JP3207159U - 擬餌鉤投入補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】セット時に擬餌鉤を確実に保持でき、投入時に確実に、かつスムーズに投入することができる擬餌鉤投入補助具を提供する。【解決手段】擬餌鉤投入補助具の一例である餌木投入補助具は、釣糸が接続される餌木50の基端51aを排出側に、釣針53が形成された先端51bを奥側に向けて、餌木が配置される収容部20と、収容部が並べられた設置用板部30とを備えている。餌木投入補助具の収容部20には、釣針を吸着する磁石40が奥部に設けられ、餌木の排出側S1および上方側S3が、餌木が通過可能な開放状態に形成されている。これにより、スムーズに餌木を収容部から連続して排出でき、海面へ投入することができる。【選択図】図4
Description
本考案は、擬餌鉤を船縁から海面に投入する際に使用される擬餌鉤投入補助具に関するものである。
イカを釣るときに使用される擬餌鉤は、餌木やイカ角、スッテと称されるものが知られている。擬餌鉤は、餌を模した本体部と、本体部の基端に釣糸を繋ぐためのリング状の接続部と、本体部の先端にイカを引っ掛けるための釣針とを有している。この餌木を釣船から海面に投入するときには、擬餌鉤投入補助具が使用される。
例えば、従来の擬餌鉤投入補助具として、特許文献1,2に記載のものが知られている。
特許文献1に記載のイカ釣りの角のセット具は、中央に凹部を持つ長方形の箱状の本体があり、凹部の長手方向に長板を渡し、長板にスプリングを捲回し、スプリング間にイカ釣りの角を挿入するというものである。
特許文献2に記載のイカヅノ投入器は、多数本の筒体を、2列で千鳥状に配列すると共に上段列の筒体の先端位置が下段列の筒体の先端位置よりも後方へずらして装着させ、更に筒体の開口側には糸絡み防止用の切溝を形成したものである。
特許文献1に記載のイカ釣りの角のセット具では、イカ釣りの角をスプリング間に挿入しているため、イカ釣りの角(擬餌鉤)を横一列に並べることができ、順序良く投入できる。しかし、特許文献1に記載のイカ釣りの角のセット具は、スプリングの挟持によりしっかりと擬餌鉤が保持されているため、釣糸にぶら下がる錘の投入に引きずられるようにして擬餌鉤が引き出され難いので、手動によりスプリングから1つずつ擬餌鉤を外しながら投入して使用するもの思われる。従って、投入操作が煩雑である。
特許文献2に記載のイカヅノ投入器は、筒体に擬餌鉤を収納しておくと、錘の投入に引きずられて擬餌鉤が飛び出して、擬餌鉤を海面に投入できるものである。しかし、釣糸が擬餌鉤に対して鋭角になると、擬餌鉤の先端部が持ち上がり筒体の中で斜めになって引っ掛かり、擬餌鉤が投入できないおそれがある。
そこで本考案は、セット時に擬餌鉤を確実に保持でき、投入時に確実に、かつスムーズに投入することができる擬餌鉤投入補助具を提供することを目的とする。
本考案の擬餌鉤投入補助具は、釣糸が接続される擬餌鉤の基端を排出側に、釣針が形成された先端を奥側に向けて、前記擬餌鉤が配置される収容部と、前記収容部が並べられた設置用板部とを備え、前記収容部は、前記釣針を吸着する磁石が奥部に設けられ、前記擬餌鉤の排出側および前記擬餌鉤の上方側が、前記擬餌鉤が通過可能な開放状態に形成されたことを特徴とする。
本考案の擬餌鉤投入補助具によれば、収容部の奥部に、釣針を吸着する磁石が設けられているため、釣針が形成された先端を奥側に向けて擬餌鉤を収容部に収納すれば、擬餌鉤を収容部に仮固定することができる。そして、擬餌鉤を海面へ投入するときに、道糸に繋がった錘を、勢い良く海面へ放り投げれば、擬餌鉤が排出側に向かって引き出されながら、収容部の排出側の端部を支点として、擬餌鉤が円弧を描きながら持ち上がる。収容部は、排出側および上方側を、擬餌鉤が通過可能な開放状態としているため、収容部に邪魔されることなく、スムーズに移動して、収容部から引き出されるので、次々と擬餌鉤を海面へ投入することができる。
前記収容部を、前記設置用板部に固定された底面部と、前記底面部の両側部に前記擬餌鉤の長さ方向に沿って立設された側壁部と、前記奥部を形成する奥壁部とにより形成することができる。収容部を、底面部と、側壁部と、奥壁部とにより形成することにより、収容部を、擬餌鉤の排出側および擬餌鉤の上方側を、擬餌鉤が通過可能な開放状態とすることができる。
