JP3207377B2 - クロスフロー型クーリングタワの充填材 - Google Patents

クロスフロー型クーリングタワの充填材

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JP3207377B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロスフロー型ク
ーリングタワの充填材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上記充填材の構造の一例を図3乃至図5
に示す。図3はクロスフロー型クーリングタワの概略を
示すもので、このクロスフロー型クーリングタワ1は両
側に充填材50、50を収納し、それぞれの上方には給
水槽2、2を配備する。給水槽2の底板には多数の通孔
3を穿孔し、給水管4から供給される処理水は給水槽2
内に蓄積され、通孔3から充填材50上に散布される。
5はクーリングタワー中央上部に設けられた吸引用フア
ンであり、外気は充填材50の外側に設けられた開口部
6より該充填材50を横切って吸引フアン5により吸引
され、上方に排出される。7は吸引空気中の水分除去用
エリミネータ、8は処理水の受け皿を兼ねた貯水槽、9
は開口部6に取付けられたルーバをそれぞれ示す。
【0003】上記構成において、給水槽2から供給され
る処理水は、該槽2の底板に穿孔された通孔3から充填
材50に散布され、吸引フアン5により吸引される外気
により冷却され、下方の貯水槽8に落下し、適宜手段に
て返送される。
【0004】上記充填材50の構造を図4及び図5に示
す。この充填材50は所定高さを有する多数の充填部材
51、52を交互に積層してなるもので、充填部材51
は空気流通方向に傾斜角αを有する傾斜板51aを多数
一定間隔を存して取付けてなり、他方の充填部材52
は、上記第1充填部材51を逆方向に向けて配置したも
ので、両者の厚みs、sは同一であり、従って両充填部
材51、52より形成されるジグザグ状の流水路53
は、任意の処理水供給位置Dに対し、その下方の排出位
置Eは略々真下の方向に形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記充填材は所定の横
幅、例えば12〜33mmの横幅に形成し、各充填材は
相互に所定間隙を有して取付けられ、各充填材間に外気
を導入するようにしたもので、処理水は上記流水路53
を伝って図4において本来は適宜の位置Dに供給された
処理水は、真下のE位置に落下すべきものが、落下する
間に空気抵抗を受け、Fの位置に下流側に屈曲して流下
する。即ち充填材中を流通する間に偏位Gして落下す
る。このため、充填材50の外気導入側下方に略々三角
形状の処理水の供給されない、所謂デッドスペースを生
じ、また外気排出側下方は過剰の処理水が流れ、冷却能
率が低下する等の問題がある。本発明はかゝる点に鑑
み、充填材の全面に処理水を均等に流下させ、全面の有
効利用により効率の向上を計ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、収納する充填材に上方から冷却すべき処理
水を散布し、外部から上記充填材を横切って通過させ、
処理水を冷却するクロスフロー型クーリングタワーに使
用する充填材であって、上記充填材は外気流通方向に対
し所定の傾斜角で取付けられる傾斜板を並列してなる第
1充填部材と、これとは逆方向に傾斜する傾斜板を並列
してなる第2充填部材とを順次積層し、各充填部材の傾
斜板により冷却空気の流通方向に対しジグザグ状の処理
水流通路を形成する充填材において、上記第2充填部材
は、第1充填部材を逆向きとすると共にその高さを第1
充填材よりも所定量薄く形成し、第1充填部材による移
行距離よりも第2充填部材による復行距離を減少し、こ
れにより上記流通路を下方に至るに従って順次外気導入
側に偏位するように形成したことを特徴とする。
【0007】上記の構成からなる本発明は、ジグザグ状
の流水路は第1充填部材による往路よりも第2充填部材
による復路は短く、従って下方に至るに従い、順次前方
(外気導入側)に偏って流下される。このため外気の流
通の影響を受けても、処理水は供給位置よりも外気排出
側へ流れ出ることはなく、従って外気導入側にデッドス
ペースを生ずることはない。
