JP4730855B1 - 釣り針や餌をくるみ保護する釣り用仕掛け - Google Patents
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Abstract
【課題】釣り餌を着水後暫くまで釣り針からの脱落や雑魚による餌取から保護出来る様にした仕掛けを提供する。
【解決手段】布状又はフイルム状の本体11に幹糸の代わりとなる芯材15と枝糸の代わりとなる芯材13aとを設け、芯材13aにハリス留め14を固定し、釣り餌付きの釣り針21をハリス留め14に留め、本体を丸めて縦長の筒状にするとともに、丸めた本体を着水後暫くまで広がらないように纏めておく水溶性素材でできたボルトを挿入することでロックすることで、入水後暫くまでその内側に釣り針21と釣り餌を包み込み、餌の脱落や雑魚による餌取を防ぐ。
【選択図】図1a
【解決手段】布状又はフイルム状の本体11に幹糸の代わりとなる芯材15と枝糸の代わりとなる芯材13aとを設け、芯材13aにハリス留め14を固定し、釣り餌付きの釣り針21をハリス留め14に留め、本体を丸めて縦長の筒状にするとともに、丸めた本体を着水後暫くまで広がらないように纏めておく水溶性素材でできたボルトを挿入することでロックすることで、入水後暫くまでその内側に釣り針21と釣り餌を包み込み、餌の脱落や雑魚による餌取を防ぐ。
【選択図】図1a
Description
本発明は、釣り用仕掛けに関するものである。
従来、投げ釣りや磯釣りにおいては、柔らかい釣り餌が投げ始めや空中飛行中及び水面突入時において釣り針から脱落することがある為に、脱落し難い限定された釣り餌を使用せざるを得ず、かつ水面からの降下途中で雑魚に釣り餌を取られることも多いのが現状である。
釣り餌を着水後暫くまで釣り針からの脱落や雑魚による餌取から保護出来る様に仕掛けを改善することを課題とする。
本発明の仕掛けは布状又はフイルム状の軟質素材で出来た本体11をまるめて縦長の筒状にして、それを一時的に施錠することで、着水後暫くまでその内側に釣り針21と釣り餌を包み込み、餌の脱落や雑魚による餌取を防ぐ構造とすることにより問題点を解決している。
本発明によれば、釣り餌を着水後暫くまで釣り針からの脱落や雑魚による餌取から保護出来る仕掛けとなり、更に幹糸を隠そうと透明化したり目立たぬ色にしたり極力細くしたりするのではなく、仕掛け全体を海中浮遊物や海草等に模すことで、その近傍や陰に釣り餌が漂う様な、より自然に近い状況を作り出すことが出来て、新たな釣法として有用である。
まず使用に当たって、布状又はフイルム状の軟質素材で出来た本体11に複数のハリス22を留める場合、ハリス22と釣り餌の付いた釣り針21は本体内部の幹糸の代わりとなり強度を高める為に用いる幹糸の代わりとなる樹状の芯材15に固定された本体表面の本体を補強しロックに繋がる芯材に付けられたハリス留め14に留める。ただし図においては釣り餌を表示していない。尚、ハリスの数が少ない場合や強度をあまり必要としない場合は幹糸の代わりとなる樹状の芯材15は樹状でなくても良く、布状又はフイルム状の軟質素材で出来た本体11のみで幹糸の代わりとなる樹状の芯材15そのものが無くても良い。
次に着水後暫くまで筒状態を維持するために、本体11または12を図4aまたは図4bに見る様にまるめて縦長の筒状にして、本体11または12を補強しロックに繋がる芯材13aの所々に錠の様な留め具を設けて施錠する。
また、図2bの様に、本体を補強しロックに繋がる芯材13aの更に外側にも布状又はフイルム状の軟質素材を広げて出来る海草等に模した本体12を巻止める場合は、一番外側のフィルム状軟質素材を図4bの様に釣り餌付きの釣り針21と共に内側に巻き込んでから施錠する。ただし図には釣り餌を表示していない。
本発明の仕掛けを巻いて施錠した後に釣り竿で投げると図3aから図3cに見るような状態で空中を飛行後に着水して水没するとロックが解錠され、本体を補強しロックに繋がる芯材を展開させる為の弾性を有する芯材13bにより図1aから図2dの様に展開する事で餌の脱落や雑魚による餌取を防ぐ釣りができる。
図1−1や図1−2と図2に見るように、この仕掛けには縦長の布状又はフイルム状の本体の長手方向の中心線上の内部に十分な引っ張り強度を持つ芯材で作られる幹糸部分を作り、この幹糸部分から更に、通常の仕掛けのハリスのように、幹糸部分と同じか同様な芯材で作られる枝糸部分を作ることで幹糸の代わりとなる樹状の芯材15として、その先端の本体を補強しロックに繋がる芯材13aにハリス留めを設ける。
このハリス留めは、布状又はフイルム状の本体の長手方向の中心線の右側或いは左側のどちらかに縦一列に本体を補強しロックに繋がる芯材の上に並ぶように、フイルム状の本体の表と裏に設ける。
