JP3207299U - ナイフ組立キット及びナイフ - Google Patents

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神澤 秀和
秀和 神澤
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Abstract

【課題】柄部材の形状を使用者の手の形状に合わせて握り易い形状に使用者自身が加工することができるナイフ組立キットを提供する。【解決手段】回動軸線L1上に配設される刃部材回動軸挿通孔14を有する中子部12と、中子部から回動軸線L1と直交する方向に伸延する刃先11cを有する刃部11と、延長部13と、を含み、回動軸線周りに回動可能な刃部材1と、刃部材1の刃部の一方の面と対向して配設される内側面2aと、回動軸線上に配設される第1柄部材回動軸挿通孔24とを含む、第1柄部材2と、刃部材の刃部の他方の面と対向して配設される内側面3aと、回動軸線上に配設される第2柄部材回動軸挿通孔34とを含む、第2柄部材3と、刃部材回動軸挿通孔14、第1柄部材回動軸挿通孔24及び第2柄部材回動軸挿通孔34に挿通される回動軸部材4と、刃部材1の回動を規制する回動規制部材5と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、ナイフ組立キット及びナイフに関する。
従来から組立可能なアーミーナイフが知られている(例えば特許文献1参照)。
このアーミーナイフは、刃と、ハンドルと、刃及びハンドルを連結するボルトを備えている。これによって、分解清掃を行うことができ、必要に応じて刃を交換することができる。
特開2002−102556号公報
しかし、特許文献1に記載のアーミーナイフは、使用者にとって握り易い形状にハンドルを加工することが困難であるという問題があった。
上記課題を解決するため、本考案のある態様に係るナイフ組立キットは、回動軸線上に配設される刃部材回動軸挿通孔を有する中子部と、前記中子部から前記回動軸線と直交する方向に伸延する刃先を有する刃部と、前記中子部から前記回動軸線と直交する方向に伸延する延長部と、を含み、前記回動軸線周りに収納角度位置と使用角度位置との間で回動可能な刃部材と、前記収納角度位置に位置する前記刃部材の前記刃部の一方の面と対向して配設される内側面と、前記回動軸線上に配設される第1柄部材回動軸挿通孔とを含み、前記刃部材による切削加工が可能な材質で構成された第1柄部材と、前記収納角度位置に位置する前記刃部材の前記刃部の他方の面と対向して配設される内側面と、前記回動軸線上に配設される第2柄部材回動軸挿通孔とを含み、前記刃部材による切削加工が可能な材質で構成された第2柄部材と、前記刃部材回動軸挿通孔、前記第1柄部材回動軸挿通孔及び前記第2柄部材回動軸挿通孔に挿通される回動軸部材と、前記第1柄部材及び前記第2柄部材の少なくとも何れか一方に取り付けられ且つ前記使用角度位置に位置する前記刃部材の前記延長部に当接して前記収納角度位置から前記使用角度位置に向かう方向への前記刃部材の回動を規制する回動規制部材と、を備える。
この構成によれば、刃部材を第1柄部材及び第2柄部材の何れか一方に取り付けた組立体を用いて、第1柄部材及び第2柄部材の他方を加工することができる。したがって、第1柄部材及び第2柄部材の形状を使用者の手の形状に合わせて握り易い形状に使用者自身が加工することができる。また、刃部材を第1柄部材及び第2柄部材の何れか一方に取り付けた組立体は、回動規制部材が使用角度位置に位置する刃部材の回動を規制しているので、刃部材が回転せず、第1柄部材及び第2柄部材の切削作業を好適に実施することができる。
前記回動規制部材は、一端が前記第1柄部材に埋設され、他端が前記第2柄部材に埋設され、中間部が前記使用角度位置に位置する前記刃部材の前記延長部に当接してもよい。
この構成によれば、刃部材を用いた第1柄部材及び第2柄部材の加工時に、刃部材の回動を効果的に規制することができる。また、ナイフ組立キットを組み立てたナイフの刃部材の使用角度位置に位置する刃部材の回動を規制することができる。
前記回動軸部材は、前記第1柄部材回動軸挿通孔に挿通される第1軸体と、前記第1軸体と係合可能であり、前記第2柄部材回動軸挿通孔に挿通される第2軸体とを含んでいてもよい。
この構成によれば、折り畳み式ナイフを容易に組み立てることができる。
前記第1軸体及び前記第2軸体は、互いに螺合させることにより前記刃部材、前記第1柄部材及び前記第2柄部材を締結することができ、その螺合を解除することにより前記刃部材、前記第1柄部材及び前記第2柄部材の締結を解除することができるように構成されていてもよい。
この構成によれば、回動軸部材による刃部材、第1柄部材及び第2柄部材の締結及びその解除を容易に行うことができる。
前記第1柄部材と前記刃部材の間及び前記第2柄部材と前記刃部材の間の少なくとも何れか一方に配設される皿ばね座金を更に含んでいてもよい。
この構成によれば、刃部材の回動に対する抵抗力を調整することができ、ナイフを扱い易いものとすることができる。
前記第1柄部材回動軸挿通孔及び前記第2柄部材回動軸挿通孔は、それぞれ前記第1柄部材回動軸挿通孔及び前記第2柄部材回動軸挿通孔の軸線方向から見てその径方向に延在する着座面を有し、前記第1軸体及び前記第2軸体はそれぞれ、前記着座面に着座する被着座面を有していてもよい。
この構成によれば、締結具による刃部材、第1柄部材及び第2柄部材の締結及びその解除を容易に行うことができる。
前記第1柄部材及び前記第2柄部材は平板状に形成されていてもよい。
この構成によれば、刃部材を用いて第1柄部材及び第2柄部材を加工することができる。したがって、第1柄部材及び第2柄部材の形状を使用者の手の形状に合わせて握り易い形状に使用者自身が加工することができる。
前記第1柄部材の第1柄部材回動軸挿通孔は前記第1柄部材の先端部に位置し、前記第1柄部材は、基端部に位置する第1柄部材貫通孔を更に含み、前記第2柄部材の第2柄部材回動軸挿通孔は前記第2柄部材の先端部に位置し、前記第2柄部材は、基端部に位置する第2柄部材貫通孔を更に含み、前記第1柄部材貫通孔及び前記第2柄部材貫通孔に挿通され、前記第1柄部材及び前記第2柄部材の締結及びその解除が可能な締結具、を更に含んでいてもよい。
この構成によれば、第1柄部材及び第2柄部材の締結をより確実に行うことができる。また、第1柄部材及び第2柄部材の一方が他方に対して回動することを防止することができる。
