JP3207555U - 歩行補助ベルト - Google Patents

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【課題】低コストで構成が簡単な歩行補助ベルトの提供を目的とする。【解決手段】使用者のいずれかの足のひざ周りより下側でふくらはぎより上側に巻き付け可能な長さを有するひざ側ベルトと、下端がひざ側ベルトに固定され所定のバネ定数を有する第一の伸縮ベルトと、下端がひざ側ベルトに固定され所定のバネ定数を有する第二の伸縮ベルトと、一端が第一の伸縮ベルトの上端に固定され、他端が第二の伸縮ベルトの上端に固定され、使用者の肩を介して使用者に装着可能な長さを有する肩掛けベルトと、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、歩行補助ベルトに関する。
足に障害があったり、筋力低下により思うように足が前に出なかったり、物を持上げるのが困難だったり、足を引きずりながら歩いたり、階段の昇降が困難だったりする人がいる。
これらの人のため、自力で歩いたり、物を持上げたりするための装置が種々開発されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載の発明は、腰部負担軽減具に関するものであり、具体的には、モーメントアームにベルトリターン部材とベルト二重巻き部材とベルトセパレ−タを設置し、モーメントアームの無負荷時と負荷時に応じてアーム駆動部によりセパレ−タ作動アームを作動させて、セパレ−タをベルト二重巻き部材に巻き付けた連結ベルトの二重巻き間に出し入れ可能にしたアーム駆動部を有して成り、連結ベルトのフリー側は牽引ゴム紐を介して弾性伸縮ベルト又は中間連結ベルトに連結してなるものである。
特許文献1に記載の発明によれば、歩行時は弾性伸縮ベルトの張力の解除と連結ベルトのたるみを自動的に吸収する一方,前屈時は連結ベルトを強固に固定して,ゴムベルトの張力により腰の負担を大きく軽減する。
特許文献2に記載の発明は、自重補償装置、および、それを備えるロボットスーツに関するものであり、具体的には、人体の胴体部に装着される装着物の両側面部にそれぞれ、一端が固定されて装着物を支持する支柱と、各支柱の他端に車軸を介して回動可能に設けられる車輪と、各支柱には、車輪を地面に押し付ける弾性要素と、を具備して構成されるものである。
特許文献2に記載の発明によれば、人体の胴体部に装着される装着物の両側面部にそれぞれ、一端が固定されて装着物を支持する支柱と、各支柱の他端に車軸を介して回動可能に設けられる車輪と、各支柱には、車輪を地面に押し付ける弾性要素とを備えるので装着物の重さが作業者の身体に作用することなく、しかも、作業者の足の運動を制約することなく、容易に装着物を着脱できる。
特開2013−22708号公報 特開2014−12313号公報
しかしながら、上述した特許文献1、2に記載の発明はいずれも構造が複雑で、部品点数が多く、コストがかかる。このため、構造が簡単で低コストで歩行の補助が行える部材が望まれる。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、低コストで構成が簡単な歩行補助ベルトの提供を目的とする。
かかる目的を達成するために、本考案にかかる歩行補助ベルトは、使用者のいずれかの足のひざ周りより下側でふくらはぎより上側に巻き付け可能な長さを有するひざ側ベルトと、一端が前記ひざ側ベルトに固定され所定のバネ定数を有する第一の伸縮ベルトと、一端が前記ひざ側ベルトに固定され所定のバネ定数を有する第二の伸縮ベルトと、一端が前記第一の伸縮ベルトの他端に固定され、他端が前記第二の伸縮ベルトの他端に固定され、前記使用者の肩を介して前記使用者に装着可能な長さを有する肩掛けベルトと、を備えたことを特徴とする。
本考案によれば、低コストで構成が簡単な歩行補助ベルトの提供が可能となる。
(a)は、本考案の一実施の形態に係る歩行補助ベルトの展開図であり、(b)は、(a)のひざ側ベルト近傍の拡大図であり、(c)は、(b)に示したひざ側ベルトを巻き付けた状態を示す図であり、(d)は、(a)に示した歩行補助ベルトのひざ側ベルトを巻き付けた状態を示す外観図である。 (a)は、使用者Pに図1に示した歩行補助ベルト1を装着した状態を示す図であり、(b)は、(a)の背面図であり、(c)は、(a)に示した使用者Pが右足を上げた状態を示す図である。 図1に示した歩行補助ベルト1を装着した使用者Pが階段を上る状態を示す図である。 、図1に示した歩行補助ベルト1に用いられる肩掛けベルト5の変形例を示す概念図である。
