JP3207659B2 - 温水循環式暖房装置 - Google Patents

温水循環式暖房装置

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JP3207659B2
JP3207659B2 JP02410994A JP2410994A JP3207659B2 JP 3207659 B2 JP3207659 B2 JP 3207659B2 JP 02410994 A JP02410994 A JP 02410994A JP 2410994 A JP2410994 A JP 2410994A JP 3207659 B2 JP3207659 B2 JP 3207659B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用暖房装置な
どのように、温水を循環させる管路の途中に放熱器を接
続した温水循環式暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車用暖房装置においては、放
熱器を流れる温水の流量は制御せずに、放熱器を流れる
空気の流量を制御することによって暖房能力を制御す
る、いわゆるエアミックス方式が多くなっている。
【0003】しかしこの方式では、放熱器を流れる空気
と放熱器を迂回する空気の流れを大きなミックスドアに
よって制御するので、ミックスドアが回動するのに必要
な空間を確保する必要があり、そのため装置が大きなス
ぺースをとってしまう欠点がある。
【0004】これに対して、放熱器を通る温水の流量を
制御することによって暖房能力を制御する方式を採用す
れば、エアミックス方式に比べて装置を大幅に小型化す
ることができる。
【0005】そこで従来、そのような温水循環式暖房装
置においては、温水循環管路の途中に接続した流量調整
弁の開度を、モータアクチュエータ等によって調整して
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】モータアクチュエータ
による流量調整弁の開閉駆動は、全開から全閉まで広範
囲にわたって正確な流量調整を行うことができる長所が
あるが、モータアクチュエータは部品数が多くて、製造
コストが高くつく欠点がある。
【0007】そこで、モータアクチュエータに代えて電
磁駆動のソレノイドを用いれば、大幅なコストダウンを
行うことができるので、駆動電流の大きさに弁開度(又
は弁閉度)が比例するいわゆるソレノイド比例弁を用い
ることが考えられる。
【0008】しかし、弁のストロークが例えば2mmであ
るとすると、開度が0.2mm程度以下の範囲ではソレノ
イドによる正確な弁位置の制御は困難なので、流量を正
確に制御できる範囲は流量比にして1対10程度の範囲
である。
【0009】これに対して、乗用車の暖房装置では、温
水流量を例えば毎時6ないし360リットルの範囲、即
ち流量比で1対60の範囲で制御する必要がある。した
がって、ソレノイド比例弁による流量調整では、少流量
域で正確な流量制御を行うことができないため、実用化
が困難であった。
【0010】そこで本発明は、低コストなソレノイド比
例弁を用い、しかも全範囲にわたって温水流量を正確に
制御することができる温水循環式暖房装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の温水循環式暖房装置は、温水を循環させる
管路の途中に、ソレノイドによって開度調整される流量
調整弁と放熱器とを接続し、上記流量調整弁の開度を調
整することによって上記放熱器における放熱量を変える
ようにした温水循環式暖房装置において、上記流量調整
弁には、流入する温水の水圧と上記放熱器へ向かって流
出する温水の水圧との差圧が作用する弁部と、流入する
温水の水圧と上記放熱器から流出する温水の水圧との差
圧が上記弁部とは逆向きに上記弁部と同じ有効受圧面積
に作用する背圧受圧部とを形成して、温水の流量を所定
値より小さくする範囲では、上記ソレノイドの電磁コイ
ルにパルス電流を供給してそのパルス幅によって流量を
制御し、温水の流量を上記所定値より大きくする範囲で
