フラップ5,6の突き合わせ部には、突き合わせ状態を保持すべく封函テープ等を貼着することが好ましい。続いて、第1フランジ11乃至第4フランジ14を内側に略直角に折り曲げる。これにより、図2に示す包装箱31が組み立てられる。
(側面パネル)
第1側面パネル1乃至第4側面パネル4は各々略矩形状に形成されている。また、第1側面パネル1及び第3側面パネル3は略同形状に形成され、第2側面パネル2及び第4側面パネル4は略同形状に形成されている。
第1側面パネル1乃至第4側面パネル4の上下方向長さの下限としては、5cmが好ましく、10cmがより好ましい。一方、第1側面パネル1乃至第4側面パネル4の上下方向長さの上限としては、30cmが好ましく、20cmがより好ましい。第1側面パネル1乃至第4側面パネル4の上下方向長さが上記下限に満たないと、当該箱用シートを組み立ててなる包装箱31に収容できる物品が限定されるおそれがある。逆に、第1側面パネル1乃至第4側面パネル4の上下方向長さが上記上限を超えると、包装箱31のサイズが大きくなり過ぎて取扱性が低下するおそれがある。
第1側面パネル1及び第3側面パネル3の左右方向長さは、第2側面パネル2及び第4側面パネル4の左右方向長さ以上である。第1側面パネル1及び第3側面パネル3の左右方向長さの下限としては、15cmが好ましく、20cmがより好ましい。一方、第1側面パネル1及び第3側面パネル3の左右方向長さの上限としては、50cmが好ましく、30cmがより好ましい。第1側面パネル1及び第3側面パネル3の左右方向長さが上記下限に満たないと、当該箱用シートを組み立ててなる包装箱31に収容できる物品が限定されるおそれがある。逆に、第1側面パネル1及び第3側面パネル3の左右方向長さが上記上限を超えると、包装箱31のサイズが大きくなり過ぎて取扱性が低下するおそれがある。
第2側面パネル2及び第4側面パネル4の左右方向長さの第1側面パネル1及び第3側面パネル3の左右方向長さに対する比の下限としては、0.6が好ましく、0.8がより好ましい。上記比が上記下限に満たないと、当該箱用シートを組み立ててなる包装箱31の平面視におけるアスペクト比が大きくなり過ぎて取扱性が低下するおそれがある。一方、上記比の上限としては、1とすることができる。
第1側面パネル1及び第2側面パネル2の連接部分の下端、並びに第3側面パネル3及び第4側面パネル4の連接部分の下端には一対の係合用切欠き16a,16bが形成されている。また、第2側面パネル2の下端及び第4側面パネル4の下端には、一対の係合用切欠き16a,16bから左右方向に連続する一対の第1通気用切欠き17a,17bが形成されている。具体的には、第1側面パネル1及び第2側面パネル2の連接部分の下端、並びに第3側面パネル3及び第4側面パネル4の下端には、後述する係合用突起9a,9bと上下方向に重なる位置に一対の係合用切欠き16a,16bが形成されおり、第2側面パネル2及び第4側面パネル4にはこれら一対の係合用切欠き16a,16bから左右方向に連続して一対の第1通気用切欠き17a,17bが形成されている。
一対の係合用切欠き16a,16b及び一対の第1通気用切欠き17a,17bはそれぞれ略矩形状に形成されている。また、一対の係合用切欠き16a,16b及び一対の第1通気用切欠き17a,17bの上下方向長さは等しい。これにより、一方の係合用切欠き16a及び一方の第1通気用切欠き17aは全体として略矩形状に形成され、かつ他方の係合用切欠き16b及び他方の第1通気用切欠き17bは全体として略矩形状に形成されている。
第1側面パネル1乃至第4側面パネル4の上下方向長さに対する一対の係合用切欠き16a,16b及び一対の第1通気用切欠き17a,17bの上下方向長さの比の下限としては、0.1が好ましく、0.15がより好ましい。一方、上記比の上限としては、0.35が好ましく、0.25がより好ましい。上記比が上記下限に満たないと、係合用突起9a,9b及び係合用切欠き16a,16bの係合状態における安定性が不十分となり、段積みした状態での複数の包装箱31の安定性が十分に得られないおそれがある。また、上記比が上記下限に満たないと、一対の第1通気用切欠き17a,17bによる通気機能が不十分となるおそれがある。逆に、上記比が上記上限を超えると、包装箱31の強度が不十分となるおそれがある。