【0008】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の実施例を
示す。但し本発明を適用するクロスフロー型クーリング
タワ、及びその充填材の取付け要領は前記図3に示す構
造と同一であり、説明を省略する。本発明の充填材10
は、第1充填部材11と、第2充填部材12とを交互に
積層してなる。この第1充填部材11は、従来例と同様
には空気流通方向に傾斜角αを有する傾斜板11aを多
数一定間隔を存して取付けてなり、第2充填部材12
は、上記第1充填部材11の厚みを所定量削減して薄く
形成し、かつ逆方向に向けて配置したものである。即ち
第1充填部材の高さをa、第2充填部材の高さbとする
と、a>bとすることにより、第1充填部材11の傾斜
板11aの水平方向の長さ13に比して第2充填部材1
2の傾斜板12aの長さ14は差mだけ小となる。これ
により形成されるジグザグ状の流水路23は、23a、
23b、23c・・・23fに示す如く、下方に至るに
従い順次前方、即ち外気導入側方向に移行して処理水供
給位置Aに対し排出位置Bは距離Cの前方に形成され
る。
【0009】上記の構成において、給水槽2から供給さ
れる処理水は、該槽2の底板に穿孔された通孔3から充
填材20に散布され、該充填材に形成される流通路23
に沿って流下する。この際、該流通路は下降するに従
い、外気導入側方向に偏位されており、従って外気の流
入の影響を受けても処理水の供給位置より外気排出側に
流れることはない。但しこの偏位量C、即ち第1充填部
材と第2充填部材の厚みの差mは実験の結果により適宜
設定する。
【0010】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、充填材
を形成する第1、第2の充填部材のうち、第2充填部材
は、第1充填部材の高さを所定量削除して逆向きに取付
けるようにしたから、形成される処理水の流通路は順次
一方に傾いて形成れれる。この際、その傾きは上記第
1、第2充填部材の向きを選定することにより外気の流
通方向に対し、外気導入側方向に向くようにしたから、
上記流通路に沿って流下する処理水は流通空気により外
気排出側方向に流されても、供給位置より外気排出側に
流されることはなく、従って従来の外気導入側に略々三
角形状の所謂デッドスペースを生ずることがなく、充填
材の全面を有効に利用することができ、効率の向上を計
ることができる。しかも本発明によるときは、第2充填
部材は、第1充填部材を逆向きに取付けると共に、その
高さを所定量薄く形成したものであるから、その制作は
容易であり、制作費の節減を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充填材の正面図である。
【図2】上記充填材の一部拡大説明図である。
【図3】クロスフロー型クーリングタワの説明図であ
る。
【図4】従来例の充填材の正面図である。
【図5】図4の充填材の一部拡大説明図である。
【符号の説明】
1 クロスフロー型クーリングタワ 10 充填材 11 第1充填部材 12 第2充填部材 a 第1充填部材の高さ b 第2充填部材の高さ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納する充填材に上方から冷却すべき処
    理水を散布し、外部から上記充填材を横切って通過さ
    せ、処理水を冷却するクロスフロー型クーリングタワー
    に使用する充填材であって、上記充填材は外気流通方向
    に対し所定の傾斜角で取付けられる傾斜板を並列してな
    る第1充填部材と、これとは逆方向に傾斜する傾斜板を
    並列してなる第2充填部材とを順次積層し、各充填部材
    の傾斜板により冷却空気の流通方向に対しジグザグ状の
    処理水流通路を形成する充填材において、上記第2充填
    部材は、第1充填部材を逆向きとすると共にその高さを
    第1充填材よりも所定量薄く形成し、第1充填部材によ
    る移行距離よりも第2充填部材による復行距離を減少
    し、これにより上記流通路を下方に至るに従って順次外
    気導入側に偏位するように形成したことを特徴とするク
    ロスフロー型クーリングタワの充填材。
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