は、上記電磁コイルに供給する電流の大きさを変えるこ
とによって流量を制御するようにしたことを特徴とす
る。
【0012】なお、上記電磁コイルに供給されるパルス
電流は、連続的に供給される一定電流にさらに間欠的に
供給される電流を重畳して形成してもよい。そして、上
記流量調整弁に流入する温水の水圧と上記放熱器から流
出する温水の水圧との差圧を一定以下に維持するための
定差圧弁を設けてもよい。
【0013】また、上記背圧受圧部が、上記流量調整弁
に流入する温水を上記放熱器から流出する温水の管路に
流出させる第2の弁部として形成されていて、その第2
の弁部が上記弁部の開閉動作と正反対の開閉動作を行う
ようにしてもよい。
【0014】また、上記流量調整弁に流入する温水の水
圧と上記流量調整弁から上記放熱器へ向かって流出する
温水の水圧との差圧を一定に維持するための定差圧弁を
設けてもよい。
【0015】
【作用】温水の流量を所定値より小さくする範囲では、
ソレノイドの電磁コイルにパルス電流が供給されてその
パルス幅によって流量が制御され、温水の流量を所定値
より大きくする範囲では、電磁コイルに供給される電流
の大きさを変えることによって流量が制御される。
【0016】流量調整弁には、放熱器へ向かって流出す
る温水の水圧と放熱器から流出する温水の水圧との差圧
がかかる。しかし、自動車用暖房装置などのようにその
差圧がほとんど無い装置では、流量調整弁の動作に温水
の水圧が影響しない状態でソレノイドにより駆動され
る。
【0017】そして、定差圧弁や第2の弁部などによっ
て、流量調整弁に流入する温水の水圧が適正に維持され
る。
【0018】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1にお
いて、1は自動車のエンジン、2はラジエタ、3は、車
室内の放熱器である。
【0019】エンジン1からラジエタ2及び放熱器3へ
は、エンジン冷却水である温水が、エンジンの冷却水出
口から送水管路4を通って送られ、戻り管路5を通っ
て、エンジンの冷却水入口からエンジン1に戻される。
6は、そのようにエンジン冷却水を循環させるための循
環ポンプであり、エンジン1によって駆動される。
【0020】このような構成によって、エンジン1を冷
却することによって暖められた温水(一般に、摂氏約8
2度)を放熱器3に流し、放熱器3に風を通すためのフ
ァン(図示せず)を回転させて、車室内に放熱し暖房す
ることができる。温水は、放熱器3を通過することによ
って温度が下がる。
【0021】エンジン1から放熱器3に向かう送水管路
4の途中には、エンジン1から放熱器3に流れ込む温水
の流量を調整するための流量調整弁20が介挿されてい
る。ここでの流量調整によって、放熱器3の放熱量(暖
房能力)が制御される。
【0022】流量調整弁20よりも放熱器3に近い位置
には、送水管路4内の熱い温水と戻り管路5内の冷やさ
れた温水との間で熱交換を行わせるための熱交換器7が
設けられており、送水管路4内の熱い温水の熱が戻り管
路5内の冷やされた温水に与えられる。
【0023】したがって、送水管路4内の温水と戻り管
路5内の温水との間で熱交換されることにより、送水管
路4内の熱い温水が冷やされて、放熱器3に入る際の温
度が大幅に下げられる。一方、放熱器3の最低温度は周
囲の気温とほぼ同じでほとんど変動しない。
【0024】その結果、熱交換器7がなければ放熱器3
内で温水に大きな温度ムラが生じるのが、熱交換器7の
存在により小さな温度ムラになり、そこで奪われた熱は
戻り管路5側の温水に与えられるので、熱のロスもほと
んど無い。
【0025】流量調整弁20は、ソレノイド30の電磁
力によって開閉駆動されて開度調整されるソレノイド駆
動弁である。31はその電磁コイル。32は駆動回路、
33は、温水流量を設定してその設定信号を駆動回路3
1に送る設定器である。
【0026】温水をエンジン1から流入させる上流側送
水管路4aと温水が放熱器3に向かって流出する下流側
送水管路4bとの間には、直径Aの丸孔からなる弁座2
1が形成されている。
【0027】また、上流側送水管路4aと戻り管路5と
の間は、直径Bの丸孔からなるシリンダ孔22によって