第1側面パネル1及び第2側面パネル2の左右方向の合計長さに対する一対の係合用切欠き16a,16bの左右方向長さの比の下限としては、0.03が好ましく、0.06がより好ましい。一方、上記比の上限としては、0.15が好ましく、0.1がより好ましい。上記比が上記下限に満たないと、係合状態における一対の係合用突起9a,9bの強度が不十分となり、段積み状態における複数の包装箱31の安定性が十分に得られないおそれがある。逆に、上記比が上記上限を超えると、複数の包装箱31の係合用突起9a,9b及び係合用切欠き16a,16bの係合作業が容易でなくなるおそれがある。
第2側面パネル2及び第4側面パネル4の左右方向長さに対する一対の第1通気用切欠き17a,17bの左右方向長さの比の下限としては、0.1が好ましく、0.15がより好ましい。一方、上記比の上限としては、0.35が好ましく、0.25がより好ましい。上記比が上記下限に満たないと、一対の第1通気用切欠き17a,17bによる通気機能が不十分となるおそれがある。逆に、上記比が上記上限を超えると、当該箱用シートを組み立ててなる包装箱31の強度が不十分となるおそれがある。
第2側面パネル2及び第3側面パネル3の連接部分の下端、並びに第1側面パネル1及び第4側面パネル4の四角筒状部において連接される連接部分の下端には一対の第2通気用切欠き18a,18bが形成されている。当該箱用シートは、一対の第2通気用切欠き18a,18bを有することによって、当該箱用シートを組み立ててなる包装箱に収容される収容物の湿度調節機能を向上することができる。
一対の第2通気用切欠き18a,18bは、略矩形状に形成されている。また、一対の第2通気用切欠き18a,18bの上下方向長さとしては、一対の第1通気用切欠き17a,17bと略等しい。
第2側面パネル2及び第3側面パネル3の左右方向の合計長さに対する一対の第2通気用切欠き18a,18bの左右方向長さの比の下限としては、0.04が好ましく、0.06がより好ましい。一方、上記比の上限としては、0.15が好ましく、0.1がより好ましい。上記比が上記下限に満たないと、一対の第2通気用切欠き18a,18bによる湿度調節機能が不十分となるおそれがある。逆に、上記比が上記上限を超えると、当該箱用シートを組み立ててなる包装箱31の強度が不十分となるおそれがある。
一対の第2通気用切欠き18a,18bの左右方向長さは、第1側面パネル1乃至第4側面パネル4において全て等しくてもよいが、必要とされる通気性等に応じて適宜変更することが可能である。
第1側面パネル1乃至第4側面パネル4は厚さ方向に貫通する通気孔19を有する。具体的には、第1側面パネル1及び第3側面パネル3は各一対の通気孔19を有し、第2側面パネル2及び第4側面パネル4は各1つの通気孔19を有する。第1側面パネル1及び第3側面パネル3は、上下方向の略中心位置、かつ左右方向の中央を基準とした左右対称位置に一対の通気孔19を有する。また、第2側面パネル2及び第4側面パネル4は、上下方向略中心位置、かつ左右方向略中心位置に各1個の通気孔19を有する。
各通気孔19の具体的形状としては、特に限定されるものではないが、本実施形態においては略矩形状である。第1側面パネル1乃至第4側面パネル4の外接する方形に対する各通気孔19の開口面積の比としては、例えば0.03以上0.1以下程度とすることができる。
(下側フラップ)
一対の下側外フラップ5,6及び一対の下側内フラップ7,8は略矩形状に形成されている。また、一対の下側外フラップ5,6は略同形状に形成され、一対の下側内フラップ7,8は略同形状に形成されている。一対の下側外フラップ5,6の延出方向長さ及び一対の下側内フラップ7,8の延出方向長さは第2側面パネル2及び第4側面パネル4の左右方向長さの略1/2とされている。