上記課題を解決するため、本考案のある態様に係るナイフは、回動軸線上に配設される刃部材回動軸挿通孔を有する中子部と、前記中子部から前記回動軸線と直交する方向に伸延する刃先を有する刃部と、前記中子部から前記回動軸線と直交する方向に伸延する延長部と、を含み、前記回動軸線周りに収納角度位置と使用角度位置との間で回動可能な刃部材と、前記収納角度位置に位置する前記刃部材の前記刃部の一方の面と対向して配設される内側面と、前記回動軸線上に配設される第1柄部材回動軸挿通孔とを含み、前記刃部材による切削加工が可能な材質で構成された第1柄部材と、前記収納角度位置に位置する前記刃部材の前記刃部の他方の面と対向して配設される内側面と、前記回動軸線上に配設される第2柄部材回動軸挿通孔とを含み、前記刃部材による切削加工が可能な材質で構成された第2柄部材と、前記刃部材回動軸挿通孔、前記第1柄部材回動軸挿通孔及び前記第2柄部材回動軸挿通孔に挿通される回動軸部材と、前記第1柄部材及び前記第2柄部材の少なくとも何れか一方に取り付けられ且つ前記使用角度位置に位置する前記刃部材の前記延長部に当接して前記収納角度位置から前記使用角度位置に向かう方向への前記刃部材の回動を規制する回動規制部材と、を備える。
この構成によれば、刃部材を第1柄部材及び第2柄部材の何れか一方に取り付けた組立体を用いて、第1柄部材及び第2柄部材の他方を加工することができる。したがって、第1柄部材及び第2柄部材の形状を使用者の手の形状に合わせて握り易い形状に使用者自身が加工することができる。
また、刃部材を第1柄部材及び第2柄部材の何れか一方に取り付けた組立体は、回動規制部材が使用角度位置に位置する刃部材の回動を規制しているので、刃部材が回転せず、第1柄部材及び第2柄部材の切削作業を好適に実施することができる。
前記回動規制部材は、一端が前記第1柄部材に埋設され、他端が前記第2柄部材に埋設され、中間部が前記使用角度位置に位置する前記刃部材の前記延長部に当接してもよい。
この構成によれば、刃部材を用いた第1柄部材及び第2柄部材の加工時に、刃部材の回動を効果的に規制することができる。また、ナイフ組立キットを組み立てたナイフの刃部材の使用角度位置に位置する刃部材の回動を規制することができる。
前記回動軸部材は、前記第1柄部材回動軸挿通孔に挿通される第1軸体と、前記第1軸体と係合可能であり、前記第2柄部材回動軸挿通孔に挿通される第2軸体とを含んでいてもよい。
この構成によれば、折り畳み式ナイフを容易に組み立てることができる。
前記第1軸体及び前記第2軸体は、互いに螺合させることにより前記刃部材、前記第1柄部材及び前記第2柄部材を締結することができ、その螺合を解除することにより前記刃部材、前記第1柄部材及び前記第2柄部材の締結を解除することができるように構成されていてもよい。
この構成によれば、回動軸部材による刃部材、第1柄部材及び第2柄部材の締結及びその解除を容易に行うことができる。
前記第1柄部材と前記刃部材の間及び前記第2柄部材と前記刃部材の間の少なくとも何れか一方に配設される皿ばね座金を更に含んでいてもよい。
この構成によれば、刃部材の回動に対する抵抗力を調整することができ、ナイフを扱い易いものとすることができる。
前記第1柄部材回動軸挿通孔及び前記第2柄部材回動軸挿通孔は、それぞれ前記第1柄部材回動軸挿通孔及び前記第2柄部材回動軸挿通孔の軸線方向から見てその径方向に延在する着座面を有し、前記第1軸体及び前記第2軸体はそれぞれ、前記着座面に着座する被着座面を有していてもよい。
この構成によれば、締結具による刃部材、第1柄部材及び第2柄部材の締結及びその解除を容易に行うことができる。
前記第1柄部材及び前記第2柄部材は平板状に形成されていてもよい。
この構成によれば、刃部材を用いて第1柄部材及び第2柄部材を加工することができる。したがって、第1柄部材及び第2柄部材の形状を使用者の手の形状に合わせて握り易い形状に使用者自身が加工することができる。
前記第1柄部材の第1柄部材回動軸挿通孔は前記第1柄部材の先端部に位置し、前記第1柄部材は、基端部に位置する第1柄部材貫通孔を更に含み、前記第2柄部材の第2柄部材回動軸挿通孔は前記第2柄部材の先端部に位置し、前記第2柄部材は、基端部に位置する第2柄部材貫通孔を更に含み、前記第1柄部材貫通孔及び前記第2柄部材貫通孔に挿通され、前記第1柄部材及び前記第2柄部材の締結及びその解除が可能な締結具、を更に含んでいてもよい。
この構成によれば、第1柄部材及び第2柄部材の締結をより確実に行うことができる。また、第1柄部材及び第2柄部材の一方が他方に対して回動することを防止することができる。
本考案は、ナイフの柄の形状を使用者の手の形状に合わせて握り易い形状に使用者自身が加工することができるという効果を奏する。
本考案の実施の形態1に係るナイフ組立キットの構成例を示す分解斜視図である。 図1のナイフ組立キットのナイフを組み立てた状態におけるナイフの構成例を示す正面図である。 図1のナイフ組立キットのナイフを組み立てた状態におけるナイフの構成例を示す横断面図である。 図1のナイフ組立キットの使用例を示す分解斜視図であり、ナイフの柄の切削加工作業に用いる組立体を示す図である。 図1のナイフ組立キットの使用例を示す正面図であり、ナイフの柄の切削加工作業に用いる組立体を示す図である。 図1のナイフ組立キットの使用例を示す図であり、ナイフを組み立てて刃部材を使用角度位置に位置させた状態を示す図である。 図1のナイフ組立キットの使用例を示す図であり、ナイフを組み立てて刃部材を収納角度位置に位置させた状態を示す図である。 本考案の実施の形態2に係るナイフ組立キットの構成例を示す分解斜視図である。 図8のナイフ組立キットの使用例を示す正面図であり、ナイフの柄の切削加工作業に用いる組立体を示す図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本考案が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、本考案の実施の形態1に係るナイフ組立キット100の構成例を示す分解斜視図である。図2は、ナイフ組立キット100を組み立てた状態におけるナイフ9の構成例を示す正面図である。
図1に示すように、ナイフ組立キット100は、折り畳み式のナイフ(フォールディングナイフ)9(図6及び図7参照)を構成する部材を含み、ナイフ9を使用者が組み立てて作成するキットである。ナイフ組立キット100は、刃部材1と、第1柄部材2と、第2柄部材3と、回動軸部材4と、回動規制部材5と、締結具6と、一対の皿ばね座金7と、一対の平座金8とを備える。以下では、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において、第1柄部材2から刃部材1に向かう方向、及び第2柄部材3から刃部材1に向かう方向を内側ということがあり、その反対方向を外側ということがある。