連通しており、このシリンダ孔22の直径Bと弁座21
の直径Aとが同寸法に形成されている。
【0028】流量調整弁20は、弁座21に対して下流
側から対向するテーパ状の弁部201と、シリンダ孔2
2を常に塞いだ状態でその中に進退自在に嵌合するピス
トン部(背圧受圧部)202とを、それらより細い連結
棒203で一体に連結して形成されている。
【0029】このような構成により、弁部201には、
上流側送水管路4a内の水圧(P1)と下流側送水管路
4b内の水圧(P2)との差圧(P1−P2)が作用
し、ピストン部202には、上流側送水管路4a内の水
圧(P1)と戻り管路5内の水圧(P3)との差圧(P
1−P3)が弁部201とは正反対の向きに作用する。
【0030】また、前述のように、弁座21の直径Aと
シリンダ孔22の直径Bとが同寸法なので、弁部201
の有効受圧面積とピストン部202の有効受圧面積とは
等しい。
【0031】したがって、上流側送水管路4a内の水圧
(P1)は弁部201とピストン部202とで相殺さ
れ、流量調整弁20には、下流側送水管路4b内の水圧
(P2)と戻り管路5内の水圧(P3)との差圧(P2
−P3)だけが作用する。
【0032】しかしその差圧(P2−P3)は、自動車
用の温水循環式暖房装置などにおいては、例えば数十グ
ラム程度と極めて小さいので、ほとんど無視することが
でき、結局、流量調整弁20の開度に対して水圧はほと
んど影響を及ぼさない。
【0033】その結果、弁部201はソレノイド30の
電磁コイル31に供給される電流値に対応して開閉し
(本実施例では、弁閉度が電流値に比例する)、電流値
と流量が規則正しく相関する部分を相当に広い範囲(例
えば流量にして1対10の範囲)で得ることができる。
【0034】ソレノイド30は、戻り管路5を間に挟ん
で流量調整弁20のピストン部202の端面に対向して
配置されていて、ソレノイド30の可動鉄芯34とピス
トン部202の端面との間に、戻り管路5を横切って細
いロッド35が介装されている。
【0035】また、下流側送水管路4b側には、流量調
整弁20を閉じ方向に付勢する弱い圧縮コイルバネ24
が設けられ、ソレノイド30側には、それとは逆方向に
可動鉄芯34を流量調整弁20の開き方向に付勢する強
い圧縮コイルバネ36が設けられている。
【0036】したがって、ソレノイド30の電磁コイル
31に通電されていない状態では、両圧縮コイルバネ2
4,36の付勢力の差によって流量調整弁20の弁部2
01は全開になっている。
【0037】そしてソレノイド30の電磁コイル31に
通電をすると、可動鉄芯34が電磁コイル31側に吸引
をされて引き寄せられて、流量調整弁20が閉じ方向に
移動する。
【0038】このようにして流量調整弁20の開度が調
整されて、放熱器3に送られる温水の流量が制御される
が、その際、前述のように温水の水圧は開度調整にほと
んど影響を及ぼさない。
【0039】したがって、流量調整弁20の開度は、二
つの圧縮コイルバネ24,36の付勢力とソレノイド3
0の吸引力との釣り合いによって決まり、ソレノイド3
0の電磁コイル31への通電電流値によって、放熱器3
に送られる温水流量を制御することができる。
【0040】流量調整弁20より上流側には、上流側送
水管路4aと戻り管路5との間に形成された通水孔41
に対向して、戻り管路5側に弁体42が配置され、その
弁体42が、通水孔41の口元の弁座43に向けて圧縮
コイルバネ44によって付勢されていて、これらによっ
て定差圧弁40が形成されている。
【0041】その結果、上流側送水管路4a内の水圧
(P1)と戻り管路5内の水圧(P3)との差圧(P1
−P3)が一定圧を超えると、弁体42が弁座43から
離れて通水孔41が開き、上流側送水管路4a内の温水
の一部が戻り管路5に流れ込んで、両管路4a,5内の
水圧の差圧(P1−P3)が一定以下に維持される。そ
れによって、循環ポンプ6の揚水能力を確保することが
できる。
【0042】図2は、ソレノイド30の電磁コイル31
に供給される電流値と温水流量との関係を略示してい
る。このような図の場合、電流値を横軸にとり流量を縦