一対の下側外フラップ5,6及び一対の下側内フラップ7,8の基端側の端縁は、一対の係合用切欠き16a,16bの下側に左右方向に延在している。具体的には、一対の下側外フラップ5,6の基端側の端縁は、第1側面パネル1及び第3側面パネル3との連接部から連続して一対の係合用切欠き16a,16bの下側まで直線状に伸びており、一対の下側内フラップ7,8の基端側の端縁は、第2側面パネル2及び第4側面パネル4との連接部から連続して、一対の係合用切欠き16a,16bの下側まで直線状に伸びている。当該箱用シートは、一対の下側外フラップ5,6及び一対の下側内フラップ7,8の基端側の端縁が一対の係合用切欠き16a,16bの下側に左右方向に延在することによって、図3に示すように、当該箱用シートを組み立ててなる複数の包装箱31,31’において、下側の包装箱31の一対の係合用突起9a,9bの内面が上側の包装箱31’の一対の下側外フラップ5’,6’及び一対の下側内フラップ7’,8’の基端側の端縁に当接することで、これらの包装箱31,31’が横ずれし難い。そのため、当該箱用シートは、複数の包装箱31,31’の段積み状態の安定性を向上することができる。
一対の下側内フラップ7,8の一対の第2通気用切欠き18a,18b側の側縁は、一対の第2通気用切欠き18a,18bの一端から下方に直線状に連続して形成されている。また、一対の下側外フラップ5,6の一対の第2通気用切欠き18a,18b側の側縁は、一対の第2通気用切欠き18a,18bの他端から一対の下側外フラップ5,6の左右方向外側かつ下方に傾斜する傾斜部20a,20bと、傾斜部20a,20bの下端から下方に直線状に連続する直線部21a,21bとを有する。さらに、一対の下側外フラップ5,6の一対の傾斜部20a,20bの長さは、一対の第2通気用切欠き18a,18bを画定する第2側面パネル2及び第4側面パネル4の端縁を一辺とし、第2通気用切欠き18a,18bを画定する第3側面パネル3及び第1側面パネル1の端縁を一辺とする直角三角形の斜辺の長さと略等しい。当該箱用シートは、一対の下側内フラップ7,8の側縁が一対の第2通気用切欠き18a,18bの一端から下方に連続して形成されており、かつ一対の下側外フラップ5,6の側縁が一対の第2通気用切欠き18a,18bの他端から一対の下側外フラップ5,6の左右方向外側かつ下方に傾斜する傾斜部20a,20bを有することによって、図4に示すように、包装箱31の底面部にも開口を形成することができるので、収容物の湿度調節機能をさらに向上することができる。
一対の下側外フラップ5,6及び一対の下側内フラップ7,8は、組立状態でシート厚さ方向に貫通する複数の通気孔22を有する。つまり、一対の下側外フラップ5,6及び一対の下側内フラップ7,8は、組立状態で重なり合う位置に複数の通気孔22を有する。具体的には、一対の下側外フラップ5,6は、左右方向の中央を基準とした左右対称位置に一対の通気孔22を有する。また、一対の下側内フラップ7,8は、組立状態で一対の下側外フラップ7,8の各一対の通気孔22と重なる部分に各一対の通気孔22を有する。当該箱用シートは、上述のように第1側面パネル1乃至第4側面パネル4が複数の通気孔19を有し、かつ一対の下側外フラップ5,6及び一対の下側内フラップ7,8が複数の通気孔22を有することによって、当該箱用シートを組み立ててなる包装箱に収容される収容物31の湿度調節機能を向上することができる。
(係合用突起)
一対の係合用突起9a,9bは、一対の係合用切欠き16a,16bの鉛直上方に形成されている。一対の係合用突起9a,9bは、一対の係合用切欠き16a,16bと略同形状に形成されており、具体的には略矩形状に形成されている。
一対の係合用突起9a,9bの上下方向長さは、一対の係合用切欠き16a,16bの上下方向長さに下側フラップ5〜8のシート厚さを加えた長さ以下である。一対の係合用切欠き16a,16bの上下方向長さ及び下側フラップ5〜8のシート厚さの合計長さに対する一対の係合用突起9a,9bの上下方向長さの比の下限としては、0.8が好ましく、0.9がより好ましい。上記比が上記下限に満たないと、係合用突起9a,9b及び係合用切欠き16a,16bの係合状態における安定性が不十分となり、段積みした状態での複数の包装箱31の安定性が十分に得られないおそれがある。一方、上記比の上限は1とされる。上記比が上記上限を超えると、当該箱用シートを組み立ててなる複数の包装箱31の係合状態において一対の係合用突起9a,9bにかかる荷重が大きくなり、段積み状態における安定性が十分に得られないおそれがある。