刃部材1は、刃物であり、金属製の板状体で構成されている。上述の通り、ナイフ組立キット100を組み立てることによって構成されるナイフ9は、折り畳み式のナイフであり、図2に示すように、第1柄部材2及び第2柄部材3によって構成される柄に対して柄の先端部に位置する回動軸線L1周りに刃部材1を収納角度位置P1と使用角度位置P2との間で回動可能(揺動可能)に構成されている。すなわち、収納角度位置P1から刃部11の刃先11cから背11dに向かう方向である第1回転方向R1に刃部材1を回転させることによって、刃部材1を使用角度位置P2に位置させることができる。また、使用角度位置P2から第1回転方向R1とは反対の第2回転方向R2、すなわち刃部11の背11dから刃先11cに向かう方向である第2回転方向R2に刃部材1を回転させることによって、刃部材1を収納角度位置P1に位置させることができる。収納角度位置P1は、刃部材1の刃先11cを柄(第1柄部材2及び第2柄部材3)の内部空間(第1柄部材2と第2柄部材3との間隙)に位置させ、刃先11cを収納しコンパクトにした角度位置であり、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の携帯及び保管に好適な角度位置である。使用角度位置P2は、刃部材1の刃先11cを柄の前方に位置させた角度位置であり、刃先11cを柄から取り出し、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の使用に好適な角度位置である。
図1に示すように、刃部材1は、刃部11と、中子部12と、延長部13とを含む。
刃部11は、一方の側縁に刃先11cが形成され、他方の側縁に背11dが形成されている。刃部11は、中子部12から回動軸線L1と直交する方向に伸延する。刃部の長さ寸法は、第1柄部材2及び第2柄部材3の長さ寸法よりも短く構成されている。
中子部12は、平板状に形成され、中子部12の一方の面12aと他方の面12bは互いに平行に延在している。中子部12は、刃部11の基端部11aに連なる。中子部12は、刃部材回動軸挿通孔14を含む。刃部材回動軸挿通孔14は、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において回動軸線L1上に配設され、中子部12の一方の面12aと他方の面12bとを接続する。すなわち、刃部材回動軸挿通孔14は、中子部12の板厚方向に延在する。刃部材回動軸挿通孔14は、回動軸部材4が挿通される貫通孔であり、具体的には回動軸部材4の第1軸体41の先端部及び第2軸体42の先端部が挿入される。また、刃部11の刃先11cから延長部13に向かって延びる中子部12の周縁12cは、回動軸線L1を中心とする円周方向に延在している。そして、回動軸線L1の径方向における回動軸線L1と周縁12cとの距離は、同方向における回動軸線L1と回動規制部材5との距離よりも短くなるように構成されている。これによって、刃部材1を収納角度位置P1と使用角度位置P2との間で回動させた際、後述する回動規制部材5との干渉を防止することができる。
延長部13は、収納角度位置P1に位置する刃部材1を回動させるために用いられる。延長部13は、中子部12から回動軸線L1と直交する方向に伸延する。延長部13は、例えば、中子部12から回動軸線L1と直交する方向、且つ中子部12から刃部11が伸延する側とは反対側に伸延する。詳細は後述するが、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9(図6及び図7参照)の状態において、ナイフ9の柄9a(第1柄部材2及び第2柄部材3)から刃部11が前方に伸延する使用角度位置P2において、延長部13は後方に伸延するように構成されている。そして、延長部13は、第1柄部材2と第2柄部材3との間隙に位置するように構成されている。更に、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において、ナイフ9の柄9a(第1柄部材2及び第2柄部材3)に刃部11を収納した収納角度位置P1において、延長部13は前方に伸延するように構成されている。延長部13の先端は、自由端を構成している。
第1柄部材2は、細長い平板状に形成されている。そして、第1柄部材2は、使用者が刃部材1を用いて切削加工が可能な材質で構成されている。すなわち、第1柄部材2は、本実施の形態において例示する形態においては、木である。これに代えて、樹脂、又は積層した厚紙であってもよい。第1柄部材2の内側面2aは、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において、収納角度位置P1に位置する刃部材1の刃部11の一方の面11eと対向して配設される面である。外側面2bは、使用者が把持した状態において、使用者の手と当接する面である。
第1柄部材2は、第1柄部材回動軸挿通孔24と、第1回動規制部材嵌合孔25と、隆起部26と、第1柄部材貫通孔27と、第1座金収容部28とを含む。
図3は、ナイフ組立キット100のナイフ9を組み立て、刃部材1を収納角度位置P1に位置させた状態におけるナイフ9の構成例を示す横断面図であり、ナイフ9を回動軸線L1が延在する横断面に沿って切断した断面図である。
第1柄部材回動軸挿通孔24は、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において回動軸線L1上に配設され、第1柄部材2の内側面2aと外側面2bとを接続する。すなわち、第1柄部材回動軸挿通孔24は、第1柄部材2の先端部において回動軸線L1と同軸に位置し、第1柄部材2の板厚方向に延在する。第1柄部材回動軸挿通孔24は、回動軸部材4が挿通される貫通孔であり、具体的には回動軸部材4の第1軸体41が挿入される。
図3に示すように、第1柄部材回動軸挿通孔24は、小径部91と、大径部92と、着座面93とを含む。小径部91は、外周面が例えば円筒状に形成され、第1柄部材2の内側面2aから内側面2aと外側面2bとの間の中間位置まで伸延する。大径部92は、外周面が例えば円筒状に形成され、小径部91と同軸に位置している。そして、大径部92は、径寸法が小径部91の径寸法よりも大きく形成され、上記中間位置から外側面2bまで伸延する。そして、第1柄部材回動軸挿通孔24の軸線方向、すなわち、回動軸線L1方向から見てその径方向に延在する段差が小径部91と大径部92との間に形成されている。この段差が着座面93を構成する。なお、本実施の形態において、回動軸線L1方向から見てその径方向とは、第1柄部材回動軸挿通孔24の軸線方向と直交する方向のみならず、交差する方向を意味する。
図1に示すように、第1回動規制部材嵌合孔25は、回動規制部材5の一端と嵌合する穴(凹部)である。第1回動規制部材嵌合孔25は、第1柄部材2の内側面2aに形成されている。