前記側壁部は、前記奥壁部の間隔より前記排出側の間隔の方が拡がっていることが望ましい。擬餌鉤が配列方向にずれたとしても、擬餌鉤の先端が側壁部より高い位置まで持ち上がれば、拡がった側壁部の排出側で、擬餌鉤が斜めになりながら、擬餌鉤を収容部から落下させることができる。従って、擬餌鉤の姿勢が傾斜しても、スムーズに収容部から排出することができる。
前記奥壁部の背部は、前記設置用板部に向かって下る傾斜面に形成されていることで、釣糸を収容部の背面側へ引いた状態から収容部の排出側へ回すときに、釣糸を、奥壁部に引っ掛かることなく傾斜面に摺動させながら、収容部の排出側へ回り込ませることができる。
前記磁石が、少なくとも前記釣針に接する第1磁石と、前記第1磁石を前記奥壁部に固定するための第2の磁石とを備えていると、第1磁石が錆び付いて腐食しても、第1磁石のみを交換すれば、腐食により弱まった磁力を元の状態に戻すことができる。
前記設置用板部のおもて面側が起毛部材により形成されていると、擬餌鉤の釣針を引っ掛けておくことができる。
前記設置用板部は、裏面側が不透水性部材により形成されていると、設置場所が濡れていても、おもて面側に滲み出ることもなく安心して使用することができる。
前記設置用板部の裏面側が凹凸面に形成されていると、釣船に設置したときに、凹凸面が滑り止めとして機能するため、船が揺れても滑り落ちることが防止できる。
前記設置用板部は、前記収容部の配列方向に並ぶ第1領域および第2領域を備え、前記第1領域と前記第2領域とを向かい合わせで重ね合わせた状態のときに、前記第1領域に配置された前記収容部の間に、前記第2領域に配置された前記収容部が位置することが望ましい。第1領域と前記第2領域とを向かい合わせで重ね合わせるときに、第1領域に配置された収容部の間に、第2領域に配置された収容部が位置することで、収容部同士が当たらないため、嵩張らずに折り畳むことができる。
前記設置用板部は、前記第1領域および前記第2領域にて分割され、前記第1領域と前記第2領域とは連結部材により連結されていると、第1領域と前記第2領域とを向かい合わせで重ね合わせるときに、設置用板部を折り畳みやすく、第1領域および第2領域とがばらばらにならない。
本考案の擬餌鉤投入補助具によれば、セット時には磁石により仮固定でき、投入時には擬餌鉤が収容部に邪魔されることなく、スムーズに移動して、収容部から引き出され、次々と擬餌鉤を海面へ投入することができる。よって、本考案の擬餌鉤投入補助具は、セット時に擬餌鉤を確実に保持でき、投入時に確実に、かつスムーズに投入することができる。
本考案に係る擬餌鉤投入補助具を、餌木を海面へ投入するときに使用される餌木投入補助具を例に、図面に基づいて説明する。
図1に示す本実施の形態に係る餌木投入補助具10は、イカ釣り用に使用されるものである。餌木投入補助具10は、擬餌鉤の一例である餌木が配置される収容部20と、収容部20が並べられた設置用板部30とを備えている。
図1に示す本実施の形態に係る餌木投入補助具10は、イカ釣り用に使用されるものである。餌木投入補助具10は、擬餌鉤の一例である餌木が配置される収容部20と、収容部20が並べられた設置用板部30とを備えている。
収容部20は、釣糸が接続される餌木の基端を排出側S1に向け、釣針が形成された餌木の先端を奥側S2に向けた状態で、餌木を収納する。収容部20は、餌木の排出側S1および擬餌鉤の上方側S3を、餌木が通過可能な開放状態としている。
図1および図2に示すように、収容部20は、設置用板部30に固定された底面部21と、底面部21の両側部に餌木の長さ方向F1に沿って立設された側壁部22と、収容部20の奥部を形成する奥壁部23とにより形成されている。
底面部21と一対の側壁部22とは、金属製の板材をコ字状に折り曲げることにより形成されている。金属製の板材は、アルミニウム製としたり、ステンレス製としたりすることができる。
底面部21と一対の側壁部22とは、金属製の板材をコ字状に折り曲げることにより形成されている。金属製の板材は、アルミニウム製としたり、ステンレス製としたりすることができる。
底面部21は、餌木の長さより少し短い長方形状に形成されている。