一対の係合用突起9a,9bの第1側面パネル1乃至第4側面パネル4から延出される部分の左右方向長さは全て等しくてもよいが、例えば第2側面パネル2及び第4側面パネル4から延出される部分の左右方向長さが、第1側面パネル1及び第3側面パネル3から延出される部分の左右方向長さよりも大きくてもよい。当該箱用シートは、第2側面パネル2の下端及び第4側面パネル4の下端に、一対の係合用切欠き16a,16bから連続して一対の第1通気用切欠き17a,17bが形成されている。そのため、一対の係合用突起9a,9bの第2側面パネル2及び第4側面パネル4から延出される部分の左右方向長さを比較的大きくしても、一対の係合用切欠き16a,16bに係合する際に一対の係合用切欠き16a,16bと厳密に位置合わせしなくてもよいので、係合作業を比較的容易に行うことができる。さらに、当該箱用シートは、一対の係合用突起16a,16bの第2側面パネル2及び第4側面パネル4から延出される部分の左右方向長さ比較的大きくすることで係合部分の安定性を高めることができる。
(フランジ)
第1フランジ11乃至第4フランジ14は各々略矩形状に形成されている。また、第1フランジ11乃至第4フランジ14と第1側面パネル1乃至第4側面パネル4との連接部分は破断可能に構成されている。第1フランジ11乃至第4フランジ14と第1側面パネル1乃至第4側面パネル4との連接部分の具体的構成としては、特に限定されるものではないが、1又は複数のスリットと、シート材の一方側面を筋押しして形成される1又は複数の罫線とが交互に一列に接続されることで形成されるリード罫線であることが好ましい。かかるリード罫線によると、包装箱31の組立時に第1フランジ11乃至第4フランジ14を内側に折り曲げ易いと共に、包装箱31内から物品を取り出す際には第1フランジ11乃至第4フランジ14を第1側面パネル1乃至第4側面パネル4から切り離すことで物品の取り出し容易性を向上することができる。
第1フランジ11乃至第4フランジ14の上下方向長さは、一対の係合用突起9a,9bの上下方向長さよりも長い。また、第1フランジ11乃至第4フランジ14は、一対の係合用突起9a,9bの上方にも存在している。
第2フランジ12及び第3フランジ13の隣接する側の側縁が円弧状に面取りされている。一方、第1フランジ11乃至第4フランジ14のその他の側縁は面取りされていない。当該箱用シートは、第2フランジ12及び第3フランジ13の隣接する側の側縁が円弧状に面取りされていることによって、第1フランジ11乃至第4フランジ14を風車式に組み易い。また、当該箱用シートは、第2フランジ12及び第3フランジ13の隣接する側の側縁以外の側縁が面取りされていないので、これらの側縁を利用して当該箱用シートを組み立ててなる包装箱31の平面形状を矩形状に保ち易い。
<利点>
当該箱用シートは、第1側面パネル1及び第2側面パネル2の連接部分の上縁、並びに第3側面パネル3及び第4側面パネル4の連接部分の上縁から上方に突出する係合用突起9a,9bを有し、かつ第1側面パネル1及び第2側面パネル2の連接部分の下端、並びに第3側面パネル3及び第4側面パネル4の連接部分の下端に係合用切欠き16a,16bを有するので、当該箱用シートを組み立ててなる複数の包装箱31において、下側の包装箱31の係合用突起9a,9bを上側に重ねられる包装箱の係合用切欠き16a,16bに係合することで複数の包装箱31を安定的に段積みすることができる。また、当該箱用シートは、係合用切欠き16a,16bから左右方向に連続する第1通気用切欠き17a、17bを有するので、この第1通気用切欠き17a,17bによって包装箱31内に外気を取り込み、かつ包装箱31内の空気を排出することで、収容物の湿度調節を行うことができる。当該箱用シートは、係合用切欠き16a,16b及び第1通気用切欠き17a,17bが連続して形成されているので、係合用切欠き16a,16b及び第1通気用切欠き17a,17bの形成が容易である。
[その他の実施形態]
なお、本考案に係る箱用シートは、上記態様の他、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。例えば当該箱用シートは、一対の下側外フラップ及び一対の下側内フラップの基端側の端縁が係合用切欠きの下側に左右方向に延在することが好ましいが、一対の下側外フラップ及び一対の下側内フラップの基端側の端縁が係合用切欠きの下側に左右方向に延在しなくてもよい。