軸にとるのが普通であるが、説明の都合で逆に図示して
ある。
【0043】電流値は、設定器33と駆動回路32によ
って電磁コイル31に与えられるものであり、この実施
例においては、流量を毎時36から360リットルにす
る範囲では、連続的に供給される電流値を180mAから
0mAに変化させることによって、電流の減少値に比例し
て流量が変化する。
【0044】しかし、流量を毎時0ないし36リットル
にする範囲では、同じ大きさの電流(例えば弁全閉に必
要な200mAの電流)を、180mAの定電流に間欠的に
重畳したパルス電流を供給して、そのパルス幅によって
流量を制御している。このように定電流に間欠電流を重
畳させると、パルス高が低いので、電波障害の元になる
ノイズの発生が少ない。
【0045】図2は、その間欠部分について視覚的に説
明をするために略示されているが、実際には図3に示さ
れるように、180mAの定電流に重畳される20mAのパ
ルス電流を、流量の大きさに対応してパルス幅を変え、
一回のパルスの通電時間を長くすることによって流量を
小さくするようにしている。
【0046】このようにすることによって、小流量の範
囲においても正確な流量制御を行うことが可能となる。
なお、この場合の電流値は200mAに限らず、200mA
以上のどのような大きさに設定してもよい。
【0047】なお、大流量の範囲までこのような間欠時
間比の変化で流量調整を行おうとすると、大流量時のパ
ルス幅を著しく短くしなければならなくなって、正確な
流量制御を行うのが困難になる。
【0048】したがって、本発明のように電流パルス幅
による流量制御と電流値比例による流量制御とを併用す
ることによって、広い範囲にわたって正確な流量制御を
行うことが初めて可能になる。
【0049】図4は本発明の第2の実施例を示してお
り、第1の実施例の流量調整弁20のピストン部202
を弁部201と同様の弁構造にして、上流側送水管路4
aから戻り管路5へも温水が流れるようにし、第1の実
施例の定差圧弁40を取り除いたものである。その他に
ついては、電磁コイル31への駆動電流の特性も含め、
第1の実施例と同じである。
【0050】この実施例においては、弁座21と同寸法
の第2の弁座26が、上流側送水管路4aの弁座21と
反対側の位置に形成され、第1の実施例のピストン部2
02に代わる第2の弁部206が、弁部201と対称の
形状に形成されて戻り管路5側から第2の弁座26に対
向している。
【0051】したがって、両弁部201,206の有効
受圧面積が等しいので、この流量調整弁20の開度調整
に温水圧が影響しないことは、第1の実施例の場合と同
様である。
【0052】また、上流側送水管路4aから下流側送水
管路4bに流れる温水の水量と上流側送水管路4aから
戻り管路5に流れる水量とはほぼ反比例し、その流量の
和はほとんど変化しない。
【0053】したがって、弁部201が閉じ側にあっ
て、上流側送水管路4a内の水圧(P1)と戻り管路5
内の水圧(P3)との差圧(P1−P3)が増大しよう
とすると、第2の弁部206が開いて上流側送水管路4
aから戻り管路5への温水流量が増加するので、上流側
送水管路4a内の水圧(P1)が下がり、差圧(P1−
P3)が大きくならない。したがって第1の実施例の定
差圧弁40を設ける必要がない。
【0054】図5は、本発明の第3の実施例を示してお
り、第1の実施例の定差圧弁40に代えて、流量調整弁
20の上流側と下流側の送水管路4a,4b間の差圧
(P1−P2)を一定に維持する水ガバナ(定差圧弁)
60を設けたものである。その他の部分については第1
の実施例と同じである。
【0055】水ガバナ60の弁体61は、軸線上に通水
孔62が形成されていて、図中のCとDとが同寸法に形
成されていることにより、二つの弁部611,612に
同じ水圧があい反する方向からかかって相殺されるよう
になっている。したがって、水ガバナ60の動作はエン
ジン1に通じる入口側水圧(P0)の変化に影響されな
い。
【0056】そして、弁体61に当接するダイアフラム
63の受圧面には、流量調整弁20の前後の温水圧P1
とP2があい対向してかかっている。したがって、この