隆起部26は、第1柄部材2の内側面2aから内側に隆起した部分であり、収納角度位置P1に位置する刃部材1の刃先11cの先端部の上方に隣接して位置している。すなわち、隆起部26は、第1柄部材2の基端部に位置している。隆起部26の隆起方向の寸法、すなわち、第1柄部材2の板厚方向の寸法は、刃部材1の刃部11の厚み寸法よりも大きく形成されている。これによって、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において、第1柄部材2と第2柄部材3との間隙の寸法を刃部11の厚み寸法よりも大きくすることができる。よって、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において、使用角度位置P2に位置させた刃部材1を収納角度位置P1に向かって第2回転方向R2に回動させたときに、刃部11の刃先11cが第1柄部材2又は第2柄部材3に干渉することを防止することができ、刃部11を円滑に第1柄部材2と第2柄部材3との間隙に収容することができる。そして、隆起部26の収納角度位置P1に位置する刃部材1の刃先11cの先端部と隣接する部分は、刃部材当接部26aを構成している。刃部材当接部26aは、収納角度位置P1に位置する刃部材1の刃先11cに対して第2回転方向R2側に位置して、刃先11cと当接するように構成されている。したがって、刃部材当接部26aは、収納角度位置P1に位置する刃部材1の第2回転方向R2への回動を規制し、刃部材1の回動範囲の収納角度位置P1側の限界を規定している。
第1柄部材貫通孔27は、締結具6が挿通される貫通孔であり、具体的には締結具6の第1締結部材61が挿入される。第1柄部材貫通孔27は、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において、回動軸線L1と平行な第1柄部材2の基端部に位置する軸線L2上に配設される孔である。第1柄部材貫通孔27には締結具6の第1締結部材61が挿入される。第1柄部材貫通孔27は、小径部、大径部、及び着座面を含み、小径部が隆起部26の表面(内側面)から伸延する他は、それぞれ小径部91、大径部92及び着座面93と同様の構成であるので、その詳細な説明を省略する。
第1座金収容部28は、皿ばね座金7及び平座金8の軸線が回動軸線L1と同軸に位置するように皿ばね座金7及び平座金8を内部空間に収容する。第1座金収容部28は、回動軸線L1と同軸に位置し、第1柄部材2の内側面2aから外側に向かって伸延する浅い凹部である。すなわち、第1座金収容部28と第1柄部材回動軸挿通孔24は同軸に位置している。第1座金収容部28の深さ寸法は、軸線を回動軸線L1上に位置させた平座金8及び皿ばね座金7の厚み寸法の合計よりも小さくなるように構成されている。本実施の形態において、第1座金収容部28の内周面は、小径部91の外周面と連なり一体となっている。
第2柄部材3は、細長い平板状に形成されている。そして、第2柄部材3は、使用者が刃部材1を用いて切削加工が可能な材質で構成されている。第2柄部材3の内側面3aは、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において、収納角度位置P1に位置する刃部材1の刃部11の他方の面11fと対向して配設される面である。外側面3bは、使用者が把持した状態において、使用者の手と当接する面である。したがって、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において、刃部材1は、第1柄部材2と第2柄部材3との間に介在して位置する。
第2柄部材3は、第2柄部材回動軸挿通孔34と、第2回動規制部材嵌合孔35と、第2柄部材貫通孔37と、第2座金収容部38とを含む。
第2柄部材回動軸挿通孔34は、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において回動軸線L1上に配設され、第2柄部材3の内側面3aと外側面3bとを接続する。すなわち、第2柄部材回動軸挿通孔34は、第2柄部材3の先端部において回動軸線L1と同軸に位置し、第2柄部材3の板厚方向に延在する。第2柄部材回動軸挿通孔34は、回動軸部材4が挿通される貫通孔であり、具体的には回動軸部材4の第2軸体42が挿入される。その他の第2柄部材回動軸挿通孔34の構成は、第1柄部材回動軸挿通孔24と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
第2回動規制部材嵌合孔35は、回動規制部材5の他端、すなわち、回動規制部材5の第1柄部材2の第1回動規制部材嵌合孔25と嵌合する端部と反対側に位置する端部と嵌合する穴(凹部)である。第1回動規制部材嵌合孔25及び第2回動規制部材嵌合孔35は、それぞれ回動軸線L1と平行な軸線L3上に位置するように構成されている。第2回動規制部材嵌合孔35は、第2柄部材3の内側面3aに形成されている。
第2柄部材貫通孔37は、締結具6が挿通される貫通孔であり、具体的には締結具6の第2締結部材62が挿入される。第2柄部材貫通孔37は、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において、軸線L2上に配設される孔である。すなわち、第2柄部材貫通孔37は、第2柄部材3の基端部に位置する。第2柄部材貫通孔37の構成は、第1柄部材回動軸挿通孔24と同様の構成であるので、その詳細な説明を省略する。
第2座金収容部38は、回動軸線L1と同軸に位置し、第2柄部材3の内側面3aから外側に向かって伸延する浅い凹部である。第2座金収容部38の構成は、第1座金収容部28の構成と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
回動軸部材4は、回動軸線L1上に配設され、刃部材回動軸挿通孔14、第1柄部材回動軸挿通孔24及び第2柄部材回動軸挿通孔34に挿通される軸である。これによって、刃部材1は、回動軸線L1周りに回動可能に構成されている。すなわち、回動軸部材4は、刃部材1の回動軸を規定する。また、回動軸部材4は、刃部材1、第1柄部材2及び第2柄部材3を締結する。
回動軸部材4は、互いに係合及びその解除が可能な第1軸体41と、第2軸体42とを含む。
図3に示すように、第1軸体41は、第1柄部材回動軸挿通孔24に挿入される。第1軸体41は、雌ねじが形成されている雌ねじ部43と、頭部44とを含む。
雌ねじ部43は、後述する雄ねじ部45と螺合可能に構成され、頭部44の内側端面から外側に伸延する雌ねじを有する穴である。頭部44は、小径部96と、大径部97と、被着座面98と、工具係合部99とを含む。
頭部44の小径部96は、例えば円柱状に形成され、その径寸法は、第1柄部材回動軸挿通孔24の小径部91の径寸法及び刃部材1の刃部材回動軸挿通孔14の径寸法よりも若干小さく形成されている。よって、雌ねじ部43の小径部96は、第1柄部材回動軸挿通孔24の小径部91の内部に位置させることができるように構成されている。また、被着座面98を第1柄部材回動軸挿通孔24の着座面93に着座させた状態において、小径部96の内側端部は、第1柄部材2の内側面2aよりも内側に位置するようにその長さが規定されている。そして、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において、小径部96の内側端部は、刃部材1の刃部材回動軸挿通孔14に挿入される。