側壁部22は、餌木の長さ方向F1の中央部より拡幅されていることで、奥壁部23の間隔より排出側S1の間隔の方が拡がるように形成されている。側壁部22は、台形状に形成されている。
奥壁部23には、磁石40が設けられている。奥壁部23の背部23aは、設置用板部30に向かって下る傾斜面に形成されている。
側壁部22は、餌木の長さ方向F1の中央部より拡幅されていることで、奥壁部23の間隔より排出側S1の間隔の方が拡がるように形成されている。側壁部22は、台形状に形成されている。
奥壁部23には、磁石40が設けられている。奥壁部23の背部23aは、設置用板部30に向かって下る傾斜面に形成されている。
磁石40は、少なくとも釣針に接する釦状の第1磁石41と、第1磁石を奥壁部23に固定するための第2磁石42とを備えることができる。本実施の形態での磁石40では、釣針に接する第1磁石41と、奥壁部23に内蔵された第2磁石42との間に、第1磁石41を、第2磁石42を内蔵する奥壁部23に吸着させるための釦状の第3磁石43を介在させている。
第1磁石41および第3磁石43は磁力の強いネオジム磁石とすることができる。また、奥壁部23に内蔵された第2磁石42は、ネオジム磁石と比較すると磁力が弱いが、耐腐食性の高いフェライト磁石とすることができる。
第1磁石41および第3磁石43は磁力の強いネオジム磁石とすることができる。また、奥壁部23に内蔵された第2磁石42は、ネオジム磁石と比較すると磁力が弱いが、耐腐食性の高いフェライト磁石とすることができる。
図1に示すように、設置用板部30は、一方の板状部材31を第1領域A1とし、他方の板状部材32を第2領域A2として、収容部20の配列方向F2に並んでいる。
板状部材31,板状部材32は、おもて面側が起毛部材により形成されている。また、板状部材31,板状部材32の裏面側は、不透水性部材により形成されている。板状部材31,板状部材32の裏面に凹凸面が形成されている。
本実施の形態では、板状部材31,32が、大判のタイルカーペットから、一辺が約25cmの正方形を2枚切り出して形成されているため、おもて面が起毛部材であるパイル地により形成され、裏面がアクリル樹脂などよるコーティングにより、不透水性が確保され、凹凸面となっている。
板状部材31,32は、連結部材の一例であるリング状の紐部材33により連結されている。
板状部材31,板状部材32は、おもて面側が起毛部材により形成されている。また、板状部材31,板状部材32の裏面側は、不透水性部材により形成されている。板状部材31,板状部材32の裏面に凹凸面が形成されている。
本実施の形態では、板状部材31,32が、大判のタイルカーペットから、一辺が約25cmの正方形を2枚切り出して形成されているため、おもて面が起毛部材であるパイル地により形成され、裏面がアクリル樹脂などよるコーティングにより、不透水性が確保され、凹凸面となっている。
板状部材31,32は、連結部材の一例であるリング状の紐部材33により連結されている。
設置用板部30には、板状部材31(第1領域A1)に3個の収容部20が配置され、板状部材32(第2領域A2)に3個の収容部20が配置されていることで、合計6個の収容部20が設けられている。収容部20はそれぞれが同じ間隔で配置されている。
設置用板部30における収容部20の配列方向F2の両端部には、釣り竿を船縁に固定するロッドホルダーに餌木投入補助具10を縛り付けるためのロープ34が取り付けられている。
第1領域A1と第2領域A2とを向かい合わせで重ね合わせた状態のときに、第1領域A1に配置された収容部20の間に、第2領域A2に配置された収容部20が位置するように、この第1領域A1と第2領域A2とに並ぶ収容部20はずれた位置に配置されている。
第1領域A1と第2領域A2とを向かい合わせで重ね合わせた状態のときに、第1領域A1に配置された収容部20の間に、第2領域A2に配置された収容部20が位置するように、この第1領域A1と第2領域A2とに並ぶ収容部20はずれた位置に配置されている。
次に、本実施の形態に係る餌木投入補助具10に使用される餌木の一例について、図面に基づいて説明する。
図3に示すように餌木50は、餌を模した本体部51と、本体部51の基端51aに、仕掛けの釣糸(枝糸)を繋ぐためのリング状の接続部52と、本体部51の先端51bにイカを引っ掛けるための釣針53とを有している。
