JP3206980U - 配管部材 - Google Patents

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末廣 篤夫
篤夫 末廣
善友 浦川
善友 浦川
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浩一 谷口
孝二 中村
孝二 中村
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株式会社興和工業所
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Abstract

【課題】金属管の内周面に錆びが発生することを防ぐとともに内周面の滑りを良くした配管部材を提供する。【解決手段】配管部材10は、金属管11と、金属管11の内周面側に設けられ樹脂コーティング層によって構成された内層13と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案の実施形態は、配管部材に関する。
例えば土木工事や建築工事においては、作業中に発生した汚泥を含んだ泥水等を作業現場から排出するため、鋼管等の金属管が用いられている。しかし、従来構成の金属管は、外周面については耐食性や耐摩耗性等を考慮して被膜等を形成したものがあったが、内周面については何ら考慮されていなかった。そのため、例えば金属管の内周面に錆びが発生すると、その錆びによって内周面が荒れて摩擦係数が増大する。すると、内周面の滑りが悪くなり、その結果、内部に汚泥が堆積し易くなって、更にはその錆びの発生した部分に汚泥が固着してしまう。
そして、金属管の内部に汚泥が堆積すると、汚泥を含んだ泥水等を円滑に排出できなくなる。この場合、金属管の内部を清掃して堆積した汚泥を取り除く必要があるが、清掃をしている間は工事作業が滞ることになる。そのため、汚泥の堆積を防ぐために、使用後は常に金属管の内部を清掃しなければならない。これらの結果、従来構成では、金属管の清掃作業に大変な手間や時間を要していた。
特開2003−166078号公報
そこで、金属管の内周面に錆びが発生することを防ぐとともに内周面の滑りを良くした配管部材を提供する。
実施形態の配管部材は、金属管と、前記金属管の内周面側に設けられ樹脂コーティング層によって構成された内層と、を備える。
第1実施形態による配管部材の構成を概念的に示す断面図 第2実施形態による配管部材の構成を概念的に示す断面図
以下、複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態について、図1を参照して説明する。
図1に示す配管部材10は、金属管11と、外層12と、内層13と、を備えている。なお、図1において、金属管11、外層12、及び内層13の各厚み寸法は、説明を容易にするために実際の構成よりも極端に誇張して描いている。すなわち、図1に描かれた金属管11、外層12、及び内層13の各厚み寸法の比率は、実際の構成とは異なる。
金属管11は、配管部材10の主体となるものであり、例えば内径50mm〜250mm程度の鋼管で構成されている。また、金属管11の長さ寸法は、例えば6m程度である。なお、金属管11の内径や長さ寸法は、上記したものに限定されない。また、金属管11は、鋼管に限られない。
外層12は、金属管11の外周面に設けられており、溶融亜鉛めっき層又は溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層で構成されている。外層12は、金属管11に、いわゆるドブ付けめっき処理を施すことによって形成される。すなわち、溶融した亜鉛浴又は亜鉛アルミニウムマグネシウム合金浴内に、金属管11を浸けることで、金属管11の外周面に亜鉛皮膜又は亜鉛亜アルミニウムマグネシウム合金被膜を形成する。
なお、溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっきは、高耐食性溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき又はSGめっきとも称する。この場合、溶融亜鉛めっき層は、耐食性や耐摩耗性、及び防錆性に優れている。そして、溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層は、溶融亜鉛めっき層に比べて、更に耐摩耗性や防錆性に優れている。
内層13は、金属管11の内周面側に設けられた樹脂コーティング層である。この場合、内層13は、金属管11の内周面に直接設けられている。内層13の樹脂コーティング層を形成する樹脂材料は、例えばナイロン、ポリエチレン、エポキシ樹脂、フッ素樹脂等がある。これらの樹脂材料は、防錆性や耐摩耗性に優れている。またこれらの樹脂材料で構成された内層13は、金属管11の内周面に比べて、つまり金属管11の内周面に何らのコーティング処理が施されていない状態に比べて、摩擦が小さく滑りやすい。
本実施形態の場合、コーティング処理のし易さ、経済性、耐摩耗性、防錆性、及び摩擦係数等を総合考慮して、内層13の樹脂材料にはナイロンを採用している。すなわち、本実施形態の場合、内層13は、ナイロンコーティング層によって構成されている。内層13は、例えば外層12が形成された金属管11を加熱した状態で、その金属管11の内部に紛体状の樹脂材料を吹き込むことで形成される。
本実施形態の場合、金属管11の厚み寸法は、約1.5mm〜2.5mm程度である。これに対し、外層12の厚み寸法は、約40μm〜70μm程度である。また、内層13の厚み寸法は、約400μm〜1000μm程度である。
この構成によれば、配管部材10は、金属管11の内周面側に内層13を備えている。内層13は、樹脂コーティング層によって構成されていることから、錆びの発生を防ぐことができるとともに、摩擦が小さくて滑りが良い。これにより、配管部材10は、金属管11の内周面に錆びが発生することを防ぐことができ、また、内周面の滑りを良くすることができる。その結果、配管部材10の内部に物体を通しやすくなる。