また、この仕掛け全体を巻止めるためのロックのストライク相当部品36p及びストライクボックス相当部品36qは布状又はフイルム状の本体の長手方向の中心線と平行にハリス留めの位置に設けた本体を補強しロックに繋がる芯材13aの上に1つ以上設ける。
更に、ロックのフロント相当部品36nは先の中心線と平行にハリス留めの位置に設けた本体を補強しロックに繋がる芯材13aの更に外側に設けた本体を補強しロックに繋がる芯材13aの上に先のロックのストライク相当部品36p及びストライクボックス相当部品36qと対応する位置に設ける。
即ち、縦に間を空けて並ぶ2つの環であるロックのストライク相当部品36pとロックのストライクボックス相当部品36qの間に別の1つの環であるロックのフロント相当部品36nを挿入してなる構造のロックとなる。
そして、そのロックの中心の穴にロックを固定する為の図5に見るような水溶性素材でできたボルト36kを挿入してロックを施錠する構造とする。
尚、図2に見るように、本体を海草等に模したものにおいては最も外側に設けた本体を補強しロックに繋がる芯材13aの更に外側に布状又はフイルム状の軟質素材で出来た海草等に模した本体12を延長拡大する部分を設けて海草等に模した形状とする。
布状又はフイルム状の本体を巻くには左右部分毎に釣り針を、海草などに模した場合はその最も外側の部分も内側に巻き込むようにして施錠する。
巻き込んだらロックに水溶性ピンを刺してロックを施錠することで釣り用仕掛けの投入準備が完了する。
釣り用仕掛けを水中に投入すると、ロックの水溶性素材でできたボルト36kが溶けてロックは解錠され図1aから図2dの様に釣り用仕掛けが展開する。
同様に、この釣り用仕掛けを、図1bに見るような道糸がこの釣り用仕掛けの上部に繋がり主たる重り24cがこの釣り用仕掛けの下部に繋がる、直列配列にする場合は水溶性素材でできたボルト36kを用いるロックの代わりに図6aに見る様な時限ロック用粘弾性管47を用いた時限ロック装置40を用いる事が出来る。
この場合は、図6bの下向きの矢印の方向に時限ロックのスイッチボルト46gを押し込み、時限ロックのボルト46kを押し下げて時限ロック用粘弾性管47が潰されることで時限ロックのストライク相当部品48pと時限ロックのストライクボックス相当部品48qの間に時限ロックのフロント相当部品48nを固定して施錠する。
この時、本体を補強しロックに繋がる芯材13aは本体を補強しロックに繋がる芯材に繋いだ、時限ロックのスイッチボルト抜け防止ストッパ47jと時限ロックのスイッチボルト環頭を本体を補強しロックに繋がる芯材に繋ぐ環状部品48tとの間で撓んだ状態になる。
次に、図6cに見るように投入動作により幹糸の代わりとなる樹状の芯材15に繋がる本体を補強しロックに繋がる芯材13aが引っ張られ、本体を補強しロックに繋がる芯材に繋ぐ環状部品48tが時限ロックのスイッチボルト環頭46hを上向きの矢印の方向に引き戻し、撓んだ状態の本体を補強しロックに繋がる芯材13aが伸びる事で時限ロック用粘弾性管47が図6bの縮んだ状態から、着水後に釣り餌を守るに必要な時間をかけて伸びた元の状態に戻ることで、時限ロックのボルト46kが押し戻され、本体を補強しロックに繋がる芯材を展開させる為の弾性を有する芯材13bにより時限ロックのストライク相当部品48pと時限ロックのストライクボックス相当部品48qの間から、図中の横向きの矢印の方向に時限ロックのフロント相当部品48nが離れてロックが解錠され、図1aから図2dの様に釣り用仕掛けが展開する。
以上説明した様に、本発明は釣り餌を着水後暫くまで釣り針からの脱落や雑魚による餌取から保護出来る釣り用仕掛けとして有用である。
11 布状又はフイルム状の軟質素材で出来た本体
12 布状又はフイルム状の軟質素材で出来た海草等に模した本体
13a 本体を補強しロックに繋がる芯材
13b 本体を補強しロックに繋がる芯材を展開させる為の弾性を有する芯材
14 本体を補強しロックに繋がる芯材に付けられたハリス留め
15 幹糸の代わりとなる樹状の芯材
21 釣り針
22 ハリス
23 道糸
24c 主たる重り
24d 小型の補助的重り
24e 主たる浮き
24f 小型の補助的浮き
25 水面
36k ロックの水溶性素材でできたボルト
36n 36pと36qのストライク相当部品とストライクボックス相当部品の間に差し入れる形で使用する1つの環でなるロックのフロント相当部品
36p 縦に間を空けて並ぶ2つの環でなるロックのストライク相当部品
36q 縦に間を空けて並ぶ2つの環でなるロックのストライクボックス相当部品
40 時限ロック装置
46g 時限ロックのスイッチボルト
46h 時限ロックのスイッチボルト環頭
46i 時限ロックの時限起動用スイッチボルトストッパ
46j 時限ロックのスイッチボルト抜け防止兼粘弾性管用ストッパ