頭部44の大径部97は、例えば円柱状に形成され、その径寸法は、第1柄部材回動軸挿通孔24の大径部92の径寸法よりも若干小さく形成されている。よって、頭部44の大径部97は、第1柄部材回動軸挿通孔24の大径部92の内部に位置させることができるように構成されている。そして、雌ねじ部43の小径部96及び大径部97の軸線方向から見てその径方向に延在する段差が小径部96と大径部97との間に形成されている。この段差が被着座面98を構成する。したがって、被着座面98は、第1柄部材回動軸挿通孔24の着座面93に着座するように構成されている。
工具係合部99は、頭部44の大径部97の外側端面に形成され、第1軸体41のその軸線周りに回転させるためのねじ回し(工具)と係合可能に構成されている。
第2軸体42は、第1軸体41と係合可能であり、第2柄部材回動軸挿通孔34に挿入される。第2軸体42は、雄ねじが形成されている雄ねじ部45と、頭部46とを含む。雄ねじ部45は、頭部46の内側端面から内側に伸延する。第2軸体42の頭部46の構成は、第1軸体41の頭部44の構成と同様であるので、その説明を省略する。
このように第1軸体41及び第2軸体42を刃部材回動軸挿通孔14、第1柄部材回動軸挿通孔24及び第2柄部材回動軸挿通孔34に挿入し、これらを螺合させることにより、刃部材1、第1柄部材2及び第2柄部材3を締結することができ、なおかつ、刃部材1を回動軸線L1周りに第1柄部材2及び第2柄部材3に対して相対的に回転させることができるように構成されている。そして、第1軸体41及び第2軸体42の螺合を解除することにより刃部材1、第1柄部材2及び第2柄部材3の締結を解除することができるように構成されている。
図1に示すように、回動規制部材5は、第1柄部材2及び第2柄部材3の少なくとも何れか一方に取り付けられる。また、図2に示すように回動規制部材5は、使用角度位置P2に位置する刃部材1の延長部13に当接して収納角度位置P1から使用角度位置P2に向かう方向への刃部材1の回動を規制する位置に設けられる。
図1に示すように、本実施の形態において例示する形態において、回動規制部材5は、第1柄部材2及び第2柄部材3が並ぶ方向に伸延し、第1柄部材2及び第2柄部材3に架け渡されて取り付けられる。すなわち、回動規制部材5の一端が第1柄部材2の第1回動規制部材嵌合孔25と嵌合し、第1柄部材2に埋設される。そして、回動規制部材5の他端が第2柄部材3の第2回動規制部材嵌合孔35と嵌合し、第2柄部材3に埋設される。そして、回動規制部材5の両端の間の部分(中間部)が第1柄部材2及び第2柄部材3の間隙に位置する。回動規制部材5、第1柄部材2の第1回動規制部材嵌合孔25、第2柄部材3の第2回動規制部材嵌合孔35は、回動規制部材5の上記中間部が使用角度位置P2に位置する刃部材1の延長部13に当接するように構成される。すなわち、回動規制部材5、第1柄部材2の第1回動規制部材嵌合孔25、第2柄部材3の第2回動規制部材嵌合孔35は、回動軸線L1方向から見て延長部13の第1回転方向R1側に位置するようにそれぞれ配設される。したがって、回動規制部材5は、使用角度位置P2に位置する刃部材1の第1回転方向R1への回動を規制し、刃部材1の回動範囲の使用角度位置P2側の限界を規定している。
締結具6は、第1柄部材貫通孔27及び第2柄部材貫通孔37に挿通され、第1柄部材2及び第2柄部材3の締結及びその解除を行うことができるものである。
締結具6は、第1柄部材貫通孔27に挿入される第1締結部材61と、第2柄部材貫通孔37に挿入される第2締結部材62とを含む。第1締結部材61の構成は、第1軸体41と同様の構成であり、また、第2締結部材62の構成は、第2軸体42と同様の構成であるので、これらの詳細な説明を省略する。すなわち、締結具6は、回動軸部材4と同一の部材で構成されていてもよい。
図1及び図3に示すように、皿ばね座金7は、第1柄部材2の内側面2aと刃部材1との間、及び第2柄部材3の内側面3aと刃部材1との間の少なくとも何れか一方に配設される。本実施の形態において例示する形態において、ナイフ組立キット100は、一対の皿ばね座金7を備え、一方の皿ばね座金7は、第1柄部材2の第1座金収容部28に配設される。また、他方の皿ばね座金7は、第2柄部材3の第2座金収容部38に配設される。軸方向に圧縮されていない状態において、一対の皿ばね座金7の内側端部は、それぞれ第1柄部材2の内側面2a及び第2柄部材3の内側面3aよりも内側に位置するように構成される。そして、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において、皿ばね座金7は、座面が軸線から遠ざかるに従って内側(刃部材1に近づく側)に向かって傾斜するように配設され、一対の皿ばね座金7の内側面の外周縁が刃部材1に当接した状態を維持するように構成されている。皿ばね座金7は、周知の皿ばね座金であり、軸線方向(回動軸線L1方向)に圧縮されることにより、弾性変形し、軸線方向への反発力を発生する。そして、一対の皿ばね座金7の一方には第1軸体41の小径部96が挿通され、他方には第2軸体42の小径部96が挿通される。
平座金8は、皿ばね座金7に対応して設けられ、皿ばね座金7の外側面と柄部材の間、すなわち皿ばね座金7の外側面と第1柄部材2の内側面2aとの間及び/又は皿ばね座金7の外側面と第2柄部材3の内側面3aとの間に配設される。本実施の形態において例示する形態において、ナイフ組立キット100は、一対の平座金8を備え、一方の平座金8は、第1柄部材2の第1座金収容部28に配設される。また、他方の平座金8は、第2柄部材3の第2座金収容部38に配設される。平座金8は、周知の平座金であり、第1柄部材2の内側面2a及び第2柄部材3の内側面3aを保護する。そして、一対の平座金8の一方には第1軸体41の小径部96が挿通され、他方には第2軸体42の小径部96が挿通される。
したがって、第1軸体41と第2軸体42とを螺合し、締め付けると、第1軸体41の被着座面98及び第2軸体42の被着座面98が互いに接近し、これによって、第1柄部材2の着座面93及び第2柄部材3の着座面93を互いに近づける。これによって、第1柄部材2及び第2柄部材3が接近し、平座金8と刃部材1との間に位置する皿ばね座金7が圧縮されて弾性変形し、一対の皿ばね座金7が反発力によって刃部材1の中子部12の一方の面12a及び他方の面12bを押圧し、回動軸線L1周りの刃部材1の回動に対する抵抗力を発生させる。よって、刃部材1を収納角度位置P1に位置させ、刃部11の刃先11cを収納した状態において、ナイフ9の刃部材1が使用角度位置P2に向かって意図せず回動することを防止することができる。また、刃部材1を使用角度位置P2に位置させ、刃部11の刃先11cを取り出した状態において、ナイフ9の刃部材1が収納角度位置P1に向かって意図せず回動することを防止することができる。