本体部51は、紡錘形状に形成されている。本体部51は、例えば、中央部から基端51aに向かって赤系色に、先端51bに向かって白系色に着色された布により覆われたものとすることができる。
釣針53は、先端が尖ったJ字状の細線部材が本体部51の軸線回りに沿って配置されていることで傘状をなす針部材が、軸線方向に沿って2段並べられている。
図3に示すように餌木50は、餌を模した本体部51と、本体部51の基端51aに、仕掛けの釣糸(枝糸)を繋ぐためのリング状の接続部52と、本体部51の先端51bにイカを引っ掛けるための釣針53とを有している。
本体部51は、紡錘形状に形成されている。本体部51は、例えば、中央部から基端51aに向かって赤系色に、先端51bに向かって白系色に着色された布により覆われたものとすることができる。
釣針53は、先端が尖ったJ字状の細線部材が本体部51の軸線回りに沿って配置されていることで傘状をなす針部材が、軸線方向に沿って2段並べられている。
以上のように構成された本考案の実施の形態に係る餌木投入補助具10の使用状態について、図面に基づいて説明する。
餌木投入補助具10は、例えば、釣船の船縁に配置される。そして、釣竿を固定するためのロッドホルダー(図示せず)にロープ34を縛り付けることで、餌木投入補助具10が大きく移動しないようにしておく。
設置用板部30の裏面側が不透水性を有しているため、船縁が濡れていても、おもて面側に滲み出ることもなく安心して使用することができる。また、設置用板部30の裏面が凹凸面に形成されているため、凹凸面が滑り止めとして機能するので、船が揺れても滑り落ちることが防止できる。
餌木投入補助具10は、例えば、釣船の船縁に配置される。そして、釣竿を固定するためのロッドホルダー(図示せず)にロープ34を縛り付けることで、餌木投入補助具10が大きく移動しないようにしておく。
設置用板部30の裏面側が不透水性を有しているため、船縁が濡れていても、おもて面側に滲み出ることもなく安心して使用することができる。また、設置用板部30の裏面が凹凸面に形成されているため、凹凸面が滑り止めとして機能するので、船が揺れても滑り落ちることが防止できる。
餌木投入補助具10が、釣船の船縁に配置されると、図4および図5に示すように、餌木投入補助具10のそれぞれの収容部20に餌木50を配置する。
餌木50は、収容部20に、本体部51の基端51aを排出側S1に、本体部51の先端51bを奥側S2に向けて配置される。そのため、収容部20に餌木50をセットすると、先端51bの釣針53が、収容部20の奥壁部23に設けられた磁石40により吸着され、仮固定される。磁石41は磁力の強いネオジム磁石であるため、しっかりと釣針53を吸着することで、餌木50を仮固定することができる。
餌木50は、収容部20に、本体部51の基端51aを排出側S1に、本体部51の先端51bを奥側S2に向けて配置される。そのため、収容部20に餌木50をセットすると、先端51bの釣針53が、収容部20の奥壁部23に設けられた磁石40により吸着され、仮固定される。磁石41は磁力の強いネオジム磁石であるため、しっかりと釣針53を吸着することで、餌木50を仮固定することができる。
従って、船が波によって揺られ、餌木投入補助具10が餌木50の排出側S1を下方に向けて傾斜しても、餌木50がしっかりと収容部20に仮固定されているため、収容部20からの滑落を防止することができる。
このとき、一度に6本の餌木50を収容部20へ収納させることは難しい。そのため、設置用板部30が起毛部材により形成されているので、順次、餌木50を収容部20へ収納するときに、待機状態にある餌木50を設置用板部30に引っ掛けておくことで、釣針53が付いた餌木50を安全に待機させることができる。また、釣り終わった後も、餌木50を設置用板部30に引っ掛けておくことにより釣糸による縺れも少なくすることができる。
餌木50を収容部20にセットしたときには、枝糸(釣糸)は収容部20の排出側S1から奥壁部23の方向へ引かれた状態である。そして、餌木50を収容部20にセットすると、枝糸を海側へ引き回す。このとき、釣糸が奥壁部23へ当たっても奥壁部23の背部23aが傾斜面に形成されているため、釣糸を、奥壁部23に引っ掛かることなく傾斜面に摺動させながら、収容部20の排出側S1へ回り込ませることができる。