本考案の実施の形態に係る歩行補助ベルトの一例について述べる。
<構成>
図1(a)は、本考案の一実施の形態に係る歩行補助ベルトの展開図であり、図1(b)は、図1(a)のひざ側ベルト近傍の拡大図であり、図1(c)は、図1(b)に示したひざ側ベルトを巻き付けた状態を示す図であり、図1(d)は、図1(a)に示した歩行補助ベルトのひざ側ベルトを巻き付けた状態を示す外観図である。
尚、図1に示したひざ側ベルトは説明のため短めで厚めに記載されているが実際は長めの方が使い勝手が良い(例えば、厚さ1cm、幅5cm、長さ50cm)。
歩行補助ベルト1は、長さL4のひざ側ベルト2と、長さL3の第一の伸縮ベルト3と、長さL4の第二の伸縮ベルト4と、長さ2×L2の肩掛けベルト5とを有する。
ひざ側ベルト2は、使用者のいずれかの足のひざ周りより下側でふくらはぎより上側に巻き付け可能な長さL4を有するベルトであり、ひざに巻き付け可能な素材(例えば、ウレタンを木綿で覆ったもの)からなる。ひざ側ベルト2の長さL4は、使用者のひざ下に1周と1/4程度の長さであればよい。ひざ側ベルト2の幅は適宜設定される。
例えば、ひざ側ベルト2の一端の表面(第一の伸縮ベルト3、第二の伸縮ベルト4付近)には面ファスナー6のフック6aが固定され、ひざ側ベルト2の他端の裏面には面ファスナー6のループ6bが固定されている。尚、面ファスナーは、フック6aとループ6bとが入れ替わってもよい。ひざ側ベルト2は使用者のひざに巻き付ける代わりに、ゴム含有布材を用いて伸縮自在の筒状に構成してもよい。
ひざ側ベルト2には第一の伸縮ベルト3の一端と、第二の伸縮ベルト4の一端とが固定されている。第一の伸縮ベルト3及び第二の伸縮ベルト4は、所定のバネ定数を有するベルトである。第一の伸縮ベルト3及び第二の伸縮ベルト4は、例えばゴム引布、ジャージ素材、ストレッチ素材、もしくはゴムベルト等の伸縮性を有する素材が挙げられる。
これらひざ側ベルト2、第一の伸縮ベルト3と、第二の伸縮ベルト4、及び肩掛けベルト5は低コストであり、構成が簡単のため、歩行補助ベルト1を低コストに抑えることができる。
肩掛けベルト5は、使用者の肩を介して使用者に装着可能な長さを有する。肩掛けベルト5の素材としては、例えばショルダーバッグのベルトに用いられるポリエステルもしくはナイロンが挙げられる。
<装着状態>
図2(a)は、使用者Pに図1に示した歩行補助ベルト1を装着した状態を示す図であり、図2(b)は、図2(a)の背面図であり、図2(c)は、図2(a)に示した使用者Pが右足を上げた状態を示す図である。
図2(a)に示すようにひざ側ベルト2が使用者Pの右足のひざの下側であって、すねからふくらはぎを覆うように巻き付けられている。肩掛けベルト5が使用者Pの右足側から左肩にわたって斜めにかけられている。このとき、第一の伸縮ベルト3と第二の伸縮ベルト4とが元の長さから20cm伸びてH3となっている。
図2(b)に示すように使用者Pの左肩から右脇にかけて肩掛けベルト5がかけられている。
歩行補助ベルト1のひざ側ベルト2、第一の伸縮ベルト3と、第二の伸縮ベルト4、及び肩掛けベルト5の長さの一例について述べる。
使用者Pが椅子に上体を真っ直ぐに腰かけた時の、椅子の面から肩までの高さ(いわゆる座高から頭部の長さを引いた長さ)H2を60cmとすると、肩掛けベルト5の長さ(2×L2)は100cmとなり、第一の伸縮ベルト3、及び第二の伸縮ベルト4の非使用時の長さL3は20cmとなる。ひざ側ベルト2の長さL4は例えば、50cmとなる。
尚、使用者Pの身長に応じて肩掛けベルト5の長さを適宜長くしたり、短くしたりすることが考えられる。
[バネ定数]
ここで、第一の伸縮ベルト3及び第二の伸縮ベルト4のバネ定数について述べる。
例えば、使用者Pの身長H1を160cmとし、体重を47kgとすると、足一本の重量は体重の18.5%とした場合、約8.7kgとなる。また、階段の高さは建築基準法施行令第23条の規定により23cm以下(住宅)とされている。
ところで、近年普及している電動アシスト自転車の人力と電力補助との比率は内閣府令により最大1対2(10km/h以下)と定められている。