なお、第1軸体41と第2軸体42とを締め付け、第1柄部材2及び第2柄部材3を次第に接近させることによって、皿ばね座金7に与える圧縮力が強くなり、反発力を強めることができる。よって、第1軸体41及び第2軸体42の締付具合を調整することによって、回動軸線L1周りの刃部材1の回動に対する抵抗力を調整することができ、ナイフ9を扱い易いものとすることができる。
[使用例]
次に、ナイフ組立キット100の使用例を説明する。
図4は、ナイフ組立キット100の使用例を示す分解斜視図であり、第2柄部材3の切削加工作業に用いる組立体90を示す図である。図5は、ナイフ組立キット100の使用例を示す正面図であり、第2柄部材3の切削加工作業に用いる組立体90を示す図である。図6は、ナイフ組立キット100の使用例を示す図であり、ナイフ9を組み立てて刃部材を使用角度位置P2に位置させた状態を示す図である。図7は、ナイフ組立キット100の使用例を示す図であり、ナイフ9を組み立てて刃部材を収納角度位置P1に位置させた状態を示す図である。
まず、ナイフ9を組み立てる前に、ナイフ9を構成する部材のうち一部の部材で構成される組立体90を用いて、ナイフ9の柄9a(第1柄部材2及び第2柄部材3)の切削加工を実施してもよい。組立体90の組み立て及び柄の切削加工は下記の手順で実施する。
まず、図4に示すように、回動規制部材5を第1柄部材2の第1回動規制部材嵌合孔25に嵌める。そして、第1柄部材2の第1柄部材回動軸挿通孔24に第1軸体41を挿入し、第1柄部材回動軸挿通孔24の着座面93に第1軸体41の被着座面98を着座させる(図3参照)。
次に、第1柄部材2の内側面2aから内側に延在する第1軸体41の小径部96の先端部に平座金8及び皿ばね座金7を嵌着する。これによって、平座金8及び皿ばね座金7は、第1座金収容部28に位置する。
次に、刃部材1の中子部12の他方の面12bを第1柄部材2の内側面2aに宛がい、更に、刃部材1の刃部材回動軸挿通孔14の軸線と第1柄部材2に挿入された第1軸体41の軸線が同軸に位置するように位置させる。
次に、第2軸体42の雄ねじ部45に平座金8及び皿ばね座金7を嵌着し、第1軸体41の雌ねじ部43に第2軸体42の雄ねじ部45を宛がう。そして、ねじ回しを第1軸体41及び第2軸体42の工具係合部99に係合させ、少なくとも何れか一方を他方に対して所定の回転方向(例えば時計回り方向)に相対的に回転させることによって、第1軸体41の雌ねじ部43と第2軸体42の雄ねじ部45とを螺合、緊締することができ、図5に示すように、刃部材1を第1柄部材2に取り付けることができる。これによって、組立体90を組み立てる。
次に、図6及び図7に示すように、組立体90を用いて第2柄部材3を切削加工する。すなわち、第2柄部材3の内側面3a及び外側面3bと周縁3cとの間は、図1に示すように、角が立っており、握り難い場合がある。このような場合には、組立体90の第1柄部材2を把持し、刃部材1を用いて、この角を落とすように角を削る加工を施してもよい。また、使用者の手の大きさによっては、第2柄部材3が厚く、握り難い場合がある。このような場合には、組立体90の第1柄部材2を把持し、刃部材1を用いて、第2柄部材3の厚みを減らすように、第2柄部材3の外側面3bを削る加工を施してもよい。更に、ナイフ9を用いた作業目的によっては、第2柄部材3の先端部の厚みが薄い方がナイフ9を扱いやすい場合がある。このような場合には、組立体90の第1柄部材2を把持し、刃部材1を用いて、第2柄部材3の外側面3bの先端部を内側面3aに向かって傾斜させるように第2柄部材3の外側面3bの先端部を削る加工を施してもよい。
組立体90を用いて切削加工を行うときは、刃先11cを切削対象物に押し付けることによって、刃部11に回動軸線L1周りの刃先11cから背11dに向かうモーメント、すなわち回動軸線L1周りの第1回転方向R1へのモーメントが刃部材1に働くものの、回動規制部材5が使用角度位置P2に位置する刃部材1の第1回転方向R1への回動を規制し、刃部材1の回動範囲の使用角度位置P2側の限界を規定しているので、刃部材1が回転せず、第1柄部材2の切削作業を好適に実施することができる。
次に、第2軸体42を緩めて第1軸体41から取り外し、刃部材1を第1柄部材2から取り外し、組立体90を分解する。そして、刃部材1を第1柄部材2に取り付けた手順と同様の手順で刃部材1を第2柄部材3に取り付け、第1柄部材2についても、第2柄部材3と同様に刃部材1を用いて切削加工する。
このように、ナイフ組立キット100は、ナイフ9を構成する部材のうち一部の部材で構成される組立体を用いて第1柄部材2及び第2柄部材3を加工することができる。したがって、使用者は、組立体90の第1柄部材2及び第2柄部材3を把持して、第1柄部材2及び第2柄部材3の形状を使用者の手の形状に合わせて握り易い形状に使用者自身が加工することができる。よって、第1柄部材2及び第2柄部材3の切削作業をより安全に行うことができる。
そして、ナイフ9を組み立てるときは、図1及び図3に示すように、回動規制部材5を第1柄部材2の第1回動規制部材嵌合孔25に嵌める。
次に、第1柄部材2の第1柄部材回動軸挿通孔24に第1軸体41を挿入し、第1柄部材回動軸挿通孔24の着座面93に第1軸体41の被着座面98を着座させる。また、第2柄部材3の第2柄部材回動軸挿通孔34に第2軸体42を挿入し、第2柄部材回動軸挿通孔34の着座面93に第2軸体42の被着座面98を着座させる(図3参照)。
次に、第1軸体41及び第2軸体42の小径部96にそれぞれ平座金8及び皿ばね座金7を嵌着する。
次に、刃部材1の中子部12の一方の面12aを第1柄部材2の内側面2aに宛がい、他方の面12bを第2柄部材3の内側面3aに宛がい、また、刃部材1の刃部材回動軸挿通孔14の軸線と第1柄部材回動軸挿通孔24に挿入された第1軸体41の軸線と第2柄部材回動軸挿通孔34に挿入された第2軸体42の軸線とが互いに同軸に位置するように位置させる。更に第1柄部材2の第1回動規制部材嵌合孔25に嵌められた回動規制部材5を第2柄部材3の第2回動規制部材嵌合孔35と同軸に位置させて、回動規制部材5を第2回動規制部材嵌合孔35に嵌める。
次に、ねじ回しを第1軸体41及び第2軸体42の工具係合部99に係合させ、少なくとも何れか一方を他方に対して所定の回転方向(例えば時計回り方向)に相対的に回転させることによって、第1軸体41の雌ねじ部43と第2軸体42の雄ねじ部45とを螺合、緊締することができ、図6及び図7に示すように、刃部材1、第1柄部材2、及び第2柄部材3がナイフ9の柄9aの先端部において互いに締結される。これによって、ナイフ9の刃部材1を回動軸線L1周りに収納角度位置P1と使用角度位置P2との間で回動させることができる。