餌木50が餌木投入補助具10にセットできると、使用者は、釣竿に装着されたリールをフリーの状態とする。そして、使用者は、道糸の先のサルカンから延びる幹糸に、サルカンを介して繋がった錘を、船縁から前方へ、または船縁の下方へ放出する。
海面への錘の投入により、錘が接続された幹糸が引っ張られ、幹糸に接続された枝糸が引っ張られる。これにより、枝糸に接続された餌木50が引っ張られることで、餌木50の釣針53が磁石40から離脱して、餌木50が次々と収容部20から引き出され、海面へ投入される。
海面への錘の投入により、錘が接続された幹糸が引っ張られ、幹糸に接続された枝糸が引っ張られる。これにより、枝糸に接続された餌木50が引っ張られることで、餌木50の釣針53が磁石40から離脱して、餌木50が次々と収容部20から引き出され、海面へ投入される。
このとき、餌木50が排出側S1に向かって引き出されるが、枝糸が海側から餌木50を引くことで、餌木50を引っ張る方向は斜め下方となる。そのため、収容部20の排出側S1の端部を支点として、餌木50は先端51bが円弧を描きながら持ち上がる。
収容部20は、排出側S1および上方側S3を、餌木50が通過可能な開放状態としているため、餌木50は先端51bが持ち上がっても収容部20に邪魔されることなく、スムーズに移動できる。従って、餌木50を収容部20からスムーズに排出させることができる。
よって、餌木投入補助具10は、セット時に餌木50を確実に保持でき、投入時に確実に、かつスムーズに投入することができる。
収容部20は、排出側S1および上方側S3を、餌木50が通過可能な開放状態としているため、餌木50は先端51bが持ち上がっても収容部20に邪魔されることなく、スムーズに移動できる。従って、餌木50を収容部20からスムーズに排出させることができる。
よって、餌木投入補助具10は、セット時に餌木50を確実に保持でき、投入時に確実に、かつスムーズに投入することができる。
また、収容部20は、側壁部22が、奥壁部23の間隔より排出側S1の間隔の方が拡がるように形成されているため、枝糸が餌木投入補助具10の下方ではなく、配列方向F2にずれたとしても、餌木50の先端51bが側壁部22より高い位置まで持ち上がれば、拡がった側壁部22の排出側S1で、餌木50が斜めになりながら、餌木50を収容部20から落下させることができる。従って、餌木50の姿勢が傾斜しても、スムーズに収容部20から排出することができる。
このようにして、餌木投入補助具10を使用していると、塩水に濡れた釣針53が接する第1磁石41は徐々に錆び付いて腐食する。しかし、図1に示すように第1磁石41は第3磁石43を介在させて第2磁石42に吸着している。従って、腐食してしまった第1磁石41を交換すれば、腐食により弱まった磁力を元の状態に戻すことができる。
イカ釣りが終了すると、ロッドホルダーに巻回していたロープ34を解き、図6に示すように、設置用板部30の板状部材31(第1領域A1)と、板状部材32(第2領域A2)とを、向かい合わせにして、重ね合わせる。
板状部材31,32を向かい合わせで重ね合わせた状態のときに、板状部材31に配置された収容部20の間に、板状部材32に配置された収容部20が位置しているため、そのため、板状部材31に並ぶ収容部20と、板状部材32に並ぶ収容部20とが嵩張ることなく、餌木投入補助具10を折り畳むことができる。従って、餌木投入補助具10をコンパクトな状態で持ち運んだり、保管したりすることができる。
板状部材31,32を向かい合わせで重ね合わせた状態のときに、板状部材31に配置された収容部20の間に、板状部材32に配置された収容部20が位置しているため、そのため、板状部材31に並ぶ収容部20と、板状部材32に並ぶ収容部20とが嵩張ることなく、餌木投入補助具10を折り畳むことができる。従って、餌木投入補助具10をコンパクトな状態で持ち運んだり、保管したりすることができる。
また、設置用板部30は、板状部材31と板状部材32とに分割され、紐部材33により連結されているため、板状部材31と板状部材32との折り畳みが容易であると共に、板状部材31と板状部材32とが離ればなれになることが防止できる。