当該箱用シートは、必ずしも第2通気用切欠きを有しなくてもよい。また、当該箱用シートは、第2通気用切欠きを有する場合でも、下側内フラップの側縁が第2通気用切欠きの一端から下方に連続して形成さていなくてもよく、また下側外フラップの側縁が第2通気用切欠きの他端から下側外フラップの左右方向外側かつ下方に傾斜する傾斜部を有していなくてもよい。
当該箱用シートは、必ずしも第1側面パネル乃至第4側面パネルの上縁から延出する第1フランジ乃至第4フランジを有していなくてもよい。また、当該箱用シートは、例えば第1フランジ乃至第4フランジに代えて、第1側面パネル乃至第4側面パネルの上縁から蓋部を形成する4つの上側フラップが延出していてもよい。さらに、当該箱用シートは、第1フランジ乃至第4フランジを有する場合でも、第2フランジ及び第3フランジの隣接する側の側縁が面取りされていなくてもよい。
当該箱用シートは、第1側面パネル乃至第4側面パネル、及び4つの下側フラップが、組立状態でシート厚さ方向に貫通する複数の通気孔を有していなくてもよい。
当該箱用シートは、一対の第1通気用切欠きが一対の係合用切欠きから連続して第1側面パネル及び第3側面パネルに形成されていてもよい。
以上のように、本考案に係る箱用シートは、複数の通気孔を有することで収容物の湿度調節を行うことができると共に、段積みに適しているので、運搬用、保管用等に適している。
1 第1側面パネル
2 第2側面パネル
3 第3側面パネル
4 第4側面パネル
5,6,5’,6’ 下側外フラップ
7,8,7’,8’ 下側内フラップ
9a,9b,9a’,9b’ 係合用突起
11 第1フランジ
12 第2フランジ
13 第3フランジ
14 第4フランジ
15 糊代部
16a,16b,16a’,16b’ 係合用切欠き
17a,17b,17a’,17b’ 第1通気用切欠き
18a,18b 第2通気用切欠き
19,22 通気孔
20a,20b 傾斜部
21a,21b 直線部
31,31’ 包装箱

Claims (5)

  1. 1枚の段ボールシートからなり、
    左右方向の一方側から他方側に連接され、組立時に四角筒状部を構成する第1側面パネル、第2側面パネル、第3側面パネル及び第4側面パネルと、
    上記第1側面パネル及び第3側面パネルの下縁から延出する一対の下側外フラップと、上記第2側面パネル及び第4側面パネルの下縁から延出する一対の下側内フラップと
    を備え、
    上記第1側面パネル及び第2側面パネルの連接部分の上縁、並びに上記第3側面パネル及び第4側面パネルの連接部分の上縁から上方に突出する係合用突起を有し、
    上記第1側面パネル及び第2側面パネルの連接部分の下端、並びに上記第3側面パネル及び第4側面パネルの連接部分の下端に係合用切欠き及びこの係合用切欠きから左右方向に連続する第1通気用切欠きを有する箱用シート。
  2. 上記一対の下側外フラップの基端側の端縁及び一対の下側内フラップの基端側の端縁が上記係合用切欠きの下側に左右方向に延在する請求項1に記載の箱用シート。
  3. 上記第2側面パネル及び第3側面パネルの連接部分の下端、並びに上記第1側面パネル及び第4側面パネルの四角筒状部において連接される連接部分の下端に第2通気用切欠きを有し、
    上記下側内フラップの側縁が、上記第2通気用切欠きの一端から下方に連続して形成されており、
    上記下側外フラップの側縁が、上記第2通気用切欠きの他端から下側外フラップの左右方向外側かつ下方に傾斜する傾斜部を有する請求項1又は請求項2に記載の箱用シート。
  4. 上記第1側面パネル乃至第4側面パネルの上縁から延出する第1フランジ乃至第4フランジをさらに備え、
    第2フランジ及び第3フランジの隣接する側の側縁が面取りされている請求項1、請求項2又は請求項3に記載の箱用シート。
  5. 上記第1側面パネル乃至第4側面パネル、及び上記4つの下側フラップが、組立状態でシート厚さ方向に貫通する複数の通気孔を有する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の箱用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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