次に、第1柄部材2の第1柄部材貫通孔27に第1締結部材61を挿入し、第1柄部材貫通孔27の着座面93に第1締結部材61の被着座面98を着座させる。また、第2柄部材3の第2柄部材貫通孔37に第2締結部材62を挿入し、第2柄部材貫通孔37の着座面93に第2締結部材62の被着座面98を着座させる。
次に、ねじ回しを第1締結部材61及び第2締結部材62の工具係合部99に係合させ、少なくとも何れか一方を他方に対して所定の回転方向(例えば時計回り方向)に相対的に回転させることによって、第1締結部材61の雌ねじ部43と第2締結部材62の雄ねじ部45とを螺合、緊締することができ刃部材1、第1柄部材2、及び第2柄部材3がナイフ9の柄9aの基端部においても互いに締結される。これによって、第1柄部材2及び第2柄部材3の締結をより確実に行うことができる。また、第1柄部材2及び第2柄部材3は基端部と先端部の2点で締結されているので、一方が他方に対して回動することを防止することができ、ナイフ9を扱いやすいものとすることができる。
図6に示すように、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において、ナイフ9の柄9a(第1柄部材2及び第2柄部材3)から刃部11を取り出した使用角度位置P2において、刃部11はナイフ9の柄9aの先端から前方(柄9aの基端部から先端部に向かう方向)に伸延している。よって、刃部11を第2回転方向R2に回動させることにより、刃部11をナイフ9の柄9aに収納することができる。
また、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において、ナイフ9の柄9a(第1柄部材2及び第2柄部材3)から刃部11が前方に伸延する使用角度位置P2において、延長部13は後方に伸延している。そして、延長部13は、第1柄部材2と第2柄部材3との間隙に位置する。従って、ナイフ9を取り扱い易いものとすることができる。更に、図7に示すように、ナイフ組立キット100を組み立てたナイフ9の状態において、ナイフ9の柄9a(第1柄部材2及び第2柄部材3)に刃部11を収納した収納角度位置P1において、延長部13は前方に伸延している。よって、延長部13を第1回転方向R1に回動させることにより、刃部11を第2回転方向R2に回動させることができ、刃部11をナイフ9の柄9aから容易に取り出すことができる。
以上に説明したように、本考案のナイフ組立キット100は、刃部材1を第1柄部材2又は第2柄部材3のうち何れか一方に取り付けた組立体90を用いて、第1柄部材2又は第2柄部材3のうち他方を加工することができる。したがって、第1柄部材2及び第2柄部材3の形状を使用者の手の形状に合わせて握り易い形状に使用者自身が加工することができる。
また、本考案のナイフ組立キット100は、ナイフ9を自作するという楽しみを使用者に与えることができる。
(実施の形態2)
図8は、ナイフ組立キット200の構成例を示す分解斜視図である。
図8に示すように、本実施の形態において第1柄部材2は、更に回動規制部材5の一端と嵌合する穴(凹部)である第3回動規制部材嵌合孔225を備える。そして、第3回動規制部材嵌合孔225と嵌合する回動規制部材5は、使用角度位置P2に位置する刃部材1の延長部13に当接するように構成される。すなわち、回動規制部材5、及び第3回動規制部材嵌合孔225は、回動軸線L1方向から見て使用角度位置P2に位置する刃部材1の延長部13の第1回転方向R1側に位置するようにそれぞれ配設される。
また、本実施の形態において第2柄部材3は、更に回動規制部材5の他端と嵌合する穴(凹部)である第4回動規制部材嵌合孔235を備える。そして、第4回動規制部材嵌合孔235と嵌合する回動規制部材5は、使用角度位置P2に位置する刃部材1の延長部13に当接するように構成される。すなわち、回動規制部材5、及び第4回動規制部材嵌合孔235は、回動軸線L1方向から見て使用角度位置P2に位置する刃部材1の延長部13の第1回転方向R1側に位置するようにそれぞれ配設される。
したがって、第3回動規制部材嵌合孔225と嵌合する回動規制部材5及び第4回動規制部材嵌合孔235と嵌合する回動規制部材5は、それぞれ使用角度位置P2に位置する刃部材1の第1回転方向R1への回動を規制するように構成されている。
[使用例]
図9は、ナイフ組立キット200の使用例を示す正面図であり、ナイフの柄の切削加工作業に用いる組立体290を示す図である。
上記実施の形態1においては、ナイフ9の柄9a(第1柄部材2及び第2柄部材3)の切削加工を実施する際に、回動規制部材5を第1柄部材2の第1回動規制部材嵌合孔25に嵌めて第2柄部材3の切削加工を実施し、更に回動規制部材5を第2柄部材3の第2回動規制部材嵌合孔35に嵌めて第1柄部材2の切削加工を実施した。
これに対し、本実施の形態において、第2柄部材3の切削加工を実施するために組立体290を組み立てるときは、図9に示すように、回動規制部材5を第3回動規制部材嵌合孔225に嵌める。その他の組み立て方法は、上記実施の形態1と同様である。そして、組み立てた組立体290を用いて第2柄部材3の切削加工を実施する。
また、第1柄部材2の切削加工を実施するために組立体を組み立てるときは、回動規制部材5を第4回動規制部材嵌合孔235に嵌める。その他の組み立て方法は、上記実施の形態1と同様である。そして、組み立てた組立体を用いて第2柄部材3の切削加工を実施する。
そして、上記実施の形態1と同様にナイフ9を組み立てる。このとき、回動規制部材5は、上記実施の形態1と同様に第1回動規制部材嵌合孔25及び第2回動規制部材嵌合孔35に嵌合させる。
このように、第1柄部材2及び第2柄部材3の切削加工を実施するために組立体を組み立てるときは、回動規制部材5を第1回動規制部材嵌合孔25とは異なる第3回動規制部材嵌合孔225に嵌合させ、また、回動規制部材5を第2回動規制部材嵌合孔35とは異なる第4回動規制部材嵌合孔235に嵌合させるので、第1柄部材2及び第2柄部材3の切削加工時に第3回動規制部材嵌合孔225及び第4回動規制部材嵌合孔235が変形したとしても、ナイフ9において、第1回動規制部材嵌合孔25及び第2回動規制部材嵌合孔35に回動規制部材5を嵌合させ、刃部材1の刃部材1の回動範囲の使用角度位置P2側の限界を精確に規定することができる。
上記説明から、当業者にとっては、本考案の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本考案を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本考案の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
L1 回動軸線
1 刃部材
2 第1柄部材
2a 内側面
2b 外側面
3 第2柄部材
3a 内側面
3b 外側面
4 回動軸部材
5 回動規制部材
9 ナイフ
11 刃部
11c 刃先
11d 背
12 中子部
13 延長部
14 刃部材回動軸挿通孔