歩行補助ベルト1による足の引き上げの補助は、電動アシスト自転車の比率を参考にして足の重量の1/3の約3kg分だけ引き上げ力fで歩行補助を行うものとする。
すなわち、片足の重力Fはニュートンの運動の第二法則(F=mg:mは片足の質量、gは重力加速度)より
F=8.7kg×9.8m/s2=81.3N
となる。このうちの例えば1/3である27.1Nを歩行補助ベルト1が負担することにより、使用者Pの歩行が容易となる。
歩行補助ベルト1の肩掛けベルト5には第一の伸縮ベルト3と、第二の伸縮ベルト4とが直列に接続されているので、張力は第一の伸縮ベルト3及び第二の伸縮ベルト4共に等しい。歩行補助ベルト1の伸びる長さは23cmとした場合、第一の伸縮ベルト3及び第二の伸縮ベルト4の伸びる長さは23cmの半分の11.5cm(=0.115m)となる。
フックの法則(F=kx)により、バネ定数kを求める。
バネ定数kは、張力F/変位xで求められるので、
k=29.4N/0.115m
=255.7N/mとなる。
従って、第一の伸縮ベルト3と、第二の伸縮ベルト4に用いられるゴムはバネ定数kが255.7N/m程度のものを用いればよい。
<動作>
図3は、図1に示した歩行補助ベルト1を装着した使用者Pが階段を上る状態を示す図である。
使用者Pが右足を上げると、使用者Pの右足1本には81.3Nの重力がかかるがこのうちの1/3の27.1Nを歩行補助ベルト1が負担するので、足の上げ下げが容易となる。
<変形例>
図4は、図1に示した歩行補助ベルト1に用いられる肩掛けベルト5の変形例を示す概念図である。
肩掛けベルト5の中央に肩当てパッド8が設けられており、使用者Pの肩への負担が軽減される。肩掛けベルト5の上側は折り曲げられて二重になっており、二重になっている部分には長さ調整用バックル7が設けられており、全体の長さを調整できる長さ調整部9を構成し、使用者Pの身長H1に合わせられるようになっている。
なお、上記実施形態は、本考案における好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本考案の技術範囲は、特に本考案を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態では右足のひざから肩に歩行補助ベルトを装着した場合で説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、左足のひざから肩もしくは両足から肩に装着してもよい。
また、上記実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、上記実施形態の記載をもって、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の内容を限定するものではない。
1 歩行補助ベルト
2 ひざ側ベルト
3 第1の伸縮ベルト
4 第2の伸縮ベルト
5 肩掛けベルト
6 面ファスナー
6a フック
6b ループ
7 調整用バックル
8 肩当てパッド
9 長さ調整部

Claims (4)

  1. 使用者のいずれかの足のひざ周りより下側でふくらはぎより上側に巻き付け可能な長さを有するひざ側ベルトと、
    一端が前記ひざ側ベルトに固定され所定のバネ定数を有する第一の伸縮ベルトと、
    一端が前記ひざ側ベルトに固定され所定のバネ定数を有する第二の伸縮ベルトと、
    一端が前記第一の伸縮ベルトの他端に固定され、他端が前記第二の伸縮ベルトの他端に固定され、前記使用者の肩を介して前記使用者に装着可能な長さを有する肩掛けベルトと、
    を備えたことを特徴とする歩行補助ベルト。
  2. 前記第一の伸縮ベルト及び前記第二の伸縮ベルトは、ゴム引布、ジャージ素材、ストレッチ素材、もしくはゴムベルトからなり、前記肩掛けベルトは、ポリエステル、もしくはナイロンからなることを特徴とする請求項1記載の歩行補助ベルト。
  3. 前記ひざ側ベルトの巻き締めには面ファスナーを用いたことを特徴とする請求項1記載の歩行補助ベルト。
  4. 前記肩掛けベルトは、長さ調整用バックルを有することを特徴とする請求項1記載の歩行補助ベルト。
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