46k 時限ロックのボルト
46m 時限ロックのボルトストッパ
47 時限ロック用粘弾性管
47i 本体を補強しロックに繋がる芯材に繋いだ、時限ロックの時限起動用スイッチボルトストッパのケース
47j 本体を補強しロックに繋がる芯材に繋いだ、時限ロックのスイッチボルト抜け防止ストッパ
48n 時限ロックのフロント相当部品
48p 時限ロックのストライク相当部品
48q 時限ロックのストライクボックス相当部品
48r 時限ロックのスイッチボルト受け管形部品
48s 時限ロックのスイッチボルト抜け防止管形部品
48t 時限ロックのスイッチボルト環頭を本体を補強しロックに繋がる芯材に繋ぐ環状部品
12 布状又はフイルム状の軟質素材で出来た海草等に模した本体
13a 本体を補強しロックに繋がる芯材
13b 本体を補強しロックに繋がる芯材を展開させる為の弾性を有する芯材
14 本体を補強しロックに繋がる芯材に付けられたハリス留め
15 幹糸の代わりとなる樹状の芯材
21 釣り針
22 ハリス
23 道糸
24c 主たる重り
24d 小型の補助的重り
24e 主たる浮き
24f 小型の補助的浮き
25 水面
36k ロックの水溶性素材でできたボルト
36n 36pと36qのストライク相当部品とストライクボックス相当部品の間に差し入れる形で使用する1つの環でなるロックのフロント相当部品
36p 縦に間を空けて並ぶ2つの環でなるロックのストライク相当部品
36q 縦に間を空けて並ぶ2つの環でなるロックのストライクボックス相当部品
40 時限ロック装置
46g 時限ロックのスイッチボルト
46h 時限ロックのスイッチボルト環頭
46i 時限ロックの時限起動用スイッチボルトストッパ
46j 時限ロックのスイッチボルト抜け防止兼粘弾性管用ストッパ
46k 時限ロックのボルト
46m 時限ロックのボルトストッパ
47 時限ロック用粘弾性管
47i 本体を補強しロックに繋がる芯材に繋いだ、時限ロックの時限起動用スイッチボルトストッパのケース
47j 本体を補強しロックに繋がる芯材に繋いだ、時限ロックのスイッチボルト抜け防止ストッパ
48n 時限ロックのフロント相当部品
48p 時限ロックのストライク相当部品
48q 時限ロックのストライクボックス相当部品
48r 時限ロックのスイッチボルト受け管形部品
48s 時限ロックのスイッチボルト抜け防止管形部品
48t 時限ロックのスイッチボルト環頭を本体を補強しロックに繋がる芯材に繋ぐ環状部品
Claims (2)
- 樹枝状の幹糸を布状又はフイルム状の本体内に持ち、その樹枝状の幹糸に繋がる複数のハリス留めを布状又はフイルム状の本体の両面のそれぞれの左側に或いはそれぞれの右側に持ち、かつ樹枝状の幹糸に繋がると共にロック装置に繋がる布状又はフイルム状の本体に縦方向(長手方向)に設けた芯材、およびこの芯材に繋がりフイルム状の本体を広げる為の弾性を有する糸状または紐状または細い棒状の芯材を持つ構造を有するひとつ以上のハリスと釣り針を付けることのできる投げ釣り等で使う釣り用仕掛け本体において、前記ロック装置は、丸めた布状又はフイルム状の仕掛け本体を着水後暫くまで広がらないように纏めておく時限解除機能のあるロックであって、着水後、閂構造のロックを固定している閂となる水溶性ボルトが時間をかけて徐々に溶けて解錠される構造のロック、或いは釣り竿での投入動作による張力によって閂となるボルトを施錠しているピンを外し、閂となるボルトにより押しつぶされていた粘弾性体が元の形に戻る事により閂となるボルトが時間をかけて徐々に押し戻されて、閂となるボルトが抜ける事により解錠されるロックであることを特徴とする釣り用仕掛け。
- 請求項1に記載の釣り用仕掛けにおいて、布状又はフイルム状の本体をまるめて縦長の筒状にして内側に釣り針と釣り餌を包み込み、本体形状を海草に模して小エビや小動物が隠れている様に模すことが出来るものであり、幹糸部分を含む仕掛けそのものを海草に似せた擬似海草仕掛けである釣り用仕掛け。
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JP4900864B1 (ja) * | 2011-08-02 | 2012-03-21 | 清 野口 | 釣り針や餌をくるみ保護する釣り用仕掛け |
CN109526900A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-03-29 | 应昊霖 | 一种利用水溶性材料稳定弹射钓鱼方法 |
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2010
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