そして、この構成によれば、例えば配管部材10を工事現場等における汚泥の排出用に使用した場合においても、汚泥が配管部材10の内部に堆積したり配管部材10の内周面に固着したりすることを抑制することができ、その結果、配管部材10の内部に堆積した汚泥を除去するための清掃作業や清掃時間を軽減することができる。
この場合、例えば金属管11の内周面及び外周面に塗装を施すことも考えられる。しかしながら、一般に、樹脂コーティング層は、塗装面よりも、摩擦が小さくまた耐久性に優れている。そのため、本実施形態の構成によれば、金属管11の内周面に塗装を施したものに比べて、内層13側の摩擦を小さくすることができため、汚泥を含んだ泥水を流れ易くすることができる。また、一般に、融亜鉛めっき層又は溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層は、塗装面よりも耐久性に優れている。そのため、本実施形態によれば、金属管11の外周面に塗装を施したものに比べて、外層12側の耐久性を高くすることができる。
更に、この場合、配管部材10は、上述したように、配管部材10の内周面の摩擦が小さく、また、汚泥の堆積が防がれるため、内層13を備えていない従来の金属配管に比べて、汚泥を含んだ泥水等の流れをより円滑にすることができる。したがって、内層13を備えていない従来の金属配管に比べて、配管部材10の内径を小さくしても、従来の金属配管と同程度の泥水を流すことができ、その結果、配管部材10を全体として軽量化することができる。
更には、内層13によって、配管部材10の内周面側の耐摩耗性が良くなって耐久性が向上するため、配管部材10の耐久年数を長期間化することができる。その結果、多数の工事現場等において再利用が可能となり、資源の有効活用にも貢献できる。
また、外層12によって、配管部材10の外周面側が保護されているため、耐久性を更に向上させることができるとともに、搬送時の梱包が不要となり、ゴミの削減にも貢献することができる。
また、内層13は、ナイロンコーティング層によって構成されている。ナイロンは、コーティング処理がし易く、また、ポリエチレン、エポキシ樹脂、フッ素樹脂等の他の樹脂材料に比べて価格が廉価で経済性に優れている。そのため、内層13をナイロンコーティング層とすることで、金属管11の内周面に樹脂コーティング層を設けたことによる配管部材10製造コストの増大を極力抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図2を参照して説明する。
第2実施形態の配管部材20は、金属管11と外層12と内層13とに加えて、中間層21を更に備えている。なお、図2においても、金属管11、外層12、内層13、及び中間層21の厚み寸法は、説明を容易にするために実際の構成よりも極端に誇張して描いている。すなわち、図2に描かれた金属管11、外層12、内層13、及び中間層21の各厚み寸法の比率は、実際の構成とは異なる。
中間層21は、金属管11の内周面と内層13との間に設けられており、溶融亜鉛めっき層又は溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層で構成されている。中間層21の特性や処理方法は、外層12と同様である。
すなわち、まず、金属管11に、いわゆるドブ付けめっき処理によって外層12及び中間層21を形成する。その後、外層12及び中間層21が設けられた金属管11を加熱状態にし、紛体状の樹脂材料を吹き込むことで、内層13を形成する。この場合、中間層21の厚み寸法も、外層12と同様に、約40μm〜70μm程度である。
ここで、溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層は、溶融亜鉛めっき層に比べて、樹脂コーティング層との密着性が良い。そのため、中間層21と内層13との密着性を考慮すると、中間層21は、溶融亜鉛めっき層よりも、溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層の方が好ましい。
この第2実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
更に、第2実施形態の配管部材20は、中間層21を更に備えていることから、配管部材20の内周面に錆びが生じることを更に効果的に防止することできるとともに、内周面の耐食性や耐摩耗性を更に向上させることができる。その結果、配管部材20の耐久性を更に向上させることができる。
なお、本考案は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な拡張、変更が可能である。
例えば上記各実施形態では、配管部材10、20の適用例として、土木工事や建築工事における泥水等の排水用を例にあげたが、配管部材10の用途は上述したものに限られない。配管部材10、20は、内部に何らかの粘性流体や固形物を通すものに適用する場合に、その効果を十分に発揮することができる。例えば、配管部材10、20は、内部に電気配線等を通すための配管に使用することもできる。
図面中、10、20は配管部材、11は金属管、12は外層、13は内層、21は中間層、を示す。

Claims (4)

  1. 金属管と、
    前記金属管の内周面側に設けられ樹脂コーティング層によって構成された内層と、
    を備える配管部材。
  2. 前記内層は、ナイロンコーティング層によって構成されている、
    請求項1に記載の配管部材。
  3. 前記金属管の外周面に設けられ溶融亜鉛めっき層又は溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層で構成された外層を更に備える、
    請求項1又は2に記載の配管部材。
  4. 前記金属管の内周面と前記内層との間に設けられ溶融亜鉛めっき層又は溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層で構成された中間層を更に備える、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の配管部材。
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