なお、本実施の形態では、設置用板部30が板状部材31と板状部材32とによる2枚の板状部材により形成されているが、第1領域と第2領域とによる二つ折りが容易であれば1枚の板状部材により形成されていてもよい。
また、磁石40は、釣針53に吸着する第1磁石41が奥壁部23に内蔵された第2磁石42に第3磁石43を介在させて吸着しているが、第3磁石43は省略してもよい。
また、収容部20は、底面部21と側壁部22と奥壁部23とにより断面コ字状に形成されているが、餌木の上方側が、餌木が通過可能な開放状態であれば、収容部を円筒状のものとしてもよい。
また、収容部20は、底面部21と側壁部22と奥壁部23とにより断面コ字状に形成されているが、餌木の上方側が、餌木が通過可能な開放状態であれば、収容部を円筒状のものとしてもよい。
更に、餌木50はイカ角やスッテなどとしてもよいし、餌木50に餌を付けた状態で海面に投入してもよい。
本考案の擬餌鉤投入補助具は、道糸に沿って枝糸を繋ぎ、枝糸の先端に擬餌鉤を繋いでイカ釣りをする際に好適である。特に、本考案の擬餌鉤投入補助具は、船縁から船釣する際に最適である。
10 餌木投入補助具
20 収容部
21 底面部
22 側壁部
23 奥壁部
23a 背部
30 設置用板部
31 板状部材
32 板状部材
33 紐部材
34 ロープ
40 磁石
41 第1磁石
42 第2磁石
43 第3磁石
50 餌木
51 本体部
51a 基端
51b 先端
52 接続部
53 釣針
A1 第1領域
A2 第2領域
S1 排出側
S2 奥側
S3 上方側
F1 餌木の長さ方向
F2 配列方向
20 収容部
21 底面部
22 側壁部
23 奥壁部
23a 背部
30 設置用板部
31 板状部材
32 板状部材
33 紐部材
34 ロープ
40 磁石
41 第1磁石
42 第2磁石
43 第3磁石
50 餌木
51 本体部
51a 基端
51b 先端
52 接続部
53 釣針
A1 第1領域
A2 第2領域
S1 排出側
S2 奥側
S3 上方側
F1 餌木の長さ方向
F2 配列方向
Claims (10)
- 釣糸が接続される擬餌鉤の基端を排出側に、釣針が形成された先端を奥側に向けて、前記擬餌鉤が配置される収容部と、前記収容部が並べられた設置用板部とを備え、
前記収容部は、前記釣針を吸着する磁石が奥部に設けられ、前記擬餌鉤の排出側および前記擬餌鉤の上方側が、前記擬餌鉤が通過可能な開放状態に形成された擬餌鉤投入補助具。 - 前記収容部は、前記設置用板部に固定された底面部と、前記底面部の両側部に前記擬餌鉤の長さ方向に沿って立設された側壁部と、前記奥部を形成する奥壁部とにより形成された請求項1記載の擬餌鉤投入補助具。
- 前記側壁部は、前記奥壁部の間隔より前記排出側の間隔の方が拡がった請求項2記載の擬餌鉤投入補助具。
- 前記奥壁部の背部は、前記設置用板部に向かって下る傾斜面に形成された請求項2または3記載の擬餌鉤投入補助具。
- 前記磁石は、少なくとも前記釣針に接する第1磁石と、前記第1磁石を前記奥壁部に固定するための第2の磁石とを備えた請求項2から4のいずれかの項に記載の擬餌鉤投入補助具。
- 前記設置用板部は、おもて面側が起毛部材により形成された請求項1から5のいずれかの項に記載の擬餌鉤投入補助具。
- 前記設置用板部は、裏面側が不透水性部材により形成された請求項1から6のいずれかの項に記載の擬餌鉤投入補助具。
- 前記設置用板部は、裏面側が凹凸面に形成された請求項1から7のいずれかの項に記載の擬餌鉤投入補助具。
- 前記設置用板部は、前記収容部の配列方向に並ぶ第1領域および第2領域を備え、
前記第1領域と前記第2領域とを向かい合わせで重ね合わせた状態のときに、前記第1領域に配置された前記収容部の間に、前記第2領域に配置された前記収容部が位置する請求項1から8のいずれかの項に記載の擬餌鉤投入補助具。 - 前記設置用板部は、前記第1領域および前記第2領域にて分割され、
前記第1領域と前記第2領域とは連結部材により連結された請求項9記載の擬餌鉤投入補助具。
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