水ガバナ60では、流量調整弁20の上流と下流の差圧
(P1−P2)とダイアフラム63の有効受圧面積との
積と、圧縮コイルバネ64の荷重とが釣り合う位置で弁
体61が静止し、差圧(P1−P2)が一定になるよう
に制御される。
【0057】このようにすることによって、エンジン1
から流量調整弁20へ送られる温水の流量を、循環ポン
プ6の揚程の変化にかかわらず、流量調整弁20の開度
によって一定にすることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、温水の流量制御をソレ
ノイドで行うことができるので製造コストを著しく低減
することができ、しかも小流量から大流量まで広い範囲
にわたって正確な流量制御を行って最適の放熱量制御を
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】第1の実施例のソレノイド駆動電流の説明線図
である。
【図3】第1の実施例のソレノイド駆動電流の説明線図
である。
【図4】第2の実施例の構成図である。
【図5】第3の実施例の構成図である。
【符号の説明】
20 流量調整弁 30 ソレノイド 31 電磁コイル 201 弁部 202 ピストン部(背圧受圧部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−221234(JP,A) 特開 平5−65018(JP,A) 特開 平4−102777(JP,A) 特開 平4−73472(JP,A) 特開 昭56−116514(JP,A) 特開 昭57−126707(JP,A) 特開 昭59−223514(JP,A) 特開 平5−139147(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/08 F24D 3/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温水を循環させる管路の途中に、ソレノイ
    ドによって開度調整される流量調整弁と放熱器とを接続
    し、上記流量調整弁の開度を調整することによって上記
    放熱器における放熱量を変えるようにした温水循環式暖
    房装置において、 上記流量調整弁には、流入する温水の水圧と上記放熱器
    へ向かって流出する温水の水圧との差圧が作用する弁部
    と、流入する温水の水圧と上記放熱器から流出する温水
    の水圧との差圧が上記弁部とは逆向きに上記弁部と同じ
    有効受圧面積に作用する背圧受圧部とを形成して、温水
    の流量を所定値より小さくする範囲では、上記ソレノイ
    ドの電磁コイルにパルス電流を供給してそのパルス幅に
    よって流量を制御し、温水の流量を上記所定値より大き
    くする範囲では、上記電磁コイルに供給する電流の大き
    さを変えることによって流量を制御するようにしたこと
    を特徴とする温水循環式暖房装置。
  2. 【請求項2】上記電磁コイルに供給されるパルス電流
    は、連続的に供給される一定電流にさらに間欠的に供給
    される電流を重畳して形成されている請求項1記載の温
    水循環式暖房装置。
  3. 【請求項3】上記流量調整弁に流入する温水の水圧と上
    記放熱器から流出する温水の水圧との差圧を一定以下に
    維持するための定差圧弁が設けられている請求項1又は
    2記載の温水循環式暖房装置。
  4. 【請求項4】上記背圧受圧部が、上記流量調整弁に流入
    する温水を上記放熱器から流出する温水の管路に流出さ
    せる第2の弁部として形成されていて、その第2の弁部
    が上記弁部の開閉動作と正反対の開閉動作を行う請求項
    1又は2記載の温水循環式暖房装置。
  5. 【請求項5】上記流量調整弁に流入する温水の水圧と上
    記流量調整弁から上記放熱器へ向かって流出する温水の
    水圧との差圧を一定に維持するための定差圧弁が設けら
    れている請求項1又は2記載の温水循環式暖房装置。
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