24 第1柄部材回動軸挿通孔
25 回動規制部材嵌合孔
34 第2柄部材回動軸挿通孔
35 回動規制部材嵌合孔
61 第1締結部材
62 第2締結部材
100 ナイフ組立キット

Claims (16)

  1. 回動軸線上に配設される刃部材回動軸挿通孔を有する中子部と、前記中子部から前記回動軸線と直交する方向に伸延する刃先を有する刃部と、前記中子部から前記回動軸線と直交する方向に伸延する延長部と、を含み、前記回動軸線周りに収納角度位置と使用角度位置との間で回動可能な刃部材と、
    前記収納角度位置に位置する前記刃部材の前記刃部の一方の面と対向して配設される内側面と、前記回動軸線上に配設される第1柄部材回動軸挿通孔とを含み、前記刃部材による切削加工が可能な材質で構成された第1柄部材と、
    前記収納角度位置に位置する前記刃部材の前記刃部の他方の面と対向して配設される内側面と、前記回動軸線上に配設される第2柄部材回動軸挿通孔とを含み、前記刃部材による切削加工が可能な材質で構成された第2柄部材と、
    前記刃部材回動軸挿通孔、前記第1柄部材回動軸挿通孔及び前記第2柄部材回動軸挿通孔に挿通される回動軸部材と、
    前記第1柄部材及び前記第2柄部材の少なくとも何れか一方に取り付けられ且つ前記使用角度位置に位置する前記刃部材の前記延長部に当接して前記収納角度位置から前記使用角度位置に向かう方向への前記刃部材の回動を規制する回動規制部材と、を備えるナイフ組立キット。
  2. 前記回動規制部材は、一端が前記第1柄部材に埋設され、他端が前記第2柄部材に埋設され、中間部が前記使用角度位置に位置する前記刃部材の前記延長部に当接する、請求項1に記載のナイフ組立キット。
  3. 前記回動軸部材は、前記第1柄部材回動軸挿通孔に挿通される第1軸体と、前記第1軸体と係合可能であり、前記第2柄部材回動軸挿通孔に挿通される第2軸体とを含む、請求項1又は2に記載のナイフ組立キット。
  4. 前記第1軸体及び前記第2軸体は、互いに螺合させることにより前記刃部材、前記第1柄部材及び前記第2柄部材を締結することができ、その螺合を解除することにより前記刃部材、前記第1柄部材及び前記第2柄部材の締結を解除することができるように構成されている、請求項3に記載のナイフ組立キット。
  5. 前記第1柄部材と前記刃部材の間及び前記第2柄部材と前記刃部材の間の少なくとも何れか一方に配設される皿ばね座金を更に含む、請求項4に記載のナイフ組立キット。
  6. 前記第1柄部材回動軸挿通孔及び前記第2柄部材回動軸挿通孔は、それぞれ前記第1柄部材回動軸挿通孔及び前記第2柄部材回動軸挿通孔の軸線方向から見てその径方向に延在する着座面を有し、
    前記第1軸体及び前記第2軸体はそれぞれ、前記着座面に着座する被着座面を有する、請求項1乃至5の何れかに記載のナイフ組立キット。
  7. 前記第1柄部材及び前記第2柄部材は平板状に形成されている、請求項1乃至6の何れかに記載のナイフ組立キット。
  8. 前記第1柄部材の第1柄部材回動軸挿通孔は前記第1柄部材の先端部に位置し、
    前記第1柄部材は、基端部に位置する第1柄部材貫通孔を更に含み、
    前記第2柄部材の第2柄部材回動軸挿通孔は前記第2柄部材の先端部に位置し、
    前記第2柄部材は、基端部に位置する第2柄部材貫通孔を更に含み、
    前記第1柄部材貫通孔及び前記第2柄部材貫通孔に挿通され、前記第1柄部材及び前記第2柄部材の締結及びその解除が可能な締結具、を更に含む、請求項1乃至7の何れかに記載のナイフ組立キット。
  9. 回動軸線上に配設される刃部材回動軸挿通孔を有する中子部と、前記中子部から前記回動軸線と直交する方向に伸延する刃先を有する刃部と、前記中子部から前記回動軸線と直交する方向に伸延する延長部と、を含み、前記回動軸線周りに収納角度位置と使用角度位置との間で回動可能な刃部材と、
    前記収納角度位置に位置する前記刃部材の前記刃部の一方の面と対向して配設される内側面と、前記回動軸線上に配設される第1柄部材回動軸挿通孔とを含み、前記刃部材による切削加工が可能な材質で構成された第1柄部材と、
    前記収納角度位置に位置する前記刃部材の前記刃部の他方の面と対向して配設される内側面と、前記回動軸線上に配設される第2柄部材回動軸挿通孔とを含み、前記刃部材による切削加工が可能な材質で構成された第2柄部材と、
    前記刃部材回動軸挿通孔、前記第1柄部材回動軸挿通孔及び前記第2柄部材回動軸挿通孔に挿通される回動軸部材と、
    前記第1柄部材及び前記第2柄部材の少なくとも何れか一方に取り付けられ且つ前記使用角度位置に位置する前記刃部材の前記延長部に当接して前記収納角度位置から前記使用角度位置に向かう方向への前記刃部材の回動を規制する回動規制部材と、を備えるナイフ。
  10. 前記回動規制部材は、一端が前記第1柄部材に埋設され、他端が前記第2柄部材に埋設され、中間部が前記使用角度位置に位置する前記刃部材の前記延長部に当接する、請求項9に記載のナイフ。
  11. 前記回動軸部材は、前記第1柄部材回動軸挿通孔に挿通される第1軸体と、前記第1軸体と係合可能であり、前記第2柄部材回動軸挿通孔に挿通される第2軸体とを含む、請求項9又は10に記載のナイフ。
  12. 前記第1軸体及び前記第2軸体は、互いに螺合させることにより前記刃部材、前記第1柄部材及び前記第2柄部材を締結することができ、その螺合を解除することにより前記刃部材、前記第1柄部材及び前記第2柄部材の締結を解除することができるように構成されている、請求項11に記載のナイフ。
  13. 前記第1柄部材と前記刃部材の間及び前記第2柄部材と前記刃部材の間の少なくとも何れか一方に配設される皿ばね座金を更に含む、請求項12に記載のナイフ。
  14. 前記第1柄部材回動軸挿通孔及び前記第2柄部材回動軸挿通孔は、それぞれ前記第1柄部材回動軸挿通孔及び前記第2柄部材回動軸挿通孔の軸線方向から見てその径方向に延在する着座面を有し、
    前記第1軸体及び前記第2軸体はそれぞれ、前記着座面に着座する被着座面を有する、請求項9乃至13の何れかに記載のナイフ。
  15. 前記第1柄部材及び前記第2柄部材は平板状に形成されている、請求項9乃至14の何れかに記載のナイフ。
  16. 前記第1柄部材の第1柄部材回動軸挿通孔は前記第1柄部材の先端部に位置し、
    前記第1柄部材は、基端部に位置する第1柄部材貫通孔を更に含み、
    前記第2柄部材の第2柄部材回動軸挿通孔は前記第2柄部材の先端部に位置し、
    前記第2柄部材は、基端部に位置する第2柄部材貫通孔を更に含み、
    前記第1柄部材貫通孔及び前記第2柄部材貫通孔に挿通され、前記第1柄部材及び前記第2柄部材の締結及びその解除が可能な締結具、を更に含む、請求項9乃至15の何れかに記載のナイフ。
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